JPH07250125A - デ−タ伝送装置 - Google Patents

デ−タ伝送装置

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Publication number
JPH07250125A
JPH07250125A JP6042118A JP4211894A JPH07250125A JP H07250125 A JPH07250125 A JP H07250125A JP 6042118 A JP6042118 A JP 6042118A JP 4211894 A JP4211894 A JP 4211894A JP H07250125 A JPH07250125 A JP H07250125A
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JP
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management table
data transmission
communication
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Application number
JP6042118A
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English (en)
Inventor
Yoshio Koyama
良雄 小山
Hideyuki Kato
秀之 加藤
Hisashige Muto
寿成 武藤
Kazuhiro Watanabe
一弘 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
Application filed by N T T DATA TSUSHIN KK, NTT Data Communications Systems Corp filed Critical N T T DATA TSUSHIN KK
Priority to JP6042118A priority Critical patent/JPH07250125A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物理回線にとらわれずに複数相手との接続形
態を採ることが可能で、故障時における正常回線の選択
が容易なデータ伝送装置を提供する。 【構成】 業務処理部110、通信相手との通信路を制
御する中間処理制御部120、OSI−TPのプロトコ
ルに従い伝送データの送受信を行うOSIプロトコル制
御部140、管理テーブル130を備える。管理テーブ
ル130は、全プールに対する通信相手の管理を行う通
信相手管理テーブル131、各プールにおける通信路の
管理を行うプール管理テーブル132、各通信路の状態
を管理するAS管理テーブル133を備える。中間処理
制御部120は、通信相手管理テーブル131、プール
管理テーブル132、AS管理テーブル133を順次検
索して送出側の通信路を決定する。また、通信相手の受
信においては、受信側の通信路の状態管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OSI−TP(Open S
ystems Interconnection - Transaction Program:開放
型システム間相互接続の応用層)のプロトコルを使用す
るデータ伝送装置に関し、特に、通信相手装置との間の
通信路管理制御手法を改善したデータ伝送装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】予め通信路を確立してからデータ伝送を
行うデータ伝送装置として、例えば特開平5−2522
28号公報に記載されたものが知られている。このデー
タ伝送装置は、業務プログラムを実行する業務プログラ
ム部と、通信相手装置と通信するプロトコルを処理する
通信プロトコル制御部と、上記業務プログラム部と上記
通信相手装置との間の通信路に関する管理データを格納
する通信路管理テーブルと、業務プログラム部の要求に
応じて通信管理テーブルを検索して業務プログラム部と
その通信相手装置との通信路の確立を確認し、確立され
ていなければ通信に先立って通信路を確立する通信路管
理部とを備えて構成される。
【0003】この装置によれば、通信路管理部によって
自動的に通信路の確立/開放が行われるから、業務プロ
グラム上での上記確立/解放機能に関する記述が不要と
なり、そのサイズを比較的小さく抑えることができる利
点がある。また、上記公報には、優先度の高い用途に固
定的に通信路が割り当てられ、しかも、通信路の不足が
生じたときは、利用状況の低い、あるいは長時間使用さ
れていない通信路を解放して新たな通信路として割当可
能にすることで、通信路の確立/解放によるオーバーヘ
ッドを防止し得る旨も記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のデータ伝送装置における通信路は、物理回線とプ
ロトコル、論理パスが括り付けの接続形態であるため、
上述のように通信路管理部を設けても業務プログラム部
の側で常に物理回線を意識する必要があった。そのた
め、多数の回線を用いた接続形態をとった場合や通信異
常時の迂回などの際には、通信路の切替制御や通信異常
発生時の迂回制御が困難な場合があり、また、通信相手
装置数や接続形態の変更にも柔軟に対応できない問題が
あった。
【0005】また、従来のデータ伝送装置では、通信路
管理テーブルに格納される管理データは、当該データ伝
送装置が提供し得る最大数の通信路の偶数分のレコード
であり、しかも各レコードは固定的に1本の通信路に対
応したものなので、通信路数が増大したときは、その管
理データ自体の管理が困難となる問題もあった。更に、
通信路の利用頻度や利用の履歴を監視するための特別な
処理部を必要とする問題もあった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、従来確立さ
れていなかったOSI−TPプロトコルを使用した通信
形態、即ち、アソシエーション及び論理パス使用形態を
確立してアソシエーションの切替制御や通信異常時の迂
回制御を容易にするデータ伝送装置を提供することを目
的とする。本発明は、また、各アソシエーションを効率
的に管理し得るとともに、通信異常時及び回復時におい
ても当該アソシエーションの状態把握が容易となり、且
つ運用停止を回避し得る構成のデータ伝送装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送装置
は、通信相手装置との間でデータ伝送に先立って通信路
の確立を行うデータ伝送装置において、前記通信相手装
置との間に存する複数のアソシエーション(以下、AS
と称する)の構成情報を階層的に格納する管理テーブル
と、前記構成情報を検索して一のASを特定し、このA
Sと前記通信相手装置に対応するパスとを論理的にマッ
ピングすることで確立対象となる通信路を決定する中間
処理制御部と、確立された通信路との間でOSI−TP
のプロトコルで通信制御を行うOSIプロトコル制御手
段とを有することを特徴とする。
【0008】上記構成において、管理テーブルは、例え
ば自装置と通信相手装置との間の全プールの構成情報を
格納する通信相手管理テーブルと、各プールにおいて使
用可能なAS数を格納するプール管理テーブルと、各A
Sの状態管理情報を格納するAS管理テーブルとから成
り、これらテーブルにより複数のASを階層的に管理す
る。
【0009】また、前記中間処理制御部は、例えば以下
の処理を行う。データ送信に際しては、例えば業務処理
部からの前記パスの受信を契機に前記通信相手管理テー
ブルを検索して該パスに対応する通信相手装置を選択
し、プール管理テーブルを検索して前記選択された通信
相手装置に対応するプールを特定し、更に、AS管理テ
ーブルを検索して前記特定されたプール内のASを特定
し、特定されたASと前記パスとを論理的にマッピング
する。論理的にマッピングした後は、例えば業務処理部
へ受信データを通知し、その後、業務処理部より応答デ
ータが返却された際に、中間処理制御部で管理テーブル
を検索し、受信時にマッピングされたASを使用して通
信相手にデータを返却する。
【0010】データ受信に際しては、通信相手装置から
の通信路確立依頼の受信を契機に前記AS管理テーブル
を検索して該当のASの使用可否を判定し、使用可能で
あればそのASと自装置の論理パスとをマッピングする
ことで通信路の確立を行なう。また、前記プール経路選
択及びASの特定に際し、次回の通信路確立(データ送
信)に用いるプール及びASを決定し、その旨をそれぞ
れ前記プール管理テーブル及びAS管理テーブルに登録
する。
【0011】また、通信路確立の際に前記AS管理テー
ブルの該当AS状態管理情報を使用中状態にセットし、
通信終了後は前記マッピングを解除して通信路の解放を
行うとともに、当該AS状態管理情報を使用可能状態に
戻す。更に、1乃至全てのASの異常発生時に、前記管
理テーブル内の該当管理情報を異常ASの数に応じて段
階的に異常状態にセットし、該異常回復時には当該管理
情報を回復したASの数に応じて段階的に正常状態に戻
す。
【0012】
【作用】本発明に係るデータ伝送装置では、中間処理制
御部が、データ伝送に先立ち、管理テーブルを検索して
使用可能なASの特定及び業務処理部に対応するパスと
のマッピングを行うので、上位装置は、中間処理制御部
との通信のみで足り、通信相手装置の数、物理回線ある
いはASの数、およびそれぞれの通信可否状態を意識す
る必要がない。しかも、中間処理制御部は、通信路確立
/解放の際、あるいは通信異常発生/回復の際に、該当
する通信相手管理テーブル、プール管理テーブル、AS
管理テーブルなどにより階層化された管理テーブルの構
成情報を随時更新するので、正常状態のプール及び使用
可能なASの特定が容易であり、迂回制御も迅速且つ簡
略なものとなる。
【0013】中間処理制御部は、また、プール又はAS
の特定に際し、次回の通信路確立(データ送信)に用い
るプール又はASを決定してそれぞれ前記プール管理テ
ーブル及びAS管理テーブルに登録するので、特定のA
Sのみが集中的に使用される事態が回避される。
【0014】更に、1乃至全てのASの異常発生時に、
中間処理制御部は、前記管理テーブル内の該当管理情報
を異常ASの数に応じて段階的に異常状態にセットする
とともに、該異常回復時には当該管理情報を回復したA
Sの数に応じて段階的に正常状態に戻すので、異常発生
からその回復までを段階的に管理することができ、使用
可能なASへの迂回が容易になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るデータ伝
送装置の内部構成と回線接続状態を示す図であり、2つ
の通信相手装置(以下、通信相手と略称する)との間で
データ伝送を行う場合の構成例を示してある。なお、便
宜上、各通信相手も本発明のデータ伝送装置であるもの
として説明する。
【0016】図1を参照すると、データ伝送装置100
は、業務処理部110、中間処理制御部120、管理テ
ーブル130、OSIプロトコル制御部(OSIプロト
コル制御手段)140を有している。なお、業務処理部
110は複数であって良い。また、管理テーブル130
は、通信相手管理テーブル131、プール管理テーブル
132、並びにAS管理テーブル133などの複数の階
層化されたテーブルを備えている。
【0017】このデータ伝送装置100は、物理回線2
10及びパケット交換網300を介して他の物理回線2
20、230に連絡され、当該他の物理回線220、2
30は、通信中継装置310、320を介して通信相手
410、420にそれぞれ連絡されている。
【0018】図2は、上記例におけるデータ伝送装置1
00と通信相手410、420との間におけるデータ伝
送の態様図である。なお、図1に示した物理回線22
0,230と図2の物理回線240〜290とはその構
成が異なっているが、図2は、図1の回線状態をより詳
しく説明したものであり、両者は実質的に同じものであ
る。また、図2に示すデータ伝送装置100では、管理
テーブル130は便宜上省略してある。
【0019】図2を参照すると、データ伝送装置100
と通信相手410との間には、物理回線240、25
0、260が配されている。図示のように、物理回線2
40とパケット交換網300を介した物理回線250と
でASプール(X)を構成し、物理回線240とパケッ
ト交換網300を介した物理回線260とでASプール
(Y)を構成している。また、ASプール(X)は、優
先AS(X1)、優先AS(X2)、非優先AS(X
3)、非優先AS(X4)を有し、ASプール(Y)
は、優先AS(Y1)、優先AS(Y2)、非優先AS
(Y3)、非優先AS(Y4)を有している。ここで、
優先ASとは、データ伝送装置100から見た送信側の
ASを、非優先ASとは、データ伝送装置100から見
た受信側のASを、それぞれ意味する。
【0020】他方、データ伝送装置100と通信相手4
20との間には、物理回線270、280、290が配
されており、物理回線270とパケット交換網300を
介した物理回線280とでASプール(M)、物理回線
270とパケット交換網300を介した物理回線290
とでASプール(N)をそれぞれ構成している。ASプ
ール(M)は、優先AS(M1)、優先AS(M2)、
非優先AS(M3)、非優先AS(M4)を有し、AS
プール(N)は、優先AS(N1)、優先AS(N
2)、非優先AS(N3)、非優先AS(N4)を有し
ている。
【0021】このようなAS構成では、管理テーブル1
30を構成する通信相手管理テーブル131に、通信相
手に対する全てのASプール(X,Y,M,N)及びそ
の構成情報が格納される。また、プール管理テーブル1
32には、使用可能な優先AS数、非優先AS数がプー
ル単位で格納される。AS管理テーブル133は、個々
のAS(X1〜X4,Y1〜Y4,M1〜M4,N1〜
N4)の状態管理情報、が格納される。
【0022】図3は、上記管理テーブル130における
管理情報を図式化したものであり、通信相手410,4
20、ASプール、AS(優先AS、非優先AS)の構
成情報及び状態管理情報が、図示のように(a)〜
(c)の3段階で階層化して格納されている。
【0023】次に、上記構成のデータ伝送装置100の
各部作用を図4〜図17を参照して具体的に説明する。
図4はAS確立/解放の際の各部関係図、図5はデータ
送受信の際の各部関係図、図6は故障(通信障害)発生
/回復の際の各部関係図である。また、図7〜図12、
図13は、中間処理制御部120が担当する制御の流れ
を示すフローチャートであり、図7は優先ASの確立、
図8は非優先ASの確立、図9は優先ASの解放、図1
0は非優先ASの解放、図11はデータ送信、図12は
データ受信、図17は故障発生/回復の場合の例であ
る。図13〜図16は故障発生/回復時の処理概要説明
図である。なお、図7〜図12において、Sは各処理ス
テップを示す。まず、図4及び図7〜図10を参照して
ASの確立とその解放について説明する。
【0024】(優先ASの確立)自装置からのデータ送
信に先立って行われる処理であり、例えば図7に示すよ
うに、中間処理制御部120は、業務処理部110から
の通信路確立依頼の受信を契機に通信相手管理テーブル
131を検索し、該当通信相手が存在するか否かを判定
する(S101)。存在する場合は、プール管理テーブ
ル132を検索して正常状態のプールが存在するか否か
を判定し(S103)、存在する場合は、更に、AS管
理テーブル133を検索して該当のASが確立済か否か
を判定する(S105)。
【0025】該当のASが未確立の場合は、パスとのマ
ッピングを行うことでASを確立し(S107)、AS
管理テーブル133の該当AS状態情報を使用可能状態
にするとともにプール管理テーブル132を仮更新する
(S108)。次いで通信相手に通知を送り、その応答
が正常であれば、AS管理テーブル133及びプール管
理テーブル132を本更新した後(S109)、業務処
理部110に正常結果、即ち通信路確立を通知して(S
110)、一連の処理を終える。
【0026】なお、通信相手が存在しない場合、正常状
態のプールが存在しない場合、AS確立済みの場合は、
それぞれその旨を業務処理部に通知する(S102,S
104,S106)。これにより通信路確立の処理が中
止される。
【0027】(非優先ASの確立)通信相手からのデー
タ受信に先立って行われる処理であり、図8に示すよう
に、中間処理制御部120は、通信相手からのAS確立
通知の受信(S201)を契機に、AS管理テーブル1
33を検索して該当のASが存在するか否かを判定する
(S202)。存在する場合はAS管理テーブル133
を仮更新してAS確立済みにセットする(S204)。
次いで、通信相手に応答を返し(S205)、AS管理
テーブル133の本更新を行った後(S206)、業務
処理部110に正常結果を通知し(S207)、一連の
処理を終了する。なお、該当ASが存在しない場合は、
その旨を通信相手の業務処理部に通知する(S20
3)。これにより通信路確立の処理が中止される。
【0028】(優先ASの解放)自装置からの通信路解
放処理であり、例えば、図9に示すように、中間処理制
御部120は、業務処理部110からの解放依頼の受信
(S301)を契機に通信相手管理テーブル131を検
索して該当の通信相手が存在するか否かを判断し(S3
02)、存在する場合は、プール管理テーブル132を
検索して該当のプールが存在するか否かを判定する(S
304)。存在する場合は、AS管理テーブル133を
検索して該当のASが解放済みか否かを判定する(S3
06)。そしてASが未解放であれば当該ASを解放す
る(S308)。
【0029】次いで、管理テーブルを仮更新し(S30
9)、通信相手に通知するとともにその応答が正常であ
れば本更新する(S310)。その後、業務処理部11
0に正常結果、即ち、AS解放済みを通知して(S31
1)、処理を終える。なお、該当の通信相手が存在しな
い場合、該当のプールが存在しない場合、及びASが解
放済みの場合は、それぞれその旨を業務処理部110に
通知する(S303,S305、S307)。これによ
り通信路解放の処理が中止される。
【0030】(非優先ASの解放)通信相手によるAS
解放処理であり、例えば図10に示すように、中間処理
制御部120は、通信相手からのAS解放が通知された
場合には(S401)、AS管理テーブル133を検索
して該当するASが存在するか否かを判定する(S40
2)。存在する場合にはAS管理テーブル133を仮更
新してAS未確立状態とする(S404)。その後、通
信相手に応答を返し(S405)、AS管理テーブル1
33の本更新を行った後(S406)、業務処理部11
0に正常結果を通知する(S407)。なお、該当AS
が存在しない場合にはその旨を業務処理部110に通知
する(S403)。これにより通信路解放の処理が中止
される。
【0031】(データ送信)次に、図5及び図11を参
照して、データ送信の処理を説明する。この場合は、中
間処理制御部120は、業務処理部110からのデータ
送信依頼の受信(S501)を契機に通信相手管理テー
ブル131を検索し、該当の通信相手が存在するか否か
を判定する(S502)。存在しない場合には、異常結
果を業務処理部110に通知する(S503)。また存
在する場合には、次に送出可能な正常プールが存在する
か否かを確認し(S504)、正常プールが存在しない
場合には異常結果を業務処理部110に通知する(S5
05)。
【0032】存在する場合には、送出対象のプールを決
定し(S506)、更に、送出可能なASが存在するか
否かを判定する(S507)。存在する場合には送出対
象のASを決定する(S509)。送出可能なASが存
在しなければ故障中のASの再確立を試みる(S50
8)。
【0033】送出対象のASが決定された場合は、該当
の通信路が送出可能かどうかを確認する(S510)。
送出可能でなければ故障中かどうかを判定し(S51
1)、故障中でなければ使用中かどうかを判定する(S
512)。故障中又は使用中のとき、使用中でないとき
(他の原因による異常)はその旨を業務処理部110に
通知する(S513)。他方、送出対象のASが送出可
能であればAS管理テーブル133を更新して使用可能
状態にするとともに(S514)、プール管理テーブル
132の更新(使用可能優先AS数の減算)をも行う
(S515)。同時に、プール管理テーブル132に、
次回送出予定のAS番号を設定する。(S516)。こ
のとき、通信相手管理テーブル131に次回使用予定の
プール番号を設定するようにすることもできる。
【0034】次いで、該当ASにデータを送出し(S5
17)、通信相手から送信結果を受信したときは(S5
18)、これを業務処理部110に通知した後(S51
9)、AS管理テーブル133を更新して当該ASを使
用可能状態に戻し(S520)、またプール管理テーブ
ル132を更新して、使用可能優先AS数を加算する
(S521)。
【0035】(データ受信)図12は通信相手からのデ
ータ受信の処理の流れであり、中間処理制御部120
は、通信相手からのデータ通知(S601)を契機に、
その通信相手が存在するか否かを判定し(S602)、
存在しない場合はその旨を業務処理部に通知する(S6
03)。存在する場合には、プール管理テーブル132
を検索して該当ASの範囲か否かを判定する(S60
4)。範囲外であれば異常結果を業務処理部に通知し
(S605)、また範囲内であれば、該当するASを決
定し(S606)、AS管理テーブル132を更新して
使用中状態とする(S607)。同時にプール管理テー
ブル132を更新し、使用可能非優先AS数を減算する
(S608)。
【0036】データ受信が完了したときはそれを業務処
理部110に送出し(S609)、業務処理部110か
らの受信結果通知を通信相手に通知する(S610)。
その後、AS管理テーブル133を更新して使用可能状
態に戻し(S611)、次いでプール管理テーブル13
2を更新して使用可能な非優先AS数を加算する(S6
12)。
【0037】(故障回復処理)次に、図6及び図13〜
図17を参照して、物理回線/通信相手の故障回復処理
について説明する。この物理回線/通信相手の故障発生
時、並びに故障回復後の状態は、故障の度合いによっ
て、部分故障が2段階に、また全面故障が1段階に、そ
れぞれ分類されて制御される。
【0038】即ち、物理回線/通信相手の故障状態並び
に故障回復後の状態は、図13に示したように、全ての
プールとASが正常状態である「正常状態」、優先AS
又は非優先ASが1本だけ故障で残りの優先AS又は非
優先ASで送受信が可能である「第1段階故障」並びに
「第1段階回復」、単プールが故障で残りのプールにお
いて送受信が可能である「第2段階故障」並びに「第2
段階回復」、全プールが故障で送受信が不可能な「第3
段階故障」並びに「第3段階回復」に分類される。
【0039】この場合において、これら3段階の故障状
態は、管理テーブル130上において管理される。即
ち、故障の発生時においては、図14のように、現在の
状態を管理テーブル130を参照して確認し、正常、第
1段階故障、第2段階故障、第3段階故障なのかを振分
ける。次いで、管理テーブル130を、直前の状態に今
回の状態を加えて最新状態に登録(更新)して最新化す
る。これにより、例えば図示したように、正常から第1
段階の故障となったこと、第1段階の故障のまま、第1
段階の故障から第2段階の故障となったこと、第2段階
の故障のまま、第2段階の故障から第3段階の故障とな
ったこと、あるいは第3段階の故障のまま、などといっ
た状態の推移が行われる。
【0040】また、故障が発生したASに対しては、後
述する故障回復処理が行われる。そしてこの処理の結
果、正常が確認された時には、図15に示した故障回復
時の処理が行われる。この処理は、管理テーブル130
を参照して現在の状態を確認して正常、第3段階回復、
第2段階回復、第1段階回復に振分け処理されるるとと
もに、この故障状態に応じて管理テーブル130の最新
化が上述の場合と同様に行われ、現在の故障状態を最新
の状態に推移を移行させ、回復したASを使用可能状態
とする。
【0041】次に、上述の故障回復処理について説明す
る。この故障回復処理は、プール内の優先AS故障時の
回復処理と、プール内の非優先AS故障時の回復処理に
分けられる。プール内の優先AS故障時の回復処理は、
図16に示したように、自装置100の中間処理制御部
120によって行われるもので、OSIプロトコル制御
部140と通信相手500のOSIプロトコル制御部5
40との間における通信路(AS)を確認する第1段階
の回復処理と、通信相手500の業務処理部510を確
認する第2段階の回復処理との2段階方式で行われる。
この場合における具体的な処理を図17により説明す
る。
【0042】即ち、優先ASの故障が発生した場合(S
701)には、管理テーブル130内の該当ASの状態
管理情報を第1段階故障から第3段階故障のいずれかの
状態に更新する(S702)。次いで、故障回復処理が
行われる。この故障回復処理は、まず第1段階としてO
SIプロトコル上のAS確認を行い、故障中のASに対
して一定間隔でASの再確立を試みる(S703)。そ
して再確立されたときは、第2段階としてこの確立され
たASに対してテストコール電文を送出し、通信相手の
業務プログラム等の確認を行う(S704)。更に、管
理テーブル130における上記第3段階回復から第1段
階回復の状態の更新を行い(S705)、故障回復処理
を実行して(S706)処理を終える。
【0043】プール内の非優先AS故障時の回復処理に
ついては、通信相手における優先AS故障時の回復処理
として、上記と同様の手順により行われる。
【0044】このように、本実施例によれば、OSI−
TPプロトコルを使用した通信形態、(AS、パス使用
形態)が確立される。また、複数のASを通信相手毎に
プール管理しているので、データ伝送の際のASの選択
や故障時/回復時の状態制御を論理的に行うことがで
き、しかも、通信相手の数やAS数が増えてもこれに柔
軟に対応することができる。また、AS確立の度に次回
送出予定のAS番号やプール番号を設定するようにした
ので、特定のASのみが特定される事態が回避され、資
源の有効利用を図ることができる。
【0045】更にAS確立、データ送受信、AS解放の
処理制御は中間処理制御部120が行うので、業務処理
部110はプロトコル、パス、送出AS等を全く意識せ
ずに送出依頼を行い、更に通信を行うことが可能にな
る。
【0046】なお、本実施例では、自装置100と通信
相手とが同一のデータ伝送装置であることを前提に説明
したが、通信相手は必ずしも自装置100と同一のもの
でなくとも良く、また、その数も任意であって良い。ま
た、管理テーブル130は3つの管理テーブル131〜
133を用いて3段階に階層化した例を示したが、階層
の深さは任意であって良い。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来確立されていなかったOSI−TPプロ
トコルを使用した通信形態、即ち、AS及び論理パス使
用形態を確立して通信路の切替制御や通信異常時の迂回
制御を容易にするデータ伝送装
【0048】置を提供することができる。このデータ伝
送装置は、各ASを通信相手単位にプール管理する構成
なので、個々のASを効率的に管理し得るとともに、通
信異常発生及びその回復時においても当該ASの状態把
握が容易となる効果がある。更に、通信路確立の度に次
回使用予定のプールやASを決定していくので、資源の
均一利用を簡易な処理にて実現することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るデータ伝送装置の内部
構成と回線接続構成を示す図。
【図2】本実施例のデータ伝送装置と通信相手との間の
通信路の説明図。
【図3】本実施例による階層化された管理テーブルの構
造説明図。
【図4】本実施例における通信路の設定/解放処理の概
念説明図。
【図5】本実施例におけるデータ送受信処理の概念説明
図。
【図6】本実施例における故障回復処理の概念説明図。
【図7】本実施例における優先ASの確立処理の流れを
示すフローチャート。
【図8】本実施例における非優先ASの確立処理の流れ
を示すフローチャート。
【図9】本実施例における優先ASの解放処理の流れを
示すフローチャート。
【図10】本実施例における非優先ASの解放処理の流
れを示すフローチャート。
【図11】本実施例におけるデータ送信処理の流れを示
すフローチャート。
【図12】本実施例におけるデータ受信処理の流れを示
すフローチャート。
【図13】本実施例における故障回復処理の段階推移を
示す説明図。
【図14】本実施例における故障処理の概要を示す説明
図。
【図15】本実施例における故障回復処理の概要を示す
説明図。
【図16】本実施例における優先AS故障時の回復制御
手順を示す概念説明図。
【図17】本実施例における故障回復処理の流れを示す
フローチャート。
【符号の説明】
100 データ伝送装置 110 業務処理部 120 中間処理制御部 130 管理テーブル 131 通信相手管理テーブル 132 プール管理テーブル 133 AS管理テーブル 140 OSIプロトコル制御部 210〜290 物理回線 410、420 通信相手(通信相手装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一弘 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 エヌ・ ティ・ティ・データ通信株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手装置との間でデータ伝送に先立
    って通信路の確立を行うデータ伝送装置において、前記
    通信相手装置との間に存する複数のアソシエーションの
    構成情報を階層的に格納する管理テーブルと、前記構成
    情報を検索して一のアソシエーションを特定し、このア
    ソシエーションと前記通信相手装置に対応するパスとを
    論理的にマッピングすることで確立対象となる通信路を
    決定する中間処理制御部と、確立された通信路との間で
    OSI−TPのプロトコルで通信制御を行うOSIプロ
    トコル制御手段とを有することを特徴とするデータ伝送
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ伝送装置におい
    て、前記管理テーブルは、自装置と前記通信相手装置と
    の間の全プールの構成情報を格納する通信相手管理テー
    ブルと、各プールにおいて使用可能なアソシエーション
    数を格納するプール管理テーブルと、各アソシエーショ
    ンの状態管理情報を格納するアソシエーション管理テー
    ブルとから成り、前記中間処理制御部は、前記パスの受
    信を契機に前記通信相手管理テーブルを検索して該パス
    に対応する通信相手装置を選択するとともに前記プール
    管理テーブルを検索して前記選択された通信相手装置に
    対応するプールを特定し、更に、前記アソシエーション
    管理テーブルを検索して前記特定されたプールから一つ
    のアソシエーションを特定し、この特定されたアソシエ
    ーションと前記パスとを論理的にマッピングすることを
    特徴とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ伝送装置におい
    て、前記中間処理制御部は、更に、通信相手装置からの
    通信路確立依頼の受信を契機に前記アソシエーション管
    理テーブルを検索して該当のアソシエーションの使用可
    否を判定し、使用可能であればそのアソシエーションと
    自装置のパスとを論理的にマッピングすることを特徴と
    するデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ伝送装置におい
    て、前記中間処理制御部は、前記プール及びアソシエー
    ションの特定に際し、次回の通信路確立に用いるプール
    又はアソシエーションを決定してその旨を前記プール管
    理テーブル及びアソシエーション管理テーブルに登録す
    ることを特徴とするデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載のデータ伝送装置に
    おいて、前記中間処理制御部は、通信路確立の際に前記
    アソシエーション管理テーブルの該当アソシエーション
    状態管理情報を使用中状態にセットし、通信完了後は前
    記マッピングを解除して通信路の解放を行うとともに、
    当該アソシエーション状態管理情報を使用可能状態に戻
    すことを特徴とするデータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3記載のデータ伝送装置に
    おいて、前記中間処理制御部は、1乃至全てのアソシエ
    ーションの異常発生時に、前記管理テーブル内の該当管
    理情報を異常アソシエーションの数に応じて段階的に異
    常状態にセットし、該異常回復時には当該管理情報を回
    復したアソシエーションの数に応じて段階的に正常状態
    に戻すことを特徴とするデータ伝送装置。
JP6042118A 1994-03-14 1994-03-14 デ−タ伝送装置 Pending JPH07250125A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100304122B1 (ko) * 1999-09-09 2001-11-07 이계철 경량화시킨 디렉토리 억세스 프로토콜에서의 트랜잭션 처리 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100304122B1 (ko) * 1999-09-09 2001-11-07 이계철 경량화시킨 디렉토리 억세스 프로토콜에서의 트랜잭션 처리 방법

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