JPH07250013A - アンテナ選択ダイバーシティ受信装置 - Google Patents

アンテナ選択ダイバーシティ受信装置

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Publication number
JPH07250013A
JPH07250013A JP6037177A JP3717794A JPH07250013A JP H07250013 A JPH07250013 A JP H07250013A JP 6037177 A JP6037177 A JP 6037177A JP 3717794 A JP3717794 A JP 3717794A JP H07250013 A JPH07250013 A JP H07250013A
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JP
Japan
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antennas
antenna
reception
level
average value
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Withdrawn
Application number
JP6037177A
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English (en)
Inventor
Hideto Furukawa
秀人 古川
Yasuyuki Oishi
泰之 大石
Morihiko Minowa
守彦 箕輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は情報ビット受信中に、選択受信レベル
が他方の受信レベルよりも低くならないように、受信レ
ベルの選択を行うことが可能なアンテナ選択ダイバーシ
ティ受信装置を提供することを目的とする。 【構成】第1及び第2アンテナ1,2を選択手段3で選
択して受信手段4に接続し、受信手段4で第1及び第2
アンテナ1,2の受信レベルを前半/後半の一定時間づ
つ検出し、この検出された受信レベルの大きいほうのレ
ベルの受信アンテナ(例えば1)を選択する装置におい
て、アンテナ制御手段11によって、第1及び第2アン
テナ1,2を選択手段3が一定時間間隔で切替えるよう
に制御し、この制御により検出される第1及び第2アン
テナ1,2の受信レベルの各々の平均値を求め、この求
められた各平均値の大きい方を受信するアンテナ(例え
ば1)を選択手段3が選択するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナ選択ダイバーシ
ティ受信装置に関する。このアンテナ選択ダイバーシテ
ィ受信装置は、携帯電話機等の移動局に採用されてい
る。
【0002】移動通信では、基地局と移動局間の情報伝
送を無線区間で行う必要があるが、無線区間ではフェー
ジングにより伝送品質が大きく劣化する。このためダイ
バーシティ受信が行われている。ダイバーシティ受信に
は主にアンテナ選択ダイバーシティ方式と検波後選択ダ
イバーシティ方式がある。
【0003】携帯電話機などの小型化が要求される装置
においては、検波後選択ダイバーシティ方式などの回路
規模が大きくなる方式は採用しがたい。そこで2系統
(或いは3系統以上)のアンテナを切り替えるアンテナ
選択ダイバーシティ方式が採用されている。
【0004】
【従来の技術】図8に従来のアンテナ選択ダイバーシテ
ィ受信装置のブロック構成図を示し、その説明を行う。
【0005】1,2は第1及び第2アンテナ、3は選択
スイッチ、4は受信機、5は復調器、6はアンテナ切替
制御部である。第1及び第2アンテナ1,2は図示せぬ
基地局から送信されてくる電波を受信する。この受信信
号は選択スイッチ3を介して受信機4へ送出される。受
信機4は検出した受信レベルを復調器5及びアンテナ切
替制御部6へ送出する。
【0006】復調器5は、受信機4から出力される受信
レベルを復調してデータを得る。アンテナ切替制御部6
は、受信レベルを測定し、レベルの大きい電波を受信す
るアンテナ1又は2を選択スイッチ3が選択するように
制御を行う。
【0007】例えば移動通信システムが、TDMA(Tim
e Division Multipe Access)方式を採用している場合、
受信信号は図9に示すような構成となっている。1フレ
ームFはlビットであり、3重TDMA方式であれば、
1フレームFは3つのスロットから成り、自局スロット
SR1と、他局スロット(2つのスロット)SR2が連
続している。斜線で示す部分は自局スロットSR1のn
ビットの情報ビットであるとする。
【0008】アンテナ選択ダイバーシティ受信装置にお
いては、情報ビット直前のmビット(受信レベル測定ビ
ットと呼ぶ)を2分割(aとb)して、例えば区間aで
第1アンテナ1で受信された信号が受信機4へ送出さ
れ、区間bで第2アンテナ2で受信された信号が受信機
4へ送出されるようにアンテナ切替制御部6によって選
択スイッチ3が切り替えられる。
【0009】受信レベル測定ビットで得られる第1アン
テナ1の受信レベル(第1受信レベルと呼ぶ)及び第2
アンテナ2の受信レベル(第2受信レベルと呼ぶ)をア
ンテナ切替制御部6が測定し、大きいほうのレベルを受
信するアンテナ(例えば1)を受信機4へ接続してその
後情報ビットを受信する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した受
信レベル測定ビットにおける受信レベルと情報ビット後
半における受信レベルの関係は時間相関が小さくなるた
めに、例えば図10に第1受信レベルを曲線8、第2受
信レベルを曲線9で示すように、第1及び第2受信レベ
ルが反転する場合がある。
【0011】上述した従来のアンテナ選択ダイバーシテ
ィ受信装置では、受信レベル測定ビットの結果を用いて
アンテナを固定するために図10に示すように受信レベ
ルが反転した場合、ダイバーシティ効果が得られなくな
ると言った問題がある。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、情報ビット受信中に、選択受信レベルが他
方の受信レベルよりも低くならないように、受信レベル
の選択を行うことが可能なアンテナ選択ダイバーシティ
受信装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。図中、1は第1アンテナ、2は第2アンテナ、3
は選択手段、4は受信手段、11は本発明の特徴要素の
アンテナ制御手段である。
【0014】一般的に、アンテナ選択ダイバーシティ受
信装置は、第1及び第2アンテナ1,2を選択手段3で
選択して受信手段4に接続し、受信手段4で第1及び第
2アンテナ1,2の受信レベルを前半/後半の一定時間
づつ検出し、この検出された受信レベルの大きいほうの
レベルの受信アンテナ(例えば1)を選択するようにな
っている。
【0015】本発明は、アンテナ制御手段11によっ
て、第1及び第2アンテナ1,2を選択手段3が一定時
間間隔で切替えるように制御し、この制御により検出さ
れる第1及び第2アンテナ1,2の受信レベルの各々の
平均値を求め、この求められた各平均値の大きい方を受
信するアンテナ(例えば1)を選択手段3が選択するよ
うに制御する構成とした。
【0016】
【作用】上述した本発明によれば、受信レベル検出時に
第1及び第2アンテナ1,2を一定時間間隔で切替えて
行うので、前半/後半に分けてレベル検出を行うよりも
受信レベルの検出期間中の時間相関を無視することがで
き、従来よりもダイバーシティ効果を良くすることがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の第1実施例によるアンテナ
選択ダイバーシティ受信装置のブロック構成図である。
この図において図8に示した従来例の各部に対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0018】図2に示す第1実施例のアンテナ選択ダイ
バーシティ受信装置の特徴は、受信信号の情報ビット直
前の受信レベル測定ビットにおいて1ビット毎に第1及
び第2アンテナ1,2を切り替え、1ビット毎に得られ
る第1及び第2受信レベルの各々の平均値を測定し、平
均値が大きいほうのレベルを受信するようにした点にあ
る。
【0019】図2において、1,2はアンテナ、3は選
択スイッチ、4は受信機、5は復調器、11はアンテナ
切替制御部である。アンテナ切替制御部11は、第1平
均レベル測定部12と、第2平均レベル測定部13と、
レベル比較器14と、アンテナ切替信号発生部15と、
タイマ16を有して構成されている。また、受信レベル
測定ビットは、図4に示すように8ビットであるとす
る。
【0020】第1平均レベル測定部12は、受信レベル
測定ビット受信時に、受信機4から一定間隔で出力され
る第1受信レベルL1の平均レベル(第1平均レベルと
呼ぶ)L3を測定して出力する。
【0021】第2平均レベル測定部13は、受信レベル
測定ビット受信時に、受信機4から一定間隔で出力され
る第2受信レベルL2の平均レベル(第2平均レベルと
呼ぶ)L4を測定して出力する。
【0022】レベル比較器14は、第1及び第2平均レ
ベルL3,L4を比較し、何れが大きいかを示す信号S
1を出力する。タイマ16は、受信レベル測定ビットの
先頭ビットD1が入力された時点から計時動作を行い、
先頭ビットから最終ビット間に対応する時間で停止する
ようになっており、計時動作時に計時信号S2を出力す
る。
【0023】アンテナ切替信号発生部15は、計時信号
S2が供給されている間は、受信レベル測定ビットの1
ビットに対応して変化するクロック信号CKに応じてア
ンテナ切替信号S3を出力し、他の間は、レベル比較器
14の出力信号S1に応じてアンテナ切替信号S3を出
力することによって、選択スイッチ3の切替え動作を制
御する。
【0024】例えば計時信号S2が図4に示すように、
t1〜t9の間供給されていると、アンテナ切替信号S
3は、クロック信号CKの「H」レベル及び「L」レベ
ルに応じて「H」レベル及び「L」レベルに変化する。
この例の場合、t1〜t2間で「H」レベル、t2〜t
3間で「L」レベルとなり、以降「H」レベルと「L」
レベルを繰り返すようになっている。
【0025】アンテナ切替信号S3が、「H」レベルの
場合に選択スイッチ3が第1アンテナ1を受信機4に接
続し、「L」レベルの場合に選択スイッチ3が第2アン
テナ1を受信機4に接続する。
【0026】この接続によって受信機4から交互に出力
される第1及び第2受信レベルL1,L2は、第1及び
第2平均レベル測定部12,13に入力され、各々の平
均が測定される。
【0027】この測定結果である第1及び第2平均レベ
ルL3,L4がレベル比較器14で比較される。この比
較結果、第1平均レベルL3が大きい場合は「H」レベ
ルの信号S1が出力され、第2平均レベルL4が大きい
場合は「L」レベルの信号S1が出力される。
【0028】信号S1が、「H」レベルの場合はアンテ
ナ切替信号S3が「H」レベルとなって第1アンテナ1
が選択され、「L」レベルの場合はアンテナ切替信号S
3が「L」レベルとなって第2アンテナ2が選択され
る。
【0029】以上説明した第1実施例によれば、受信レ
ベルの測定期間中の時間相関を無視することができるの
で、従来よりもダイバーシティ効果を良くすることがで
きる。
【0030】次に、第2実施例を図3を参照して説明す
る。但し、図3に示した第2実施例において図2に示し
た第1実施例の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0031】図3に示す第2実施例のアンテナ選択ダイ
バーシティ受信装置の特徴は、第1実施例で説明したよ
うに受信レベル測定ビットにおいて1ビット毎にアンテ
ナ1,2を切替え、これによって最初の2ビットで得ら
れる第1及び第2受信レベルL1,L2の差の絶対値か
ら、最終の2ビットで得られる第1及び第2受信レベル
L1,L2の差の絶対値を減算し、この減算結果と所定
の閾値(後述で説明する)との大小関係によりアンテナ
1,2を選択するようにした点にある。
【0032】図3において、アンテナ切替制御部18
は、第1レベル差検出部19と、第2レベル差検出部2
0と、減算器21と、比較器22と、平均受信レベル比
較器23と、排他的論理和回路24と、タイマ25と、
アンテナ切替信号発生部26とを有して構成されてい
る。また、受信レベル測定ビットは、図4に示すように
8ビットであるとする。
【0033】タイマ25は図2に示したタイマ16と同
機能のものであり、受信レベル測定ビットの先頭ビット
が入力されると計時信号S2をアンテナ切替信号発生部
26に供給し、この間、クロック信号CKに応じて
「H」レベル及び「L」レベルに変化するアンテナ切替
信号S3が選択スイッチ3に供給される。この供給によ
って第1実施例で説明したようにアンテナ1,2の切替
えが行われ、受信機4から第1及び第2アンテナ1,2
の第1及び第2受信レベルL1,L2が交互に出力され
る。
【0034】第1レベル差検出部19は、受信レベル測
定ビットの第1ビットの第1受信レベルL1と第2ビッ
トの第2受信レベルL2とのレベル差L5(図4参照)
の絶対値(第1絶対値と呼ぶ)D2を検出して出力す
る。
【0035】第2レベル差検出部20は、受信レベル測
定ビットの第7ビットの第1受信レベルL1と第8ビッ
トの第2受信レベルL2とのレベル差L6(図4参照)
の絶対値(第2絶対値と呼ぶ)D2を検出して出力す
る。
【0036】減算器21は、第1絶対値D2から第2絶
対値D3を減算し、この減算結果D4を出力する。比較
器22は、減算結果D4と閾値D5を比較し、減算結果
D4が閾値D5よりも大きい場合に「H」レベルの制御
信号S4を出力し、減算結果D4が後述する閾値D5よ
りも小さい場合に「L」レベルの制御信号S4を出力す
る。
【0037】ここで閾値D5の説明をする。先の減算結
果D4より、受信レベル測定初期の受信レベル差が、後
期で小さくなったか大きくなったか、或いはほぼ同じか
が認識されることになる。減算結果D4が正の値の場
合、受信レベル差が後期で小さくなったことを示してお
り、0の場合、受信レベル差が等しいことを示してお
り、負の場合、受信レベルが後期で大きくなったことを
示している。
【0038】アンテナ選択ダイバーシティ受信装置が例
えば携帯電話機に搭載され、携帯電話機が移動している
場合は、2つのアンテナで受信される電波は各々位相が
異なり双方共一定周期を有するので時間経過と共に受信
レベル差が小さくなるか大きくなるかであるが、携帯電
話機が基地局との見通し位置にあり停止している場合
は、双方の受信レベルがほぼ平行状態となる。
【0039】受信レベル差が小さくなる場合は、例えば
図4に示すように初期で高かった方の受信レベルL1が
低くなり、初期で低かった方の受信レベルL2が高くな
って、その後、情報ビット受信中に、双方の受信レベル
L1,L2の高さが逆転することがあるので、受信レベ
ル測定時に低い方の受信レベルを選択する必要がある。
【0040】受信レベル差が大きくなったり、ほぼ同じ
の場合は、情報ビット受信中でのレベルの逆転はないの
で、受信レベル測定時に高い方の受信レベルを選択して
おけばよい。
【0041】従って、閾値D5は、受信レベル測定ビッ
トにおいて双方の受信レベルL1,L2の差が最終ビッ
トに近づくにつれ、双方の受信レベルL1,L2の高さ
が情報ビットの前半で逆転する量で小さくなっている場
合に、受信レベル測定ビットの最初のビットで得られる
受信レベル差L5の絶対値D2から、最後のビットで得
られる受信レベル差L6の絶対値D3を減算した値とす
る。
【0042】このような閾値D5よりも減算結果D4が
大きい場合は、情報ビットの前半で受信レベルL1,L
2が逆転するので、そのことを示す「H」レベルの制御
信号S4に基づいて、受信レベル測定ビットにおける低
い方の受信レベルが選択されるようにし、閾値D5より
も減算結果D4が小さい場合は、情報ビットの前半では
受信レベルL1,L2が逆転しないので、そのことを示
す「L」レベルの制御信号S4に基づいて、受信レベル
測定ビットにおける高い方の受信レベルが選択されるよ
うにすればよい。
【0043】これは、後述する排他的論理和回路24に
おいて、制御信号S4で平均受信レベル比較器23から
出力される平均受信レベル信号S5を制御することによ
って行われるようにしてある。
【0044】平均受信レベル比較器23は、受信レベル
測定ビット受信時に、第1及び第2受信レベルL1,L
2の第1及び第2平均値を測定により求め、この求めら
れた各平均値を比較し、第1平均値が第2平均値よりも
大きい場合に第1受信レベルL1を選択することを示す
「H」レベルの平均受信レベル信号S5を出力し、第1
平均値が第2平均値よりも小さい場合に第2受信レベル
L2を選択することを示す「L」レベルの平均受信レベ
ル信号S5を出力する。
【0045】排他的論理和回路24は、第1及び第2比
較結果信号S4,S5の排他的論理和を取り、この結果
の信号S6をアンテナ切替信号発生部26へ出力する。
即ち、制御信号S4が、情報ビットの前半で受信レベル
L1,L2が逆転することを示す「H」レベルの場合
に、「H」レベルの平均受信レベル信号S5が排他的論
理和回路24に供給されると、もう一方の受信レベルL
2を選択することを示す「L」レベルに変換され、
「L」レベルの平均受信レベル信号S5が供給される
と、もう一方の受信レベルL1を選択することを示す
「H」レベルに変換され、信号S6として出力される。
【0046】また、制御信号S4が、情報ビットの前半
では受信レベルL1,L2は逆転しないことを示す
「L」レベルの場合は、平均受信レベル信号S5はその
まま信号S6として出力される。
【0047】アンテナ切替信号発生部26は、前述した
機能に加え、計時信号S2が供給されていない場合は、
排他的論理和回路24の出力信号S6に応じたアンテナ
切替信号S3を出力する。これは信号S6が「H」レベ
ル場合は「H」レベルのアンテナ切替信号S3を出力
し、これによって第1アンテナ1が選択され、信号S6
が「L」レベルの場合は「L」レベルのアンテナ切替信
号S3を出力し、これによって第2アンテナ2が選択さ
れるようになっている。
【0048】以上説明した第2実施例によれば、例えば
図4に実線28,29で示すように、第1及び第2受信
レベルL1,L2が情報ビットの前半で変動する場合で
もそれを受信レベル測定ビットで予測して、第2受信レ
ベルL2を得る第2アンテナ2を選択することができ
る。
【0049】次に、第3実施例を図5を参照して説明す
る。但し、図5に示した第3実施例において図2に示し
た第1実施例の各部に対応する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0050】図5に示す第3実施例のアンテナ選択ダイ
バーシティ受信装置の特徴は、第1実施例で説明したよ
うに受信レベル測定ビットにおいて1ビット毎にアンテ
ナ1,2を切替え、これによって最初の2ビットで得ら
れる第1受信レベルL1から第2受信レベルL2を減算
して正/負の極性を求め、最終の2ビットで得られる第
1受信レベルL1から第2受信レベルL2を減算して正
/負の極性を求め、双方の極性が一致していれば、受信
レベル測定ビットにて求めた第1及び第2受信レベルL
1,L2の平均受信レベルの内、大きいほうのレベルを
受信するアンテナを選択し、双方の極性が一致してなけ
れば、最終の2ビットで得られる第1及び第2受信レベ
ルL1,L2の大きいほうのレベルを受信するアンテナ
を選択するようにした点にある。
【0051】図5において、アンテナ切替制御部28
は、第1極性判定部29と、第2極性判定部30と、排
他的論理和回路31と、最終ビット比較器32と、平均
受信レベル比較器33と、選択部34と、タイマ35
と、アンテナ切替信号発生部36とを有して構成されて
いる。また、受信レベル測定ビットは、図5に示すよう
に8ビットであるとする。
【0052】タイマ35は図2に示したタイマ16と同
機能のものであり、受信レベル測定ビットの先頭ビット
が入力されると計時信号S2をアンテナ切替信号発生部
36に供給し、この間、クロック信号CKに応じて
「H」レベル及び「L」レベルに変化するアンテナ切替
信号S3が選択スイッチ3に供給される。この供給によ
って第1実施例で説明したようにアンテナ1,2の切替
えが行われ、受信機4から第1及び第2アンテナ1,2
の第1及び第2受信レベルL1,L2が交互に出力され
る。
【0053】第1極性判定部29は、図6に示す受信レ
ベル測定ビットの第1及び第2ビットで得られる第1受
信レベルL1から第2受信レベルL2を減算してレベル
差L8を求め、そのレベル差の極性が正であるか負であ
るかを求める。正の場合に出力信号S8が「H」レベ
ル、負の場合に「L」レベルとなる。
【0054】第2極性判定部30は、図6に示す受信レ
ベル測定ビットの第7及び第8ビットで得られる第1受
信レベルL1から第2受信レベルL2を減算してレベル
差L8を求め、そのレベル差の極性が正であるか負であ
るかを求める。正の場合に出力信号S8が「H」レベ
ル、負の場合に「L」レベルとなる。
【0055】排他的論理和回路31は、第1及び第2極
性信号S8,S9の排他的論理和を取って出力する。即
ち、受信レベル測定ビットにおける最初と最後の極性が
同一であれば、同一レベルの信号S8,S9が入力さ
れ、その排他的論理和結果である「L」レベルの信号S
10を出力し、極性が異なることによって信号S8,S
9のレベルが異なっていれば「H」レベルの信号S10
を出力する。
【0056】最終ビット比較器32は、図6に示す受信
レベル測定ビットの第7及び第8ビットの受信レベルL
1,L2を比較し、何れが大きいかを示す最終ビット比
較信号S11を出力する。受信レベルL1が大きい場合
は信号S11が「H」レベル、小さい場合は「L」レベ
ルとなる。
【0057】平均受信レベル比較器33は、図6に示す
受信レベル測定ビットにて供給される第1及び第2受信
レベルL1,L2より双方の受信レベルL1,L2の平
均を求めて比較し、その大きい方の平均値を平均受信レ
ベル信号S12として出力する。受信レベルL1の平均
値が大きい場合は信号S12が「H」レベル、小さい場
合は「L」レベルとなる。
【0058】選択部34は、排他的論理和回路31の出
力信号S10に応じて最終ビット比較信号S11又は平
均受信レベル信号S12を選択し、信号S13として出
力する。
【0059】信号S10が「L」レベルの場合、即ち受
信レベル測定ビットにおける最初と最後の極性が同一の
場合は、情報ビットにおいても双方の受信レベルL1,
L2の極性がそのままであると推定できるので、平均受
信レベル信号S12を選択し、信号S13として出力す
る。
【0060】信号S10が「H」レベルの場合、即ち受
信レベル測定ビットにおける最初と最後の極性が異なる
場合は、情報ビットにおいて双方の受信レベルL1,L
2の極性が受信レベル測定ビットの最後の極性と同一と
なると推定できるので、最終ビット比較信号S11を選
択し、信号S13として出力する。
【0061】ここで図6に示すように、レベル差8の極
性が正であるとすると、第1極性判定部29から出力さ
れる信号S8は「H」レベルとなり、レベル差9が負で
あるとすると、第2極性判定部30から出力される信号
S9は「L」レベルとなる。
【0062】この場合、最初と最後の極性が異なるの
で、このことを示す信号S10が「H」レベルとなり、
最終ビット比較信号S11が出力される。また、最終ビ
ット比較信号S11は図6の場合、第2受信レベルL2
の方が大きいことから「L」レベルとなっており、この
「L」レベルの信号S11が信号S13としてアンテナ
切替信号発生部36に入力されると、「L」レベルのア
ンテナ切替信号S3が選択スイッチ3に供給され、第2
アンテナ2が選択される。
【0063】この選択によって、情報ビットにおいて大
きいレベルの第2受信レベルL2が選択される。以上説
明した第3実施例によれば、例えば図6に示すように、
第1及び第2受信レベルL1,L2が受信レベル測定ビ
ットの途中で逆転する場合でもそれを予測して、情報ビ
ットにおいて高い方のレベルを得るアンテナを選択する
ことができる。
【0064】次に、第4実施例を図7を参照して説明す
る。但し、図7に示した第4実施例において図3及び図
5に示した第2及び第3実施例の各部に対応する部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0065】図7に示す第4実施例のアンテナ選択ダイ
バーシティ受信装置は、第2及び第3実施例の特徴を組
み合わせて構成したものである。図7において、アンテ
ナ切替制御部40は、第1レベル差検出部19と、第2
レベル差検出部20と、減算器21と、比較器22と、
平均受信レベル比較器23と、排他的論理和回路24
と、第1極性判定部29と、第2極性判定部30と、排
他的論理和回路31と、最終ビット比較器32と、平均
受信レベル比較器33と、選択部34と、タイマ35
と、アンテナ切替信号発生部36とを有して構成されて
いる。
【0066】第2実施例で説明したように、制御信号S
4が、情報ビットの前半で受信レベルL1,L2が逆転
することを示す「H」レベルの場合に、「H」レベルの
平均受信レベル信号S12が排他的論理和回路24に供
給されると、もう一方の受信レベルL2を選択すること
を示す「L」レベルに変換され、「L」レベルの平均受
信レベル信号S5が供給されると、もう一方の受信レベ
ルL1を選択することを示す「H」レベルに変換され、
信号S6として出力され、また、制御信号S4が、情報
ビットの前半では受信レベルL1,L2は逆転しないこ
とを示す「L」レベルの場合は、平均受信レベル信号S
12はそのまま信号S6として出力される。 また、第
3実施例で説明したように、最終ビット比較器32は、
図6に示す受信レベル測定ビットの第7及び第8ビット
の受信レベルL1,L2を比較し、何れが大きいかを示
す最終ビット比較信号S11を出力する。受信レベルL
1が大きい場合は信号S11が「H」レベル、小さい場
合は「L」レベルとなる。
【0067】更に、排他的論理和回路31は、受信レベ
ル測定ビットにおける最初と最後の極性が同一であれ
ば、同一レベルの信号S8,S9の排他的論理和結果で
ある「L」レベルの信号S10を出力し、極性が異なる
ことによって信号S8,S9のレベルが異なっていれば
「H」レベルの信号S10を出力する。
【0068】従って、選択部34は、排他的論理和回路
31の出力信号S10に応じて最終ビット比較信号S1
1又は、制御信号S4によって平均受信レベル信号S1
2のレベルが変換されて成る信号S6を選択し、信号S
13として出力する。
【0069】信号S10が「L」レベルの場合、即ち受
信レベル測定ビットにおける最初と最後の極性が同一の
場合は、情報ビットにおいても双方の受信レベルL1,
L2の極性がそのままであると推定できるので信号6を
選択し、信号S13として出力する。
【0070】信号S10が「H」レベルの場合、即ち受
信レベル測定ビットにおける最初と最後の極性が異なる
場合は、情報ビットにおいて双方の受信レベルL1,L
2の極性が受信レベル測定ビットの最後の極性と同一と
なると推定できるので、最終ビット比較信号S11を選
択し、信号S13として出力する。
【0071】以上の第4実施例によれば、図4に実線2
8,29で示すように、第1及び第2受信レベルL1,
L2が情報ビットの前半で変動する場合でもそれを受信
レベル測定ビットで予測して、第2受信レベルL2を得
る第2アンテナ2を選択することができ、更には、図6
に示すように、第1及び第2受信レベルL1,L2が受
信レベル測定ビットの途中で逆転する場合でもそれを予
測して、情報ビットにおいて高い方のレベルを得るアン
テナを選択することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報ビット受信中に選択受信レベルが他方の受信レベル
よりも低くならないように受信レベルの選択を行うこと
が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例によるアンテナ選択ダイバ
ーシティ受信装置のブロック構成図である。
【図3】本発明の第2実施例によるアンテナ選択ダイバ
ーシティ受信装置のブロック構成図である。
【図4】図2及び図3に示す第1及び第2実施例による
アンテナ選択ダイバーシティ受信装置の動作説明図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例によるアンテナ選択ダイバ
ーシティ受信装置のブロック構成図である。
【図6】図5に示す第3実施例によるアンテナ選択ダイ
バーシティ受信装置の動作説明図である。
【図7】本発明の第4実施例によるアンテナ選択ダイバ
ーシティ受信装置のブロック構成図である。
【図8】従来例によるアンテナ選択ダイバーシティ受信
装置のブロック構成図である。
【図9】従来例によるアンテナ選択ダイバーシティ受信
装置の動作説明図である。
【図10】従来例によるアンテナ選択ダイバーシティ受
信装置の他の動作説明図である。
【符号の説明】
1 第1アンテナ 2 第2アンテナ 3 選択手段 4 受信手段 5 アンテナ制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2アンテナ(1,2) を選択手段
    (3) で選択して受信手段(4) に接続し、該受信手段(4)
    で該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルを検出
    し、この検出された受信レベルの大きいほうのレベルの
    受信アンテナ(例えば1)を選択するアンテナ選択ダイバ
    ーシティ受信装置において、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) を前記選択手段(3) が
    一定時間間隔で切替えるように制御し、この制御により
    検出される該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベル
    の各々の平均値を求め、この求められた各平均値の大き
    い方を受信するアンテナ( 例えば1)を該選択手段(3) が
    選択するように制御するアンテナ制御手段(11)を具備し
    たことを特徴とするアンテナ選択ダイバーシティ受信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ制御手段(11)を、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) の受信信号の情報ビッ
    ト直前の複数ビットにあって、該第1及び第2アンテナ
    (1,2) を前記選択手段(3) が一定時間間隔で選択するよ
    うに制御する第1制御手段(16)と、該複数ビットにおけ
    る該第1アンテナ(1) の受信レベルの平均値を検出する
    第1検出手段(12)と、該複数ビットにおける該第2アン
    テナ(2) の受信レベルの平均値を検出する第2検出手段
    (13)と、該第1及び第2検出手段(12,13) の平均値の何
    れが大きいかを求める比較手段(14)と、該第1制御手段
    (16)による制御後に、該比較手段(14)により求められた
    大きいほうの平均値のレベルを受信するアンテナ( 例え
    ば1)を該選択手段(3) が選択するように制御する第2制
    御手段(15)とを具備して構成したことを特徴とする請求
    項1記載のアンテナ選択ダイバーシティ受信装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2アンテナ(1,2) を選択手段
    (3) で選択して受信手段(4) に接続し、該受信手段(4)
    で該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルを検出
    し、この検出された受信レベルの大きいほうのレベルの
    受信アンテナ(例えば1)を選択するアンテナ選択ダイバ
    ーシティ受信装置において、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) を前記選択手段(3) が
    一定時間間隔で切替えるように制御し、この制御開始時
    と制御終了時とに該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信
    レベルの差の絶対値を求め、該制御開始時の絶対値から
    該制御終了時の絶対値を減算した結果が、任意の閾値よ
    りも大きい場合に該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信
    レベルの平均値の小さい方を受信するアンテナ( 例えば
    2)を該選択手段(3) が選択し、該閾値よりも小さい場合
    に該平均値の大きい方を受信するアンテナ( 例えば1)を
    該選択手段(3) が選択するように制御するアンテナ制御
    手段(18)を具備したことを特徴とするアンテナ選択ダイ
    バーシティ受信装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ制御手段(18)を、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) の受信信号の情報ビッ
    ト直前の複数ビットにあって該第1及び第2アンテナ
    (1,2) を前記選択手段(3) が一定時間間隔で選択するよ
    うに制御する第1制御手段(25)と、該複数ビットの初期
    にあって該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルの
    差の第1絶対値を求める第1絶対値検出手段(19)と、該
    複数ビットの後期にあって該第1及び第2アンテナ(1,
    2) の受信レベルの差の第2絶対値を求める第2絶対値
    検出手段(20)と、第1絶対値から第2絶対値を減算する
    減算手段(21)と、この減算手段(21)の減算結果が前記閾
    値よりも大きいかどうかを求める比較手段(22)と、該複
    数ビットにおける該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信
    レベルの各々の平均値を検出する平均値検出手段(23)
    と、該比較手段(22)の比較結果が該閾値よりも該減算結
    果が大きいことを示す場合に該平均値検出手段(23)によ
    り得られる小さい方の平均値を選択すると共に、該比較
    手段(22)の比較結果が該閾値よりも該減算結果が小さい
    ことを示す場合に該平均値検出手段(23)により得られる
    大きい方の平均値を選択する平均値選択手段(24)と、該
    平均値選択手段(24)で選択された平均値のレベルを受信
    するアンテナ( 例えば1)を該選択手段(3) が選択するよ
    うに制御する第2制御手段(26)とを具備して構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載のアンテナ選択ダイバーシ
    ティ受信装置。
  5. 【請求項5】 第1及び第2アンテナ(1,2) を選択手段
    (3) で選択して受信手段(4) に接続し、該受信手段(4)
    で該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルを検出
    し、この検出された受信レベルの大きいほうのレベルの
    受信アンテナ(例えば1)を選択するアンテナ選択ダイバ
    ーシティ受信装置において、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) を前記選択手段(3) が
    一定時間間隔で切替えるように制御し、この制御開始時
    と制御終了時とに該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信
    レベルの差の極性を求め、該極性が異なる場合に該制御
    終了時の該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルの
    大きい方を受信するアンテナ( 例えば2)を該選択手段
    (3) が選択し、該極性が同一の場合に該第1及び第2ア
    ンテナ(1,2) の受信レベルの平均値の大きい方を受信す
    るアンテナ( 例えば1)を該選択手段(3) が選択するよう
    に制御するアンテナ制御手段(28)を具備したことを特徴
    とするアンテナ選択ダイバーシティ受信装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ制御手段(28)を、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) の受信信号の情報ビッ
    ト直前の複数ビットにあって該第1及び第2アンテナ
    (1,2) を前記選択手段(3) が一定時間間隔で選択するよ
    うに制御する第1制御手段(35)と、該複数ビットの初期
    にあって該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルの
    差の第1極性を求める第1極性検出手段(29)と、該複数
    ビットの後期にあって該第1及び第2アンテナ(1,2) の
    受信レベルの差の第2極性を求める第2極性検出手段(3
    0)と、該複数ビットの後期の第1及び第2アンテナ(1,
    2) の大きい方の受信レベルを求める最終レベル検出手
    段(32)と、該複数ビットにおける該第1及び第2アンテ
    ナ(1,2) の受信レベルの大きい方の平均値を検出する平
    均値検出手段(33)と、該第1及び第2極性が異なる場合
    に該最終レベル検出手段(32)により得られる大きい方の
    受信レベルを選択すると共に、該第1及び第2極性が同
    一の場合に該平均値検出手段(33)により得られる大きい
    方の平均値を選択するレベル選択手段(34)と、該レベル
    選択手段(34)で選択された大きい方の受信レベル及び平
    均値の何れか受信するアンテナ( 例えば2)を該選択手段
    (3) が選択するように制御する第2制御手段(36)とを具
    備して構成したことを特徴とする請求項6記載のアンテ
    ナ選択ダイバーシティ受信装置。
  7. 【請求項7】 第1及び第2アンテナ(1,2) を選択手段
    (3) で選択して受信手段(4) に接続し、該受信手段(4)
    で該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルを検出
    し、この検出された受信レベルの大きいほうのレベルの
    受信アンテナ(例えば1)を選択するアンテナ選択ダイバ
    ーシティ受信装置において、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) を前記選択手段(3) が
    一定時間間隔で切替えるように制御し、この制御開始時
    と制御終了時とに該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信
    レベルの差の極性を求めると共に、該制御開始時と該制
    御終了時とに該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベ
    ルの差の絶対値を求め、該制御開始時と該制御終了時の
    該極性が異なる場合は該制御終了時の該第1及び第2ア
    ンテナ(1,2) の受信レベルの大きい方を受信するアンテ
    ナ( 例えば2)を該選択手段(3) が選択し、該極性が同一
    の場合は、該制御開始時の絶対値から該制御終了時の絶
    対値を減算した結果が、任意の閾値よりも大きい条件の
    下に該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルの平均
    値の小さい方を受信するアンテナ( 例えば2)を該選択手
    段(3) が選択し、該閾値よりも小さい条件の下に該平均
    値の大きい方を受信するアンテナ( 例えば1)を該選択手
    段(3) が選択するように制御するアンテナ制御手段(40)
    を具備したことを特徴とするアンテナ選択ダイバーシテ
    ィ受信装置。
  8. 【請求項8】 前記アンテナ制御手段(40)を、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) の受信信号の情報ビッ
    ト直前の複数ビットにあって該第1及び第2アンテナ
    (1,2) を前記選択手段(3) が一定時間間隔で選択するよ
    うに制御する第1制御手段(35)と、該複数ビットの初期
    にあって該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルの
    差の第1絶対値を求める第1絶対値検出手段(19)と、該
    複数ビットの後期にあって該第1及び第2アンテナ(1,
    2) の受信レベルの差の第2絶対値を求める第2絶対値
    検出手段(20)と、第1絶対値から第2絶対値を減算する
    減算手段(21)と、この減算手段(21)の減算結果が前記閾
    値よりも大きいかどうかを求める比較手段(22)と、該複
    数ビットにおける該第1及び第2アンテナ(1,2) の受信
    レベルの各々の平均値を検出する平均値検出手段(23)
    と、該比較手段(22)の比較結果が該閾値よりも該減算結
    果が大きいことを示す場合に該平均値検出手段(23)によ
    り得られる小さい方の平均値を選択すると共に、該比較
    手段(22)の比較結果が該閾値よりも該減算結果が小さい
    ことを示す場合に該平均値検出手段(23)により得られる
    大きい方の平均値を選択する平均値選択手段(24)と、該
    複数ビットの初期にあって該第1及び第2アンテナ(1,
    2) の受信レベルの差の第1極性を求める第1極性検出
    手段(29)と、該複数ビットの後期にあって該第1及び第
    2アンテナ(1,2) の受信レベルの差の第2極性を求める
    第2極性検出手段(30)と、該複数ビットの後期の第1及
    び第2アンテナ(1,2) の大きい方の受信レベルを求める
    最終レベル検出手段(32)と、該第1及び第2極性が異な
    る場合に該最終レベル検出手段(32)により得られる大き
    い方の受信レベルを選択すると共に、該第1及び第2極
    性が同一の場合に該平均値検出手段(23)により得られる
    平均値を選択するレベル選択手段(34)と、該レベル選択
    手段(34)で選択された大きい方の受信レベル及び平均値
    の何れか受信するアンテナ( 例えば2)を該選択手段(3)
    が選択するように制御する第2制御手段(26)とを具備し
    て構成したことを特徴とする請求項7記載のアンテナ選
    択ダイバーシティ受信装置。
  9. 【請求項9】 前記閾値を、 前記第1及び第2アンテナ(1,2) の受信レベルの差が前
    記複数ビットの最終ビットに近づくにつれ、該第1及び
    第2アンテナ(1,2) の受信レベルの各々の高さが前記情
    報ビットの前半で逆転する量で小さくなる場合に、前記
    第1絶対値から前記第2絶対値を減算した値としたこと
    を特徴とする請求項4又は8記載のアンテナ選択ダイバ
    ーシティ受信装置。
JP6037177A 1994-03-08 1994-03-08 アンテナ選択ダイバーシティ受信装置 Withdrawn JPH07250013A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003052971A1 (fr) * 2001-12-14 2003-06-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Appareil telephonique mobile

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