JP4023845B2 - 移動体通信制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は移動体通信の制御技術に関し、特にマルチチャネルアクセス方式で無線ゾーン方式を採用する場合に適した移動体無線通信に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、NTT R&D Vol.43 No.7(1994年)93頁〜99頁、あるいはNTT R&D Vol.44 No.9(1995年)31頁〜38頁に示されるような従来の移動体無線通信方式では、インターセルハンドオフ(移動局が登録されている基地局を別の基地局へ切り替えること)、イントラセルハンドオフ(移動局が登録されている基地局内において通話チャネルを別のチャネルに切替えること)を行う場合、通話チャネルのユニークワード(基地局及び移動局があらかじめ知っているチャネル固有のコード)の誤り数を求め、その誤り数と通話チャネルの受信レベルとからイントラセルハンドオフとインターセルハンドオフの必要性を判断していた。
なお、このハンドオフの必要性の判断は移動局あるいは基地局のいずれでも行うことができる。
【0003】
図16はこのような従来の移動体無線通信方式による時分割多重(TDMA)送受信器の基本構成を示す構成図であり、送信部101、受信部102、周波数シンセサイザ103、制御部104、ベースバンド処理部105から構成されている。
この従来のTDMA送受信器では、受信部102よりベースバンド信号110がベースバンド処理部105に送られ、ここで1フレームあたりnビットのユニークワードを各フレーム毎に照合し、sビットユニークワードを誤っている場合はそのフレームが誤りであるとしてそのフレーム誤り数107を求め、制御部104に出力する。
【0004】
また受信部102より通話チャネルの受信レベル109が制御部104に入力される。
制御部104では、これらフレーム誤り数107、通話チャネルの受信レベル109によりハンドオフの必要性を判断し、ハンドオフを行うと判断された場合は周波数シンセサイザ103とベースバンド処理部105を制御することにより周波数を切換え、この周波数で送信部101、受信部102によるベースバンド信号110の送受信を行うことにより、ハンドオフを実現する。
【0005】
この制御部104におけるハンドオフ制御のフロー図を図17に示す。
まず、ステップS102において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を、ステップS103においてフレーム誤り数(FE測定値)を求める。
予め、しきい値TH1(チャネル切替えしきい値)、TH2(ハンドオフしきい値)、nが定義されており、ステップS307ではFE測定値がTH1以上であるか判定され、FE測定値がTH1以上でなければ(NO)ステップS308でハンドオフは行わないと判断される。
【0006】
ステップS307でFE測定値がTH1以上であった(YES)場合は、ステップS309でUD測定値がTH2以上であるか判定され、ここでUD測定値がTH2以上である(YES)場合はステップS310に進む。
このステップS310では、FE測定値がTH1以上(FE測定値≧TH1)の状態がn回連続し、かつUD測定値がTH2以上(UD測定値≧TH2)の状態がn回連続しているかが判定される。ここでYESなら、通話チャネルの受信レベルが高いにもかかわらずフレーム誤りが多いということであるから、希望波レベルは十分であるのに干渉波レベルが高い確率が高い。したがって干渉の少ないチャネルを選択するためにチャネル切替えを行った方がよく、ステップS311でイントラセルハンドオフを行うと判断される。
またステップS310でNOなら、ステップS308でハンドオフは行わないと判断される。
【0007】
一方、ステップS309でUD測定値がTH2以上でない(NO)場合はステップS312に進む。このステップS312では、FE測定値がTH1以上(FE測定値≧TH1)の状態がn回連続し、かつUD測定値がTH2以上でない(UD測定値<TH2)状態がn回連続しているかが判定される。ここでYESなら通話チャネル受信レベルが低く、フレーム誤りが多いということなので、希望波レベルが不十分であるためにフレーム誤りが増加している確率が高い。したがって、十分な希望波レベルが得られる基地局を選択するために基地局の切替えを行った方がよく、ステップS311でインターセルハンドオフを行うと判断される。
またステップS312でNOなら、ステップS308でハンドオフは行わないと判断される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の移動体無線通信方式では、イントラセルハンドオフ、インターセルハンドオフの是非を判断するパラメータは上記のようなFE(フレーム誤り数)、及び通話チャネルの受信レベル、あるいはFEより求めたCIR(希望波対干渉波比)のみであった。
そしてFEは1フレームあたりnビットのユニークワードを各フレーム毎に照合し、ユニークワードをsビット誤っている場合はそのフレームが誤りであるとしていた。このため、FEを求めるフレーム数をmフレームとすると、mフレーム中のすべてのフレームにおいて1ビットずつ誤った場合とmフレーム中のすべてのフレームにおいて全ビットを誤った場合のFEは同じになってしまう。つまりフレーム誤り数がaフレームと測定された場合の誤りビット数は、asからanの範囲であり、フレーム誤り数の誤差が大きい。
【0009】
さらにFEには熱雑音による誤りや、短区間中央値変動、フェージングによるレベル変動に起因する誤りも含まれ、FEをCIRに変換して用いる場合は変換誤差まで含まれてくるため、FEの誤差の影響はさらに大きくなる。
結果的にFEの誤差が大きいために不要なイントラセルハンドオフが多く発生し、その多くが失敗することに起因して強制切断(移動局が通話中に他の移動局や基地局からの干渉により通話が強制的に切断されること)が引き起こされる。この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、より少ないイントラセルハンドオフ回数、より少ない強制切断率を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の移動体通信制御装置は、受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、この受信手段で検出される受信レベルを統計処理する統計処理手段と、この統計処理手段で統計処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、を備え、上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとに基づいて無線通信回線のハンドオフを制御することを特徴とする。
【0011】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置は、受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、この受信手段で検出される受信レベルを統計処理する統計処理手段と、この統計処理手段で統計処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、を備え、上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とを求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とに基づいて無線通信回線のハンドオフを制御することを特徴とする。
【0012】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置は、受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、この受信手段で検出された受信レベルを統計処理する統計処理手段と、上記受信した無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段と、この回線品質検出手段で検出された回線品質と上記統計処理手段で統計処理された受信レベル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、を備え、上記受信手段は、通話チャネルの受信レベルを検出し、上記統計処理手段は、この通話チャネルの受信レベルを統計処理し、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理し、上記制御手段は、統計処理された上記通話チャネル受信レベル(第1情報とする)と上記回線品質(第2情報とする)とに基づいて、前記第1情報が予め規定された第1のしきい値以上、前記第2情報が予め規定された第2のしきい値以上、かつ移動していない場合は、無線通信回線のハンドオフ制御としてイントラセルハンドオフ制御を行い、また、前記第1情報が前記第1のしきい値以上、前記第2情報が前記第2のしきい値以上、かつ移動中の場合は、インターセルハンドオフ制御を行い、さらに、前記第1情報が前記第1のしきい値より小さい、または、前記第2情報が前記第2のしきい値より小さい場合は、ハンドオフ制御を行わないことを特徴とする。
【0013】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置は、受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、この受信手段で検出された受信レベルを統計処理する統計処理手段と、上記受信した無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段と、この回線品質検出手段で検出された回線品質と上記統計処理手段で統計処理された受信レベル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、を備え、上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベルと干渉波受信レベル、および上記回線品質検出手段で検出された回線品質に基づいて無線通信回線のハンドオフを制御することを特徴とする。
【0014】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置は、受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、この受信手段で検出された受信レベルを統計処理する統計処理手段と、上記受信した無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段と、この回線品質検出手段で検出された回線品質と上記統計処理手段で統計処理された受信レベル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、を備え、上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とを求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比、および上記回線品質検出手段で検出された回線品質に基づいて無線通信回線のハンドオフを制御することを特徴とする。
【0015】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置において、上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルを検出し、上記統計処理手段はこの制御チャネルの受信レベルを統計処理し、上記制御手段はこの統計処理された制御チャネルの受信レベルに基づき、移動局が移動しているか否かを判断し、この判断結果に基づき無線通信回線のハンドオフを制御することを特徴とする。
【0016】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置において、上記統計処理手段は、移動局が待受け状態にある場合に上記受信手段からの制御チャネルの受信レベルを統計処理し、移動局が通話状態の場合に、待受け状態のときに統計処理した制御チャネルの受信レベルを統計処理された希望波受信レベルとして保持することを特徴とする。
【0017】
つぎに発明にかかる移動体通信制御装置において、上記統計処理手段は、移動局が通話状態にあり、通話チャネルと制御チャネルが重なった場合に、上記受信手段からの制御チャネルの受信レベルを統計処理し、この統計処理した制御チャネルの受信レベルを統計処理された希望波受信レベルとして保持することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の移動体通信制御装置の実施の形態としてのTDMA送受信器の構成を示す構成図である。
図において、101は送信部、102は受信した無線信号を周波数シンセサイザ103から与えられる周波数信号に基づき復調し、ベースバンド信号110として出力する受信部である。この受信部102は、受信した無線信号の受信レベル情報としての制御チャネルの受信レベル108、通話チャネルの受信レベル109を検出し出力する受信手段としての機能をも有する。
【0022】
105は上記受信部102からのベースバンド信号110に対し、フレーム同期や誤りチェックなどのベースバンド処理を行うベースバンド処理部である。
106はこの受信部102から受信レベル情報として出力される制御チャネルの受信レベル108、通話チャネルの受信レベル109を統計処理する統計処理手段としての統計処理部であり、その結果を制御部104に送出する。
【0023】
制御部104はこの統計処理部106で統計処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段としての制御部である。
【0024】
以上のようなこの実施形態では、受信手段としての受信部102から得られる制御チャネルの受信レベル108、通話チャネルの受信レベル109といった受信レベル情報を統計的に処理することにより、統計処理を行わない場合に比べてより正確な制御チャネルの受信レベルや通話チャネルの受信レベルを把握でき、さらにはこれら受信レベルの情報からより正確なCIR(希望波対干渉波比)などを推定できるので、これらに基づいてハンドオフの制御を行うことにより、不要なイントラセルハドオフの起動をなくし、適切なハンドオフ制御を行えるものである。
【0025】
実施の形態2
次に、このような送受信器におけるより具体的なハンドオフ制御を示す実施形態を図2、図3に基づき説明する。
図2はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャートである。
【0026】
まず、ステップS1で受信した無線信号から、周波数の異なっている制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとをそれぞれ測定する。
次にステップS20で制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとから干渉波受信レベルを求めるとともにこれを統計処理し、またステップS21で制御チャネルの受信レベルから希望波受信レベルを求めるとともにこれを統計処理する。
そして、これら統計処理された干渉波受信レベル、希望波受信レベルに基づき、ステップS3においてハンドオフ制御がなされる。
【0027】
図3は図2の動作をより詳細に示すフローチャートである。
まずステップS101において制御チャネルの受信レベル(D測定値)を、ステップS102において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を測定する。次にステップS201において干渉波受信レベル(U測定値)を(1)式より求める。
U測定値 = UD測定値 − D測定値 ・・・(1)
【0028】
ここから、統計処理が行われる。なお、しきい値(TH1、TH2、TH3、TH4)が予め定義されているものとする。
ステップS202においてU平均値とU測定値との差の絶対値(DIFF2)を求める。ステップS203においてDIFF2がTH2以上であれば統計処理部はU測定値を破棄しU平均値を更新しないが、DIFF2がTH2より小さければステップS204において統計処理部106はこのときの測定値を用いてU平均値を求めるとともにその値を更新して保持する。なお、U平均値とはU測定値の過去nサンプル分のデータの平均値を意味する。
【0029】
次にステップS211においてD平均値とD測定値との差の絶対値(DIFF1)を求める。なお、ここで制御チャネルの受信レベル(D測定値)は、そのまま希望波受信レベルとして用いられている。通常、基地局毎に制御チャネルの周波数は異なっているか、あるいは同じ周波数を使う場合でも離れた基地局間としているので、ある基地局の制御チャネルに対する他の基地局からの干渉は、通話チャネルに比べて非常に小さい。したがって、この制御チャネルの受信レベルを希望波の受信レベルとして用いることができる。
【0030】
ステップS212においてDIFF1がTH1以上であれば統計処理部はD測定値を破棄しD平均値を更新しないが、D平均値とD測定値との差がTH1より小さければステップS213において統計処理部はこのときのD測定値を用いてD平均値を求め、その値を更新して保持する。なお、D平均値はD測定値の過去nサンプル分のデータの平均値を意味する。
そして、これら統計処理された干渉波受信レベル(U平均値)と希望波受信レベル(D平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われる。
【0031】
ステップS301でD平均値がしきい値TH3以上と判断され、ステップS302でU平均値がしきい値TH4以上と判断された場合、希望波受信レベルは十分だが、干渉が多いということであるから、ステップS323に進み、イントラセルハンドオフすると判断される。
【0032】
また、ステップS301でD平均値がしきい値TH3以上と判断され、ステップS302でU平均値がしきい値TH4より小さいと判断されたならば、希望波受信レベルが十分で、干渉が小さいという良好な通信状態なので、イントラセルハンドオフもインターセルハンドオフもしないと判断され、ステップS321で終了する。
また、ステップS301でD平均値がしきい値TH3より小さい場合は希望波受信レベルが小さいということなので、ステップS322でインターセルハンドオフすると判断される。
【0033】
以上のように、制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルから、統計処理のなされた希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを求め、これに基づきイントラセルハンドオフ、インターセルハンドオフの判断をするため、従来のような単にフレームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる方式に比べ、より適切なハンドオフを判断できる効果がある。
【0034】
なお、予め移動局が移動しているか否か、あるいは移動局の移動速度、方向を検知しておき、これに基づいてインターセルハンドオフを行うようにしてもよい。例えば、ステップS302でYESと判断(すなわち希望波受信レベルは十分で、干渉が多いと判断)の後に移動局の移動の有無を判別し、移動局が隣接する基地局のセル範囲に移行していく途中のような場合は、わざわざイントラセルハンドオフを行うのは無駄になる可能性が高いのでインターセルハンドオフを行い、そうでなければそのままイントラセルハンドオフを行うようにすることができる。
【0035】
また、上記の説明では、ステップS201〜S204の後、ステップS211〜S213を行ったが、これらの順番は逆でもよいし、あるいは並列に行われてもよい。
また、上記実施形態においては統計処理としてU測定値、D測定値の平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよい。
また、上記実施形態においてステップS301以前にU測定値及びU平均値を求めたがステップS301以降にU測定値及びU平均値を求めてもよい。
【0036】
さらに、上記実施形態においては制御チャネルと通話チャネルの受信レベルから希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを求め、これら希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを統計処理するものを示したが、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統計処理してから希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを求め、これを統計処理された希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルとしてもよい。
【0037】
実施の形態3
上記実施形態2では、統計処理された希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルとからハンドオフの判断を行うものを示したが、測定された受信レベルから測定CIR(希望波対干渉波比)を求め、これと希望波の受信レベルとからハンドオフの判断を行う実施形態を図4、5に基づいて説明する。
【0038】
図4はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャートである。
まず、ステップS1で受信した無線信号から、周波数の異なっている制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとをそれぞれ測定する。
【0039】
次にステップS22で制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとから希望波対干渉波比を求めるとともにこれを統計処理し、またステップS23で制御チャネルの受信レベルから希望波受信レベルを求めこれを統計処理する。
そして、これら統計処理された希望波対干渉波比、希望波受信レベルに基づき、ステップS3においてハンドオフ制御がなされる。
【0040】
図5は図4の動作をより詳細に示すフローチャートである。
まずステップS101において制御チャネルの受信レベル(D測定値)を、ステップS102において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を測定する。
次にステップS221において測定CIR(希望波対干渉波比)測定値を(2)式より求める。
【0041】
【数1】
Figure 0004023845
【0042】
ここから、統計処理が行われる。なお、しきい値(TH1、TH2、TH3、TH4)が予め定義されているものとする。
ステップS222において測定CIR平均値と測定CIR測定値との差の絶対値(DIFF2)を求める。なお、測定CIR平均値は測定CIR測定値の過去nサンプル分のデータの平均値を意味する。
【0043】
次にステップS223においてDIFF2がTH2以上であれば統計処理部106は測定CIR測定値を破棄し測定CIR平均値を更新しないが、DIFF2がTH2より小さければステップS224において統計処理部106はこのときの測定CIR測定値を用いて測定平均値を求め、その値を更新して保持する。
次にステップS231においてD平均値とD測定値との差の絶対値(DIFF1)を求める。ステップS232においてDIFF1がTH1以上であれば統計処理部はD測定値を破棄しD平均値を更新しないが、DIFF1がTH1より小さければステップS233において統計処理部106このときのD測定値を用いてD平均値を求め、その値を更新して保持する。
【0044】
そして、これら測定CIR平均値と希望波受信レベル(D平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われる。
ステップS301でD平均値がしきい値TH3以上と判断され、ステップS303で測定CIR平均値がしきい値TH4以上ではないと判断された場合、希望波受信レベルは十分だが、希望波対干渉波比が十分でない、すなわち干渉が多いということであるから、ステップS323に進み、イントラセルハンドオフすると判断される。
【0045】
また、ステップS301でD平均値がしきい値TH3以上と判断され、ステップS303で測定CIR平均値がしきい値TH4以上と判断されたならば、希望波受信レベルが十分で、希望波対干渉波比も十分という良好な通信状態なので、イントラセルハンドオフもインターセルハンドオフもしないと判断され、ステップS321で終了する。
また、ステップS301でD平均値がしきい値TH3より小さい場合は希望波受信レベルが小さいということなので、ステップS322でインターセルハンドオフすると判断される。
【0046】
以上のように、制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルを得て測定CIRを求め、統計処理された測定CIRと希望波の受信レベルからハンドオフの判断をする方式をとっているため、従来のフレームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる方式に比べ、より正確なCIRを得られ、希望波の受信レベルによってインターセルハンドオフとイントラセルハンドオフの区別がしやすく、より正確で安定したハンドオフを実現できる。
【0047】
なお、予め移動局の移動を検知しておき、これに基づいてインターセルハンドオフを行うようにしてもよいことは上記実施形態2と同様である。
【0048】
また、上記の説明では、ステップS221〜S224の後、ステップS231〜S233を行ったが、これらの順番は逆でもよいし、あるいは並列に行われてもよい。
また、上記実施形態においては統計処理としてCIR測定値、D測定値の平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよい。
また、上記実施形態においてステップS301以前にCIR測定値及びCIR平均値を求めたがステップS301以降にCIR測定値及びCIR平均値を求めてもよい。
【0049】
さらに、上記実施形態においては制御チャネルと通話チャネルの受信レベルから測定CIRと干渉波の受信レベルを求め、これらを統計処理するものを示したが、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統計処理してから測定CIRと干渉波の受信レベルを求め、これを統計処理された受信レベルの情報としてもよい。
【0050】
実施の形態4
以上の実施形態では、受信手段としての受信部102からの受信レベル情報を統計処理し、その統計処理結果に基づいてハンドオフの制御を行うものを説明したが、受信信号におけるデータの誤り数などから無線回線の品質を検出し、統計処理した受信レベル情報に加えこの回線品質も考慮してハンドオフの制御を行うこともできる。このような実施形態を以下に示す。
【0051】
図6はこの実施の形態におけるTDMA送受信器の構成を示す構成図であり、101〜103は図1に示した上記実施形態1と同様のものである。
【0052】
105は上記受信部102からのベースバンド信号110に対し、フレーム同期や誤りチェックなどのベースバンド処理を行うベースバンド処理部であるが、このベースバンド処理部105は、受信信号から復調されたベースバンド信号110に基づき、例えばフレーム誤り数(FE)などを検出することで無線通信回線の品質を検出し、回線品質情報107として上記制御部104に出力する回線品質検出手段としての機能を有する。
【0053】
106は上記受信部102からの制御チャネルの受信レベル108、通話チャネルの受信レベル109、および上記ベースバンド処理部105からの品質情報107を統計処理する統計処理する統計処理手段としての統計処理部であり、その結果を制御部104に送出する。
制御部104はこの統計処理部106からの統計処理結果に基づきハンドオフの制御を行う。
【0054】
以上のようなこの実施形態では、受信手段としての受信部102から得られる制御チャネルの受信レベル108、通話チャネルの受信レベル109といった受信レベル情報を統計的に処理することにより、統計処理を行わない場合に比べてより正確な制御チャネルの受信レベルや通話チャネルの受信レベルを把握でき、またこれら受信レベルの情報からより正確なCIR(希望波対干渉波比)などを推定できるとともに、さらに無線回線の品質を検出しこの回線品質も考慮してハンドオフの制御を行うことにより、より適切なハンドオフ制御を行え、不要なイントラセルハオドオフの起動をなくすことができるものである。
【0055】
実施の形態5
次に、このような送受信器におけるより具体的なハンドオフ制御を示す実施形態を図7、図8に基づき説明する。
図7はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャートである。
【0056】
まず、ステップS1で受信した無線信号から通話チャネルの受信レベルを測定する。
次にステップS24で通話チャネルの受信レベルを統計処理し、またステップS25で回線品質情報を統計処理する。
そして、これら統計処理された通話チャネルの受信レベル回線品質情報に基づき、ステップS30においてハンドオフ制御がなされる。
【0057】
図8は図7の動作をより詳細に示すフローチャートである。
まずステップS102において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を測定する。
またステップS103においてベースバンド処理部105がフレーム誤り数(FE測定値)を測定する。
【0058】
ここから、統計処理が行われる。なお、しきい値(TH1、TH2、TH3、TH4)が予め定義されているものとする。
次にステップS241においてUD平均値とUD測定値との差の絶対値(DIFF1)を求める。
【0059】
ステップS242においてDIFF1がTH1以上であれば統計処理部はD測定値を破棄しUD平均値を更新しないが、UD平均値とUD測定値との差がTH1より小さければステップS243において統計処理部はこのときのD測定値を用いてD平均値を求め、その値を更新して保持する。なお、D平均値はD測定値の過去nサンプル分のデータの平均値を意味する。
【0060】
ステップS251においてFE平均値とFE測定値との差の絶対値(DIFF2)を求める。ステップS252においてDIFF2がTH2以上であれば統計処理部はFE測定値を破棄しFE平均値を更新しないが、DIFF2がTH2より小さければステップS253において統計処理部106はこのときのFE測定値を用いてFE平均値を求めるとともにその値を更新して保持する。なお、FE平均値とはFE測定値の過去nサンプル分のデータの平均値を意味する。
【0061】
そして、これら統計処理された受信レベル情報としての通話チャネルの受信レベル(UD平均値)と回線品質情報としてのFE測定値(FE平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われる。なお、ここでは予め移動局が移動しているか否かが検知されているものとする。
【0062】
ステップS304においてUD平均値がしきい値TH3以上で、かつFE平均値がしきい値TH4以上(YES)と判断され、ステップS324において移動局が移動していない(NO)と判断されている場合、通話チャネルの受信レベルは十分だが、誤りも多いということであり、さらに移動局が移動していないので、ステップS323でイントラセルハンドオフすると判断される。
【0063】
また、ステップS324で移動局が移動している(YES)と判断されている場合は、移動局が隣接基地局のセル範囲に移動しつつある可能性が高いので、ここでイントラセルハンドオフするのは無駄になる可能性が大きいため、ステップS322でインターセルハンドオフすると判断される。なお、ここでは移動局の移動の有無だけでなく、移動速度、方向などを検知しておくことにより、適切なハンドオフ制御を行うことができる。
【0064】
また、ステップS304において、UD平均値がしきい値TH3以上かつFE平均値がしきい値TH4以上という条件を満足しない(NO)場合、すなわち、UD平均値がしきい値TH3より小さい、FE平均値がしきい値TH4より小さい場合は、イントラセルハンドオフもインターセルハンドオフもしないと判断される。
【0065】
以上のように、統計処理のなされた通話チャネルの受信レベルとFEとにより、イントラセルハンドオフ、インターセルハンドオフの判断をするため、従来のような単にフレームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる方式に比べ、より適切なハンドオフを判断できる効果がある。
【0066】
なお、上記の説明では、ステップS241〜S243の後、ステップS251〜S253を行ったが、これらの順番は逆でもよいし、あるいは並列に行われてもよい。
【0067】
また、上記実施形態においては統計処理として平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよい。
また、上記実施形態においては回線品質情報としてフレームエラー数(FE)を用いたが、このFEから推定CIR測定値を求め、これを回線品質情報としてもよいし、また他の回線品質を示す情報を用いてもよい。
【0068】
実施の形態6
上記実施形態5では、統計処理された通話チャネルの受信レベルと回線品質情報としてのFEとからハンドオフの判断を行うものを示したが、測定された受信レベルから干渉波受信レベルと希望波受信レベルとを求め、これらと回線品質情報からハンドオフの判断を行う実施形態を図9、10に基づいて説明する。
図9はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャートである。
【0069】
まず、ステップS1で受信した無線信号から通話チャネルの受信レベル、制御チャネルの受信レベルを測定するとともに、回線品質としてフレーム誤り数(FE測定値)を測定する。
次にステップS25で回線品質情報を統計処理し、ステップS20で制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとから干渉波受信レベルを求めるとともにこれを統計処理し、またステップS21で制御チャネルの受信レベルから希望波受信レベルを求めこれを統計処理する。
そして、これら統計処理された干渉波受信レベル、希望波受信レベル、回線品質情報に基づき、ステップS3においてハンドオフ制御がなされる。
【0070】
図10は図9の動作をより詳細に示すフローチャートである。
まずステップS101において制御チャネルの受信レベル(D測定値)を、ステップS102において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を受信部102が測定し、ステップS103においてベースバンド処理部105がフレーム誤り数(FE測定値)を測定する。
【0071】
ここから、統計処理が行われる。なお、しきい値(TH1、TH2、TH3、TH4、TH5、TH6が予め定義されているものとする。
次のステップS251からステップS253までのFE平均値を求める動作は、上記実施形態5の図8で示したフローチャート中のステップS251からステップS253と、ほぼ同様である。
【0072】
また、次のステップS201からステップS213までの干渉波受信レベル(U平均値)、希望波受信レベル(D平均値)を求める動作は、上記実施形態2の図3で示したフローチャート中のステップS201からステップS213と、ほぼ同様である。
【0073】
そして、これら統計処理された受信レベル情報としての希望波受信レベル(D平均値)、干渉波受信レベル(U平均値)、と回線品質情報としてのFE(FE平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われる。
【0074】
ステップS301においてD平均値がしきい値TH4以上と判断(YES)され、さらにステップS305において、U平均値がしきい値TH5以上で、かつFE平均値がしきい値TH6以上と判断(YES)された場合、希望波受信レベル(D平均値)は十分だが、干渉波受信レベル(U平均値)も大きく、誤りも多いということであるので、ステップS323でイントラセルハンドオフすると判断される。
【0075】
また、ステップS305でU平均値がしきい値TH5以上かつFE平均値がしきい値TH6以上という条件を満足しない(NO)場合、すなわち、U平均値がしきい値TH5より小さい場合や、FE平均値がしきい値TH6より小さい場合は、干渉波受信レベルが小さいかあるいは、誤りが少ないのでこのまま通信して問題なく、イントラセルハンドオフもインターセルハンドオフもしないと判断され、ステップS321で終了する。
また、ステップS301でD平均値がしきい値TH4より小さければ、希望波受信レベルが小さいのでステップS322でインターセルハンドオフすると判断される。
【0076】
以上のように、統計処理のなされた干渉波受信レベル、希望波受信レベル、FEにより、イントラセルハンドオフ、インターセルハンドオフの判断をするため、従来のような単にフレームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる方式に比べ、より適切なハンドオフを判断できる。
【0077】
なお、上記の説明では、ステップS251〜S253、ステップS201〜S204、ステップS211〜S213の順で動作するものを示したが、これらの順序関係はいずれであってもよいし、あるいは並列に行われてもよい。
【0078】
また、上記実施形態においては統計処理として平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよい。
また、上記実施形態においては回線品質情報としてフレームエラー数(FE)を用いたが、このFEから推定CIR測定値を求め、これを回線品質情報としてもよいし、また他の回線品質を示す情報を用いてもよい。
また、上記実施形態においてステップS301以前にU測定値、U平均値、FE測定値、FE平均値を求めたが、これらをステップS301以降に求めてもよい。
【0079】
さらに、上記実施形態においては制御チャネルと通話チャネルの受信レベルから希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを求め、これら希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを統計処理するものを示したが、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統計処理してから希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを求め、これを統計処理された希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルとしてもよい。
【0080】
実施の形態7
上記実施形態6では、統計処理された干渉波受信レベルと希望波受信レベルとを求め、これらと回線品質情報としてのFEとからハンドオフの判断を行うものを示したが、測定された受信レベルから測定CIR(希望波対干渉波比)と希望波の受信レベルとを求め、これらと回線品質情報からハンドオフの判断を行う実施形態を図11、12に基づいて説明する。
図11はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャートである。
【0081】
まず、ステップS1で受信した無線信号から通話チャネルの受信レベル、制御チャネルの受信レベルを測定するとともに、回線品質としてフレーム誤り数(FE測定値)を測定する。
次にステップS25で回線品質情報を統計処理し、ステップS22で制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとから希望波対干渉波比求めるとともにこれを統計処理し、またステップS23で制御チャネルの受信レベルから希望波受信レベルを求めこれを統計処理する。
そして、これら統計処理された希望波対干渉波比、希望波受信レベル、回線品質情報に基づき、ステップS3においてハンドオフ制御がなされる。
【0082】
図12は図11の動作をより詳細に示すフローチャートである。
ステップS101からステップS103までの、制御チャネルの受信レベル、通話チャネルの受信レベル、FEを測定する動作は、上記実施形態6の図10で示したフローチャート中のステップS101からステップS103と同様である。
また、ステップS251からステップS253までのFE平均値を求める動作は、上記実施形態5の図8で示したフローチャート中のステップS251からステップS253と、ほぼ同様である。
【0083】
ここから、統計処理が行われる。なお、しきい値(TH1、TH2、TH3、TH4、TH5、TH6)が予め定義されているものとする。
ステップS221からステップS233までの測定希望波対干渉波比(CIR)の平均値、希望波受信レベル(D平均値)を求める動作は、上記実施形態3の図5で示したフローチャート中のステップS221からステップS233と、ほぼ同様である。
【0084】
そして、これら統計処理された受信レベル情報としての希望波受信レベル(D平均値)、希望波対干渉波比(CIR平均値)、と回線品質情報としてのFE(FE平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われる。
【0085】
ステップS301においてD平均値がしきい値TH4以上と判断(YES)され、さらにステップS306において、CIR平均値がしきい値TH5よりも小さく、かつFE平均値がしきい値TH6以上と判断(YES)された場合、希望波受信レベル(D平均値)は十分だが、希望波対干渉波比(CIR平均値)が小さく、誤りも多いということであるので、ステップS323でイントラセルハンドオフすると判断される。
【0086】
また、ステップS306でCIR平均値がしきい値TH5よりも小さくかつFE平均値がしきい値TH6以上という条件を満足しない(NO)場合、すなわち、CIR平均値がしきい値TH5以上の場合や、FE平均値がしきい値TH6より小さい場合は、希望波対受信波比が大きいか、誤りが少ないのでこのまま通信して問題なく、イントラセルハンドオフもインターセルハンドオフもしないと判断され、ステップS321で終了する。
【0087】
また、ステップS301でD平均値がしきい値TH4より小さければ(NO)、希望波受信レベルが小さいのでステップS322でインターセルハンドオフすると判断される。
【0088】
以上のように、統計処理のなされた希望波受信レベル(D平均値)、希望波対干渉波比(CIR平均値)、FEにより、イントラセルハンドオフ、インターセルハンドオフの判断をするため、従来のような単にフレームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる方式に比べ、より適切なハンドオフを判断できる。
【0089】
なお、上記の説明では、ステップS251〜S253、ステップS221〜S224、ステップS231〜S233の順で動作するものを示したが、これらの順序関係はいずれであってもよいし、あるいは並列に行われてもよい。
【0090】
また、上記実施形態においては統計処理として平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよい。
また、上記実施形態においては回線品質情報としてフレームエラー数(FE)を用いたが、このFEから推定CIR測定値を求め、これを回線品質情報としてもよいし、また他の回線品質を示す情報を用いてもよい。
また、上記実施形態においてステップS301以前にCIR測定値、CIR平均値、FE測定値、FE平均値を求めたが、これらをステップS301以降に求めてもよい。
【0091】
さらに、上記実施形態においては制御チャネルと通話チャネルの受信レベルから希望波受信レベルと測定希望波対干渉波比を求め、これらを統計処理するものを示したが、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統計処理してから希望波受信レベルと測定希望波対干渉波比、これを統計処理された希望波の受信レベルと希望波対干渉波比としてもよい。
【0092】
以上までに説明した実施形態2から6までのものを組み合わせてもよいことはいうまでもない。
【0093】
実施の形態8
以上のような実施形態において、移動局の移動の有無を検知することで、より適切なハンドオフ制御ができる。
以下に移動局の移動の有無を検知する例を図13に基づいて説明する。ここでは、上述のいくつかの実施形態における動作中で求めた制御チャネルの受信レベルの測定値、およびこの測定値と平均値との差の絶対値を利用し、制御チャネルの受信レベルの変化から移動局の移動の状態を推定する方法を採る。
【0094】
まず、ステップS102において制御チャネルの受信レベルを測定する(D測定値)。次にステップS201でD平均値とD測定値との差の絶対値(mv)を求める。ここでしきい値(TH1)は定義されているものとし、ステップS202においてmvがTH1以上か否かを判定する。YESならステップS262で、mvがTH1以上になる状態がn回以上連続して生じたかを判定しYESの場合、ステップS264で移動局は移動状態であると判断する。
【0095】
またステップS202でmvがTH1以上であっても、ステップS262でmvがTH1以上になった連続回数がn回未満の場合は、ステップS263でその連続回数を保持するとともに、移動局は静止しているもの判断する。
またステップS202でmvがTH1以下の場合、ステップS203でD平均値を求めるとともに、ステップS261で移動局は静止しているものと判断する。
このように制御チャネルの受信レベルを統計処理した結果から、移動局が移動しているか否かを判断するため、容易に移動している移動局を検出でき、より効率的なイントラセルハンドオフ、インターセルハンドオフが可能になる効果がある。
【0096】
実施の形態9
上記のいくつかの実施形態で、受信レベル情報として希望波受信レベルを用いるものを示し、このときは制御チャネルの受信レベルを希望波受信レベルとして扱えることは上述したとおりである。
以下にこの希望波受信レベルを検出する実施形態を図14に基づいて説明する。ここでも、上述のいくつかの実施形態で求めた制御チャネルの受信レベルの測定値、およびこの測定値と平均値との差の絶対値を利用する。
【0097】
ステップS271で移動局が待受け状態(通話中でない)か否か判定し、待受け状態であればステップS102において制御チャネルの受信レベルを測定(D測定値)し、ステップS201においてD平均値(D測定値の平均値)とD測定値との差の絶対値(DIFF)を求める。
そしてステップS202で、DIFFがしきい値TH1以上でない(NO)ならステップS203でD平均値を更新し、DIFFがしきい値TH1以上(YES)ならD測定値は破棄しD平均値は更新しない。
【0098】
ステップS271で、移動局が待受け状態でなくなった(通話状態になった)場合、待受け時に測定していた制御チャネルの受信レベルの平均値を希望波受信レベルとして保持する。この希望波受信レベルを上記実施形態におけるハンドオフ制御のために用いることができる。
【0099】
このように待受け時に制御チャネルの受信レベルを得て統計処理された制御チャネルの受信レベルを移動局の希望波受信レベルとするため、従来の通話が開始してから希望波の受信レベルを測定するものに比べ、サンプル数が多く受信レベルの精度を向上できる効果がある。
なお、ここでは制御チャネルの受信レベルの平均値をとるものを説明したが、何らかの別の統計的手段を用いてもよい。
【0100】
実施の形態10
上記実施形態9で、移動局が待受け状態のときに希望波受信レベルを測定するものを示したが、通話中に測定する場合を図15に基づいて説明する。
図15の(1)に示すように通話チャネル(T11〜T13、T21〜T23)と制御チャネル(T1、T2)のように通話チャネルと制御チャネルのタイミングまたはスロットが異なっている場合は通話チャネルと制御チャネルを時間軸上で切替えて使用し、通話中に制御チャネルの受信レベルを測定する。
【0101】
図15の(2)に示すように通話チャネル(T11、T21)と制御チャネル(T1、T2)のタイミングが重なる場合は制御チャネルのn回に1回(n>=1)、制御チャネルを優先して復調し、重なった通話チャネル(T11、T21)は放棄し、通話チャネル(T12、T13、T22、T23)と制御チャネル(T1、T2)を復調し、通話中に制御チャネルの受信レベルを求め、これを希望波受信レベルとする。
また、通話チャネルから制御チャネルへの切替え、制御チャネルから通話チャネルへの切替えに時間を要する場合は図15(3)に示すように制御チャネルの前後に復調する通話チャネル(T12、T13、T14、T22、T23、T24)を放棄して制御チャネルを優先してもよい。
【0102】
以上のように、通話時に通話チャネルと制御チャネルのタイミングが重なった場合でも、新たに制御チャネル用の基地局を設けることなく制御チャネルの受信レベルを得ることができる。
【0103】
なお上記実施形態4から10では回線品質情報を統計処理するものを示したが、例えばフレーム誤り数を統計処理せずに用いてもよく、受信レベルを統計処理することにより適切な受信状態を把握して適切なハンドオフ制御は行える効果に変わりない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態におけるTDMA送受信器のブロック図。
【図2】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図3】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図4】この発明の実施形態におけるTDMA送受信器のブロック図。
【図5】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図6】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図7】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図8】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図9】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図10】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図11】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図12】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図13】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図14】この発明の実施形態における制御動作を示すフローチャート。
【図15】この発明の実施形態における制御動作を説明するための、通話チャネルと制御チャネルのタイミングを示す説明図。
【図16】従来のTDMA送受信器のブロック図。
【図17】従来のTDMA送受信器制御動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
101 送信部
102 受信部
103 周波数シンセサイザ
104 制御部
105 ベースバンド処理部
106 統計処理部

Claims (8)

  1. 受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、
    この受信手段で検出される受信レベルを統計処理する統計処理手段と、
    この統計処理手段で統計処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、
    を備え、
    上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、
    上記統計処理手段は、制御チャネルの受信レベルを希望波受信レベルとし、さらに、「(通話チャネルの受信レベル)−(制御チャネルの受信レベル)」を演算することにより干渉波受信レベルを求め、上記希望波受信レベルと上記干渉波受信レベルとをそれぞれ統計処理(平均化処理)し、
    上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベル(第1情報とする)と干渉波受信レベル(第2情報とする)とに基づいて、上記第1情報が予め規定された第1のしきい値以上かつ上記第2情報が予め規定された第2のしきい値以上の場合は、無線通信回線のハンドオフ制御としてイントラセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値より小さい場合はインターセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値以上かつ上記第2情報が上記第2のしきい値より小さい場合は、ハンドオフ制御を行わないことを特徴とする移動体通信制御装置。
  2. 受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、
    この受信手段で検出される受信レベルに基づいて所定の統計処理を行う統計処理手段と、
    この統計処理手段で統計処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、
    を備え、
    上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、
    上記統計処理手段は、制御チャネルの受信レベルを希望波受信レベルとし、さらに、「(通話チャネルの受信レベル)−(制御チャネルの受信レベル)」の演算により得られる干渉波受信レベルおよび上記希望波受信レベルに基づいて希望波対干渉波比を求め、上記希望波受信レベルと上記希望波対干渉波比とをそれぞれ統計処理(平均化処理)し、
    上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベル(第1情報とする)と希望波対干渉波比(第2情報とする)とに基づいて、上記第1情報が予め規定された第1のしきい値以上でかつ上記第2情報が予め規定された第2のしきい値以上ではない場合は、無線通信回線のハンドオフ制御としてイントラセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値より小さい場合はインターセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値以上でかつ上記第2情報が上記第2のしきい値以上の場合は、ハンドオフ制御を行わないことを特徴とする移動体通信制御装置。
  3. 受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、
    上記受信した無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段と、
    上記受信手段で検出された受信レベルを統計処理し、さらに、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理する統計処理手段と
    上記統計処理手段で統計処理された回線品質と受信レベル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、
    を備え、
    上記受信手段は、通話チャネルの受信レベルを検出し、
    上記統計処理手段は、上記受信手段で検出された通話チャネルの受信レベルを統計処理(平均化処理)し、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理(平均化処理)し、
    上記制御手段は、統計処理された上記通話チャネル受信レベル(第1情報とする)と統計処理された上記回線品質(第2情報とする)とに基づいて、上記第1情報が予め規定された第1のしきい値以上、上記第2情報が予め規定された第2のしきい値以上、かつ移動していない場合は、無線通信回線のハンドオフ制御としてイントラセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値以上、上記第2情報が上記第2のしきい値以上、かつ移動中の場合は、インターセルハンドオフ制御を行い、さらに、上記第1情報が上記第1のしきい値より小さい、または、上記第2情報が上記第2のしきい値より小さい場合は、ハンドオフ制御を行わないことを特徴とする移動体通信制御装置。
  4. 受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、
    上記受信した無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段と、
    上記受信手段で検出された受信レベルを統計処理し、さらに、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理する統計処理手段と、
    上記統計処理手段で統計処理された回線品質と受信レベル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、
    を備え、
    上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、
    上記統計処理手段は、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理(平均化処理)する一方で、制御チャネルの受信レベルを希望波受信レベルとし、さらに、「(通話チャネルの受信レベル)−(制御チャネルの受信レベル)」を演算することにより干渉波受信レベルを求め、上記希望波受信レベルと上記干渉波受信レベルとをそれぞれ統計処理(平均化処理)し、
    上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベル(第1情報とする)と干渉波受信レベル(第2情報とする)、および統計処理された回線品質(第3情報とする)に基づいて、上記第1情報が予め規定された第1のしきい値以上、上記第2情報が予め規定された第2のしきい値以上、かつ上記第3情報が予め規定された第3のしきい値以上の場合は、無線通信回線のハンドオフ制御としてイントラセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値より小さい場合はインターセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値以上であり、かつ、上記第2情報か上記第3情報の少なくともいずれか一方がそれぞれ対応する上記第2のしきいまたは上記第3のしきい値よりも小さい場合は、ハンドオフ制御を行わないことを特徴とする移動体通信制御装置。
  5. 受信した無線信号の受信レベルを検出する受信手段と、
    上記受信した無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段と、
    上記受信手段で検出された受信レベルに基づいて所定の統計処理を行い、さらに、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理する統計処理手段と、
    上記統計処理手段で統計処理された回線品質と受信レベル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段と、
    を備え、
    上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを検出し、
    上記統計処理手段は、上記回線品質検出手段で検出された回線品質を統計処理(平均化処理)する一方で、制御チャネルの受信レベルを希望波受信レベルとし、さらに、「(通話チャネルの受信レベル)−(制御チャネルの受信レベル)」の演算により得られる干渉波受信レベルおよび上記希望波受信レベルに基づいて希望波対干渉波比を求め、上記希望波受信レベルと上記希望波対干渉波比とをそれぞれ統計処理(平均化処理)し、
    上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベル(第1情報とする)と希望波対干渉波比(第2情報とする)、および統計処理された回線品質(第3情報とする)に基づいて、上記第1情報が予め規定された第1のしきい値以上で、上記第2情報が予め規定された第2のしきい値よりも小さく、かつ上記第3情報が予め規定された第3のしきい値以上の場合は、無線通信回線のハンドオフ制御としてイントラセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値より小さい場合はインターセルハンドオフ制御を行い、また、上記第1情報が上記第1のしきい値以上であり、かつ、上記第2情報が上記第2のしきい値以上の場合および/または上記第3情報が上記第3のしきい値よりも小さい場合は、ハンドオフ制御を行わないことを特徴とする移動体通信制御装置。
  6. 上記受信手段は受信した無線信号の制御チャネルの受信レベルを検出し、
    上記統計処理手段はこの制御チャネルの受信レベルを統計処理し、
    上記制御手段はこの統計処理された制御チャネルの受信レベルに基づき、移動局が移動しているか否かを判断し、この判断結果に基づき無線通信回線のハンドオフを制御することを特徴とする請求項に記載の移動体通信制御装置。
  7. 上記統計処理手段は、移動局が待受け状態にある場合に上記受信手段からの制御チャネルの受信レベルを統計処理、移動局が通話状態の場合に、待受け状態のときに統計処理した制御チャネルの受信レベルを統計処理された希望波受信レベルとして保持することを特徴とする請求項1、2、4または5に記載の移動体通信制御装置。
  8. 上記統計処理手段は、移動局が通話状態にあり、通話チャネルと制御チャネルが重なった場合に、上記受信手段からの制御チャネルの受信レベルを統計処理、この統計処理した制御チャネルの受信レベルを統計処理された希望波受信レベルとして保持することを特徴とする請求項1、2、4または5に記載の移動体通信制御装置。
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