JPH09247732A - 移動体通信制御装置および移動体通信制御方法 - Google Patents

移動体通信制御装置および移動体通信制御方法

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JPH09247732A
JPH09247732A JP5019596A JP5019596A JPH09247732A JP H09247732 A JPH09247732 A JP H09247732A JP 5019596 A JP5019596 A JP 5019596A JP 5019596 A JP5019596 A JP 5019596A JP H09247732 A JPH09247732 A JP H09247732A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の基地局と移動局の無線通信において、
フレーム誤り数に大きな誤差が生じても誤ったハンドオ
フが生じないようにする。 【解決手段】 受信した無線信号の受信レベルを検出
し、この検出された受信レベルを統計処理し、この統計
処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハン
ドオフを制御することにより、より正確な回線状態を把
握して適切なハンドオフができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動体通信の制御
技術に関し、特にマルチチャネルアクセス方式で無線ゾ
ーン方式を採用する場合に適した移動体無線通信に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、NTT R&D Vol.43
No.7(1994年)93頁〜99頁、あるいはN
TT R&D Vol.44 No.9(1995年)3
1頁〜38頁に示されるような従来の移動体無線通信方
式では、インターセルハンドオフ(移動局が登録されて
いる基地局を別の基地局へ切り替えること)、イントラ
セルハンドオフ(移動局が登録されている基地局内にお
いて通話チャネルを別のチャネルに切替えること)を行
う場合、通話チャネルのユニークワード(基地局及び移
動局があらかじめ知っているチャネル固有のコード)の
誤り数を求め、その誤り数と通話チャネルの受信レベル
とからイントラセルハンドオフとインターセルハンドオ
フの必要性を判断していた。なお、このハンドオフの必
要性の判断は移動局あるいは基地局のいずれでも行うこ
とができる。
【0003】図16はこのような従来の移動体無線通信
方式による時分割多重(TDMA)送受信器の基本構成
を示す構成図であり、送信部101、受信部102、周
波数シンセサイザ103、制御部104、ベースバンド
処理部105から構成されている。この従来のTDMA
送受信器では、受信部102よりベースバンド信号11
0がベースバンド処理部105に送られ、ここで1フレ
ームあたりnビットのユニークワードを各フレーム毎に
照合し、sビットユニークワードを誤っている場合はそ
のフレームが誤りであるとしてそのフレーム誤り数10
7を求め、制御部104に出力する。
【0004】また受信部102より通話チャネルの受信
レベル109が制御部104に入力される。制御部10
4では、これらフレーム誤り数107、通話チャネルの
受信レベル109によりハンドオフの必要性を判断し、
ハンドオフを行うと判断された場合は周波数シンセサイ
ザ103とベースバンド処理部105を制御することに
より周波数を切換え、この周波数で送信部101、受信
部102によるベースバンド信号110の送受信を行う
ことにより、ハンドオフを実現する。
【0005】この制御部104におけるハンドオフ制御
のフロー図を図17に示す。まず、ステップS102に
おいて通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を、ス
テップS103においてフレーム誤り数(FE測定値)
を求める。予じめ、しきい値TH1(チャネル切替えし
きい値)、TH2(ハンドオフしきい値)、nが定義さ
れており、ステップS307ではFE測定値がTH1以
上であるか判定され、FE測定値がTH1以上でなけれ
ば(NO)ステップS308でハンドオフは行わないと
判断される。
【0006】ステップS307でFE測定値がTH1以
上であった(YES)場合は、ステップS309でUD
測定値がTH2以上であるか判定され、ここでUD測定
値がTH2以上である(YES)場合はステップS31
0に進む。このステップS310では、FE測定値がT
H1以上(FE測定値≧TH1)の状態がn回連続し、
かつUD測定値がTH2以上(UD測定値≧TH2)の
状態がn回連続しているかが判定される。ここでYES
なら、通話チャネルの受信レベルが高いにもかかわらず
フレーム誤りが多いということであるから、希望波レベ
ルは十分であるのに干渉波レベルが高い確率が高い。し
たがって干渉の少ないチャネルを選択するためにチャネ
ル切替えを行った方がよく、ステップS311でイント
ラセルハンドオフを行うと判断される。またステップS
310でNOなら、ステップS308でハンドオフは行
わないと判断される。
【0007】一方、ステップS309でUD測定値がT
H2以上でない(NO)場合はステップS312に進
む。このステップS312では、FE測定値がTH1以
上(FE測定値≧TH1)の状態がn回連続し、かつU
D測定値がTH2以上でない(UD測定値<TH2)状
態がn回連続しているかが判定される。ここでYESな
ら通話チャネル受信レベルが低く、フレーム誤りが多い
ということなので、希望波レベルが不十分であるために
フレーム誤りが増加している確率が高い。したがって、
十分な希望波レベルが得られる基地局を選択するために
基地局の切替えを行った方がよく、ステップS311で
インターセルハンドオフを行うと判断される。またステ
ップS312でNOなら、ステップS308でハンドオ
フは行わないと判断される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体無線通信
方式では、イントラセルハンドオフ、インターセルハン
ドオフの是非を判断するパラメータは上記のようなFE
(フレーム誤り数)、及び通話チャネルの受信レベル、
あるいはFEより求めたCIR(希望波対干渉波比)の
みであった。そしてFEは1フレームあたりnビットの
ユニークワードを各フレーム毎に照合し、ユニークワー
ドをsビット誤っている場合はそのフレームが誤りであ
るとしていた。このため、FEを求めるフレーム数をm
フレームとすると、mフレーム中のすべてのフレームに
おいて1ビットずつ誤った場合とmフレーム中のすべて
のフレームにおいて全ビットを誤った場合のFEは同じ
になってしまう。つまりフレーム誤り数がaフレームと
測定された場合の誤りビット数は、asからanの範囲
であり、フレーム誤り数の誤差が大きい。
【0009】さらにFEには熱雑音による誤りや、短区
間中央値変動、フェージングによるレベル変動に起因す
る誤りも含まれ、FEをCIRに変換して用いる場合は
変換誤差まで含まれてくるため、FEの誤差の影響はさ
らに大きくなる。結果的にFEの誤差が大きいために不
要なイントラセルハンドオフが多く発生し、その多くが
失敗することに起因して強制切断(移動局が通話中に他
の移動局や基地局からの干渉により通話が強制的に切断
されること)が引き起こされる。この発明は上記のよう
な課題を解決するためになされたもので、より少ないイ
ントラセルハンドオフ回数、より少ない強制切断率を実
現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の移動体通信制
御装置は、受信した無線信号の受信レベルを検出する受
信手段と、この受信手段で検出される受信レベルを統計
処理する統計処理手段と、この統計処理手段で統計処理
された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンドオ
フを制御する制御手段とを備える。
【0011】また、上記受信手段は受信した無線信号の
制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベル
とを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの
受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統
計処理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを
求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レ
ベルと干渉波受信レベルとに基づいて無線通信回線のハ
ンドオフを制御する。
【0012】また、上記受信手段は受信した無線信号の
制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベル
とを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの
受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統
計処理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とを
求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レ
ベルと希望波対干渉波比とに基づいて無線通信回線のハ
ンドオフを制御する。
【0013】さらに、移動体通信制御装置を、受信した
無線信号に基づき無線通信回線の品質を検出する回線品
質検出手段を設け、この回線品質検出手段で検出された
回線品質と上記統計処理手段で統計処理された受信レベ
ル情報とに基づき無線通信回線のハンドオフを制御する
構成とする。
【0014】また、上記受信手段は通話チャネルの受信
レベルを検出し、上記統計処理手段はこの通話チャネル
の受信レベルを統計処理し、上記制御手段はこの統計処
理された通話チャネル受信レベルと上記回線品質検出手
段で検出された回線品質とに基づいて無線通信回線のハ
ンドオフを制御する。
【0015】また、上記受信手段は受信した無線信号の
制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベル
とを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの
受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統
計処理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを
求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レ
ベルと干渉波受信レベル、および上記回線品質検出手段
で検出された回線品質に基づいて無線通信回線のハンド
オフを制御する。
【0016】また、上記受信手段は受信した無線信号の
制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベル
とを検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの
受信レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統
計処理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とを
求め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レ
ベルと希望波対干渉波比、および上記回線品質検出手段
で検出された回線品質に基づいて無線通信回線のハンド
オフを制御する。
【0017】また、上記受信手段は受信した無線信号の
制御チャネルの受信レベルを検出し、上記統計処理手段
はこの制御チャネルの受信レベルを統計処理し、上記制
御手段はこの統計処理された制御チャネルの受信レベル
に基づき、移動局が移動しているか否かを判断し、この
判断結果に基づき無線通信回線のハンドオフを制御す
る。
【0018】上記統計処理手段は、移動局が待受け状態
にある場合に上記受信手段からの制御チャネルの受信レ
ベルを統計処理するとともに、移動局が通話状態の場合
に統計処理した制御チャネルの受信レベルを統計処理さ
れた希望波受信レベルとして保持する。
【0019】上記統計処理手段は、移動局が通話状態に
ある場合に、上記受信手段からの制御チャネルの受信レ
ベルを統計処理するとともに、この統計処理した制御チ
ャネルの受信レベルを統計処理された希望波受信レベル
として保持する。
【0020】そして、移動体通信制御方法として、受信
した無線信号の受信レベル情報を検出し、この受信レベ
ル情報を統計処理し、この統計処理された受信レベル情
報に基づき無線通信回線のハンドオフを制御するもので
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の移動体通信制御装置の
実施の形態としてのTDMA送受信器の構成を示す構成
図である。図において、101は送信部、102は受信
した無線信号を周波数シンセサイザ103から与えられ
る周波数信号に基づき復調し、ベースバンド信号110
として出力する受信部である。この受信部102は、受
信した無線信号の受信レベル情報としての制御チャネル
の受信レベル108、通話チャネルの受信レベル109
を検出し出力する受信手段としての機能をも有する。
【0022】105は上記受信部102からのベースバ
ンド信号110に対し、フレーム同期や誤りチェックな
どのベースバンド処理を行うベースバンド処理部であ
る。106はこの受信部102から受信レベル情報とし
て出力される制御チャネルの受信レベル108、通話チ
ャネルの受信レベル109を統計処理する統計処理手段
としての統計処理部であり、その結果を制御部104に
送出する。
【0023】制御部104はこの統計処理部106で統
計処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハ
ンドオフを制御する制御手段としての制御部である。
【0024】以上のようなこの実施形態では、受信手段
としての受信部102から得られる制御チャネルの受信
レベル108、通話チャネルの受信レベル109といっ
た受信レベル情報を統計的に処理することにより、統計
処理を行わない場合に比べてより正確な制御チャネルの
受信レベルや通話チャネルの受信レベルを把握でき、さ
らにはこれら受信レベルの情報からより正確なCIR
(希望波対干渉波比)などを推定できるので、これらに
基づいてハンドオフの制御を行うことにより、不要なイ
ントラセルハオドオフの起動をなくし、適切なハンドオ
フ制御を行えるものである。
【0025】実施の形態2 次に、このような送受信器におけるより具体的なハンド
オフ制御を示す実施形態を図2、図3に基づき説明す
る。図2はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシー
ケンスを示すフローチャートである。
【0026】まず、ステップS1で受信した無線信号か
ら、周波数の異なっている制御チャネルの受信レベルと
通話チャネルの受信レベルとをそれぞれ測定する。次に
ステップS20で制御チャネルの受信レベルと通話チャ
ネルの受信レベルとから干渉波受信レベルを求めるとと
もにこれを統計処理し、またステップS21で制御チャ
ネルの受信レベルから希望波受信レベルを求めるととも
にこれを統計処理する。そして、これら統計処理された
干渉波受信レベル、希望波受信レベルに基づき、ステッ
プS3においてハンドオフ制御がなされる。
【0027】図3は図2の動作をより詳細に示すフロー
チャートである。まずステップS101において制御チ
ャネルの受信レベル(D測定値)を、ステップS102
において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を測
定する。次にステップS201において干渉波受信レベ
ル(U測定値)を(1)式より求める。 U測定値 = UD測定値 − D測定値 ・・・(1)
【0028】ここから、統計処理が行われる。なお、し
きい値(TH1、TH2、TH3、TH4)が予め定義
されているものとする。ステップS202においてU平
均値とU測定値との差の絶対値(DIFF2)を求め
る。ステップS203においてDIFF2がTH2以上
であれば統計処理部はU測定値を破棄しU平均値を更新
しないが、DIFF2がTH2より小さければステップ
S204において統計処理部106はこのときの測定値
を用いてU平均値を求めるとともにその値を更新して保
持する。なお、U平均値とはU測定値の過去nサンプル
分のデータの平均値を意味する。
【0029】次にステップS211においてD平均値と
D測定値との差の絶対値(DIFF1)を求める。な
お、ここで制御チャネルの受信レベル(D測定値)は、
そのまま希望波受信レベルとして用いられている。通
常、基地局毎に制御チャネルの周波数は異なっている
か、あるいは同じ周波数を使う場合でも離れた基地局間
としているので、ある基地局の制御チャネルに対する他
の基地局からの干渉は、通話チャネルに比べて非常に小
さい。したがって、この制御チャネルの受信レベルを希
望波の受信レベルとして用いることができる。
【0030】ステップS212においてDIFF1がT
H1以上であれば統計処理部はD測定値を破棄しD平均
値を更新しないが、D平均値とD測定値との差がTH1
より小さければステップS213において統計処理部は
このときのD測定値を用いてD平均値を求め、その値を
更新して保持する。なお、D平均値はD測定値の過去n
サンプル分のデータの平均値を意味する。そして、これ
ら統計処理された干渉波受信レベル(U平均値)と希望
波受信レベル(D平均値)とに基づき、ハンドオフ制御
が行われる。
【0031】ステップS301でD平均値がしきい値T
H3以上と判断され、ステップS302でU平均値がし
きい値TH4以上と判断された場合、希望波受信レベル
は十分だが、干渉が多いということであるから、ステッ
プS323に進み、イントラセルハンドオフすると判断
される。
【0032】また、ステップS301でD平均値がしき
い値TH3以上と判断され、ステップS302でU平均
値がしきい値TH4より小さいと判断されたならば、希
望波受信レベルが十分で、干渉が小さいという良好な通
信状態なので、イントラセルハンドオフもインターセル
ハンドオフもしないと判断され、ステップS321で終
了する。また、ステップS301でD平均値がしきい値
TH3より小さい場合は希望波受信レベルが小さいとい
うことなので、ステップS322でインターセルハンド
オフすると判断される。
【0033】以上のように、制御チャネルの受信レベル
と通話チャネルの受信レベルから、統計処理のなされた
希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを求め、これに
基づきイントラセルハンドオフ、インターセルハンドオ
フの判断をするため、従来のような単にフレームエラー
数と通話チャネルの受信レベルを用いる方式に比べ、よ
り適切なハンドオフを判断できる効果がある。
【0034】なお、予め移動局が移動しているか否か、
あるいは移動局の移動速度、方向を検知しておき、これ
に基づいてインターセルハンドオフを行うようにしても
よい。例えば、ステップS302でYESと判断(すな
わち希望波受信レベルは十分で、干渉が多いと判断)の
後に移動局の移動の有無を判別し、移動局が隣接する基
地局のセル範囲に移行していく途中のような場合は、わ
ざわざイントラセルハンドオフを行うのは無駄になる可
能性が高いのでインターセルハンドオフを行い、そうで
なければそのままイントラセルハンドオフを行うように
することができる。
【0035】また、上記の説明では、ステップS201
〜S204の後、ステップS211〜S213を行った
が、これらの順番は逆でもよいし、あるいは並列に行わ
れてもよい。また、上記実施形態においては統計処理と
してU測定値、D測定値の平均値を求めるものを示した
が、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよい。
また、上記実施形態においてステップS301以前にU
測定値及びU平均値を求めたがステップS301以降に
U測定値及びU平均値を求めてもよい。
【0036】さらに、上記実施形態においては制御チャ
ネルと通話チャネルの受信レベルから希望波の受信レベ
ルと干渉波の受信レベルを求め、これら希望波の受信レ
ベルと干渉波の受信レベルを統計処理するものを示した
が、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統計処
理してから希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを
求め、これを統計処理された希望波の受信レベルと干渉
波の受信レベルとしてもよい。
【0037】実施の形態3 上記実施形態2では、統計処理された希望波の受信レベ
ルと干渉波の受信レベルとからハンドオフの判断を行う
ものを示したが、測定された受信レベルから測定CIR
(希望波対干渉波比)を求め、これと希望波の受信レベ
ルとからハンドオフの判断を行う実施形態を図4、5に
基づいて説明する。
【0038】図4はこの実施形態におけるハンドオフ制
御のシーケンスを示すフローチャートである。まず、ス
テップS1で受信した無線信号から、周波数の異なって
いる制御チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レ
ベルとをそれぞれ測定する。
【0039】次にステップS22で制御チャネルの受信
レベルと通話チャネルの受信レベルとから希望波対干渉
波比を求めるとともにこれを統計処理し、またステップ
S23で制御チャネルの受信レベルから希望波受信レベ
ルを求めこれを統計処理する。そして、これら統計処理
された希望波対干渉波比、希望波受信レベルに基づき、
ステップS3においてハンドオフ制御がなされる。
【0040】図5は図4の動作をより詳細に示すフロー
チャートである。まずステップS101において制御チ
ャネルの受信レベル(D測定値)を、ステップS102
において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を測
定する。次にステップS221において測定CIR(希
望波対干渉波比)測定値を(2)式より求める。
【0041】
【数1】
【0042】ここから、統計処理が行われる。なお、し
きい値(TH1、TH2、TH3、TH4)が予め定義
されているものとする。ステップS222において測定
CIR平均値と測定CIR測定値との差の絶対値(DI
FF2)を求める。なお、測定CIR平均値は測定CI
R測定値の過去nサンプル分のデータの平均値を意味す
る。
【0043】次にステップS223においてDIFF2
がTH2以上であれば統計処理部106は測定CIR測
定値を破棄し測定CIR平均値を更新しないが、DIF
F2がTH2より小さければステップS224において
統計処理部106はこのときの測定CIR測定値を用い
て測定平均値を求め、その値を更新して保持する。次に
ステップS231においてD平均値とD測定値との差の
絶対値(DIFF1)を求める。ステップS232にお
いてDIFF1がTH1以上であれば統計処理部はD測
定値を破棄しD平均値を更新しないが、DIFF1がT
H1より小さければステップS233において統計処理
部106このときのD測定値を用いてD平均値を求め、
その値を更新して保持する。
【0044】そして、これら測定CIR平均値と希望波
受信レベル(D平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が
行われる。ステップS301でD平均値がしきい値TH
3以上と判断され、ステップS303で測定CIR平均
値がしきい値TH4以上ではないと判断された場合、希
望波受信レベルは十分だが、希望波対干渉波比が十分で
ない、すなわち干渉が多いということであるから、ステ
ップS323に進み、イントラセルハンドオフすると判
断される。
【0045】また、ステップS301でD平均値がしき
い値TH3以上と判断され、ステップS303で測定C
IR平均値がしきい値TH4以上と判断されたならば、
希望波受信レベルが十分で、希望波対干渉波比も十分と
いう良好な通信状態なので、イントラセルハンドオフも
インターセルハンドオフもしないと判断され、ステップ
S321で終了する。また、ステップS301でD平均
値がしきい値TH3より小さい場合は希望波受信レベル
が小さいということなので、ステップS322でインタ
ーセルハンドオフすると判断される。
【0046】以上のように、制御チャネルの受信レベル
と通話チャネルの受信レベルを得て測定CIRを求め、
統計処理された測定CIRと希望波の受信レベルからハ
ンドオフの判断をする方式をとっているため、従来のフ
レームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる方
式に比べ、より正確なCIRを得られ、希望波の受信レ
ベルによってインターセルハンドオフとイントラセルハ
ンドオフの区別がしやすく、より正確で安定したハンド
オフを実現できる。
【0047】なお、予め移動局の移動を検知しておき、
これに基づいてインターセルハンドオフを行うようにし
てもよいことは上記実施形態2と同様である。
【0048】また、上記の説明では、ステップS221
〜S224の後、ステップS231〜S233を行った
が、これらの順番は逆でもよいし、あるいは並列に行わ
れてもよい。また、上記実施形態においては統計処理と
してCIR測定値、D測定値の平均値を求めるものを示
したが、平均値でなく何等かの統計的手段であってもよ
い。また、上記実施形態においてステップS301以前
にCIR測定値及びCIR平均値を求めたがステップS
301以降にCIR測定値及びCIR平均値を求めても
よい。
【0049】さらに、上記実施形態においては制御チャ
ネルと通話チャネルの受信レベルから測定CIRと干渉
波の受信レベルを求め、これらを統計処理するものを示
したが、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統
計処理してから測定CIRと干渉波の受信レベルを求
め、これを統計処理された受信レベルの情報としてもよ
い。
【0050】実施の形態4 以上の実施形態では、受信手段としての受信部102か
らの受信レベル情報を統計処理し、その統計処理結果に
基づいてハンドオフの制御を行うものを説明したが、受
信信号におけるデータの誤り数などから無線回線の品質
を検出し、統計処理した受信レベル情報に加えこの回線
品質も考慮してハンドオフの制御を行うこともできる。
このような実施形態を以下に示す。
【0051】図6はこの実施の形態におけるTDMA送
受信器の構成を示す構成図であり、101〜103は図
1に示した上記実施形態1と同様のものである。
【0052】105は上記受信部102からのベースバ
ンド信号110に対し、フレーム同期や誤りチェックな
どのベースバンド処理を行うベースバンド処理部である
が、このベースバンド処理部105は、受信信号から復
調されたベースバンド信号110に基づき、例えばフレ
ーム誤り数(FE)などを検出することで無線通信回線
の品質を検出し、回線品質情報107として上記制御部
104に出力する回線品質検出手段としての機能を有す
る。
【0053】106は上記受信部102からの制御チャ
ネルの受信レベル108、通話チャネルの受信レベル1
09、および上記ベースバンド処理部105からの品質
情報107を統計処理する統計処理する統計処理手段と
しての統計処理部であり、その結果を制御部104に送
出する。制御部104はこの統計処理部106からの統
計処理結果に基づきハンドオフの制御を行う。
【0054】以上のようなこの実施形態では、受信手段
としての受信部102から得られる制御チャネルの受信
レベル108、通話チャネルの受信レベル109といっ
た受信レベル情報を統計的に処理することにより、統計
処理を行わない場合に比べてより正確な制御チャネルの
受信レベルや通話チャネルの受信レベルを把握でき、ま
たこれら受信レベルの情報からより正確なCIR(希望
波対干渉波比)などを推定できるとともに、さらに無線
回線の品質を検出しこの回線品質も考慮してハンドオフ
の制御を行うことにより、より適切なハンドオフ制御を
行え、不要なイントラセルハオドオフの起動をなくすこ
とができるものである。
【0055】実施の形態5 次に、このような送受信器におけるより具体的なハンド
オフ制御を示す実施形態を図7、図8に基づき説明す
る。図7はこの実施形態におけるハンドオフ制御のシー
ケンスを示すフローチャートである。
【0056】まず、ステップS1で受信した無線信号か
ら通話チャネルの受信レベルを測定する。次にステップ
S24で通話チャネルの受信レベルを統計処理し、また
ステップS25で回線品質情報を統計処理する。そし
て、これら統計処理された干渉波受信レベル、希望波受
信レベルに基づき、ステップS30においてハンドオフ
制御がなされる。
【0057】図8は図7の動作をより詳細に示すフロー
チャートである。まずステップS102において通話チ
ャネルの受信レベル(UD測定値)を測定する。またス
テップS103においてベースバンド処理部105がフ
レーム誤り数(FE測定値)を測定する。
【0058】ここから、統計処理が行われる。なお、し
きい値(TH1、TH2、TH3、TH4)が予め定義
されているものとする。次にステップS241において
UD平均値とUD測定値との差の絶対値(DIFF1)
を求める。
【0059】ステップS242においてDIFF1がT
H1以上であれば統計処理部はD測定値を破棄しUD平
均値を更新しないが、UD平均値とUD測定値との差が
TH1より小さければステップS243において統計処
理部はこのときのD測定値を用いてD平均値を求め、そ
の値を更新して保持する。なお、D平均値はD測定値の
過去nサンプル分のデータの平均値を意味する。
【0060】ステップS251においてFE平均値とF
E測定値との差の絶対値(DIFF2)を求める。ステ
ップS252においてDIFF2がTH2以上であれば
統計処理部はU測定値を破棄しU平均値を更新しない
が、DIFF2がTH2より小さければステップS25
3において統計処理部106はこのときのFE測定値を
用いてFE平均値を求めるとともにその値を更新して保
持する。なお、FE平均値とはFE測定値の過去nサン
プル分のデータの平均値を意味する。
【0061】そして、これら統計処理された受信レベル
情報としての通話チャネルの受信レベル(UD平均値)
と回線品質情報としてのFE測定値(FE平均値)とに
基づき、ハンドオフ制御が行われる。なお、ここでは予
め移動局が移動しているか否かが検知されているものと
する。
【0062】ステップS304においてUD平均値がし
きい値TH3以上で、かつFE平均値がしきい値TH4
以上(YES)と判断され、ステップS324において
移動局が移動していない(NO)と判断されている場
合、通話チャネルの受信レベルは十分だが、誤りも多い
ということであり、さらに移動局が移動していないの
で、ステップS323でイントラセルハンドオフすると
判断される。
【0063】また、ステップS324で移動局が移動し
ている(YES)と判断されている場合は、移動局が隣
接基地局のセル範囲に移動しつつある可能性が高いの
で、ここでイントラセルハンドオフするのは無駄になる
可能性が大きいため、ステップS322でインターセル
ハンドオフすると判断される。なお、ここでは移動局の
移動の有無だけでなく、移動速度、方向などを検知して
おくことにより、適切なハンドオフ制御を行うことがで
きる。
【0064】また、ステップS304において、UD平
均値がしきい値TH3以上かつFE平均値がしきい値T
H4以上という条件を満足しない(NO)場合、すなわ
ち、UD平均値がしきい値TH3より小さい、FE平均
値がしきい値TH4より小さい場合は、イントラセルハ
ンドオフもインターセルハンドオフもしないと判断され
る。
【0065】以上のように、統計処理のなされた通話チ
ャネルの受信レベルとFEとにより、イントラセルハン
ドオフ、インターセルハンドオフの判断をするため、従
来のような単にフレームエラー数と通話チャネルの受信
レベルを用いる方式に比べ、より適切なハンドオフを判
断できる効果がある。
【0066】なお、上記の説明では、ステップS241
〜S243の後、ステップS251〜S253を行った
が、これらの順番は逆でもよいし、あるいは並列に行わ
れてもよい。
【0067】また、上記実施形態においては統計処理と
して平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等
かの統計的手段であってもよい。また、上記実施形態に
おいては回線品質情報としてフレームエラー数(FE)
を用いたが、このFEから推定CIR測定値を求め、こ
れを回線品質情報としてもよいし、また他の回線品質を
示す情報を用いてもよい。
【0068】実施の形態6 上記実施形態5では、統計処理された通話チャネルの受
信レベルと回線品質情報としてのFEとからハンドオフ
の判断を行うものを示したが、測定された受信レベルか
ら干渉波受信レベルと希望波受信レベルとを求め、これ
らと回線品質情報からハンドオフの判断を行う実施形態
を図9、10に基づいて説明する。図9はこの実施形態
におけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【0069】まず、ステップS1で受信した無線信号か
ら通話チャネルの受信レベル、制御チャネルの受信レベ
ルを測定するとともに、回線品質としてフレーム誤り数
(FE測定値)を測定する。次にステップS25で回線
品質情報を統計処理し、ステップS20で制御チャネル
の受信レベルと通話チャネルの受信レベルとから干渉波
受信レベルを求めるとともにこれを統計処理し、またス
テップS21で制御チャネルの受信レベルから希望波受
信レベルを求めこれを統計処理する。そして、これら統
計処理された干渉波受信レベル、希望波受信レベル、回
線品質情報に基づき、ステップS3においてハンドオフ
制御がなされる。
【0070】図10は図9の動作をより詳細に示すフロ
ーチャートである。まずステップS101において制御
チャネルの受信レベル(D測定値)を、ステップS10
2において通話チャネルの受信レベル(UD測定値)を
受信部102が測定し、ステップS103においてベー
スバンド処理部105がフレーム誤り数(FE測定値)
を測定する。
【0071】ここから、統計処理が行われる。なお、し
きい値(TH1、TH2、TH3、TH4、TH5、T
H6が予め定義されているものとする。次のステップS
251からステップS253までのFE平均値を求める
動作は、上記実施形態5の図8で示したフローチャート
中のステップS251からステップS253と、ほぼ同
様である。
【0072】また、次のステップS201からステップ
S213までの干渉波受信レベル(U平均値)、希望波
受信レベル(D平均値)を求める動作は、上記実施形態
2の図3で示したフローチャート中のステップS201
からステップS213と、ほぼ同様である。
【0073】そして、これら統計処理された受信レベル
情報としての希望波受信レベル(D平均値)、干渉波受
信レベル(U平均値)、と回線品質情報としてのFE
(FE平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われ
る。
【0074】ステップS301においてD平均値がしき
い値TH4以上と判断(YES)され、さらにステップ
S305において、U平均値がしきい値TH5以上で、
かつFE平均値がしきい値TH6以上と判断(YES)
された場合、希望波受信レベル(D平均値)は十分だ
が、干渉波受信レベル(U平均値)も大きく、誤りも多
いということであるので、ステップS323でイントラ
セルハンドオフすると判断される。
【0075】また、ステップS305でU平均値がしき
い値TH5以上かつFE平均値がしきい値TH6以上と
いう条件を満足しない(NO)場合、すなわち、U平均
値がしきい値TH5より小さい場合や、FE平均値がし
きい値TH6より小さい場合は、干渉波受信レベルが小
さいかあるいは、誤りが少ないのでこのまま通信して問
題なく、イントラセルハンドオフもインターセルハンド
オフもしないと判断され、ステップS321で終了す
る。また、ステップS301でD平均値がしきい値TH
4より小さければ、希望波受信レベルが小さいのでステ
ップS322でインターセルハンドオフすると判断され
る。
【0076】以上のように、統計処理のなされた干渉波
受信レベル、希望波受信レベル、FEにより、イントラ
セルハンドオフ、インターセルハンドオフの判断をする
ため、従来のような単にフレームエラー数と通話チャネ
ルの受信レベルを用いる方式に比べ、より適切なハンド
オフを判断できる。
【0077】なお、上記の説明では、ステップS251
〜S253、ステップS201〜S204、ステップS
211〜S213の順で動作するものを示したが、これ
らの順序関係はいずれであってもよいし、あるいは並列
に行われてもよい。
【0078】また、上記実施形態においては統計処理と
して平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等
かの統計的手段であってもよい。また、上記実施形態に
おいては回線品質情報としてフレームエラー数(FE)
を用いたが、このFEから推定CIR測定値を求め、こ
れを回線品質情報としてもよいし、また他の回線品質を
示す情報を用いてもよい。また、上記実施形態において
ステップS301以前にU測定値、U平均値、FE測定
値、FE平均値を求めたが、これらをステップS301
以降に求めてもよい。
【0079】さらに、上記実施形態においては制御チャ
ネルと通話チャネルの受信レベルから希望波の受信レベ
ルと干渉波の受信レベルを求め、これら希望波の受信レ
ベルと干渉波の受信レベルを統計処理するものを示した
が、制御チャネルと通話チャネルの受信レベルを統計処
理してから希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルを
求め、これを統計処理された希望波の受信レベルと干渉
波の受信レベルとしてもよい。
【0080】実施の形態7 上記実施形態6では、統計処理された干渉波受信レベル
と希望波受信レベルとを求め、これらと回線品質情報と
してのFEとからハンドオフの判断を行うものを示した
が、測定された受信レベルから測定CIR(希望波対干
渉波比)と希望波の受信レベルとを求め、これらと回線
品質情報からハンドオフの判断を行う実施形態を図1
1、12に基づいて説明する。図11はこの実施形態に
おけるハンドオフ制御のシーケンスを示すフローチャー
トである。
【0081】まず、ステップS1で受信した無線信号か
ら通話チャネルの受信レベル、制御チャネルの受信レベ
ルを測定するとともに、回線品質としてフレーム誤り数
(FE測定値)を測定する。次にステップS25で回線
品質情報を統計処理し、ステップS22で制御チャネル
の受信レベルと通話チャネルの受信レベルとから希望波
対干渉波比求めるとともにこれを統計処理し、またステ
ップS23で制御チャネルの受信レベルから希望波受信
レベルを求めこれを統計処理する。そして、これら統計
処理された希望波対干渉波比、希望波受信レベル、回線
品質情報に基づき、ステップS3においてハンドオフ制
御がなされる。
【0082】図12は図11の動作をより詳細に示すフ
ローチャートである。ステップS101からステップS
103までの、制御チャネルの受信レベル、通話チャネ
ルの受信レベル、FEを測定する動作は、上記実施形態
6の図10で示したフローチャート中のステップS10
1からステップS103と同様である。また、ステップ
S251からステップS253までのFE平均値を求め
る動作は、上記実施形態5の図8で示したフローチャー
ト中のステップS251からステップS253と、ほぼ
同様である。
【0083】ここから、統計処理が行われる。なお、し
きい値(TH1、TH2、TH3、TH4、TH5、T
H6)が予め定義されているものとする。ステップS2
21からステップS233までの測定希望波対干渉波比
(CIR)の平均値、、希望波受信レベル(D平均値)
を求める動作は、上記実施形態3の図5で示したフロー
チャート中のステップS221からステップS233
と、ほぼ同様である。
【0084】そして、これら統計処理された受信レベル
情報としての希望波受信レベル(D平均値)、希望波対
干渉波比(CIR平均値)、と回線品質情報としてのF
E(FE平均値)とに基づき、ハンドオフ制御が行われ
る。
【0085】ステップS301においてD平均値がしき
い値TH4以上と判断(YES)され、さらにステップ
S306において、CIR平均値がしきい値TH5以下
で、かつFE平均値がしきい値TH6以上と判断(YE
S)された場合、希望波受信レベル(D平均値)は十分
だが、希望波対干渉波比(CIR平均値)が小さく、誤
りも多いということであるので、ステップS323でイ
ントラセルハンドオフすると判断される。
【0086】また、ステップS306でCIR平均値が
しきい値TH5以上かつFE平均値がしきい値TH6以
上という条件を満足しない(NO)場合、すなわち、C
IR平均値がしきい値TH5より小さい場合や、FE平
均値がしきい値TH6より小さい場合は、希望波対受信
波比が大きいか、誤りが少ないのでこのまま通信して問
題なく、イントラセルハンドオフもインターセルハンド
オフもしないと判断され、ステップS321で終了す
る。
【0087】また、ステップS301でD平均値がしき
い値TH4より小さければ(NO)、希望波受信レベル
が小さいのでステップS322でインターセルハンドオ
フすると判断される。
【0088】以上のように、統計処理のなされた希望波
受信レベル(D平均値)、希望波対干渉波比(CIR平
均値)、FEにより、イントラセルハンドオフ、インタ
ーセルハンドオフの判断をするため、従来のような単に
フレームエラー数と通話チャネルの受信レベルを用いる
方式に比べ、より適切なハンドオフを判断できる。
【0089】なお、上記の説明では、ステップS251
〜S253、ステップS221〜S224、ステップS
231〜S233の順で動作するものを示したが、これ
らの順序関係はいずれであってもよいし、あるいは並列
に行われてもよい。
【0090】また、上記実施形態においては統計処理と
して平均値を求めるものを示したが、平均値でなく何等
かの統計的手段であってもよい。また、上記実施形態に
おいては回線品質情報としてフレームエラー数(FE)
を用いたが、このFEから推定CIR測定値を求め、こ
れを回線品質情報としてもよいし、また他の回線品質を
示す情報を用いてもよい。また、上記実施形態において
ステップS301以前にCIR測定値、CIR平均値、
FE測定値、FE平均値を求めたが、これらをステップ
S301以降に求めてもよい。
【0091】さらに、上記実施形態においては制御チャ
ネルと通話チャネルの受信レベルから希望波受信レベル
と測定希望波対干渉波比を求め、これらを統計処理する
ものを示したが、制御チャネルと通話チャネルの受信レ
ベルを統計処理してから希望波受信レベルと測定希望波
対干渉波比、これを統計処理された希望波の受信レベル
と希望波対干渉波比としてもよい。
【0092】以上までに説明した実施形態2から6まで
のものを組み合わせてもよいことはいうまでもない。
【0093】実施の形態8 以上のような実施形態において、移動局の移動の有無を
検知することで、より適切なハンドオフ制御ができる。
以下に移動局の移動の有無を検知する例を図13に基づ
いて説明する。ここでは、上述のいくつかの実施形態に
おける動作中で求めた制御チャネルの受信レベルの測定
値、およびこの測定値と平均値との差の絶対値を利用
し、制御チャネルの受信レベルの変化から移動局の移動
の状態を推定する方法を採る。
【0094】まず、ステップS102において制御チャ
ネルの受信レベルを測定する(D測定値)。次にステッ
プS201でD平均値とD測定値との差の絶対値(m
v)を求める。ここでしきい値(TH1)は定義されて
いるものとし、ステップS202においてmvがTH1
以上か否かを判定する。YESならステップS262
で、mvがTH1以上になる状態がn回以上連続して生
じたかを判定しYESの場合、ステップS264で移動
局は移動状態であると判断する。
【0095】またステップS202でmvがTH1以上
であっても、ステップS262でmvがTH1以上にな
った連続回数がn回未満の場合は、ステップS263で
その連続回数を保持するとともに、移動局は静止してい
るもの判断する。またステップS202でmvがTH1
以下の場合、ステップS203でD平均値を求めるとと
もに、ステップS261で移動局は静止しているものと
判断する。このように制御チャネルの受信レベルを統計
処理した結果から、移動局が移動しているか否かを判断
するため、容易に移動している移動局を検出でき、より
効率的なイントラセルハンドオフ、インターセルハンド
オフが可能になる効果がある。
【0096】実施の形態9 上記のいくつかの実施形態で、受信レベル情報として希
望波受信レベルを用いるものを示し、このときは制御チ
ャネルの受信レベルを希望波受信レベルとして扱えるこ
とは上述したとおりである。以下にこの希望波受信レベ
ルを検出する実施形態を図14に基づいて説明する。こ
こでも、上述のいくつかの実施形態で求めた制御チャネ
ルの受信レベルの測定値、およびこの測定値と平均値と
の差の絶対値を利用する。
【0097】ステップS271で移動局が待受け状態
(通話中でない)か否か判定し、待受け状態であればス
テップS102において制御チャネルの受信レベルを測
定(D測定値)し、ステップS201においてD平均値
(D測定値の平均値)とD測定値との差の絶対値(DI
FF)を求める。そしてステップS202で、DIFF
がしきい値TH1以上でない(NO)ならステップS2
03でD平均値を更新し、DIFFがしきい値TH1以
上(YES)ならD測定値は破棄しD平均値は更新しな
い。
【0098】ステップS271で、移動局が待受け状態
でなくなった(通話状態になった)場合、待受け時に測
定していた制御チャネルの受信レベルの平均値を希望波
受信レベルとして保持する。この希望波受信レベルを上
記実施形態におけるハンドオフ制御のために用いること
ができる。
【0099】このように待受け時に制御チャネルの受信
レベルを得て統計処理された制御チャネルの受信レベル
を移動局の希望波受信レベルとするため、従来の通話が
開始してから希望波の受信レベルを測定するものに比
べ、サンプル数が多く受信レベルの精度を向上できる効
果がある。なお、ここでは制御チャネルの受信レベルの
平均値をとるものを説明したが、何らかの別の統計的手
段を用いてもよい。
【0100】実施の形態10 上記実施形態9で、移動局が待受け状態のときに希望波
受信レベルを測定するものを示したが、通話中に測定す
る場合を図15に基づいて説明する。図15の(1)に
示すように通話チャネル(T11〜T13、T21〜T23)と制
御チャネル(T1、T2)のように通話チャネルと制御
チャネルのタイミングまたはスロットが異なっている場
合は通話チャネルと制御チャネルを時間軸上で切替えて
使用し、通話中に制御チャネルの受信レベルを測定す
る。
【0101】図15の(2)に示すように通話チャネル
(T11、T21)と制御チャネル(T1、T2)のタイミ
ングが重なる場合は制御チャネルのn回に1回(n>=
1)、制御チャネルを優先して復調し、重なった通話チ
ャネル(T11、T21)は放棄し、通話チャネル(T12、
T13、T22、T23)と制御チャネル(T1、T2)を復
調し、通話中に制御チャネルの受信レベルを求め、これ
を希望波受信レベルとする。また、通話チャネルから制
御チャネルへの切替え、制御チャネルから通話チャネル
への切替えに時間を要する場合は図15(3)に示すよ
うに制御チャネルの前後に復調する通話チャネル(T1
2、T13、T14、T22、T23、T24)を放棄して制御チ
ャネルを優先してもよい。
【0102】以上のように、通話時に通話チャネルと制
御チャネルのタイミングが重なった場合でも、新たに制
御チャネル用の基地局を設けることなく制御チャネルの
受信レベルを得ることができる。
【0103】なお上記実施形態4から10では回線品質
情報を統計処理するものを示したが、例えばフレーム誤
り数を統計処理せずに用いてもよく、受信レベルを統計
処理することにより適切な受信状態を把握して適切なハ
ンドオフ制御は行える効果に変わりない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態におけるTDMA送受信器
のブロック図。
【図2】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図3】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図4】この発明の実施形態におけるTDMA送受信器
のブロック図。
【図5】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図6】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図7】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図8】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図9】この発明の実施形態における制御動作を示すフ
ローチャート。
【図10】この発明の実施形態における制御動作を示す
フローチャート。
【図11】この発明の実施形態における制御動作を示す
フローチャート。
【図12】この発明の実施形態における制御動作を示す
フローチャート。
【図13】この発明の実施形態における制御動作を示す
フローチャート。
【図14】この発明の実施形態における制御動作を示す
フローチャート。
【図15】この発明の実施形態における制御動作を説明
するための、通話チャネルと制御チャネルのタイミング
を示す説明図。
【図16】従来のTDMA送受信器のブロック図。
【図17】従来のTDMA送受信器制御動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
101 送信部 102 受信部 103 周波数シンセサイザ 104 制御部 105 ベースバンド処理部 106 統計処理部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した無線信号の受信レベルを検出す
    る受信手段と、この受信手段で検出される受信レベルを
    統計処理する統計処理手段と、この統計処理手段で統計
    処理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハン
    ドオフを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    移動体通信制御装置。
  2. 【請求項2】 上記受信手段は受信した無線信号の制御
    チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを
    検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信
    レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処
    理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを求
    め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベ
    ルと干渉波受信レベルとに基づいて無線通信回線のハン
    ドオフを制御することを特徴とする請求項1記載の移動
    体通信制御装置。
  3. 【請求項3】 上記受信手段は受信した無線信号の制御
    チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを
    検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信
    レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処
    理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とを求
    め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベ
    ルと希望波対干渉波比とに基づいて無線通信回線のハン
    ドオフを制御することを特徴とする請求項1記載の移動
    体通信制御装置。
  4. 【請求項4】 受信した無線信号の受信レベルを検出す
    る受信手段と、この受信手段で検出された受信レベルを
    統計処理する統計処理手段と、上記受信した無線信号に
    基づき無線通信回線の品質を検出する回線品質検出手段
    と、この回線品質検出手段で検出された回線品質と上記
    統計処理手段で統計処理された受信レベル情報とに基づ
    き無線通信回線のハンドオフを制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする移動体通信制御装置。
  5. 【請求項5】 上記受信手段は通話チャネルの受信レベ
    ルを検出し、上記統計処理手段はこの通話チャネルの受
    信レベルを統計処理し、上記制御手段はこの統計処理さ
    れた通話チャネル受信レベルと上記回線品質検出手段で
    検出された回線品質とに基づいて無線通信回線のハンド
    オフを制御することを特徴とする請求項4記載の移動体
    通信制御装置。
  6. 【請求項6】 上記受信手段は受信した無線信号の制御
    チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを
    検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信
    レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処
    理された希望波受信レベルと干渉波受信レベルとを求
    め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベ
    ルと干渉波受信レベル、および上記回線品質検出手段で
    検出された回線品質に基づいて無線通信回線のハンドオ
    フを制御することを特徴とする請求項4記載の移動体通
    信制御装置。
  7. 【請求項7】 上記受信手段は受信した無線信号の制御
    チャネルの受信レベルと通話チャネルの受信レベルとを
    検出し、上記統計処理手段はこれら制御チャネルの受信
    レベルと通話チャネルの受信レベルとに基づき、統計処
    理された希望波受信レベルと希望波対干渉波比とを求
    め、上記制御手段はこの統計処理された希望波受信レベ
    ルと希望波対干渉波比、および上記回線品質検出手段で
    検出された回線品質に基づいて無線通信回線のハンドオ
    フを制御することを特徴とする請求項4記載の移動体通
    信制御装置。
  8. 【請求項8】 上記受信手段は受信した無線信号の制御
    チャネルの受信レベルを検出し、上記統計処理手段はこ
    の制御チャネルの受信レベルを統計処理し、上記制御手
    段はこの統計処理された制御チャネルの受信レベルに基
    づき、移動局が移動しているか否かを判断し、この判断
    結果に基づき無線通信回線のハンドオフを制御すること
    を特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の移動体
    通信制御装置。
  9. 【請求項9】 上記統計処理手段は、移動局が待受け状
    態にある場合に上記受信手段からの制御チャネルの受信
    レベルを統計処理するとともに、移動局が通話状態の場
    合に統計処理した制御チャネルの受信レベルを統計処理
    された希望波受信レベルとして保持することを特徴とす
    る前記請求項1ないし8いずれかに記載の移動体通信制
    御装置。
  10. 【請求項10】 上記統計処理手段は、移動局が通話状
    態にある場合に、上記受信手段からの制御チャネルの受
    信レベルを統計処理するとともに、この統計処理した制
    御チャネルの受信レベルを統計処理された希望波受信レ
    ベルとして保持することを特徴とする前記請求項1ない
    し8いずれかに記載の移動体通信制御装置。
  11. 【請求項11】 受信した無線信号の受信レベル情報を
    検出し、この受信レベル情報を統計処理し、この統計処
    理された受信レベル情報に基づき無線通信回線のハンド
    オフを制御することを特徴とする移動体通信制御方法。
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