JPH07248716A - 施錠装置及び画像記録装置及び画像形成装置 - Google Patents

施錠装置及び画像記録装置及び画像形成装置

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JPH07248716A
JPH07248716A JP6067798A JP6779894A JPH07248716A JP H07248716 A JPH07248716 A JP H07248716A JP 6067798 A JP6067798 A JP 6067798A JP 6779894 A JP6779894 A JP 6779894A JP H07248716 A JPH07248716 A JP H07248716A
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JP
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lid
housing
locking
lock
claw
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JP6067798A
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Hideaki Takada
英明 高田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体8と蓋体12が枢軸12aで開閉可能な
装置の施錠装置ではロック爪23は従来、蓋体12を開
いた場合に突出したままであり、手をきずつけたり、ロ
ック爪23を記録ヘッド6bの脱着で当てて破損すると
いうおそれをなくすのが目的である。 【構成】 開放ボタン21を押して蓋体を開くと枢軸1
2a回りに蓋体12に取付けた駆動ギア26aが公転
し、c方向へ回転し、ベルト装置(26b,27,2
8)でプーリ28がロックギア軸29a上を先ず空転
し、溝28aの分だけ空転した後、ピン29bを押して
ロックギア軸29a、ロックギア29を回転し、ラック
30a付のロック爪台30を移動してピン23bで結合
してあるロック爪23をd方向へ引いて蓋体12内へ納
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体の筐体に対し
て開閉可能な蓋体と筐体間の施錠装置及び画像記録装置
及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録紙の紙ずまりの処理やインク
カートリッジ、或は主たる画像形成部材を内蔵したプロ
セスカートリッジ等の交換のために装置本体の外装をな
す筐体に開閉可能な蓋体を備えた画像記録装置や画像形
成装置では、蓋体を閉じた状態での、蓋体の筐体への係
止は、蓋体からもしくは筐体から係止爪もしくは被係止
部材を相手に向かって突出させ、相手である筐体もしく
は蓋体に備えられた被係止部材または係止爪に係止させ
る事によって行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録紙
の紙ずまりの処理やインクカートリッジ或はプロセスカ
ートリッジの交換のために蓋体を開き使用者が手を装置
本体の内部に入れ操作しようとすると、蓋体もしくは筐
体から突出した係止爪もしくは被係止部材に手の一部が
触れ怪我をしたり係止爪もしくは被係止部材を破損させ
る事があった。
【0004】本発明は、記録紙の紙ずまりの処理やイン
クカートリッジ或はプロセスカートリッジ等の交換のた
めに蓋体を開き使用者が手を装置本体の内部に入れ操作
する場合において、使用者が怪我をしたり装置が破損す
る事を防止出来る施錠装置及びこの施錠装置を備えた画
像記録装置及び画像形成装置を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は装
置本体の外装が筐体をなし該筐体に対して開閉可能な蓋
体を有し、蓋体を閉じた状態で、蓋体を筐体に対し閉じ
た状態を保持するための係止爪とこの係止爪を係止する
被係止部材をそれぞれ蓋体と筐体に備え、閉じた状態で
は係止爪もしくは被係止部材のどちらか一方が、係止す
るために蓋体もしくは筐体から突出した施錠装置におい
て、前記筐体が開放されるに際し、突出した係止爪もし
くは被係止部材が蓋体もしくは筐体に引き込まれる開閉
連動装置を有することを特徴とする施錠装置である。
【0006】本発明の第2の発明は開閉連動装置は筐体
と蓋体の開閉による相対位置の変化を駆動源とすること
を特徴とする第1の発明に記載の施錠装置である。
【0007】本発明の第3の発明は筐体に対して蓋体が
枢軸でもって枢着され、枢軸を中心として筐体又は蓋体
に固定された固定ギアを設け、固定ギアを備えない筐体
又は蓋体に前記固定ギアと噛合う駆動ギアを回転自在に
支持した駆動源と、駆動ギアを支持した筐体又は蓋体に
この筐体又は蓋体から突出した位置と引込めた位置をと
るように設けた可動の係止爪もしくは被係止部材と、前
記駆動ギアと前記可動の係止爪もしくは被係止部材を結
合する動力伝達部材とを有することを特徴とする第2の
発明に記載の施錠装置である。
【0008】本発明の第4の発明は第1から第3の発明
の何れか1つに記載の施錠装置を設けたことを特徴とす
る画像記録装置である。
【0009】本発明の第5の発明は画像形成手段の一部
が取り付けられた蓋体を有し、第1から第3の発明の何
れか1つに記載の施錠装置を設けたことを特徴とする画
像形成装置である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0011】「実施例1」以下、本発明の施錠装置を備
えインクジェット記録方法を適用した画像記録装置の実
施例1について図1から図6を参照して説明する。
【0012】図1及び図2は、本発明を実施した画像記
録装置の主要部の縦断面図である。図3及び図4はそれ
ぞれ図1及び図2の主要部の斜視図である。図5は記録
ヘッドの搭載されるキャリッジとそのホームポジション
付近の主要部の斜視図である。図6はロック爪に蓋体の
回転角を伝えるプーリとギアの一部を示す斜視図であ
る。
【0013】本画像記録装置の装置本体11は以下のと
おりである。図1で示すように給紙カセット1内に積層
された記録媒体である記録シート2をピックアップロー
ラ3で一枚ずつ給送し、これを搬送路4a、搬送ローラ
4b,4cを備えたシート搬送手段4で搬送すると共
に、搬送ローラ4b,4c間の搬送路4aにおいて裏面
をプラテン5で支持された記録シート2に対して記録手
段6を駆動して記録し、記録後の記録シート2を排紙ト
レイ7へ排出する如く構成している。
【0014】記録手段6はシート搬送手段4で搬送され
た記録シート2にインク像を記録するものであり、この
装置ではキャリッジ6aにインクジェットヘッドとなっ
ている記録ヘッド6bを搭載したシリアル型のインクジ
ェット記録方法を用いている。
【0015】キャリッジ6aは図1の紙面に直交して延
在するスライドレール6cにスライド可能に取り付けら
れ、図示しないキャリッジモータ及び駆動伝達系によっ
て前記キャリッジ6aがスライドレール6cに沿って記
録シート2の幅方向に往復移動するように構成されてい
る。
【0016】このキャリッジ6aのホームポジション位
置には図5に示すようにキャッピング手段6dが設けら
れており、記録ヘッド6bがホームポジションにあって
停止しているときは前記キャッピング手段6dが記録ヘ
ッド6bのインク吐出面を覆い、インクの乾燥を防止
し、且つヘッドを保護するようになっている。
【0017】尚、キャリッジ6aのホームポジション位
置は記録シート2の搬送領域外に配置されている。
【0018】記録ヘッド6bはシート搬送手段4で搬送
された記録シート2にインクを吐出するものであり、前
記キャリッジ6aに搭載され、キャリッジ6aの移動に
同期して記録ヘッド6bが記録信号に応じてインクを選
択的に吐出して記録シート2にインク像を記録する。
【0019】この記録ヘッド6bは微細な液体吐出口
(オリフィス)、液路及びこの液路の一部に設けられる
エネルギー作用部と、該作用部にある液体に作用させる
液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備
えている。このようなエネルギーを発生するエネルギー
発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用い
た記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱させ、
該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手
段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱
素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐
出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法がある。
【0020】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方式に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるため高解像度の記録をする事が可能である。
【0021】更にその中でも電気熱変換体をエネルギー
発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容
易であり、且つ最近の半導体分野における技術の進歩と
信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長
所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、製造コ
ストも安価なことから有利である。
【0022】尚、前記記録ヘッド6bはインクタンクと
一体的に構成され、適時交換する必要があり、記録ヘッ
ド6bはキャリッジ6aに着脱可能となっている。その
ために、キャリッジ6aには図5に示すようにコ字状の
固定レバー6eが矢印方向bへ回動可能にピン6fでも
って取り付けてある。即ち、記録ヘッド6bをキャリッ
ジ6aに装着したときには、固定レバー6eを図5の状
態に回動して記録ヘッド6bをキャリッジ6aに固定
し、取り外す場合には固定レバー6eを図5の矢印b方
向へ倒して固定解除するものである。
【0023】以上のような画像記録装置は給紙カセット
1を除いて装置本体11の内部が画像記録装置の外装を
なす筐体8内に収容され、給紙カセット1は筐体8に着
脱出来るようになっている。筐体8は蓋体12を備えて
いる。蓋体12は筐体8に枢軸12aで枢着されてお
り、図1の閉じた位置と図2の開いた位置間で枢軸12
aを中心に開閉する。
【0024】蓋体12に係止爪として備えるロック爪2
3は蓋体12が閉じている状態では筐体8に備える被係
止部材として設けた受爪24に係合している。ロック爪
23は図1において蓋体12の上部が開く方向(矢印
d)とほぼ同方向に長く、その根本はピン23bでロッ
ク爪台30に枢着され、ロック爪台30より図1の紙面
に直交して突出したばね座30bとロック爪23間には
押しバネ22が縮設され、ロック爪23の先端を受爪2
4に向って付勢している。ロック爪23に備える開放ボ
タン21は蓋体12の上壁12bを上方へ貫通して外部
へ出ている。ロック爪台30は蓋体12の上壁12b内
側に設けた図示矢印d方向の案内に滑合し、矢印d方向
に移動自在である。ロック爪台30にはその移動方向に
平行にラック30aが設けてある。
【0025】上記のように支持されたロック爪23は図
1に示す矢印d方向に可動であり、そのための駆動源と
駆動源からロック爪までの動力伝達部材を含む開閉連動
装置についてのべれば以下のとおりである。
【0026】筐体8には枢軸12aを嵌入するボス回り
に固定ギア25が設けられ、この固定ギア25に噛合う
駆動ギア26aは蓋体12に固定した軸26cに回転自
在に支持されている。この固定ギア25と駆動ギア26
aがロック爪23の駆動源となっている。駆動ギア26
aと一体のプーリ26bとロックプーリ28間にはベル
ト27が巻掛けられ、アイドラプーリ27aが該ベルト
27に外側から巻掛けられている。ロックプーリ28は
蓋体12に回転自在に支持されたロックギア軸29aに
制限的に回転可能に支持されている。このためロックプ
ーリ28にはプーリ中心を対称にして扇形状の溝28a
が設けられ、該溝28aにはロックギア軸29aの固定
された半径方向のピン29bが嵌まっている。ロックギ
ア軸29aに固定されたロックギア29は前記ロック爪
台30に設けたラック30aと噛合っている。このロッ
ク爪台30はロック爪23の支持部材であると共に開閉
連動装置の一部材ともなっている。
【0027】上記構成の作用を説明する。記録ヘッド6
bの交換作業時及び記録シート2が装置内で紙ずまりし
た場合の紙ずまり処理時には蓋体12を開くが、その時
にはまず開放ボタン21を押しバネ22によって図1上
で時計と反対回りに加圧されているロック爪23をバネ
22のバネ力に抗して押して筐体8の受金24から外し
蓋体12を枢軸12aを中心として反時計回りに回動し
て開く。
【0028】この時、固定ギア25と噛合っている駆動
ギア26aは、蓋体12を開放すると枢軸12aを中心
に公転しその公転角度に応じて図1の矢印cの方向に回
転し、その動きをベルト27を介してロックプーリ28
aへ伝えロックプーリ28を図示矢印e方向に回転させ
る。ロックプーリ28はその回転角をロックギア29に
伝える前に図1、図6で示すように、ロックギア軸29
aの直径を横切って貫通しているピン29bに対して遊
びを持つようにロックプーリ28に扇型状の溝28aを
掘ってあるため、蓋体12が約45°開放されるまでロ
ックギア軸29a上で空転し、その後溝28aの側面で
ピン29bを押してロックギア軸29aを回転し、同軸
のロックギア29を矢印e方向に回転する。そして、ロ
ック爪23が取り付けられているロック爪台30のラッ
ク30aを、ロック爪23が蓋体12の外部から引き込
む方向(図1の矢印dの方向)に動かす。そして、蓋体
12が完全に開いた状態(蓋体12が閉じた際にその側
板12cの位置を0°とし、側板12cの回転角90
°、以下、他の角度についても同様)では、図2及び図
4に二点破線で示される位置23aから実線で示される
位置までロック爪23が移動し蓋体12の中に完全に引
き込まれる。
【0029】尚、ロック爪23及びこれに伴う部品は蓋
体12のホームポジション側及び逆側の2組有りそれぞ
れ同じ動作、働きをし蓋体12を筐体8に係脱する。
【0030】このあと、本体内部に有る図示しないレバ
ー等を操作してジャム処理を行うか、もしくは固定レバ
ー6eを操作して記録ヘッド6bの交換を行うが、蓋体
12からロック爪23が飛び出ていないため、使用者が
操作をするために手を装置内部に入れてもロック爪23
に引っかかったりロック爪23を破損する事はない。蓋
体12を閉じる場合、駆動ギア26aは枢軸12aを中
心に時計回りに公転し乍ら、図2の図示矢印f方向に回
転し、ベルト27を介してロックプーリ28を回転させ
るが蓋体12の角度が全開した90°から半開の45°
までの間は、前記ロックプーリ28に掘られた扇型状の
溝28aによる遊びのため、ロックプーリ28の回転は
ロックギア29に伝わらずロック爪23は完全に引き込
まれた状態のままである。そして、蓋体12が、45°
から0°(即ち蓋体12が閉じた状態)までの間ではロ
ックギア29が回転しラック30a従ってラック爪台3
0を移動して、ロック爪23を蓋体12から突出させ、
蓋体12が筐体8に対して閉じた状態に近ずくとロック
爪23の先端背部の斜面23cが受爪24の背部の斜面
24aに当り、ロック爪23は図1においてピン23b
を中心にして押しバネ22に抗して時計回りに回転し、
蓋体12が閉じるとロック爪台30に取り付けたロック
爪23が本体の受爪24に係止する位置に来てロック爪
23が押しバネ22のバネ力で受爪24に係合し蓋体1
2を筐体8に係止する。
【0031】「実施例2」本発明の実施例2を図7及び
図8を用いて説明する。
【0032】図7及び図8は、本発明を実施した画像記
録装置の主要部の縦断面図である。
【0033】本実施例2ではロック爪は筐体側に設けら
れ、蓋体側にはロック爪の被係合部材が設けられてい
る。
【0034】尚、本実施例2における装置全体の構成は
上記実施例1で説明したものと略同等であり、同一部分
は同一の符号を付して説明を援用する。
【0035】本実施例2では、記録ヘッド6bの交換作
業時及び記録シート2がジャムした場合のジャム処理時
には、蓋体32を開くが、その時にはまず開放ボタン4
1を押し、押しバネ42によって図7上でピン43bを
中心に時計回りに加圧されているロック爪43を押して
蓋体32に固定した被係合部材となっている受爪44か
ら外し蓋体32を枢軸32aを中心にして開く。
【0036】この時、蓋体32と筐体31の接続部の枢
軸32aを中心として、蓋体32に固定された固定ギア
45が備えられ、筐体31の対応部には固定ギア45と
噛合う駆動ギア46a及び駆動ギア46aと一体のプー
リ46bが軸46cでもって回転可能に取り付けられて
いる。駆動ギア46aは、蓋体32を開放するとその角
度に応じて回転し、その動きをキャリッジ6aの走査域
外に設けられたベルト47を介してロックプーリ48へ
伝える。ロックプーリ48はその回転角を蓋体32に回
転自在に支持されたロックギア軸49aに固定されたロ
ックギア49に伝えるが、ロックギア軸49aに貫通固
定してあるピン49bに対して遊びを持つようにロック
プーリ48に扇型状の溝48aを掘っているため、蓋体
32が約45°開放されてから始めて回転する。そし
て、ロックギア49はロック爪43が取り付けられてい
るロック爪台50のラック50aを、ロック爪43が蓋
体32より飛び出た状態から引き込む方向に(図8の矢
印gの方向)に動かす。そして、蓋体32が完全に開い
た状態(90°)で、図8に示すように、ロック爪43
は筐体31の中に完全引き込まれる。
【0037】蓋体32を閉じる場合、90°から45°
までの間は、前記ロックプーリ48に掘られた扇型状の
溝48aによる遊びのため、ロックプーリ48の回転は
ロックギア49に伝わらずロック爪43は完全に引き込
まれた状態のままである。そして、蓋体32が、45°
から0°(即ち蓋体32が閉じた状態)までの間でロッ
クギア49が回転し、蓋体32が筐体31に対して閉じ
た状態になるとロック爪台50とロック爪43が筐体の
受爪44に係止する位置に来て蓋体32を本体31にロ
ックする。
【0038】本実施例2ではロック爪43が、筐体31
の上部より突き出た形となり、特にホームポジションに
あるキャリッジ6aに固定された記録ヘッド6bを交換
するため、固定レバー6eを解除する場合や、記録ヘッ
ド6bのつまみ6gをつかんで記録ヘッド6bを交換す
る時に、使用者の手や指がロック爪43に触れ易くなる
がロック爪43が本体内に引き込まれているため触れる
事は無くなる。
【0039】また、実施例1,2共にロック爪は蓋体も
しくは本体の内側に引き込まれるが、さらに引き込まれ
たロック爪自体を収納するように回りにカバーを設けて
も良い。
【0040】実施例1,2では、ロック爪を引き込む動
作をギアとベルト及びプーリを用いて行ったが、他のリ
ンク機構等を用いても良い事は言うまでもない。
【0041】「実施例3」本実施例3は光学式プリンタ
に適用したものである。図9、図10に示すように蓋体
62と筐体58は枢軸62aでもって枢着され、図9の
閉じた位置と図10のわに口のように開いた位置をとる
ようになっている。
【0042】この開いた位置で記録紙のつまりの除去、
プロセスカートリッジKを上斜め方向に脱着するもの
で、ここで各部の説明をすると半導体レーザー、ポリゴ
ンミラー、ポリゴン駆動用モーター、光学レンズを含む
スキャナーユニット51からレーザ光がスキャン出力さ
れ、折り返しミラー52で反射して感光ドラム53上に
照射される。感光ドラム53には公知の有機光導電体等
の感光層がぬられており数KVの直流電圧の印加された
1次帯電器54がコロナ放電する事により均一な帯電が
行われ、レーザー光が照射された部分の電荷が消滅する
事で静電潜像が形成される。現像スリーブ55には1K
V以上の交流及び数百Vの直流が印加されており、該静
電潜像との電位差によりトナーTが感光ドラム53上に
つくことでトナー像を形成する。該トナー像は転写帯電
器57により記録シート2に転写され、定着器59によ
り永久定着される。感光ドラム53上に残留したトナー
はクリーニング器60によって除去され、前露光器61
によって帯電履歴が消去される。現像器56、感光ドラ
ム53、1次帯電器54、クリーニング器60とこれら
を内蔵した容器63は一体のプロセスカートリッジKと
なっており、本体に着脱される。また容器63はプロセ
スカートリッジK本体よりはずした際の感光体への遮
光、ゴミの付着防止等の機能を持つ。
【0043】上記における記録シート2の給紙はピック
アップローラ3で給紙カセット1から一枚宛レジストロ
ーラ64へ送られて待機して感光ドラム53とタイミン
グをとって転写帯電器57と感光ドラム53の間に送り
込まれ、転写後、記録シート2は定着器59へ送られ、
定着され、排紙ローラ65により排紙トレイ66上に送
り出される。
【0044】上記プロセスカートリッジKは蓋体62に
設けたブラケット62bに上斜め方向へ脱着される。蓋
体62にはロック爪73が設けられ、筐体58にはロッ
ク爪73が係合する受爪74が設けられる。ロック解除
後ロック爪73は図11に示すように図示矢印h方向に
横向きになり下方への突出をなくする。駆動源は前各実
施例と同様枢軸62a回りに設け、動力伝達部材で駆動
源とロック爪73間を連結する。
【0045】電子複写機においてもわに口状に筐体が開
閉する場合もあるが同様である。
【0046】各実施例は蓋体がわに口状に開く場合を述
べてあるが、開閉の態様には関係なく適用できることは
明白であり、例えば蓋体の一端が滑り且つ回転して開口
を大きくする滑り出し回転機構で蓋体と筐体が係合され
ている場合、蓋体が筐体の開口縁を滑り開閉する場合に
ついても本発明は含まれる。
【0047】
【考案の効果】本発明の第1の発明は装置本体の外装が
筐体をなし該筐体に対して開閉可能な蓋体を有し、蓋体
を閉じた状態で、蓋体を筐体に対し閉じた状態を保持す
るための係止爪とこの係止爪を係止する被係止部材をそ
れぞれ蓋体と筐体に備え、閉じた状態では係止爪もしく
は被係止部材のどちらか一方が、係止するために蓋体も
しくは筐体から突出した施錠装置において、蓋体が開放
されるに際し、突出した係止爪もしくは被係止部材が蓋
体もしくは筐体に引き込まれる開閉連動装置を有するこ
ととしたため、例えば画像記録装置では記録紙の紙ずま
りの処理やインクカートリッジの交換のために蓋体を開
き使用者が手を装置本体の内部に入れ操作する場合にお
いて使用者が怪我をしたり装置が破損する事を防止出来
る。
【0048】本発明の第2の発明は第1の発明におい
て、開閉連動装置は筐体と蓋体の開閉による相対位置の
変化を駆動源とすることとしたので、係止爪もしくは被
係止部材の駆動のために別途ソレノイド等の駆動源を必
要としない。
【0049】本発明の第3の発明は第2の発明において
筐体に対して蓋体が枢軸でもって枢着され、枢軸を中心
として筐体又は蓋体に固定された固定ギアを設け、固定
ギアを備えない筐体又は蓋体に固定ギアと噛合う駆動ギ
アを回転自在に支持した駆動源と、駆動ギアを支持した
筐体又は蓋体にこの筐体又は蓋体から突出した位置と引
込めた位置をとるように設けた可動の係止爪もしくは被
係止部材と、駆動ギアと可動の係止爪もしくは被係止部
材を結合する動力伝達部材とを有することとしたので、
簡単な構成で駆動源として回転力を得られ、しかも蓋体
の回転角に比例する回転角を生ずる回転力が得られ、可
動の係止爪もしくは被係止部材と駆動源を動力伝達部材
で結合するだけですみ、構成簡単で動作が確実である。
【0050】本発明の第4の発明は上記第1から第3の
発明を画像記録装置に適用して好適な結果を得る。
【0051】本発明の第5の発明は上記第1から第3の
発明を画像形成手段の一部が取り付けられた蓋体を有す
る複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に適用して
好適な結果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる画像記録装置の縦断
面図である。
【図2】図1の作用を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施例1の斜視図である。
【図4】図3の作用を示す斜視図である。
【図5】図1から図3に内蔵する記録手段の斜視図であ
る。
【図6】図1、図2に示すロック爪に蓋体の回転角を伝
える動力伝達手段の内のロックギア回りの斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施例2に係わる画像記録装置の縦断
面図である。
【図8】図7の作用を示す縦断面図である。
【図9】本発明の実施例3に係わるレーザプリンタの縦
断面図である。
【図10】図9の作用を示す縦断面図である。
【図11】図9のA矢視拡大矢視図である。
【図12】図11の矢視図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 記録シート 3 ピックアップローラ 4 シート搬送手段 6 記録手段 6a キャリッジ 6b 記録ヘッド 6e 固定レバー 8,31,58 筐体 12,32,62 蓋体 21,41 開放ボタン 23,43,73 ロック爪 24,44,74 被係止部(受爪) 25,45 固定ギア 26a,46a 駆動ギア 26b,46b プーリ 27,47 ベルト 28,48 ロックプーリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の外装が筐体をなし該筐体に対
    して開閉可能な蓋体を有し、 蓋体を閉じた状態で、蓋体を筐体に対し閉じた状態を保
    持するための係止爪とこの係止爪を係止する被係止部材
    をそれぞれ蓋体と筐体に備え、閉じた状態では係止爪も
    しくは被係止部材のどちらか一方が、係止するために蓋
    体もしくは筐体から突出した施錠装置において、 前記蓋体が開放されるに際し、突出した係止爪もしくは
    被係止部材が蓋体もしくは筐体に引き込まれる開閉連動
    装置を有することを特徴とする施錠装置。
  2. 【請求項2】 開閉連動装置は筐体と蓋体の開閉による
    相対位置の変化を駆動源とすることを特徴とする請求項
    1に記載の施錠装置。
  3. 【請求項3】 筐体に対して蓋体が枢軸でもって枢着さ
    れ、枢軸を中心として筐体又は蓋体に固定された固定ギ
    アを設け、固定ギアを備えない筐体又は蓋体に前記固定
    ギアと噛合う駆動ギアを回転自在に支持した駆動源と、
    駆動ギアを支持した筐体又は蓋体にこの筐体又は蓋体か
    ら突出した位置と引込めた位置をとるように設けた可動
    の係止爪もしくは被係止部材と、前記駆動ギアと前記可
    動の係止爪もしくは被係止部材を結合する動力伝達部材
    とを有することを特徴とする請求項2に記載の施錠装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れか1つに記載の施
    錠装置を設けたことを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 画像形成手段の一部が取り付けられた蓋
    体を有し、請求項1から3の何れか1つに記載の施錠装
    置を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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