JPH07248278A - 脈動流発生装置 - Google Patents

脈動流発生装置

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JPH07248278A
JPH07248278A JP187495A JP187495A JPH07248278A JP H07248278 A JPH07248278 A JP H07248278A JP 187495 A JP187495 A JP 187495A JP 187495 A JP187495 A JP 187495A JP H07248278 A JPH07248278 A JP H07248278A
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信廣 高比良
Shigeto Matsuo
栄人 松尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 本脈動流発生装置は、高圧流体源からの流体
を受け入れて、試験を行う機器へ供給するタービン流入
口4と、タービン流入口4と遮断して設けられ、高圧流
体源から流入する流体をバイパスラインに放出するバイ
パス流出口7と、高圧流体源に連通するタービン流入口
4に設けられた開口5、およびバイパス流出口7に設け
られた開口10を、それぞれ開閉して、タービン流入口
4、およびバイパス流出口7を交互に高圧流体源に連通
するロータリ弁13を設けた。 【効果】 タービン流入口4が閉鎖されたときに生じて
いた、上流側の圧力変動の発生が、レザーバタンクを設
置することなく防止でき、振動、騒音の発生を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン排気で作動す
るターボチャージャ等、脈動流体中で作動する機器のシ
ュミレーション試験等に使用する脈動流発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】脈動流体中で作動する機器のシュミレー
ション試験等に使用する脈動流発生装置としては、図
7、図8に示すものが、従来からある。
【0003】図に示す脈動流発生装置は、横置き円筒状
の流体室02を両側に具え、この流体室02の間に設置
され、各流体室02側部にあけられた開口04と連通す
る開口03′を両側部に設けた、タービン流入口03を
具えるT字管からなるハウジング01と、開口04を間
欠的に開閉する開閉装置05とからなる。
【0004】流体室02の入口は、配管を介して、図示
しないターボコンプレッサ等の高圧流体源に連通すると
ともに、タービン流入口03の流出口は、同様に配管を
介して、試験を行う機器に設けられた、図示しない流体
取入口に連通させている。
【0005】また、開閉装置05は、流体室02の外側
部に設置された軸受け06に両端が支持された軸07に
挿嵌され、ナット08にて固定されて、流体室02側の
開口4周縁上を回動し、開口04を開閉するロータリ弁
09、図示しない可変速モータの駆動力をベルトにより
伝達し、軸07を任意の回転数にて回転させるプーリ0
10からなる。
【0006】そして、ロータリ弁09には、開口04の
大きさに合せて、数カ所開口部09aが設けてあり、ロ
ータリ弁09の開口部09aが開口04上を通過すると
き、流体室02とタービン流入口03とは開状態とな
り、高圧流体源からの流体は、タービン流入口03を経
由して、機器の流体取入口へ流れる。また、ロータリ弁
09に設けられた閉鎖部09bが、開口01上を通過す
るとき、流体室02とタービン流入口03とは閉状態と
なり、高圧流体源からの流体は遮断される。
【0007】この様に、ロータリ弁09の回転により、
タービン流入口03内部の圧力は、継続的に高、低状態
を繰り返し、機器に設けられた流体取入口に到達する流
体は、脈動流となって機器内へ流れていくこととなる。
【0008】上述の通り、従来の脈動流発生装置では、
ロータリ弁09の回転により、タービン流入口03内部
の圧力が、高圧となったり、低圧となったりして脈動流
を発生させることができ、機器等の試験によっては、開
口部09a数の設定、および可変速モータの回転数を変
えることにより、任意の周波数の脈動流を発生させ、こ
れによって試験を行うことができる反面、ロータリ弁0
9による開口04の開閉によって、高圧流体源とタービ
ン流入口03との間の上流側の流体経路の抵抗が、大き
く変わることとなり、上流側に変動圧が生じ、騒音・振
動を発生させることがある。
【0009】このために、大容量のレザーバタンクを、
高圧流体源とタービン流入口03との間に設置する等、
この変動圧を吸収する装置を設ける必要があり、脈動流
発生装置が大型化し、また、その費用が嵩むという不具
合がある。
【0010】また、上述した脈動流発生装置は、シュミ
レーション試験等を行う機器が複数あり、しかも、同時
に試験を行う必要のある場合、例えば、ツインスクロー
ルを具えるターボチャージャのタービンシュミレーショ
ン試験を行う場合等、各機器に、それぞれ個別に脈動流
を発生させるため、試験を行う機器の数だけ脈動流発生
装置を必要とする不具合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の上述
した脈動流発生装置の不具合を解消するため、高圧流体
源とタービン流入口との間に、レザーバタンク等の変動
圧吸収装置を設置することなく、タービン流入口の上流
側に変動圧を生じさせることの少い、脈動流発生装置を
提供することを課題とする。
【0012】また、他の本発明は、上述した課題に加
え、ツインスクロールを装備したターボチャージャ等、
複数設置された機器の試験を同時に行う場合において、
少くとも2つの機器に対し、1基設置することにより試
験が行える脈動流発生装置を提供することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の脈動
流発生装置は、次の手段とした。 (1)高圧流体源からの流体を受け入れ、試験を行う機
器に受け入れた流体を供給するタービン流入口を設け
た。 (2)タービン流入口とは遮断されて設置され、高圧流
体源からの流体を受け入れ、外部、若しくは、タービン
流入口が高圧流体源と連通されたときと同等の抵抗値に
されたバイパスラインに、受け入れた流体を放出するバ
イパス流出口を設けた。 (3)高圧流体源と、タービン流入口およびバイパス流
出口との間に介装されて、高圧流体源がタービン流入口
と連通するときは、高圧流体源とバイパス流出口とを遮
断し、高圧流体源がバイパス流出口と連通するときは、
高圧流体源とタービン流入口とを遮断する操作を、交互
に行うロータリ弁を設けた。
【0014】また、他の本発明の脈動流発生装置は、次
の手段とした。 (4)高圧流体源からの流体を受け入れ、試験を行う複
数の機器の一つに、受け入れた流体を供給する第1のタ
ービン流入口を設けた。 (5)第1のタービン流入口とは遮断されて設置され
て、高圧流体源からの流体を受け入れ、試験を行う複数
の機器の他の1つに、受け入れた流体を供給する第2の
タービン流入口を設けた。 (6)高圧流体源と第1および第2のタービン流入口と
の間に介装されて、高圧流体源が第1のタービン流入口
と連通するときは、高圧流体源と第2のタービン流入口
との間を遮断し、高圧流体源が第2のタービン流入口と
連通するときは、高圧流体源と第1のタービン流入口と
の間を遮断する操作を、交互に行うロータリ弁を設け
た。なお、第1および第2のタービン流入口から、それ
ぞれ流体が供給される機器は1つに限定されるものでは
なく、機器に流体を供給する管路を分岐することによ
り、複数の機器に供給することもできる。
【0015】
【作用】本発明の脈動流発生機器は、上述した(1)〜
(3)の手段を採用したことにより、 (1)タービン流入口に対して、ロータリ弁が高圧流体
源との連通を開状態とする時、バイパス流出口に対し
て、ロータリ弁は閉状態にし、また、バイパス流出口に
対して、ロータリ弁が開状態になる時、タービン流入口
に対しては、ロータリ弁が閉状態になる様に、タービン
流入口、バイパス流出口およびロータリ弁を構成するこ
とにより、ロータリ弁の連続的な回転により、タービン
流入口は継続的に高圧流体源との連通が開閉状態を繰り
返すこととなり、高圧流体源からの流体は、試験を行う
機器へ脈動流となって流れていく。また、タービン流入
口が閉状態になる時、バイパス流出口は開状態となる為
に、高圧流体源からの管路の抵抗は、タービン流入口の
開閉に拘わらず、略同一状態に保持され、タービン流入
口と高圧流体源との間で、従来発生していた圧力変動に
よる振動、騒音の発生を、変動圧吸収装置を設置するこ
となく、完全に防止できる。
【0016】また、他の本発明の脈動流発生装置は、上
述した(4)〜(6)の手段を採用したことにより、 (2)複数の機器の一つに高圧流体源からの流体を供給
する、第1のタービン流入口に対して、ロータリ弁が高
圧流体源との連通を開状態とする時、複数の機器の他の
一つに流体を供給する、第2のタービン流入口に対して
は、ロータリ弁は閉状態になり、逆に、第2のタービン
流入口に対して、ロータリ弁が開状態になる時、第1の
タービン流入口に対しては、ロータリ弁が閉状態になる
様に、第1のタービン流入口、第2のタービン流入口お
よびロータリ弁を構成することにより、ロータリ弁の連
続的な回転により、第1および第2タービン流入口は、
それぞれ断続的に、高圧流体源との連通が開閉状態を繰
り返すこととなり、高圧流体源からの流体は、試験を行
うそれぞれの機器へ、位相のずれた脈動流となって流れ
ていく。また、第1および第2タービン流入口の何れか
が常に開状態になる為に、高圧流体源からの管路の抵抗
は、第1および第2のタービン流入口の開閉に拘わら
ず、略同一状態に保持され、タービン流入口と高圧流体
源との間で、従来発生していた圧力変動による、振動、
騒音の発生を変動圧吸収装置を設置することなく完全に
防止できる。
【0017】また、複数設置された機器のうちの少くと
も2つの機器の試験が、脈動流発生装置1基で同時に行
うことができる。また、脈動流発生装置に高圧流体を供
給するターボコンプレッサ等の高圧流体源の数を削減で
きるとともに、供給される高圧流体のほとんどが試験に
使用され、有効活用されて大気圧等に無駄に放出される
ことがなくなるため、試験コストを低減することができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の脈動流発生装置の実施例を図
面に基づき説明する。図1、ないし図3は、本発明の第
一実施例を示す図であって、図1は横断面図、図2はタ
ービン流入口が開状態における図1の矢視A−A図、図
3はタービン流入口が閉状態における図1の矢視A−A
図である。
【0019】これらの図において、1はハウジング、2
はハウジング1の両側部を構成し、横置き円筒状に形成
された流体室で、流体室2には、それぞれ図示しない高
圧流体源と連結するフランジ付きの流入管3が固着され
ている。4は両側に配置された流体室2の側面を形成す
る隔壁6にあけられた開口5と連通する開口24を側面
に設け、流体室2の間に形成された、ハウジング1の中
央部を構成するタービン流入口、7はタービン流入口4
と同様にして形成され、同様にハウジング1の中央部を
構成し、流体室2隔壁6にあけられた開口10と連通す
る開口25で連通されたバイパス流出口である。
【0020】タービン流入口4には、試験を行う機器へ
流体を流出するためのフランジ付きの流出管8が連結さ
れ、また、バイパス流出口7には、流入する流体を外
部、又はタービン流入口4下流側の配管抵抗と略同一に
するため圧力調整弁等が設けられ、所定の場所に流出さ
せるために設けられた、図示しないバイパスラインに接
続する流出管9が連結されている。なお、タービン流入
口4、およびバイパス流出口7は、開口5、10と同一
断面積の開口24,25をもつものとして説明したが、
タービン流入口4、およびバイパス流出口7との間に、
開口付きの隔壁を設けるようにしても良い。
【0021】次に、11は流体室2の両側に設置された
軸受、12は両端部が軸受11に支持され、ハウジング
1および流体室2を貫通して設置された軸、13は軸1
2に嵌挿され、周辺部に開口部13aと閉鎖部13bが
形成されて、前記隔壁6面上を摺動して隔壁6に設けら
れた開口5,10の開閉を行うロータリ弁、14はロー
タリ弁13を軸12に固定するナット、16は軸14端
に固着され、図示しない可変速モータからベルトで伝達
された駆動力で、軸14を回動するプーリである。
【0022】本実施例の脈動流発生装置は、上述のよう
に構成されるので、可変速モータからの駆動力で軸12
が回動すると、軸12に固着されたロータリ弁12は、
隔壁6面上を摺動しながら回動する。
【0023】ロータリ弁13が、図2に示す状態に回動
したとき、流体室2とタービン流入口4とは開状態、言
葉をかえれば、高圧流体源とタービン流入口4とは連通
し、タービン流入口4内の流体圧は高くなる。また、流
体室2とバイパス流出口3とは閉状態、すなわち、高圧
流体源とバイパス流出口3とは遮断された状態になる。
【0024】ロータリ弁13が、さらに、図3に示す状
態にまで回動すると、流体室2とバイパス流出口3とは
開状態、流体室2とタービン流入口4とは閉状態にな
り、高圧流体源からの流体は、バイパス流出口7を経由
して、バイパスラインに逃がされるとともに、タービン
流入口4内部の流体圧力は低くなる。
【0025】この開閉状態がロータリ弁13の1回転中
に、ロータリ弁13の周辺部に形成された、開口部13
a、閉鎖部13bの数だけ、繰り返し起り、タービン流
入口4には、可変速モータの回転制御で決まるロータリ
弁13の回転数と、開口部13a、閉鎖部13aの数で
決まる周波数の脈動流が発生し、試験に供することがで
きる。一方、タービン流入口4が閉状態では、高圧流体
源からの流体は、バイパス流出口7を通ってバイパスラ
インに逃がされるので、高圧流体源とタービン流入口4
との間に、従来生じていた圧力の変動はなくなり、これ
に伴う騒音、振動の発生は、レザーバタンクを設けるま
でもなく、防止される。なお、開口5,10の断面形
状、設置場所、およびロータリ弁13の開口部13a
(閉鎖部13b)の形状等を変えることにより、1周波
数における脈動流の形状を変化させることもできる。
【0026】次に、図4ないし図6は、本発明の第二実
施例を示す図であって、図4は横断面図、図5は第1の
タービン流入口が開状態における図4の矢視B−B図、
図6は第1のタービン流入口が開状態における図4の矢
視C−C図である。
【0027】これらの図において、31は、互いに遮断
された第1のタービン流入口32、および第2のタービ
ン流入口33が画成されたハウジング、35はハウジン
グ31の両側部、および下部に設置された流体室であ
る。左右の流入室35は、第一実施例とは異なり、下部
で連通させている。また、ハウジング31の側面に接し
て設けられた流入室35の隔壁36には、第1のタービ
ン流入口32、および第2のタービン流入口33の側面
にあけられた開口37,38と、それぞれ連通する開口
39,40が設けられている。さらに、第1のタービン
流入口32、および第2のタービン流入口33には、そ
れぞれ試験を行う機器へ流体を流出させるための流出管
41,42が連結されている。
【0028】また、第一実施例と同様に、軸受11に支
承された軸12には、図5,図6で示すように、周辺部
に開口部13aと閉鎖部13bが形成されて、隔壁36
面上を摺動して、隔壁36にあけられた開口39,40
を開閉するロータリ弁13が固定ナット14で固着され
ている。
【0029】本実施例は、上述のように構成されている
ので、可変速モータからの駆動力でプーリ16を介して
軸12が回動すると、ロータリ弁13は隔壁36面上を
摺動しながら回動する。ロータリ弁13が、図5に示す
状態に回動したとき、流体室35と第1のタービン流入
口32とは開状態となり、高圧流体源と第1のタービン
流入口32とは連通して、第1のタービン流入口32内
は、高圧状態となり、連結された機器へ流体を供給す
る。また、このとき流体室35と第2のタービン流入口
33とは、図6に示すように、開口40がロータリ弁1
3の閉鎖部13bで閉鎖されて、閉状態となり、第2の
タービン流入口33に連結された機器には、高圧流体源
からの流体は供給されなくなる。
【0030】ロータリ弁13が、さらに回動すると、流
体室35と第2のタービン流入口33とは開状態、流体
室35と第1のタービン流入口32とは閉状態となり、
高圧流体源からの流体は、第2のタービン流入口33に
連結された機器にのみ供給される。この開閉状態がロー
タリ弁13の1回転中に、ロータリ弁13の周辺部に形
成された、開口部13a、閉鎖部13bの数だけ、繰り
返し起り、第1および第2のタービン流入口32,33
には、可変速モータの回転制御で決まるロータリ弁13
の回転数と、開口部13a、閉鎖部13aの数で決まる
周波数の脈動流が発生し、試験に供する。第1および第
2のタービン流入口32,33に、それぞれ連結され
た、少くとも2つの機器に脈動流を供給できる。
【0031】また、図4においては、ハウジング31の
両側部に、それぞれ設けた流体室35を個別に高圧流体
源に連結したものを示したが、本実施例においては、両
流体室35は下部で連結されており、一方の流体室35
のみが高圧流体源と連結するようにしても良い。これに
より、高圧流体源および配管を一層少なくすることが出
来る。
【0032】また、ロータリ弁13は、図5,図6に示
すように、流体室35と第1および第2のタービン流入
口32,33を開閉するものが、同一形状にされて、第
1および第2のタービン流入口32,33に連結された
機器に、位相遅れのある同一周波数の脈動流を供給する
ようにしているが、必ずしもその必要はなく、機器の試
験目的によっては、第1のタービン流入口32の開閉を
行うロータリ弁13の開口部13a、閉鎖部13bの数
又は形状と、第2のタービン流入口33の開閉を行うロ
ータリ弁13の開口部13a、閉鎖部13bの数又は形
状を違えて、異なる周波数又は波形の脈動流を、それぞ
れのタービン流入口に連結された機器に供給するように
することもできる。
【0033】また、第一実施例にも共通することではあ
るが、第1および第2のタービン流入口32、33の流
出管41,42は、必ずしも、試験を行う機器の1つに
連結しなければならぬものではない。すなわち、流体管
41,42に連結される配管を分岐することにより、そ
れぞれ複数の機器に脈動流を供給するようにすることも
できるものである。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の脈動流発生
装置は、請求項1に示す構成により、脈動流を簡単に発
生できるとともに、従来、タービン流入口上流側に発生
していた圧力変動の発生を、レザーバタンクを設置する
ことなく防止でき、変動圧の発生に伴う騒音、振動の発
生を阻止できる。さらに、可変速モーターの回転制御、
及びロータリ弁に設ける開口部数の設定により、広範囲
な周波数の脈動流を発生させることができ、また、脈動
流の波形を変えることもできる。
【0035】また、本発明の脈動流発生装置は、請求項
2に示す構成により、1基の脈動流発生装置によって、
少くとも2つの機器の試験を同時に行うことができる。
これにより、脈動流発生装置の数を削減できるばかりで
なく、脈動流発生装置に高圧の流体を供給する高圧流体
源の数を削減できるとともに、供給された高圧の流体
は、ほとんどが有効に試験に供されるので、試験コスト
の低減にも継げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脈動流発生装置の第1実施例を示す横
断面図。
【図2】タービン流入口が開状態における、図1の矢視
A−A図。
【図3】タービン流入口が閉状態における、図1の矢視
A−A図。
【図4】本発明の第2実施例を示す横断面図。
【図5】第1のタービン流入口が開状態における、図4
の矢視B−B図。
【図6】第2のタービン流入口の閉状態における、図4
の矢視C−C図。
【図7】従来の脈動流発生装置の横断面図。
【図8】図7の矢視D−D図である。
【符号の説明】
1,31 ハウジング 2 35 流体室 3 流入管 4 タービン流入口 5 タービン流入口への流体室の開口 6,36 隔壁 7 バイパス流出口 8 流出管 9 吐出管 10 バイパス流出口への流体室の開口 11 軸受 12 軸 13 ロータリ弁 14 ナット 16 プーリ 24 タービン流入口の開口 25 タービン流出口の開口 32 第1のタービン流入口 33 第2のタービン流入口 37 第1のタービン流入口の開口 38 第2のタービン流入口の開口 39 第1のタービン流入口への流体室の開口 40 第2のタービン流入口への流体室の開口 41 第1のタービン流入口の流出管 42 第2のタービン流入口の流出管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脈動を伴う流体で行う機器の試験に使用
    する脈動流発生装置において、高圧流体源からの流体を
    前記機器へ供給するタービン流入口と、前記タービン流
    入口と遮断して設置され、前記高圧流体源からの流体を
    放出するバイパス流出口と、前記高圧流体源と前記ター
    ビン流入口および前記バイパス流出口との間に介装さ
    れ、前記タービン流入口および前記バイパス流出口を交
    互に前記高圧流体源に連通するロータリ弁を具えたこと
    を特徴とする脈動流発生装置。
  2. 【請求項2】 脈動を伴う流体で、複数設けられた機器
    の試験を行うための脈動流発生装置において、高圧流体
    源からの流体を前記機器の一つに供給する第1のタービ
    ン流入口と、前記第1のタービン流入口と遮断して設置
    され、前記高圧流体源からの流体を前記機器の他の一つ
    に供給する第2のタービン流入口と、前記高圧流体源と
    前記第1のタービン流入口および第2のタービン流入口
    との間に介装され、前記第1のタービン流入口および第
    2のタービン流入口を交互に前記高圧流体源に連通する
    ロータリ弁を具えたことを特徴とする脈動流発生装置。
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