JPH07248170A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH07248170A
JPH07248170A JP4205694A JP4205694A JPH07248170A JP H07248170 A JPH07248170 A JP H07248170A JP 4205694 A JP4205694 A JP 4205694A JP 4205694 A JP4205694 A JP 4205694A JP H07248170 A JPH07248170 A JP H07248170A
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JP
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water
calcium
refrigerator
tank
mineral
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JP4205694A
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English (en)
Inventor
Susumu Yamazaki
山崎  進
Terukazu Shirogata
輝一 白潟
Katsuaki Miyake
克明 三宅
Kanako Yamada
佳奈子 山田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/122General constructional features not provided for in other groups of this subclass the refrigerator is characterised by a water tank for the water/ice dispenser

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】水のカルキ臭、カビ臭を取り除き、殺菌浄化す
ると共に、5℃前後に冷やされたミネラルウオータ並み
のカルシウムを含んだ「おいしい水」が得られる冷蔵庫
を得る。 【構成】冷蔵庫内に設置した水タンク4の貯蔵水を、最
適な飲み頃温度の5℃前後に冷却するとともに、給水口
8からの給水時に水タンク4内に備えた銀入り高分子活
性炭9中を通すことにより、カルキ臭、カビ臭を取り、
殺菌、浄化する。さらに、水タンク4からの水を受ける
水受け皿5に設けた水路であるメインパイプ11から分
岐した分岐管12に備えたカルシウム溶出剤入りのカル
シウム溶出装置13に水を分流すること、および、この
カルシウム溶出装置13の水の吐出口である調整穴の大
きさを調整し、カルシウム溶出剤を所定の厚さの不織布
で包むことによって、水中へのカルシウムの溶出量を調
整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫に備えた水タンク
で冷水を提供するものであり、特に浄水装置付きの冷蔵
庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の冷水器付き冷蔵庫を示す一
部透視正面図である。同図において、貯水タンク28か
らポンプ29により給水パイプ30を通して水を製氷器
27に送り、給水パイプ30の途中に設けた押釦34を
押すことにより水の流れを変え、ドアの一部に設けられ
た水受け口35より冷水を取り出せるようにしたもので
ある。この種の従来の冷蔵庫による冷水の製造方法は、
水道水を冷蔵庫の貯蔵室内に設けた貯水用水タンク28
に貯水し、単に冷えた水を供給する冷水の製造方法であ
る。なお、この種の技術に関連するものとしては、例え
ば特公昭53−41815号公報が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の従来の冷蔵庫
においては、使用する水道水に含まれるカルキ臭、カビ
臭等の取り除きや水道水に含まれる細菌等の殺菌を行な
う浄水処理に関する考慮がないばかりでなく、おいしい
水に必要なミネラル分についての考慮がなく、ミネラル
の添加についての配慮は全くない。すなわち、最近の都
市形水道水を使用して冷水を供給するときに、水道水に
含まれるカルキ臭、カビ臭等はそのままであり、ミネラ
ル分の調整もなく、おいしい水を得るのには十分とは言
えないものである。水道水からカルキ臭やカビ臭がする
との苦情が多く、上記従来の技術は都市形水道水がきれ
いであつた当時は実用可能であったが、都市人口が増加
している現状と、河川の汚染が進行している現在では、
従来技術の冷水用水タンク付冷蔵庫ではおいしい水を得
ることができない。つまり、カルキ臭が強い、細菌など
に汚染されている場合があること、必要なミネラル分で
ある具体的にはおいしい水に重要なカルシウム分が不足
していること等の問題がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、上記従来の
問題を解消することにあり、具体的には水道水からの水
を使用して、冷蔵庫で冷水にした水をカルキ臭やカビ臭
のない無臭で殺菌された水に変えて提供するとともに、
一般市販のミネラルウオータ並みのカルシウムを含んだ
おいしい水を得るために、カルシウムを水に添加し、市
販のミネラルウオータ並みのおいしい水が得られる冷蔵
庫を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、冷蔵庫内に冷水給水装置を備えた冷蔵庫であって、
前記冷水給水装置を、浄水処理装置を配設した水タンク
と、前記水タンクで浄化された冷水を受取り、冷水中の
ミネラル成分を所定量に調整する機能を備えた水受け皿
とで構成すると共に、前記水受け皿には、前記水タンク
からの冷水を通過させる主水路とそれから分岐されたバ
イパス水路とから構成される水路と、前記主水路とバイ
パス水路とを合流させた水路末端部から冷水を外部に給
水する水路開閉装置と、前記バイパス水路に接続された
ミネラル調整装置とを設けて成り、前記水タンクから流
出する冷水中のミネラル成分を所定量に調整して給水し
得るようにしたものである。
【0006】具体的な浄水手段としては、上記水タンク
を、カートリッジ式の構造として水受け皿に着脱自在に
配設すると共に、水タンクに配設した浄水処理装置を、
給水口とそれを通して流入する給水中の少なくともカル
キ臭を吸着除去する吸着作用と、細菌類を殺菌し得る殺
菌作用とを有する浄化手段とで構成し、水タンク内に浄
水を貯水し得るようにするものである。さらには上記浄
化手段を、カルキ臭を吸着する作用と殺菌作用とを有す
る浄水剤として、例えば、銀入り高分子活性炭で構成し
て、高分子活性炭によりカルキ臭やカビ臭等を除き、銀
を入れたことにより細菌類を殺菌し、無臭で無菌な水を
得るものである。
【0007】また、具体的なミネラル調整装置として、
カルシウム溶出剤を充填した容器を構成し、この部分を
水が通過して流れるときにカルシウムを水中に溶出添加
させるようにしたもので、カルシウムの少ない水道水に
対しカルシウムを溶出させることにより、カルシウムを
含んだおいしい水を得られるようにしたものである。ま
た、上記カルシウム溶出剤を充填した容器により、水の
全硬度値を60〜100ppmになるように調整するこ
とにより、市販のミネラルウオータ並みのおいしい水が
得られるようにしたものである。カルシウムの含有量を
上記全硬度値60〜100ppmになるように調整する
ために、水タンクから流出した水を受ける水受け皿にお
いて、水の通過する水路を設け、この水路の主水路から
分岐されたバイパス水路にカルシウム溶出剤を充填した
容器を設置して、水の一部にカルシウムが溶出するよう
に調整し、さらに、この容器では、水の通過量を調整す
るために水の通路の径の大きさを変えて調整するもので
ある。
【0008】また、浄水剤は銀の粒子や高分子活性炭の
粒子や繊維が水中に流れ出ないように、水は通すが粒子
は通さない不織布で包み、カルシウム溶出剤を充填した
容器においても、カルシウム溶出剤そのものが水中に流
れ出ないように不織布で包むことが好ましく、この不織
布によっても水中の殺菌やカルシウムの含有量が影響さ
れるので、その厚さを適度に考慮する必要がある。すな
わち、不織布を薄くし過ぎるとすると銀による銀イオン
やカルシウムの溶出量が多くなり過ぎ、厚くし過ぎると
溶出量が少なくなり過ぎるものである。また、カルシウ
ム溶出剤としては、例えば、グリセロリン酸カルシウム
などを使用することが好ましい。
【0009】
【作用】水タンクに配設した浄水処理装置には銀粒子と
高分子活性炭からなる浄水剤が充填されているが、高分
子活性炭は、水道水に含まれるカルキ臭やカビ臭を吸着
する作用が強く、これに水道水を通過させる処理を行な
うことで水のおいしさが増す。さらに、活性炭に担持さ
せた銀による銀イオンは、殺菌、坑菌作用があり、カビ
臭や水中の大腸菌などの細菌類を殺菌すると共にタンク
内での菌の発生を防止できる。また、浄水処理装置では
銀の粒子や高分子活性炭の粒子や繊維が水中に流出しな
いように不織布で包み、この不織布の部分での坑菌効果
を持つとともに、水タンク内の水に人体に影響を及ぼさ
ない程度の(例えば、50ppb以下の濃度)銀イオン
を溶出するため、水自体も坑菌効果を持つことができ
る。
【0010】おいしい水を得るために、水に適量のカル
シウムを含ませるようにカルシウム溶出剤から水中にカ
ルシウムを溶出させることにより、ミネラルウオータ並
みのおいしい水を作ることができる。ここで、カルシウ
ムの含有量は、水の全硬度値を60〜100ppmにな
るように調整することが好ましく、このために水タンク
を受ける水受け皿に水の通過する水路を設け、前記水路
は主水路と主水路から分岐されたバイパス水路とから構
成され、このバイパス水路にカルシウム溶出剤を充填し
た容器を置くことにより、水の通過量を調整し、さらに
水の通過量を調整するために、カルシウム溶出剤を充填
した容器の水通路の径の大きさを変えることにより、水
に溶出するカルシウムの含有量が調整されるものであ
る。また、カルシウム溶出剤を不織布等で包み、この不
織布の厚さを変えることによってもカルシウムの溶出量
を調整できるので、これらを合わせて、カルシウムによ
る水の全硬度値が60〜100ppmになるように調整
する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は扉を開いた状態を示した本発明の給水
装置付冷蔵庫の斜視図である。同図において、1は冷蔵
庫であり、2は冷蔵室の扉、3は冷蔵室、4は冷蔵室扉
に取り付け自在に配設されたカートリッジ式の水タン
ク、5は水受け皿である。図2は、カートリッジ式水タ
ンクを有する冷水給水装置の分解拡大図であり、これに
より装置構成と機能について説明する。同図(a)は水
タンク4、同図(b)は水受け皿5を示している。水タ
ンク4は貯水機能と給水時の浄化処理機能とを有してお
り、水受け皿5は必要なカルシウム量を水中に添加する
機能を有している。この水受け皿5に設けた突起18に
より水タンク4の水の出口である水タンク流出口19を
押し上げ水受け皿5に水を流出可能とする。6は水受け
皿より水の流出を開閉するコック、7は水の流出口であ
る。また、8はカートリッジ式水タンク4の給水口、9
はカートリッジ式水タンク4の中に着脱自在な構造とし
た銀入り高分子活性炭であり、10は銀入り高分子活性
炭9を受ける受け具であり、9と10とで浄水処理装置
を構成している。また、11は水受け皿5から取り出し
た主水路であるメインパイプ、12はこのメインパイプ
より分岐したバイパス水路である分岐管、13はこの分
岐管に取り付けたミネラル調整装置としてカルシウム溶
出剤を充填した容器であるカルシウム溶出装置であり、
グリセロリン酸カルシウムのカルシウム溶出剤を充填し
た容器で構成されている。
【0012】図3はカルシウム溶出装置13の拡大断面
図である。同図において、14はカルシウム溶出装置1
3に充填したカルシウム溶出剤、15はこのカルシウム
溶出剤14を包んだ親水性のあるナイロンなどの不織
布、16はカルシウム溶出剤14中を水が通過する時に
その溶出量を調整する調整穴である。この調整穴16の
径を小さくすることによりカルシウム溶出剤14中の水
の通過量が抑えられ、水へのカルシウム溶出量が調整で
きる。メインパイプ11より分岐した分岐管12に水を
通すことで流量を調整し、カルシウム溶出装置13に設
けた調整穴16の径の大きさを調整し、また、カルシウ
ム溶出剤14を包む不織布15の厚さを調整することに
よっても水の流量を調整し、カルシウムの水への添加量
を調整しておいしい水の生成を行なう。
【0013】また、図4は浄水処理装置の拡大断面図を
示したもので、17は銀入り高分子活性炭9を包んだ親
水性のあるナイロンなどの不織布である。図2に示した
給水口8を通して水タンク4に給水するとき、高分子活
性炭9を包んだ不織布17でその水の通る流量を調整さ
れながら、水は高分子活性炭9に接触して通る構成とす
ることにより、カルキ臭、カビ臭を取り、殺菌、坑菌を
行なう浄水処理がなされる。
【0014】次に、おいしい水の生成過程を以下に説明
する。まず、カートリッジ式の水タンク4を取り外し、
水道水を水道蛇口から通常の水を注ぐ速さの4〜6リッ
トル/分で注入した時、銀入り高分子活性炭9中を水が
通過することにより、水道水の水道蛇口出口では0.7
ppmあったカルキが0ppmと測定不可の領域まで浄
水することができ、カビ臭も銀入り高分子活性炭9を通
過する際、同じく0ppmと測定不可に殺菌され浄水処
理できた。また、銀は高分子活性炭と一緒に不織布17
で包まれているので、この不織布17部分での坑菌効果
を持つとともに、水タンク4内の水に銀イオンを溶出す
るため、水自体も坑菌効果を持つことができた。この
時、銀入り高分子活性炭9において、銀の粒径は0.5
mm以下と小さく、しかも、活性炭繊維が水に溶出して
は飲料水として不適である。そこで親水性が良く、しか
も銀の粒子や活性炭繊維が水の中に溶出しない構成とす
るため、厚さ0.5mm程度のナイロン・メルトブロー
ンの不織布17で包み、上記の問題点の解決を図った。
【0015】水のおいしさを決めるものにミネラル成分
が重要な要素である。水道水の全硬度値は水に含まれる
ミネラル成分の合計硬度として表されているが、その大
部分をカルシウム量が占めており、全硬度値とカルシウ
ム量の間には次式(1)に示す関係が成立している。
【0016】
【数1】
【0017】また、表1に水道水とおいしい水の水質の
違いを示す。
【0018】
【表1】
【0019】したがって、式(1)と表1によれば、お
いしい水として目標とする全硬度下限値60ppmのカ
ルシウム量は、19.2mg/リットルであり、上限値
100ppmのカルシウム量は、32.0mg/リット
ルと換算することができる。表1の水道水は東京都のA
地区の水道水を実測したデータであり、これによると、
水道蛇口出口での全硬度の値が10ppmであった。こ
の時のカルシウム量は、同様に式(1)の関係から3.
2mg/リットルであると算定できる。この水道水を銀
入り高分子活性炭9を通過させても、ミネラル分の全硬
度値の変化は見られず、ミネラル成分はそのまま保持さ
れて通過していることが明らかである。したがって、お
いしい水である全硬度値60〜100ppmのカルシウ
ム量の目標値である19.2〜32.0mg/リットル
とするには、水道水成分中に含まれている3.2mg/
リットルを差し引いた16.0〜28.8mgのカルシ
ウムを、1リットルの水に対して溶出すれば適量とな
る。
【0020】そこで、水の中のカルシウム量を増す方法
として、例えば従来から知られている麦飯石などを水タ
ンク4内に浸漬してカルシウム量を増す方法では、水温
が15℃の水1リットルを水タンク4内に入れて、おい
しいとされる水温5℃前後に冷却されるまで約2時間を
要するが、全硬度値の上昇分は3ppm以下であり、カ
ルシウム量に換算すると1mg以下で、水道水成分中に
含まれている3.2mgを加えても4.2mg以下とな
り、目標下限値の19.2mg/リットルさえも満足す
ることができない。
【0021】一方、本実施例のグリセロリン酸カルシウ
ムはカルシウムの溶出量が多く、水タンク4内に浸漬さ
せておくと2時間で全硬度値が約200ppmと溶出過
多になり、水道法水質基準の快適水質項目の目標値であ
る全硬度値のおいしいとされている上限値の100pp
mをはるかに超えてしまう。これにより、水の硬度が高
すぎてまずい水となるとともに、水に溶出するカルシウ
ム量が多すぎて、グリセロリン酸カルシウムの補充頻度
が高くなる。そこで、水受け皿5から水の流出口7の間
をつなぐコック6の間に水路を設け、この水路の主水路
であるメインパイプ11とメインパイプ11にバイパス
水路である分岐管12を設け、この分岐管12にグリセ
ロリン酸カルシウム入りのカルシウム溶出装置13を取
り付け、全硬度値が60〜100ppmの適量になるよ
うに通過する水の一部にカルシウムを溶出させるように
したものである。
【0022】一方、使い勝手から水の流出口7より20
0ミリリットルのコップに水を入れる場合、人が待ち時
間として適当な時間は、6秒以内が良いことがモニター
調査で判明した。また、水がコップから飛び散ってもい
けない。この両者より水の流出口7からの流水量は2〜
5リットル/分となる。この流水量内で、分岐管12を
通る水の割合は、カルシウム溶出過多を避けるために全
体の30〜50%としたい。このため、分岐管12にグ
リセロリン酸カルシウム入りのカルシウム溶出装置13
を設けるだけでなく、カルシウム溶出剤14を親水性の
あるナイロン不織布15で包み、水の通過をナイロン不
織布15のアミ目の間のみとし、しかもその水を吐出す
るカルシウム溶出装置13の調整穴16の径をφ5mm
程度とすることにより、カルシウム溶出量を水全体の3
0〜50%の水に対して溶出するように調整し、水の流
出時のみ適量のカルシウムを溶出して、水の流出口7か
ら流出する水のカルシウム量を16.0〜28.8mg
/リットルの範囲にすることができ、全硬度値では60
〜100ppmの溶出量となり、しかも、温度が5℃前
後のおいしい水とすることができる。
【0023】なお、本実施例では、カートリッジ式の水
タンク構成としたが、水タンクに水道水を直結した構成
であっても良く、本実施例と同様の効果が得られるもの
である。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明により、所期
の目的を達成することができた。すなわち、水タンクに
浄水処理装置を、水受け皿にカルシウム溶出剤を充填し
た容器を備えて構成した給水装置を冷蔵庫に取り付ける
ことにより、水タンクに水道水を入れる時に、カルキ
臭、カビ臭を取り除くことができ、殺菌、坑菌効果を持
たせることができる。また、カルシウム溶出剤を充填し
た容器を、水受け皿の水路に設置し、これに水を通すこ
とにより、水の全硬度値をおいしい水と言われる60〜
100ppmの範囲内に保つことができ、5℃前後に冷
された市販ミネラルウオータ並のカルシウムを含んだ
「おいしい水」を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる冷蔵庫本体の斜視図。
【図2】同じく、水タンクと水受け皿から構成される給
水装置の分解拡大図。
【図3】同じく、カルシウム溶出装置の拡大断面図。
【図4】同じく、銀入り高分子活性炭で構成される浄水
装置の拡大断面図。
【図5】従来の冷水器付き冷蔵庫を示す正面図。
【符号の説明】
1…冷蔵庫、 2…冷蔵庫の扉、
3…冷蔵室、4…水タンク、 5…水受け皿、
6…コック、7…流出口、 8
…給水口、9…銀入り高分子活性炭、10…受け具、
11…メインパイプ、12…分岐管、
13…カルシウム溶出装置、14…カルシウム溶出
剤、15…不織布、 16…調整穴、17…
不織布、 18…突起、 19…
水タンク流出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 531 E 540 F 560 B 1/68 510 B 520 D U 530 B 540 A G F25D 25/00 J (72)発明者 山田 佳奈子 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷蔵庫内に冷水給水装置を備えた冷蔵庫で
    あって、前記冷水給水装置を、浄水処理装置を配設した
    水タンクと、前記水タンクで浄化された冷水を受取り、
    冷水中のミネラル成分を所定量に調整する機能を備えた
    水受け皿とで構成すると共に、前記水受け皿には、前記
    水タンクからの冷水を通過させる主水路とそれから分岐
    されたバイパス水路とから構成される水路と、前記主水
    路とバイパス水路とを合流させた水路末端部から冷水を
    外部に給水する水路開閉装置と、前記バイパス水路に接
    続されたミネラル調整装置とを設けて成り、前記水タン
    クから流出する冷水中のミネラル成分を所定量に調整し
    て給水し得るようにして成る冷蔵庫。
  2. 【請求項2】上記水タンクを、カートリッジ式の構造と
    して水受け皿に着脱自在に配設すると共に、水タンクに
    配設した浄水処理装置を、給水口とそれを通して流入す
    る給水中の少なくともカルキ臭を吸着除去し、細菌類を
    殺菌し得る浄化手段とで構成し、水タンク内に浄水を貯
    水し得るようにして成る請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】上記ミネラル調整装置を、カルシウム溶出
    剤を充填した容器で構成し、容器内を通水することによ
    り必要なカルシウム量を水中に溶出添加し得るようにし
    て成る請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】上記ミネラル調整装置を、カルシウム溶出
    剤を充填した容器で構成し、容器内を通水することによ
    りカルシウムを水中に溶出添加せしめて水の全硬度値を
    60〜100ppmに調整し得るようにして成る請求項
    1記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】上記浄化手段を、浄水剤として銀入り高分
    子活性炭で構成して成る請求項2記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】上記カルシウム溶出剤は、親水性を有する
    不織布で包み込まれて容器内に充填され、容器に設けら
    れた流水量調整穴を通して容器内を通水することにより
    必要なカルシウム量を水中に溶出添加し得るように構成
    されたミネラル調整装置を具備して成る請求項1記載の
    冷蔵庫。
JP4205694A 1994-03-14 1994-03-14 冷蔵庫 Pending JPH07248170A (ja)

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