JPH0724761Y2 - ガス断路器 - Google Patents

ガス断路器

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JPH0724761Y2
JPH0724761Y2 JP10943889U JP10943889U JPH0724761Y2 JP H0724761 Y2 JPH0724761 Y2 JP H0724761Y2 JP 10943889 U JP10943889 U JP 10943889U JP 10943889 U JP10943889 U JP 10943889U JP H0724761 Y2 JPH0724761 Y2 JP H0724761Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、固定アーキングコンタクトをスライド自在か
つ揺動自在にしたガス断路器に関する。
B.考案の概要 本考案は、可動アーキングコンタクトの流路に挿入され
る固定アーキングコンタクトをスライド自在かつ揺動自
在に固定側ベースの嵌入部の底面に取り付けたガス断路
器において、 固定アーキングコンタクトの基端に大径部を形成すると
ともに固定アーキングコンタクトを偏心位置に一定量だ
けスライド自在に設け、大径部を嵌入部の底面へ向かっ
て付勢する付勢手段を設けることにより、 固定アーキングコンタクトを嵌入部側から固定側ベース
側に取り付け得るようにし、ガス断路器の小形化と部品
数の減少化と接触の確実化とを図ったものである。
C.従来の技術 従来のガス断路器を、第3図に基づいて説明する。
図のように、ガス断路器は固定ユニット21と可動ユニッ
ト22とから構成される。
固定ユニット21は次のように構成される。図示しない固
定部に固定された固定側ベース23の図中の右側に嵌入部
24が形成され、嵌入部24の軸心位置に、先端に球状部1a
を形成した固定アーキングコンタクト1が設けられる。
固定側ベース23の軸心位置に挿通孔4が形成され、挿通
孔4に固定アーキングコンタクト1の基端部近傍が遊嵌
される。固定アーキングコンタクト1の基端部には挿通
孔4の内径寸法よりも大きい外径寸法を有するストッパ
1bが形成される。固定側ベース23にはビス5を介してバ
ネ押え6が取り付けられ、バネ押え6とストッパ1bとの
間には付勢手段としてのバネ7が介装される。固定アー
キングコンタクト1と固定側ベース23との間の導通を図
るため、固定側ベース23とストッパ1bとが可撓性導体9
で接続される。そして、嵌入部24の開口部周辺には固定
主コンタクト25と固定シールド2とが固定側ベース23に
設けられる。
可動ユニット22は次のように構成される。先端部が嵌入
部24と対向するパッファシリンダ28の基端部が図示しな
い固定部に取り付けられる。そして、中空部27に可動主
コンタクト29が摺動部材30を介して摺動移動自在に設け
られ、可動主コンタクト29は連結ロッド31を介して図示
しない駆動手段に連動連結される。パッファシリンダ28
の先端部には接触子32が埋設され、可動主コンタクト29
と摺動接触する。そして、接触子32を覆うシールド33が
パッファシリンダ28の先端に螺合して設けられる。パッ
ファシリンダ28の中空部27には大径部27aが形成されて
おり、可動主コンタクト29と連結ロッド31との間に挾ま
れたピストン34が大径部27aの内周面に摺動自在となっ
て図中のピストン34の左側のパッファ室35を形成する。
一方、大径部27aにおけるピストン34の右側の空間は複
数の連通孔36を介してパッファシリンダ28の外部と連通
する。
次に、パッファ室35内の絶縁ガスを可動主コンタクト29
の先端へ導くための構成について説明する。可動主コン
タクト29の先端には可動アーキングコンタクト3が固着
され、可動主コンタクト29及び可動アーキングコンタク
ト3を貫通して流路37が形成される。
次に、斯かるガス断路器の作用を説明する。
第3図(a)の投入時の状態から可動主コンタクト29を
図中の右方へ駆動すると、固定アーキングコンタクト1
の球状部1aが可動アーキングコンタクト3と接触したあ
と、第3図(b)に示すように可動アーキングコンタク
ト3から離れ、双方の間にアーク41が生じる。固定アー
キングコンタクト1と可動アーキングコンタクト3との
軸心がずれていても、バネ7に付勢される固定アーキン
グコンタクト1はストッパ1bの近傍を中心として揺動す
るので、断路の際にいずれの部材にも無理な力が加わる
ことがなくしかも分離する前に確実に相互に接触するこ
とになる。
一方、可動主コンタクト29の移動と共にピストン34が移
動するためパッファ室35内が負圧になり、絶縁ガスはア
ーク41と共に流路37へ吸い込まれる。
投入の際においては、固定アーキングコンタクト1が揺
動しうるので、固定アーキングコンタクト1と可動アー
キングコンタクト3との軸心がずれていても双方の部材
に無理な力が加わらず、容易に投入できる。
D.考案が解決しようとする課題 ところが、斯かるガス断路器には以下のような問題があ
る。
(a)固定アーキングコンタクトを嵌入部とは反対側か
ら固定側ベースの挿通孔へ挿通して固定側ベースに取り
付ける構成であるため、バネ等を収容するためのスペー
スを嵌入部とは別個に設けねばならず、固定側ベースの
軸心方向でのガス断路器の寸法が大きくなる。
(b)固定側ベースに固定アーキングコンタクトを取り
付けるための取付用の部品数が多くなり、しかも固定側
ベースが半径方向へも大きくなる。
そこで本考案は、斯かる課題を解決したガス断路器を提
供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、固定側ベ
ースに嵌入部を形成するとともに嵌入部の内周面に固定
主コンタクトを設け、嵌入部の底面側に大径部を有する
棒状の固定アーキングコンタクトを嵌入部の軸心に対し
て偏心した位置に軸心に沿って一定量だけスライド自在
に設け、嵌入部の底面へ向かって大径部を付勢する付勢
手段を設け、 固定側ベースの嵌入部と対向するパッファシリンダを固
定して設け、前記固定主コンタクトと摺動接触する可動
主コンタクトをパッファシリンダ内に往復移動自在に設
けるとともに駆動手段に連動連結し、パッファシリンダ
内に摺動自在に具えられてパッファ室を形成するピスト
ンを可動主コンタクトに結合し、可動主コンタクトの先
端に可動アーキングコンタクトを設け可動アーキングコ
ンタクトを貫通して可動主コンタクトの基端部へ向かっ
て形成された流路をパッファ室に連通させ可動アーキン
グコンタクトの流路に固定アーキングコンタクトが摺動
接触自在に挿通しうるようにしたことを特徴とする。
F.作用 固定アーキングコンタクトの基端に大径部を設け、バネ
等の付勢手段により大径部を固定側ベースへ常時押圧す
る構成であることから、嵌入部側から固定アーキングコ
ンタクトを取り付けることになり、ガス断路器の組立作
業が容易である。
また、固定アーキングコンタクトは偏心して設けられス
ライド自在かつ揺動自在なので、投入,断路の際に付勢
手段の働きで固定アーキングコンタクトは可動アーキン
グコンタクト,固定側ベースと無理なく確実に接触す
る。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のガス断路器の一部を改良
したものなので、従来と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
(a)第一実施例 本考案によるガス断路器の第一実施例を、第1図
(a),(b)に基づいて説明する。
本実施例では固定側ベース23が固定軸23aとリング23bと
固定シールド23cとによって構成される。固定シールド2
3cの内部である嵌入部24の中央に固定アーキングコンタ
クト1が配置される。固定アーキングコンタクト1の基
端部の外径寸法は中間部よりも少し小さく形成されると
ともにおねじ1cが形成される。そして、円板状の揺動板
45の中央におねじ1cを貫通させ、おねじ1cにナット44を
螺合させることで、固定アーキングコンタクト1と揺動
板45とが一体化され、固定アーキングコンタクト1に大
径部が形成される。固定軸23aの端面に凹部46が形成さ
れ、凹部46内にナット44等を収容した状態で固定アーキ
ングコンタクト1が設けられる。即ち、揺動板45の外周
面近傍に略等間隔に複数の孔(図示せず)が形成され、
この孔に遊挿されたボルト47が固定軸23aに形成された
図示しないタップ穴に螺合される。ここで、固定アーキ
ングコンタクト1は可動アーキングコンタクト3に対し
てeだけ偏心して設けられる。そして、夫々のボルト47
の頭部と揺動板45との間に付勢手段としてのバネ48が設
けられる。
このほか、本実施例では従来の固定主コンタクトの代わ
りに、一端が固定軸23aの外周面に当接するとともに他
端が可動主コンタクト29の外周面に当接する複数の固定
通電コンタクト49が設けられ、これらの固定通電コンタ
クト49はスプリング50により結束される。また、パッフ
ァシリンダ28の全体がパッファシリンダ本体28aとキャ
ップ28bとに分割される一方、従来の駆動ロッド31の部
分が可動主コンタクト29によって兼用される。
次に、斯かるガス断路器の作用を説明する。
固定側ユニット21を組み立てる場合、嵌入部24側から固
定アーキングコンタクト1を固定軸23aに取り付けるこ
とができる。
投入時は、固定アーキングコンタクト1が可動アーキン
グコンタクト3に対して寸法eだけ偏心しておりしかも
バネ48によって固定アーキングコンタクト1は軸心に沿
ってスライド自在かつ揺動自在なので、固定アーキング
コンタクト1の球状部1aは必ず可動主コンタクト29又は
可動アーキングコンタクト3に当接する。一方、揺動板
45はバネ48によって固定軸23aへ常時付勢されるので、
固定アーキングコンタクト1と固定軸23aとの導通が維
持される。球状部1aの接触状態により球状部1aが半径方
向へ動いても、揺動板45の少なくとも一点が固定軸23a
と接触するので、この場合においても導通不良となるこ
とはない。
断路の際は、固定アーキングコンタクト1が偏心してい
るため、固定アーキングコンタクト1は可動アーキング
コンタクト3に当接したあとに離れ、第1図(b)に示
すように固定アーキングコンタクト1と可動アーキング
コンタクト3との間にアーク41が生じる。
(b)第二実施例 次に、ガス断路器の第二実施例を第2図(a),(b)
に基づいて説明する。
本実施例では固定アーキングコンタクト1の基端部に一
体的に円板状の大径部1dが形成され、大径部1dが凹部46
内に収容される。そして、大径部1dが凹部46から抜け出
るのを防止するため、大径部1dの外径寸法d1よりも小さ
い内径寸法D2の挿通孔51を形成したストッパ52が複数の
ボルト53を介して固定軸23aに固定される。そして、ス
トッパ52と大径部1dとの間には単一のバネ54が設けられ
る。第一実施例と同様に、固定アーキングコンタクト1
は可動アーキングコンタクト3の軸心に対して寸法eだ
け偏心して設定され、軸心に沿ってスライド自在でかつ
揺動自在である。
斯かるガス断路器では固定アーキングコンタクト1の基
端部が凹部46内へはいり込みかつバネ54も凹部46内に収
容されるため、固定軸23aからの固定アーキングコンタ
クト1の突出量が少なく、固定側ユニット21と可動側ユ
ニット22とを接近させうるためガス断路器が小形化でき
る。本実施例はバネが単一でよいので、第一実施例に比
べて部品点数が少なく組立工数も少ない。従って、より
低コスト化できる。
このほかの構成,作用は第一実施例と同じなので、同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。
H.考案の効果 以上の説明からわかるように、本考案によるガス断路器
によれば以下の効果がある。
(a)固定アーキングコンタクトを嵌入部から固定側ベ
ースに取り付ける構成なので、ガス断路器を組み立てる
際の工数が少なくて済むとともに従来に比べて固定アー
キングコンタクトの取付のための部品数が少なくなる。
(b)従来のように固定側ベースにおける嵌入部と反対
側に固定アーキングコンタクト取付部品を収容するスペ
ースを設けないので、固定側ユニットと更にはガス断路
器が軸心方向に小形化される。
【図面の簡単な説明】 第1図(a),(b)は本考案によるガス断路器の第一
実施例に係り、第1図(a)は投入時の断面図、第1図
(b)は断路動作時の断面図、第2図(a),(b)は
第二実施例に係り、第2図(a)は投入時の断面図、第
2図(b)は断路動作時の断面図、第3図(a),
(b)は従来のガス断路器に係り、第3図(a)は投入
時の断面図、第3図(b)は断路動作時の断面図であ
る。 1…固定アーキングコンタクト、1d…大径部、3…可動
アーキングコンタクト、23…固定側ベース、24…嵌入
部、27…中間部、28…パッファシリンダ、29…可動主コ
ンタクト、34…ピストン、35…パッファ室、37…流路、
45…揺動板、46…凹部、48,54…バネ、52…ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側ベースに嵌入部を形成するとともに
    嵌入部の内周面に固定主コンタクトを設け、嵌入部の底
    面側に大径部を有する棒状の固定アーキングコンタクト
    を嵌入部の軸心に対して偏心した位置に軸心に沿って一
    定量だけスライド自在に設け、嵌入部の底面へ向かって
    大径部を付勢する付勢手段を設け、 固定側ベースの嵌入部と対向するパッファシリンダを固
    定して設け、前記固定主コンタクトと摺動接触する可動
    主コンタクトをパッファシリンダ内に往復移動自在に設
    けるとともに駆動手段に連動連結し、パッファシリンダ
    内に摺動自在に具えられてパッファ室を形成するピスト
    ンを可動主コンタクトに結合し、可動主コンタクトの先
    端に可動アーキングコンタクトを設け可動アーキングコ
    ンタクトを貫通して可動主コンタクトの基端部へ向かっ
    て形成された流路をパッファ室に連通させ可動アーキン
    グコンタクトの流路に固定アーキングコンタクトが摺動
    接触自在に挿通しうるようにしたことを特徴とするガス
    断路器。
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