JPH07246266A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JPH07246266A
JPH07246266A JP6036674A JP3667494A JPH07246266A JP H07246266 A JPH07246266 A JP H07246266A JP 6036674 A JP6036674 A JP 6036674A JP 3667494 A JP3667494 A JP 3667494A JP H07246266 A JPH07246266 A JP H07246266A
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JP
Japan
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probability
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special prize
symbol sequence
symbol
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JP6036674A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sumiya
和広 炭谷
Satoru Kurihara
覚 栗原
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Sammy Industries Co Ltd
Original Assignee
Sammy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図柄の移動停止課程が自然であるスロットマ
シンを提供する。 【構成】 図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率
を、通常確率又は高確率のいずれかに決定する発生確率
決定手段133と、この発生確率決定手段133におい
て決定された発生確率にもとづいて、上記通常確率図柄
列群記憶手段131に記憶している通常確率図柄列群
と、上記高確率図柄列群記憶手段132に記憶している
高確率図柄列群とを、選択的に切り替えて画像表示部4
0に表示させることにより、確率変動を行う図柄列群表
示切替手段134とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットマシンに関
し、特に特別賞態様が発生する確率を変動させるスロッ
トマシンであって、図柄列の移動停止課程が自然となる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、この種のスロットマシン
として、フロントパネルに設けた表示部に、複数の図柄
列にそれぞれ配設された複数の図柄を順次高速で移動表
示した後、図柄列における図柄の移動表示を停止させ
て、図柄の停止表示態様が予め定めた一定の図柄の組み
合わせである特別賞態様であった場合に、遊技者に特別
遊技を行わせている。さらに、この特別賞態様が発生し
た場合には、予め定めた移行条件が達成された場合に
は、所定の条件が達成されるまでの間、特別賞態様が発
生する確率を通常時よりも高確率となるよう変動させる
ようにしたスロットマシンを既に提案している。
【0003】このスロットマシンにおいては、図柄の抽
選上における特別賞態様が発生する確率は、予め行われ
た図柄の抽選結果にもとづいて定められ、例えば、通常
確率時には、1/365.19〜1/661.50の範
囲内であり、高確率時には、1/89.05〜1/16
5.38の範囲内で変動させ、この確率で特別賞態様が
発生するよう図柄の停止制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した先に
提案したスロットマシンでは、図柄の抽選上における特
別賞態様が発生する確率が高確率に変動した場合であっ
ても、表示部に表示される図柄列は通常確率時における
図柄列と同様のものである。また、停止表示態様が特別
賞態様となるか否か、すなわち図柄の移動表示の停止制
御は、原則として予め行われた図柄の抽選の結果にもと
づいて、図柄列における図柄の移動表示を停止させるこ
とにより行われるが、図柄の抽選上における特別賞態様
が発生する確率が高確率に変動している場合に、この確
率の範囲内で特別賞態様を発生させるためには、遊技者
によるストップスイッチの操作時から、特別賞態様が発
生する図柄の組合せとなるように、ある時間が経過して
から又は複数の図柄が移動表示されてから図柄の移動表
示を停止させる必要がある。具体的には、ストップスイ
ッチを操作した際に、通常なら止まるべき位置において
図柄を停止させずに、特別賞態様が発生する図柄の組合
せとなる位置に、ストップスイッチの操作とは遅れて図
柄を停止させる場合もある。
【0005】このため、特別賞態様となるように図柄を
停止表示させる際には、ストップスイッチの操作タイミ
ングと、図柄の移動表示の停止タイミングがかけ離れた
ものとなればなるほど、図柄の移動表示の停止課程が不
自然なものとなり、遊技者に対して、ストップスイッチ
の操作とは全く無関係に図柄の移動表示が停止している
のではないかとの違和感を与え、特に図柄の抽選上にお
ける特別賞態様が発生する確率が高確率に変動し、図柄
列における図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞態
様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞態様が発
生する確率と図柄の抽選上における特別賞態様が発生す
る確率とがかけ離れると、遊技者が受ける違和感も大き
くなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記した先に提案した技術の有
する問題点に鑑み提案されたもので、その目的とすると
ころは、図柄の抽選上における特別の賞態様が発生する
確率と、図柄列における図柄上のすべての組合せ数に対
する特別賞態様となる図柄の組合せ数から算出される特
別賞態様が発生する確率とを対応させることにより、図
柄の抽選上における特別賞態様の発生確率が高確率とな
った場合であっても、図柄の移動停止課程が自然である
スロットマシンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、図柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する
特別賞態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞
態様が発生する確率が通常確率となるように当たり図柄
を配設した通常確率図柄列群を記憶している通常確率図
柄列群記憶手段(131)と、図柄列における図柄上のすべ
ての組合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ数
から算出される特別賞態様が発生する確率が通常確率と
比較して高確率となるように当たり図柄を配設した高確
率図柄列群を記憶している高確率図柄列群記憶手段(13
2)と、図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率を、
通常確率又は高確率のいずれかに決定する発生確率決定
手段(133)と、この発生確率決定手段(133)において決定
された発生確率にもとづいて、上記通常確率図柄列群記
憶手段(131)に記憶している通常確率図柄列群と、上記
高確率図柄列群記憶手段(132)に記憶している高確率図
柄列群とを、選択的に切り替えて画像表示部(40)に表示
させることにより、確率変動を行う図柄列群表示切替手
段(134)とを有することを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、画像表示部40に
表示される図柄列群は、図柄列における図柄上のすべて
の組合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ数か
ら算出される特別賞態様が発生する確率が通常確率とな
るように当たり図柄を配設した通常確率図柄列群と、図
柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞
態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞態様が
発生する確率が通常確率時よりも高確率となるように当
たり図柄を配設した高確率図柄列群とからなる。この通
常確率図柄列群は、通常確率図柄列群記憶手段(131)に
記憶されており、高確率図柄列群は、高確率図柄列群記
憶手段(132)に記憶されている。
【0009】そして、発生確率決定手段(133)により決
定された、図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率
が通常確率である場合には、フロントパネル(30)に設け
た画像表示部(40)に、通常確率図柄列群記憶手段(131)
に記憶した通常確率図柄列群の図柄が順次高速で移動表
示され、予め行われた図柄の抽選結果にもとづいて、遊
技者の操作等により図柄の移動表示が停止する。
【0010】図柄の移動表示が停止した際に、図柄の停
止表示態様が、予め定めた一定の図柄の組み合わせであ
る特別賞態様、例えば「7」「7」「7」であると判断
した場合には、特別遊技を行わせる。一方、発生確率決
定手段(133)において、図柄の抽選上における特別賞態
様の発生確率が、高確率と決定されると、図柄列群表示
切替手段(134)では、発生確率決定手段(133)において決
定された発生確率に基づいて、画像表示部(40)に表示す
る図柄列群を選択的に切り替えて画像表示部(40)に表示
させる。すなわち、図柄の抽選上における特別賞態様の
発生確率が高確率と決定された場合には、高確率図柄列
群記憶手段(132)に記憶した高確率図柄列群を選択して
画像表示部(40)に表示させる。このため、図柄列におけ
る図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞態様となる
図柄の組合せ数から算出される特別賞態様が発生する確
率も、通常時より高確率となる。
【0011】これに対して、図柄の抽選上における特別
賞態様の発生確率が通常時よりも高確率に変動している
場合に、発生確率決定手段(133)において、図柄の抽選
上における特別賞態様の発生確率が通常確率と決定され
ると、図柄列群表示切替手段(134)では、通常確率図柄
列群記憶手段(131)に記憶した通常確率図柄列群を選択
して画像表示部(40)に表示させる。このため、図柄列に
おける図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞態様と
なる図柄の組合せ数から算出される特別賞態様が発生す
る確率も高確率から通常確率に戻ることになる。
【0012】このように、特別賞態様の発生確率が実現
されるように図柄を配設記憶した図柄列群を適宜選択す
ることにより、図柄列における図柄上のすべての組合せ
数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ数から算出さ
れる特別賞態様が発生する確率と、図柄の抽選上におけ
る特別賞態様の発生確率が対応することとなる。したが
って、予め行われた図柄の抽選結果にもとづいて、図柄
の停止表示態様が、特別賞態様となるように、該図柄列
における図柄の移動表示を停止制御させる際に、無理な
図柄停止制御を必要とすることなく、目的とする特別賞
態様を停止させることができ、図柄の停止課程におい
て、違和感のない自然な停止課程とすることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜4は、本発明の一実施例を示すものであ
り、図1はスロットマシンの正面図、図2は電気的制御
装置の概略構成を示したブロック図、図3は通常確率時
に画像表示部に表示される通常確率図柄列群の説明図、
図4は高確率時に画像表示部に表示される高確率図柄列
群の説明図を各々示す。
【0014】スロットマシン10は、図1に示すように、
前扉20の表面にフロントパネル30が設けてあり、フロン
トパネル30のほぼ中央には、画像表示部40が設けてあ
る。この画像表示部40は液晶表示装置からなり、上下方
向に3個の図柄を所定間隔で高速に移動表示させること
ができる。また、画像表示部40の向かって左横には、遊
技に供したメダル数に応じて有効となるラインを表示す
る有効ライン表示部50が設けてある。
【0015】尚、画像表示部40は、液晶表示装置に限ら
れず、複数の図柄列を表示できる装置であればどのよう
な装置、例えばCRT等であってもよいが、奥行きを薄
くしてコンパクトな画像表示部40を提供できるという点
で、液晶表示装置が好ましい。上記したスロットマシン
10の表面には、画像表示部40の向かって右斜め下方に、
メダルを投入するためのメダル投入口60を設け、メダル
投入口60の向かって右側にはクレジットメダルの枚数を
表示するクレジット表示部70が設けてある。また、画像
表示部40の向かって左斜め下方には、画像表示部40に表
示される図柄列の移動表示を開始させるためのレバー状
のスタートスイッチ80と、各図柄列の下方に位置すると
ともに、移動表示されている各図柄列を個別に停止させ
るためのボタン状の3個のストップスイッチ90…とを設
けている。さらに、上記したストップスイッチ90の向か
って右側には、クレジットメダルを投入するためのボタ
ン状のクレジットメダル投入スイッチ100と、クレジッ
トメダルを排出させるとともに、クレジットモードへの
切替を行うためのボタン状の精算スイッチ110とが、ス
ロットマシン10の表面に配設されている。
【0016】また、上記したスロットマシン10の表面下
方には、排出されたメダルが溜まり込むメダル排出皿12
0が設けてある。スロットマシン10内部の適宜箇所に
は、スロットマシン10を電気的に制御する電気的制御装
置130が設けてある。この電気的制御装置130は、CPU
(中央演算装置)、ROM(リードオンリーメモリ)、
RAM(ランダムアクセスメモリ)、入出力制御装置等
からなるマイクロコンピュータにより構成されている。
【0017】図2に示したブロック図により、電気的制
御装置130のうち本発明に係る制御を行う部分の概略構
成を説明する。電気的制御装置130は、図柄列における
図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞態様となる図
柄の組合せ数から算出される特別賞態様が発生する確率
が通常確率となるように当たり図柄を配設した通常確率
図柄列群を記憶している通常確率図柄列群記憶手段131
と、図柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する
特別賞態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞
態様が発生する確率が通常確率と比較して高確率となる
ように当たり図柄を配設した高確率図柄列群を記憶して
いる高確率図柄列群記憶手段132と、図柄の抽選上にお
ける特別賞態様の発生確率を、例えば乱数を用いた抽選
により、通常確率又は高確率のいずれかに決定する発生
確率決定手段133と、上記発生確率決定手段133において
決定された発生確率にもとづいて、上記通常確率図柄列
群記憶手段131に記憶している通常確率図柄列群と、上
記高確率図柄列群記憶手段132に記憶している高確率図
柄列群とを、選択的に切り替えて画像表示部40に表示さ
せることにより、確率変動を行う図柄列群表示切替手段
134とを有する。
【0018】上記した通常確率図柄列群記憶手段131に
記憶される通常確率図柄列群は、図3に示すように、画
像表示部40の図柄表示位置に相当する個数だけの図柄列
からなり、それぞれ、「7」、「スカル(星印)」、
「ORANGE」、「POW」、「HEART」、「M
(緑)−POW」、「CHERRY」等の図柄を所定個
数、例えば、21個ずつ配設したもので、この図柄列群
に基づき、画像表示部40には、縦3列の通常確率図柄列
の中の3個の図柄が表示される。
【0019】この通常確率図柄列群では、左側の図柄表
示位置に相当する図柄列には、特別賞態様を構成する図
柄である「7」が4個配設されており、中央の図柄表示
位置に相当する図柄列には、特別賞態様を構成する図柄
である「7」が1個配設されており、右側の図柄表示位
置に相当する図柄列には、特別賞態様を構成する図柄で
ある「7」が1個配設されている。したがって、メダル
を3枚投入して全てのラインが有効となった場合に、
「7」「7」「7」が揃い、図柄列における図柄上のす
べての組合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ
数から算出される特別賞態様が発生する確率は、1/4
63.05となっている。
【0020】また、上記した高確率図柄列群記憶手段13
2に記憶される高確率図柄列群は、図4に示すように、
画像表示部40の図柄表示位置に相当する個数だけの図柄
列からなり、通常確率図柄列群と同様に、それぞれ、
「7」、「スカル(星印)」、「ORANGE」、「P
OW」、「HEART」、「M(緑)−POW」、「C
HERRY」等の図柄を所定個数、例えば、21個ずつ
配設したもので、この図柄列群に基づき、画像表示部40
には、縦3列の高確率図柄列の中の3個の図柄が表示さ
れる。
【0021】この高確率図柄列群では、左側の図柄表示
位置に相当する図柄列には、特別賞態様を構成する図柄
である「7」が4個配設されており、中央の図柄表示位
置に相当する図柄列には、特別賞態様を構成する図柄で
ある「7」が4個配設されており、右側の図柄表示位置
に相当する図柄列には、特別賞態様を構成する図柄であ
る「7」が1個配設されている。したがって、メダルを
3枚投入して全てのラインが有効となった場合に、
「7」「7」「7」が揃い、図柄列における図柄上のす
べての組合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ
数から算出される特別賞態様が発生する確率は、通常確
率と比較して約4倍高確率の1/115.76となって
いる。
【0022】上記した発生確率決定手段133は、図柄の
抽選上における特別賞態様の発生確率が通常確率である
場合においては、例えば遊技者によってスタートスイッ
チ80が操作されると、所定の乱数群の中から、一つの乱
数を特定する。そして、特定された乱数値が、予め定め
られた移行条件と一致する場合には、特別の賞態様の発
生確率を高確率と決定する。
【0023】一方、図柄の抽選上における特別賞態様の
発生確率が高確率である場合には、例えば遊技者によっ
てスタートスイッチ80が操作されると、所定の乱数群の
中から、一つの乱数を特定する。そして、特定された乱
数値が、予め定められた終了条件と一致する場合には、
図柄の抽選上における特別の賞態様の発生確率を通常確
率と決定する。
【0024】なお、停止表示態様が特別賞態様となるか
否か、すなわち図柄の移動表示の停止制御は、原則とし
て予め行われた図柄の抽選(例えばスタートスイッチ80
の操作を条件として行われる乱数の特定を用いた抽選)
の結果にもとづいて、図柄列における図柄の移動表示を
停止させることにより行われるが、遊技者に対して著し
い違和感を与えることがないように、遊技者によるスト
ップスイッチの操作時から所定時間あるいは所定数の図
柄の移動範囲内で図柄の移動表示を停止させることとし
ている。
【0025】上記電気的制御装置130による制御のう
ち、発生確率決定手段133の決定にもとづいて、図柄列
群の切り替えを行うまでの制御を説明する。図柄列にお
ける図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞態様とな
る図柄の組合せ数から算出される特別賞態様が発生する
確率が通常確率(1/463.05)である場合(図柄
の抽選上における特別賞態様が発生する確率もこれに対
応している)に、遊技者がクレジットメダル投入スイッ
チ100を操作することにより又は、メダル投入口60から
遊技に供するためのメダルを投入すると、投入したメダ
ル枚数に応じて有効ラインが決定され、有効ライン表示
部50が点灯して、有効ラインを表示する。そして、遊技
者がスタートスイッチ80を操作すると、フロントパネル
30に設けた画像表示部40には、縦3列の図柄列におい
て、それぞれ複数の図柄が順次、高速で移動表示され
る。この場合、表示される図柄列群は、通常確率図柄列
群記憶手段131に記憶された通常確率図柄列群である。
【0026】その後、遊技者が各ストップスイッチ90を
操作すると、画像表示部40に高速で移動表示されていた
図柄が、各ストップスイッチ90に対応して各々停止す
る。このとき、有効ライン上に停止表示された図柄の組
み合わせが予め定めた特別賞態様であった場合、例えば
「7」「7」「7」が揃った場合には、特別遊技を行わ
せる。
【0027】この特別遊技は、特別遊技中の通常ゲーム
と、いわゆるJACゲームといわれるゲームから構成さ
れている。このJACゲームは、画像表示部40に表示さ
れる縦横各3列、合計9個表示される図柄のうち、例え
ば中央横ライン上に3個の「POW」が揃った場合に、
所定枚数のメダルが払い出される。ここで、「7」
「7」「7」が揃った場合であって、発生確率決定手段
133における抽選において、例えば上記した乱数を用い
た抽選にあっては、特定された乱数値が、予め定められ
た条件と一致する場合には、図柄の抽選上における特別
賞態様の発生確率を高確率と決定する。
【0028】これに伴って図柄列群表示切替手段134で
は、画像表示部40に表示する図柄列を選択的に切り替え
て画像表示部40に表示させる。すなわち、図柄の抽選上
における特別賞態様の発生確率が高確率となった場合に
は、当該高確率と決定された抽選が行われた際に行われ
る特別の遊技が終了した後に、高確率図柄列群記憶手段
132に記憶した高確率図柄列群を選択して画像表示部40
に表示させる。
【0029】このため、図柄の抽選上における特別賞態
様が発生するか否かの確率も高確率となるとともに、こ
の確率に対応して、図柄列における図柄上のすべての組
合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ数から算
出される特別賞態様が発生する確率が、通常確率と比較
して約4倍高確率の1/115.76となる。したがっ
て、不自然な図柄の停止制御を行うことなく、停止表示
態様が特別賞態様となるよう図柄の無理な停止制御を行
う必要がなく、遊技者にとっても違和感なく遊技を行う
ことができる。
【0030】一方、発生確率決定手段133における抽選
において、例えば上記した乱数を用いた抽選にあって
は、特定された乱数値が、予め定められた条件と一致し
ない場合には、通常確率図柄列群記憶手段131に記憶し
た通常確率図柄列群を選択して画像表示部40に表示させ
ることとなる。したがって、図柄列における図柄上のす
べての組合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ
数から算出される特別賞態様が発生する確率は、通常確
率(1/463.05)のままである。
【0031】そして、図柄列における図柄上のすべての
組合せ数に対する特別賞態様となる図柄の組合せ数から
算出される特別賞態様が発生する確率が高確率(1/1
15.76)に変動している場合に、発生確率決定手段
133における抽選の結果、通常確率と決定された場合、
例えば上記した乱数を用いた抽選にあっては、特定され
た乱数値が、予め定められた終了条件と一致する場合に
は、図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率は通常
確率へと戻る。
【0032】これに伴って図柄列群表示切替手段134で
は、図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率が通常
確率となった場合には、当該通常確率と決定された抽選
が行われた際に行われる特別の遊技が終了した後に、通
常確率図柄列群記憶手段131に記憶した通常確率図柄列
群を選択して画像表示部40に表示させる。このため、図
柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞
態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞態様が
発生する確率が、通常確率(1/463.05)に戻る
ことになる。
【0033】なお、図柄列の個数は上記した3列に限ら
れず、ゲーム内容に対応して、適宜変更して実施するこ
とができる。なお、上記した実施例においては、図柄の
抽選上における特別賞態様の発生確率が通常確率通常確
率へと戻る条件として、発生確率決定手段133における
抽選の結果、通常確率と決定された場合、例えば上記し
た乱数を用いた抽選にあっては、特定された乱数値が、
予め定められた終了条件と一致する場合であると説明し
たが、発生確率決定手段133における抽選の結果、高確
率と決定された際に、高確率の終了条件(例えば特別遊
技の回数とする)を予め決定しておいてもよい。
【0034】また、上記した実施例では、通常確率図柄
記憶手段131に記憶した通常確率図柄列群と、高確率図
柄記憶手段132に記憶した高確率図柄列群との図柄列群
を図柄列群表示切替手段134によって切り替え、画像表
示部40に表示させる時期は、発生確率決定手段133によ
る図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率の決定が
行われた際の特別遊技が終了した時点であると説明し
た。
【0035】しかし、画像表示部40に表示させる時期
は、これに限られず、例えば発生確率決定手段133によ
る図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率の決定が
行われた直後であってもよい。なお、この場合には、発
生確率決定手段133による図柄の抽選上における特別賞
態様の発生確率の決定が行われた際の特別の遊技につい
て、図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率(ボー
ナスゲーム中においては、例えばJACが揃う確率)
を、図柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する
特別賞態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞
態様が発生する確率とを対応させることができ、ボーナ
スゲーム中においても、遊技者は違和感なく、ボーナス
ゲームに移行することができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。本発明で
は、画像表示部において移動表示させる図柄列群を、通
常確率図柄記憶手段に記憶した通常確率図柄列群と、高
確率図柄記憶手段に記憶した高確率図柄列群との2系統
用意し、それぞれの図柄列群では、該当する特別賞態様
の発生確率となるように特別賞態様を構成する図柄であ
る図柄を配設記憶している。
【0037】そして、図柄列群表示切替手段では、発生
確率決定手段において決定された図柄上の発生確率にも
とづいて、目的の特別賞態様の発生確率となるよう図柄
列群を選択的に切り替えることにより、図柄の抽選上に
おける特別の賞態様が発生する確率と、図柄列における
図柄上のすべての組合せ数に対する特別賞態様となる図
柄の組合せ数から算出される特別賞態様が発生する確率
とが対応することとなる。
【0038】したがって、特別賞態様を停止表示させる
ために、図柄の無理な停止制御を必要とすることなく、
目的の特別賞態様の発生確率を出現させることができ
る。また、そこで、図柄の停止課程において、無理な図
柄の停止制御を行わないから、遊技者は、違和感のない
自然な遊技を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スロットマシンの正面図である。
【図2】電気的制御装置の概略構成を示したブロック図
である。
【図3】通常確率時に画像表示部に表示される通常確率
図柄列群の説明図である。
【図4】高確率時に画像表示部に表示される高確率図柄
列群の説明図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン 20 前扉 30 フロントパネル 40 画像表示部 50 有効ライン表示部 60 メダル投入口 70 クレジット表示部 80 スタートスイッチ 90 ストップスイッチ 100 クレジットメダル
投入スイッチ 110 精算スイッチ 120 メダル排出皿 130 電気的制御装置 131 通常確率図柄列
群記憶手段 132 高確率図柄列群記憶手段 133 発生確率決定手
段 134 図柄列群表示切替手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントパネルに設けた画像表示部に、
    複数の図柄列にそれぞれ配設された複数の図柄を順次高
    速で移動表示した後、予め行われた図柄の抽選結果にも
    とづいて、該図柄列における図柄の移動表示を停止制御
    させ、該停止表示態様が予め定めた一定の図柄の組み合
    わせである特別賞態様であった場合に、遊技者に特別遊
    技を行わせるとともに、確率抽選の結果が予め定めた特
    別の条件と一致する場合には、特別賞態様が発生する確
    率を通常時よりも高確率に変動させるスロットマシンで
    あって、 図柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する特別
    賞態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞態様
    が発生する確率が通常確率となるように当たり図柄を配
    設した通常確率図柄列群を記憶している通常確率図柄列
    群記憶手段と、 図柄列における図柄上のすべての組合せ数に対する特別
    賞態様となる図柄の組合せ数から算出される特別賞態様
    が発生する確率が通常確率と比較して高確率となるよう
    に当たり図柄を配設した高確率図柄列群を記憶している
    高確率図柄列群記憶手段と、 図柄の抽選上における特別賞態様の発生確率を、通常確
    率又は高確率のいずれかに決定する発生確率決定手段
    と、 発生確率決定手段において決定された発生確率にもとづ
    いて、上記通常確率図柄列群記憶手段に記憶している通
    常確率図柄列群と、上記高確率図柄列群記憶手段に記憶
    している高確率図柄列群とを、選択的に切り替えて画像
    表示部に表示させることにより、確率変動を行う図柄列
    群表示切替手段と、 を有することを特徴とするスロットマシン。
JP6036674A 1994-03-08 1994-03-08 スロットマシン Pending JPH07246266A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045464A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Heiwa Corp 遊技機
JP2002282424A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Aruze Corp 遊技機
JP2005185733A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Abilit Corp スロットマシン

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