JPH07246048A - キャスティング用魚釣りリール - Google Patents

キャスティング用魚釣りリール

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JPH07246048A
JPH07246048A JP5183433A JP18343393A JPH07246048A JP H07246048 A JPH07246048 A JP H07246048A JP 5183433 A JP5183433 A JP 5183433A JP 18343393 A JP18343393 A JP 18343393A JP H07246048 A JPH07246048 A JP H07246048A
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spool
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frame
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Robert L Carpenter
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Lorens G Hlava
ジィ ハラーヴァ ローランス
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】容易に操作、調節、組み立て、分解を行なうこ
とができ、かつ故障のない構造を有するキャスティング
式魚釣りリールを提供する。 【構成】横方向のスプール軸を有するスプールの周りを
フレームが囲んでおり、スペーサ支柱手段がフレーム側
板の間に設けてある。スペーサ支柱手段とフレーム側板
の内一方の側板との間に相補的な相補的な相互係合手段
が設けてある。一対の側カバー部材がフレーム側板上に
設けてあり、歯車列、クラッチ機構、磁気式制動装置等
が収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は釣り用リール、特にキャ
スティング用の魚釣りリールに関する。
【0002】
【従来の技術】キャスティング用の魚釣りリールは、通
常、釣糸、釣り竿に対して直角の横方向に延びる軸線を
有するスプールを包含する。スプール軸を囲んでフレー
ムが配置してあり、通常、このフレームは一対のフレー
ム側部材あるいは側板を包含し、これらの間で横方向に
スペーサ支柱が延びている。フレーム側板の外側には1
つ又はそれ以上の側カバーが設置してあり、リールの作
動構成要素、例えば、歯車列、制動機構、逆転防止ラチ
ェット機構等を収容している。側カバーの一方、通常は
右側の側カバーの外側にハンドルが配置してあり、この
ハンドルはクランク軸組立体を介して歯車列に連結して
ある。レベル巻取機構が釣糸巻き取り中にスプールをト
ラバースさせるように設けてある。
【0003】キャスティング用魚釣りリールは、一般に
は、その内側により多くの構成要素を有し、スピニング
またはスピンキャスト式の魚釣りリールよりも糸のもつ
れが多い。したがって、調節、清掃等のために内部要素
を扱うべくキャスティングリールを分解、再組立てする
機会が多い。釣り人が容易に操作、分解、調節できると
いう操作上の特徴を持ったキャスティングリールを製作
する努力が常になされている。本発明は釣り人のニーズ
を満たす種々の新規な構造上の特徴に向けたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、容易に操作、調節、組立て、分解を行なうこと
ができ、かつ、故障のない構造を有するという種々の操
作上の特徴を持つキャスティング式魚釣りリールを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例では、リ
ールは横方向のスプール軸を有するスプールを包含し、
フレームがこのスプールのまわりを囲んでいる。フレー
ムは一対のフレーム側板を包含し、スプールの境界の外
側でこれら側板の間をスペーサ支柱手段が横方向に延び
ている。スペーサ支柱手段とフレーム側板のうち一方の
側板との間に相補的な相互係合手段が設けてあり、フレ
ーム側板を結合、整合状態に維持し、フレーム側板の分
解、組立てを容易にしている。
【0006】リールは一対のカップ状の側カバー部材を
包含し、これらの側カバー部材はフレーム側板上に設置
してあり、リールの種々の作動構成要素を収容してい
る。側カバーの一方、たとえば、右側カバーは本発明の
歯車列およびクラッチ機構を収容している。他方のカバ
ー、たとえば、左側カバーはスプールの磁気式制動装置
を収容している。本発明の特徴は、歯車列手段が対応し
た側カバーの内側に直接回転自在に装着してあり、ピニ
オン歯車とかみ合ってスプールを回転させるようにした
構造にある。ハンドル手段が側カバーの外側に回転自在
に装着してあり、歯車列手段を回転させ得るようにして
ある。したがって、ハンドルやその作動構成要素を取り
外すことなく側カバーをリールから取り外して歯車列手
段に触れることができる。クランク軸が側カバーを貫い
て延び、ハンドル手段および歯車列手段を側カバーの両
側で作動位置に回転自在に連結している。さらに、歯車
列手段には逆転防止ラチェット歯車が設けてあり、側カ
バーのすぐ内側には爪が装着してあり、この爪がラチェ
ット歯車とかみ合い、ハンドル手段の逆回転を阻止す
る。したがって、ハンドル手段を取り外すことなく側カ
バーを外してリールの逆転防止機構に触れることができ
る。
【0007】側カバーおよび側板は、スプールの境界の
外側でスプールを横切る複数のボルト状のリテナ部材に
よって組立状態に保持され、リールを組立状態に保持し
ている。ボルト状リテナ部材の1つはレベル巻取機構の
釣り糸案内に設けた貫通孔を貫いて延びていて、レベル
巻取機構のトラバース移動を案内する。
【0008】取付板または支持板が右側側カバーと右側
側フレーム側板の間にはさまれており、スプール軸と作
動状態で組み合わされたピニオン歯車手段を取り付ける
と共に、このピニオン歯車をスプール軸を回転させる第
1位置とスプール軸を自由回転させる第2位置の間で動
かすクラッチ手段を取り付けるようになっている。ピニ
オン歯車手段にはキャリヤ板が連結してあり、ピニオン
歯車をその作動位置と非作動位置との間で支持してい
る。クラッチ手段はキャリヤ板およびピニオン歯車手段
を第1位置から第2位置まで軸線方向にカム作用移動さ
せるように摺動自在に装着したクラッチ板を包含する。
クラッチ板と係合するようにカム・レバーが枢着してあ
り、また、このカム・レバーと係合するようにアクチュ
エータ・レバーが枢着してある。アクチュエータ・レバ
ーは一部がカム・レバーと係合し、他の部分が側カバー
の外に露出していて手動操作ができるようになっている
ベルクランクの形をしている。
【0009】リールは他方のカバー部材、すなわち、左
側カバー内に装着した磁気式制動機構を包含する。特
に、側カバーはそこに形成した円形のくぼみとほぼ同一
平面にある外面を有する。カバーのくぼみ内には手動回
転可能のダイアルが設置してあり、このダイアルはカバ
ーの外面とほぼ同一平面の外面を有する。側カバーはく
ぼみと連結する周縁切取部を有し、この切取部を通して
ダイアルの周縁部が露出し、手動回転させ得るようにな
っている。ダイアルはカバー内に装着した軸線方向可動
のキャリヤと作動状態で組合わせてあり、複数の永久磁
石を軸線方向において前後に動かせるようになってい
る。
【0010】以下、本発明を添付図面を参照しながら説
明するが、図面を通じて同様の参照符号は同様の構成要
素を示すことは了解されたい。
【0011】
【実施例】図1をまず参照して、キャスティング式魚釣
りリールが全体的に10で示してある。このリールは一
対の側カバー12a、12bによって構成されたハウジ
ングと、全体的に14で示してあり、後に詳しく説明す
る内部分割式フレームとを包含する。ハンドル16がカ
バー12aの外側に回転自在に装着してあり、スプール
18を回転させて釣り糸20を回収できるようになって
いる。全体的に22で示すレベル巻取機構が設けてあ
り、釣り糸の巻取中にスプール18をトラバースするよ
うになっている。全体的に24で示す磁気式制動機構が
カバー12b内に装着してあり、それを貫いて一部が露
出している。分割フレーム14上にはシュー25が設け
てあり、リールを釣り竿に取り付けられるようにしてい
る。キャスティングリールはここでは右手操作の魚釣り
リールとして示してある。したがって、種々の構成要素
は簡潔で明瞭な説明のために右側構成要素と左側構成要
素としてここでは説明することがある。たとえば、カバ
ー12aは右側カバーとして説明し、カバー12bは左
側カバーとして説明することがある。
【0012】図2はリール10とハンドル16を含むハ
ンドル・クランク手段の種々の構成要素を示している。
ハンドルは矩形の孔26を包含し、この孔はクランク軸
28の矩形末端に対応した形状となっており、クランク
軸、したがって、スプールその他の作動要素を回転させ
ることができる。クランク軸の末端はナット30を受け
る外ねじが切ってあり、ハンドルをクランク軸のこの末
端に固着できるようにしてある。クランク軸上には肩部
32が形成してあり、ハンドルをクランク軸の末端のと
ころで軸線方向に位置決めしている。ナット30を覆っ
てキャップ34を設置することができ、このキャップは
ナットの六角形状に一致した内側ソケット(図示せず)
を有する。キャップはハンドル上に装着され、ねじ36
によって回転しないようにされる。したがって、ナット
30をクランク軸28の末端にひとたび締付けたなら
ば、キャップ34はナットがハンドルから緩むのを防
ぐ。
【0013】図3は側カバー12a、12bの間のほぼ
中央を延び、分割フレーム14の中心を貫通する横方向
のスプール軸38を有するスプール18を示している。
リールは複数のボルト状のリテナ40によって組立状態
に保持される。これらのリテナは右側カバー12aにあ
る適当な孔を貫通し、左側カバー12bの内側にある内
ねじ付きの孔42に螺合している。したがって、図1で
わかるように、カバー12bの外側にはボルトを固着す
るための外部ナットがまったく存在しない。ボルトは後
にもっと詳しく説明するように内部分割フレーム14を
貫通している。
【0014】図4〜図7を参照して、内部フレーム14
は組立て、分解が容易なように「分割式」である。組立
時、分割フレームの2つの部分は相互に固定して単一の
フレームとするか、あるいは、分離してスプールやフレ
ーム内の釣り糸領域に容易に手をのばすことができるよ
うにしてもよい。一層詳しく言えば、分割フレームは一
対のフレーム側板44a、44bを包含する。複数のス
ペーサ支柱46a、46b、46cがスプール領域の境
界の外側でフレーム側板44a、44b間を横方向に延
びている。スペーサ支柱とフレーム側板のうち少なくと
も一方のフレーム側板との間に相補的な相互係合手段が
設けてあり、フレーム側板を係合、整合状態に保持する
と共にフレーム側板の分離、組立てを容易にしている。
一層詳しく言えば、下方のスペーサ支柱46a、46b
はフレーム側板44aにある同様の寸法の孔50内に位
置決めできるように縮径の末端48を有する。この相互
係合により、フレーム側板の適正な結合、整合が行なわ
れ、縮径部48によってスペーサ支柱46a、46b上
に構成された肩部がフレーム側板44aの内面と衝合し
てフレーム側板を正しく隔てる。上方支柱46cはその
中間で割れており、左側支柱部分の内面にはボス52が
形成してあり、右側支柱部分にある対応した形状の孔5
4に入るようになっている。また、この相互係合によれ
ば、フレーム側板44a、44bの結合、整合および適
正な隔離が容易になる。
【0015】図3と関連させて図4〜図7を見てわかる
ように、一本のボルト40がスペーサ支柱46bを貫通
しており、別のボルト40が分割支柱46cを貫く孔5
6を貫通している。さらに、レベル巻取機構22は貫通
孔60を有するトラバース用釣り糸案内58を包含し、
第3のボルト40がこの釣り糸案内を貫通し、この釣り
糸案内をそのトラバース移動中に案内するようになって
いる。第3のボルト40はフレーム側板44a、44b
にある孔62も貫通している。これらの孔は釣り糸案内
58にある孔60と一致している。最後に、レベル巻取
機構22は釣り糸案内58のトラバースを行なわせる普
通の二重溝軸を受ける円筒形ハウジング64を包含す
る。この円筒形ハウジングはフレーム側板44a、44
bに形成した拡大孔66によって位置決めされる。
【0016】図8から図9Bには、本発明の磁気式制動
機構(左側カバー12bに独特の方法で収容されてい
る)の構成要素および動作を示している。一層詳しく言
えば、全体的に68で示すカップ状のダイアルが側カバ
ー12b内に回転自在に装着してある。これを行なうべ
く、円形のくぼみ74まわりでカバー12bの内側に形
成した環状の肩部72内の着座する半径方向突出の環状
フランジ70が用いられる。図1で最も良くわかるよう
に、カバーはそこに形成した円形くぼみ74とほぼ同一
平面に位置する外面を有する。ダイアル68はこの側カ
バーの外面と同一平面に位置する外面76を有し、きれ
いな外観を与えると共に、リールの把持、制御の妨げと
なる突起のない輪郭を与える。側カバーはくぼみ74と
連絡する周縁切取部78を有し、この周縁切取部を通し
てダイアル68の周縁部が露出していて手動で回転させ
得るようになっている。ダイアルの外周には80(図
8)で示すようにきざみ目が切ってあり、回転させやす
いようにしてある。ダイアル68の較正線84と一致す
るように切取部に沿ってカバー12b上に表示あるいは
較正手段82が設けてあり、制動調節の程度を示す表示
手段となっている。カム斜面86がカップ状ダイアル6
8の内面と一体に形成してあり、これの目的を以下に説
明する。
【0017】全体的に86で示す支持板がカップ状ダイ
アル68の隣接面70と嵌合する円盤状部分86aを有
する。支持板はディスク部分86aから外方に突出する
複数の耳部86b、86c、86dを有する。耳部は外
側突起88を有し、これらの突起はカバー12bの内側
に形成したボス90にある対応した孔内に位置して支持
板を正しく位置決めすると共にその相対回転を阻止す
る。ダイアル68はフランジ70の内側に突起92を有
し、この突起は耳部86b、86dと衝合してダイアル
の回転を制限する止めとなる。
【0018】全体的に96で示すカム・ディスクが支持
板86の外側に設置してあり、支持板の内側には磁気キ
ャリヤ・リング98が設置してある。カム・ディスクは
ダイアル68の内側にあるカム86と係合するカム斜面
100を有する。キャリヤ・リング98はそのまわりに
円形パターンで設置した複数の永久磁石を支持してい
る。カム・ディスク96は支持板96のパイロット軸9
4上に設置してあり、支持板にある孔106を貫通して
いる複数の短軸104を有し、短軸104にボルト10
8が螺合することによって磁気キャリヤ・リングに固着
してある。したがって、カム・ディスク96および磁気
キャリヤ・リング98は固定した支持板86の両側でそ
れに相対的に二重頭矢印「A」(図8)の方向に軸線方
向に移動することができる。コイルばね110がパイロ
ット軸94を囲んでおり、このコイルばねはカム・ディ
スク96と支持板86の間にはさまれていてカム・ディ
スクおよび磁気キャリヤを外向き軸線方向に片寄せ、カ
ム斜面100とカム86とを係合状態に維持する。
【0019】スプール軸116の左端は支持板86のソ
ケット118(図9A、図9B)内に衝合してスプール
の位置を軸線方向に固定している。したがって、カム・
ディスク96および磁気キャリヤ・リング98がスプー
ルに対して軸線方向に移動し、磁石102をスプールに
対して前後に移動させ、それらの間に磁界を変化させ、
ダイアル68の回転に応答してスプールにかかる効力を
変化させる。図9Aはカム・ディスクと磁気キャリヤ・
リングを最外方位置または分離位置で示している。図9
Bはカム・ディスクと磁気キャリヤ・リングが軸線方向
内方へ移動して磁石102とスプール18の間のギャッ
プを閉ざしている状態を示している。「クリッカ」ばね
119(図8)がダイアル68の内側にあるのこ歯11
9aと係合してダイアルの回転を聴覚表示する。
【0020】図10、図11は、ハンドル手段および主
歯車列手段が右側カバー12aの両側に装着されて複合
組立体を形成するという本発明の特徴を示している。こ
の複合組立体はリールから外すことができ、ハンドルを
外すことなく歯車列その他の内部構成要素に手をのばす
ことができる。たとえば、後に詳しく説明するように、
内部支持板120はスプール・ピニオン歯車およびクラ
ッチ機構を支持しており、修理あるいは調節のために手
をのばすことができる。一層詳しくは、主歯車122が
カバー12aの内側でクランク軸28の内端に固定して
ある。クランク軸はカバーを貫いて延びており、それに
相対的に回転できる。ハンドル16は図2に関連して説
明したようにクランク軸の外端に取り付けてある。カバ
ー12aの外側ではクランク軸に星形車ナット124が
螺合させてあり、クランク軸、主歯車122をカバー上
に組立状態に保持している。したがって、クランク軸お
よび主歯車を外すことなくハンドルそのものをカバーか
ら外すことができる。
【0021】図10、図11は図12Aおよび図12B
と一緒に逆転防止ラチェット機構を示しており、これは
ハンドル16の逆回転を阻止するようにカバー12a上
に装着してある。本質的に、逆転防止ラチェット機構は
リールから外して内部構成要素に近づけるカバー12a
との一体組立体の一部となる。一層詳しく言えば、ラチ
ェット歯車126がクランク軸28の形状に対応するキ
ー付き孔128を有し、一緒に回転することができる。
ラチェット歯車はカバー12aのすぐ内側に位置してい
る。ワッシャ130(図11)が主歯車122とラチェ
ット歯車128の間にはさまれている。爪132がカバ
ー12aの内側に枢着してあり、ラチェット歯車126
の歯と係合できる。ばねヨーク134が爪132を囲
み、ラチェット歯車126の側面を把持している。した
がって、ハンドル16が図12Aに矢印「B」で示すよ
うに正規の時計方向に回転したとき、爪132は回転し
ているラチェット歯車の側面に対するばねヨーク134
の把持効果によってラチェット歯から持ち上げられるこ
とになる。止めピン136がカバー12aと一体に形成
してあり、このカバーの内側から突出し、爪とばねヨー
クの回転を制限する止めとなる。反時計方向、すなわ
ち、図12Bに矢印「C」で示す方向にハンドル16を
逆回転させようとすると、ラチェット歯車が逆方向に回
転するときにばねヨークがラチェット歯車に与える把持
効果により、爪が回動してラチェット歯車と係合するこ
とになる。
【0022】図13A〜図14Bを参照して、クラッチ
手段が設けてあり、これが選択的に作動してキャスティ
ング時にスプール・ピニオン歯車138をスプール軸3
8から外し、スプールを自由回転させ、ハンドル16を
初めて回転させて釣り糸を回収するときには直ちに自動
的にピニオン歯車をスプール軸と係合させるようになっ
ている。一層詳しく言えば、全体的に140で示すほぼ
U字形のクラッチ板が支持板120上に摺動自在に装着
してある。キャリヤ板146が支持板120と一体に形
成してあってそこから軸線方向に突出する一対の支柱1
48上に装着してある。それによって、キャリヤ板はス
プール軸の軸線方向において摺動するクラッチ板14
0、支持板120に対してほぼ直角の方向に移動でき
る。キャリヤ板146はピニオン歯車138にある環状
のくぼみ150(図14A、図14B)内に着座してお
り、キャリヤ板と共にピニオン歯車を軸線方向に移動さ
せることができる。U字形のクラッチ板140は一対の
脚140a、140bを有し、これらの脚は下方支柱1
48と支持板120に型打ち加工したタブ152の間に
位置し、クラッチ板の摺動往復動を案内する。カム・レ
バー154が156のところで支持板120に枢着して
ある。カム・レバー154の自由回動端はピン158を
有し、このピンはクラッチ板140に形成した空動きス
ロット160内で移動する。このスロットはクラッチ板
の摺動方向に対してほぼ直角な方向に延びている。ベル
クランクの形をしたアクチュエータが162のところで
支持板120に枢着してある。アクチュエータはカム・
レバー154と自由に係合してピボット軸線156まわ
りにカム・レバーを回転させ、したがって、クラッチ板
140を半径方向へ摺動させる第1の、すなわち、レバ
ー部分164を包含する。アクチュエータは、リールの
境界を越えて半径方向外方へ突出し、矢印「D」(図1
3A)の方向に押してクラッチ機構を作動させる第2部
分166を包含する。クラッチ板は細長い空動きスロッ
ト168を有し、このスロットは支持板120と一体に
形成してあってそこから突出する固定支柱170を囲ん
でいる。これは、さらに、クラッチ板の半径方向摺動を
案内する。クラッチ板は一対のカム斜面172(図1
3)を有し、これらのカム斜面はピニオン歯車138の
両側に位置していてキャリヤ板146の下側と係合し、
キャリヤ板を持ち上げ、ピニオン歯車を軸線方向に移動
させてスプール軸38の平坦部186から外す。したが
って、矢印「D」の方向にアクチュエータ部分166を
押し下げたとき、レバー部分164がカム・レバー15
4と係合してそれを回転させ、クラッチ板を半径方向内
方へ摺動させることになる。クラッチ板のこの半径方向
内方移動はキャリヤ板を持ち上げ、ピニオン歯車をスプ
ール軸から外す。
【0023】ピニオン歯車がスプール軸から外れた位置
にクラッチ機構を保持するためのロック手段が設けてあ
る。このロック手段はクラッチ板140の脚部140a
にあるノッチ176の背後に着座するロック・タブ17
4を包含する。これは二重アーム式ばねロッド178の
片寄せ力の下にスナップ作用で行なわれる。ばねアーム
は支柱170のまわりに巻き付けてあり、一端は支持板
120に型打ち加工したタブ180に固定してある。ば
ねアームの反対端はクラッチ板140の脚140bから
外方へ突出する支柱182の背後に係合する。したがっ
て、クラッチ板の脚140aに半径方向内方の片寄せ力
がかかり、ノッチ176をタブ174と錠止係合するよ
うに押する。
【0024】図14Aはクラッチ板140上のカム斜面
172がキャリヤ板146を持ち上げてピニオン歯車を
移動させたときにピニオン歯車138がスプール軸から
外れた状態を示している。図14Bはピニオン歯車を軸
線方向の係合位置で示している。この目的で、ピニオン
歯車138は不規則な形状のソケット184を有し、こ
のソケットはスプール軸38の対応する不規則形状の拡
大部分186とかみ合ってスプール軸を駆動する。
【0025】ハンドルおよび主歯車の回転に応答してピ
ニオン歯車をスプール軸との係合位置に戻すようにクラ
ッチ機構を自動的に作動させる手段が設けてある。一層
詳しく言えば、カム・ディスク188(図13A、図1
3B)はクラッチ板140の脚140aと係合できる複
数のタブ188aを有する。カム・ディスクはクランク
軸28にキー止めしてある。したがって、クランク軸を
「E」の方向(図13A)に回転させた際、タブ188
aの1つが脚140aと係合し、ノッチ176をタブ1
74から外すように移動させ、それによって、ばね17
8がクラッチ板140、カム・レバー154およびアク
チュエータ・レバー164、166を不作動位置に戻す
ことになる。キャリヤ板146と右側カバー12aの間
にはコイルばね190(図14A、図14B)がはさま
れており、クラッチ板のその不作動位置への戻り運動の
際にキャリヤ板146およびピニオン歯車138を自動
的にピニオン歯車の係合位置に戻すことになる。図2、
図3でわかるように、アクチュエータ部分166は、実
際に、割りフレーム板44a、44b間に枢着された横
方向棒を包含する。
【0026】14A図、14B図は、15図と一緒に、
スプール軸38のパイロットを受けるようにカバー12
aに螺合させたハブ軸受192を示している。ハブ軸受
とカバー1aの間には相互係合摩擦手段が設けてあり、
ハブ軸受けを固定螺合位置に保持すると共にねじが緩む
のを防止している。特に、カバー12aの外面と一体に
形成した環状のボス194(図15)が外方に突出して
いる。このボスは外ねじ付きのハブ軸受け192を受け
る内ねじを切ってある。ハブ軸受の外端にはカップ状の
キャップ195が固定してあり、これは軸受の一体部品
となっている。キャップは軸線方向内方に向いていてボ
ス194のスロットを部分的に隠し、覆ってゴミの侵入
を防いでいる壁手段となる周壁196を有する。環状ボ
スは198のところで割ってあり、弾力性を得ている。
したがって、ハブ軸受192を側カバー12aに螺合さ
せたとき、ボスの弾力性でハブ軸受192に摩擦嵌合
し、不注意によるあるいは偶発的な動きを防いでいる。
【0027】ここで、本発明がその精神すなわち中心的
な特徴から逸脱することなく他の形態でも実施しうるこ
とは了解されたい。したがって、ここに示した具体例は
あくまでも説明のためのものであり、なんら発明を制限
するものではないことも了解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキャスティング式魚釣りリールの
斜視図である。
【図2】図1を逆の方向から見た斜視図であり、ハンド
ル手段の構成要素の露出状態を示す図である。
【図3】リールの部分展開斜視図であり、スプール、ス
プール軸および内部分割フレームを示す図である。
【図4】分割フレームの2つの構成部分の斜視図であ
る。
【図5】分割フレームを組み立てようとしている状態で
示す斜視図である。
【図6】分割フレームを組み立てた状態で示す斜視図で
ある。
【図7】図6とは逆の方向の分割フレームの斜視図であ
る。
【図8】左側カバー部材とその中に収容された磁気制動
装置の構成要素の展開斜視図である。
【図9A、図9B】図8の磁気制動装置の構成要素を異
なった軸線方向位置で示す中央断面図である。
【図10】右側カバー部材上に装着したリール構成要素
とカバー部材内に装着したクラッチ支持板を示す展開斜
視図である。
【図11】図10に示す構成要素の大部分を示すまた別
の展開斜視図である。
【図12A、図12B】逆転防止ラチェット歯車機構を
それぞれ離脱位置と係合位置で示す拡大破断側面図であ
る。
【図13A、図13B】ピニオン歯車、クラッチ機構を
それぞれ離脱位置、係合位置で示す破断側面図である。
【14A図】13A図の14A−14A線に沿った拡大
断片図である。
【14B図】13A図の14B−14B線に沿った拡大
断片図である。
【図15】スプール軸のハブ軸受とこのハブ軸受、側カ
バー間の相互係合摩擦手段とを示す断片斜視図である。
【符号の説明】
10……リール 12a・12b……側カバー 14……フレーム 16……ハンドル 18……スプール 20……釣り糸 22……レベル巻取機構 24……磁気制動機構 28……クランク軸 34……キャップ 38……スプール軸 44a・44b……フレーム側板 46a・46b……スペーサ支柱 58……釣り糸案内 68……ダイアル 86……カム斜面 86……支持板 90……ボス 96……カム・ディスク 100……カム斜面 102……永久磁石 116……スプール軸 122……主歯車 128……ラチェット歯車 132……爪 138……ピニオン歯車 140……クラッチ板 154……カム・レバー 160……空動きスロット 188……カム・ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エル カーペンター アメリカ合衆国 オクラホマ州 74146、 タルサ、イースト 31 コート、12660 (72)発明者 ローランス ジィ ハラーヴァ アメリカ合衆国 オクラホマ州 74115、 タルサ、イースト ヤング コート、5348

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向のスプール軸を有するスプールと、
    スプールのまわりを囲むフレームとを包含するキャステ
    ィング用魚釣りリールであって、一対のフレーム側板
    と、スプールの境界の外側でフレーム側板の間を横方向
    に延びるスペーサ支柱手段と、このスペーサ支柱手段と
    フレーム側板のうち少なくとも一方のフレーム側板との
    間に設けてあってフレーム側板を結合、整合状態に保持
    すると共にフレーム側板の分離、組立てを容易にしてい
    る相補的相互係合手段とを包含することを特徴とする魚
    釣りリール。
  2. 【請求項2】請求項1記載の魚釣りリールにおいて、前
    記スペーサ支柱手段が少なくとも1つの支柱部材を包含
    し、この支柱部材が一端をフレーム側板の一方に固定さ
    れ、他方のフレーム側板にある受け手段内に解放自在に
    位置していることを特徴とする魚釣りリール。
  3. 【請求項3】請求項1記載の魚釣りリールにおいて、前
    記スペーサ支柱手段が前記フレーム側板の互いに対向し
    た端に固定された少なくとも1つの支柱部材を包含し、
    前記相補的相互係合手段が前記互いに対向した端の中間
    に支柱部材を隔離していることを特徴とする魚釣りリー
    ル。
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KR960001551B1 (ko) 1996-02-02
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JPH07241150A (ja) 1995-09-19

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