JPH0724588A - レーザ切断装置 - Google Patents

レーザ切断装置

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JPH0724588A
JPH0724588A JP5171678A JP17167893A JPH0724588A JP H0724588 A JPH0724588 A JP H0724588A JP 5171678 A JP5171678 A JP 5171678A JP 17167893 A JP17167893 A JP 17167893A JP H0724588 A JPH0724588 A JP H0724588A
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JP
Japan
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oxygen gas
gas
cut
oxidation
laser beam
Prior art date
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Pending
Application number
JP5171678A
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English (en)
Inventor
Minoru Yamada
実 山田
Satoru Osakabe
覚 刑部
Takehiro Murayama
武弘 村山
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚物の材料でもきれいに切断できるようにす
る。 【構成】 レーザヘッド4から材料5の切断部へ向けて
レーザ光2を照射すると共に、酸素ガス供給路12を介
してレーザヘッド4へ供給された酸素ガス6を切断部8
へ向けて噴射することにより、溶融された材料5を酸素
ガス6で酸化させて切断するようにし、切断部8に対し
酸素ガス6が供給過剰になって、爆発的な酸化反応が起
こるような場合には、酸化抑制用ガス供給路15を介し
てレーザヘッド4へ酸化抑制用ガス14を供給し酸素ガ
ス6と混合させて切断部8へ噴射することにより、酸素
ガス6の供給過剰を防止できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ切断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーザ切断装置は、図2に示すよ
うに、レーザ発振器1で発信したレーザ光2を、反射鏡
3などを用いてレーザヘッド4へ導き、レーザヘッド4
から材料5へ向けて照射させると共に、材料5へ向けて
空気や酸素ガス6や窒素ガスなどのアシストガスを噴射
し、レーザ光2のエネルギーとアシストガスによって材
料5を加熱溶融し、材料5を切断するようになってい
る。
【0003】尚、図中、7はレーザヘッド4内部に設け
られたレンズである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレーザ切断装置には、以下のような問題があった。
【0005】即ち、切断しようとする材料5が或る程度
以上厚くなると、切断部8の奥部にまで達するようにア
シストガス(酸素ガス6)の供給圧を高める必要が生じ
るが、アシストガスの供給圧を高めると、材料5の切断
部8で酸素ガス6の供給過剰が生じて、切断部8に爆発
的な酸化反応が起こり、図3〜図5に示すように、切断
線9や切断面10が凸凹になる、いわゆるバーニング現
象を生じてしまう。
【0006】本発明は、上述の実情に鑑み、厚物の材料
でもきれいに切断できるようにしたレーザ切断装置を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、材料の切断部
へ向けてレーザ光を照射すると共に前記切断部へ向けて
酸素ガス供給路から供給される酸素ガスを噴射するレー
ザヘッドを設け、該レーザヘッドに酸素ガスと混合して
切断部へ噴射する酸化抑制用ガスを供給可能な酸化抑制
用ガス供給路を接続すると共に、酸素ガス供給路及び酸
化抑制用ガス供給路にそれぞれ酸素ガス及び酸化抑制用
ガスの供給量を調整する酸素ガス流量調整弁及び酸化抑
制用ガス流量調整弁を設けたことを特徴とするレーザ切
断装置にかかるものである。
【0008】
【作用】本発明の作用は以下の通りである。
【0009】レーザヘッドから材料の切断部へ向けてレ
ーザ光を照射すると共に、酸素ガス供給路を介してレー
ザヘッドへ供給された酸素ガスを切断部へ向けて噴射す
ることにより、溶融された材料を酸素ガスで酸化させて
切断する。
【0010】切断部に対し酸素ガスが供給過剰になっ
て、爆発的な酸化反応が起こるような場合には、酸化抑
制用ガス供給路を介してレーザヘッドへ酸化抑制用ガス
を供給し酸素ガスと混合させて切断部へ噴射することに
より、酸素ガスの供給過剰を防止する。
【0011】これにより、爆発的な酸化反応によって切
断部が凸凹になることが防止され、材料が厚物であって
もきれいに切断することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例である。
【0014】又、図中、2はレーザ光、4はレーザヘッ
ド、5は材料、6はレーザヘッド4から材料へ向けて噴
射される酸素ガス、7はレーザヘッド4内部に設けられ
たレンズ、8は材料5の切断部である。
【0015】レーザヘッド4と酸素ガス供給源11との
間を接続する酸素ガス供給路12の途中に、酸化抑制用
ガス供給源13からの窒素ガスや不活性ガスなどの酸化
抑制用ガス14を供給する酸化抑制用ガス供給路15を
接続する。
【0016】そして、酸素ガス供給路12における酸化
抑制用ガス供給路15の接続部よりも上流側に酸素ガス
流量調整弁16を設け、且つ、酸素ガス供給路12にお
ける酸化抑制用ガス供給路15の接続部よりも下流側に
アシストガス流量調整弁17を設け、更に、酸化抑制用
ガス供給路15の途中に酸化抑制用ガス流量調整弁18
を設ける。
【0017】レーザヘッド4の先端部に、材料5の切断
により発生した粉塵19の濃度或いは量をバーニングの
指標として検出するバーニング検出器20を設ける。
【0018】バーニング検出器20からの検出信号21
を入力し、材料5の材質に応じて予め設定器22に設定
された、バーニングが起きないようにするための粉塵1
9の濃度或いは量などの適正条件の範囲を示す適正範囲
信号23と比較して、酸素ガス流量調整弁16に酸素ガ
ス6の供給量を調整する信号24を送ると共に、酸化抑
制用ガス流量調整弁18に酸化抑制用ガス14の供給量
を調整する信号25を送り、更に、厚さ設定器29に設
定した材料5の厚さ30から酸素ガス6と酸化抑制用ガ
ス14を混合して成るアシストガス26の総流量を求
め、アシストガス流量調整弁17に信号27を送る演算
制御装置28を設ける。
【0019】次に、作動について説明する。
【0020】レーザ光2で材料5を切断する過程、及
び、材料5の厚みや材質によって酸素ガス6などのアシ
ストガス26を使用する過程については図2と同様なの
で説明を省略する。
【0021】本発明では、先ず、全ての流量調整弁16
〜18を閉じた状態として、レーザヘッド4から材料5
へレーザ光2を照射させることにより、材料5の切断を
開始させ、この状態で、演算制御装置28が厚さ設定器
29に設定した材料5の厚さ30からアシストガス26
の総流量を求めてアシストガス流量調整弁17へ信号2
7を送り、アシストガス流量調整弁17の開度を調整し
て、アシストガス26の総流量を常に一定の値に保持で
きるようにし、同時に、演算制御装置28が酸素ガス流
量調整弁16へ信号24を送って、酸素ガス流量調整弁
16を開き、酸素ガス供給路12を介して酸素ガス供給
源11からの酸素ガス6のみがアシストガス26として
レーザヘッド4へ送られるようにする。
【0022】そして、切断の開始から一定時間、レーザ
ヘッド4の先端部に設けたバーニング検出器20を用い
て、材料5の切断により発生した粉塵19の濃度或いは
量をバーニングの指標として検出し、検出信号21を演
算制御装置28へ送って、演算制御装置28に、材料5
の材質に応じて予め設定器22に設定された、バーニン
グが起きないための粉塵19の濃度或いは量の適正条件
の範囲を示す適正範囲信号23と比較させる。
【0023】その結果、検出信号21が適正範囲信号2
3の範囲内に或る場合には、演算制御装置28はバーニ
ングが発生しておらず又適正な切断状態にあるものと判
断して、酸素ガス流量調整弁16の開度をそのままに
し、検出信号21が適正範囲信号23の範囲を上回る場
合には、演算制御装置28はバーニングが発生している
ものと判断して、検出信号21が適正範囲信号23の範
囲内となるまで、酸素ガス流量調整弁16を絞ると共に
酸化抑制用ガス流量調整弁18を開き、酸素ガス6の流
量を低減すると共に酸化抑制用ガス供給源13からの窒
素ガスや不活性ガスなどの酸化抑制用ガス14を酸化抑
制用ガス供給路15を介してアシストガス26へ徐々に
混合して行く。
【0024】このようにすることにより、アシストガス
26の圧力を所望の値に保持したまま、自動的にアシス
トガス26中の酸素ガス6の割合を適正値まで低下させ
ることができるので、切断部8が酸素ガス6の供給過剰
状態となることが防止されて切断部8の酸化が抑制さ
れ、爆発的な酸化反応によるバーニング現象が防止され
て、凹凸のないきれいな切断線や切断面が形成されるよ
う材料5を切断することが可能となる。
【0025】そして、一旦、アシストガス26中の酸素
ガス6と酸化抑制用ガス14の割合が決定されたら、以
後、そのままの割合を維持して材料5の切断を進行して
行く。
【0026】尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、バーニングは切断部の輝度やその分
布範囲などによって検出しても良いこと、その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得
ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ切
断装置によれば、厚物の材料でもきれいに切断すること
ができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略系統図である。
【図2】従来例の概略図である。
【図3】切断時にバーニングを生じた材料の平面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図3のV−V矢視図である。
【符号の説明】
2 レーザ光 4 レーザヘッド 5 材料 6 酸素ガス 8 切断部 12 酸素ガス供給路 14 酸化抑制用ガス 15 酸化抑制用ガス供給路 16 酸素ガス流量調整弁 18 酸化抑制用ガス流量調整弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料の切断部へ向けてレーザ光を照射す
    ると共に前記切断部へ向けて酸素ガス供給路から供給さ
    れる酸素ガスを噴射するレーザヘッドを設け、該レーザ
    ヘッドに酸素ガスと混合して切断部へ噴射する酸化抑制
    用ガスを供給可能な酸化抑制用ガス供給路を接続すると
    共に、酸素ガス供給路及び酸化抑制用ガス供給路にそれ
    ぞれ酸素ガス及び酸化抑制用ガスの供給量を調整する酸
    素ガス流量調整弁及び酸化抑制用ガス流量調整弁を設け
    たことを特徴とするレーザ切断装置。
JP5171678A 1993-07-12 1993-07-12 レーザ切断装置 Pending JPH0724588A (ja)

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JP5171678A JPH0724588A (ja) 1993-07-12 1993-07-12 レーザ切断装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07328787A (ja) * 1994-06-07 1995-12-19 Amada Co Ltd レーザ加工機に対するアシストガス供給方法及び装置
CN111037101A (zh) * 2019-11-29 2020-04-21 北京卫星制造厂有限公司 一种复合材料的高效精密加工方法

Cited By (3)

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JPH07328787A (ja) * 1994-06-07 1995-12-19 Amada Co Ltd レーザ加工機に対するアシストガス供給方法及び装置
CN111037101A (zh) * 2019-11-29 2020-04-21 北京卫星制造厂有限公司 一种复合材料的高效精密加工方法
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