JPH07245762A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH07245762A
JPH07245762A JP6058337A JP5833794A JPH07245762A JP H07245762 A JPH07245762 A JP H07245762A JP 6058337 A JP6058337 A JP 6058337A JP 5833794 A JP5833794 A JP 5833794A JP H07245762 A JPH07245762 A JP H07245762A
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optical low
image pickup
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birefringent
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Kenichi Niihori
謙一 新堀
Hiroshi Saruwatari
浩 猿渡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影光路部周辺の密閉構造が高い簡単な光学
的ロ−パスフィルタの回転機構によりカットオフ特性が
変えられる撮像装置。 【構成】 レンズ102等からの被写体光は、光学的ロ
−パスフィルタを構成する複屈折板11、12、13の
カラ−自然画像を得るための適切なカットオフ特性によ
り、高域減衰されて撮像素子ユニット3により受光変換
される。一方、モノカラ−画像を得る場合は、伝達部材
109等の切替系により撮影光路周辺の密閉度を損なわ
ずに、複屈折板の一部または全体を所定角度回転させ、
光学的ロ−パスフィルタのカットオフ特性を、モノカラ
−画像を得るための適切なカットオフ特性に切り替え
て、撮影像素子ユニットにより受光変換するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的ローパスフィル
タを用いて撮像素子に入射する被写体光の空間周波数を
制限する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、撮像素子にてカラー自然画像を得
る場合、撮影レンズ系から撮像素子までの光路中に複屈
折板等よりなる光学的フィルタを配置して、輝度の偽信
号および偽色信号のキャリヤ成分の影響を抑圧する必要
がある。
【0003】図25は従来の固体撮像素子の画素配列お
よび開口例を示す図である。
【0004】図25において、Hは水平走査方向をVは
垂直走査方向を示す。隣接する2本の水平ラインの一方
には、緑色フィルタ1Gおよび青色フィルタ1Bが、p
hの水平走査方向画素間隔で交互に配置されている、そ
の他方には緑色フィルタ2Gおよび赤色フィルタ2Rが
ph画素間隔で交互に配置されている。一方、垂直走査
方向はpvの画素間隔でやはり交互に配置されている。
【0005】このような格子上の開口パターンにより、
被写体光がサンプリングされるわけであるが、サンプリ
ング定理から明らかなように、サンプリング周波数の1
/2に相当するナイキスト点以上の空間周波数は原理的
に忠実に再現することができず、これ以上の周波数成分
が固体撮像素子上に導かれると、折り返しとなって偽信
号として現れることになる。
【0006】図26及び図27はそれぞれ、図25に示
す固体撮像素子における空間周波数スペクトラムを示し
ている。
【0007】図26の横軸fxと、図27の横軸fy
は、各々ph/2πおよびpv/2πにより正規化され
た水平周波数と垂直周波数を表している。
【0008】図26において、「fx=1,fy=0」
の位置を中心としたキャリア成分により、垂直方向に延
びる黒白のストライプからなる細かい縞模様の空間周波
数が図中の縦線部領域にある時に、左側の斜線部領域に
モアレ(輝度の偽信号)となって折り返る。また、「f
x=1/2,fy=0」の位置を中心としたキャリア成
分により、垂直方向に延びるやや荒い黒白のストライプ
がある時に、緑色およびマゼンタのクロスカラー(偽色
信号)を生じさせる。
【0009】図27において、「fx=0,fy=1」
の位置を中心としたキャリア成分により、細かい横スト
ライプの縞模様の空間周波数が図中縦線部領域にある時
に、斜線部領域にモアレとなって折り返る。これらの輝
度の偽信号および偽色信号は画質に与える影響が大きい
ので、サンプリング定理に従って、入射光のうち正規化
周波数でfx=1/2以上の水平周波数成分と、正規化
垂直周波数でfy=1/2以上の垂直周波数成分と、水
平方向ではfx=1/2の点で色信号をサンプリングし
ているので、fx=1/2の点を中心に色信号の周波数
帯域分の水平周波数成分を除去する必要がある。
【0010】図28は理想的な光学的周波数特性を示す
図であり、(A)は水平周波数特性を、(B)は垂直周
波数特性を表すものである。これらのような、周波数特
性を目標とした光学的ローパスフィルタの一般的な従来
の構成例を図29に示す。図29で撮影レンズを介した
入射光は複屈折板11、12、13の順に透過して固体
撮像素子に供給される。ここで、複屈折板11は入射光
を常光線及び異常光線に分離し、これらの常光線及び異
常光線が存在する図面の紙面に直交する方向で偏光主要
面14が水平走査方向Hに対して略45度の角度をなす
ものである。
【0011】また、複屈折板12は入射光を常光線及び
異常光線に分離し、これらの常光線及び異常光線が存在
する偏光主要面15が水平走査方向Hと略一致するもの
である。複屈折板13は入射光を常光線及び異常光線に
分離し、これらの常光線及び異常光線が存在する偏光主
要面16が水平走査方向Hに対して−45度の角度をな
すものである。
【0012】図30は入射光の分離結果を示す説明図で
あり、いま複屈折板11及び13の常光線と異常光線の
分離距離をd1、複屈折板12の常光線と異常光線の分
離距離をd2とした場合、d2/√2<d1<(√2)
d2の条件にある時に、これら3枚の複屈折板11、1
2、13の組み合わせにおいて、原点に入射された1つ
の光線(21)は、第1の複屈折板11により水平走査
方向に対し45度の方向に距離d1だけ分離されて、各
々等しい強度の2つの光線(21、22)となる。 次
にこれらの光線は第2の複屈折板12により、各々水平
走査方向に対して平行に距離d2だけ分離され、各々等
しい強度の光線(21、22、23、24)となる。次
に、これらの光線は第3の複屈折板13により、各々水
平走査方向に対して−45度の方向に距離d1だけ分離
されて、各々等しい強度の8つの光線(21、22、2
3、24、25、26、27、28)に分離される。
【0013】このような光学的ローパスフィルタを用い
た時の空間周波数特性の一般解を求めると、これは図3
1(A)に示すような水平方向Hにd2の距離だけ常光
線と異常光線に分離する光学的ローパスフィルタと、図
31(B)に示すような1つの光線をd1/√2の長さ
の菱形の頂点の位置の4つの光線に分離する光学的ロー
パスフィルタとを合成したものとして考えることができ
る。
【0014】図31(A)の光学的ローパスフィルタ
は、ph/2πで正規化した水平周波数の(1/2)・
(ph/d2)の奇数倍の点にトラップポイントを持つ
COSカーブの周波数特性を有し、図31(B)の光学
的ローパスフィルタは、水平方向に(1/2)・(ph
/(d1/√2))の奇数倍の点にトラップポイントを
持つCOS2カーブの周波数特性を有し、垂直方向には
pv/2πで正規化した(1/2)・(pv/(d1/
√2))の奇数倍の点にトラップポイントを持つCOS
2カーブの周波数特性を有している。
【0015】従って、この場合の光学的ローパスフィル
タの水平方向の空間周波数特性の一般解は、 F1(fx)=COS(π・d2・fx/ph) ×COS2((π・d1/√2)・(fx/ph)) となり、また垂直方向の空間周波数特性の一般解は、 F1(fy)=COS2((π・d1/√2)・(fy/pv)) の周波数特性となる。
【0016】ここで、phとpvが略等しい値として、
例えば、d2=ph、d1/√2=(2/3)・ph=
2/3・pv、とした時の水平方向の空間周波数スペク
トラムを図32に示す。図で破線COS(π・fx)の
曲線と破線COS2((2/3)・π・fx)の曲線と
を合成した曲線F1(fx)が求める水平方向の空間周
波数スペクトラムであって、その式は、 F1(fx)=COS(π・fx)×COS2((2/3)・π・fx) で表され、図28に示す理想的な特性に近いカットオフ
特性となっている。
【0017】また、図33に示す曲線は垂直方向の空間
周波数スペクトラムF1(fy)であり式としては、 F1(fy)=COS2((2/3)・π・fy) で表され、図28に示す理想的な特性に近いカットオフ
特性となっている。
【0018】このことは言い換えれば、d1およびd2
の値を適切に選択することにより、理想的なカットオフ
特性に近付けることが可能なことを意味する。
【0019】このようにカラー自然画像を撮影する場合
には、上記のような光学的ローパスフィルタを撮影光路
中に配置することで、輝度の偽信号及び偽色信号のキャ
リア成分の影響を抑圧し、適切な色再現性および解像度
を得ている。
【0020】ところで、最近では例えば文字、イラス
ト、図面等のモノカラー被写体を撮影し、モニターある
いはプリント出力で、確認したいという要求が高まって
きている。さらに、そのビットマップデータを認識ソフ
トにかけて、テキストデータや関数データ等に変換する
ケ−スも増加している。この場合は、撮影画像として高
解像度が要求されることになるが、上記の光学的ローパ
スフィルタのカットオフ特性では、文字等のエッジがボ
ケたりギザギザになったりとぎれたりするため、十分な
性能を発揮できない等の問題が発生する。
【0021】これらの問題の対策例としては、特開昭5
9−169285号に提案されているものがある。
【0022】図34は従来の画像記録システムのブロッ
ク図である。
【0023】画像記録システムにあっては、解像度の向
上と色再現性の向上とは装置上で実現する場合、相反す
る要求になる。そこでモード切替スイッチ205によっ
て、カラー画像処理とモノカラー画像処理を切り替える
ようにして、カラー画像処理の場合は撮像レンズ200
からの被写体光を、高周波成分を抑止するカットオフ特
性を持つ光学的ローパスフィルタ201を介して、CC
D等の撮像素子203上に結像させている。
【0024】一方、モノカラー画像処理の場合は、光学
系駆動回路204によって光路内に光学的ローパスフィ
ルタ201の代わりに、光学的ローパスフィルタ201
と同じ光路長を有している光学部材202を配置し、サ
ンプリングの関係で減衰させる必要があった被写体光の
高周波成分を、あまり減衰しないようにしてモノカラー
被写体での高解像度の画像を得るようにしている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例は、モノカラー画像処理の場合に、光学的ロ
ーパスフィルタ201を撮影光路から退避させ、代わり
に同じ光路長を持つ光学部材を配置する構成としている
が、元来結像面近傍は小さなゴミでも結像面に投影さ
れ、撮影した画像にゴミの影となって現れてしまい、非
常に見苦しい画像になり易い場所であって、撮影光学系
200より撮像素子203までの間の撮影光路の周囲
は、遮光およびゴミ等の問題から密閉構造が望ましい空
間であり、それに、光学的ローパスフィルタ201は入
射光が平行光束である必要があって、撮影光学系の後玉
レンズから撮像素子203までの間に配置するため、非
常に結像面に近い光学部材なので光学的ローパスフィル
タ201には、特にゴミが付着しないように注意する必
要がある。
【0026】ところが、従来例では光学的ローパスフィ
ルタ201を機械的に撮影光路内外に移動するもので、
非常にゴミを発生しやすく又侵入しやすくなってしまう
という問題がある。
【0027】また、光学的ローパスフィルタ201また
は同じ光路長を持つ光学部材202を完全に光路外に退
避させる為のスペースが必要であり、さらに複雑な移動
切り替え機構も必要であって装置が大型化して小形化に
逆行するという問題がある。また、同じ光路長を確保す
る為の光学部材および複雑な移動切り替え機構を要する
ので、非常に高価なものになってしまうという問題があ
る。
【0028】また、光学的ローパスフィルタ201およ
び同じ光路長を有する光学部材202を、完全に光路内
外に出し入れする移動機構を考えると、構成部材の機械
的精度およびスムースにスライドさせるための遊びが光
軸方向で必要となり、その為にバックフォーカスが延び
てしまい、撮影光学系が大きくなり高価になってしまう
という問題がある。
【0029】本発明は上述の問題点に鑑みて、撮影光路
部周辺の機構を極めて密閉構造を高くしてゴミおよび光
線漏れの侵入を防止すると共に、同じ光路長を確保する
ための光学部材および複雑な移動切り替え機構を必要と
しない安価な構成によって、カットオフ特性を変えるこ
とによりモノカラー画像処理時の高解像度を可能にする
撮像装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入射する被写体光の空間周波数を制限す
る光学的ローパスフィルタと光学像を電気信号に変換す
る撮像素子を有し、該撮像素子より出力する電気信号を
用いてカラー自然画像信号を形成する第1の撮像モード
と、該撮像素子より出力する電気信号を用いて単一色内
の画像に対して高解像の画像信号を形成する第2の撮像
モードとが切り替え可能な撮像装置において、一部また
は全体を略撮影光軸を中心に回転することによりカット
オフ特性を変える光学的ローパスフィルタを備えてい
る。
【0031】また、前記光学的ローパスフィルタは第2
の撮像モード時に第2と第3の複屈折板に対し第3の複
屈折板を相対的に所定角度回転することを特徴としてい
る。また、前記光学的ローパスフィルタは第2の撮像モ
ード時に第2と第3の複屈折板を固定として第1の複屈
折板を所定角度回転することを特徴としている。
【0032】また、前記光学的ローパスフィルタは第2
の撮像モード時に第3の複屈折板を固定として第1と第
2の複屈折板を一体に所定角度回転することを特徴とし
ている。
【0033】また、前記光学的ローパスフィルタは第2
の撮像時に第1と第2の複屈折板を一体に一定角度回転
し、第3の複屈折板を一定角度回転することを特徴とし
ている。
【0034】また、前記光学的ローパスフィルタは第2
撮像モード時に第2の複屈折板を固定として第1の複屈
折板を予め決められた所定の角度回転し第3の複屈折板
を固定として第4の複屈折板を予め決められた所定の角
度回転することを特徴としている。
【0035】また、前記光学的ローパスフィルタは第2
撮像モード時に第1および第2の複屈折板を固定として
第3と第4の複屈折板を一体に予め決められた一定の角
度回転することを特徴としている。
【0036】また、前記光学的ローパスフィルタは第2
撮像モード時に第3および第4の複屈折板を固定として
第1と第2の複屈折板を一体に予め決められた一定の角
度回転することを特徴としている。
【0037】
【作用】上記構成によれば、撮像素子より出力する電気
信号を用いてカラー自然画像信号を形成する第1の撮像
モードと、単一色内の画像に対して高解像の画像信号を
形成する第2の撮像モードを有する撮像装置において、
3枚あるいは4枚等の複屈折板で構成する光学的ローパ
スフィルタの該複屈折板の一部または全体を、略撮影光
軸を中心に回転してカットオフ特性を変えるので、第2
の撮像モード時には高解像度の処理が可能になる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0039】図1より図8までは本発明の一実施例を示
す図である。
【0040】図1は本発明の一実施例に係る光学的ロー
パスフィルタの構成例を示す図である。
【0041】図1は従来図27に示す一般的な光学的ロ
−パスフィルタの構成において、第3の複屈折板13を
第1の複屈折板11および第2の複屈折板12に対し、
相対的に所定角度45度(光学的ローパスフィルタ構成
要素の入射光の分離距離、方向等の特性上より決まる)
回転するものである。
【0042】この時、複屈折板13は入射光を常光線と
異常光線に分離し、これら常光線と異常光線が存在する
図面の紙面に直交する方向で偏光主要面16が水平走査
方向Hと略一致する角度となる。
【0043】この場合、第3の複屈折板13の常光線と
異常光線の分離方向を、第2の複屈折板12の常光線と
異常光線の分離方向とは逆向きになるように構成してい
る。いま、複屈折板11および13の常光線と異常光線
の分離距離をd1、複屈折板12の常光線と異常光線の
分離距離をd2とした場合、図1に示す3枚の複屈折板
11、12、13の組み合わせによって、入射光の分離
された結果は図2の分離結果の説明図に示すようにな
る。
【0044】図2において、原点に入射された1つの光
線(21)は、第1の複屈折板11により水平走査方向
に対し45度の方向に距離d1だけ分離され、各々等し
い強度の2つの光線(21、22)となる。次にこれら
の光線は第2の複屈折板12により、各々水平走査方向
に対して平行に距離d2だけ分離され、各々等しい強度
の4つの光線(21、22、23、24)となる。
【0045】これらの光線は第3の複屈折板13に入射
して、2つの光線(23、24)は第2の複屈折板12
の分離距離d2と、第3の複屈折板13の分離距離d1
が相殺される方向へ移動して、各々等しい強度の4つの
光線(21、22、25、26)に分離される。
【0046】このような光学的ローパスフィルタを用い
た時の空間周波数特性の一般解を求めると、これは図3
(A)の分離距離、方向を示す図のように、水平方向H
にd1/√2の距離および、垂直方向Vにd1/√2の
距離だけ常光線と異常光線に分離する光学的ローパスフ
ィルタと、図3(B)のような水平方向Hに(d2−d
1)の距離だけ常光線と異常光線に分離する光学的ロー
パスフィルタとを合成したものとして考えることができ
る。
【0047】図3(A)の光学的ローパスフィルタは、
水平方向にph/2πで正規化した(1/2)・(ph
/(d1/√2))の奇数倍の点にトラップポイントを
持つCOSカーブの周波数特性を有し、垂直方向には、
pv/2πで正規化した(1/2)・(pv/(d1/
√2))の奇数倍の点にトラップポイントを持つCOS
カーブの周波数特性を有し、図3(B)の光学的ローパ
スフィルタは、水平方向に (1/2)・(ph/(d
2−d1))の奇数倍の点にトラップポイントを持つC
OSカーブの周波数特性を有している。
【0048】したがって、上の構成での光学的ローパス
フィルタの水平方向の空間周波数特性(fx)の一般解
は、d2≠d1の時、 F2(fx)=COS(π・(d2−d1)・fx/ph) ×COS((π・d1/√2)・(fx/ph)) となり、d2=d1の時、 F2(fx)=COS((π・d1/√2)・(fx/ph)) の周波数特性となる。
【0049】また、垂直方向の空間周波数特性F2(f
y)の一般解は、 F2(fy)=COS((π・d1/√2)・(fy/pv)) の周波数特性となる。
【0050】いま、phとpvが略等しい値として、d
2=ph、d1/√2=(2/3)・ph=(2/3)
・pv、とした場合の例での水平方向の空間周波数スペ
クトラムを、図6の空間周波数スペクトラムに示す。
【0051】図6において、破線COS((1−(2√
2/3))・π・fx)の曲線と、破線COS((2/
3)・π・fx)の曲線を合成した曲線F2(fx)が
求める水平方向の空間周波数スペクトラムであり、その
式は、 F2(fx)=COS((1−(2√2/3)・π・fx)・COS((2/ 3)・π・fx) で表される。
【0052】図7は水平方向の空間周波数スペクトラム
の比較図である。
【0053】図7には従来例の図30に示した光学的ロ
ーパスフィルタの水平方向の空間周波数スペクトラム、
F1(fx)=COS(π・fx)×COS2((2/
3)・π・fx)と、図1の光学的ローパスフィルタ構
成での水平方向の空間周波数スペクトラム、F2(f
x)=COS((1−(2√2/3)・π・fx)・C
OS((2/3)・π・fx)、を比較図示したもので
ある。
【0054】図7からも明らかなように、光学的ローパ
スフィルタの一部または全体を略撮影光軸を中心に回転
することによって、光学的ローパスフィルタのカットオ
フ特性を変えることが可能になり、カラー自然画像を撮
影するに適したカットオフ特性F1(fx)の光学的ロ
ーパスフィルタの、一部または全体を略撮影光軸を中心
に回転するという簡単な手段によって、空間周波数高域
成分の減衰を防止し、モノカラー画像を撮影する上で適
切なカットオフ特性F2(fx)が得られる。図8は垂
直方向の空間周波数スペクトラムの比較図である。
【0055】図34の従来のF1(fy)の垂直方向の
空間周波数スペクトラムと、本実施例のF2(fy)の
垂直方向の空間周波数スペクトラムを比較図示したもの
であり、垂直方向でも水平方向と同様な効果がある。
【0056】また、図4と図5は本実施例の光学的ロー
パスフィルタのの回転機構を示す図であり、図4は回転
機構の断面図である。
【0057】図5は回転機構の分解斜視図である。
【0058】図4、図5において、撮影レンズユニット
1は撮影レンズ鏡筒103と後玉レンズ102等で構成
されていて、撮影レンズユニット1の後部には第1の複
屈折板11と、赤外カットオフフィルタ101と第2の
複屈折板12を固定保持する光学的ローパスフィルタ固
定部材113が取り付けられている。
【0059】また、撮像素子ユニット3は撮像素子パッ
ケージ106に、撮像素子105を実装したものであ
り、基板107に半田接続されてフレキシブル基板(図
示していない)等により外部へ引き出される構成になっ
ている。撮像ユニット2は撮像素子ユニット3および撮
像素子ユニット3と撮影レンズユニット1とを光学的に
位置決めするための撮像素子ホルダー104から成って
いる。
【0060】108は第3の複屈折板13を固定保持す
る光学的ローパスフィルタ回動部材であり、その内壁面
と光学的ローパスフィルタ固定部材113の凸円筒部1
10及び撮像素子ホルダー104の凸円筒部114の双
方と嵌入されており、伝達部材109を介してモード切
り替え手段(不図示)により、カラー自然画像モード及
びモノカラー画像モードでの適切な位置まで回転する構
成となっている。
【0061】ここで、光学的ローパスフィルタ回動部材
108は凸円筒部110と、凸円筒部114と嵌入する
ことで非常に良好な密閉構造をとることが可能になり、
ゴミや光線漏れの侵入等を防止することができる。
【0062】111と112はそれぞれ光学的ローパス
フィルタ回動部材108及び光学的ローパスフィルタ固
定部材113に形成された凸部であり、カラー自然画像
モードとモノカラー画像モードでの適切な位置で停止す
るためのストッパー手段になっている。
【0063】このような構成により、撮影者がカラー自
然画像モードあるいはモノカラー画像モードを設定する
ことにより、モード切り替え手段(不図示)に連動して
伝達部材109を経由し、光学的ローパスフィルタ回動
部材108が回転(第3複屈折板13が回転)し、スト
ッパー手段111、112により適切な位置に停止する
ものである。
【0064】図9は本発明の第2の実施例である。
【0065】前実施例では、第1と第2の複屈折板1
1、12を固定として、第3の複屈折板13を45度相
対的に回転する構成により、光学的ローパスフィルタの
カットオフ特性を変えたものであるが、図9に示す第2
実施例では第1の複屈折板11を逆方向に所定角度(光
学的ローパスフィルタ構成要素の入射光の分離距離、方
向等の特性上より決まる)、つまり−45度回転させる
ものである。
【0066】この時、水平、垂直方向の空間周波数特性
は前実施例の場合の図6、図7、図8に示したものと同
一となり、画面上において斜め方向の周波数特性は異な
るものとなるが、カットオフ特性は第1の実施例と同様
な効果を示し、このような第2実施例では第2、第3の
複屈折板12、13の方を固定にするため、結像面近傍
の密閉構造をより確実にする利点がある。
【0067】図10は本発明の第3の実施例を示す。
【0068】図10に示す第3実施例の場合は、図9の
第2実施例と同様に、d1=d2の条件下で、第3の複
屈折板13を固定とし、第1の複屈折板11と第2の複
屈折板12を一体として逆方向(時計回り)に所定角
度、つまり−45度回転させると水平方向にのみトラッ
プポイントを有する光学的ローパスフィルタを構成する
ことができるものである。
【0069】図11は本発明の第4の実施例を示す。
【0070】図12は図11に示す実施例の入射光の分
離結果を示す図である。
【0071】図13は図12に示す分離光線の分離距離
及び方向を示す図である。図11の場合は、第1の複屈
折板11と第2の複屈折板12を一体として、一定角度
(光学的ローパスフィルタ構成要素の入射光の分離距
離、方向等の特性上より決まる)−22.5度回転させ
ると共に、第3の複屈折板13も逆方向に一定角度つま
り22.5度回転させるものである。
【0072】この場合は、第2の複屈折板12と第3の
複屈折板13の常光線と異常光線の分離方向が互いに相
殺するように働き、入射光線に対する分離光線は図12
に示すように、4つの分離光線(21、22、25、2
6)となる。これは、図13(A)に示すようにθ1が
22.5度の角度で分離距離がd1の光線の成分と、図
13(B)のようにθ2が22.5度の角度で分離距離
が(d2−d1)の光線の成分を合成したものとなり、
カットオフ特性として同様な効果を持つものである。
【0073】図14、図15は本発明の第5の実施例を
示す。
【0074】図16は入射光の分離結果を示す図であ
る。
【0075】図14は上記各実施例が複屈折板3枚で光
学的ローパスフィルタを構成したのに対し、カラー自然
画像を撮影する場合のカットオフ特性を得る複屈折板3
1、32、34、35の4枚構成としたものである。
【0076】図14では複屈折板31と32は入射光を
常光線と異常光線に分離し、これらの常光線と異常光線
が存在する偏光主要面36及び37が水平走査方向Hと
一致するものであり、常光線及び異常光線分離方向も同
一としたものである。
【0077】位相板33は複屈折板31と32で偏光成
分を持った常光線および異常光線を無偏光状態とし、自
然光と同様に特定の偏光成分を持たない光線とするもの
である。
【0078】複屈折板34と35は入射光を常光線と異
常光線に分離し、これらの常光線と異常光線が存在する
偏光主要面38と39が垂直走査方向Vと略一致するも
のであり、常光線および異常光線分離方向も同一とした
ものである。
【0079】いま、複屈折板31および32の常光線と
異常光線の分離距離をd1、複屈折板34および35の
常光線と異常光線の分離距離をd2とした場合、この4
枚の複屈折板と位相板31、32、33、34、35の
組み合わせによって、入射光の分離された結果は図16
に示すようになる。
【0080】図16において、原点に入射した1つの光
線(41)は、第1の複屈折板31により常光線と異常
光線が水平走査方向に距離d1だけ分離され、各々等し
い強度の2つの光線(41、42)となる。次にこれら
の光線は第2の複屈折板32により、再び水平走査方向
に対して平行に分離方向が同一で距離d1だけ分離され
る。すなわち、光線(42)が距離d1だけ光線(4
3)に移動することになり、各々等しい強度の2つの光
線(41、43)となる。
【0081】次に、これらの光線は位相板33を介し、
第3の複屈折板34により常光線と異常光線が各々垂直
走査方向に対して距離d2だけ分離され、各々等しい強
度の4つの光線(41、43、44、45)に分離され
る。つづいて、第4の複屈折板35によって再び垂直走
査方向に対して分離方向が同一で距離d2だけ分離され
る。
【0082】すなわち、光線(44、45)が距離d2
だけ光線(46、47)に移動することになり、各々等
しい強度の4つの光線(41、43、46、47)とな
る。従って、分離距離d1およびd2を適切に選択する
ことにより、クロスカラーおよびモアレの少ないカット
オフ特性が得られるものである。
【0083】図15は図14において複屈折板を回転す
る光学的ローパスフィルタの構成を示す。
【0084】図15の場合は、第2と第3の複屈折板3
2、34を固定として、第1および第4の複屈折板3
1、35を、予め決められた所定の角度180度(光学
的ローパスフィルタ構成要素の入射光の分離距離、方向
等の特性上より予め決まる所定の角度)回転するもので
ある。この時、第1の複屈折板31と第2の複屈折板3
2は分離距離d1が等しく、且つ分離方向が全く反対方
向になるので、一度第1の複屈折板31により常光線と
異常光線に分離した光線が第2の複屈折板32によって
再び無偏光状態になる。
【0085】第3の複屈折板34と第4の複屈折板35
に関しても同様である。従って、図15の回転した光学
的ローパスフィルタは光線が分離することはなく、光学
的ローパスフィルタの役目をしない素通しの光学部材と
等価となり、空間周波数としては高域成分が全く落ちる
ことのないフラットな特性が得られ、モノカラー画像モ
ードとしては最適な特性が得られる。
【0086】図17、図18は本発明の第6の実施例を
示す。
【0087】図17は位相板を使用しない4枚の複屈折
板によりカラー自然画像用光学的ローパスフィルタを構
成した例を示すもので、複屈折板51は入射光を常光線
および異常光線に分離し、これらの常光線および異常光
線が存在する図面の紙面に直交する方向で偏光主要面5
5が、水平走査方向Hに対して略45度の角度をなすも
のである。
【0088】複屈折板52、54は入射光を常光線およ
び異常光線に分離し、これらの常光線および異常光線が
存在する偏光主要面56、58が水平走査方向Hと略一
致するものである。複屈折板53は入射光を常光線およ
び異常光線に分離し、その常光線および異常光線が存在
する偏光主要面57が水平走査方向Hに対して略−45
度の角度をなすものである。
【0089】いま、複屈折板51と53の常光線および
異常光線の分離距離をd1、複屈折板52の常光線およ
び異常光線の分離距離をd2、複屈折板54の常光線お
よび異常光線の分離距離をd4とした場合、複屈折板5
1と52と53の構成は、図29に示す複屈折板3枚構
成の従来例のローパスフィルタと全く同一であり、入射
した光線は図30に示したものと同様8つの光線に分離
される。
【0090】これら8つの光線は複屈折板54により、
各々水平走査方向に対して平行に距離d4だけ分離さ
れ、図19の入射光の分離結果図に示すように、各々強
度の等しい16の光線(61、62、63、64、6
5、66、67、68、71、72、73、74、7
5、76、77、78)に分離される。従って分離距離
d1とd2とd4を適切に選択することにより、図29
の3枚構成の従来例ローパスフィルタと比較しても、よ
り改善された水平方向のカットオフ特性が得られる。
【0091】図18は図17に示す光学的ローパスフィ
ルタの複屈折板を回転してモノカラー画像時の特性を得
るものである。
【0092】図18(A)は第3の複屈折板53と第4
の複屈折板54を一体に45度(光学的ローパスフィル
タ構成要素の入射光の分離距離、方向等の特性上より予
め決められる一定の角度)、回転するものである。
【0093】図18(B)の場合は、第1の複屈折板5
1と第2の複屈折板52を一体として、予め決められた
一定の角度、−45度回転するものである。
【0094】ここで第2の複屈折板52による分離距離
d2と第3の複屈折板53による分離距離d1とを等し
くしておくと、両者の分離方向が反対方向であるためロ
ーパスフィルタとしての特性は、第1の複屈折板51お
よび第4の複屈折板54による分離距離(d1−d4)
によって決まる。
【0095】図18(A)の構成により入射光の分離さ
れた結果は図20(A)に、図18(B)の構成で入射
光が分離された結果は図20(B)に示すようになる。
分離距離(d1−d2)が小さくなればなるほど、ロー
パスフィルタのトラップポイントは高域側にシフトし
て、モノカラー画像モードに適した空間周波数特性とな
る。
【0096】従って前実施例と同様に図18において、
第1の複屈折板51による分離距離d1と、第4の複屈
折板54による分離距離d4を等しくすることにより、
回転によりローパスフィルタとしての効果を全く無くす
ることができる。
【0097】また、この場合は同じ4枚構成の前実施例
に比較して単一部材の回転機構で済むことになり、装置
の大型化を避けることができる。
【0098】図21、図22は本発明の第7の実施例を
示す。図21はカラー自然画像を撮影する場合のカット
オフ特性を得る4枚構成の光学的ローパスフィルタを示
す。図23は図21に示す光学的ローパスフィルタ入射
光の分離結果を示す図である。図24は図22に示す光
学的ローパスフィルタ入射光の分離結果を示す図であ
る。
【0099】第1の複屈折板81は入射光を常光線およ
び異常光線に分離し、これらの常光線および異常光線が
存在する図面の紙面に直交する方向で、偏光主要面55
が水平走査方向Hと略一致するものである。第2、第3
の複屈折板82、83は入射光を常光線および異常光線
に分離し、これらの常光線及び異常光線が存在する偏光
主要面86、87が水平走査方向Hに対し、各々略45
度、135度の角度をなすものである。第4の複屈折板
84は入射光を常光線及び異常光線に分離し、これらの
常光線および異常光線が存在する偏光主要面88が垂直
走査方向Vと一致するものである。
【0100】いま、第1の複屈折板81の常光線および
異常光線の分離距離をd1、第2、第3の複屈折板8
2、83の常光線および異常光線の分離距離をd2、第
4の複屈折板84の常光線および異常光線の分離距離を
d4とした場合、入射光線は図23の入射光の分離結果
図に示すように、各々強度の等しい8つの光線(92、
93、94、95、96、97、98、99)に分離さ
れる。
【0101】図22は図21に示す光学的ローパスフィ
ルタを回転してモノカラー画像時のカットオフ特性を得
る構成を示す。
【0102】図22(A)では、第3の複屈折板83と
第4の複屈折板84を一体に、予め決められた一定の角
度90度回転したものである。
【0103】図22(B)では、第1の複屈折板81と
第2の複屈折板82を一体に、予め決められた一定の角
度−90度回転したものである。
【0104】ここで第2の複屈折板82による分離距離
と第3の複屈折板83による分離距離が等しく、両者の
分離方向が反対方向であるためローパスフィルタとして
の効果は、第1の複屈折板81と第4の複屈折板84に
よる分離距離(d1−d4)によって定まる。
【0105】図22(A)の構成による入射光の分離さ
れた結果を図24(A)に、図22(B)の構成による
入射光の分離された結果を図24(B)に示す。
【0106】分離距離(d1−d4)が小さくなればな
るほど、ローパスフィルタのトラップポイントは高域側
にシフトし、モノカラー画像モードに適した空間周波数
特性となる。
【0107】図22(A)のように、第3の複屈折板8
3と第4の複屈折板84を一体回転させた場合に得られ
る出射光線は、水平走査方向Hの方向に一致するため、
水平走査線方向にのみロ−パス効果を有する光学的ロー
パスフィルタになる。一方、図22(B)のように、第
1の複屈折板81と第2の複屈折板82を一体に回転さ
せた場合に得られる出射光線は、垂直走査方向Vの方向
に一致するため、垂直走査線方向にのみトラップポイン
トを有する光学的ローパスフィルタになる。
【0108】また、前実施例6、6と同様に、図22に
おいて第1の複屈折板81による分離距離d1と、第4
の複屈折板84による分離距離d4を等しくすること
で、回転後のローパスフィルタとしての効果を無くする
ことができる。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光学的ローパスフィルタの一部または全体を略撮影光軸
を中心に回転することにより、カットオフ特性を変える
ことができるように構成したので、撮影光路部周辺の機
構を極めて密閉構造を高くすることが可能になり、ゴミ
及び光線漏れの侵入等を完全に防止できる良好な撮像装
置を提供できる効果がある。
【0110】またローパスフィルタ又は同光路長を有す
る光学部材共に完全に光路外へ退避させるような必要も
無く簡単な切り替え機構で済むので、安価に構成できる
と共に装置の小形化を促進するという効果もある。
【0111】また撮影光軸方向での無駄な隙間、遊び等
を設ける必要がなく、不必要にバックフォーカスを延ば
す必要も無いので、撮影光学系を小さくすることが可能
になり、安価な撮影レンズ光学系を構成できるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る撮像装置の光学的ロー
パスフィルタの構成例を示す図である。
【図2】図1に示す光学的ローパスフィルタによる入射
光の分離結果を示す図である。
【図3】図2に示す入射光の分離結果の分離距離及び方
向を示す図である。
【図4】図1に示す光学的ローパスフィルタの回転機構
の断面図である。
【図5】図4に示す回転機構の斜視図である。
【図6】図1に示す光学的ローパスフィルタの水平方向
の空間周波数スペクトラムを示す図である。
【図7】水平方向の空間周波数スペクトラムの比較図で
ある。
【図8】垂直方向の空間周波数スペクトラムの比較図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施例に係る光学的ローパスフ
ィルタ構成例を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係る光学的ローパス
フィルタ構成例を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施例に係る光学的ローパス
フィルタ構成例を示す図である。
【図12】図11に示す光学的ローパスフィルタの入射
光の分離結果を示す図である。
【図13】図12に示す分離結果の分離距離及び方向を
示す図である。
【図14】本発明の第5の実施例に係るカラー自然画像
撮影用の光学的ローパスフィルタ構成例を示す図であ
る。
【図15】図14に示す光学的ローパスフィルタの回転
構成例を示す図である。
【図16】図14に示す光学的ローパスフィルタの入射
光の分離結果を示す図である。
【図17】本発明の第6の実施例に係るカラー自然画像
撮影用の光学的ローパスフィルタ構成例を示す図であ
る。
【図18】図17に示す光学的ローパスフィルタの回転
構成例を示す図である。
【図19】図17に示す光学的ローパスフィルタの入射
光の分離結果を示す図である。
【図20】図19に示す光学的ローパスフィルタにおけ
る入射光の分離結果を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施例に係るカラー自然画像
撮影用の光学的ローパスフィルタ構成例を示す図であ
る。
【図22】図21に示す光学的ローパスフィルタの回転
構成例を示す図である。
【図23】図21に示す光学的ローパスフィルタの入射
光の分離結果を示す図である。
【図24】図22に示す光学的ローパスフィルタにおけ
る入射光の分離結果を示す図である。
【図25】従来の固体撮像素子の画素配列及び開口例を
示す図である。
【図26】従来の空間周波数スペクトラムを示す図であ
る。
【図27】従来の空間周波数スペクトラムを示す図であ
る。
【図28】理想的な光学的周波数特性を示す図である。
【図29】従来の光学的ローパスフィルタの構成例を示
す図である。
【図30】図29に示す従来例の入射光の分離結果を示
す図である。
【図31】図30に示す分離結果の分離距離及び方向を
示す図である。
【図32】図29に示す従来例の水平方向の空間周波数
スペクトラムを示す図である。
【図33】図29に示す従来例の垂直方向の空間周波数
スペクトラムを示す図である。
【図34】従来の画像記録システムのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 撮影レンズユニット 2 撮像ユニット 3 撮像素子ユニット 11〜13,31〜35,51〜54,81〜84 複
屈折板 14〜16,36〜39,55〜58,85〜88 偏
光主要面 d1〜d4 分離距離

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射する被写体光の空間周波数を制限す
    る光学的ローパスフィルタと光学像を電気信号に変換す
    る撮像素子を有し、該撮像素子より出力する電気信号を
    用いてカラー自然画像信号を形成する第1の撮像モード
    と、該撮像素子より出力する電気信号を用いて単一色内
    の画像に対して高解像の画像信号を形成する第2の撮像
    モードとが切り替え可能な撮像装置であって、 一部または全体を略撮影光軸を中心に回転することによ
    りカットオフ特性を変える光学的ローパスフィルタを備
    えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記光学的ローパスフィルタは第2の撮
    像モード時に第1および第2の複屈折板に対し第3の複
    屈折板を相対的に所定角度回転するものであることを特
    徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記光学的ローパスフィルタは第2の撮
    像モード時に第2と第3の複屈折板を固定として第1の
    複屈折板を所定角度回転するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記光学的ローパスフィルタは第2の撮
    像モード時に第3の複屈折板を固定として第1と第2の
    複屈折板を一体に所定角度回転するものであることを特
    徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記光学的ローパスフィルタは第2の撮
    像モード時に第1と第2の複屈折板を一体に一定角度回
    転し第3の複屈折板を一定角度回転するものであること
    を特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記光学的ローパスフィルタは第2撮像
    モード時に第2の複屈折板を固定として第1の複屈折板
    を予め決められた所定の角度回転し第3の複屈折板を固
    定として第4の複屈折板を予め決められた所定の角度回
    転するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 前記光学的ローパスフィルタは第2撮像
    モード時に第1および第2の複屈折板を固定として第3
    と第4の複屈折板を一体に予め決められた一定の角度回
    転するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像
    装置。
  8. 【請求項8】 前記光学的ローパスフィルタは第2撮像
    モード時に第3および第4の複屈折板を固定として第1
    と第2の複屈折板を一体に予め決められた一定の角度回
    転するものであることを特徴とする請求項1記載の撮像
    装置。
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