JPH07245063A - クライストロン装置 - Google Patents

クライストロン装置

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Publication number
JPH07245063A
JPH07245063A JP3357694A JP3357694A JPH07245063A JP H07245063 A JPH07245063 A JP H07245063A JP 3357694 A JP3357694 A JP 3357694A JP 3357694 A JP3357694 A JP 3357694A JP H07245063 A JPH07245063 A JP H07245063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
klystron
drift tube
electron beam
klystron device
Prior art date
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Pending
Application number
JP3357694A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Sakamoto
光徳 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、集束磁界の交流又はパルス動作に
よる渦電流の発生を極力抑制し、総合電力効率を高めた
クライストロン装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のクライストロン装置は、電子ビ−ム
路に沿って複数の共振空胴10がドリフト管11で連結
され、更に電子ビ−ム路に集束磁界を与えるように磁界
発生装置7が備えられ、且つ共振空胴を形成する空胴壁
12およびドリフト管が、薄肉導体11a,12a又は
導体めっきが施された絶縁体11b,12bからなり、
上記の目的を達成することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクライストロン装置に
係り、特にその高周波作用部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クライストロン装置は、電子ビ
−ムが発生される電子銃部と、複数の共振空胴がドリフ
ト管で連結された高周波作用部と、高周波エネルギが取
り出される出力導波管部と、用済み後の電子ビ−ムが捕
獲されるコレクタ部と、電子ビ−ムが集束される磁界発
生装置とからなっている。
【0003】このようなクライストロン装置の主要部
は、従来、図3に示すように構成され、図中の符号1は
電子銃部であり、2はカソ−ドである。そして、電子銃
部1には、複数の共振空胴3がドリフト管4で連結され
た高周波作用部5とコレクタ部6が順次連結されてい
る。更に、高周波作用部5の外側には、磁界発生装置例
えば電磁石コイル7が配設されている。尚、8は電子ビ
−ムである。又、出力導波管部は図示を省略している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クライスト
ロン装置の動作は連続波型,パルス型の2種類に大別出
来る。高電圧電源,励振器はそれぞれの動作環境に合わ
せて、連続もしくはパルス動作を行う。しかし、電磁石
コイル7の動作には、動作環境に関係なく定常電源を使
用している。これは時間的に変化する磁界を使用した場
合、クライストロン装置を構成する導体内部に生ずる渦
電流に起因する逆磁界により、必要とする磁界分布が得
難いためである。
【0005】通常、クライストロン装置の効率を問題に
する場合は、クライストロンのビ−ム電力と高周波出力
で判断し、カソ−ドヒ−タ入力電力,励振入力電力,電
磁石通電電力等は考慮していない。連続波動作型クライ
ストロン装置では、クライストロンのビ−ム電力と比較
して後者の消費電力は数%程度のため、クライストロン
の効率をクライストロン装置の総合効率と考えて問題な
い。しかし、パルス動作型の場合、特に電磁石通電電力
はクライストロン・ビ−ム電力の5〜25%以上を消費
する。このため、クライストロン装置の総合効率はクラ
イストロンの効率より数〜10数%以上減少する。特
に、動作周波数が高い方(Xバンド)が顕著である。
【0006】この発明は、以上のような不都合を解決す
るものであり、非定常磁界動作時に導体内部に発生する
渦電流を極力抑制し、総合電力効率を高め、パルス動作
にも好適なクライストロン装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、電子ビ−ム
路に沿って複数の共振空胴がドリフト管で連結され、更
に電子ビ−ム路に集束磁界を与えるように磁界発生装置
が備えられたクライストロン装置において、共振空胴を
形成する空胴壁およびドリフト管が、薄肉導体又は導体
めっきが施された絶縁体からなるクライストロン装置で
ある。
【0008】
【作用】この発明によれば、非定磁界場動作で問題とな
る渦電流の影響を極力抑えることが可能となり、集束磁
界をパルス又は交流動作させることが出来る。従って、
電磁石通電電力を減少出来、クライストロン装置の総合
効率が向上する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。即ち、この発明によるクライストロ
ン装置は図1に示すように構成され、従来例(図3)と
同一箇所は同一符号を付すことにすると、図中の符号1
は電子銃部であり、2はカソ−ドである。この電子銃部
1には、高周波作用部9とコレクタ部6が順次連結され
ている。この場合、高周波作用部9は複数の共振空胴1
0がドリフト管11で連結されてなっているが、この発
明ではドリフト管11および共振空胴10を形成する空
胴壁12が、それぞれ母材である絶縁体11b,12b
と薄肉導体11a,12aとからなっている。更に、こ
の高周波作用部9の外側には、磁界発生装置例えば電磁
石コイル7が配設されている。
【0010】(変形例)図2はこの発明の変形例を示し
たもので、隣接する共振空胴10で囲まれた絶縁体12
bに磁界発生装置である電磁石コイル13が一体に埋設
されている。この結果、上記実施例と同様効果が得られ
ると共に更に小形化が可能である。
【0011】尚、上記実施例および変形例では、薄肉導
体11a,12aを使用したが、薄肉導体11a,12
aの代りに母材である絶縁体11b,12bに導体めっ
きを施しても良い。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、高周波作用部の共振
空胴を形成する空胴壁およびドリフト管が薄肉導体又は
導体めっきが施された絶縁体からなっているので、非定
常磁界動作で問題となる渦電流の影響を極力抑えること
が可能となり、集束磁界をパルス又は交流動作させるこ
とが出来る。更に、電磁石通電電力を減少出来、クライ
ストロン装置の総合効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るクライストロン装置
を示す縦断面図。
【図2】この発明の変形例に係るクライストロン装置を
示す縦断面図。
【図3】従来のクライストロン装置を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…電子銃部、2…カソ−ド、6…コレクタ部、7,1
3…電磁石コイル(磁界発生装置)、9…高周波作用
部、10共振空胴、11…ドリフト管、12…空胴壁、
11a,12a…薄肉導体、11b,12b…絶縁体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビ−ム路に沿って複数の共振空胴が
    ドリフト管で連結され、更に上記電子ビ−ム路に集束磁
    界を与えるように磁界発生装置が備えられたクライスト
    ロン装置において、 上記共振空胴を形成する空胴壁および上記ドリフト管
    が、薄肉導体又は導体めっきが施された絶縁体からなる
    ことを特徴とするクライストロン装置。
JP3357694A 1994-03-03 1994-03-03 クライストロン装置 Pending JPH07245063A (ja)

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JP3357694A JPH07245063A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 クライストロン装置

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JP3357694A JPH07245063A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 クライストロン装置

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JPH07245063A true JPH07245063A (ja) 1995-09-19

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ID=12390366

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JP3357694A Pending JPH07245063A (ja) 1994-03-03 1994-03-03 クライストロン装置

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