JPH0724482U - ホッパコンテナの洗浄・乾燥装置 - Google Patents

ホッパコンテナの洗浄・乾燥装置

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JPH0724482U
JPH0724482U JP5402693U JP5402693U JPH0724482U JP H0724482 U JPH0724482 U JP H0724482U JP 5402693 U JP5402693 U JP 5402693U JP 5402693 U JP5402693 U JP 5402693U JP H0724482 U JPH0724482 U JP H0724482U
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cleaning
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JP5402693U
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富二夫 作間
光一 真鍋
英雄 林
雅樹 石渡
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住友ケミカルエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部の洗浄および乾燥を自動化し乾燥後に内
部に結露が発生しないホッパコンテナを洗浄および乾燥
する装置を提供する。 【構成】 洗浄液を噴射する洗浄ノズル31ならびに乾
燥空気を噴射する乾燥ノズル41を収容するハッチ1
1、12および下部に洗浄液および廃液の排出口13を
有するホッパコンテナ1と、ホッパコンテナ1を傾斜さ
せることにより洗浄液および廃液を排出させるコンテナ
傾斜装置2とを備えており、洗浄液および廃液を排出す
るためにホッパコンテナ1を傾斜させ、ハッチ11、1
2に洗浄ノズル31および乾燥ノズル41を挿入し、洗
浄液を噴射し内部を洗浄し、内部に乾燥空気を噴射し内
面を乾燥することによりホッパコンテナ1の内部を自動
的に洗浄および乾燥できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂のペレットおよびパウダの輸送に使用されているホッパコ ンテナの内部を自動的に洗浄・乾燥する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂のペレットまたはパウダを輸送するホッパコンテナを再利用する時に 、前回輸送した合成樹脂がホッパコンテナの内面に付着または残留したまま次の 合成樹脂を再充填すると、上記付着あるいは残留物が混入してしまい品質を低下 させることがある。異種の合成樹脂の場合は当然であるが、同種の合成樹脂でも 品種が違う場合には不純物の混入は問題となる。この問題を解決するためには、 再利用するホッパコンテナの洗浄後に再充填することで、合成樹脂に不純物が混 入しないようにするか、あるいは、同品種の合成樹脂専用のホッパコンテナを準 備する等の対策が必要となる。ここで、特定の合成樹脂の品種のみに専用のホッ パコンテナを使用しようとすれば、その利用頻度が低くなり、回転率が悪い場合 には、多数のホッパコンテナを準備しなければならないだけではなく、保管場所 の確保といった面でも費用がかかってしまう。
【0003】 そこで、再利用に先立ってホッパコンテナの内面を洗浄し、乾燥させることが 必要になるが、従来は人手の作業でなされていた。すなわち、従来のホッパコン テナの洗浄方法としては、ホッパコンテナの上部のハッチおよび下部の排出口を 開け、ホッパコンテナ輸送用ダンプトラックにホッパコンテナを傾斜させて載せ ることにより、洗浄後の廃液が排出口から排出され易いようにした後、オペレー タが上部ハッチよりゴムホース等を使用してホッパコンテナの内面を水で洗い流 し、洗浄したホッパコンテナをそのまま自然乾燥あるいは熱風を送入し乾燥させ ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、従来の洗浄および乾燥方法では、高所作業であるためにオペレ ータが墜落する危険があり、作業性が悪いのでホッパコンテナの内部の隅々まで 洗浄することが困難であり、また、乾燥後のホッパコンテナの内面に結露が発生 する問題がある。しかも、人手に依存しているので、人件費がかさむ問題点があ る。
【0005】 本考案の目的は、自動化することにより再利用を可能にし経費の節減に寄与す るホッパコンテナの洗浄・乾燥装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のホッパコンテナの洗浄・乾燥装置、すなわち上部に開閉自在のハッチ を有し下部に開閉自在の排出口を有するホッパコンテナの内面を、ハッチおよび 排出口を解放した状態で洗浄および乾燥するホッパコンテナの洗浄・乾燥装置は 、洗浄液を噴射する洗浄ノズルとこれを昇降させる洗浄ノズル駆動手段とを有し 、当該洗浄ノズルをハッチを介してホッパコンテナ内に侵入させ、かつこれより 脱出させる洗浄手段と、乾燥空気を噴射する乾燥ノズルとこれを昇降させる乾燥 ノズル駆動手段とを有し、当該乾燥ノズルをハッチを介してホッパコンテナ内に 侵入させ、かつこれより脱出させる乾燥手段と、洗浄手段に洗浄液を供給する洗 浄液供給手段と、乾燥手段に乾燥空気を供給する乾燥空気供給手段と、これらの 制御手段とを備え、この制御手段は、起動信号が入力されると、洗浄ノズル駆動 手段および洗浄液供給手段を制御する洗浄制御ステップと、乾燥ノズル駆動手段 および乾燥空気供給手段を制御する乾燥制御ステップとを実行するようになされ 、望ましくは、洗浄ノズルおよび乾燥ノズルをホッパコンテナ内に侵入させて所 定の時間だけ洗浄液を供給させた後、所定の時間だけ乾燥空気を供給させた後、 洗浄ノズルおよび乾燥ノズルをホッパコンテナから脱出させる制御を行うように することによって達成される。
【0007】
【作用】
本考案のホッパコンテナの洗浄・乾燥装置によれば、洗浄手段は洗浄液供給手 段に連結しており、乾燥手段は乾燥空気供給手段に連結している。ここで起動信 号が入力された制御手段は、洗浄ノズル駆動手段および乾燥ノズル駆動手段を制 御し、すなわち洗浄ノズルおよび乾燥ノズルをホッパコンテナ内に侵入させ、洗 浄液供給手段を制御し、所定の時間だけ洗浄液を噴射させた後、乾燥空気供給手 段を制御し、所定の時間だけ乾燥空気を供給させた後、再び洗浄ノズル駆動手段 および乾燥ノズル駆動手段を制御し、洗浄ノズルおよび乾燥ノズルをホッパコン テナから脱出させる。したがって洗浄ノズルより噴出された洗浄液がホッパコン テナの内面の残留物または付着物等の不純物を洗浄した後、溜まった洗浄液およ び廃液が排出口から排出され、洗浄終了後に乾燥ノズルより噴射された乾燥空気 がホッパコンテナの内部の水分を吸収し外部に排出される。したがって不純物は 洗浄液および廃液とともにホッパコンテナの外部に排出され内部には洗浄液の水 分だけが残留し、これに乾燥空気を噴射することによりホッパコンテナの内面の 水分は揮発し除去される。
【0008】 また、乾燥空気供給手段は、外気を加熱して供給する暖気供給手段と、外気を 除湿して供給する乾気供給手段とを有し、乾燥制御ステップでは、暖気供給手段 からの暖気を乾燥空気として乾燥手段に供給させた後、乾気供給手段からの乾気 を乾燥空気として乾燥手段に供給させるのがよい。これにより、ホッパコンテナ の内部に満たされる乾燥空気が含有している水分量がさらに低下するので、ホッ パコンテナの気温が低下しても結露の発生をさらに抑制し、信頼性を高めること ができる。
【0009】 さらに、ホッパコンテナが載置される基台を、排出口が下方となるよう傾斜駆 動させる傾斜手段を更に有し、制御手段は、洗浄制御ステップに先立って傾斜装 置を駆動するのがよい。これにより、洗浄液および廃液が排出口の方向づけられ 外部に流出するので、ホッパコンテナの内部に残留する水分は極力抑えられ、必 要とされる乾燥空気の量を抑えることができ、したがって乾燥時間を減らすこと ができる。
【0010】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説明するが、同一の要素には同一 符号を付し、重複説明を省略してある。
【0011】 図1は本考案に係るホッパコンテナの洗浄・乾燥装置の実施例の全体構成図で あり、図2はホッパコンテナおよびその周辺の拡大構成図である。
【0012】 図1に示すように、実施例の洗浄・乾燥装置は、ホッパコンテナ1をコンテナ 傾斜装置2に載置し、洗浄装置3および乾燥装置4によって内部を洗浄・乾燥す るものである。そして、洗浄装置3には洗浄水供給系5がパイプラインで接続さ れ、乾燥装置4には暖気供給系6と乾気供給系7からなる乾燥空気供給系がパイ プラインで接続されている。
【0013】 図2に示すように、ホッパコンテナ1は上部に開閉自在のハッチ11、12を 有し、下部に開閉自在の排出口13を有しており、コンテナ傾斜装置2を構成す る傾斜板21に載置されている。傾斜板21の一端、すなわち排出口13側の端 部はヒンジ22によって基台23に取り付けられ、他端はギヤモータからなる傾 斜駆動装置24に取り付けられ、これによってホッパコンテナ1を排出口13が 下方となるよう傾斜させることができる。
【0014】 ホッパコンテナ1のハッチ11の上方には洗浄装置3が配置され、これは洗浄 水を噴射する洗浄ノズル31と、これを昇降させる洗浄ノズル昇降装置32を有 している。洗浄ノズル31の基端には仕切板33が固定され、したがって洗浄ノ ズル昇降装置32の降下駆動により洗浄ノズル31がホッパコンテナ1の内部に 侵入したときには、仕切板33がハッチ11の開口を閉鎖するようになっている 。そして、洗浄ノズル31はフレキシブルな導水管34によって洗浄水供給系5 に接続されているので、送水弁51を開閉制御することで、洗浄水をホッパコン テナ1の内部に噴射できるようになっている。洗浄ノズル31の構造は垂直軸を 中心として洗浄水の水圧により回転可能な回転子311と、それに付随して水平 軸を中心として水平軸を中心として同様に回転しつつ、洗浄水を噴射する噴射ノ ズル312とからなり、これにより、ホッパコンテナ1の内面は全面に亘って洗 浄される。
【0015】 ホッパコンテナ1のハッチ12の上方には乾燥装置4が配置され、これは乾燥 空気を噴射する乾燥ノズル41と、これを昇降させる乾燥ノズル昇降装置42を 有している。乾燥ノズル41の基端には仕切板43が固定され、したがって乾燥 ノズル昇降装置42の降下駆動により乾燥ノズル41がホッパコンテナ1の内部 に侵入したときには、仕切板43がハッチ12の開口を閉鎖するようになってい る。そして、乾燥ノズル41はフレキシブルな導気管44によって乾燥空気供給 系6に接続されており、乾燥空気をホッパコンテナ1の内部に送り込めるように なっている。
【0016】 図1に示すように、洗浄装置3に接続された洗浄水供給系5は洗浄水タンク5 2を有し、ここからの洗浄水は洗浄水ポンプ53によってフィルタ54に送り込 まれる。ここで、送水弁51が開のときは、洗浄水はフィルタ54で浄化されて 洗浄装置3に送り込まれるが、送水弁51が閉のときは、洗浄水はパイプライン 56を介して洗浄水タンク52に戻され、無駄が生じないようにされている。な お、洗浄水タンク52にはフロート55が設けられ、水位が検出されている。
【0017】 乾燥装置4に接続された暖気供給系6は、吸込フィルタ61を有し、乾燥ブロ ワ62を駆動することで浄化された外気がエアヒータ63に送られるようになっ ている。そして、ここで暖められた乾燥空気は、ラインフィルタ64を経由して 乾燥装置4に供給される。
【0018】 一方、吸込フィルタ61と乾燥ブロア62を結ぶラインには乾気供給系7が接 続され、これは、吸入した外気を圧縮するコンプレッサ71を有し、この圧縮さ れた外気を冷却し、空気中の水蒸気を液化し乾燥するための冷却器72に通して 、乾燥空気ホルダ73に蓄えておく。必要に応じて(乾気をホッパコンテナ1に 充填するとき)冷気弁74を開にして乾燥ブロワ62に冷気を送られるようにな っている。乾気供給系7の代わりに除湿機を作用してもよい。
【0019】 次に、本考案によるホッパコンテナの洗浄・乾燥装置の制御系について、図3 により説明する。
【0020】 図3に示すように、開始ボタン102をONにすると同時に起動される自動制 御装置101は、コンテナ傾斜装置2、洗浄ノズル昇降装置32、送水弁51を 開閉制御する送水弁制御装置511、乾燥ノズル昇降装置42、乾燥ブロワ62 を駆動するブロワ駆動装置621、エアヒータ63を駆動するエアヒータ駆動装 置631および冷気弁74を開閉する冷気弁制御装置741を制御していくよう に、プログラムされている。これら装置の内容を以下に説明する。
【0021】 自動制御装置101からの制御信号により、コンテナ傾斜装置2は、傾斜駆動 装置24が傾斜板21の他端をギヤモータにより上下駆動させることにより傾斜 させ、洗浄水および廃液が回収され排出口13から外部に排出されるように作動 する。ただし、基台23との傾斜角度は、洗浄ノズル31および乾燥ノズル41 上にある仕切板33、43がそれぞれハッチ11、12の開口を閉鎖できる範囲 で設定されなければならない。
【0022】 自動制御装置101からの制御信号により、洗浄ノズル昇降装置32は、洗浄 ノズル31を降下駆動し、ホッパコンテナ1の内部に侵入させ、仕切板33がハ ッチ12の開口を閉鎖する。洗浄処理ステップが終了し送水弁53が閉になった 時、洗浄ノズル31を上昇駆動しホームポジションに戻す。自動制御装置101 からの制御信号により、送水弁制御装置511は、送水弁51を開にし設定され た時間、洗浄水タンク52から洗浄水を噴射ノズル31に送り込み、終了後に送 水弁51を閉にする。
【0023】 自動制御装置101からの制御信号により、洗浄ノズル昇降装置32および乾 燥ノズル昇降装置42は、洗浄ノズル31および乾燥ノズル41を降下駆動し、 ホッパコンテナ1の内部に侵入させ、仕切板33および仕切板43がハッチ11 およびハッチ12の開口を閉鎖する。乾燥空気置換処理が終了した時、洗浄ノズ ル31および乾燥ノズル41を上昇駆動しホームポジションに戻す。自動制御装 置101からの制御信号により、送水弁制御装置511は送水弁51を開にし設 定された時間、洗浄水タンク52から洗浄水を噴射ノズル31に送り込み、終了 後に送水弁51を閉にする。
【0024】 自動制御装置101からの制御信号により、ブロワ駆動装置621は、乾燥ブ ロワ62をONにして設定された時間、駆動させ吸込フィルタ61から吸い込ま れた外気をエアヒータ63に送る。終了後に乾燥ブロワ62をOFFにする。自 動制御装置101からの制御信号により、エアヒータ駆動装置631は、乾燥ブ ロワ62のON/OFFと同時にエアヒータ63をON/OFFとし、乾燥ブロ ワ62から送られた乾燥空気を暖気とする。
【0025】 自動制御装置101からの制御信号により、冷却弁制御装置741は、冷気弁 74を開にし、乾燥空気ホルダ73が蓄えている冷気を吐き出す。終了後に冷気 弁74を閉にし、コンプレッサ71から外気を吸入し冷却器72を通した冷気を 乾燥空気ホルダ73に補充する。
【0026】 次に、図4により本考案の装置によるホッパコンテナの洗浄・乾燥方法につい て説明する。図4において、左側は処理内容を、真中はオペレータにより行われ る作業ステップ(S01〜S03、S15、S16)を、右側は自動制御装置1 01により行われる自動運転ステップ(S04〜S14)を示す。
【0027】 前準備処理では、ホッパコンテナ1をフォークリフト等で搬入し(S01)、 コンテナ傾斜装置2の傾斜板21にのせた後、ホッパコンテナ1のハッチ11、 ハッチ12および排出口13を解放する(S02)。
【0028】 次に、開始処理にて、自動制御装置101の開始ボタン102をONにする (S03)と、コンテナ傾斜装置2がホッパコンテナ1を載置した傾斜板21を 傾斜し(S04)、これにより洗浄水および廃液が回収され排出口13から外部 に排出されるようにする。ただし、この傾斜角度は、洗浄ノズル31および乾燥 ノズル41上にある仕切板33、43がそれぞれハッチ11およびハッチ12の 開口を閉鎖できる範囲で設定されなければならない。ここでは、傾斜装置2によ るホッパコンテナ1の傾斜角は洗浄水の水切り状態および洗浄ノズル31および 乾燥ノズル41とハッチ11、12の関係からして、水平に対して6度とした。
【0029】 次に、前処理にて、洗浄ノズル昇降装置32および乾燥ノズル昇降装置42が 、洗浄ノズル31および乾燥ノズル41を駆動降下する(S05)ことによりハ ッチ11およびハッチ12の開口を閉鎖する。洗浄処理にて、予め洗浄水送液ポ ンプ53によって循環されている洗浄水タンク52の洗浄水を、送水弁洗浄装置 511が送水弁51を開にすることにより(S06)、洗浄ノズル31に送り込 み、洗浄処理時間である約10分間噴射する。これにより、ホッパコンテナ1の 内面をくまなく洗浄する。終了後、送水弁51を閉じる(S07)。
【0030】 次に、暖気乾燥処理ステップにおいて乾燥ブロワ62およびエアヒータ63を ONにし(S08)、乾燥暖気をホッパコンテナ1に約40分間送り込む。これ により、ホッパコンテナ1の内部の水分は、乾燥暖気に吸収され除去される。乾 燥空気置換処理にて、冷気弁74を開にし(S09)、コンプレッサ71から圧 縮・吸入し冷却器72により温度を下げることにより、乾燥された冷気を蓄えて いる乾燥空気ホルダ73から約1分間放出し、ホッパコンテナ1の内部に充満さ せる。これにより、乾燥空気の温度が下がってもホッパコンテナ1の内面には結 露は発生しない。終了後に乾燥ブロワ62および乾燥ヒータ63をOFFにし (S10)、冷気弁74を閉じる(S11)。後処理にて、洗浄ノズル31およ び乾燥ノズル41を上昇させ(S12)ホームポジションに復帰させる。
【0031】 終了処理にて、ホッパコンテナ1の傾斜角度を初期水平状態に復帰し(S15 )、自動運転終了となる(S14)。
【0032】 後始末処理では、自動運転終了後に、ハッチ11、ハッチ12および排出口1 3を閉じ(S15)、ホッパコンテナ1をフォークリフト等で搬出する(S16 )。
【0033】 また、洗浄処理ステップにおける洗浄処理時間を以下の実験結果に基づいて設 定した。すなわち、図5に示すように、縦軸に洗浄液および廃液に含まれる合成 樹脂のポリスチレンの粒子数と洗浄時間との関係において、横軸に洗浄時間を取 り、ホッパコンテナ1の傾斜角度を6度として、洗浄水量を110リットル/分 にてホッパコンテナ1の内面を洗浄した時、約8分にて粒子数がほぼ零となった 。この実験結果により、誤差を考慮し洗浄処理時間を約10分に設定した。さら に、暖気乾燥処理時間は目視確認により約40分に設定した。
【0034】 以上により、ホッパコンテナ1を洗浄場に設置し、洗浄ノズル31および乾燥 ノズル41をそれぞれハッチ11およびハッチ12を開にし、その開口に嵌め込 み、排出口13より洗浄水および廃液を流し出すように接続するだけで、自動的 に洗浄および乾燥を行うことができ、したがって作業面ではオペレータによる危 険な作業を回避できるとともに洗浄後の清浄度が向上し、しかも手作業による清 浄度のばらつきを減少させることができる。また製造原価の面では人件費の節約 、再充填する合成樹脂に対して不純物混入を防止することができるので、その品 質を保持することができ、一方、合成樹脂の品種別にホッパコンテナを用意する 必要がなく、その購入費用および保管場所を削減できるので、その効果は大きい 。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の装置によれば、制御手段による洗浄制御と乾燥 制御によってホッパコンテナの内部を自動的に洗浄および乾燥できるので、人件 費がかからず作業の危険性を回避できる。また、その内部に不純物が残留せず乾 燥後に内部に結露が発生しないので、合成樹脂を再充填してもその純度を保持で き、したがってホッパコンテナの再利用が可能となり、しかもホッパコンテナを 合成樹脂の品種毎に多数用意する必要がなく、そのため保管場所も広く確保する 必要がないのでコストパフォーマンスの高いホッパコンテナの洗浄・乾燥装置と なり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るホッパコンテナの洗浄・乾燥装置
の実施例の全体構成図である。
【図2】本考案に係るホッパコンテナおよびその周辺の
拡大構成図である。
【図3】本考案のホッパコンテナの洗浄・乾燥装置にお
いて自動制御装置により制御されている装置系統を示し
た図である。
【図4】本考案のホッパコンテナの洗浄・乾燥装置によ
る洗浄・処理方法のフローチャートを示した図である。
【図5】本考案のホッパコンテナの洗浄・乾燥装置おけ
る実験例の結果を示す図である。
【符号の説明】
1…ホッパコンテナ、2…コンテナ傾斜装置、21…傾
斜板、22…ヒンジ、23…基台、24…傾斜駆動装
置、3…洗浄装置、31…洗浄ノズル、311…回転
子、312…噴射ノズル、32…洗浄ノズル昇降装置、
33、43…仕切り板、34…導水管、4…乾燥装置、
41…乾燥ノズル、42…乾燥ノズル昇降装置、44…
導気管、5…洗浄水供給系、51…送水弁、511…送
水弁制御装置、52…洗浄水タンク、53…洗浄水送液
ポンプ、54…フィルタ、55…フロート、56…パイ
プライン、6…暖気供給系、61…吸込フィルタ、62
…乾燥ブロワ、621…ブロワ駆動装置、63…エアヒ
ータ、631…エアヒータ駆動装置、64…ラインフィ
ルタ、7…乾気供給系、71…コンプレッサ、72…冷
却器、73…乾燥空気ホルダ、74…冷気弁、741…
冷気弁制御装置、101…自動制御装置、102…開始
ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石渡 雅樹 千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目7番1 住 友ケミカルエンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に開閉自在のハッチを有し下部に開
    閉自在の排出口を有するホッパコンテナの内面を、前記
    ハッチおよび前記排出口を解放した状態で洗浄および乾
    燥するホッパコンテナの洗浄・乾燥装置において、 洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルを昇降
    させる洗浄ノズル駆動手段とを有し、当該洗浄ノズルを
    前記ハッチを介して前記ホッパコンテナ内に侵入させ、
    かつこれより脱出させる洗浄手段と、 乾燥空気を噴射する乾燥ノズルと、この乾燥ノズルを昇
    降させる乾燥ノズル駆動手段とを有し、当該乾燥ノズル
    を前記ハッチを介して前記ホッパコンテナ内に侵入さ
    せ、かつこれより脱出させる乾燥手段と、 前記洗浄手段に前記洗浄液を供給する洗浄液供給手段
    と、 前記乾燥手段に前記乾燥空気を供給する乾燥空気供給手
    段と、 起動信号が入力されると、前記洗浄ノズル駆動手段およ
    び前記乾燥ノズル駆動手段を制御して前記ハッチを介し
    て前記ホッパコンテナ内に侵入または脱出させるステッ
    プと前記洗浄液供給手段および前記乾燥空気供給手段を
    制御して前記ホッパコンテナの内面を洗浄および乾燥す
    るステップとを実行するようにされた制御手段とを備え
    ることを特徴とするホッパコンテナの洗浄・乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段により、前記洗浄ノズルお
    よび乾燥ノズルを前記ホッパコンテナ内に侵入させて所
    定の時間だけ前記洗浄液を供給させた後、所定の時間だ
    け前記乾燥空気を供給させた後、前記洗浄ノズルおよび
    前記乾燥ノズルを前記ホッパコンテナから脱出させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のホッパコンテナの洗浄・
    乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記乾燥空気供給手段は、外気を加熱し
    て供給する暖気供給手段と、外気を除湿して供給する乾
    気供給手段とを有し、 前記制御手段による前記乾燥制御ステップでは、前記暖
    気供給手段からの暖気を前記乾燥空気として前記乾燥手
    段に供給させた後、前記乾気供給手段からの乾気を前記
    乾燥空気として前記乾燥手段に供給させることを特徴と
    する請求項1または2記載のホッパコンテナの洗浄・乾
    燥装置。
  4. 【請求項4】 前記ホッパコンテナが載置される基台
    を、前記排出口が下方となるよう傾斜駆動させる傾斜装
    置を更に有し、 前記制御手段は、前記洗浄制御ステップに先立って前記
    傾斜装置を駆動することを特徴とする請求項1、2また
    は3記載のホッパコンテナの洗浄・乾燥装置。
JP5402693U 1993-10-05 1993-10-05 ホッパコンテナの洗浄・乾燥装置 Pending JPH0724482U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004016988A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Takeuchi Press Ind Co Ltd チューブ容器内面のバリ・塵の除去方法及び装置
CN107511119A (zh) * 2017-10-03 2017-12-26 金桥丰益氯碱(连云港)有限公司 方便干燥的反应釜

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