JPH07244759A - 到着順位集計装置 - Google Patents

到着順位集計装置

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JPH07244759A
JPH07244759A JP3378494A JP3378494A JPH07244759A JP H07244759 A JPH07244759 A JP H07244759A JP 3378494 A JP3378494 A JP 3378494A JP 3378494 A JP3378494 A JP 3378494A JP H07244759 A JPH07244759 A JP H07244759A
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JP
Japan
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elapsed time
arrival
time
stored
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Application number
JP3378494A
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English (en)
Inventor
Noritsugu Sonkou
昇嗣 孫工
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SEINOO JOHO SERVICE KK
Original Assignee
SEINOO JOHO SERVICE KK
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Publication date
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  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動開始位置から到着位置に到着した移動体
を到着した順に識別するとともに、その移動体の経過時
間を計時し、各移動体の到着順位を正しく集計すること
ができる到着順位集計装置を提供する。 【構成】 スタートラインからゴールラインに移動する
参加者のゼッケンには、それぞれ識別コードを発信する
小型発信機が保持されている。小型発信器の識別コード
はゴールエリアのゴールゲートに設けられたアンテナ1
2,13及び読取器15にて読み取られる。又、主デー
タ収集端末21にて、識別時にクロックが示す時間が到
着時間データとして取り込まれ、識別コードと対応され
てサーバー23に伝送される。そして、サーバー23に
て、各識別コードに対する到着時間データから経過時間
が算出され、この経過時間に基づいて識別コードから各
参加者の到着順位が集計される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は市民マラソン等で競技者
の記録時間を計測し、その順位を集計する到着順位集計
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般市民の参加により開催される
市民マラソンは、その各マラソンへの参加者数が非常に
多くなっている。このように規模の大きい市民マラソン
では、多数の走者が固まった状態でゴールするため、各
走者の記録時間を各走者に対応させて記録することが難
しくなっている。
【0003】そこで、一度に多数の参加者がゴールして
も、各参加者の記録時間を各参加者に対応させて記録す
ることができるように、各参加者のゼッケンに各参加者
を識別するための識別信号を発信する発信器を取り付け
る方法が行われている。
【0004】即ち、ゼッケンに発信器を取り付けた各参
加者がゴールすると、各参加者は識別されることなくそ
の記録時間が順次計時される。そして、その記録時間は
計時された順番に記録される。又、ゴールした各参加者
の各発信器の識別信号が、係員によってゴールした順番
に読み取られ、読み取られた順番に記録される。この
際、係員は携帯用の受信器を持って各参加者に近づき、
各参加者の発信器が発信する識別信号を読み取るように
なっている。
【0005】各参加者の記録時間は、マラソンが終了し
た後に計時した順に記録された各参加者の記録時間と、
ゴールした順に記録された各参加者の識別信号とを対応
させることにより判別される。又、各参加者は予めその
参加部門が登録されている。従って、各参加者の記録時
間から、各参加者の総合及び各参加部門別の順位が集計
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際にたく
さんの参加者が一度にゴールする状況では、ゴールした
あとの参加者がばらばらになるため、各参加者の識別信
号を参加者がゴールした順に読み取ることが難しかっ
た。この結果、読み取られた参加者の識別信号の順番と
参加者が計時された順番と食い違ってしまうため、各参
加者の順位が正しく集計されない場合があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は移動開始位置から到着位
置に到着した移動体を到着した順に識別するとともに、
その移動体の経過時間を計時し、各移動体の到着順位を
正しく集計することができる到着順位集計装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、移動開始位置から到着位
置に移動する複数の移動体のそれぞれに、お互いを区別
するために付与された識別コードを記憶する識別コード
記憶手段と、移動体が到着位置に到着したとき、前記識
別コード記憶手段が記憶する識別コードに基づいて該移
動体を識別する識別手段と、移動体が移動開始位置から
移動を開始した時点からの経過時間を計時する計時手段
と、各移動体の経過時間が識別コードに対応して記憶さ
れる経過時間記憶手段と、識別手段が移動体を識別した
時に計時手段が計時する経過時間を、その移動体の識別
コードに基づいて前記経過時間記憶手段に記憶させる経
過時間入力手段と、経過時間記憶手段が記憶する経過時
間に基づいて、各移動体の到着順位を集計する集計手段
とした。
【0009】又、請求項2に記載の発明は、識別手段は
識別コードを発信する単一の識別コード発信機と、複数
の識別コード読取手段とから構成され、経過時間入力手
段は、識別コード受信手段の内の少なくとも1つが最初
に識別コードを読み取ったときに計時手段が計時する経
過時間を前記経過時間記憶手段に記憶させるようにし
た。
【0010】又、請求項3に記載の発明は、氏名、住
所、参加部門名、ゼッケン番号等からなる各移動体毎の
個別情報が識別コードに対応して記憶される個別情報記
憶手段と、個別情報記憶手段に記憶される各移動体の個
別情報を、識別コードに基づいて検索し、出力する個別
情報出力手段と、経過時間記憶手段に記憶される各移動
体の経過時間を、識別コードに基づいて検索し、出力す
る経過時間出力手段と、集計手段が集計した移動体の到
着順位を、その移動体の識別コードに基づいて経過時間
出力手段が出力した経過時間及び同じく識別コードに基
づいて個別情報出力手段が出力した個別情報とともに印
字する印字手段とを備えた。
【0011】又、請求項4に記載の発明は、移動体の到
着位置から離れた位置に配置され、各移動体が保持する
識別コード発信機を回収する回収手段と、回収手段に備
えられ、識別コード発信機が回収される時、その識別コ
ードを読み取る回収時識別コード読取手段と、回収時識
別コード読取手段が読み取った識別コードを、識別コー
ド記憶手段が記憶する識別コードと対応させ、その識別
コードを保持する識別コード発信機が回収されたことを
確認する回収確認手段とを備えた。
【0012】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、識別
コードが付与された移動体が移動開始位置から到着位置
に到着すると、各移動体は識別コード記憶手段が記憶す
る識別コードに基づいて識別手段により識別される。同
時に、経過時間入力手段にて、移動体が識別されたとき
計時手段にて計時される経過時間が、経過時間記憶手段
に識別コードに対応して記憶される。そして、集計手段
にて、経過時間記憶手段に記憶される各移動体の経過時
間に基づき各移動体の到着順位が集計される。
【0013】又、請求項2に記載の発明によれば、識別
コード発信機が発信した識別コードは複数の識別コード
読取手段にて読み取られ、その内の少なくとも1つが最
初に識別コードを読み取った時に計時手段が計時する経
過時間が経過時間記憶手段に記憶される。
【0014】又、請求項3に記載の発明によれば、氏
名、住所、参加部門名、ゼッケン番号からなる各移動体
の個別情報が識別コードに対応して個別情報記憶手段に
て記憶される。個別情報記憶手段にて記憶される各移動
体の個別情報が、個別情報出力手段にて識別コードに基
づいて検索され出力される。又、経過時間記憶手段にて
記憶される各移動体の経過時間が、経過時間出力手段に
て識別コードに基づいて検索され出力される。そして、
集計手段にて集計された移動体の到着順位が識別コード
に基づいて検索出力された経過時間及び個別情報ととも
に印字される。
【0015】又、請求項4に記載の発明によれば、到着
位置から離れた位置に配置された回収手段に各移動体の
識別コード発信機が回収されると、その識別コードが回
収時識別コード読取手段にて読み取られる。そして、読
み取られた識別コードが識別コード記憶手段が記憶する
識別コードと対応されて、その識別コードを保持する識
別コード発信機の回収が確認される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を市民マラソンでのマラソン順
位集計装置に具体化した一実施例を図1〜図8に従って
説明する。
【0017】図2に示すように、ゼッケン1は紙製であ
り、移動体としての各参加者Rに取り付けられる。ゼッ
ケン1の表面にはゼッケン番号、名前、参加部門が印刷
されている。又、ゼッケン1の下側には裏側に折り曲げ
て接着された折り曲げ部2が設けられ、この折り曲げ部
2の中央部には横方向に長い袋状に形成された収容部3
が設けられている。この収容部3の周囲には切り取り線
3aが設けられ、収容部3はこの切り取り線3aにてゼ
ッケン1から切り離すことができるようになっている。
【0018】この収容部3内部には、識別コードを発信
する識別コード発信機としての小型発信機Tが収容され
ている。この小型発信機Tは収容部3を切り取り線3a
に沿って切り取ることにより、収容部3とともにゼッケ
ン1から取り外すことができるようになっている。
【0019】この小型発信機Tは長さが32.5mm、
直径が3.85mmのプラスチックチューブの外装を有
している。チューブの内部には電源部、制御部、信号部
が構成された図示しないICチップとコイルアンテナが
収容されている。信号部内のメモリにはCRC(Cic
lic Redundancy Check)データ付
きの64ビットの識別コード(10進法で20桁)が記
憶されている。この識別コードは全て異なるものが用意
されている。小型発信器Tは、内部に電源を持たず、外
部から供給されるパワーパルスを受信してエネルギー源
とするようになっている。そして、小型発信器Tは、パ
ワーパルスにて生成される電力により、電源部に接続さ
れた制御部が信号部に記憶された識別コードをFM電波
で発信するようになっている。
【0020】図4に示すように、マラソンコース4は移
動開始位置としてのスタートライン5から到着位置とし
てのゴールライン6までの走行路7、ゴールライン6の
両側に設けられたゴールエリア8、ゴールした後の参加
者が案内される案内路9、案内路9の終わりに設けられ
た回収エリア10から構成されている。又、マラソンコ
ース4から離れた位置には、記録集計室11が設けられ
ている。
【0021】ゴールエリア8において、ゴールライン6
の走行路7側には、走行路7の幅方向にゴールゲートG
Rf,GLfが2連に設けられている。又、ゴールゲー
トGRfの案内路7側にはゴールゲートGRrが、ゴー
ルゲートGLfの案内路7側にはゴールゲートGLrが
それぞれ隣り合って設けられている。そして、各参加者
は、ゴールゲートGRf,GRr又はゴールゲートGL
f,GLrの何れか一方をくぐってゴールするようにな
っている。
【0022】図5に示すように、各ゴールゲートGR
f,GRr、GLf,GLrは門状に形成されている。
各ゴールゲートGRf,GRr、GLf,GLrのマラ
ソンコース4の外側に配置される側面の平均的な参加者
Rの胸の高さには、四角枠形状に形成されたアンテナ1
2がそれぞれ設置されている。又、ゴールゲートGRf
とGLfとの間、及びゴールゲートGRrとGLrとの
間にはそれぞれアンテナ13が設けられている。
【0023】各ゴールゲートの上部にはそれぞれ収容箱
14が設置され、この内部には図4に示すように、前記
各アンテナ12,13のそれぞれに対応して設けられた
読取器15が収容されている。各読取器15はそれぞれ
のアンテナ12,13から常時、間欠的なパワーパルス
を発信するようになっている。本実施例においては、ア
ンテナ12,13及び読取器15にて識別コード読取手
段が構成されている。
【0024】そして、小型発信機Tがアンテナ12,1
3の近傍に配置されると、パワーパルスを受信した小型
発信機Tから識別コードがFM電波で発信される。この
FM電波は再びアンテナ12,13で受信され、読取器
15で復調される。そして、各読取器6はそれぞれ光通
信ケーブルCを介して、復調した識別コードを直列伝送
するようになっている。
【0025】回収エリア10は、ゴールライン6からほ
ぼ30m離れた位置に設けられている。回収エリア10
には係員が回収した小型発信器Tを入れるための回収手
段としての複数の回収箱16が設置され、各回収箱16
内にはそれぞれアンテナ17が設置されている。各アン
テナ17にはそれぞれ読取器18が接続されている。本
実施例では、アンテナ17及び読取器18にて回収時識
別コード読取手段が構成されている。各読取器18はそ
れぞれのアンテナ17から常時、間欠的なパワーパルス
を発信するようになっている。各回収箱16内に小型発
信器Tが回収されると、小型発信器Tがパワーパルスを
受信して、識別コードをFM電波で発信するようになっ
ている。
【0026】又、各読取器18には、それぞれパソコン
19が接続されている。パソコン19は内部に図示しな
いクロックを有している。このクロックは競技開始時に
マラソンの計時用標準時計に同期されている。そして、
パソコン19は読取器18から識別コードが電送された
ときにクロックが示す到着時間をその識別コードに対応
する到着時間データとして取り込み、出力するようにな
っている。
【0027】図6に示すように、小型発信器T、アンテ
ナ12,13、17及び読取器15、18にてFM電波
送信方式の識別コード認識装置が構成される。本実施例
においてはテキサス・インストルメント社のTIRIS
(Texas Instrument Registr
ation and IdentificationS
ystem、商品名)識別コード認識装置が使用されて
いる。
【0028】記録集計室11には、記録集計装置が設置
されている。図1に示すように、この記録集計装置は主
データ収集端末21、副データ収集端末22、サーバー
23、第1のクライアント24及び複数台の第2のクラ
イアント25から構成されている。これらの各装置は、
トークンリングLAN26(IBM社商品名)にて相互
間接続されている。そして、本実施例においては、主デ
ータ収集端末21が計時手段及び経過時間入力手段を構
成している。又、サーバー23が識別コード記憶手段、
経過時間記憶手段、集計手段、個別情報記憶手段、個別
情報出力手段、経過時間出力手段及び回収確認手段を構
成している。
【0029】主データ収集端末21には、各読取器15
からの6本の光通信ケーブルCが接続されている。ま
た、主データ収集端末21は、図示しないクロックを有
している。このクロックは、競技開始時にマラソンの計
時用標準時計に同期されている。そして、主データ収集
端末21は、各読取機15から識別コードが伝送される
と、その識別コードが入力されたときにクロックが示す
到着時間を到着時間データとして取り込み、識別データ
に対応させて順次一時的に蓄積する。
【0030】参加者Rがゴールライン6を通過すると、
小型発信器Tのの識別コードは前側ゴールゲートGR
f,GLfの2台のアンテナ12,13と後側ゴールゲ
ートGRr,GLrの2台のアンテナ12,13の合計
4台のアンテナ12,13にて受信される。即ち、主デ
ータ収集端末21は先ず前側ゴールゲートGRf,GL
fのアンテナ12,13から伝送される2つの同一の識
別コードを受信した後、後側ゴールゲートGRr,GL
rのアンテナ12,13から伝送される同一の2つの識
別コードを受信する。即ち、1個の小型発信器Tの識別
コードは主データ収集端末21に4回入力されるように
なっている。主データ収集端末21は同一の識別コード
が入力されると、最初にその識別コードが入力されたと
きにクロックから取り込んだ時間のみをその識別コード
とともに到着時間データとして一時的に蓄積するように
なっている。又、主データ収集端末21には無停電電源
装置(UPS)27が接続されている。
【0031】副データ収集端末22には、主データ収集
端末21と同様に各読取器15からの6本の光通信ケー
ブルCが接続されている。また、副データ収集端末22
は、図示しないクロックを有している。このクロック
は、競技開始時にマラソンの計時用標準時計に同期され
ている。そして、副データ収集端末22は、各読取機1
5から識別コードが伝送されると、その識別コードが入
力されたときにクロックが示す到着時間を到着時間デー
タとして取り込み、識別コードに対応させて図示しない
ハードディスクに順次記憶する。
【0032】又、副データ収集端末22は、主データ収
集端末21と同様に読取器15から伝送される4つの同
じ識別コードの内、最初にその識別コードが入力された
ときにクロックから取り込んだ到着時間データのみをそ
の識別コードとともに到着時間データとして記憶するよ
うになっている。又、副データ収集端末22には無停電
電源装置(UPS)28が接続されている。
【0033】サーバー23の図示しないハードディスク
には、データベースが記憶されている。このデータベー
スは、参加者マスタファイルF1、インデックスマスタ
ファイルF2及び記録処理ファイルF3から構成されて
いる。
【0034】参加者マスタファイルF1は、図7(a)
に示すように、受付番号、参加部門名、郵便番号・住
所、氏名、年令、生年月日、性別、所属クラブ名、都道
府県コード等から形成されている。この他、必要に応じ
て、血液型、参加記念品の希望等の情報を入力すること
ができる。又、インデックス・マスタファイルF2は、
図7(b)に示すように、受付番号、ゼッケン番号及び
識別コードから形成されている。又、記録処理ファイル
F3は、図7(c)に示すように、識別コード、到着時
間データから算出される経過時間、総合順位及び参加部
門別順位から形成されるようになっている。各ファイル
F1,F2,F3はサーバー23内で、受付番号と識別
コードにて相互に連結されて、データベースを構成する
ようになっている。
【0035】そして、主データ収集端末21は各識別コ
ードに対応する到着時間データを取り込むと、順次サー
バー23に伝送する。サーバー23は、識別コード及び
到着時間データを受け取ると、到着時間データから競技
開始時間を差し引いて各参加者Rがゴールする迄に要し
た経過時間を算出し、逐次データベースの記録処理ファ
イルF3を更新する。そして、サーバー23は記録処理
ファイルF3が更新されたデータベースを読み取り、各
参加部門別の順位集計を10分周期で随時行い、その結
果を再びデータベースの記録処理ファイルF3に保管す
るようになっている。
【0036】又、サーバー23は前記パソコン19が出
力する識別コードに対応した到着時間データを入力す
る。そして、この識別コードに対応する経過時間が記録
処理ファイルF3に記録されていない場合、その到着時
間データから競技開始時間を差し引いて経過時間を算出
し、記録処理ファイルF3を更新するようになってい
る。さらに、サーバー23は、回収エリア10の読取器
18にてのみ読み取られた識別コードに基づいて、記録
順位の変更が行われたことを知らせるための表示を行う
ようになっている。
【0037】ここで、サーバー23が順位の集計を10
分周期で行うのは、参加者Rがゴールして読取器15に
てその識別コードが読み取られた後、回収エリア10の
読取器18にて再びその識別コードが読み取られるまで
の間に、読取器15にて読み取られた到着時間データに
基づいて順位の集計を行わないようにするためである。
即ち、ある参加者Rの識別コードが、ゴールエリア8の
読取器15にて読み取られず、回収エリア10の読取器
18のみにて読み取られたとする。この場合、この参加
者Rの経過時間は、回収時に識別コードが読み取られた
ときの到着時間データから算出される。もし、順位の集
計が読取器15にて識別コードが読み取られたときに読
み取られる到着時間データに基づいて行われていると、
読取器18の読取時の到着時間データから算出される経
過時間に基づいて集計される参加者の順位によりすでに
集計された順位が変更される場合があるためである。
【0038】又、サーバー23は、参加者マスタファイ
ルF1及びインデックス・マスタファイルF2に基づい
て、参加者全員の参加者一覧表を受付番号順及び五十音
順に作成するようになっている。さらに、参加部門別の
参加者一覧表をゼッケン番号順に作成するようになって
いる。これらの参加者一覧表には、氏名、住所、電話番
号、所属クラブ等が含まれている。さらに、サーバー2
3は、参加者マスタファイルF1に基づいて、参加申込
者の県別の人数一覧表を作成するようになっている。
【0039】又、サーバー23は、参加者マスタファイ
ルF1、インデックス・マスタファイルF2及び記録処
理ファイルF3に基づいて、随時、上位入賞者の順位表
を作成するようになっている。この上位入賞者の順位表
は、総合及び参加部門別に集計される。さらに、上位入
賞者は総合及び参加部門別にゼッケン番号の順番にも集
計されるようになっている。これらの上位入賞者の順位
表には、経過時間、氏名、住所、所属クラブ名が含まれ
る。さらに、サーバー23はマラソンが終了した後、必
要に応じて記録処理ファイルF3に基づき、全ての参加
者Rの到着時間毎のゴール人数を一覧表として出力する
ようになっている。
【0040】サーバー23にはプリンタ29が接続さ
れ、順位の集計により更新されたデータベースに基づい
て随時上記の各順位表を印字出力することができるよう
になっている。又、マラソンが終了した後、到着時間毎
のゴール人数を一覧表として印刷することができるよう
になっている。サーバー23は無停電電源装置(UP
S)30に接続されている。
【0041】第1のクライアント24はサーバー23が
識別コードにて参加者マスタファイルF1から検索する
ゴールした参加者Rの氏名、参加部門名、所属クラブ
名、経過時間を即時に順次ディスプレーに表示するよう
になっている。又、第1のクライアント24はゴールし
た参加者Rの識別コードを右側ゴールゲートGRf,G
Rr及び左側ゴールゲートGLf,GLr別に即時に表
示するようになっている。
【0042】各第2のクライアント25には印字発行手
段を構成するプリンタ31がそれぞれ接続されている。
サーバー23が識別コードに対応する参加者Rの総合及
び参加部門別の順位を集計すると、トークンリングLA
N26にてその参加者Rの氏名、住所、参加部門名、ゼ
ッケン番号、経過時間、総合順位、参加部門別順位及び
気象状況が複数の第2のクライアント25の何れか1台
に伝送される。そして、これらのデータを入力した第2
のクライアント25は図8に示すような所定の完走認定
証32にそのデータを印字して出力するようになってい
る。本実施例では、参加者Rの氏名、住所、参加部門
名、ゼッケン番号にて識別情報が構成されている。
【0043】又、サーバー23は新たに入力した識別コ
ードに基づいて、対応する参加者Rの上記データを検索
及び作成し、随時トークンリングLAN26にてすでに
ゴールした参加者Rの完走認定証32の作成を終了して
いる状態の何れかの第2のクライアント25にこれらの
データを伝送して新たな完走認定証32を印字させるよ
うになっている。
【0044】以上のように構成された参加者順位処理装
置の作用について説明する。マラソン競技の日程が決定
されると、参加者Rが受け付けられる。ここで参加希望
者は参加申込書に氏名、住所、参加部門等を記入して主
催者に提出する。主催者はこの参加申込書に基づいて、
参加者マスタファイルF1を作成する。
【0045】次に、各参加者Rにその参加部門別にゼッ
ケン番号が付与され、参加者Rにゼッケン通知書が送付
される。同時に、ゼッケン番号、参加部門名及び氏名が
印刷されたゼッケン1が印刷される。
【0046】印刷されたゼッケン1の折り曲げ部2はそ
れぞれ折り曲げ貼り付けされ、収容部3内には無作為に
選ばれた互いに異なる識別コードを持つ小型発信器Tが
収容される。次に、小型発信器Tが封入された各ゼッケ
ン1をゼッケン番号の順番で図示しない識別コード読み
取り用のアンテナに近づけ、その小型発信器Tの識別コ
ードをゼッケン番号に対応させながら読み取って同様に
図示しないコンピュータに入力する。そして、このデー
タからインデックス・マスタファイルF2を作成する。
【0047】参加者マスタファイルF1、インデックス
・マスタファイルF2及び記録処理ファイルF3からデ
ータベースが作成され、サーバー23のハードディスク
に記憶される。サーバー23はこのデータベースによ
り、全参加者Rの参加者一覧表を受付番号順及び五十音
順に作成する。この参加者一覧表により、主催者は全参
加者Rを把握することができる。
【0048】大会当日に、マラソンの参加者Rは主催者
から自分のゼッケン1を受け取り、そのゼッケン1を胸
に着用する。また、各主データ収集端末21、副データ
収集端末22及びパソコン19内のクロックがマラソン
の計時用標準時計と同期させられる。
【0049】参加者Rはスタートライン5から走行路7
に沿ってマラソンを行い、ゴールエリア8に到達する
と、参加者Rは左右何れかのゴールゲートGRf、GL
fを通ってゴールライン6を越える。この際、参加者R
のゼッケン1に取り付けられた小型発信器Tが前側ゴー
ルゲートGRf,GLfの両側に配置されたアンテナ1
2,13間を通過する。
【0050】各アンテナ12,13からはパワーパルス
が間欠的に発信されており、ゼッケン1内の小型発信器
Tはこのパワーパルスを受信して記憶部に記憶された識
別コードをFM電波にて発信する。各アンテナ12,1
3はこのFM電波を受信し、それぞれの読取器15に伝
送する。各読取器15は受信した識別コードを光通信ケ
ーブルCを介して主データ収集端末21及び副データ収
集端末22に伝送する。
【0051】参加者Rは前側ゴールゲートGRf,GL
fを通過してゴールライン6を越えた後、後側ゴールゲ
ートGRr,GLrを通過する。この際、再び小型発信
器Tがアンテナ12,13間を通過するため、対応する
読取器15が受信した識別コードを光通信ケーブルCを
介して主データ収集端末21及び副データ収集端末22
に出力する。
【0052】主データ収集端末21は、入力された4つ
の同一の識別コードの内、最も早く入力された識別コー
ドが入力されたときにクロックが示す到着時間を到着時
間データとして取り込み、サーバー23に伝送する。サ
ーバー23は到着時間データから競技開始時間を差し引
いて各識別コードに対する経過時間を算出し、記録処理
ファイルF3を更新する。この際、通常は前側ゴールゲ
ートGRf,GLfのアンテナ12,13で受信された
識別コードの入力時の到着時間が到着時間データとな
る。しかし、何らかの原因で前側ゴールゲートGRf,
GLfのアンテナ12,13にてFM電波が受信されな
かった場合、後側ゴールゲートGRr,GLrのアンテ
ナ12,13で受信された識別コードの入力時の到着時
間が到着時間データとされて記録処理ファイルF3が更
新される。
【0053】サーバー23は更新されたデータベースを
読み取り、10分周期で総合及び各参加部門別の順位集
計を行い、その結果を再びデータベースに保管する。
又、サーバー23は更新されたデータベースから、随
時、上位入賞者の順位表を総合及び参加部門別に表示
し、プリンタ29にて印刷する。さらに、サーバー23
は、上位入賞者を総合及び参加部門別にそれぞれゼッケ
ン番号の順番に集計した集計表をディスプレーに表示
し、必要に応じてプリンタ29にて印刷する。従って、
主催者は早期に上位入賞者を把握し、表彰の準備をする
ことができる。
【0054】第1のクライアント24のディスプレーに
はゴールした参加者Rの経過時間が氏名、所属クラブ
名、参加部門名等とともに随時表示される。この結果、
参加者Rとその経過時間の状況を容易に把握することが
できる。又、第1のクライアント24のディスプレーに
はゴールした参加者Rの識別コードが右側ゴールゲート
GRf,GRr及び左側ゴールゲートGLf,GLr別
に表示されるため、識別コード認識装置の作動状態を常
時把握することができる。
【0055】参加者Rがゴールしてサーバー23がデー
タベースを更新すると、トークンリングLAN26を介
して、複数の第2のクライアント25の内の一台に、サ
ーバー23から氏名、住所、参加部門名、ゼッケン番
号、経過時間、総合順位、参加部門別順位及び気象状況
のデータが伝送される。そして、データを入力した第2
のクライアント25はプリンタ31にて随時所定の完走
認定証32に上記データを印字して出力する。
【0056】又、サーバー23は次の参加者Rがゴール
してその識別コードが入力されると、その識別コードに
対応する上記データをトークンリングLAN26を介し
て、すでにゴールした参加者Rの完走認定証32の作成
を終了している何れかの第2のクライアント25に伝送
する。そして、データを入力した第2のクライアント2
5は、同様にして、完走認定証32にデータを印字して
出力する。従って、ゴールした参加者Rは、ゴール後直
ちに自分の記録時間と総合及び参加部門別の順位が印字
された完走認定証32を受け取ることができる。
【0057】ゴールした参加者Rが案内路9を通って回
収エリア10に到着すると、係員が参加者Rのゼッケン
1の収容部3を切り取って内部の小型発信器Tとともに
回収箱16に回収する。この際、小型発信器Tは回収箱
16内のアンテナ17から送信されるパワーパルスを受
信し、識別コードを送信する。この識別コードはアンテ
ナ17を介して読取器18に入力され、パソコン19に
出力される。パソコン19は識別コードが入力されたと
きにクロックが示す到着時間を到着時間データとして、
識別コードに対応させて出力する。
【0058】サーバー23はパソコン19からの識別コ
ードに対応する到着時間データを入力し、データベース
にこの識別コードがなかった場合、入力した到着時間デ
ータから競技開始時間を差し引いて経過時間を算出し、
データベースを更新する。さらに、サーバー23は回収
時にのみ識別コードが読み取られた場合、その識別コー
ドに基づいて記録順位の変更が行われたことを知らせる
ための表示をディスプレー29にて随時行う。
【0059】なお、マラソン中に棄権した参加者Rにつ
いては、主催者がその小型発信器Tを回収する。そし
て、その回収した小型発信器Tの識別コードを棄権者入
力としてサーバー23に入力する。又、当日の辞退者に
ついては、主催者側に残ったゼッケン1の小型発信器T
の識別コードを辞退者入力としてサーバー23に入力す
る。この結果、全ての小型発信器Tが回収されたことが
確認される。
【0060】全ての参加者Rが競技を終了すると、サー
バー23は、必要に応じてゴールした参加者Rの到着時
間毎のゴール人数をグラフとして出力する。以上詳述し
たように、本実施例のマラソン順位集計装置によれば、
各参加者Rがゴールするとその識別データが読み取られ
ると同時にゴールしたときの時間から経過時間が算出さ
れ、識別データに対応して記録される。そして、経過時
間に基づいて各参加者Rの到着順位が集計される。従っ
て、参加者Rの到着順位を間違いなく集計することがで
きる。
【0061】又、小型発信器Tの発信するFM電波は、
4台のアンテナ12,13にて受信され、その内で最も
早く受信されたときの経過時間に基づいて順位が集計さ
れる。従って、識別コードが4台のアンテナ12,13
の何れかで受信されれば、その識別コードが受信された
時間が到着時間とされる。この結果、各参加者Rの識別
コードが確実に読み取られるため、参加者Rの到着順位
を確実に集計することができる。
【0062】又、各参加者Rの参加部門が予め参加者マ
スタファイルF1に記憶され、サーバー23が各参加者
Rを各参加部門ごとに経過時間に基づいて集計する。従
って、参加者Rの参加部門別の到着順位を即座に集計す
ることができる。
【0063】さらに、小型発信器Tが回収されるととも
に、その識別コードが検出され、サーバー23に記憶さ
れたインデックス・マスタファイルF2に基づいて回収
が確認される。従って、小型発信器Tを確実に回収する
ことができる。
【0064】又、小型発信器Tが回収される際に、識別
コードが読み取られるとともに、回収時の時間が到着時
間データとして取り込まれる。そして、サーバー23の
記録処理ファイルF3にこの識別コードに対応する経過
時間が無かった場合、この到着時間データに基づいて経
過時間が推定され、この推定された経過時間に基づいて
順位が集計される。従って、全ての参加者Rの到着順位
を確実に集計することができる。
【0065】又、各参加者Rの経過時間を集計するサー
バー23が完走認定証32を印字発行する複数の第2の
クライアント25とトークンリングLAN26にて相互
間接続され、サーバー・クライアントシステムによる分
散処理が行われる。従って、参加者Rがゴールすると、
その参加者Rの記録時間、総合順位及び参加部門別順位
が記録された完走認定証32を即座に印字発行すること
ができる。
【0066】又、本実施例のマラソン順位集計装置にお
いては、読み取られた識別データに基づく参加者Rの経
過時間の計時、参加部門の記憶、経過時間に基づく到着
順位の集計、参加認定証の印字発行、回収時の計時、回
収時の経過時間に基づく到着順位の推定がパソコンレベ
ルの主データ収集端末21、副データ収集端末22、サ
ーバー23、第1のクライアント24及び第2のクライ
アント25がトークンリングLANにて相互間接続され
たネットワークシステムにて行われる。従って、マラソ
ンの規模に応じて、機器の編成を容易に変更することが
できる。さらに、順位の集計、参加認定証の印字発行の
作業が分散して同時に行われるため、各機器の使用効率
が高く、集計及び印字作業をリアルタイムに実行するこ
とができる。
【0067】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに構成することもできる。 (1) 上記実施例では、移動体Rをマラソン競技にお
ける参加者Rとしたが、この他、競歩、長短距離競争等
の陸上競技、スキー・スケート競技、水泳競技等におけ
る競技者、ヨット、ボート、カヌー競争等におけるヨッ
ト、ボート、カヌー、車、オートバイ競争等における
車、オートバイとしてもよい。
【0068】さらに、ドッグ、ピッグ等の動物レースに
おける動物としてもよい。 (2) 上記実施例では、一つのマラソン大会に複数の
参加部門を設け、予め各参加者Rの参加部門をデータベ
ースに記憶して、各参加者Rの記録を各部門別に集計し
たが、複数の参加部門を設けない場合には、総合順位の
みを集計するようにしてもよい。
【0069】(3) 上記実施例では、第2のクライア
ント25をトークンリングLAN26に接続して、ゴー
ルした各参加者の完走認定証32を即時に発行できるよ
うに構成した。これを、第2のクライアント25を設け
ず、競技が終了してから全ての完走認定証32を一括し
て発行するようにしてもよい。
【0070】(4) マラソン大会の規模が大きくなっ
た場合には、第2のクライアント25を任意に増設する
ことができる。この結果、同時に多数の参加者Rがゴー
ルしても、参加者Rを待たせることなく、即座に完走認
定証32を発行することができる。
【0071】(5) 上記実施例では、ゴールラインか
ら離れた位置に小型発信器Tを回収するための回収箱1
6を設置し、回収箱16内にアンテナ17を設けて回収
される小型発信器Tの識別コードを読み取った。そし
て、この識別コードにて小型発信器Tの回収を確認する
とともに、正規の経過時間がない場合にその経過時間を
推定するための補完用データとしたが、小型発振器Tの
回収を確認するだけとしてもよい。
【0072】(6) 図9に示すように、ゴールライン
から所定距離離れた位置にアンテナ33が備えられたゴ
ールゲートGbを配置し、参加者Rにこのゴールゲート
Gbを通過させる。そして、その時の経過時間を記録し
て正規の経過時間が取れなかった場合の補完用データと
することもできる。この場合、小型発信器Tはさらに先
の場所に設けられた回収箱34にて回収する。
【0073】(7) 第1のクライアント24にて、ゴ
ールした参加者Rの氏名、経過時間等を即時に順次表示
するようにしたが、これを設けなくてもよい。又、第1
のクライアント24を屋外の大きなディスプレーに置き
換え、観客にゴールした参加者Rの氏名、経過時間等を
即時に順次表示するようにしてもよい。さらに、第1の
クライアント24を複数台設けることにより、多数の人
がその表示を見ることができるようにしてもよい。
【0074】(8) 副データ収集端末22を設けて予
備のデータを記憶したが、これを設けない構成としても
よい。 (9) スターリング型のLAN形状を持つトークンリ
ングLANを用いたが、バス型のLAN形状を持つトー
クンバスLANを用いてもよい。
【0075】(10) LANを光LANとしてもよ
い。 (11) 無停電電源装置28,30,32は設けなく
てもよい。 (12) 主データ収集端末21とサーバー23とを1
台のパソコンに置き換えてもよい。
【0076】(13) 識別手段を識別コードをFM電
波で発信する小型発信器Tと受信用のアンテナ12,1
3及び復調を行う読取器15にて構成した。これを、参
加者Rの頭や腕等に表示されたゼッケン番号を画像とし
て読み取り、この画像データを画像処理してゼッケンを
識別する画像識別装置とするとともに、識別時の経過時
間を計時するように構成してもよい。
【0077】以下、特許請求の範囲に記載された技術的
思想の外に、前述した実施例で把握される技術的思想を
その効果とともに記載する。 (1) 請求項1に記載の到着順位集計装置において、
識別手段を移動体Rに保持され識別コードを保持する識
別コード発信器Tと、到着位置6に固設され、移動体R
が到着位置6に到着した際、その移動体Rの識別コード
を受信する識別コード読取手段12,13,15とにて
構成した到着順位集計装置。
【0078】このような構成によれば、移動体Rが到着
位置6に到着したときにその識別コードが識別コード読
取手段12,13,15にて読み取られ、識別コードが
読み取られた時に計時される経過時間が経過時間コード
となる。
【0079】(2) 請求項1に記載の到着順位集計装
置において、複数のグループからなる移動体Rの各グル
ープが識別コードに対応して記憶されるグループ記憶手
段23と、グループ記憶手段23に記憶される各移動体
Rのグループを識別コードに基づいて検索し、出力する
グループ出力手段23と、経過時間記憶手段23が記憶
する各移動体Rの経過時間に基づいて、各移動体Rの到
着順位をグループ出力手段23が出力したグループ別に
集計するグループ別集計手段23を備えた到着順位集計
装置。
【0080】このような構成によれば、複数のグループ
からなる移動体Rが同時に移動する場合において、各グ
ループ毎の順位が集計される。 (3) 請求項1に記載の到着順位集計装置において、
移動体Rの到着位置6から離れた位置に配置され、各移
動体Rが保持する識別コード発信機Tを回収する回収手
段16と、回収された識別コード発信機Tの識別コード
を読み取る回収時識別コード読取手段17,18と、移
動体Rが移動開始位置5から移動を開始した時点からの
経過時間を計時する回収時計時手段19と、回収時識別
コード読取手段17,18が識別コードを読み取った時
に回収時計時手段18が計時する経過時間が、その移動
体Rの識別コードに対応して記憶される回収時経過時間
記憶手段19と、回収時経過時間記憶手段19にて記憶
される識別コードが経過時間記憶手段23になかった場
合、前記回収時経過時間記憶手段19が記憶する経過時
間から、その移動体Rが前記計時手段21にて計時され
るべき経過時間を推定する経過時間推定手段23と、経
過時間推定手段23が推定した経過時間に基づいて、到
着位置に到着した移動体Rの到着順位を再集計する再集
計手段23とを備えた到着順位集計装置。
【0081】このような構成によれば、識別コード受信
手段12,13が識別コードを読み取らなかった場合、
その移動体Rの到着順位が回収時に計時される経過時間
に基づいて推定された経過時間にて集計される。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、移動開始位置から到着位置に到着した移
動体を到着した順に識別するとともに、その移動体の経
過時間を計時し、各移動体の到着順位を正しく集計する
ことができる。
【0083】又、請求項2に記載の発明によれば、到着
した移動体を確実に識別するとともに、その経過時間を
計時することができる。又、請求項3に記載の発明によ
れば、各移動体の到着時間及び到着順位を即座に印字発
行することができるため、到着時間及び到着順位を文字
にて直ちに確認することができる。
【0084】又、請求項4に記載の発明によれば、識別
コード発信機の回収を確認するこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した到着順位集計装置の記録集
計装置を示すブロック図である。
【図2】ゼッケンの正面図である。
【図3】ゼッケンの背面側を示す斜視図である。
【図4】マラソンコースの概略平面図である。
【図5】ゴールゲートの概略斜視図である。
【図6】識別コード認識装置を示す斜視図である。
【図7】(a)は参加者Rマスターファイルのデータ内
容を示す概念図であり、(b)はインデックス・マスタ
ファイルのデータ内容を示す概念図であり、(c)は記
録処理ファイルのデータ内容を示す概念図である。
【図8】完走認定証の正面図である。
【図9】別例のマラソンコースのゴールエリア及び回収
エリアを示す平面図である。
【符号の説明】
5…移動開始位置としてのスタートライン、6…到着位
置としてのゴールライン、12,13…識別コード読取
手段としてのアンテナ、15…同じく読取機、16…回
収手段としての回収箱、17…回収時識別コード読取手
段としてのアンテナ、18…同じく読取器、21…計時
手段、経過時間入力手段としての主データ収集端末、2
3…識別コード記憶手段、経過時間記憶手段、集計手
段、個別情報記憶手段、個別情報出力手段、経過時間出
力手段及び回収確認手段としてのサーバー、R…移動体
としての参加者、T…識別コード発信器としての小型発
信器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動開始位置(5)から到着位置
    (6)に移動する複数の移動体(R)のそれぞれに、お
    互いを区別するために付与された識別コードを記憶する
    識別コード記憶手段(23)と、 移動体(R)が到着位置(6)に到着したとき、前記識
    別コード記憶手段(23)が記憶する識別コードに基づ
    いて該移動体(R)を識別する識別手段(12,13,
    15,T)と、 移動体(R)が移動開始位置(5)から移動を開始した
    時点からの経過時間を計時する計時手段(21)と、 各移動体(R)の経過時間が識別コードに対応して記憶
    される経過時間記憶手段(23)と、 識別手段(12,13,15,T)が移動体(R)を識
    別した時に計時手段(21)が計時する経過時間を、そ
    の移動体(R)の識別コードに基づいて前記経過時間記
    憶手段(23)に記憶させる経過時間入力手段(21)
    と、 経過時間記憶手段(23)が記憶する経過時間に基づい
    て、各移動体(R)の到着順位を集計する集計手段(2
    3)とからなる到着順位集計装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の到着順位集計装置にお
    いて、 識別手段(12,13,15,T)は識別コードを発信
    する単一の識別コード発信機(T)と、複数の識別コー
    ド読取手段(12,13,15)とから構成され、 経過時間入力手段(21)は、識別コード受信手段(1
    2,13,15)の内の少なくとも1つが最初に識別コ
    ードを読み取ったときに計時手段(21)が計時する経
    過時間を前記経過時間記憶手段(23)に記憶させるよ
    うにした到着順位集計装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の到着順位集計装置にお
    いて、 氏名、住所、参加部門名、ゼッケン番号等からなる各移
    動体(R)毎の個別情報が識別コードに対応して記憶さ
    れる個別情報記憶手段(23)と、 個別情報記憶手段(23)に記憶される各移動体(R)
    の個別情報を、識別コードに基づいて検索し、出力する
    個別情報出力手段(23)と、 経過時間記憶手段(23)に記憶される各移動体(R)
    の経過時間を、識別コードに基づいて検索し、出力する
    経過時間出力手段(23)と、 集計手段(23)が集計した移動体(R)の到着順位
    を、その移動体(R)の識別コードに基づいて経過時間
    出力手段(23)が出力した経過時間及び同じく識別コ
    ードに基づいて個別情報出力手段(23)が出力した個
    別情報とともに印字する印字手段(25,33)とを備
    えた到着順位集計装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2又は請求項3に記載
    の到着順位集計装置において、 移動体(R)の到着位置(6)から離れた位置に配置さ
    れ、各移動体(R)が保持する識別コード発信機(T)
    を回収する回収手段(16)と、 回収手段(16)に備えられ、識別コード発信機(T)
    が回収される時、その識別コードを読み取る回収時識別
    コード読取手段(17,18)と、 回収時識別コード読取手段(17,18)が読み取った
    識別コードを、識別コード記憶手段(23)が記憶する
    識別コードと対応させ、その識別コードを保持する識別
    コード発信機(T)が回収されたことを確認する回収確
    認手段(23)とを備えた到着順位集計装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006139605A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Seiko Precision Inc リーダライタおよびタイム読み出し方法
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