JPH07244158A - 合成開口レーダ画像の画質評価方法 - Google Patents

合成開口レーダ画像の画質評価方法

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JPH07244158A
JPH07244158A JP6062156A JP6215694A JPH07244158A JP H07244158 A JPH07244158 A JP H07244158A JP 6062156 A JP6062156 A JP 6062156A JP 6215694 A JP6215694 A JP 6215694A JP H07244158 A JPH07244158 A JP H07244158A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アンビギュイテイを精確且つ定量的に判定
し、合成開口レーダ画像の画質を精確に評価する方法を
提供する。 【構成】 アンテナ13、周波数変換器15、遅延回路16等
を備えた能動型反射器12を、合成開口レーダ11の観測領
域に配置し、合成開口レーダ11から到来する電波を受信
して、周波数又は遅延時間を変える処理を施し、反射電
波を合成開口レーダ11に向けて送出する。これにより合
成開口レーダ画像における能動型反射器12の影像が移動
し、移動前の元の影像位置における画素の値を評価する
ことにより画質のアンビギュイテイを定量的に判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成開口レーダで得
られる画像の画質を、精確且つ定量的に判定することの
可能な合成開口レーダ画像の画質評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、人工衛星や航空機等の飛翔体
(プラットフォーム)に搭載した映像レーダ(サイドル
ッキングレーダ)から、移動飛翔体の側方の地上に電波
を発射し、移動しながらこの反射波を受信して合成する
ことにより、比較的小さい開口のアンテナで、実効的に
大開口のアンテナを合成することができるようにした合
成開口レーダはよく知られている。そして、かかる合成
開口レーダは、映像センサとして用いられ、全天候型で
高分解能の画像を得ることができるものである。
【0003】図5は、かかる合成開口レーダの概略構成
を示す図である。図において、101は人工衛星や航空機
等の飛翔体(プラットフォーム)、102 は該飛翔体に搭
載される送信機、103 は受信機、104 は送受分波器、10
5 は受信機103 で受信した受信電波を記録する受信電波
記録装置、106 はアンテナである。
【0004】次に、これらの部材により構成されている
合成開口レーダの動作原理を、図6に基づいて説明す
る。所望の目的により予め設定される特定の航路、また
は軌道Lを、速度Vで移動する人工衛星等の飛翔体101
は、地上からhの高度にある軌道Lに沿って、A0 、A
1 、A2 ・・・・・・・の各位置において、搭載する合
成開口レーダの小開口アンテナ 106から一定時間間隔to
で送信パルス電波を放射する。この送信パルス電波はビ
ーム幅βの広がりで、軌道Lと直角方向に放射され、例
えばA1 点においては、地上の面積BCDEからの反射
波(レーダエコー)となって同じアンテナ106 で受信さ
れる。
【0005】この反射波は、飛翔体101 が速度Vで移動
している間、次々に入力され、地上を距離BCの幅で進
行軌道Lと平行な線l、l′間を観測しながら、各時点
での受信信号として、振幅情報と位相情報が記録装置10
5 に記録される。例えば、対象物の点目標Pは、飛翔体
101 の進行軌道L上の点A0 で送信パルス電波の照射を
受け始め、点A2 で送信パルス電波の照射を受け終わ
る。点目標Pからの反射波はこの間受信され、その受信
信号は距離情報と共に、絶えず変化する相対速度に対応
する位相情報を含んでおり、この受信信号を記録してお
いて、一括演算処理(ホログラフィック処理、すなわち
合成開口処理)することにより、A0 2の長い開口径
s を有するアンテナを用いた場合と実効的に同じ効果
が得られる(合成開口法)。
【0006】このようにして、次々に各位置で取得した
受信信号を記録しておいて合成することにより、実際に
搭載されているアンテナの数十倍〜数万倍の大きさの大
開口アンテナを用いて対象物を観測した場合と等価にな
り、それだけ方位分解能が向上し鮮明な映像が得られる
ことになる。
【0007】ところで、受信信号(エコー信号)201 の
中には、図7においてa,bで示すように所望の観測領
域以外の不要領域からのエコー信号、すなわち不要波も
幾分含まれており、ホログラフィック処理時におけるフ
ーリェ変換の際、スペクトルの折り返しにより、受信信
号スペクトルの処理帯域Fw中に、a′、b′で示すよ
うに分散混入されている。これらの不要領域からの不要
エコー信号は、アジマスアンビギュイテイと呼ばれる。
また不要エコー信号としては、一つ以上前及び又は一つ
以上後の送信パルスのエコー信号が入り込むことがあ
り、これはレンジアンビギュイテイと呼ばれ、これらの
アンビギュイテイ成分が信号に比べ大になると不鮮明な
画像になる。
【0008】そこで合成開口レーダ画像の画質を評価す
る基準として、信号SとアンビギュイテイAとを用い、
例えば、SをAで割ったS/Aという値で評価する場合
がある。一般に合成開口レーダによる観測対象を画像化
するステップには、上記のように、観測対象からの反射
電波をアンテナで受信するステップと、受信信号データ
に合成開口処理を施し画像化するステップが含まれる。
これはアンテナで受信したデータには信号Sの他にアン
テナパターン及びパルス繰り返し周期に起因するアンビ
ギュイテイAが含まれるため、受信信号データに合成開
口処理を施し信号Sを強調し、アンビギュイテイAを低
下させるようにしている。しかし、処理の特性上、アン
ビギュイテイAを零にすることはできないので、このア
ンビギュイテイAを定量的に判定する研究が行なわれて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
ンビギュイテイAを定量的に判定する手段は未だ開発さ
れておらず、従来の合成開口レーダの画像の画質の評価
はアンビギュイテイAを判定するものではなく、S/A
の値に基づくものである。すなわち、合成開口レーダの
画像において、図8に示すように、左側の明るい領域
(例えば陸地)301における○印部分が、近傍の暗い領
域(例えば海域)302 において虚像(○印部分)とし
て、どのように写っているかを人間が視覚的に判断し、
その虚像部分とその周辺位置の画像値を用いることによ
り画質を評価していた。
【0010】しかし、上記従来の画質評価方法は、S/
Aの値を人間が視覚的に判断した結果に基づいて判定す
るものであるため、アンビギュイテイAを定量的に判断
することができないばかりでなく、明るい部分の近傍に
暗い部分がある画像にしか用いることができない評価方
法である。更には、S/Aの値は横(アジマス)方向
(進行方向と同じ)ばかりでなく、縦(レンジ)方向の
成分にも影響されるのであるが、図7に示すようにアジ
マス方向の考慮しか行えない、又はそれとは反対にレン
ジ方向の考慮しか行えないという問題があり、また人間
の目に頼るため客観的な判定が下せない等の問題があ
る。
【0011】本発明は、従来の合成開口レーダ画像の画
質評価方法における上記問題点を解消するためになされ
たもので、画質を精確且つ定量的に判定することの可能
な合成開口レーダ画像の画質評価方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、特許請求の範囲の請求項1記載の発明は、合成開口
レーダからの到来電波の振幅、周波数及び遅延時間を変
化させて反射送出する機能をもつ予め特性が既知の能動
型反射器を合成開口レーダの観測範囲内に設置するステ
ップと、前記能動型反射器において前記合成開口レーダ
からの到来電波を受けて反射送出する反射電波の周波数
を、合成開口レーダから前記能動型反射器に到来する電
波の周波数より、合成開口レーダのアンテナビーム幅に
相当するドップラー周波数帯域幅内で、合成開口レーダ
の観測画像上の前記能動型反射器の影像表示位置が元影
像表示位置から移動するように、オフセットするステッ
プと、前記能動型反射器の画像上の移動前の元影像表示
位置における画素の値を用いてアンビギュイテイを定量
的に検出し、合成開口レーダによる画像の画質を評価す
るステップとで合成開口レーダ画像の画質を評価するも
のである。
【0013】
【作 用】従来、合成開口レーダのシステムを較正する
ために能動型反射器が用いられている。この能動型反射
器は、合成開口レーダの観測領域に配置され、合成開口
レーダから送出される電波を受信した後に、受信電波の
振幅、周波数、及び遅延時間を変化させ、合成開口レー
ダに向けて反射送出するものである。そして合成開口レ
ーダのシステムを較正する際には、振幅を変化させるこ
とにより、画像内での能動型反射器の影像輝度を変化さ
せて合成開口レーダの輝度に関する較正を行うことがで
き、周波数あるいは遅延時間を変化させることにより、
同じく能動型反射器の影像表示位置を変え、合成開口レ
ーダの影像表示位置に関する較正を行うことができるよ
うになっている。
【0014】すなわち、合成開口レーダで得られた受信
データを合成開口処理によって画像化する際は、レーダ
からの距離差に基づくデータ取得時刻の差によってレン
ジ方向の座標を決定し、ドップラー効果による周波数の
変移によってアジマス方向の座標を決定している。その
ため、能動型反射器において、合成開口レーダ画像にお
ける該反射器の影像表示位置が観測画像領域を超えない
ように遅延時間をもたせると、その影像表示位置は図1
の(A)に示す反射器の本来の影像表示位置(○印部
分)1Aより、図1の(B)において1Bで示すように
レンジ方向遠方へ移動する。また能動型反射器におい
て、周波数を合成開口レーダのアンテナビーム幅に相当
するドップラー周波数帯域幅内で大きくするように変化
させると、反射器の影像表示位置は図1の(C)におい
て1Cで示すように合成開口レーダの進行方向と同方向
のアジマス方向に移動し、逆に周波数をレーダアンテナ
ビーム幅に相当するドップラー周波数帯域幅内で小さく
するように変化させると、影像表示位置は図1の(D)
において1Dで示すようにレーダの進行方向とは逆方向
のアジマス方向へ移動する。このように従来の能動型反
射器を用いた合成開口レーダの較正は、画像上の輝度及
び影像の位置を較正するものである。
【0015】本発明は、この合成開口レーダの較正手段
を利用して画質の評価を行うものである。すなわち、較
正手段として用いる能動型反射器の周波数あるいは遅延
時間を変化させると、能動型反射器の影像表示位置が実
際に能動型反射器の存在している位置に対応する本来の
表示位置から移動するため、移動前の能動型反射器の本
来の影像表示位置の画素には何も表示されないはずであ
る。しかし、実際には前述のように、アンテナパター
ン、パルス繰り返し周期及び合成開口処理の特性上、移
動前の能動型反射器の影像表示位置の画素には何らかの
信号が出力される。請求項1記載の発明においては、上
記のように能動型反射器の周波数を変化させて能動型反
射器の影像表示位置を移動させるものであるが、能動型
反射器の信号Sは移動後の影像表示位置の画素に現れて
いるので、移動前の能動型反射器の影像表示位置の画素
に示される値は信号SのアンビギュイテイAとなる。し
たがって、この画素の値を評価することにより、アンビ
ギュイテイAのみを、精確且つ定量的に判定することが
できる。
【0016】請求項2記載の発明は、能動型反射器の周
波数を、能動型反射器に到来する電波の周波数より、合
成開口レーダのアンテナビーム幅に相当するドップラー
周波数帯域幅の整数倍オフセットするものである。これ
により、能動型反射器の移動影像は元の影像表示位置に
現れ、したがって周波数をオフセットさせる前後の能動
型反射器の各影像の画素の値を比較することにより、ア
ンビギュイテイAを定量的に検出することができる。
【0017】請求項3記載の発明は、能動型反射器の反
射送出する反射電波の遅延時間を変えるものである。こ
れにより能動型反射器の影像表示位置は移動し、したが
って移動前の能動型反射器の元影像表示位置の画素の値
を評価することにより、アンビギュイテイAを定量的に
検出することができる。
【0018】請求項4記載の発明は、能動型反射器の反
射電波の遅延時間を、合成開口レーダの送出電波のパル
ス繰り返し周期の整数倍に設定するものである。これに
より、能動型反射器の移動影像は元の影像表示位置に現
れ、したがって遅延時間を変化させる前後における能動
型反射器の各影像の画素の値を比較することにより、ア
ンビギュイテイAを定量的に検出することができる。
【0019】請求項5記載の発明は、能動型反射器の反
射電波の周波数及び遅延時間を変えるものである。これ
により能動型反射器の影像表示位置は斜め方向に移動
し、したがって移動前の能動型反射器の元影像表示位置
の画素の値を評価することにより、アンビギュイテイA
を定量的に検出することができる。
【0020】請求項6記載の発明は、能動型反射器の周
波数を、到来電波の周波数より、合成開口レーダのアン
テナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域幅の整数
倍オフセットすると共に、その遅延時間を、合成開口レ
ーダの送出電波のパルス繰り返し周期の整数倍に設定す
るものである。これにより、能動型反射器の移動影像は
元の影像表示位置に現れ、したがって周波数及び遅延時
間を変化させる前後における能動型反射器の各影像の画
素の値を比較することにより、アンビギュイテイAを定
量的に検出することができる。
【0021】請求項7記載の発明は、上記請求項1〜6
記載の各発明において、能動型反射器のアンテナを、合
成開口レーダ画像において1画素寸法より大きく表示さ
れる有効面積を有するように構成するものである。これ
により、能動型反射器の移動前の元の影像表示位置の画
素には完全に信号を含まれないようにすることができ、
より正確にアンビギュイテイの検出を容易に行うことが
できる。
【0022】
【実施例】次に実施例について説明する。図2は、本発
明に係わる合成開口レーダ画像の画質評価方法の実施例
を説明するための説明図である。図1において、11は合
成開口レーダ、12は合成開口レーダ11の観測領域に配置
された能動型反射器、13は該能動型反射器12のアンテナ
で、合成開口レーダ11から到来する電波を受信し、その
受信電波に処理を施した反射電波を合成開口レーダに向
けて送出するものであり、ダイポールアンテナ、ホーン
アンテナ等どのような形式のアンテナでも用いることが
できる。14はサーキュレータで、受信電波を周波数変換
器15方向へ通し、処理した後の反射電波をアンテナ13方
向へ通すものである。周波数変換器15は受信電波の周波
数を他の周波数に変換するものであり、16は遅延回路
で、受信電波を入力してから反射電波として出力するま
での時間を任意に設定するものである。17は増幅器で、
受信電波の入力電力を任意に増幅するものであり、これ
らの能動型反射器12を構成する各部材は、全て既存の技
術を用いて構成することができる。
【0023】このように、合成開口レーダ11の観測領域
に能動型反射器12を配置することは、先に述べたように
合成開口レーダの較正手段として、従来より実施されて
おり、例えば、1991年に欧州宇宙機関が打ち上げた
人工衛星に搭載した合成開口レーダAMIに関する較正
実験によると、能動型反射器による周波数オフセット量
をf〔Hz〕とすると、合成開口レーダ画像における影
像移動距離は3.2f〔m〕となることが確認されている。
【0024】したがって、この較正手段を利用して、周
波数をオフセットすることにより、能動型反射器の影像
は周波数をオフセットしない場合の元影像表示位置より
移動し、元影像表示位置にはアンビギュイテイAのみが
示されることになり、その元影像表示位置の画素の値を
評価することにより、合成開口レーダ画像の画質のアン
ビギュイテイAを定量的に判定することができる。
【0025】なお、アンビギュイテイAは、アンテナパ
ターン、パルス繰り返し周期及び合成開口処理に起因し
て発生し、観測対象からの直接の影響は非常に小さいも
のであるので、近傍の画素間のアンビギュイテイAの差
異は殆どないと考えて差し支えない。したがって、能動
型反射器の影像の表示位置が移動した後の元影像表示位
置のアンビギュイテイAの値は、その近傍の画素のアン
ビギュイテイAの値と同じであるとみなすことができ
る。能動型反射器の元影像表示位置の近傍の画素には信
号及びアンビギュイテイ(S+A)が現れているので、
この画素の値(S+A)と能動型反射器の元影像表示位
置の画素の値Aより、S/Aを求めることができる。し
たがって、上記評価方式を用いることにより、従来と同
様の評価も行うことができ、しかも従来の方法よりも精
確で定量的なものとなる。
【0026】上記能動型反射器2において周波数を変化
させる際に、合成開口レーダアンテナのアンテナビーム
幅に相当するドップラー周波数帯域幅を超えてオフセッ
トさせると、例えば変化量がプラス方向に大きい場合
は、図3の(A)に示す周波数を変える前の影像(○印
部分)3Aは、図3の(B)において3A′で示すよう
に合成開口レーダの進行方向(右側)に画面を超えてし
まうが、図3の(B)において3Bで示すように、画面
を超えた分に相当する長さdだけ、画面の合成開口レー
ダの進行方向とは反対側の端(左側)から離れた位置に
影像が現れる。これは、1画面のアジマス方向の幅はレ
ーダアンテナビーム幅に相当するからであり、本来なら
ば画面には現れない影像であるが、合成開口処理上必然
的に現れる。したがって、周波数がプラス方向にレーダ
アンテナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域幅だ
けオフセットしていれば、その移動した影像は周波数を
変化させない場合の元影像表示位置に表示されるように
なる。周波数がマイナスの方向にレーダアンテナビーム
幅に相当するドップラー周波数帯域幅だけオフセットし
ている場合も同様である。
【0027】したがって、能動型反射器における周波数
オフセットをレーダアンテナビーム幅に相当するドップ
ラー周波数帯域幅の整数倍にすると、能動型反射器の影
像は元の表示位置に画像化される。この能動型反射器の
周波数オフセットによる元の表示位置に画像化される能
動型反射器の影像の画素の値には、上記のように、この
影像は本来ならば画面に現われない影像であって、合成
開口処理上現われるものなので、信号成分は含まれてお
らず、周波数のオフセット量に対応するアンビギュイテ
イ成分のみである。そして、このアンビギュイテイ成分
は、前記第1実施例で求められるアンビギュイテイに比
べると遙かに大きな値である。
【0028】能動型反射器において周波数をオフセット
させる場合に、上記のように設定することにより、能動
型反射器の影像は合成開口レーダ画像上で元の表示位置
に現れる。そして能動型反射器の影像は、その電波的特
性が既知であるため、周波数をオフセットさせない状態
では画像上に如何なる値で示されるかは定っている。そ
のため、上記のように周波数をオフセットさせた場合の
能動型反射器の影像の画像の値と、周波数をオフセット
させない状態での画素の値とを比較することによって、
合成開口処理上現れるアンビギュイテイのみを定量的に
判定することが可能となる。
【0029】1992年に宇宙開発事業団が打ち上げた
人工衛星に搭載された合成開口レーダSARにおいて
は、合成開口処理を行うドップラー周波数帯域幅は1200
〔Hz〕に設定されているので、能動型反射器による周
波数オフセット量fを1200〔Hz〕の整数倍にすると、
能動型反射器の影像は、元の表示位置に示され、したが
って、その位置の画像値を評価することにより、画質の
アンビギュイテイを定量的に判定することができる。
【0030】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。この実施例は、合成開口レーダにより得られたデー
タを合成開口処理によって画像化する際に、能動型反射
器において、該能動型反射器の影像位置が観測画像領域
を超えないように遅延時間をもたせるものである。この
ように遅延時間を設定することにより、影像は元の表示
位置よりレンジ方向遠方へ移動する。したがって、周波
数をオフセットした場合と同様に、元影像表示位置には
アンビギュイテイAのみが示されることになり、その元
影像表示位置の画素の値を評価することにより、合成開
口レーダ画像の画質のアンビギュイテイAを定量的に判
定することができる。
【0031】例えば、図4に示すように、電波の伝播速
度を c〔m/s〕、観測領域に設置されている能動型反
射器4Aへの合成開口レーダ4Bからの電波の入射角を
θ〔度〕とすると、能動型反射器4Aの遅延回路の遅延
時間がτ〔s〕の場合は、能動型反射器4Aの影像は画
像上において、 cτ/ sinθ〔m〕だけレンジ方向の遠
方へ移動する。したがって、観測範囲の最も遠い地点4
Cと能動型反射器4Aの位置とのレンジ方向の距離をR
〔m〕とすると、遅延時間をR sinθ/c〔s〕以下
で、移動した影像の画素が移動前の元の影像位置の画素
と重ならなくなる時間以上(2画素に対応する時間以
上)とすることにより、能動型反射器の移動前の元の影
像位置の画素にはアンビギュイテイAのみが表示される
ので、その画素の値を評価することにより、画質のアン
ビギュイテイAを定量的に判定することができる。
【0032】次に第4実施例について説明する。上記第
3実施例において、能動型反射器で遅延時間を変化する
際、遅延時間を合成開口レーダから放射される電波パル
スの周期の整数倍に設定すると、能動型反射器から反射
送出される反射電波は、遅延時間をもたないで反射送出
される反射電波パルスより幾つかのパルス分遅れて、合
成開口レーダから放射された電波パルスに対する他の観
測領域からの反射電波と同時に、合成開口レーダに戻る
ことになる。そのため、本来現れない能動型反射器の影
像が画像上において元の表示位置に現れ、画質を劣化さ
せる原因となる。これは先の周波数をオフセットさせる
場合と同様に、合成開口処理上避けられないものなの
で、信号成分は含まれておらず、遅延時間の変化量に対
応するアンビギュイテイ成分のみである。そして、この
アンビギュイテイ成分は前記第3実施例で求められるア
ンビギュイテイに比べると遙かに大きいものである。先
に述べたように、能動型反射器はその電波的特性が既知
であるため、遅延時間を変化させない状態では画像上で
如何なる値で示されるかは定っている。そのため、上記
のように遅延時間を変化させた場合の影像の画素の値
と、遅延時間をもたせない状態での元の影像の画素の値
とを比較することによって、合成開口処理上現れるアン
ビギュイテイのみを定量的に判定することができる。
【0033】例えば、合成開口レーダのパルス繰り返し
周期がT〔S〕であったとすると、遅延回路の遅延時間
を nT〔S〕(n:整数)に選定すると、能動型反射器
の影像は、元の影像表示位置に表示されるので、その位
置における画素の値を評価することにより、画質のアン
ビギュイテイを定量的に判定することができる。
【0034】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。この実施例は、合成開口レーダにより得られたデー
タを合成開口処理によって画像化する際に、能動型反射
器において、周波数をオフセットすると共に、能動型反
射器の影像位置が観測画像領域を超えないように遅延時
間をもたせるものである。これにより、能動型反射器の
影像は、元の影像表示位置より斜め方向に移動して表示
される。したがって、第1あるいは第3実施例の周波数
あるいは遅延時間を変えた場合と同様に、元の影像表示
位置にはアンビギュイテイAのみが示されることにな
り、その元の影像表示位置の画素の値を評価することに
より、合成開口レーダ画像の画質のアンビギュイテイA
を定量的に判定することができる。
【0035】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。この実施例は、上記第5実施例において、能動型反
射器の周波数及び遅延時間を変える際に、周波数のオフ
セットをレーダアンテナビーム幅に相当するドップラー
周波数帯域幅の整数倍にすると共に、遅延時間を合成開
口レーダから送出される電波パルスの周期の整数倍とす
るものである。このように周波数オフセット量及び遅延
時間を設定することにより、能動型反射器の影像は、第
2及び第4実施例と同様に、元の表示位置に現れる。こ
の元の表示位置に現れる影像は、上記第2及び第4実施
例と同様に合成開口処理上現れるものなので、信号成分
は含まれておらず、周波数のオフセット量及び遅延時間
の変化量に対応するアンビギュイテイ成分のみである。
したがって、周波数及び遅延時間を変えた場合の影像の
画素の値と、元の表示位置の画素の値とを比較すること
によって、アンビギュイテイのみを定量的に検出するこ
とができる。
【0036】合成開口レーダにおける合成開口処理によ
り得られるデータを画像化する場合、出力は1画素毎の
データとして出力されるので、能動型反射器のアンテナ
有効面積寸法は少くても1画素を覆う大きさがなければ
ならない。すなわち、合成開口レーダで得られる画素の
大きさは一定であるが、観測対象内での画素の位置は、
合成開口レーダの移動軌跡の変動、合成開口レーダの姿
勢変動等により必ずしも定まっていない。そのため能動
型反射器のアンテナ有効面積寸法は、この点を考慮した
上で1画素を覆うように決定する必要がある。そのため
能動型反射器のアンテナ有効面積寸法は、アジマス方向
については1画素のアジマス方向寸法の2倍以上とし、
レンジ方向については1画素のレンジ方向寸法の2倍以
上とすることにより、必ず1画素を覆うことができる。
このように、能動型反射器の大きさを決定すると、周波
数あるいは遅延時間を変えて、能動型反射器の影像を画
像上において移動させた場合、能動型反射器の影像デー
タを含む1画素以上の信号が、全て画像上において他の
位置の画素に移動するため、能動型反射器の移動前の元
の影像表示位置の画素には全く信号が含まれず、アンビ
ギュイテイAのみが含まれるのみであり、精確にアンビ
ギュイテイAを判定することができる。
【0037】また、能動型反射器のアンテナ有効面積寸
法が1画素を覆っていない場合でも、能動型反射器によ
り反射される信号は1画素中のそれ以外の部分から反射
される信号よりも相当大きいので、精確なアンビギュイ
テイAの定量的な判定はできないが、従来のS/Aを用
いて画質を判定する方法と比較すると、精確な画質の判
定を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、合成開口レーダの較正に用いられ
る能動型反射器を利用し、該能動型反射器の影像を移動
前の元の表示位置から移動させ、移動前の元の表示位置
の画素の値に基づいて、あるいは移動後の表示位置の画
素の値及び移動前の元の表示位置の画素の値に基づい
て、アンビギュイテイを判定するようにしたので、アン
ビギュイテイを精確に且つ定量的に判定することがで
き、合成開口レーダ画像の画質を精確に評価することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】能動型反射器の周波数オフセット及び遅延時間
を変化させた場合の、合成開口レーダ画像における能動
型反射器の影像の移動態様を示す図である。
【図2】本発明に係わる合成開口レーダ画像の画質評価
方法の実施例を説明するための説明図である。
【図3】能動型反射器の周波数オフセットをレーダアン
テナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域幅を超え
て変化させた場合の、能動型反射器の影像の移動態様を
示す図である。
【図4】能動型反射器に遅延時間をもたせた場合におけ
る影像の移動態様を説明するための図である。
【図5】一般的な合成開口レーダの概略構成を示す図で
ある。
【図6】図5に示した合成開口レーダの動作原理を説明
するための説明図である。
【図7】合成開口レーダの受信信号スペクトルの処理帯
域中に分散されるアジマスアンビギュイテイ成分を示す
図である。
【図8】従来のS/Aの値により画質を評価する方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
11 合成開口レーダ 12 能動型反射器 13 アンテナ 14 サーキュレータ 15 周波数変換器 16 遅延回路 17 増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成開口レーダからの到来電波の振幅、
    周波数及び遅延時間を変化させて反射送出する機能をも
    つ予め特性が既知の能動型反射器を合成開口レーダの観
    測範囲内に設置するステップと、前記能動型反射器にお
    いて前記合成開口レーダからの到来電波を受けて反射送
    出する反射電波の周波数を、合成開口レーダから前記能
    動型反射器に到来する電波の周波数より、合成開口レー
    ダのアンテナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域
    幅内で、合成開口レーダの観測画像上の前記能動型反射
    器の影像表示位置が元影像表示位置から移動するよう
    に、オフセットするステップと、前記能動型反射器の画
    像上の移動前の元影像表示位置における画素の値を用い
    てアンビギュイテイを定量的に検出し、合成開口レーダ
    による画像の画質を評価するステップとを含むことを特
    徴とする合成開口レーダ画像の画質評価方法。
  2. 【請求項2】 合成開口レーダからの到来電波の振幅、
    周波数及び遅延時間を変化させて反射送出する機能をも
    つ予め特性が既知の能動型反射器を合成開口レーダの観
    測範囲内に設置するステップと、前記能動型反射器にお
    いて前記合成開口レーダからの到来電波を受けて反射送
    出する反射電波の周波数を、合成開口レーダから前記能
    動型反射器に到来する電波の周波数より、合成開口レー
    ダのアンテナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域
    幅の整数倍オフセットし、前記能動型反射器の移動影像
    表示位置を、周波数をオフセットしない場合の前記能動
    型反射器の元影像表示位置に一致させるステップと、前
    記周波数をオフセットさせた場合の前記能動型反射器の
    影像の画素の値と、前記周波数をオフセットさせない場
    合の前記能動型反射器の影像の画素の値を比較してアン
    ビギュイテイを定量的に検出し、合成開口レーダによる
    画像の画質を評価するステップとを含むことを特徴とす
    る合成開口レーダ画像の画質評価方法。
  3. 【請求項3】 合成開口レーダからの到来電波の振幅、
    周波数及び遅延時間を変化させて反射送出する機能をも
    つ予め特性が既知の能動型反射器を合成開口レーダの観
    測範囲内に設置するステップと、前記能動型反射器にお
    いて前記合成開口レーダからの到来電波を受けて反射送
    出する反射電波の遅延時間を、合成開口レーダの観測画
    像上の前記能動型反射器の影像表示位置が観測画像領域
    を超えない範囲で元影像表示位置から移動するように設
    定するステップと、前記能動型反射器の画像上の移動前
    の元影像表示位置における画素の値を用いてアンビギュ
    イテイを定量的に検出し、合成開口レーダによる画像の
    画質を評価するステップとを含むことを特徴とする合成
    開口レーダ画像の画質評価方法。
  4. 【請求項4】 合成開口レーダからの到来電波の振幅、
    周波数及び遅延時間を変化させて反射送出する機能をも
    つ予め特性が既知の能動型反射器を合成開口レーダの観
    測範囲内に設置するステップと、前記能動型反射器にお
    いて前記合成開口レーダからの到来電波を受けて反射送
    出する反射電波の遅延時間を、合成開口レーダの送出電
    波のパルス繰り返し周期の整数倍に設定し、前記能動型
    反射器の移動影像表示位置を、反射電波を遅延させない
    場合の前記能動型反射器の元影像表示位置に一致させる
    ステップと、前記遅延時間をもたせた場合の前記能動型
    反射器の影像の画素の値と、前記遅延時間をもたせない
    場合の前記能動型反射器の影像の画素の値を比較してア
    ンビギュイテイを定量的に検出し、合成開口レーダによ
    る画像の画質を評価するステップとを含むことを特徴と
    する合成開口レーダ画像の画質評価方法。
  5. 【請求項5】 合成開口レーダからの到来電波の振幅、
    周波数及び遅延時間を変化させて反射送出する機能をも
    つ予め特性が既知の能動型反射器を合成開口レーダの観
    測範囲内に設置するステップと、前記能動型反射器にお
    いて前記合成開口レーダからの到来電波を受けて反射送
    出する反射電波の周波数を、合成開口レーダから前記能
    動型反射器に到来する電波の周波数より、合成開口レー
    ダのアンテナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域
    幅内でオフセットし、且つ反射送出する反射電波の送出
    を遅らせ、合成開口レーダの観測画像上の前記能動型反
    射器の影像表示位置が観測画像領域を超えない範囲で元
    影像表示位置から移動させるステップと、前記能動型反
    射器の画像上の移動前の元影像表示位置における画素の
    値を用いてアンビギュイテイを定量的に検出し、合成開
    口レーダによる画像の画質を評価するステップとを含む
    ことを特徴とする合成開口レーダ画像の画質評価方法。
  6. 【請求項6】 合成開口レーダからの到来電波の振幅、
    周波数及び遅延時間を変化させて反射送出する機能をも
    つ予め特性が既知の能動型反射器を合成開口レーダの観
    測範囲内に設置するステップと、前記能動型反射器にお
    いて前記合成開口レーダからの到来電波を受けて反射送
    出する反射電波の周波数を、合成開口レーダから前記能
    動型反射器に到来する電波の周波数より、合成開口レー
    ダのアンテナビーム幅に相当するドップラー周波数帯域
    幅の整数倍オフセットし、且つ前記能動型反射器におい
    て反射送出する反射電波の遅延時間を合成開口レーダの
    送出電波のパルス繰り返し周期の整数倍に設定し、前記
    能動型反射器の移動影像表示位置を、反射電波の周波数
    をオフセットせず、且つ遅延させない場合の前記能動型
    反射器の元影像表示位置に一致させるステップと、前記
    周波数をオフセットし且つ遅延時間をもたせた場合の前
    記能動型反射器の影像の画素の値と、前記周波数をオフ
    セットせず且つ遅延時間をもたせない場合の前記能動型
    反射器の影像の画素の値を比較してアンビギュイテイを
    定量的に検出し、合成開口レーダによる画像の画質を評
    価するステップとを含むことを特徴とする合成開口レー
    ダ画像の画質評価方法。
  7. 【請求項7】 前記能動型反射器は、合成開口レーダに
    よる観測画像において1画素寸法より大きく表示される
    有効面積を有するアンテナを備えていることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の合成開口レーダ
    画像の画質評価方法。
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