JPH07243484A - 双動式動的背隙防止駆動装置 - Google Patents

双動式動的背隙防止駆動装置

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JPH07243484A
JPH07243484A JP2289394A JP2289394A JPH07243484A JP H07243484 A JPH07243484 A JP H07243484A JP 2289394 A JP2289394 A JP 2289394A JP 2289394 A JP2289394 A JP 2289394A JP H07243484 A JPH07243484 A JP H07243484A
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gear
driving
worm shaft
drive
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Tai-Her Yang
泰和 楊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運動中動的に背隙を防止できる双動式動的背隙
防止駆動装置を提供する。 【構成】一種の双動式動的背隙防止駆動装置で、主とし
て原動となるウォームシャフト102と移動量操御ウォ
ームシャフト105と此等に噛み合わせるウォームギア
106から成り、装置が駆動されると、その中の一本の
原動ウォームシャフト102は比較的速く回転駆動し、
ウォームギア106に常に力を加え、もう一本のウォー
ムシャフト105は移動量操御シャフトで同じウォーム
ギア106に噛み合わせてあり、ウォームギア106に
は常に加力ウォームギアの力がかかっているので、移動
量操御ウォームシャフト105は常に逆方向に押されて
ウォームギア106を押さえ付け、ウォームギア106
は不可逆伝動であるので、ウォームギア106と二本の
ウォームシャフト102,105間は無間隙状態を呈
し、この時、移動量操御シャフト受圧方向に向けて後退
させる即ちゆるめるとウォームギア106は加力原動ウ
ォームシャフト102の駆動によって追跡移動し、移動
量操御シャフト105を押しつける位置まで前進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一種の複動式動的背隙防
止駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は複動式動的駆動装置を既に発明
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれには背隙を
防止する必要がある。本発明は運動中動的に背隙を防止
できる双動式動的背隙防止駆動装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】主として、原動力となる
ウォームシャフトと移動量操御用ウォームシャフトとこ
れらとかみ合うウォームギアから成るウォームギアセッ
トを有する。図7示のように上記の装置は下記のものを
含む。不可逆伝動の被動体A及びこれとかみ合う2組の
動力来源である源動体で、その中の一組は加力原動体B
で、他の一組は移動量操御源動体Cである。その特徴は
加力原動体B或いは移動量操御原動体Cは被動体Aに対
して不可逆加力伝動を行うものである。前記被動体Aは
ウォームギアでもよく、又加力原動体B及び移動量操御
原動体Cはウォームシャフトでもよい。或いは被動体A
は伝動ナットを有する被動体でよく、加力原動体B及び
移動量操御原動体Cはボルトセットでもよい(原動体と
被動体のボルトとナットも同じく互換設置することがで
きる)。こうすることによって双方向伝動を構成し、負
荷の背隙状態によって自動的に速度差を調整する動的背
隙防止装置で、その作用し原理は下記の通りである。
【0005】加力原動体Bと移動量操御原動体Cの被動
体Aに対する関係は次の通りである。静止している時
は、加力原動体B及び移動量操御原動体Cも静止してい
るが、加力原動体Bの被動体Aに対するかみ合わせ部は
押付密着状態を呈し、移動量操御原動体Cの被動体Aに
対するかみ合わせ部は渋滞密着状態を呈するので、被動
体Aは加力原動体B及び移動量操御原動体Cに対して無
背隙状態を呈する。駆動して位置が移動する時は、駆動
方向によってその中の一組のウォームシャフト(或いは
ボルトナットセット)を原動体とし、加力原動体Bから
移動量操御原動体Cの押付密着面に推動圧力を加える
と、この時移動量操御原動体Cは被動体Aに対して渋滞
密着位置にあり、しかも被動体Aは移動量操御原動体C
に対して不可逆伝動であるので、この状態は被動体Aと
移動量操御原動体Cの密着位置に1つの静圧を形成す
る。移動量操御原動体Cをゆるめる方向に回すと、被動
体Aは移動量操御原動体Cのゆるめた分だけ追跡駆動
し、負荷背隙状態により自動的に速度差複式動的背隙防
止駆動システムを形成する。移動量操御原動体Cが停止
すると、このシステムは元来の無背隙静止状態に戻る。
反対方向に駆動すると原動体Bと操御原動体Cは瞬間的
に機能交換が行われ、Bが操御原動体となり、Cが原動
体となって交換方向は瞬間的に無背隙となる。
【0006】上記加力原動体B及び移動量操御原動体C
の動力来源は一つの共同動力源か或いは各個別独力動力
来源でもよい。その中加力原動体Bの動力源の駆動速度
BSと移動量操御原動体Cの駆動移動速度CS両者の関
係はBS≧CSとなり、負荷背隙状態によって自動的に
速度差を調整する。この時のBSは静止状態と駆動静圧
を有する状態を含む。同様にして反対回転する時の関係
はCS≧BSである。
【0007】この駆動動力の構成方式は下記の通りであ
る。 単動力源連合式駆動システム:単一回転動力源で、人
力、ステップモーター、サーボモーター、普通型交直流
モーター及び一般機械力操御駆動及び流体モーター等の
回転駆動動力により構成されたもので、その特徴は動力
源回転動力は歯車システムの分配を受けて原動体に入力
し、被動体を回転させる回転速度は移動量操御原動体に
入力して被動体を回転させる回転速度よりも高く、且つ
原動体に伝わる回転動力は一つの機械式或いは電磁式径
方向或いは軸方向式構造でトルク選択と滑動回転可能な
噛み合わせ装置と噛み合わせ、自動的にシステム中の原
動体及び移動量操御原動体の速度差を分配するもの: 個別動力源分離式駆動システム:その構成特徴は(1)
両原動体の駆動モーター間はトルク制御のできる駆動運
転である。(2)原動体と操御原動体の駆動速度が同じ
でなく、後者の回転速度が遅い。そのトルク制御及び速
差制御方式は電流制御方式及び機械制御方式があり、又
移動量操御原動体の駆動方式にはステップモーター、サ
ーボモーター、普通型交直流モーター、一般機械力操御
駆動及び流体モーター等回転駆動動力がある。
【0008】
【作用】装置が駆動される時はその中の一組の原動ウォ
ームシャフトは比較的速く回転し、ウォームギアに常に
力を加え、もう一組のウォームシャフトは移動量操御シ
ャフトで、これもこのウォームギアセットに噛み合わせ
てある(或いは同軸に取り付けた同ウォーム長又は異な
ったウォーム長のウォームギアセット)。加力ウォーム
シャフトは常にウォームギアに力を加えているので、移
動量操御ウォームシャフトは常にウォームギアに押しつ
けられている。又ウォームギアセットは不可逆伝動であ
るので、ウォームギアと両ウォームシャフトの間には間
隙がなく、この時移動量操御ウォームシャフトを駆動し
圧力を受けた方向に後退させると、ウォームギアセット
は加力原動ウォームシャフトの駆動を受けて追跡移動を
行い、移動量操御ウォームシャフトに密着する迄動き、
負荷背隙状態によって自動的に速度を調整する動的背隙
防止駆動システムを形成する。これと反対に、この2組
のウォームギアセットの加力伝動構造を変えて、上記原
動ウォームシャフトの駆動を一定にし、移動量操御ウォ
ームシャフトの駆動を比較的速度の速いトルク制限可滑
りかみ合わせ伝動にして、移動量操御ウォームシャフト
と共にウォームギアの負荷を分かち、無隙の正反回転駆
動を行うもので、上述の原理に基づき運動中動的に背隙
を防止できるものである。上記の不可逆伝動素子は又、
ボルト・ナットセットによって構成され、工作台や機械
構造を駆動するのに使われることもできる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)図1は単動力源双駆動軸連合駆動の例で、
図1に示す構造中の主要構成は下記のものを含む。原動
入力に使われ、ハンドル100を有する(又は機械力駆
動)小歯車101は原動ウォームシャフト102と同方
向に回転し、且つ一つのトルク制限滑動可能な噛み合わ
せ装置103を介して原動ウォームシャフト102に噛
み合わせて伝動し、小歯車101は逆方向減速歯車10
4と噛み合って減速と反対方向の回転動力を提供し、一
つの単方向伝動装置107と噛み合って減速歯車104
に伝動して反対方向の駆動を行い、移動量操御ウォーム
シャフト105を回転させ、更に原動ウォームシャフト
と共にウォームギア106を駆動し、負荷背隙状態によ
り自動的に速度差を調整する双動式同的背隙防止駆動が
行われる。移動量操御ウォームシャフト105には第二
原動中歯車111′を嵌設し、トルク制限滑動可能な噛
み合わせ装置113を移動量操御ウォームシャフト10
5に噛み合わせる。中歯車111′はもう1本のウォー
ムシャフト上の中歯車101′と噛み合う外、これと連
動する小歯車111はもう1本のウォームシャフト上で
これと噛み合う逆方向減速歯車114と共に減速と反対
方向の回転動力を提供し、一つの単方向伝動装置117
の噛み合わせ伝動により、減速歯車114が反対方向の
駆動を行う時にウォームシャフト105をも回転させ、
更に移動量駆動ウォームシャフト105はウォームギア
106に対して逆方向駆動を行って両ウォームシャフト
の機能交換を行い、又ウォームギアに対する押しつけ面
と渋滞面も同時に交換するが方向交換背隙がなく、且つ
負荷背隙状態によって自動的に速度差を調整する双動式
同的背隙駆動を行うもので、前記第一原動小歯車101
と第二原動小歯車111の間には別に伝動中歯車10
1′と111′が互いに噛み合って(又は中間歯車或い
はその他の伝動素子より構成)いて、両者間は反対方向
の伝動関係にあり、ハンドル100の正反回転駆動中に
夫々ウォームギアを駆動するもの:上記トルク制限滑動
可能な噛み合わせ装置は電磁式及び機械式構成のものを
含み、又構造空間や形態によって相互の伝動素子例えば
傘形歯車、或いは直歯歯車等適当に選択し、必要に応じ
て中間の歯車を組み込むこともできる。又、反対に両ウ
ォームシャフトの加力伝動構造に対する配置を変え、前
後原動ウォームシャフトの駆動を一定にさせる為に、移
動量操御ウォームシャフトの駆動を比較的回転の早いト
ルク制限滑動な噛み合わせ伝動にし、負荷ウォームギア
に対して無隙正反回転の駆動を行う。
【0010】ウォームシャフト抑制渋滞補助装置D10
00;一種の機械滑動摩擦式或いは流力渋滞式或いは電
磁渦流渋滞式等の慣習渋滞装置より構成される。本項装
置はシステムの必要に応じて設け、ウォームシャフト駆
動時その渋滞性を慣性より大きく保ち、駆動系統の動力
源が中断した時或いは特定の緩和減速(slow down) 過程
に於いて確実にウォームシャフトの慣性を抑制するも
の。本項ウォームシャフト慣性抑制渋滞補助装置D10
00は両ウォームシャフトの一端と静止機殻の間に設置
される。
【0011】静止制動補助装置B1000:機械操御或
いは流力又は電磁操御の補助的制動ブレーキで、必要に
応じて設けられ、システムが長時間静止状態に停留した
時に制動作用を発生して、ウォームシャフトとウォーム
ギア間の密着性が外力によって弛緩するのを防ぐもの:
この静止制動補助装置B1000は両ウォームシャフト
の一端と静止機殻間に設置される。 (実施例2)図2は原動ウォームシャフト定速駆動移動
量操御ウォームシャフトが比較的高速でトルク制限滑動
可能な噛み合わせ駆動による双動式動的背隙防止駆動装
置の実施例である。図2は図1中に示したような操作入
力側から両ウォームシャフト間の分配伝動系統に調整を
加え、その中の加力原動体Bの動力源の駆動速度BSと
移動量操御原動体Cの駆動移動速度CSの両者の関係を
BS≦CSとし、負荷背隙状態により自動的に速度差を
調整する。その中のBSは静止状態を含み、且つ静圧駆
動状態を有する。同様にして反対回転時の関係はCS≦
BSである。
【0012】前記駆動力の構成方式を以下に説明する。 個別動力源分離式駆動システム:その構成の特徴は
(1)両原動体の駆動モーター間はトルク制御可能の駆
動運転である。(2)原動体と操御原動体の駆動回転速
度は同じでなく、後者の方が速く、そのトルク制御及び
速度差制御の方式は電流制御方式及び機械方式のもの
で、移動量操御原動体の駆動方式はステップモーター、
サーボモーター、普通型交直流モーター及び一般機械力
操御駆動、及び流体モーター等の回転駆動動力を含む。
【0013】単動力源連合式駆動システム:その構成は
一つの単一動力源即ち人力、ステップモーター、サーボ
モーター、普通型交直流モーター及び一般機械力操御駆
動、流体モーター等の回転駆動動力を含む。その特徴は
回転動力源から伝動歯車システムの分配を経て原動体に
入力して被動体を回転させる速度は移動量操御原動体に
入力して被動体を回転させる速度よりも遅く、移動量操
御原動体に入力する回転動力は一つの機械式或いは電磁
式径方向或いは軸方向構造を経てトルク制限滑動可能な
噛み合わせ装置と噛み合わせ、自動的にシステム中の原
動体及び移動量操御原動体の速度差を分配するもの。
【0014】図2に示す構造の中、その主な構成は下記
のものを含む。原動入力で且つハンドル200を有する
(或いは機力駆動)大歯車201は原動ウォームシャフ
ト210と同方向に回転し、且つ単方向伝動装置205
を介して原動ウォームシャフト210に噛み合ってい
る。大歯車201は又、逆方向加速歯車202と噛み合
って、加速と逆方向回転動力を提供し、更に一つのトル
ク制限滑動可能な噛み合わせ装置207と噛み合って移
動量操御ウォームシャフト209を回転させる。移動量
操御ウォームシャフト209と原動ウォームシャフトは
共同でウォームギア211を駆動し、負荷背隙状態によ
って自動的に速度差を調整する双動式動的背隙防止駆動
が行われる。移動量操御ウォームシャフト209には加
速歯車202と連結された第二原動中歯車202′が嵌
設されてあって、共に一つのトルク制限滑動可能な噛み
合わせ装置207を介して移動量操御ウォームシャフト
209と噛み合っている。中歯車202′は原動ウォー
ムシャフト上に嵌設した中歯車203′と噛み合い、中
歯車203′は小歯車203と連結して共にトルク制限
滑動可能な装置208を介して原動ウォームシャフト2
10に噛み合い、且つ小歯車203はもう一本のウォー
ムシャフト209と噛み合う逆方向減速歯車204に対
し減速と反対方向回転の動力を提供する。減速歯車20
4とウォームシャフト209の間には一つの単一方向伝
動装置206を設け、減速歯車204が反対方向の駆動
を行う時にウォームシャフト209も回転させ、これに
よってウォームギア211を駆動し、2本のウォームシ
ャフトの機能を交換させる。ウォームギアに対する押し
付け面と渋滞面もまた同時に交換されるが、方向変換に
よる背隙はなく、且つ負荷背隙状態によって自動的に速
度差の調整が行われる双動式動的背隙防止駆動が進めら
れる。
【0015】ウォームシャフト慣性抑制渋滞補助装置D
1000:一種の機械滑動摩擦式或いは流力渋滞式或い
は電磁渦流渋滞式等の慣習渋滞装置より構成されるもの
で、本装置はシステムの必要に応じて設けられ、ウォー
ムシャフトの駆動時、その渋滞性を慣性より大きく保
ち、駆動系統の動力源が中断した時或いは特定の緩和減
速(slow down) 過程に於いて、確実にウォームシャフト
の慣性を抑制できるもの:このウォームシャフト慣性抑
制渋滞補助装置D1000は両ウォームシャフトの一端
と静止機殻の間に設置される; 静止制動補助装置B1000:機械操御或いは流力又は
電磁操御の補助的制動ブレーキで、必要に応じて設置
し、システムが長時間静止状態に停留した時に制動作用
を発生し、ウォームシャフトとウォームギア間の密着性
が外力によって弛緩するのを防ぐもの。この静止制動補
助装置B1000は両ウォームシャフトの一端と静止機
殻間に設置されている。 (実施例3)図3に示す単動力源連合式駆動システムの
分離式歯車系統応用例は主として2組のウォームシャフ
ト歯車システムを3対に分けて相対したものである。
【0016】原動ウォームシャフト301と移動量操御
ウォームシャフト302を夫々単方向伝動装置303,
304を設けた伝動歯車305,306及びトルク制限
滑動可能な装置307,308の伝動歯車309,31
0に噛み合わせ、伝動歯車309とトルク制限滑動可能
装置307の間に単方向伝動装置317を設け、又伝動
歯車310とトルク制限滑動可能装置308の間に単方
向伝動装置318を設けてある。原動ウォームシャフト
301及び移動量操御ウォームシャフト302は夫々フ
ックやその他の方式で伝動歯車311,312を固定
し、伝動歯車311と310は噛み合って伝動する。そ
の噛み合わせは歯車311の直径が大きく310の方が
小さい。歯車309と312も噛み合わせ伝動するが直
径は312の方が大きく309の方が小さい。この外歯
車305と306の噛み合わせ伝動し、噛み合わせ関係
は等速である。
【0017】原動ウォームシャフト301と移動量操御
ウォームシャフト302は単方向伝動装置303,30
4に噛み合わせた伝動歯車305,306と噛み合い、
正反方向に駆動されるが、その中の一組はウォームシャ
フトに動力を入力し、他の一組は空転する。そして正反
回転する時はその作用も相反する。原動ウォームシャフ
ト301上の伝動歯車セット309はトルク制限滑動可
能装置307及び307に嵌設した単方向伝動装置31
7を介して原動ウォームシャフト301と噛み合い、
又、歯車309は従動ウォームシャフト302に連結し
た歯車312と噛み合っている。
【0018】従動ウォームシャフト302上の伝動歯車
310はトルク制限滑動可能装置308及び308に嵌
設された単方向伝動装置318を介してウォームシャフ
ト302と噛み合い、歯車310は原動ウォームシャフ
ト301に固定された歯車311と噛み合っている。ウ
ォームシャフト慣性抑制渋滞補助装置D1000:一種
の機械滑動摩擦式或いは流力渋滞方式或いは電磁渦流渋
滞式等の慣習渋滞装置により構成される。この装置はシ
ステムの必要に応じて設けられ、ウォームシャフト駆動
時、その渋滞性を慣性より大きく保たせ、駆動系統の動
力源が中断した時或いは特定の緩和減速(slow down) 過
程に於いて確実にウォームシャフトの慣性を抑制できる
もの:このウォームシャフト慣性抑制渋滞補助装置D1
000は両ウォームシャフトの一端と静止機殻間に設置
される。
【0019】静止制動補助装置B1000:機械操御或
いは流力或いは電磁操御の補助的制動ブレーキで、必要
に応じて設置し、システムが長時間静止状態に停留した
時制動作用を発生してウォームシャフトとウォームギア
間の密着性が外力によって弛緩するのを防ぐもの。この
静止制動補助装置B1000は両ウォームシャフトの一
端と静止機殻間に設置される。
【0020】図4は図3に述べた単動力源連合駆動歯車
系統の正回転駆動時の工率分配を示す図、図5は図3に
述べた単動力源連合駆動歯車系統の反対回転駆動時の工
率分配を示す図である。その工率の流れは図中の矢印に
示すように、P100は駆動入力工率、P101はトル
ク制限滑動可能装置の工率消耗、P102はウォームギ
アセットの工率消耗、P103は出力工率である。 (実施例4)本願の設計は図6に示すように個別動力源
分離式駆動システムの実施例にすることもできる。
【0021】原動ウォームシャフト及び移動量操御ウォ
ームシャフトとウォームギアとの噛み合わせは、それぞ
れトルク及び回転速制限可能な回転動力ユニットにより
直接駆動或いは変速伝動駆動することができる。両回転
動力ユニットとウォームシャフト及びその操御の回転方
向の変換及びトルク関係は夫々下記の特徴を有する。回
転動力ユニット601及び602:直接或いは個別変速
装置603及び604を個別ウォームシャフト605及
び606に噛み合わせ、気圧或いは液力或いは電力駆動
の交流又は直流ブラシ或いは無ブラシ式モーターより構
成された動力ユニットより構成される。
【0022】操御ユニットCCU607:上記2組の動
力ユニットの操御に供し、下記の特性がある。前記構造
の中、更に下記補助装置を加設して各種駆動状態の安定
を図ることができる。 ウォームシャフト慣性抑制渋滞補助装置D1000:一
種の機械滑動摩擦式或いは流力渋滞式或いは電磁渦流渋
滞式等の慣習渋滞装置より構成される。上記本発明の装
置は必要に応じて設置され、ウォームシャフト駆動時そ
の渋滞性を慣性よりも大きく保たせ、駆動システムの動
力源が中断した時、或いは特定の緩和減速(slow down)
過程に於いて確実にウォームシャフトの慣性を抑制でき
るもの:このウォームシャフト慣性抑制渋滞補助装置D
1000は両ウォームシャフトの一端と静止機殻間に設
置される。
【0023】静止制動補助装置B1000:機械操御或
いは流力或いは電磁操御の補助的制動ブレーキで、必要
に応じて設置され、システムが長時間静止状態に停留し
た時に制動作用を発生し、ウォームシャフトとウォーム
ギア間の密着性が外力で弛緩するのを防ぐもの:この静
止制動補助装置B1000は両ウォームシャフトの一端
と静止機殻間に設置される。
【0024】この外図1〜図6に述べた構造は単一ウォ
ームギアを2本のウォームシャフトに噛み合わせた例
で、実際の実施に当たっては上下2個のウォームギアを
夫々別個単独のウォームシャフトに噛み合わせ、上下2
個のウォームギアは同一の軸心に固定したものにするこ
ともできる。上記の両ウォームギア式は図1〜図6各実
施例中のものと同様に原動ウォームシャフト及び移動量
操御ウォームシャフトを構成し、正反回転及び静止と運
動中共に無間隙の駆動が行われ、ウォームシャフトは構
造の必要に応じて平行或いはその他の角度にすることが
できる。
【0025】上記本発明の双動式動的背隙防止駆動装置
はその駆動移動構造については更に角位移動量検測装置
を取りつけて、その操作を便利にすることもできる。こ
の双動式動的背隙防止駆動装置は回転工作台機構角位移
動調整構造の駆動に用いられる外、その他の機構や機械
装置の角位移動の無背隙双向駆動にも用いられるもので
ある。
【0026】
【発明の効果】
(1)出力回転速度を制御できる。その回転速度と出力
トルクは互いに反比例し,負荷によって速度調整ができ
る。 (2)出力トルクの大小を制御でき超負荷或いは渋滞時
でも負荷に対してトルクを保持する。 (3)両組の回転動力ユニットは制御ユニットの制御を
受け、個別の回転方向とトルクの制御ができる。特に、
この2組の動力ユニットをこの双動式動的背隙防止駆動
装置に対して同時に交換することにより、運動中或いは
静止中間隙を生じない特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双動式動的背隙防止駆動装置の単動力
源双駆動軸連合駆動の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の双動式動的背隙防止駆動装置の原動ウ
ォームシャフトが定速駆動し、移動量操御ウォームシャ
フトが比較的高速度のトルク制限滑動可能な噛み合わせ
の駆動を行う実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の単動力源連合駆動の応用実施例を示す
断面図である。
【図4】図3の正回転駆動工率分配を示す断面図であ
る。
【図5】図3の逆回転駆動工率分配を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の双動式動的背隙防止駆動装置の個別動
力源分離式駆動の実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の双動式動的背隙防止駆動装置の全体の
概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
102 原動ウォームシャフト 105 移動量操御ウォームシャフト 106 ウォームギア

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種の双動式動的背隙防止駆動装置で、
    主として原動となるウォームシャフト(102)と移動
    量操御ウォームシャフト(105)と此等に噛み合わせ
    るウォームギア(106)から成り、装置が駆動される
    と、その中の一本の原動ウォームシャフト(102)は
    比較的速く回転駆動し、ウォームギア(106)に常に
    力を加え、もう一本のウォームシャフト(105)は移
    動量操御シャフトで同じウォームギア(106)に噛み
    合わせてあり、ウォームギア(106)には常に加力ウ
    ォームギアの力がかかっているので、移動量操御ウォー
    ムシャフト(105)は常に逆方向に押されてウォーム
    ギア(106)を押さえ付け、ウォームギア(106)
    は不可逆伝動であるので、ウォームギア(106)と二
    本のウォームシャフト(102,105)間は無間隙状
    態を呈し、この時、移動量操御シャフト受圧方向に向け
    て後退させる即ちゆるめるとウォームギア(106)は
    加力原動ウォームシャフト(102)の駆動によって追
    跡移動し、移動量操御シャフト(105)を押しつける
    位置まで前進することを特徴とする双動式動的背隙防止
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 原動入力に使われる小歯車(101)
    は、原動ウォームシャフト(102)と同方向に回転
    し、且つ1つのトルク制限滑動可能の噛み合わせ装置
    (103)と噛み合わせて原動ウォームシャフト(10
    2)に伝動し、小歯車(101)と噛み合う逆方向減速
    歯車(104)は減速して反対方向に回転し、単一方向
    伝動装置(107)は減速歯車(104)の反対方向駆
    動を移動量操御ウォームシャフト(105)に伝動し、
    更に進んで原動ウォームシャフト(102)と共にウォ
    ームギア(106)を駆動し、負荷背隙状態により自動
    的に速度差を調整する双動式動的背隙防止駆動が行われ
    る請求項1に記載の双動式動的背隙防止駆動装置。
  3. 【請求項3】 原動ウォームシャフト(102)を低速
    駆動し、移動量操御ウォームシャフト(105)を比較
    的高速でトルク制限滑動可能な噛み合わせ駆動にする応
    用を含み、操作入力側から両ウォームシャフト間の分配
    歯車系統の調整を行い、その中の加力原動体(B)の動
    力源の駆動速度(BS)と移動量操御原動体(C)の駆
    動移動速度(CS)両者の関係がBS≦CSとなり、且
    つ負荷背隙の状態によって自動的に速度差を調整し、し
    かもその中の(BS)は静止と駆動静圧の状態を含み、
    同様にして反対回転の場合の関係はCS≦BSとなる請
    求項1に記載の双動式動的背隙防止駆動装置。
  4. 【請求項4】 両方の原動ウォームシャフト(301)
    と移動量操御ウォームシャフト(302)の伝動歯車に
    入力する伝動歯車システムを三組対の伝動歯車(30
    5,306)、伝動歯車(309,310)、伝動歯車
    (311,312)にし、単動力源連合式駆動の分離歯
    車システムとする請求項1に記載の双動式動的背隙防止
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 原動ウォームシャフト及び移動量操御ウ
    ォームシャフト(605)及び(606)とウォームギ
    アが噛み合う動力来源が夫々二組のトルク及び回転速度
    操御可能な動力ユニットによって個別に直接駆動或いは
    変速伝動駆動され、上記回転動力ユニット(601)及
    び(602)、直接又は個別変速装置(603)及び
    (604)を経て個別ウォームシャフト(605)及び
    (606)に噛み合わせるもので、気圧又は液力又は電
    力駆動の交流又は直流のブラシ式又は無ブラシ式モータ
    ーにより構成された動力ユニットにより構成され、制御
    ユニット(CCU607)は二組の動力ユニットの操御
    に供し、下記の (1)出力回転速度を制御でき、その回転速度と出力ト
    ルク間に出力トルク増大につれて回転速度が減少する速
    度調整特性を有する。 (2)出力トルクの大小を制御し、負荷超過又は渋滞し
    た時にも負荷に対して依然としてトルクを保持する。 (3)両組の回転動力ユニットは制御ユニットの制御を
    受けて個別の回転方向とトルクの制御を行う。 特性を有する特徴を有する請求項1に記載の双動式動的
    背隙防止駆動装置。
  6. 【請求項6】 1つのウォームギアで二本のウォームシ
    ャフトに噛み合わせる外、上下2つのウォームギアを各
    ウォームシャフトに噛み合わせ、上下2つのウォームギ
    アは同一軸心を共有する請求項1に記載の双動式背隙防
    止駆動装置。
  7. 【請求項7】 相関的駆動移動構造に角位移動量検測装
    置を取り付けた請求項1に記載の双動式動的背隙防止駆
    動装置。
  8. 【請求項8】 回転工作台機構の角位移動調整駆動に利
    用される外、その他の機構や機械装置の角位移動の無背
    隙双向駆動にも利用される請求項1に記載の双動式動的
    背隙防止駆動装置。
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