JPH07242268A - 網目状包装体を形成するシート状包装材 - Google Patents

網目状包装体を形成するシート状包装材

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JPH07242268A
JPH07242268A JP6055200A JP5520094A JPH07242268A JP H07242268 A JPH07242268 A JP H07242268A JP 6055200 A JP6055200 A JP 6055200A JP 5520094 A JP5520094 A JP 5520094A JP H07242268 A JPH07242268 A JP H07242268A
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JP
Japan
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sheet
packaging material
cut
mesh
article
Prior art date
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JP6055200A
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English (en)
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Shigetaka Ikeguchi
茂高 池口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不定形な物品に対しても確実に対応すること
ができる網目状包装材を形成するシート状包装材であっ
て、保管および輸送時にはシートのままで積み重ねが可
能で場所をとらない包装材を提供する。 【構成】 軟質シート基材11に、所定長さPの切込み
部21と所定長さQの接続部23とが交互に列状に形成
された切込み列部20が一定の幅間隔Rを置いて多列状
に形成されたものであって、前記接続部の長さは各切込
み列部の幅間隔と略同じ長さで設けられており、かつ、
前記接続部は隣接する切込み列部における各切込み部の
略中央位置Cに対応する位置となるように形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシート状の包装材に関
し、特には物品をソフトに包む網目状包装体を形成する
シート状包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】果実や装飾品あるいは日用品または精密
製品もしくは各種工業用部品などを衝撃による損傷から
守るために、その表面を柔らかく包装する各種の包装材
が使用されている。最も一般的なものは、シート状の合
成樹脂発泡体に凹形状の所定の物品収納部を形成した包
装材である。しかしながら、この包装材は、物品収容部
が予め所定の形状、大きさに形成されているものである
から、形状または大きさの異なる物品のために各種のサ
イズを用意しなければならないという問題があった。ま
た、表面の凹凸が大きいものあるいは複雑なものに対し
ては、この種の包装材は効果的ではなかった。
【0003】このような問題を解決するために、例えば
メロンを包装する場合には、軟質の合成樹脂発泡体より
なる網目状包装材が使用される。この網目状包装材は特
殊な押出成形によって連続的に製造された後、適宜の長
さに切断し内部にメロンを押し込み使用される。
【0004】しかるに、このような網目状包装材は、メ
ーカーにおいては、製造に大掛かりな設備を必要としコ
ストが高くなる嫌いがある。また、これを使用するユー
ザーにおいては、該包装材の開口部を開いて物品を所定
位置に押し込み収容するという煩雑な作業を必要とす
る。さらに、この網目状包装材を保管、輸送する場合に
は折り畳んでなされるとはいえ、相当にかさばり、保管
および輸送上の不利がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な問題点に鑑み提案されたものであって、不定形な物品
に対しても確実に対応することができる網目状包装体を
形成するシート状包装材であって、保管および輸送時に
はシート状のままで積み重ね、またはロール状に巻き取
ることができ、場所を取らない包装材を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
軟質シート基材に、所定長さの切込み部と所定長さの接
続部とが交互に列状に形成された切込み列部が一定の幅
間隔を置いて多列状に形成されたものであって、前記接
続部の長さは各切込み列部の幅間隔と略同じ長さで設け
られており、かつ、前記接続部は隣接する切込み列部に
おける各切込み部の略中央位置に対応する位置となるよ
うに形成されていることを特徴とする網目状包装体を形
成するシート状包装材に係る。
【0007】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説
明する。図1はこの発明のシート状包装材の一例を示す
部分平面図、図2はその要部の拡大平面図、図3はこの
発明のシート状包装材を縦方向に引っ張た状態を示す平
面図、図4はこの発明の他の例を示す斜視図、図5は図
1に示すシート状包装材上に被包装物品を載置した状態
を示す斜視図、図6はその物品収容状態を示す斜視図で
ある。
【0008】この発明のシート状包装材10は、図1に
示したように、軟質シート基材11に複数の切込み列部
20,20,20…を多列状に形成してなるものであ
る。
【0009】シート状包装材10を構成する軟質シート
基材11の材質としては、収容される物品に傷が付きに
くく、また物品の外形状に沿いやすいように適宜の可撓
性および弾力性のあるものが好ましい。例えば、ポリエ
チレンやポリプロピレンあるいはポリスチレンまたはポ
リウレタンなどの発泡体からなるシート材などは望まし
い材料である。なお、必要に応じてこれらを積層した複
合シート状物を使用することもできる。
【0010】軟質シート基材11に形成された切込み列
部20,20…は、シート状包装材10に網目を形成す
るためのもので、図2からよく理解されるように、所定
長さPの切込み部21と所定長さQの接続部23とが交
互に列状に設けられてなる。この切込み列部20は、シ
ート基材11に一定の幅間隔Rを置いて多列状に形成さ
れている。
【0011】そして、各切込み列部20における接続部
23の長さQは、各切り込み列部20,20…の幅間隔
Rと略同じ長さに形成されており、かつ該接続部23の
位置は隣接する切込み列部20における切り込み部21
の略中央位置Cに対応するように設けられている。従っ
て、一の列における各接続部23の長さと位置は、該列
と1列置いた他の切り込み列部20の接続部23と対応
することになる。
【0012】このような構成とすることによって、シー
ト状包装材10が被包装物を包被する際に切込み部21
が延展されたとき、各切込み部21および接続部23
は、図3に図示したように、均一な幅の網脚部Mおよび
交差部Sからなる美麗な平行四辺形(菱形)の網目部N
を形成することができる。図3の矢印符号d1およびd
2は延展方向を示す。
【0013】切込み部21の長さPおよび接続部23の
長さQ(切込み列部の幅間隔R)は、それゆえに、網脚
部Mの幅および網目部Nの大きさを規定する。これら
は、シート状包装材10を構成する軟質シート基材11
の材質や厚み、被包装物の性状、大きさなどによって適
宜決定される。この実施例では切込み部21の長さPが
40mm、接続部23の長さQおよび切込み列部の幅間
隔Rが4.5mmに形成されている。
【0014】このシート状包装材10の形状は、被包装
物品合わせて任意の形状とすることができる。実施例で
は、説明の便宜上最も汎用される方形状のものを示す
が、物品形状に応じて円形状、多角形状、あるいは特殊
形状に形成してもよい。
【0015】さらに、図4に図示したように、包装材を
ロール状物30として連続的に形成し、使用者が必要に
応じてカッタ等で所望の大きさにカットして使用するよ
うにしてもよい。
【0016】また、図4の符号35で示すように、包装
材の端縁部に接着剤層を予め形成することもできる。こ
の接着剤層35は公知の両面粘着テープよりなり、使用
面を離型紙等で被覆される。
【0017】図5および図6にこのシート状包装材10
による物品の包装例を示す。まず、シート状包装材10
の上面に被包装物品B(この例では山芋)を載置する。
そして、図5のように前記シート状包装材10の一端1
0A側を被包装物品Bに巻き付け、その上から他端10
B側を巻き付けることにより包装される。
【0018】この際に、前記切込み列部20の切込み部
21が被包装物品Bの形状に沿って自在に広がるので、
収容される物品の形状の不定形、大きさの大小を吸収し
ソフトにかつ確実に包装することができる。
【0019】また、図5のように、一方の端部10Bに
前記したような接着剤層35を設ければ、特別な緊締具
や固定部材等を用いることなく、被包装物Bを容易かつ
確実に包着することができる。
【0020】この発明の包装材は、連続ロール状または
所定形状にカットされた軟質シート基材を、所定の切込
み部および接続部を形成する刃部を所定間隔で多列状に
設けたロールカッタまたはプレス機でカットすることに
より容易に製造することができる。また、粘着剤層も公
知の手段で両面粘着テープを貼着すれば容易に形成する
ことができる。
【0021】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、包装材の網目が物品収容部が物品の形状に応じ
て伸縮するので、煩雑な作業を全く必要とせず、簡単に
物品を包装することができるだけでなく、たとえば、果
実や工業用部品などの不定形の物品であってもソフトに
かつ確実に包装することができる。また、この発明の包
装材は、切込みが多列状に多数形成された軟質基材シー
トよりなるので、製造が簡単容易で、経済的であるばか
りか、保管および輸送時にはシート状のままで積み重
ね、またはロール状に巻き取ることができ、場所を取ら
ず、大変有利に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシート状包装材の一例を示す平面図
である。
【図2】その要部を示す平面図である。
【図3】この発明のシート状包装材を縦方向に引っ張た
状態を示す平面図である。
【図4】この発明の他の例を示す斜視図である。
【図5】図1に示すシート状包装材上に被包装物品を載
置した状態を示す斜視図である。
【図6】その物品収容状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 包装材 11 軟質シート基材 20 切込み列部 21 切込み部 23 接続部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質シート基材に、所定長さの切込み部
    と所定長さの接続部とが交互に列状に形成された切込み
    列部が一定の幅間隔を置いて多列状に形成されたもので
    あって、 前記接続部の長さは各切込み列部の幅間隔と略同じ長さ
    で設けられており、かつ、 前記接続部は隣接する切込み列部における各切込み部の
    略中央位置に対応する位置となるように形成されている
    ことを特徴とする網目状包装体を形成するシート状包装
    材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、軟質シート基材が発
    泡合成樹脂シートよりなる網目状包装体を形成するシー
    ト状包装材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、包装材がロ
    ール状物である網目状包装体を形成するシート状包装
    材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    端縁部に接着剤層が形成された網目状包装体を形成する
    シート状包装材。
JP6055200A 1994-02-28 1994-02-28 網目状包装体を形成するシート状包装材 Pending JPH07242268A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110050A (ja) * 1995-10-17 1997-04-28 Inpatsuku Kk 緩衝材および緩衝材の収納繰り出し容器
JP2000302168A (ja) * 1999-04-16 2000-10-31 Inoac Corp 機能性シート
JP2019104835A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 王子ホールディングス株式会社 固定用シート
US11351750B2 (en) * 2017-04-10 2022-06-07 Ranpak Corp. Expandable slit-sheet stock material, dunnage conversion system and method for expanding
US20220363461A1 (en) * 2019-10-07 2022-11-17 Carlton Packaging Llp Improvements to packaging material

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