JPH07242086A - 宝くじ券 - Google Patents

宝くじ券

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JPH07242086A
JPH07242086A JP7053422A JP5342295A JPH07242086A JP H07242086 A JPH07242086 A JP H07242086A JP 7053422 A JP7053422 A JP 7053422A JP 5342295 A JP5342295 A JP 5342295A JP H07242086 A JPH07242086 A JP H07242086A
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JP
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opaque
lottery ticket
layer
light
coating
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JP7053422A
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Mark Victor Watson
マーク・ヴィクター・ワトソン
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Wiggins Teape UK PLC
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Wiggins Teape UK PLC
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    • A63FCARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A63F3/00Board games; Raffle games
    • A63F3/06Lottos or bingo games; Systems, apparatus or devices for checking such games
    • A63F3/065Tickets or accessories for use therewith
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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    • A63F9/24Electric games; Games using electronic circuits not otherwise provided for
    • A63F2009/2401Detail of input, input devices
    • A63F2009/2411Input form cards, tapes, discs
    • A63F2009/2419Optical
    • A63F2009/242Bar codes

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  • Educational Technology (AREA)
  • Multimedia (AREA)
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  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不正行為を防止できるインスタント式の宝く
じ券を提供することを目的とする。 【構成】 インスタントスクラッチ式等の宝くじ券は、
非不透明の基紙及び基紙とチケットの当り/はずれマー
クの間に位置する単一または複数の塗布層からなる。塗
料は自己支持型ではないので、これ自体を不正目的のた
めに剥離することは不可能であり、また該塗料は透過光
に対して不透明である。従って基紙を剥離した場合に
も、不透明塗布層がマークと光源の間に存在するので、
チケットを強力な光源に晒しても当り/はずれマークが
識別されることはない。カーボンブラックまたはアルミ
ニウム粉またはアルミニウムフレーク等の不透明顔料を
使用することによって塗料の所望の不透明度が得られ
る。不透明塗料は、印刷適正を高めるための淡色トップ
コートまたは装飾性を高めるための光沢トップコートを
担持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宝くじ券及びこのよう
な券を製造する際に使用する紙に関するものである。一
般に「インスタントくじ」と呼ばれる宝くじ券では、チ
ケットが当り券であるかどうかを決定する表示マークが
現れるように、券購入者が被覆層、典型的にはスクラッ
チ層を剥がす。
【0002】このような宝くじ券は詐欺行為を防止でき
るものでなければならない。従って被覆層を剥がす前に
チケットが当り券であるかはずれ券であるかが分かって
しまい、チケットの再利用が不可能になることが起って
はならない。また同様に、偽造チケットの製造行為及び
使用済みチケットから当りマークを盗用して、これを他
のチケットに刷り重ねて当り券を製する不正変更行為も
防止できるものでなければならない。
【0003】
【従来の技術】これまで紙をアルミニウム箔でラミネー
トしたものからなる宝くじ券が最も一般に普及してい
る。このアルミニウム箔によって、透過光に対する完全
な不透明性を呈し、チケットを強力な光に晒した場合に
も、下層にあるマークが可視されることを防ぐことがで
きる。種々の紙類または日常の使用下では不透明である
他の製品は、実際には反射光に対してのみ不透明であっ
て透過光に対しは不透明ではない。このことは特に、キ
セノン灯または強力タングステン−ハロゲンスポットラ
イト等の強力な光源について言える。
【0004】しかしながら、アルミニウム箔/紙のラミ
ネートを使用することには多くの欠点も含まれる。第1
に、アルミ箔は自己支持型であるので、紙から剥離し易
い。従ってこのような箔を用いたチケットは悪用され易
い。第2に、アルミニウム箔及び基紙はかなり容易に手
に入るので、偽造の危険性が比較的高くなる。こうした
危険に対処するため紙に偽造防止のための化学薬品また
は他の手段を用いる方法があるが、これだけで問題を解
決するのは不可能である。第3に、アルミニウム箔は容
易に傷付きやすいので、チケットを印刷する前後に偶然
の曲げや折り曲げにより破損が生じるので、無駄が多く
なる傾向にある。第4に、アルミニウム箔は再パルプ化
が不可能であるので、チケットを製造する間またはアル
ミニウム箔を用いた後に出る廃棄物のリサイクルが困難
になる。
【0005】ヨーロッパ特許出願第428,489A号
では上述の欠点を解消するため、透過光に対して所望の
不透明度を有するチケット基紙を用いることを提案し、
これはカーボンブラック等の暗色顔料を基紙に充填する
ことにより達成される。このような暗色紙は印刷には適
していないので、紙の両面に従来の種の印刷可能な淡色
顔料/充填剤/バインダーの組成物を塗布することにな
る。
【0006】このような宝くじ券は上記したアルミニウ
ム箔/紙のラミネートの種々の欠点を回避しているが、
紙を剥離することで不正変更が行える可能性がある。透
過光に対して淡色塗料組成物自体は不透明ではなく、剥
離後に残る繊維層は薄く、充分な不透明度を呈すること
ができないので、剥離したチケットを強力な光に晒すこ
とにより当り/はずれマークが現れ、当り券の識別が可
能になる。これら剥離したチケットは再び組み合わせら
れ、賞品と交換される。同様に使用済みの当り券を注意
深く剥離して、当りマークを剥離したはずれ券とすり替
えることも可能となる。例えば米国特許第4,120,
445号では、少なくとも2つの自己支持型層のラミネ
ートからなり、これを剥離することで当り/はずれマー
クが現れる宝くじ券が提案されている。マークは複数の
うちの一層に印刷されるかあるいは二層で形成されるパ
ウチ挿入部に印刷される。このようなチケットは、製造
段階において追加の製造工程が必要になるという欠点を
有し、例えばマークが設けられる被覆下地層を製するこ
とに加えて、所望のラミネートまたはパウチ構造を形成
するための製造法及び操作変更が必要になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上述した
チケット構造の欠点を解消する宝くじ券を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、当り/はず
れマークを支持し、以下に示す層からなる多層宝くじ券
を提供する。 a)透過光に対し不透明ではなく、チケットの自己支持
型層のみを構成する基紙 b)前記基紙とマークの間に位置し、強力な光源にチケ
ットを晒した場合にも当り/はずれマークを可視できな
いように透過光に対して実質的に不透明の単一または複
数の塗布層 c)剥離するまで当り/はずれマークを可視することが
できないように反射光に対して不透明である、マークを
覆う剥離可能な被覆層
【0009】
【実施例】例えばカーボンブラック、グラファイト等の
不透明化顔料及び/またはアルミニウム粉あるいはアル
ミニウムフレーク等の不透明光沢顔料に好適なバインダ
ーまたはバインダー配合物を用いて単一または複数の不
透明塗布層を設ける。バインダーは典型的にスチレン−
ブタジエンラテックス等のラテックスであり、これはポ
リビニルアセテートエマルジョン等の他のラテックスと
任意に配合することができる。例えば黒またはダークブ
ルーの染料などの強力吸光染料を塗布面の不透明度を高
めるのに使用することも可能である。これらは原則的
に、全ての所望の不透明度を呈することが可能である
が、一方、不透明顔料を使用せずにこのような染料自体
が所望の不透明度を呈することは不可能である。
【0010】単一または複数の不透明化塗布層は、エア
ナイフコーティング、計量ロールコーティング、マイヤ
ーバーコーティング、ブレードコーティングまたはロッ
ドブレードコーティングなどの従来の製紙工業における
塗布技術によって設けられる。また適宜に顔料を配合す
ることができれば、該塗布層を印刷機により設けること
も可能である。
【0011】基紙は従来通りの白かカラー紙である。こ
の基紙は取り扱いが容易な程度の堅さで、典型的には2
00乃至220gm-2程度の坪量を有するものである。
【0012】カーボンブラックまたは他の暗色顔料また
は暗色染料を含有する塗布層の場合、淡色顔料/バイン
ダーのトップコート(上部塗布層)には通常、紙に充分
鮮明な印刷が可能であることが要求される。炭酸カルシ
ウム、カオリンまたは二酸化チタン等の無機顔料あるい
は有機塗布顔料をトップコートに用いても良い。バイン
ダーは典型的にスチレン−ブタジエンラテックス等のラ
テックスである。しかしながら黒または暗色塗布層は白
または銀または他の対比するインキと共に印刷されるの
で、原則としてトップコートは必ずしも必要ではない。
アルミニウム粉またはアルミニウムフレークなどの光沢
性の不透明塗料の場合、この塗料は不透明の割りに比較
的微光沢性であるので(所望であればこの光沢性塗料を
従来の染料、トナーまたは他の着色剤を用いて染色する
ことも可能である。)、鮮明な印刷を行うためのトップ
コートを続けて行う必要はない。例えばクリアラッカー
等のトップコートラッカーを顔料を塗布する際の凝集を
改善するために用いることが可能であることは言うまで
もなく、これによって印刷する間の紙粉または紙むけを
減少することができる。
【0013】アルミニウムフレークは良好な不透明度を
呈するが、必要であれば少なくとも25gm-2の高い塗布
量にすることによって光の透過を完全に阻止することが
できる。これは高価で、単一層塗布操作に用いるには困
難である。従って、アルミニウムフレークを塗布する際
には暗色基紙を用いるのが好ましい。このようなアンダ
ーコート(下部塗布層)にはカーボンブラックまたはグ
ラファイト等の暗色染料または暗色顔料を含ませても良
い。このようなアンダーコートを用いることで、アルミ
ニウムフレークの塗布量を15gm-2程度の手頃な値に減
少することができる。他にはアルミニウム粉またはアル
ミニウムフレークと暗色顔料の混合物を単一塗布層に用
いることが考えられる。
【0014】必要であればトップコートには、例えば虹
色顔料、真珠箔顔料または実質的に金属性でなく、金属
粉顔料と対称的であり、且つ透過光に対して不透明では
ない他の光沢顔料を使用することで特有の装飾にするこ
とができる。このようなマイカ系の顔料は、一般に二酸
化チタンまたは酸化鉄等の金属酸化物で被覆した薄いマ
イカのフレークからなる。例えば銀、赤、黄、青、緑ま
たは他の色彩の真珠光沢または銀、金、光沢金、銅また
は青銅等の金属光沢などの種々の色相及び色彩効果が得
られる。これらの顔料は例えばドイツ、ダルムシュタッ
トのE.Merck社から入手可能であり、その他ヨー
ロッパでは“Iriodin”、米国及びカナダでは
“Afflair”の商品名で代理業者を通じて市販さ
れている。
【0015】本発明の宝くじ券は従来の方法で印刷する
ことができる。典型的には、最初の印刷工程で当り/は
ずれマーク及び数字またはバーコード等他の必要な識別
情報を印刷し、次にマークを可視できないように反射光
に対して不透明な被覆層をオーバープリントする。宝く
じの名称、主宰者の詳細または公告などの装飾や情報を
被覆層に設けるかあるいはさらに印刷工程を設けてこれ
らの情報を与えても良い。一般に当り/はずれマークは
紫外線硬化性インキを用いて、インクジェットプリンタ
ー等により印刷される。このように印刷することで、印
刷面を薄くすることができるので、オーバープリントを
介して触感で当り/はずれを検知することは不可能であ
る。単一または複数の被覆層は、例えば丸スクリーン印
刷またはフレキソグラフィック印刷によって設けられ
る。このようなスクラッチ塗料の好適な配合方法につい
ては、「印刷インキマニュアル」ヴァン ノストランド
レインホールド(インターナショナル)Co.Lt
d.英国印刷インキ製造協会協力(1988年第4版5
09〜510ページ)に述べられている。典型的にこれ
ら塗料は、被覆力(不透明性)を与えるアルミニウム
粉、スクラッチ性を与える“柔軟な”樹脂、また任意に
色彩または装飾効果を与える有機顔料を含む。
【0016】基紙の裏面、すなわち不透明化塗料を担持
する反対面は塗布されないまま残り、これはヨーロッパ
特許出願第428,489A号に開示されているコート
紙と比べた場合、従来技術により容易に印刷が可能であ
るためである。
【0017】本発明の宝くじ券は原則的に紙を剥離する
ことは可能であるが、強力光にチケットを晒してもチケ
ットに印刷された当り/はずれマークを可視することが
不可能であるという利点を有する。ヨーロッパ特許出願
第428,489A号に提案された方法とは対照的に、
不透明性を与えるのは基紙というよりは塗布層の方であ
る。従ってマークと剥離後の薄い基紙部分の間には常に
不透明層が存在することになる。自己支持型層というよ
りは本来粒状である塗料は、結合性不足のため他の繊維
支持層を介在せずに独自で存在することは不可能である
ので、いづれにしても塗布層を不正変更した場合には容
易に識別できる。
【0018】本発明の宝くじ券では箔層を用いていない
ため残余分を再パルプ化することが可能であり、従って
これまでに一般に使用されてきた箔/紙のラミネートの
場合と比べるとリサイクル性はあまり問題にならない。
【0019】基紙及び/または該基紙の他の塗料に、例
えば染料、発色または変色薬品、有色及び/または無色
のすかし、発光含有物、瞬間検証薬品、不正変更行為を
発見する増感剤、金属または虹色顔料等を添加すること
により不正防止特性及び/または装飾性を付加すること
が可能になる。これらは全て公知であるので、これ以上
の説明は省略する。基紙に従来、証券用紙に用いられて
いるシルレス繊維または安全のために糸、フィラメント
またはストリップを添加しても良い。
【0020】本発明を以下に示す実施例に沿って詳述す
るとして、特に断りのない場合には、部及び%は全て重
量である。
【0021】実施例1 2つの水性塗料組成物を以下のように調成した。 A)カーボンブラック 50部 スチレン−ブタジエンラテックス,固形分50% 50部 (Dow Chemical社製「Dow DL 950」) 水 120部 B)中空スチレンーアクリル微小球 40部 (Rohm & Haas社製「Ropaque HP 91」) 沈降炭酸カルシウム 40部 (イングランド,バーミンガム John and E.Sturge Ltd.製の「Calopake F」) スチレン−ブタジエンラテックス,固形分50% 20部 (「Dow DL 950」) 水 100部 「Ropaque」及び「Calopake」は商標で
ある。
【0022】組成物Aをマイヤーバーコーターによって
200gm-2の厚い白色非不透明塗布基紙に塗布した。塗
布した乾式塗布量はc.8gm-2である。乾燥後、組成物
Bを再びマイヤーバーコーターを用いて組成物Aの上部
に塗布した。乾式塗布量はc.12gm-2で、塗布紙の総
坪量はc.220gm-2であった。その後、該塗布紙を
c.50乃至100ml.min -1のベンドセン式平滑度ま
でカレンダー掛けした。
【0023】紙の塗布面は白色で、カーボンブラックを
塗布した下層の透き通しを最小限に抑える。12ボル
ト、20ワット、光度3350ルックスで直径20cmの
強力タングステン−ハロゲンスポットライトを1mの距
離で照射しても塗布紙には透き通しは起らなかった。紙
の塗布面に印刷(当り/はずれマークを模倣した)をし
た後に同じ実験を行ったが、予想通り紙の裏面から印刷
を区別することは不可能であった。
【0024】実施例2 水性塗料組成物を以下のように調成した。 アルミニウムフレーク 30部 (スコットランド、ファイフ、リーベンのSilberline Ltd.製 の「Aquavex 301−207s」) ポリビニルアセテートエマルジョン、固形分56% 35部 (イングランド、カーシャルトンのVinyl Products Ltd. 製の「Vinamul 8440」) スチレン−ブタジエンラテックス、固形分50% 35部 (「Dow DL 950」) 水 120部 「Aquavex」及び「Vinamul」は商標であ
る。
【0025】該組成物を実施例1と同様、マイヤーバー
コーターによって同種の紙に塗布した。乾式塗布量は
c.15gm-2である。次に該塗布紙をc.50乃至10
0mlmin -1のベンドセン式平滑度までカレンダー掛けし
た。精製物はメタリックシルバー色で、実施例1に詳述
したものと同様の光に晒した場合、光の透過はほとんど
なかった。塗布面に印刷をした後、同じ実験を繰り返し
たが印刷した文字を区別することは不可能であった。続
いて、紙の印刷していない部分にはグラビア印刷により
クリアラッカーをさらに塗布した。これはラッカー処理
していない精製物と比べた場合、印刷する間塗布層にお
ける紙むけ及び紙粉を減少するためである。
【0026】実施例3 固形分30%のカーボンブラック分散液(イングラン
ド、ウエストヨークシャー、ブリッグハウスのCrod
a Colours製「ForthsperseBla
ck PC1」)と固形分50%のスチレン−ブタジエ
ンラテックス(「Dow DL 950」)を用いて固
形分37%の水性カーボンブラック不透明化塗料組成物
を調成した。カーボンブラック及びラテックスの量を乾
式基準でカーボンブラックとラテックスの重量が等しく
なるように選択した。塗料組成物をパイロットスケール
エアナイフコーターを用いて195gm-2の白色の上質未
塗布基紙に塗布した。塗布した絶乾塗布量はc.10gm
-2であった。
【0027】アルミニウムフレーク(「Aquavex
301−2075」)とラテックス(「Dow DL
950」)を乾式基準で30:70の重量比で含有する
固形分50%のアルミニウムフレーク/スチレン−ブタ
ジエンラテックストップコート組成物を乾式のカーボン
ブラック塗布紙の一部に塗布した。同様のエアナイフ塗
布方法については上記したが、ここで用いた乾式塗布量
はc.5gm-2であった。
【0028】固形分60%の白色トップコート組成物を
乾式カーボンブラック塗布紙の他の部分に塗布した。こ
の白色トップコートは乾式基準で70%のアナターゼ型
二酸化チタン(イングランド、ビリンガムのTioxi
de Europe Ltd製の「Tioxide A
HR」)、15%のカオリン(イングランド、St.ア
ウステルのECC Ltd.製の「SPS」)、及び1
5%のスチレン−ブタジエンラテックス(「Dow D
L 950」)を含有する。同様のエアナイフ塗布につ
いては上記したが、ここで用いた乾式塗布量はc.25
gm-2であった。それぞれ得られた紙を実施例1で詳述し
たような強力スポットライトに晒した場合にも透き通し
は全く起らなかった。Elrepho分光光度計を使用
した測定によって紙が透過光に対して完全に不透明であ
ることが確認された。
【0029】実施例4 この実施例は、虹色真珠光または金属装飾光を与える一
連の光沢顔料の使用を例示したものである。
【0030】150gm-2の白色上質塗布基紙のサンプル
紙にc.10gm-2の乾式塗布量を与えるために実験室マ
イヤーバーコーターによって、実施例3に示すようにカ
ーボンブラック組成物を塗布した。乾燥後、一連の異な
るトップコートをそれぞれのサンプル紙に塗布した。こ
れらは乾式基準で40重量%の真珠箔顔料及び60重量
%のビニルアセテート/塩化ビニル/エチレン−ターポ
リマーラテックス(イングランド、カーシャルトンVi
nyl Products Ltd.製の「Vinam
ul3452」)を含有し、再び実験室マイヤーバーコ
ーターを用いて固形分30%で塗布した。塗布した乾式
塗布量は、それぞれの場合c.5gm-2であった。
【0031】使用した光沢顔料は、以下に示すように全
て「Iriodin」の商標でE.Merck社から市
販されている。 材料 色相 1. Iriodin 100 銀色 (シルバーパール) 2. Iriodin 205 金色 (ルチルプラチナゴールド) 3. Iriodin 219 ライラック色 (ルチルライラックパール) 4. Iriodin 225 青 (ルチルブルーパール) 5. Iriodin 235 緑色 (ルチルグリーンパール) 6. Iriodin 303 金色 (ローヤルゴールド) 7. Iriodin 504 赤 (レッド)
【0032】得られた紙の塗布面は虹色、真珠箔色また
はメタリックで下層のカーボンブラック塗布層の透き通
しを最小限に抑える。光沢顔料は未塗布面と良好に結合
したので、印刷の際の紙粉または紙むけは全くなかっ
た。
【0033】紙を前述したタングステン−ハロゲンスポ
ットライトに晒した場合でも透き通しは全く起らず、印
刷した文字を識別することは不可能であった。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当り/はずれマークを支持し、 a)透過光に対し不透明ではなく、チケットの自己支持
    型層のみを構成する基紙 b)前記基紙とマークの間に位置し、強力な光源にチケ
    ットを晒した場合にも当り/はずれマークを可視できな
    いように透過光に対して実質的に不透明の単一または複
    数の塗布層 c)剥離するまで当り/はずれマークを可視することが
    できないように反射光に対して不透明である、マークを
    覆う剥離可能な被覆層 とからなる多層宝くじ券。
  2. 【請求項2】 前記基紙と当り/はずれマークの間に少
    なくとも2つの塗布層が存在し、前記塗布層は透過光に
    対して不透明性を与える暗色アンダーコート及び暗色イ
    ンキを鮮明に印刷することが可能な淡色トップコートか
    らなることを特徴とする請求項1記載の多層宝くじ券。
  3. 【請求項3】 前記暗色アンダーコートはカーボンブラ
    ックからなることを特徴とする請求項2記載の多層宝く
    じ券。
  4. 【請求項4】 前記淡色トップコートは炭酸カルシウ
    ム、カオリン等の白色あるいはほぼ白色の顔料及び/ま
    たは固体あるいは中空有機塗布顔料からなることを特徴
    とする請求項3記載の多層宝くじ券。
  5. 【請求項5】 前記淡色トップコートは光沢顔料からな
    ることを特徴とする請求項3記載の多層宝くじ券。
  6. 【請求項6】 前記光沢顔料は、アルミニウム粉または
    アルミニウムフレークなどのメタリックであることを特
    徴とする請求項5記載の多層宝くじ券。
  7. 【請求項7】 前記光沢顔料はマイカ系であることを特
    徴とする請求項5記載の多層宝くじ券。
  8. 【請求項8】 透過光に対して不透明な単一または複数
    の塗布層は暗色で、淡色トップコートは全く存在しない
    ことを特徴とする請求項1記載の多層宝くじ券。
  9. 【請求項9】 前記単一または複数の塗布層は、アルミ
    ニウム粉またはアルミニウムフレークと任意に混合され
    るカーボンブラックからなることを特徴とする請求項8
    記載の多層宝くじ券。
  10. 【請求項10】 透過光に対して不透明な前記単一また
    は複数の塗布層は、アルミニウム粉またはアルミニウム
    フレーク等の不透明光沢顔料からなることを特徴とする
    請求項1記載の多層宝くじ券。
  11. 【請求項11】 透過光に対して不透明な前記単一また
    は複数の塗布層は、保護ラッカートップコートを担持し
    ていることを特徴とする請求項1乃至10のいづれか一
    項に記載の多層宝くじ券。
JP7053422A 1994-02-19 1995-02-17 宝くじ券 Pending JPH07242086A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9403237A GB9403237D0 (en) 1994-02-19 1994-02-19 Lottery ticket paper
GB9403237.2 1994-02-19

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JPH07242086A true JPH07242086A (ja) 1995-09-19

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JP7053422A Pending JPH07242086A (ja) 1994-02-19 1995-02-17 宝くじ券

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EP (1) EP0668092A1 (ja)
JP (1) JPH07242086A (ja)
CA (1) CA2141982A1 (ja)
GB (1) GB9403237D0 (ja)

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