JPH07241U

JPH07241U - 電気掃除機の吸入口具

Info

Publication number: JPH07241U
Application number: JP3843893U
Authority: JP
Inventors: 治保澁田
Original assignee: 治保澁田
Priority date: 1993-06-07
Filing date: 1993-06-07
Publication date: 1995-01-06

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、従来の箒の長所を取り入れ、畳
や板の目地等にあるなかなかとれないごみやほこりも容
易に取れるように、吸入口具のボディ内にブラシを取り
付けた電気掃除機の吸入口具に関するものである。【構成】ボディ１の上部へ接続用パイプ２を取り付
け、ボディ１の下部は開口して吸入口３を設け、該吸入
口３よりボディ１内へブラシの背部５を上にしてブラシ
４を収納し、ブラシの毛６は吸入口３の縁より適当な長
さで上方及び下方にあるようにし、且つブラシ４はボデ
ィ１の内側面と適当な隙間を設けてブラシの背部５をボ
ディ１内へ取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、電気掃除機の吸入口にブラシを取り付け、箒の長所を取り入れた吸入口具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電気掃除機の吸入口具は用途によって構造が改良されてきているが、畳や板の目地にあるごみやほこり、また、階段の角や窓の桟、レールに湿気を含んで付着したごみやほこりはなかなか取れなかった。箒の毛先でごみやほこりをかき取った後、電気掃除機で吸入していた。最近開発された多数の細いパイプとブラシを取り付けた吸入口具があるが、この吸入口具も湿気を含んで付着したごみやほこりはなかなか取れなく、更に細いパイプ内にごみが付着し、このパイプ内のごみを取るのが容易でなく、吸入力が低下する等の欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本案は、その欠点を除いて、箒と併用することなく、畳や板、階段の角や窓の桟、レール等に付着した、吸入力だけでは取れないごみやほこりが取れるように開発しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

その構成を説明すると、（イ）ボディ１の上部へ接続用パイプ２を取り付け、ボディ１の下部は長方形状に開口して吸入口３を設ける。（ロ）ブラシの背部５を上にしてブラシ４を吸入口３よりボディ１内へ収納する。（ハ）ブラシの毛６は吸入口３縁より適当な長さで上方及び下方にあるようにし、（ニ）ボディの側面板１ａ，１ｂの夫々内面とブラシ４は隙間を設けて成るように、ブラシの背部５両端部をボディ１内へ取り付ける。

【０００５】

【作用】

つぎに本考案の作用を述べると、電気掃除機のパイプへ本考案の吸入口具の接続用パイプ２を接続する。そして、従来の箒で掃く要領で掃除する。例えば畳や板の目地にあるごみやほこり、また階段の角や窓の桟、レールに湿気を含んで付着したごみやほこりは、ブラシの毛６で掻き出す。そして出てきたごみやほこりは、吸入口３より吸い込まれる。ブラシ４を左右に掃いても、ほこりはブラシ４の左右に設けてある隙間より吸い込まれ、ほこりたつこともなく掃除できる。吸入口３縁よりブラシの毛６は上方に適当な長さであるので、例えば吸込口３の前方を押さえると、ブラシの毛６はわん曲し大部分の毛はボディ内に収納され、前部の吸入口３がごみやほこりに接近し、吸入力が増大する。ボディ１を左に少し傾け押さえると、吸入口３はごみやほこりに接近すると共に、毛は右側にわん曲して、吸入口３の右側の隙間はふさがり、左側の隙間からの吸入力が増大する。ボディ１を右に少し傾け押さえても同様の作用がある。

【０００６】

【実施例】

ブラシ４を取り外しできるように、ブラシの背部５をボディ１へ着脱自在にあるように嵌込式にすると、ブラシの掃除はより容易となる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、ブラシの毛を適当に長くして半分程度はボディ内に収納してあり、且つブラシ両側面とボディ内面とは適当な隙間を形成してあるので、次のような効果がある。古来より愛用されている箒の良さを活用できるので、畳や板の目地にあるなかなか取れなかったごみやほこりも容易に取れるようになった。また、階段の角や窓の桟、レールに湿気を含んで付着したごみやほこりも、ブラシでかきながら吸い込んでいくので掃除が容易になった。ブラシ４両側からほこりを吸い込むことができるので箒のように掃いてもほこりがたたない。さらにブラシの毛６は吸入口３縁よりボディ１内上方に適当な長さがあるので、毛をわん曲させても損傷することはなく、軽いタッチで吸入口をごみに接近させることができ、吸入口３前部の吸入力が増大し、重いごみも吸い込むことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図

【図２】本考案のＡ−Ａ断面図

【図３】本考案の裏面図

【符号の説明】

１はボディ１ａ，１ｂは側面板２は接続用パ
イプ３は吸入口４はブラシ５はブラシの背部６はブラシの毛

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ボディ１の上部へ接続用パイプ２を取り付
け、ボディ１の下部は開口して吸入口３を設け、該吸入
口３よりボディ１内へブラシの背部５を上にしてブラシ
４を収納し、ブラシの毛６は吸入口３の縁より適当な長
さで上方及び下方にあるようにし、且つボディ１の側面
板１ａ，１ｂの夫々内面とブラシ４は隙間を設けてなる
ようにブラシの背部５をボディ１内へ取り付けた電気掃
除機の吸入口具。