JPH07241845A - プリプレグ硬化処理装置 - Google Patents

プリプレグ硬化処理装置

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JPH07241845A
JPH07241845A JP3669994A JP3669994A JPH07241845A JP H07241845 A JPH07241845 A JP H07241845A JP 3669994 A JP3669994 A JP 3669994A JP 3669994 A JP3669994 A JP 3669994A JP H07241845 A JPH07241845 A JP H07241845A
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top roll
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vertical
opening
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JP3669994A
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Yasuhiro Yagi
保博 八木
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Takuma Co Ltd
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Takuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 竪型硬化炉の熱歪によるトップロールのレベ
ル変化を防止する。 【構成】 ワニスを含浸せるシート材6は、第1竪型硬
化炉2内を上昇して、その上端開口部2aから一方のチ
ャンバ開口部4aを経てトップロールチャンバ4内にも
たらされ、トップロール5…を経過した上、他方のチャ
ンバ開口部4bから第2竪型硬化炉3の上端開口部3a
を経て該硬化炉内を下降される。各竪型硬化炉2,3の
上端開口部2a,3aとトップロールチャンバ4の各チ
ャンバ開口部4a,4bとは、上下方向に相対移動自在
に接続されている。トップロールチャンバ4は、かかる
相対移動を許容しうる一定位置に、支柱7…により竪型
硬化炉2,3とは独立して支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電気絶縁板,化
粧板等の構成材として使用されるプリプレグを硬化処理
させるための装置に関し、具体的には、ガラス繊維布等
の繊維質材からなるシート材に含浸させたエポキシ樹脂
等のワニスを、シート材を一対の竪型硬化炉を通過させ
ることによって加熱硬化させるように構成されたプリプ
レグ硬化処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のプリプレグ硬化処理装置は、一
般に、図4に示す如く、基台1上に対峙状に配置された
第1及び第2竪型硬化炉2,3と、底部に各硬化炉2,
3の上端開口部2a,3aに接続された一対のチャンバ
開口部4a,4bを有し且つ内部に複数のトップロール
5…を配設したトップロールチャンバ4とを具備し、ワ
ニス含浸のシート材6が、第1竪型硬化炉2内を上昇し
て、その上端開口部2aから一方のチャンバ開口部4a
を経てトップロールチャンバ4内にもたらされ、トップ
ロール群5…を経過した上、他方のチャンバ開口部4b
から第2竪型硬化炉3の上端開口部3aを経て該硬化炉
3内を下降されるように構成されている。
【0003】而して、従来のプリプレグ硬化処理装置に
あっては、各硬化炉2,3の上端部分である上部チャン
バ2b,3bをトップロールチャンバ3に固着(ボルト
止め等)することによって、各硬化炉2,3の上端開口
部2a,3aとトップロールチャンバ4の各チャンバ開
口部4a,4bとを接続させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、運転中にお
いては、炉温度が高温(約200℃)になるため、金属
製箱体である上部チャンバ2b,3bを含む硬化炉2,
3全体に大きな熱歪が生じ、上部チャンバ2b,3bに
固着されているトップロールチャンバ4は、上方に持ち
上げられることになる。しかも、硬化炉2と硬化炉3と
は運転中の炉温度が異なるため、その熱歪によるトップ
ロールチャンバ4の上方への変位量は同一でない。一
方、かかる炉2,3に生じる熱歪及びこれによるトップ
ロールチャンバ4の上方への変位は、通常、30〜40
mmにも達し、運転の休止ないし停止により炉温度が低
下することによって消失する。つまり、トップロールチ
ャンバ4は元の位置に復帰する。
【0005】したがって、従来のプリプレグ硬化処理装
置にあっては、運転,休止を繰り返すことによって、ト
ップロールチャンバ4に支持されているトップロール5
…のレベルが狂い、所謂芯ずれが生じることになる。こ
のため、トップロール5…を経過するシート材に蛇行現
象が発生する虞れがあり、良好な硬化処理を行い得な
い。しかも、熱間時にトップロール5…の芯出しを改め
て行う必要があり、作業効率が頗る悪くなる。
【0006】本発明は、このような問題を生じることな
く、良好な硬化処理を行うことができるプリプレグ硬化
処理装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプリプレグ硬化
処理装置にあっては、上記の目的を達成すべく、特に、
各竪型硬化炉の上端開口部とトップロールチャンバの各
チャンバ開口部とを上下方向に相対移動自在に接続する
と共に、トップロールチャンバを、かかる相対移動を許
容しうる一定位置に、各竪型硬化炉とは独立して支持さ
せておくことを提案する。
【0008】
【作用】トップロールチャンバが竪型硬化炉とは独立し
て一定位置に支持されており、且つ各チャンバ開口部と
各竪型硬化炉の上端開口部とが上下方向に相対移動自在
に接続されていることから、運転,休止を繰り返すこと
によって、各竪型硬化炉の上端開口部が上下方向に変位
しても、トップロールチャンバの位置は変化しない。し
たがって、冷間においてトップロールの芯出しを行って
おけば、運転,休止が繰り返されても、トップロールの
レベルは適正に維持される。その結果、熱間時にトップ
ロールの再芯出しを行う必要がなく、トップロールを経
過するシート材が蛇行する虞れもない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の構成を図1及び図2に示す実
施例に基づいて具体的に説明する。
【0010】この実施例のプリプレグ硬化処理装置は、
図1に示す如く、基台1上に対峙状に配置された第1及
び第2竪型硬化炉2,3と、硬化炉2,3上に配置され
たトップロールチャンバ4と、トップロールチャンバ4
内に水平に支持された複数のトップロール5…とを具備
する。
【0011】各硬化炉2,3は、図1に示す如く、輻射
型硬化炉部分2c,3c上に、加熱空気導入部及びエア
カーテン部である上部チャンバ2b,3bを設けたもの
であり、上部チャンバ2b,3bの上端部にはシート材
6の出入口である矩形筒状の上端開口部2a,3aが突
設されている。この上端開口部2a,3aは、硬化炉
2,3内に形成されたシート材通路2d,3dに連通さ
れている。なお、各硬化炉2,3の構成は、上端開口部
2a,3aを除いて従来公知のものと同様であり、シー
ト材6に含浸されたワニスは、シート材6が硬化炉2,
3を通過間において加熱硬化されるようになっている。
【0012】トップロールチャンバ4は、図1及び図2
に示す如く、二重構造の底壁4cを有する金属製の箱体
に構成されている。底壁4cには、各硬化炉2,3の上
端開口部2a,3bに上下方向に相対移動自在に内嵌す
る矩形筒状のチャンバ開口部4a,4bが形成されてい
る。
【0013】而して、トップロールチャンバ4は、図1
に示す如く、基台1上に立設された複数本の支柱7…に
より、硬化炉2,3とは独立した状態で支持されてい
る。各支柱7は、硬化炉2,3からの熱を受けないよう
に、硬化炉2,3から離れた位置に立設されており、そ
の上端部はチャンバ底壁4cの張出端4dに固着されて
いる。また、底壁4cにおける各チャンバ開口部4a,
4bの周囲には、図2に示す如く、矩形環状のシール材
充填溝4eが形成されており、この溝4eには、両開口
部2a,4a又は3a,4bの接続部分をその相対移動
を妨げることなくシールする矩形環状の耐熱シール材8
が充填されている。この実施例では、シール材8として
シリコンスポンジパッキンを使用している。
【0014】ところで、図2は、冷間時(運転休止時な
いし停止時)における状態を示しているが、この状態に
おいて、チャンバ底壁4cの上面壁部4fと上端開口部
2a,3aの上端との間隔h及びチャンバ底壁4cの下
面壁部4gと上部チャンバ2b,3bの上端との間隔H
は、炉温度の上昇による熱歪により上部チャンバ2b,
3bが上方へ変位した場合における最大変位量よりも大
きくなるように設定されている。すなわち、上部チャン
バ2b,3bの変位が、両開口部2a,4a又は3a,
4bの接続部分における相対移動によって吸収されるよ
うに、設定されている。
【0015】なお、図2は、一方の開口部2a,4aの
接続部分を示したものであるが、他方の開口部3a,4
bの接続部分については、これと全く同一構造であるの
で、図2において前者に対応する部分の符号を括弧書き
することによって、その図示を省略する(後述する図3
においても同様である)。
【0016】トップロール5…は、図1に示す如く、第
1竪型硬化炉2のシート材通路2dから上端開口部2a
及びチャンバ開口部4aを経てトップロールチャンバ4
内にもたらされたワニス含浸のシート材6を、方向変換
させて、チャンバ開口部4b及び上端開口部3aから第
2竪型硬化炉2のシート材通路3dへと導くためのもの
であり、トップロールチャンバ4の上面に搭載された駆
動モータ(図示せず)によりシート材6の進行方向に回
転駆動されるようになっている。このトップロール5…
は、そのレベルが適正となるように芯出しされている
が、この芯出し作業は、冷間時(プリプレグ硬化処理装
置の設置時)において行われる。
【0017】以上のように構成されたプリプレグ硬化処
理装置にあっては、運転,休止の繰り返しにより上部チ
ャンバ2b,3bが上下に変位した場合にも、その変位
は、開口部2a,4a又は3a,4bの接続部分におけ
る相対移動によって吸収され、支柱7…によるトップロ
ールチャンバ4の支持位置には何ら影響しない。すなわ
ち、運転時及び休止時の何れにおいても、トップロール
チャンバ4は一定位置に位置されることになる。したが
って、トップロール5…は、常に、予め調整された適正
レベルに維持されことになり、シート材6が蛇行するよ
うなことはない。勿論、トップロール5…の再芯出し作
業も必要ない。
【0018】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲におい
て適宜に改良・変更することができる。
【0019】すなわち、開口部2a,4a又は3a,4
bの接続構造は、上下方向の相対移動を許容できるもの
であれば任意であり、例えば、図3に示す如く、チャン
バ底壁4cに矩形孔状のチャンバ開口部4a,4bを形
成して、このチャンバ開口部4a,4bに矩形筒状の上
端開口部2a,3aを挿通させると共に、両者の隙間に
シリコンスポンジパッキン等の矩形環状のシール材8…
を充填させるようにしてもよい。また、トップロールチ
ャンバ4の支持構造も、硬化炉2,3からの熱的影響を
受けないものであり且つ上記接続部分の相対移動を許容
できるものであって、トップロールチャンバ4を独立し
て一定位置に支持できるものであればよく、上記実施例
に限定されず、任意である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明のプリプレグ硬化処理装置にあっては、トップロール
チャンバを各竪型硬化炉とは独立して支持させると共
に、両者を上下に相対移動自在に接続させたから、運
転,休止の繰り返しにより各竪型硬化炉の上端部位置が
熱歪の影響で上下変位した場合にも、トップロールチャ
ンバ位置が変化することなく一定に保持される。したが
って、トップロールの芯ずれによるシート材の蛇行が確
実に防止され、良好な硬化処理を行うことができる。し
かも、トップロールを再芯出しする等の煩わしい作業を
全く必要とせず、作業効率の大幅な向上を図りうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリプレグ硬化処理装置の一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す詳細図である。
【図3】変形例を示す図2相当の断面図である。
【図4】従来のプリプレグ硬化処理装置を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 1…基台、2…第1竪型硬化炉、2a,3a…上端開口
部、3…第2竪型硬化炉、4…トップロールチャンバ、
4a,4b…チャンバ開口部、4c…底壁、5…トップ
ロール、6…シート材、7…支柱、8…シール材。
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】トップロールチャンバ4は、図1及び図2
に示す如く、二重構造の底壁4cを有する金属製の箱体
に構成されている。底壁4cには、各硬化炉2,3の上
端開口部2a,3aに上下方向に相対移動自在に内嵌す
る矩形筒状のチャンバ開口部4a,4bが形成されてい
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対峙する第1及び第2竪型硬化炉と、底
    部に各硬化炉の上端開口部に接続された一対のチャンバ
    開口部を有し且つ内部に複数のトップロールを配設した
    トップロールチャンバとを具備し、ワニスを含浸せるシ
    ート材が、第1竪型硬化炉内を上昇して、その上端開口
    部から一方のチャンバ開口部を経てトップロールチャン
    バ内にもたらされ、トップロール群を経過した上、他方
    のチャンバ開口部から第2竪型硬化炉の上端開口部を経
    て該硬化炉内を下降されるように構成されたプリプレグ
    硬化処理装置において、各竪型硬化炉の上端開口部とト
    ップロールチャンバの各チャンバ開口部とを上下方向に
    相対移動自在に接続すると共に、トップロールチャンバ
    を、かかる相対移動を許容しうる一定位置に、各竪型硬
    化炉とは独立して支持させてあることを特徴とするプリ
    プレグ硬化処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113423190A (zh) * 2021-06-30 2021-09-21 深圳市浩宝技术有限公司 一种高效能立式固化炉设备

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CN113423190A (zh) * 2021-06-30 2021-09-21 深圳市浩宝技术有限公司 一种高效能立式固化炉设备

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