JPH07241422A - 繊維質排気ガスフィルター - Google Patents

繊維質排気ガスフィルター

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JPH07241422A
JPH07241422A JP3566894A JP3566894A JPH07241422A JP H07241422 A JPH07241422 A JP H07241422A JP 3566894 A JP3566894 A JP 3566894A JP 3566894 A JP3566894 A JP 3566894A JP H07241422 A JPH07241422 A JP H07241422A
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JP
Japan
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exhaust gas
fibrous
gas filter
filter
ceramic
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Application number
JP3566894A
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English (en)
Inventor
Makoto Ogawa
誠 小川
Yuichi Murano
雄一 村野
Nobuaki Nagai
伸明 永井
Yukinori Ikeda
幸則 池田
Sei Matsueda
聖 松枝
Koichi Watanabe
浩一 渡辺
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルター再生時にクラック・セルの剥離等
の発生を防止することができ耐久性に優れ、機械的強度
が高く実装時の作業性、耐振性に優れた繊維質排気ガス
フィルターを提供することを目的とする。 【構成】 耐熱性無機質繊維と、セラミック粉末を主と
する繊維状混合物を抄造してセラミックシート化し、ロ
ール状ハニカム成形体に加工・焼成してなる耐熱材であ
って、前記ロール状ハニカム成形体の排気ガスの流入側
2から流出側3にかけて、長さ方向に前記ロール状ハニ
カム成形体を複数等分に分割する分割壁6を備えた構成
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジン等の
燃焼機関から排出される排気ガス中に含まれる粒子状物
質(以下ススという)を捕集するフィルターに好適な繊
維質排気ガスフィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンから排出され
るススを捕集し、捕集したススを、電気ヒーター等の熱
源によってススを燃焼させて、フィルターの再生を図
り、ディーゼルエンジンから大気へ排出されるススの低
減化を目的としたディーゼルエンジン排気ガス用フィル
ターが種々開発されている。
【0003】例えば、特公昭63−12658号公報に
は、コーディエライト原料を可燃物と混ぜ合わせて、押
出成形機によって成形後、焼成を行って、多孔質構造と
したハニカム形状のセラミックモノリスフィルターが開
示されている。又、特開昭61−192319号公報に
は、ディーゼルパーティキュレートトラップ及び無機繊
維を用いたハニカム構造体の製造方法が開示されてい
る。特にハニカム構造体の繊維質ハニカムセラミックフ
ィルターが、ススの捕集効率が90%以上と高く、フィ
ルターによる排気ガスの圧力損失が少ないことからディ
ーゼルエンジンの排気ガス用フィルターとして有望視さ
れている。
【0004】以下に従来のディーゼルエンジン排気ガス
フィルターについて、図面を参照しながら説明する。
【0005】図8は従来のロール状のセラミックハニカ
ム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターの斜視図で
あり、図9はそのE−E線断面端面図であり、図10は
従来の積層板状のセラミックハニカム成形体からなる繊
維質排気ガスフィルターの斜視図であり、図11はその
F−F線断面端面図である。50はコルゲート成形法で
得られた単一のハニカム構造体からなる繊維質排気ガス
フィルター、51はハニカム構造体のセル、52,53
はハニカム構造体の各セルのガス流入側54と流出側5
5の端部を各々10mm前後で閉塞するセラミックセメン
トのような気孔率の小さい材料からなる流入側,流出側
のプラグ材である。
【0006】以上のように構成された従来の繊維質排気
ガスフィルターについて、以下その動作を説明する。繊
維質排気ガスフィルター50は、流入側54,流出側5
5のプラグ材52,53によって、セル51は流入、流
出の排気ガス通路に分割されているので、排気ガス中に
含まれているススはセル51の壁を通過するときに全量
捕集される。徐々に該排気ガスフィルター内にススが堆
積してくると排気ガスの圧力損失が大きくなり、エンジ
ンの性能低下を誘因する。そこで、エンジン性能を良好
に保つために一定量のススが堆積した時点で、該排気ガ
スフィルターの前端部の位置に設けられた電気ヒーター
にて着火し、堆積したススを燃焼させフィルターを再生
させてフィルター機能を維持させる方法がとられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の製造方法で得られた繊維質排気ガスフィルターは、デ
ィーゼルエンジンに装着し実装試験を行った場合に、ス
スの堆積がセル毎に不規則に堆積するため、ススが少な
い場合には未燃焼部分ができススが堆積し、これが長時
間経過すると基準以上のススが堆積し、スス燃焼再生時
の異常発熱により、セルが破損したりクラックが発生
し、更にセルが熱応力により剥離し耐久性に欠けるとい
う問題点を有していた。また、耐熱性無機質繊維を用い
てフィルター化しているためにススの捕集効率が95%
以上と高い反面、フィルター強度が低く、耐熱性ステン
レスなどのケースにフィルターを装着保持した後、フィ
ルターとケースを4〜500℃の温度熱サイクルを繰り
返すと蛭石等の断熱材の膨張によって、繊維質排気ガス
フィルターの中央部等にクラック等が発生するという問
題点があった。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、フィルター再生時にクラック・セルの剥離等の発生
を防止することができ耐久性に優れ、機械的強度が高く
実装時の作業性や耐振性に優れた繊維質排気ガスフィル
ターを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の繊維質排気ガスフィルター
は、耐熱性無機質繊維とセラミック粉末を主とする繊維
状混合物を抄造してセラミックシート化し、ロール状ハ
ニカム成形体に加工・焼成してなる繊維質排気ガスフィ
ルターであって、ロール状ハニカム成形体の排気ガスの
流入側から流出側にかけて、長さ方向にロール状ハニカ
ム成形体を複数等分に分割する分割壁を備えた構成を有
している。請求項2に記載の繊維質排気ガスフィルター
は、耐熱性無機繊維とセラミック粉末を主とする繊維状
混合物を抄造してセラミックシート化し、ハニカム積層
成形体に加工・焼成してなる繊維質排気ガスフィルター
であって、ハニカム積層成形体の排気ガスの流入側から
流出側にかけて、長さ方向にハニカム積層成形体を複数
等分に分割する分割壁を備えた構成を有している。請求
項3に記載の繊維質排気ガスフィルターは、請求項1又
は2の内いずれか1において、耐熱性無機質繊維が、A
23 −SiO2 ,SiO2 ,Al23の1種又は
2種以上の混合物からなる構成を有している。請求項4
に記載の繊維質排気ガスフィルターは、請求項1乃至3
の内いずれか1において、繊維状混合物がムライト結晶
構造又はコーディエライト結晶構造となるように調整さ
れたものである構成を有している。
【0010】ここで、ロール状又は積層板状のハニカム
成形体の内部には2〜12等分好ましくは4〜10等分
に分割する分割壁が形成される。4等分未満では、フィ
ルターの機械的強度が低下し、及びフィルターの再生時
に熱の伝導低下によって熱応力によるクラックが発生し
易くなる傾向が認められ、また10等分を越えるにつれ
再生時にススの異常燃焼によるクラックが発生する傾向
が認められるのでいずれも好ましくない。また、焼成し
たハニカム成形体を構成する平板状やコルゲート状のシ
ートの厚みは0.1〜0.6mmのものが好適に用いられ
る。0.1mm未満では、フィルターの機械的強度に欠け
分割壁を多く必要とし、また、0.6mmを越えるとフィ
ルターの機械的強度は増大するので、分割壁は少なくて
もよいが、気孔率が減少し、いずれもディーゼルエンジ
ンに負担をかける傾向が認められるので、いずれも好ま
しくない。
【0011】
【作用】この構成によって、繊維質排気ガスフィルター
の再生時にススの燃焼熱がセラミックシートと一体化し
て排気ガスの流入方向に平行に分割壁で等分されている
ので、分割壁の熱伝導の効果で燃焼熱を短時間に系全体
に分散でき局部的な過熱を防止し熱応力を低減化するこ
とができるので、クラック等の発生を防ぐことができる
とともに、セルの剥離等の発生を防止できる。
【0012】また、分割壁が平板状のセラミックシート
とコルゲート状のセラミックシートを一体化して形成さ
れているので、ハニカム成形体を補強することができそ
の分機械的強度を向上させることができる。分割壁が補
強材の役目を果たすので、セラミックシートを薄肉化で
き、その分気孔率を高めることができるのでススの捕集
率を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0014】(実施例1〜6,比較例1)図1は本発明
の一実施例におけるロール状のセラミックハニカム成形
体からなる繊維質排気ガスフィルターの斜視図であり、
図2は図1のA−A線の断面端面図であり、図3は図1
のB−B線の断面端面図である。図1,図2において、
1はロール状セラミックハニカム成形体からなる繊維質
排気ガスフィルター、2は排気ガスの流入側、3は排気
ガスの流出側、4は平板状セラミックシート、5は平板
状セラミックシート4に頂部が接着されたコルゲート状
セラミックシート、6は繊維質排気ガスフィルター1の
横断面を4等分し平板状セラミックシート4とコルゲー
ト状セラミックシート5の間に流入側2から流出側3ま
でセラミック材料で充填され壁面を形成する分割壁であ
る。
【0015】図3において、7は繊維質排気ガスフィル
ター1の流入側2に塗着された流入側プラグ材、8は流
出側3に流入側プラグ材7と交互の位置に塗着された流
出側プラグ材である。尚、平板状セラミックシート4及
びコルゲート状セラミックシート5、分割壁6はAl2
3 −SiO2 ,SiO2 ,Al23 の一種又は2種
以上の混合物からなる耐熱性無機質繊維とセラミック粉
末の抄造物で形成されている。その結晶構造は焼成後ム
ライト結晶構造又はコーディエライト結晶構造を形成す
るように耐熱性無機質繊維とセラミック粉末を混合して
調整されている。
【0016】以上のように本実施例の排気ガスフィルタ
ーは構成されているので、ディーゼルエンジンの排気ガ
スは分割壁6でセパレートされるとともにススの再生燃
焼時における熱の伝導性を向上させて局部的な過熱部分
を低減させ、フィルター内部の燃焼時の温度勾配を軽減
させることができる。同様に母体のシートと反応してセ
ラミック体でフィルターを分割形成しているためにフィ
ルター強度が向上してセルの層剥離を抑制すると共にス
ス燃焼時の熱応力に対しての機械的強度が向上しセルの
層剥離等を防止するとともに、フィルターに発生する熱
応力からくるクラック等の発生を防止できる。尚、本実
施例では排気ガスフィルターを4等分にしたが、分割数
を2〜12等分に分割を行ったフィルターも同様な効果
が得られることがわかった。
【0017】以上のように構成された本実施例の繊維質
排気ガスフィルターについて、以下その製造方法を説明
する。
【0018】図4は本発明のセラミックハニカム成形体
を製造するコルゲート成形加工工程の要部斜視図であ
る。20mm以下に裁断した耐熱無機質繊維としてAl2
3 −SiO2 繊維を49重量部とセリサイト粘土原料
粉末51重量部からなる原料を、水11000重量部に
分散させ、この混合分散液にパルプ及びポリ酢酸ビニル
等の有機バインダーを添加した後、ポリアクリルアミド
等の凝集剤で凝集させ、長網式抄紙機で抄造してセラミ
ックシートを作製した。得られたセラミックシートを図
4のハニカム構造フィルター製造装置を用いてコルゲー
ト成形加工を行った。図4において、9,10はセラミ
ックシートで、シートの幅以上あるコルゲート大ギヤ1
1,コルゲート小ギヤ12でセラミックシート9をコル
ゲート状(波状)に加工する。コルゲート状に加工され
たセラミックシート9は、コルゲート大ギヤ11に抱か
れたまま糊ローラー13によって、そのギヤ形状に加工
されたセラミックシート9の裏側頂部にセラミック粉末
を混入した接着材がローラー転写法によって塗布され
る。一方、セラミックシート10はギヤ形状に加工され
たセラミックシート9と張り合わせられる前に、流入ガ
スのストッパーとしての流入側プラグ材14が形成され
る。プラグの形成法として搬送されてきたセラミックシ
ート10へ流入側プラグノズル15からセラミックシー
ト10上面にセラミック粉末を混入した流入側プラグ材
14でセルを閉塞するように塗着させる。
【0019】次に、排気ガスの流入方向に対して排気ガ
スフィルターを4〜10等分分割させるためコルゲート
大ギヤ11とコルゲート小ギヤ12によってコルゲート
加工されたセラミックシート9の裏面の凹部にセラミッ
ク材料を充填し分割壁を形成するために計量された所定
量のセラミック材料流動物16を予めセラミックシート
10の幅方向に所定間隔をあけて分割壁形成用ノズル1
7で塗着する。
【0020】尚、分割壁形成用ノズル17は、それぞれ
の設計分割数になるように、シート速度や成形速度とタ
イミングを調整して動作させる。
【0021】コルゲート大ギヤ11によってギヤ加工さ
れたセラミックシート9と、上面に流入側プラグ材14
が塗着されたセラミックシート10は、圧着ローラー1
8,圧着ベルト19により接合されてコルゲートペア2
0となる。
【0022】コルゲートペア20は、糊ローラー21に
よってコルゲートペア20の頂部にセラミック粉末を混
入した接着剤が塗布され、次いで、流出側プラグ材22
を流出側プラグノズル23からコルゲートペア20の流
出側を閉塞するように塗着される。流出側プラグ材22
が塗着されたコルゲートペア20は、フィルターを4〜
10等分に分割して分割壁を形成するために、分割壁形
成用ノズル24にてセラミック粉末を混入したセラミッ
ク材料流動物25をコルゲートペア20の凹部にコルゲ
ートペア20に対して、幅方向に塗着する。尚、セラミ
ック材料流動物25を塗着させる時には、裏側に形成し
てある分割壁形成用のセラミック材料流動物16と対に
なるようにタイミング調整を行って塗着して形成した。
分割材料等が塗着されたコルゲートペア20は、巻き上
げ機(図示せず)によって繊維質排気ガスフィルターの
製品寸法の形状に巻き上げてハニカム成形体とされる。
ここでは、φ140×153mmの完成品形状になるよう
に巻き上げ成形を行った。巻き上げられたハニカム成形
体26は、乾燥機にて乾燥した後、電気炉にて1500
℃の温度にて二時間保持して焼成を行い耐熱性無機質繊
維とセラミック粉末を一体化し、本実施例の繊維質排気
ガスフィルターを得た。
【0023】このようにして得られた繊維質排気ガスフ
ィルターの静水圧強度、熱膨張係数及び繊維質排気ガス
フィルターのセル部、セラミック体にて分割している部
分の熱伝導率をそれぞれ測定した。尚、比較例として、
実施例と同一の原料を用い、図8に示す分割壁を有しな
い従来例の構造のロール状のハニカム成形体からなる繊
維質排気ガスフィルターを実施例と同一の条件で製造
し、実施例と同一の条件で各項目の測定を行った。得ら
れた繊維質排気ガスフィルターの熱膨張係数は、3.2
×10-6/℃で、セル部分の熱伝導率は、0.08kcal
/mh℃、シートとセラミック材料とが一体化して分割し
ている部分の熱伝導率は0.20kcal/mh℃の値が得ら
れた。静水圧強度は、フィルターをラバーでコートした
のち、圧縮容器にいれて静水圧を加えた時のフィルター
の破損時の強度を測定した。それぞれの試験結果を(表
1)に示す。
【0024】
【表1】
【0025】この(表1)からわかるように、本実施例
の繊維質排気ガスフィルターは比較例のものに対し20
0〜600%も高い静水圧強度を有していることがわか
った。これはハニカム成形体の各セルを分割壁で補強し
ているため高くなっているものである。又、比較例と比
べ、本実施例の繊維質排気ガスフィルターはガスの流れ
方向に熱伝導率の高いセラミックの分割壁を有している
ため、捕集堆積しているススの燃焼時の燃焼熱を速やか
に拡散させ、熱応力による歪の発生を防ぐことがわかっ
た。
【0026】次に、このようにして得られた繊維質排気
ガスフィルター(2.5リッター)を、金属性のケース
に装着した後エンジンの排気マニホールドに取りつけて
燃焼再生テストを行った。テストには金属性のケースを
2個用意して一つには本実施例のフィルターを装着した
ものをつけ、片方には再生中のフィルターが排気ガスの
影響を受けない様にバイパスフィルターを設けて行っ
た。
【0027】燃焼再生テストは、エンジン回転数120
0rpm、トルク20kgmで、30分間運転して、本
実施例の繊維質排気ガスフィルターにススを堆積した
後、アイドリング状態にして排気ガスをバイパスさせた
後、フィルター端面の上部に付与させている電気ヒータ
ーを発熱させてススの燃焼を実施した。約4分で繊維質
排気ガスフィルターの流入端部が620℃に上昇してス
スに着火。順次繊維質排気ガスフィルターの後部まで燃
焼が伝わっていった。再生は約20分で終了し、スス捕
集前のフィルター重量と再生燃焼後の重量を測定したと
ころ、ほとんどススが残らなかった。上記ススの捕集−
再生燃焼を100回、300回、800回行い繊維質排
気ガスフィルターの流出側からでてくるガスをスモーク
テスターにて、測定してフィルターの性能を評価した。
尚、比較例として前記の従来例の構造のロール状のハニ
カム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターを用い
て、同様のテストを行った。それぞれの試験結果を(表
2)に示す。
【0028】
【表2】
【0029】この(表2)からわかるように、本実施例
の繊維質排気ガスフィルターはススを燃焼させ再生を行
ってもススの漏洩がないことから、熱応力等により劣化
を受け難いことがわかった。それに対して、比較例の繊
維質排気ガスフィルターは100回から一部目視では、
確認出来ないレベルのスモークが確認された。更に、3
00回になるとはっきりと確認できる程のスモークが検
出された。次に、それぞれ試験終了後、金属ケースから
各実施例及び比較例の繊維質排気ガスフィルターを取り
出して縦横に切断して、その内部構造を観察した。その
結果、本実施例の繊維質排気ガスフィルターは、セルの
剥離・クラック等が全く見られなかった。他方比較例
は、セルの一部に剥離及び外周にクラックが見られ、外
周クラックのライン上にススの痕跡が認められた。尚、
分割壁を6ヵ所形成し、繊維質排気ガスフィルターの断
面を12分割としたものは、静水圧強度が高く、フィル
ターとして優れた機械的強度を有するが、反面ススの捕
集時、多数分割しているためにススの堆積が局部的に偏
在して堆積し、800回のススの燃焼再生試験でスモー
クの発生が認められた。これは、多数分割したため局部
的に偏在したススの燃焼熱の拡散が遅くなり、過熱によ
る熱応力でクレーズが発生したためと思われる。但し、
フィルターの径が大きいときは熱応力が緩和されるため
12等分でも十分対応できることがわかった。
【0030】尚、本実施例では、耐熱無機質繊維とし
て、Al23 −SiO2 の繊維を使用したが、Al2
3 ,SiO2 のそれぞれの繊維を用いて、ムライト結
晶相になるように組成を変えて実施したところ同様の効
果が得られた。また、本実施例で得られたフィルターを
粉末X線で測定したところ、ムライト結晶相になってい
ることが確認できた。
【0031】以上のように本実施例によれば、ガス流入
方向に対してガス流入端面から流出端面にいたる間を分
割壁で1/4〜1/10等分することによって、ススの
燃焼の際の高熱を速やかに拡散し、熱応力を軽減するの
でクラック等の発生のない極めて機械的強度及び捕集性
に優れた繊維質排気ガスフィルターを実現できることが
わかった。
【0032】(実施例7〜12,比較例2)図5は本発
明の第2実施例における積層板状のセラミックハニカム
成形体からなる繊維質排気ガスフィルターの斜視図であ
り、図6は図5のC−C線の断面端面図であり、図7は
図5のD−D線の断面端面図である。20mm以下に裁断
した耐熱無機質繊維としてAl23 −SiO2 繊維を
40重量部と、セリサイト粘度原料粉末51重量部に対
して、水11000重量部に前記原料を分散させ、この
混合分散液にパルプ及びポリ酢酸ビニル等の有機バイン
ダーを添加した後、ポリアクリルアミド等の凝集剤で凝
集させ、長網式抄紙機で抄造してセラミックシートを作
製した。得られたセラミックシートを図4のハニカム構
造フィルター製造装置を用いて、ガス流出入のセルを閉
塞するプラグ材及び表側,裏側に分割壁形成用のセラミ
ック材料流動物16,25が対になっているコルゲート
ペア20をフィルター径になるよう規定寸法にカット
し、積層成形機(図示せず)によって繊維質排気ガス用
フィルターの製品寸法の形状に積層を行い、実施例7〜
12及び比較例2の繊維質排気ガスフィルターを製作し
た。
【0033】このようにして得られた繊維質排気ガスフ
ィルターの静水圧強度、熱膨張係数及び繊維質排気ガス
フィルターのセル部、セラミック体にて分割している部
分の熱伝導率をそれぞれ測定した。尚、比較例2とし
て、実施例と同一の原料を用い、図10に示す分割壁を
有しない従来例の構造の積層板状のセラミックハニカム
成形体からなる繊維質排気ガスフィルターを実施例と同
一の条件で製造し、実施例と同一の条件で各項目の測定
を行った。得られた繊維質排気ガスフィルターの熱膨張
係数は、3.2×10-6/℃で、セル部分の熱伝導率
は、0.08kcal/mh℃、シートとセラミック材料とが
一体化して分割している部分の熱伝導率は0.20kcal
/mh℃の値が得られた。静水圧強度は、フィルターをラ
バーでコートした後、圧縮容器に入れて静水圧を加えた
時のフィルターの破損時の強度を測定した。それぞれの
試験結果を(表3)に示す。
【0034】
【表3】
【0035】この(表3)からわかるように、本実施例
の繊維質排気ガスフィルターは比較例のものに対し20
0〜600%も高く、ロール状のフィルターに比べフィ
ルター全体が高い静水圧強度を有していることがわかっ
た。これは積層体にすることにより、接点が同一方向と
なり強度が増加するとともに、ハニカム成形体の各セル
を分割壁で補強しているため高くなっているものであ
る。又、比較例と比べ、本実施例の繊維質排気ガスフィ
ルターはガスの流れ方向に熱伝導率の高いセラミックの
分割壁を有しているため、捕集堆積しているススの燃焼
時の燃焼熱を速やかに拡散させ、熱応力による歪みの発
生を防ぐことがわかる。
【0036】次に、このようにして得られた繊維質排気
ガスフィルター(2.5リッター)を、金属性のケース
に装着した後エンジンの排気マニホールドに取りつけて
燃焼再生テストを行った。テストには金属性のケースを
2個用意して一つには本実施例のフィルターを装着した
ものをつけ、片方には再生中のフィルターが排気ガスの
影響を受けないようにバイパスフィルターを設けて行っ
た。
【0037】燃焼再生テストは、エンジン回転数120
0rpm、トルク20kgmで、30分間運転して、本
実施例の繊維質排気ガスフィルターにススを堆積した
後、アイドリング状態にして排気ガスをバイパスさせた
後、フィルター端面の上部に付与させている電気ヒータ
ーを発熱させてススの燃焼を実施した。約4分で繊維質
排気ガスフィルターの流入端部が620℃に上昇してス
スに着火。順次繊維質排気ガスフィルターの後部まで燃
焼が伝わっていった。再生は約20分で終了し、スス捕
集前のフィルター重量と再生燃焼後の重量を測定したと
ころ、ほとんどススが残らなかった。上記ススの捕集−
再生燃焼を100回、300回、800回行い繊維質排
気ガスフィルターの流出側からでてくるガスをスモーク
テスターにて、測定してフィルターの性能を評価した。
尚、比較例として前述の従来例の積層板状のセラミック
ハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターを用
いてテストを行った。それぞれの試験結果を(表4)に
示す。
【0038】
【表4】
【0039】この(表4)からわかるように、本実施例
の繊維質排気ガスフィルターはススを燃焼させ再生を行
ってもススの漏洩がないことから、熱応力等により劣化
を受け難いことがわかる。それに対して、比較例の繊維
質排気ガスフィルターは100回から一部目視では、確
認出来ないレベルのスモークが確認された。更に、30
0回になるとはっきりと確認できる程のスモークが検出
された。次に、それぞれ試験終了後、金属ケースから各
実施例及び比較例の繊維質排気ガスフィルターを取り出
して縦横に切断して、その内部構造を観察した。その結
果、本実施例の繊維質排気ガスフィルターは、セルの剥
離・クラック等が全く見られなかった。他方比較例は、
セルの一部に剥離及び外周にクラックが見られ、外周ク
ラックのライン上にススの痕跡が認められた。
【0040】尚、分割壁を6ヵ所形成し、繊維質排気ガ
スフィルターの断面を12分割としたものは、静水圧強
度が高く、フィルターとして優れた機械的強度を有する
が、反面ススの捕集時、多数分割しているためススの堆
積が局部的に偏在して堆積し、800回のススの燃焼再
生試験でスモークの発生が認められた。これは、多数分
割したため局部的に偏在したススの燃焼熱の拡散が遅く
なり、過熱による熱応力でクラックが発生したためと思
われる。
【0041】尚、本実施例では耐熱無機質繊維として、
Al23 −SiO2 の繊維を使用したが、Al2
3 ,SiO2 のそれぞれの繊維を用いて、ムライト結晶
相になるように組成を変えて実施したところ同様の効果
が得られた。また、本実施例で得られたフィルターを粉
末X線で測定したところ、ムライト結晶相になっている
ことが確認できた。
【0042】以上のように本実施例によれば、ガス流入
方向に対してガス流入端面から流出端面にいたる間を分
割壁で1/4〜1/10等分することによって、ススの
燃焼の際の高熱を速やかに拡散し、熱応力を軽減するの
でクラック等の発生のない極めて機械的強度及び捕集性
に優れた繊維質排気ガスフィルターを実現できることが
わかった。
【0043】(実施例13〜18,比較例3)20mm以
下に裁断した耐熱無機質繊維としてAl23 −SiO
2 繊維を25重量部と、コーディエライト粉末62.7
重量部とフォルステ粉末8.5重量部とパルプ3.8重
量部を、水7000重量部に分散混合しスラリーを得
た。得られたスラリーを、専用の希釈タンクに移送し水
を加えて所定の容量にした後、AlCl3 ・6H2 O水
溶液とNaOH水溶液を加えて、pHを7.4〜7.8
に調整した。次に、カチオン,アニオンまたは、ノニオ
ン系の高分子凝集剤と高電解質の無機凝集剤を添加し
て、スラリーを凝集させAl23 −SiO2 系無機質
繊維,コーディエライト粉末,フォルステライト粉末,
パルプよりなる良好なフロックを形成させた。得られた
フロックを長網式抄紙機で抄造してセラミックシートを
作製した。得られたセラミックシートを図4のハニカム
構造フィルター製造装置を用いて、実施例1と同様の製
造方法で本実施例及び比較例のロール状のセラミックハ
ニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターを製作
した。得られた実施例及び比較例の繊維質排気ガスフィ
ルターを用いて、実施例1と同様にして静水圧強度,熱
膨張係数及び繊維質排気ガスフィルターのセル部,セラ
ミック体にて分割している部分の熱伝導率をそれぞれ測
定した。実施例及び比較例の各繊維質排気ガスフィルタ
ーの熱膨張係数は1.6×10-6/℃で、セル部分の熱
伝導率は、0.10kcal/mh℃、シートとセラミック材
料とが一体化して分割している部分の熱伝導率は0.2
7kcal/mh℃の値が得られた。静水圧強度は、フィルタ
ーをラバーでコートした後、圧縮容器に入れて静水圧を
加えた時のフィルターの破損時の強度を測定した。それ
ぞれの試験結果を(表5)に示した。
【0044】
【表5】
【0045】この(表5)からわかるように、本実施例
の繊維質排気ガスフィルターは比較例のものに対し、静
水圧強度が120〜400%も高い値を示した。これは
分割壁がセルを補強しているため、高い値を示したもの
である。また、本実施例の繊維質排気ガスフィルターは
ガスの流れ方向に熱伝導率の高いセラミックの分割壁を
有しているため、捕集堆積しているススの燃焼時の燃焼
熱を速やかに拡散させ、熱応力による歪の発生を防ぐこ
とがわかる。
【0046】次に、得られたフィルター(2.5リッタ
ー)を、それぞれ実施例1と同様のスス燃焼再生実験を
行い、100回,300回,800回の繊維質排気ガス
フィルターの流出側から出てくるガスをスモークテスタ
ーにて、測定してフィルターの性能を評価した。同様な
試験を従来の繊維ハニカムフィルターをエンジンのマニ
ホールドにつけて運転・試験を行った。それぞれの試験
結果を(表6)に示す。
【0047】
【表6】
【0048】この(表6)からわかるように、本実施例
の繊維質排気ガスフィルターはススを燃焼させ再生を行
ってもススの漏洩がなく、再生熱による劣化を受けない
ことがわかる。それに対して、比較例の繊維質排気ガス
フィルターは300回から一部目視では確認できないレ
ベルのスモークが確認された。更に、800回になると
はっきりと確認できるほどのスモークが検出された。次
に、それぞれ試験終了後、金属ケースから各繊維質排気
ガスフィルターを取り出して縦横に切断して、フィルタ
ーの内部構造を観察した。その結果、本実施例の繊維質
排気ガスフィルターはセルの剥離・クラック等が見られ
なかった。他方、比較例の繊維質排気ガスフィルターは
セルの一部に剥離及び外周にクラックが見られ、外周ク
ラックのライン上にススの痕跡が認められた。尚、分割
壁を6ヵ所形成し繊維質排気ガスフィルターの断面を1
2分割としたものは、静水圧強度が高く、フィルターと
して優れた機械的強度を示したが、反面ススの捕集時、
多数分割しているためにススの堆積が局部的に偏在堆積
し、800回のススの燃焼再生試験でスモークの発生が
認められた。尚、本発明の実施例では、耐熱無機質繊維
として、Al23−SiO2 の繊維を使用したが、A
23 ,SiO2 のそれぞれの繊維を用いて、コーデ
ィエライト結晶相になるように組成を変えて実施したと
ころ同様の効果が得られた。また、本実施で得られたフ
ィルターを粉末X線で測定したところ、コーディエライ
ト結晶相になっていることが確認できた。
【0049】以上のように本実施例によれば、繊維質排
気ガスフィルターは分割壁により圧縮強度が著しく補強
され耐久性に著しく優れるとともに、コーディエライト
結晶構造なので極めて耐熱性に優れた繊維質排気ガスフ
ィルターを実現できることがわかった。
【0050】尚、本実施例ではロール状ハニカム成形体
からなる繊維質排気ガスフィルターについて説明した
が、短形状に形成したハニカム積層体についても同様の
効果が得られた。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明は、耐熱性無機繊維
状物とセラミック粉末を抄造してなるセラミックシート
を用いてハニカム成形体に加工・焼成してなる、繊維質
排気ガスフィルターにおいて、排気ガスの流入方向に対
してフィルターの流入端面から流出端面にいたる間を焼
成によって、シートと反応して一体化するセラミック材
料で複数等分、好ましくは1/4〜1/10等分の構造
にすることにより、ディーゼルエンジンから排出された
ススの捕集後の燃焼再生時に発生する熱を分割壁で熱伝
導によって拡散させて、各セルの熱歪の発生をおさえる
とともに、ススの偏在による燃焼熱の過熱現象が生じて
も急激な熱勾配がつくことがないので、熱劣化によるク
ラック,セル剥離等の発生を防止し耐久性に優れている
ので、安定したススの捕集・燃焼再生ができる。また、
複数等分に分割壁で排気ガスの流れ方向と平行に分割し
ているので、機械的強度が向上し、フィルターの実装時
におけるワレ,破損をなくすとともに自動車等の振動に
も十分耐えうる極めて作業性や耐振動性を備えた繊維質
排気ガスフィルターを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるロール状のセラミッ
クハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターの
斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるロール状のセラミッ
クハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターの
図1のA−A線の断面端面図
【図3】本発明の一実施例におけるロール状セラミック
ハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルターの図
1のB−B線の断面端面図
【図4】本発明のセラミックハニカム成形体を製造する
コルゲート成形加工工程の要部斜視図
【図5】本発明の第2実施例における積層板状のセラミ
ックハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルター
の斜視図
【図6】本発明の第2実施例における積層板状のセラミ
ックハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルター
の図5のC−C線の断面端面図
【図7】本発明の第2実施例における積層板状のセラミ
ックハニカム成形体からなる繊維質排気ガスフィルター
の図5のD−D線の断面端面図
【図8】従来のロール状のセラミックハニカム成形体か
らなる繊維質排気ガスフィルターの斜視図
【図9】従来のロール状のセラミックハニカム成形体か
らなる繊維質排気ガスフィルターの図8のE−E線断面
端面図
【図10】従来の積層板状のセラミックハニカム成形体
からなる繊維質排気ガスフィルターの斜視図
【図11】従来の積層板状のセラミックハニカム成形体
からなる繊維質排気ガスフィルターの図10のF−F線
断面端面図
【符号の説明】
1,50 繊維質排気ガスフィルター 2 流入側 3 流出側 4 平板状セラミックシート 5 コルゲート状セラミックシート 6 分割壁 7,14 流入側プラグ材 8,22 流出側プラグ材 9,10 セラミックシート 11 コルゲート大ギヤ 12 コルゲート小ギヤ 13,21 糊ローラー 15 流入側プラグノズル 16,25 セラミック材料流動物 17,24 分割壁形成用ノズル 18 圧着ローラー 19 圧着ベルト 20 コルゲートペア 23 流出側プラグノズル 26 ハニカム成形体 51 セル 52 プラグ材 53 プラグ材 54 流入側 55 流出側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 幸則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松枝 聖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性無機質繊維とセラミック粉末とを主
    とする繊維状混合物を抄造してセラミックシート化し、
    ロール状ハニカム成形体に加工・焼成してなる繊維質排
    気ガスフィルターであって、前記ロール状ハニカム成形
    体の排気ガスの流入側から流出側にかけて、長さ方向に
    前記ロール状ハニカム成形体を複数等分に分割する分割
    壁を備えていることを特徴とする繊維質排気ガスフィル
    ター。
  2. 【請求項2】耐熱性無機質繊維とセラミック粉末とを主
    とする繊維状混合物を抄造してセラミックシート化し、
    ハニカム積層成形体に加工・焼成してなる繊維質排気ガ
    スフィルターであって、前記ハニカム積層成形体の排気
    ガスの流入側から流出側にかけて、長さ方向にハニカム
    積層成形体を複数等分に分割する分割壁を備えているこ
    とを特徴とする繊維質排気ガスフィルター。
  3. 【請求項3】前記耐熱性無機質繊維が、Al23 −S
    iO2 ,SiO2 ,Al23 の1種又は2種以上の混
    合物からなることを特徴とする請求項1又は2の内いず
    れか1に記載の繊維質排気ガスフィルター。
  4. 【請求項4】前記繊維状混合物がムライト結晶構造又は
    コーディエライト結晶構造となるように調整されたもの
    であることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1
    に記載の繊維質排気ガスフィルター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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