JPH07241243A - 調理用ホットプレート - Google Patents

調理用ホットプレート

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JPH07241243A
JPH07241243A JP3350494A JP3350494A JPH07241243A JP H07241243 A JPH07241243 A JP H07241243A JP 3350494 A JP3350494 A JP 3350494A JP 3350494 A JP3350494 A JP 3350494A JP H07241243 A JPH07241243 A JP H07241243A
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JP
Japan
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cooking
hot plate
heating elements
plate
sheet heating
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JP3350494A
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Yoshiaki Ogura
義明 小倉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱効率を高めて調理時間を短縮する。 【構成】 複数の負特性面状発熱体26a〜26hを調
理板20の裏側に配置する。面状発熱体26a〜26h
の両端に電極部27a〜27hを配する。調理板20を
装着するプレート本体21に電極部27a〜27hに対
応する電気接点31a〜31hを配する。各面状発熱体
26a〜26hを電気的に直列接続する。調理物を載置
すると、調理物の下側の面状発熱体26a〜26hの温
度が低下して抵抗値が上がる。この面状発熱体26a〜
26hすなわち熱を必要とする部分の電圧値が上がって
発熱量が集中し、調理物を効率良く加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理板上の調理物を加
熱する家庭用および業務用の調理用ホットプレートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のホットプレートには、図7の如
く、ホットプレート本体1側にシーズヒータ2が装備さ
れ、このシーズヒータ2上に調理板3を装着して調理板
3上の調理物を加熱するものがある。このホットプレー
トでは、調理板3上に調理物を載置して調理板3の表面
温度が低下したとき、調理板3に接触させたサーモスタ
ット等の温度センサにより低下した調理板3の表面温度
を検知し、調理板3の表面温度が所定の温度になるまで
シーズヒータ2における発熱量すなわち印加電圧を増や
して調理板3を加熱していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のホットプレート
においては、調理板3の表面温度が低下してから所定の
温度になるまで調理板3を加熱する際、調理板3の全体
を加熱することになり、調理物が載置されていない部分
までも加熱して無駄な電力を消費していた。また、調理
時間も長くなる傾向にあった。
【0004】一方、実開昭54−13461号公報およ
び実開平4−23091号公報には、複数の発熱体が装
備され、調理板を各発熱体に対応する複数の発熱面に分
けて別々に温度制御できるホットプレートが開示されて
いる。この種のホットプレートにおいては、調理板に調
理物が載置されたとき、調理物が載置されている発熱面
のみ加熱を促進することが可能で、調理物の加熱を効率
良く行うことができ、調理時間も短くできる。しかしな
がら、複数の発熱面を別々に温度制御するために、各発
熱面に対応した複数の温度センサを必要としており、構
造が複雑で、製造費用も高くなっていた。
【0005】本発明は上記に鑑み、温度センサ等を廃止
し、調理物の効率的な加熱、調理時間の短縮、消費電力
の節約等を実現できる調理用ホットプレートの提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、複数の負特性面状発熱体26a〜26hが帯状に
形成されて調理板20の裏側に夫々平行に配置され、面
状発熱体26a〜26hの両端に電極部27a〜27h
が配され、該電極部27a〜27hが直列接続されて各
面状発熱体26a〜26hが電気的に直列接続されてい
る。そして、各面状発熱体26a〜26hにおける電圧
値を検知する電圧検知手段32と、面状発熱体26a〜
26hの温度低下による抵抗値の増加の特性を利用して
各面状発熱体26a〜26hにおける電圧値の変化から
調理板20上の調理物の有無および調理物の調理度合い
を判別する判別手段と、調理板20上に調理物があると
き各面状発熱体26a〜26hにおける合計消費電力を
調理物がないときの合計消費電力以上とする加熱促進手
段とが設けられている。また、各面状発熱体26a〜2
6hが導電性皮膜40によって電気的に直列接続されて
いる。
【0007】
【作用】上記課題解決手段において、面状発熱体26a
〜26hに電圧を印加して発熱させ、調理物を調理板2
0上に載置して調理を行うと、調理物を載置した部分の
調理板20の表面温度が低下し、その結果温度が低下し
た部分の裏側に位置する面状発熱体26a〜26hの温
度も低下して抵抗値および電圧値が上がり、他の面状発
熱体26a〜26hの電圧値よりも大きくなる。したが
って、調理板20の表面のうち調理物の載置された部分
すなわち熱を必要とする部分に発熱量が集中し、調理物
に加わる熱量をより早く補充して、調理物を効率良く加
熱する。
【0008】一方、各面状発熱体26a〜26hにおけ
る電圧値が上がると、面状発熱体26a〜26hの抵抗
値が増加さらには温度が低下したことがわかり、調理板
20上に調理物があると判別する。また、調理板20上
に調理物があるときには、面状発熱体26a〜26hの
合計抵抗値が上がって合計消費電力が低下し、調理板2
0の全体の発熱量が低下してしまう。そこで、印加電圧
を上げて、各面状発熱体26a〜26hにおける合計消
費電力を調理物がないときの合計消費電力以上として各
面状発熱体26a〜26hの発熱量を増加させ、熱を必
要とする部分に発熱量を集中して、調理物の加熱を促進
する。そして、各面状発熱体26a〜26hの電圧値の
変化から調理度合いを判別し、調理完了時期を判別する
と報知等を行なう。
【0009】また、各面状発熱体26a〜26hを導電
性皮膜40により電気的に接続すると、ホットプレート
本体側において少なくとも2個の電気接点を設けるだけ
で、各面状発熱体26a〜26hと電気的接続が可能と
なる。
【0010】
【実施例】
(第一実施例)本発明の第一実施例の調理用ホットプレ
ートは、図2の如く、調理物を載置する調理板20と、
該調理板20を着脱自在に装着するホットプレート本体
21と、前記調理板20を覆う蓋22と、前記ホットプ
レート本体21のコネクタ21aに装着して電源コンセ
ントに接続する電源プラグコード23とを備えている。
なお、図2中、24はホットプレート本体21に設けら
れた操作パネルである。
【0011】前記調理板20は、図1の如く、長方形の
底部と、該底部の外周縁から立設された側部とが非導電
性セラミックスによって一体成形されている。そして、
調理板20の底部および側部の表側(調理物接触面)
は、焦げ等がこびりつかないようにフッ素樹脂等でコー
ティングされて非粘着処理が施されている。また、底部
の裏側には、8個の長方形状の嵌合溝25a〜25hが
夫々一定間隔を空けて平行に形成されている。
【0012】各嵌合溝25a〜25hには、炭化珪素を
主成分とする導電性セラミックスで帯状に成型された負
特性の面状発熱体26a〜26hが嵌め込まれて固定さ
れている。この負特性の面状発熱体26a〜26hの長
手方向両端には、アルミニウム等の金属を溶射すること
により電極部27a〜27hが形成されている。また、
この電極部27a〜27hを除く面状発熱体26a〜2
6hの表面は、非導電性セラミックスでコーティングさ
れて電気的に絶縁されており、漏電や感電等の防止とい
った安全面での配慮がなされている。
【0013】前記ホットプレート本体21には、図2,
3の如く、調理板20を装着するための凹部30が形成
され、該凹部30に調理板20の各電極部27a〜27
hに対応する電気接点31a〜31hが突出して絶縁体
を介して取付けられている。そして、調理板20を凹部
30に装着して各面状発熱体26a〜26hの電極部2
7a〜27hが対応する電気接点31a〜31hに夫々
接触したとき、図4に示すように、各面状発熱体26a
〜26hが電気的に直列接続されるようホットプレート
本体21の内部において結線されている。また、ホット
プレート本体21の内部においては、各面状発熱体26
a〜26hにおける電圧値を検知する電圧検知回路であ
る電圧検知手段32が各面状発熱体26a〜26hに電
気的に並列接続され、各面状発熱体26a〜26hに印
加される電源部33からの電圧を制御するマイクロコン
ピュータからなる制御部34が設けられている。
【0014】該制御部34は、調理板20上に調理物を
載置したときに負特性の面状発熱体26a〜26hの温
度低下によって抵抗値が増加する特性を利用して、電圧
検知回路32により検知された各面状発熱体26a〜2
6hにおける電圧値の変化から調理板20上の調理物の
有無および調理物の調理度合いを判別する判別機能と、
調理板20上に調理物があるとき電源部33から印加さ
れる電圧を上げて各面状発熱体26a〜26hにおける
合計消費電力を調理物がないときの合計消費電力以上と
する加熱促進機能と、調理完了が判別されるとホットプ
レート本体21の操作パネル24に表示あるいはブザー
等で報知する報知機能とを備えている。
【0015】さらに、ホットプレート本体21において
は、調理板20の凹部30への装着を検出するリミット
スイッチ等の調理板有無検出機構を設けて、調理板20
が装着されていないときには電気接点31a〜31hに
通電されないようにしたり、電気接点31a〜31hを
凹部30に進退自在に配し、調理板20を凹部30に装
着したときに調理板20により押し込まれて電気接点3
1a〜31hを凹部30に突出させる部材を設けて、調
理板20が凹部30に装着されていないときには電気接
点31a〜31hが自重で引っ込みホットプレート本体
21内に格納されるような構造として、調理板20が装
着されていないときに使用者が不注意に電気接点31a
〜31hに触れて感電しないような配慮がなされてい
る。また、調理板20が装着されていないときに電気接
点31a〜31hがホットプレート本体21内に格納さ
れていると、電気接点31a〜31hが汚れにくく、導
通不良の防止にもなる。
【0016】上記構成において、ホットプレート本体2
1のコネクタ21aに装着された電源プラグコード23
を電源コンセントに接続し、ホットプレート本体21の
凹部30に調理板20を装着する。このとき、各面状発
熱体26a〜26hの電極部27a〜27hと凹部30
の電気接点31a〜31hとが接触する。そして、電源
部33から各面状発熱体26a〜26hに電圧を印加し
て発熱させて予熱した後、調理物を調理板20上に載置
して調理を行う。
【0017】このとき、調理物を載置した部分の調理板
20の表面温度が低下し、その結果温度が低下した部分
の裏側に位置する面状発熱体26a〜26hの温度も低
下する。すると、面状発熱体26a〜26hは負特性を
有しているため、温度が低下した面状発熱体26a〜2
6hにおける抵抗値が上がる。ここで、面状発熱体26
a〜26hは電気的に直列接続されているので、抵抗値
の上がった面状発熱体26a〜26hの電圧値が他の面
状発熱体26a〜26hの電圧値よりも大きくなる。す
なわち、上方に調理物が存在する面状発熱体26a〜2
6hの発熱量が上方に調理物が存在しない面状発熱体2
6a〜26hの発熱量よりも多くなる。このため、調理
板20の表面のうち調理物の載置された部分すなわち熱
を必要とする部分に発熱量が集中し、調理物に加わる熱
量をより早く補充して、調理物を効率良く加熱する。
【0018】一方、各面状発熱体26a〜26hにおけ
る電圧値は電圧検知回路32により検知されており、調
理物を調理板20に載置して面状発熱体26a〜26h
の電圧値が上がると、このときの電圧値の変化から調理
板20上に調理物があることを判別する。これは、面状
発熱体26a〜26hの電圧値の変化から抵抗値の変化
がわかり、これにより面状発熱体26a〜26hの温度
を検知でき、この温度から調理物の有無が判別できるか
らである。
【0019】また、調理板20上に調理物があるときに
は、面状発熱体26a〜26hの合計抵抗値が上がって
合計消費電力が低下し、調理板20の全体の発熱量が低
下してしまう。そこで、電源部33から印加される電圧
を上げ、各面状発熱体26a〜26hにおける合計消費
電力を調理物がないときの合計消費電力と同じかそれよ
りも大として各面状発熱体26a〜26hの発熱量を増
加させる。このとき、上方に調理物が存在する面状発熱
体26a〜26hの抵抗値が大きいため、上述のように
熱を必要とする部分に発熱量が集中してさらに増加し、
調理物の加熱を促進する。
【0020】そして、加熱調理が進むにつれて調理物に
含まれる水分が蒸発して調理物の温度が上昇し、上方に
調理物が存在する面状発熱体26a〜26hの温度が再
び調理物載置前の安定した温度まで復帰して抵抗値が下
がると、これに伴って電圧値も下がって調理物載置前の
安定した状態に戻る。このときの電圧値の変化から調理
物の温度や焼き上がり加減等の調理度合いを判別し、電
圧値の変化があまりない状態となった調理完了時期を判
別すると、ホットプレート本体21の操作パネル24に
設けられた調理完了お知らせランプあるいはブザー等で
調理完了を報知する。
【0021】このように、調理板20に負特性の面状発
熱体26a〜26hを配して、これらを電気的に直列接
続することにより、調理板20における調理物の載置に
より表面温度が低下した部分に位置する面状発熱体26
a〜26hの発熱量を他の面状発熱体26a〜26hの
発熱量よりも多くすることができる。このため、従来の
ように複数の発熱体および温度センサを設けて複数の発
熱面を別々に温度制御しなくても、限られた消費電力の
範囲内で調理物があって熱を必要とする部分に発熱量を
集中して、調理物の加熱を効率良く行って調理時間を短
くすることができる。また、従来のようなヒータ等を設
ける代わりに、帯状の各面状発熱体26a〜26hが調
理板20の裏側に夫々配置されているので構造がシンプ
ルになり、清掃時に邪魔になるヒータ等がないため清掃
性が向上する。
【0022】しかも、各面状発熱体26a〜26hにお
ける電圧値を検知することにより、各面状発熱体26a
〜26hの温度検知が可能で、電圧値の変化から調理板
20上の調理物の有無および調理度合いを判別でき、さ
らには調理完了を報知できるため、従来のような温度セ
ンサおよびこれらの配線材を廃止して構造の簡略化およ
び製造コストの低減を実現でき、使用者の利便性も向上
できる。
【0023】また、調理板20上に調理物があるときに
は、各面状発熱体26a〜26hにおける合計消費電力
を調理物がないときの合計消費電力以上として、調理物
がある部分の発熱量をさらに増加させて調理物の加熱を
促進することができ、調理時間のさらなる短縮を図る共
に消費電力の節約にもなる。
【0024】(第二実施例)第二実施例の調理用ホット
プレートは、図5の如く、第一実施例の隣り合う各面状
発熱体26a〜26h同士が一端側と他端側で交互にア
ルミニウム等の金属の溶射によって形成された導電性皮
膜40により直列接続され、両端の面状発熱体26a,
26hにおける各一端側が夫々電極部27a,27hと
され、ホットプレート本体21の凹部30に両端の面状
発熱体26a,26hの電極部27a,27hに対応す
る2個の電気接点31a,31hが設けられ、調理板2
0を凹部30に装着して面状発熱体26a,26hの電
極部27a,27hが対応する電気接点31a,31h
に夫々接触したとき、各面状発熱体26a〜26hが電
気的に直列接続されるようホットプレート本体21の内
部において結線されている。
【0025】また、ホットプレート本体21の内部にお
いては、図6の如く、各面状発熱体26a〜26hおけ
る電流値を検知する電流検知回路である電流検知手段4
1が面状発熱体26a〜26hに電気的に直列接続さ
れ、各面状発熱体26a〜26hに印加される電源部3
3からの電圧を制御するマイクロコンピュータからなる
制御部42が設けられている。
【0026】この制御部42は、電流検知回路41によ
り検知された面状発熱体26a〜26hにおける電流値
の変化から調理板20上の調理物の有無および調理物の
調理度合いを判別する判別機能と、調理板20上に調理
物があるとき電源部33から印加される電圧を上げて各
面状発熱体26a〜26hにおける合計消費電力を調理
物がないときの合計消費電力以上とする加熱促進機能
と、調理完了が判別されるとホットプレート本体21の
操作パネル24に表示あるいはブザー等で報知する報知
機能とを備えている。
【0027】したがって、本実施例においては、調理物
を調理板20上に載置したときの面状発熱体26a〜2
6hの温度低下により、面状発熱体26a〜26hにお
ける抵抗値が上がるすなわち電流値が下がることから、
電流検知回路41により電流値を検知することにより面
状発熱体26a〜26hの温度検知が可能で、電流値の
変化から調理板20上の調理物の有無および調理度合い
を判別し、さらには調理完了を報知する。その他の構成
および動作は第一実施例と同様であり、第一実施例と同
様の機能を有する部材には同符号を付してある。
【0028】このように、各面状発熱体26a〜26h
を導電性皮膜40により直列接続したため、ホットプレ
ート本体21側において2個の電気接点31a,31h
を設けるだけで各面状発熱体26a〜26hとの電気的
接続が可能となり、各面状発熱体26a〜26hの両端
に電極部27a〜27hを配する時と比べて、ホットプ
レート本体21側の電気接点を減らして配線構造を簡略
化でき、さらなる製造コストの低減が可能となる。
【0029】また、面状発熱体26a〜26hにおける
電流値を検知して、調理物の有無および調理度合いの判
別を行なうため、各面状発熱体26a〜26hにおける
電圧値を検知するときと比べて、各面状発熱体26a〜
26hに夫々対応させた検知回路を必要とせず配線構造
が簡略化できる。
【0030】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、面
状発熱体は8個に限らず、また形状および配置も自由に
設定してもよい。この場合、面状発熱体の数を多くする
ほど調理物を効率良く加熱でき、面状発熱体の数を少な
くするほど配線構造が簡略化する。また、第一実施例に
おいて、各面状発熱体26a〜26hにおける電圧値を
検知する代わりに電流値を検知して、配線構造を簡略化
してもよい。さらに、面状発熱体26a〜26h自身を
調理板としてもよい。この場合、面状発熱体26a〜2
6hにおける絶縁対策を確実に行なう必要がある。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1によると、負特性の面状発熱体を電気的に直列接
続することにより、調理物の載置により表面温度が低下
した面状発熱体の発熱量を他の面状発熱体の発熱量より
も多くすることができる。このため、従来のように複数
の発熱体および温度センサを設けて複数の発熱面を別々
に温度制御しなくても、限られた消費電力の範囲内で調
理物があって熱を必要とする部分に発熱量を集中して、
調理物の加熱を効率良く行って調理時間を短くすること
ができる。
【0032】請求項2によると、従来のようなヒータ等
を設ける代わりに、帯状の各面状発熱体が調理板の裏側
に夫々配置されているので構造がシンプルになり、清掃
時に邪魔になるヒータ等がないため清掃性が向上する。
【0033】請求項3によると、各面状発熱体における
電圧値を検知することにより、各面状発熱体の温度検知
が可能で、電圧値の変化から調理板上の調理物の有無お
よび調理度合いを判別できるため、従来のような温度セ
ンサおよびこれらの配線材を廃止して構造の簡略化およ
び製造コストの低減を実現でき、さらには調理完了を報
知できるようにすると、使用者の利便性も向上できる。
また、調理板上に調理物があるときには、各面状発熱体
における合計消費電力を調理物がないときの合計消費電
力以上として、調理物がある部分の発熱量をさらに増加
させて調理物の加熱を促進することができ、調理時間の
さらなる短縮を図ると共に消費電力の節約にもなる。
【0034】請求項4によると、各面状発熱体を導電性
皮膜により電気的に接続したため、各面状発熱体の両端
に電極部を配する時と比べて、ホットプレート本体側の
電気接点を減らして配線構造を簡略化でき、さらなる製
造コストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の調理用ホットプレートに
おける調理板を示すもので、(a)は平面図、(b)は
側断面図、(c)は背面図
【図2】調理用ホットプレートの分解斜視図
【図3】調理用ホットプレートを示すもので、(a)は
平面図、(b)は側断面図
【図4】調理用ホットプレートの配線図
【図5】第二実施例の調理用ホットプレートにおける調
理板およびホットプレート本体を示す図
【図6】調理用ホットプレートの配線図
【図7】従来の調理用ホットプレートを示すもので、
(a)は平面図、(b)側断面図
【符号の説明】
20 調理板 26a〜26h 負特性面状発熱体 27a〜27h 電極部 32 電圧検知手段 40 導電性皮膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を載置して加熱する調理板を有す
    る調理用ホットプレートにおいて、前記調理板が複数の
    負特性面状発熱体とされ、各面状発熱体が電気的に直列
    接続されたことを特徴とする調理用ホットプレート。
  2. 【請求項2】 各面状発熱体が帯状に形成されて調理板
    の裏側に夫々平行に配置され、前記面状発熱体の両端に
    電極部が配され、該電極部が電気的に直列接続されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の調理用ホットプレート。
  3. 【請求項3】 各面状発熱体における電圧値を検知する
    電圧検知手段と、前記面状発熱体の温度低下による抵抗
    値の増加の特性を利用して各面状発熱体における電圧値
    の変化から調理板上の調理物の有無および調理物の調理
    度合いを判別する判別手段と、前記調理板上に調理物が
    あるとき各面状発熱体における合計消費電力を調理物が
    ないときの合計消費電力以上とする加熱促進手段とが設
    けられたことを特徴とする請求項1または2記載の調理
    用ホットプレート。
  4. 【請求項4】 各面状発熱体が導電性皮膜によって電気
    的に直列接続されたことを特徴とする請求項1記載の調
    理用ホットプレート。
JP3350494A 1994-03-03 1994-03-03 調理用ホットプレート Pending JPH07241243A (ja)

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