JPH0724065Y2

JPH0724065Y2 - 中通しうきを環付きうきに変えるアダプター

Info

Publication number: JPH0724065Y2
Application number: JP1990043866U
Authority: JP
Inventors: 栄一田中
Original assignee: 株式会社釣研
Priority date: 1990-04-23
Filing date: 1990-04-23
Publication date: 1995-06-05
Anticipated expiration: 2005-04-23
Also published as: JPH043566U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本考案は海、池または河川で魚釣りを行う場合に使用す
る中通しうきを環付きうきに変えるアダプターに関す
る。

〔従来の技術及びその問題点〕

うきには、目的魚の種類によって大小様々な形状、構造
のものがある。また、用途（海釣り用、川釣り用）によ
っても形状、構造は異なり、使用目的に応じて棒うき、
中通しうき、飛ばしうき等がある。

そして、うきの下には適当大きさの鉛を装着している
が、該鉛は潮流の速さ等によって変える必要があり、こ
のため鉛に応じてうきを交換する必要もある。

ところが、うきの中央に通し孔の設けられた中通しうき
を使用する場合、通常該中通しうきはミチイト（幹糸）
を通しているので、ミチイトをサルカン等の位置で切断
して再度繋ぎ直す必要があり、手間であるという問題点
があった。

また、近年化学物質を使用して発光する棒状発光体（例
えば、日本化学発光株式会社製、「ケミホタル」登録商
標）が市販され、該棒状発光体をうきの先端に取付けて
使用することが広く行われているが、この棒状発光体を
前記中通しうきに装着したい場合もある。

本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、使用す
る重り等が変わってもミチイトを切らないで中通しうき
の交換が容易に行え、しかも棒状発光体をも装着可能な
中通しうきを環付きうきに変えるアダプターを提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的に沿う請求項１記載の中通しうきを環付きうき
に変えるアダプターは、中通しうきの通し孔に装着され
る棒状体の上部にストッパーを、該棒状体の下部に掛止
孔を備えてなる中通しうきを環付きうきに変えるアダプ
ターであって、しかも前記ストッパーの上部には他の視
認体を装着する装着穴が形成されている。

そして、請求項２記載の中通しうきを環付きうきに変え
るアダプターは、請求項１記載の中通しうきを環付きう
きに変えるアダプターにおいて、前記装着穴の内側には
線状突起が形成されている。

〔作用〕

請求項１、２記載の中通しうきを環付きうきに変えるア
ダプターにおいては、上部にストッパーが設けられ下部
に掛止孔が設けられているので、棒状発光体を中通しう
きの通し孔に通し、下部にスナップサルカン等を装着す
ることによって環付きうきとして使用できる。そして、
該中通しうきを交換する場合には、下部のスナップサル
カン等を外して、該アダプターを中通しうきから引抜
き、別の中通しうきに該アダプターを装着し、下部の掛
止孔にスナップサルカン等を装着する。

そして、前記ストッパーの上部には他の視認体を装着す
る装着穴が設けられているので、例えば、前記した棒状
発光体、他のうき等を装着することができる。

特に、請求項２記載の中通しうきを環付きうきに変える
アダプターにおいては、装着穴の内側に線状突起が形成
されているので、装入する視認体に適当な押圧力を与
え、強く保持することができる。

〔実施例〕

続いて、添付した図面を参照しつつ本考案を具体化した
実施例につき説明し、本考案の理解に供する。

第１図、第２図には本考案の一実施例に係る中通しうき
を環付きうきに変えるアダプター15を示すが、図に示す
ように該中通しうきを環付きうきに変えるアダプター15
は、比較的強度を有するナイロン66等の合成樹脂（他の
硬質あるいは中硬質の合成樹脂、金属、竹または木材を
材料としたものであってもよい）からなり、棒状体16の
上部にストッパー17が設けられ、該棒状体16の下部には
掛止孔18が形成されている。

該中通しうきを環付きうきに変えるアダプター15に装着
されるうき本体19は、例えば、木材、合成樹脂等の材質
を使用し、その形状は楕円球等となって、中心に通し孔
が貫設されている。

棒状体16は、先部にストッパー17が形成され、うき本体
19が上部に抜けないようになっている。

そして、該ストッパー17には装着穴20が形成され、該装
着穴20の内側には縦方向に線状突起21が三本一定間隔を
おいて形成されている。なお、この実施例においては、
線状突起21が３本であるが、大きさに合わせて２本ある
いは４本以上であっても良く、また螺旋状であっても良
い。

前記棒状体16の下部には掛止孔18が穿設され、ミチイト
あるいはスナップサルカン等を通すことができるように
なっている。

前記棒状体16の長さは装着するうき本体の大きさあるい
は用途に合わせて製造されており、該棒状体16を、うき
本体19に対して固定的に係止し、ガタを無くすため、ゴ
ム管22が使用されている。なお、前記実施例において、
棒状体は差し込み部分に雄ネジを形成し、うき本体の通
し孔には雌ネジを形成して螺合するように形成してもよ
く、この場合にはゴム管22を省略することができる。

続いて、本考案に係る中通しうきを環付きうきに変える
アダプター15の使用方法について説明すると、第１図に
示すようにうき本体19に棒状体16を通し、ゴム管22で止
めて、該棒状体16の下部の掛止孔18にスイベル23付きの
スナップサルカン24を取付けて、前記スイベル23をミチ
イトに装着する。これによってミチイトが中通しうきの
装着孔を通らず装着されたアダプター15の掛止孔18を通
るようにすることができる。この場合、該うきを使用し
て遠くに投げる場合であっても、棒状体16の先端にはス
トッパー17が設けられているので、棒状体16からうき本
体19が外れることがない。

そして、夜間使用する場合には、前記ストッパー17の装
着穴20に、化学発光を利用した棒状発光体〔例えば、ケ
ミホタル（登録商標）〕を嵌入して使用することもでき
る。

前記装着穴20には、内側に線状突起21が設けられている
ので、前記嵌入した棒状発光体が容易に離脱することが
ない。

また、前記棒状発光体を使用しない場合は、予め前記装
着穴20に嵌合可能に形成した視認体となる他のうきを装
着することもできる。

〔考案の効果〕

請求項１、２記載の中通しうきを環付きうきに変えるア
ダプターにおいては、棒状体の上部にストッパーが、下
部に掛止孔が設けられているので、中通しうきを簡単に
環付きうきとして使用することができ、しかも簡単に中
通しうきを使用する人の好み、釣りの用途に応じて変え
ることができる。

そして、前記ストッパーに装着穴が設けられているの
で、該装着穴に棒状発光体等の視認体を装着できる。

特に、請求項２記載の中通しうきを環付きうきに変える
アダプターは、装着穴の内部には線状突起が形成されて
いるので、視認体の装着が容易となり、しかも線状突起
の弾性力によって押圧するので、強固に視認体を固定す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係る中通しうきを環付きう
きに変えるアダプターの正面図、第２図は同斜視図であ
る。〔符合の説明〕 15……中通しうきを環付きうきに変えるアダプター、16
……棒状体、17……ストッパー、18……掛止孔、19……
うき本体、20……装着穴、21……線状突起、22……ゴム
管、23……スイベル、24……スナップサルカン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】中通しうきの通し孔に装着される棒状体の
上部にストッパーを、該棒状体の下部に掛止孔を備えて
なる中通しうきを環付きうきに変えるアダプターであっ
て、しかも前記ストッパーの上部には他の視認体を装着
する装着穴が形成されていることを特徴とする中通しう
きを環付きうきに変えるアダプター。
【請求項２】前記装着穴の内側には線状突起が形成され
ている請求項１記載の中通しうきを環付きうきに変える
アダプター。