JPH07240120A - 同軸ケーブル - Google Patents

同軸ケーブル

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Publication number
JPH07240120A
JPH07240120A JP2716694A JP2716694A JPH07240120A JP H07240120 A JPH07240120 A JP H07240120A JP 2716694 A JP2716694 A JP 2716694A JP 2716694 A JP2716694 A JP 2716694A JP H07240120 A JPH07240120 A JP H07240120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial cable
rubber tube
wire
litz wire
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP2716694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Katanosaka
隆 片之坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP2716694A priority Critical patent/JPH07240120A/ja
Publication of JPH07240120A publication Critical patent/JPH07240120A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通電損失の少ない同軸ケーブルを提供する。 【構成】 複数の芯線を撚り合わせるとともに長さ方向
で夫々の芯線が外周部と中心部とに交互に位置するよう
に配置してシリコン熱収縮チューブ11bをかぶせるこ
とによりリッツ線11を形成し、リッツ線11に第一高
周波ゴムチューブ12と平綱編組線13と第二高周波ゴ
ムチューブ14を順にかぶせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同軸ケーブルに関し、通
電損失を減少させたものである。
【0002】
【従来の技術】例えば電縫管溶接を行うためには、以下
のような電縫管溶接装置が用いられる。電縫管溶接装置
の構成を図4に示しその回路図を図5に示すように、電
縫管溶接装置は発信盤1とコンデンサ盤2と高圧ブス・
ダクト3と出力変圧器4と二次回路5とで構成される。
発信盤1は発信管1aとその周辺回路を収容して構成さ
れ、コンデンサ盤2はタンクコンデンサ2aを収容して
構成され、高圧ブス・ダクト3はコンデンサ盤2と出力
変圧器4とを接続するために図6に示すように冷却水用
の流路3aが形成された高圧ブスバー3bを収容し、出
力変圧器4は電縫管6の製造ラインの近傍に配置され、
二次回路5は出力変圧器4から導かれる出力リード7と
コイルリード8とワークコイル9とで構成される。
【0003】出力変圧器4及び二次回路5からなる加熱
部10は、電縫管6の製造ラインと対応させるために上
下左右へ移動可能に設けられる一方、発信盤1及びコン
デンサ盤2は外形寸法が大きいこともあって製造ライン
とは離れて設置される。このため、これらを接続する高
圧ブス・ダクト3が必然的に長くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、高圧ブス・
ダクト内の高圧ブスバーが長くなることから、電圧降下
が大きく通電損失が大きい。また、高電圧,大電流の電
気を流すために発熱量が多く、冷却水の流れる流路が高
圧ブスバーに必要になるだけでなく、加熱部を前後左右
へ移動させるための摺動部分を高圧ブスバーに設けなけ
ればならない。
【0005】そこで本発明は、斯る課題を解決した同軸
ケーブルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、リッツ線と、第一高周波ゴムチュー
ブと、平綱編組線と、第二高周波ゴムチューブとで構成
される同軸ケーブルであって、リッツ線は、絶縁被覆さ
れた複数本の芯線を、夫々の芯線が中心部と外周部とに
交互に位置するように撚り合わせて形成し、第一高周波
ゴムチューブは、リッツ線の外側を覆って設け、平綱編
組線は、筒状に成形されるとともに第一高周波ゴムチュ
ーブの外側を覆って設け、第二高周波ゴムチューブは、
平綱編組線の外側を覆って設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】リッツ線は、絶縁被覆された芯線を中心部と外
周部とに交互に位置するようにしたことから、リッツ線
の断面全体に略均等に電気が流れて通電損失が小さく、
発熱が少ないことから強制冷却は不要である。
【0008】また、細い芯線を撚り合わせてリッツ線を
形成するとともに平綱編組線を用いることから可撓性を
有し、引き回しが容易で同軸ケーブルによる機器の接続
が容易に行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、本実施例は従来の電縫管溶接装
置の一部に本発明に係る同軸ケーブルを用いたものであ
る。
【0010】本実施例は、従来の電縫管溶接装置におけ
るタンクコンデンサ2aと出力変圧器4とを一体化して
共振ボックス内に収容する一方、発信盤1と共振ボック
スとの接続を同軸ケーブルを介して行うようにしたもの
である。つまり、同軸ケーブルを介して発信盤に接続さ
れた共振ボックス及び二次回路が、電縫管溶接をし得る
ように上下左右に動くようにしたものである。
【0011】同軸ケーブルの構造を図1〜図3に示す。
図2に示すように、同軸ケーブルはリッツ線11と、第
一高周波ゴムチューブ12と、平綱編組線13と、第二
高周波ゴムチューブ14とで構成される。
【0012】リッツ線11は、図3に示すように絶縁被
覆された複数の芯線11aを撚り合わせて構成したもの
であり、芯線11aは長さ方向に沿って外周部に配置さ
れたり中心部に配置されたりして交互に配置が入れ替わ
るようになっている。このようにしたのは、以下の理由
による。即ち、本来は導体に高周波電流を流すと表面効果
によって高周波電流は導体の外周部のみを流れて中心部
に流れないため、導体の中心部が利用されず多くの高周
波電流を流すことができない。一方、リッツ線のように外
周部と中心部とに交互に芯線を配置すると、有効な通電
断面積が増加して多くの高周波電流を流すことができ
る。このように撚り合わせた芯線11aは、シリコン熱収
縮チューブ11bをかぶせることでまとめられている。
【0013】リッツ線11の外側には第一高周波ゴムチ
ューブ12と、チューブ状に成形した平綱編組線13
と、第二高周波ゴムチューブ14とが順にかぶせられて
いる。そして、リッツ線11と、第一高周波ゴムチュー
ブ12と、平綱編組線13と第二高周波ゴムチューブ1
4との間にはある程度の隙間が生じるように各部材の直
径寸法が決定される。これは、第一高周波ゴムチューブ
12にリッツ線11を挿通するというように順次に挿通
作業を行う際に、作業が円滑に行えるようにしたもので
ある。
【0014】このように形成された同軸ケーブルの両端
は、図1に示すようにリッツ線11の端部に端子15が
取り付けられる一方、平綱編組線13の端部はチューブ
状であったものが線状に撚り直してシリコン熱収縮チュ
ーブ17がかぶせられるとともに端子16が取り付けら
れる。なお、18,19もシリコン熱収縮チューブであ
る。両端がこのように構成された同軸ケーブルにおける
端子15,16が、発振盤と共振ボックスとの図示しな
い端子に結合される。
【0015】次に、斯かる同軸ケーブルの作用を説明す
る。従来の電縫管溶接装置ではコンデンサ盤よりあとを
流れるために高圧ブスバーを流れる通電々流が大きかっ
たが、本実施例では発振盤よりあとを流れることになる
ため同軸ケーブルを流れる通電々流が従来よりも小さ
い。なお高圧ブスバーのように水冷構造ではないので、
同軸ケーブルには高圧ブスバーほど大きな電流を流すこ
とはできない。
【0016】同軸ケーブルを流れる電流は高圧でありし
かも同軸ケーブルは可撓性を有するため、発振盤を電縫
管の製造ラインから離れた位置に配置することが可能に
なる。従って、発振盤のレイアウトに汎用性があり、ス
ケールや油煙等を避けることが可能になることから現場
の環境改善に役立つ。しかも、大電流を流す高圧ブスバ
ーに代えて小電流を流す同軸ケーブルを用いることか
ら、通電損失が減少して著しく効率が向上する。そし
て、同軸ケーブルは可撓性を有することから、高圧ブス
バーのように多くのスペースを占有せずに共振ボックス
を上下左右へ移動させることができ、更に近傍の機器と
の干渉が生じず引き回しが容易である。
【0017】なお、本実施例は同軸ケーブルを電縫管溶
接装置に用いたものであるが、これに限るものではな
く、高周波スパイラルフィン溶接装置,高周波軽量H型
鋼溶接装置等の高周波電流の通電に用いることができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よる同軸ケーブルによれば芯線が中心部と外周部とに交
互に配置されるリッツ線を有するので、通電損失が少な
い。このため同軸ケーブルを長くすることが可能にな
り、機器のレイアウトに汎用性が生じる。また、通電損
失が少ないことから発熱量が少なく、冷却機構を設ける
必要がない。更に、可撓性を有することから、場所を取
らず同軸ケーブルの配設ルートを自由に設定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同軸ケーブルの端部の断面図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】本発明による同軸ケーブルのリッツ線に係り、
(a)は正面図、(b)は側面図。
【図4】電縫管溶接装置の斜視図。
【図5】電縫管溶接装置の回路図。
【図6】高圧ブスバーの斜視図。
【符号の説明】
11…リッツ線 12…第一高周波ゴムチューブ 13…平綱編組線 14…第二高周波ゴムチューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リッツ線と、第一高周波ゴムチューブ
    と、平綱編組線と、第二高周波ゴムチューブとで構成さ
    れる同軸ケーブルであって、 リッツ線は、絶縁被覆された複数本の芯線を、夫々の芯
    線が中心部と外周部とに交互に位置するように撚り合わ
    せて形成し、 第一高周波ゴムチューブは、リッツ線の外側を覆って設
    け、 平綱編組線は、筒状に成形されるとともに第一高周波ゴ
    ムチューブの外側を覆って設け、 第二高周波ゴムチューブは、平綱編組線の外側を覆って
    設けた同軸ケーブル。
JP2716694A 1994-02-25 1994-02-25 同軸ケーブル Pending JPH07240120A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2716694A JPH07240120A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 同軸ケーブル

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JP2716694A JPH07240120A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 同軸ケーブル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008262712A (ja) * 2007-03-20 2008-10-30 Yazaki Corp 高周波用電線、それを備えたワイヤハーネス、高周波用電線の製造方法、および高周波用電線を製造するための製造装置
JP2015516644A (ja) * 2012-03-05 2015-06-11 フーバー + スーナー アーゲー 同軸ケーブル用の撚り合わされた内部導体を製造するための方法および同軸ケーブル

Cited By (3)

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US10056172B2 (en) 2012-03-05 2018-08-21 Huber+Suhner Ag Method for producing a coaxial cable

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