JPH0723806U - 流体圧アクチュエータ - Google Patents

流体圧アクチュエータ

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JPH0723806U
JPH0723806U JP5966293U JP5966293U JPH0723806U JP H0723806 U JPH0723806 U JP H0723806U JP 5966293 U JP5966293 U JP 5966293U JP 5966293 U JP5966293 U JP 5966293U JP H0723806 U JPH0723806 U JP H0723806U
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rod
piston
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fluid pressure
recesses
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克広 糸井
茂 伊勢田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/08Characterised by the construction of the motor unit
    • F15B15/14Characterised by the construction of the motor unit of the straight-cylinder type
    • F15B15/149Fluid interconnections, e.g. fluid connectors, passages

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の端部材の間にレールとロッド5を設
け、ロッド5にピストン9を設けた固定部を有し、ロッ
ド5とピストン9を相対移動自在に貫挿した移動部をレ
ールに沿って相対移動させる流体圧アクチュエータにつ
いて、固定部のレールとピストン9が正確に平行に配置
されていなくても、レールに沿って相対移動する移動部
がピストン9と噛るのを防止する。またロッド5から横
穴と組立てに際しての方向性をなくす。 【構成】 ピストン9に挿入用凹部12,13を設け、
挿入用凹部12,13にロッド5の端部7b,8bを挿
入し、挿入用凹部12,13の内壁部12a,13aと
端部7b,8bの間に径方向の間隙15,16を設け
た。またロッド5の中空部7c,8cから挿入用凹部1
2,13および連通用凹部21,22を介してシリンダ
34に連通する圧力供給流路23,24を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体圧アクチュエータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、先に、実開平4−19904号公報に掲載されたように、一対 の端部材の間にガイドレールとロッドを設けるとともに前記ロッドにピストンを 設けた固定部を有し、前記ロッドと前記ピストンを相対移動自在に貫挿した移動 部を前記ガイドレールに沿って相対移動させる流体圧アクチュエータを提案して いる。またこの流体圧アクチュエータは、ロッドを中空にするとともにロッドに 横穴を設け、ロッドの中空部から横穴を介してシリンダに連通する圧力供給流路 を設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成を有する流体圧アクチュエータにおいて、移動部は、固定部のガイド レールに高精度に組み付けられ、これにより常に固定部に対して位置決めされて いる。また固定部のガイドレールは端部材に硬く固定され、ピストンはロッドを 介して端部材に硬く固定されている。したがって上記構成の流体圧アクチュエー タによると、ガイドレールとピストンが正確に平行に配置されていないと、移動 部の相対移動中、ガイドレールに沿って相対移動する移動部がピストンと噛って しまい、円滑に移動し得ない問題(問題1)がある。
【0004】 また上記構成の流体圧アクチュエータには、圧力供給流路の一部を構成すべく ロッドに横穴が設けられているために、この横穴の加工作業が厄介である問題( 問題2)がある。また横穴がロッドの軸方向中央ではなく軸方向一方に偏して設 けられているために、流体圧アクチュエータを組み立てるのに際して、ロッドの 取付向きが限定される問題(問題3)がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、請求項1に示すように、一対の端部 材の間にガイドレールとロッドを設けるとともに前記ロッドにピストンを設けた 固定部を有し、前記ロッドと前記ピストンを相対移動自在に貫挿した移動部を前 記ガイドレールに沿って相対移動させる流体圧アクチュエータにおいて、前記ピ ストンに挿入用凹部を設けるとともに前記挿入用凹部に前記ロッドの端部を挿入 し、前記挿入用凹部の内壁部と前記端部の間に径方向の間隙を設けることにした 。
【0006】 また請求項2に示すように、一対の端部材の間にガイドレールとロッドを設け るとともに前記ロッドにピストンを設けた固定部を有し、前記ロッドと前記ピス トンを相対移動自在に貫挿した移動部を前記ガイドレールに沿って相対移動させ る流体圧アクチュエータにおいて、前記ピストンに挿入用凹部を設けるとともに 前記挿入用凹部に前記ロッドの端部を挿入し、前記ロッドを中空にするとともに 前記ピストンに連通用凹部を設け、前記ロッドの中空部から前記挿入用凹部およ び前記連通用凹部を介してシリンダに連通する圧力供給流路を設けることにした 。
【0007】 請求項1に係る考案は上記問題1を解消するもので、請求項2に係る考案は上 記問題2および3を解消するものである。また請求項1に係る考案と請求項2に 係る考案は「一対の端部材の間にガイドレールとロッドを設けるとともに前記ロ ッドにピストンを設けた固定部を有し、前記ロッドと前記ピストンを相対移動自 在に貫挿した移動部を前記ガイドレールに沿って相対移動させる流体圧アクチュ エータ」であって、かつ「前記ピストンに挿入用凹部を設けるとともに前記挿入 用凹部に前記ロッドの端部を挿入し」た点で、産業上の利用分野および構成に欠 くことができない事項の主要部を同一としている。
【0008】
【作用】 ピストンの挿入用凹部の内壁部とロッドの端部の間に径方向の間隙が設けられ ていると、ピストンとロッドの間に径方向の遊びが設定されることになる。した がって仮にガイドレールとピストンが正確に平行に配置されていなくても、移動 部がガイドレールに沿って移動して来るのに従って、ピストンが移動部に押され て、噛りを減少すべく向きを変える。
【0009】 またロッドに設けられた中空部からピストンに設けられた挿入用凹部および連 通用凹部を介してシリンダに連通する圧力供給流路が設けられていると、ロッド に横穴を設ける必要がなく、組立てに際しての方向性がなくなる。
【0010】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、図1は当該流体圧アク チュエータの一部切欠平面図、図2は図1の要部拡大図である。
【0011】 図1において、先ず、符号1は固定部であり、この固定部1は、以下の構成を 有している。
【0012】 すなわち、一対の端部材2,3が互いに平行に配置されており、この一対の端 部材2,3の間にガイドレール4が端部材2,3と直交するように架設されると ともに、ロッド5がガイドレール4と平行に架設されている。ガイドレール4は 複数のボルト6により端部材2,3に硬く固定されている。ロッド5は中空であ って、かつ軸方向に二分割されており、分割体7,8同士の間にピストン9が挾 まれている。
【0013】 ロッド5の分割体7,8はそれぞれ、軸方向一端部7a,8aにおいて、端部 材2,3の内側側面に設けられた挿入凹部10,11に挿入されるとともに、軸 方向他端部7b,8bにおいて、ピストン9の軸方向端面に設けられた挿入用凹 部12,13に挿入されている。図面からは明らかでないが、端部材2,3の挿 入凹部10,11の内壁部(内周面)と分割体7,8の軸方向一端部7a,8a の外周面の間には、径方向の間隙が設定され、挿入凹部10,11の内壁部(内 周面)から外周側に一段下がったところに、環状を呈するゴム状弾性材製の弾性 体14が径方向に適宜圧縮された状態で介装されており、これにより分割体7, 8がこの弾性体14により弾性的に支持されている。また図2に拡大して示すよ うに、ピストン9の挿入用凹部12,13の内壁部(内周面)12a,13aと 分割体7,8の軸方向他端部7b,8bの外周面の間にも、所定の幅を備えた径 方向の間隙15,16が設定されている。
【0014】 端部材2,3の外側側面にそれぞれ、圧力供給ポート17,18が設けられて おり、この圧力供給ポート17,18と分割体7,8の中空部7c,8cを連通 するように、接続路19,20が設けられている。また中空部7c,8cと後記 するシリンダ34の両室を連通するように、ピストン9の軸方向端面にそれぞれ 連通用凹部21,22が挿入用凹部12,13と一部重なるようにして設けられ ており、分割体7,8の中空部7c,8cから挿入用凹部12,13および連通 用凹部21,22を介してシリンダ34の両室に連通する圧力供給流路23,2 4が設けられている。また端部材2,3にそれぞれ、後記する移動部31が往復 動のストローク限に来たときに緩衝作用をなすショックアブソーバ25,26が 取り付けられている。
【0015】 図1において、符号31は移動部であり、この移動部31は、以下の構成を有 している。
【0016】 すなわち、略箱形のテーブル32がガイドレール4の上に図示しない直動ベア リングを介して、ガイドレール4の長手方向に沿って相対移動自在に高精度に組 み合わされるとともに、ピストン9と組み合わされたシリンダ34を内蔵した略 箱形のシリンダボディ33がロッド5とピストン9の外周に相対移動自在に組み 合わされており、このテーブル32とシリンダボディ33が連結金具35を介し て連結されている。ロッド5の分割体7,8はそれぞれ、シリンダ34両端の端 蓋36,37に相対移動自在に貫挿されている。
【0017】 シリンダボディ33の正面に、上記した一対の圧力供給ポート17,18と選 択的に使用される一対の圧力供給ポート38,39が設けられており、シリンダ ボディ33の両側面にそれぞれ、ショックアブソーバ25,26に当接するスト ッパ40(図には片方のみが描かれている)が取り付けられている。
【0018】 上記構成を有する流体圧アクチュエータは、例えば、固定部1を取付部材(図 示せず)に固定するとともに移動部31のテーブル32に工作機械等のワーク( 図示せず)を固定し、圧縮空気等の流体圧の供給を受けて、移動部31をワーク とともに直線的に往復動させる。この場合、取付部材にはガイドレール4が固定 され、一対の端部材2,3はガイドレール4に支持された状態で宙に浮く。また ガイドレール4がテーブル32を支持し、テーブル32が連結金具35を介して シリンダボディ33を支持し、一対の端部材2,3とシリンダボディ33がロッ ド5の分割体7,8とピストン9を支持することになる。また反対に移動部31 を取付部材に固定し、固定部1を直線的に往復動させる場合もある。
【0019】 そして何れにしても、固定部1と移動部31がガイドレール4とテーブル32 の組合せにより高精度に位置決めされるのに対して、ピストン9が径方向の間隙 15,16による径方向の遊びを備えた状態でロッド5の分割体7,8に支持さ れているために、仮にガイドレール4とピストン9が正確に平行に配置されてい なくても移動部31がガイドレール4に沿って移動して来るのに従って、ピスト ン9がシリンダ34の内壁に押されて、その姿勢を変え、すなわちピストン9が 噛りを減少する方向へ向きを変える。
【0020】 したがってこの作動の範囲内において、移動部31の相対移動中、ガイドレー ル4に沿って相対移動する移動部31がピストン9と噛るのを防止することがで き、これにより移動部31を従来より円滑に相対移動させることができる。また これにより関連部品の寸法公差を緩やかにすることができるために、生産性を向 上させることができる。尚、この効果は、ロッド5の分割体7,8が弾性体14 により弾性的に支持されていることにより、増幅される。
【0021】 またロッド5の分割体7,8に設けられた中空部7c,8cからピストン9に 設けられた挿入用凹部12,13および連通用凹部21,22を介してシリンダ 34に連通する圧力供給流路23,24が設けられているために、従来のように ロッド5に横穴を設ける必要がなく、組立てに際しての方向性をなくすことがで きる。
【0022】 図3および図4は上記実施例に係るピストン9を単品で描いている。両図から 分かるように、連通用凹部21,22は、挿入用凹部12,13に対して偏心し て設けられたドリル穴であるが、図5ないし図7に示すように、ザクリ穴であっ ても良い。
【0023】
【考案の効果】
本考案は以下の効果を奏する。すなわち、ピストンを径方向の間隙による径方 向の遊びを備えた状態で支持するようにしたことに伴って、ガイドレールとピス トンが正確に平行に配置されていなくても、移動部がピストンと噛るのを防止す ることができ、これにより移動部を従来より円滑に走行させることができる。ま たこれにより関連部品の寸法公差を緩やかにすることができるために、生産性を 向上させることができる(請求項1)。
【0024】 またロッドの中空部からピストンの挿入用凹部および連通用凹部を介してシリ ンダに連通する圧力供給流路が設けられているために、従来のようにロッドに横 穴を設ける必要がなく、組立てに際しての方向性をなくすことができる(請求項 2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る流体圧アクチュエータの
一部切欠平面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】同実施例に係るピストンの断面図
【図4】同実施例に係るピストンの側面図
【図5】本考案の他の実施例に係る流体圧アクチュエー
タの要部断面図
【図6】同実施例に係るピストンの断面図
【図7】同実施例に係るピストンの平面図
【符号の説明】
1 固定部 2,3 端部材 4 ガイドレール 5 ロッド 6 ボルト 7,8 分割体 7a,8a 軸方向一端部 7b,8b 軸方向他端部 7c,8c 中空部 9 ピストン 10,11 挿入凹部 12,13 挿入用凹部 12a,13a 内壁部 14 弾性体 15,16 間隙 17,18,38,39 圧力供給ポート 19,20 接続路 21,22 連通用凹部 23,24 圧力供給流路 25,26 ショックアブソーバ 31 移動部 32 テーブル 33 シリンダボディ 34 シリンダ 35 連結金具 36,37 端蓋 40 ストッパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の端部材(2)(3)の間にガイド
    レール(4)とロッド(5)を設けるとともに前記ロッ
    ド(5)にピストン(9)を設けた固定部(1)を有
    し、前記ロッド(5)と前記ピストン(9)を相対移動
    自在に貫挿した移動部(31)を前記ガイドレール
    (4)に沿って相対移動させる流体圧アクチュエータに
    おいて、前記ピストン(9)に挿入用凹部(12)(1
    3)を設けるとともに前記挿入用凹部(12)(13)
    に前記ロッド(5)の端部(7b)(8b)を挿入し、
    前記挿入用凹部(12)(13)の内壁部(12a)
    (13a)と前記端部(7b)(8b)の間に径方向の
    間隙(15)(16)を設けたことを特徴とする流体圧
    アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 一対の端部材(2)(3)の間にガイド
    レール(4)とロッド(5)を設けるとともに前記ロッ
    ド(5)にピストン(9)を設けた固定部(1)を有
    し、前記ロッド(5)と前記ピストン(9)を相対移動
    自在に貫挿した移動部(31)を前記ガイドレール
    (4)に沿って相対移動させる流体圧アクチュエータに
    おいて、前記ピストン(9)に挿入用凹部(12)(1
    3)を設けるとともに前記挿入用凹部(12)(13)
    に前記ロッド(5)の端部(7b)(8b)を挿入し、
    前記ロッド(5)を中空にするとともに前記ピストン
    (9)に連通用凹部(21)(22)を設け、前記ロッ
    ド(5)の中空部(7c)(8c)から前記挿入用凹部
    (12)(13)および前記連通用凹部(21)(2
    2)を介してシリンダ(34)に連通する圧力供給流路
    (23)(24)を設けたことを特徴とする流体圧アク
    チュエータ。
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