JPH0723786Y2 - 映写スクリーン用水幕形成装置 - Google Patents

映写スクリーン用水幕形成装置

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JPH0723786Y2
JPH0723786Y2 JP1989119107U JP11910789U JPH0723786Y2 JP H0723786 Y2 JPH0723786 Y2 JP H0723786Y2 JP 1989119107 U JP1989119107 U JP 1989119107U JP 11910789 U JP11910789 U JP 11910789U JP H0723786 Y2 JPH0723786 Y2 JP H0723786Y2
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JP
Japan
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water
water curtain
fine
curtain
coarse
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JP1989119107U
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JPH0358632U (ja
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敏光 荒木
利邦 飯島
毅 宇田川
清 青木
武志 酒井
政之 荻野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は映写スクリーンン用の水幕形成装置にかかり、
特に野外で発生する横風によって水幕が乱されることを
抑制できる水幕形成装置に関する。
[従来の技術] 従来の野外映画劇場では映写スクリーンを野外に設定
し、これに映像を投影して多くの観客に映画等を鑑賞さ
せている。この野外映画劇場の映写スクリーンは、屋内
劇場と同じくシート状やボード状のものが用いられお
り、この映写スクリーンの支持枠を組立て、これにシー
トやボードなどを取付けることが必要である。そのた
め、これらの支持枠の組立てや解体の作業が煩雑であっ
た。
そこで、野外に水幕を形成して、この水幕を映写スクリ
ーンとして映像を投影する野外劇場が提案されている。
この水幕の形成装置は、例えば第6図に示すように所定
の長さを有する送水管12にその長手方向に沿って所定間
隔毎にノズル13を設け、このノズル13から水を霧状に噴
水させ水幕Sによる映写スクリーンを形成するよう構成
されている。
この水幕形成装置によれば、水上あるいは陸上に容易に
大型のスクリーンを形成することができ、大勢の観客が
一時にスクリーンに映し出される映画等を鑑賞すること
ができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述の水幕形成装置で野外に水幕を形成
する場合、送水管のノズルから噴水される水粒はノズル
から遠くなる領域において拡散して広がると共にその噴
出力がなくなる状態となる。この状態の水幕Sに横風W
が当ると水幕Sは風に吹かれて乱れて図示するような水
幕Swの状態となる。
そのため、映像はその乱れた状態の水幕に映し出される
ことになり、均一な鮮明さをもった映像が得られず、映
画等を美的に鑑賞することが出来ないという問題があ
る。
本考案は上述の問題点を解決するためになされたもので
あって、その目的とするところは、野外で横風が吹いて
も水幕の乱れが抑制され、横風による影響を生じさせな
い映写スクリーン用の水幕を形成する装置を提供するに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は水幕で形成される
映写スクリーンの長手方向に沿って、細粒水幕を形成す
る細水粒ノズル列と粗粒水幕を形成する粗水粒ノズル列
とを並列して設けて構成される。
[作用] 水供給源から水を、送水管の細水粒で水を噴水する細水
粒ノズル列と粗水粒で水を噴水する粗水粒ノズル列とに
供給する。
この噴水で、送水管に沿って細粒水幕と、粗粒水幕とが
並行して形成される。
この細粒水幕は細かい霧状の水粒で形成されるので、投
影される映像を鮮明に映し出すことができるが、水粒が
細かいので横風が吹いた場合、これに流され易いことに
なる。
一方、粗粒水幕は粗い水粒で形成されるので、細水粒に
比べその水粒は噴出力を保有し、かつ空気の抵抗が小さ
いので、横風が吹いた場合でもこれによって流されるこ
とが比較的少ない したがって、この水幕形成装置で形成される水幕は、細
粒水幕で鮮明な映像を得ることができると共に野外で横
風が吹いた場合、この風の影響をうけることの少ない粗
粒水幕で細粒水幕の細水粒が流れて乱れることを抑制す
ることができる。
これにより、横風が吹いてもこれに影響されることな
く、鮮明な映像を映し出す水幕を形成することができ
る。
[実施例] 本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例にかかる水幕形成装置は陸上あるいは河川、
池等の水上に設けられ、水を上方に向けて噴水し、水幕
を形成するようになっている。
第1図および第2図に示すように、その映写スクリーン
が形成される位置の長手方向に向けて送水管1が設置さ
れる。この送水管1は所望する水幕Sの長さに応じて、
その長さが決められ、一体的な金属管等で形成され支持
体2で支持されるようになっている。この送水管1に
は、貯槽の水、海水、または川水等を所定の水圧で圧送
するための、図示しない給水ポンプと送水のための配管
が取付けられる。
送水管1の上部には、これと直交する方向に向けて適宜
間隔を置いて適宜数の分水管8が取付けられており、こ
の分水管8の外方両端部にそれぞれ細水粒ノズル5と粗
水粒ノズル6とが取付けられている。
この分水管8ごとに取付けられている細水粒ノズル5と
粗水粒ノズル6とで、図示するように、この送水管1の
長手方向に沿って細水粒ノズル列15と粗水粒ノズル列16
とが並行して形成される。なお、この分水管8の長さL
は形成される水幕Sの幅に相当し、この幅を狭くして鮮
明な映像を映し出すため比較的短く形成される。
細水粒ノズル列15を構成する細水粒ノズル5は送水管1
からの水を細かい霧状の水粒として噴水し、細粒水幕S5
を形成するようになっている。また、粗水粒ノズル列16
を形成する粗水粒ノズル6は送水管1からの水を粗い水
粒として噴水し、粗粒水膜S6を形成するようになってい
る。
この細水粒ノズル5は、その内側に位置され送水される
水で半円状の細粒水幕S5を噴水する半円状ノズル10a
と、その外側に位置され、同じく送水される水で扇状の
細粒水幕S5を噴水する扇状ノズル11aとが一組となって
構成される。また、粗水粒ノズル6も同じく、半円状の
粗粒水幕S6を噴水する半円状ノズル10b′と、扇状の粗
粒水幕S6を噴水する扇状ノズル11b′とが一組になって
構成される。
具体的に、第3図に示すように、半円状ノズル10a,10
b′は、送水管1の長手方向に向けて半円状水幕Saを噴
水するよう噴水角度αの噴水口が形成されている。また
扇状ノズル11a,11b′は、同じく扇状水幕Sbを噴水する
よう、半円状ノズル10の噴水角度αより狭い噴水角度β
の噴水口が形成されている。そして、この半円状ノズル
10で形成される半円状水幕Saと、扇状ノズル11で形成さ
れる扇状水幕Sbとで、映像を写し出す水幕Sが形成され
ることになる。
なお、半円状ノズル10と扇状ノズル11と共に図示しない
棒状ノズルを、それぞれの細水粒ノズル5と粗水粒ノズ
ル6とに設けて、水幕Sを上方に向けて拡張して形成す
ることもできる。
この実施例にかかる水幕形成装置は、上述のように構成
されているので、映画等を映写する映写スクリーンとし
ての水幕Sを形成するに際しては、まず、水を給水ポン
プから送水管1に送水する。
細水粒ノズル5と粗水粒ノズル6との、それぞれの半円
状ノズル10a,10b′で形成される半円状水幕Saと、扇状
ノズル11a,11b′で形成される扇状水幕Sbとで、映写ス
クリーンとして使用される大きさの水幕Sが形成され、
さらに、この水幕Sは細水粒ノズル5で噴水される霧状
の細粒水幕S5と粗水粒ノズル6で噴水される粗水粒の粗
粒水幕S6とで覆われて形成されることになる。
これにより、この水幕Sは、細粒水幕S5と粗粒水幕S6と
が並列して形成されることになり、この細粒水幕S5で鮮
明な映像を映し出すことができ、この映像の映写中に横
風Wが吹いてきても、この風は粗粒水幕S6で風に流され
やすい細粒水幕S5が乱れるのを抑制することになる。
したがって、この水幕形成装置によって形成される映写
スクリーンとしての水幕Sは、横風が吹いても流される
ことが少なく乱れないので、常に鮮明な映像が写し出さ
れることになり、観客は映し出される鮮明な映画等を鑑
賞することができる。
また、第4図に示すように、送水管1に取付けられるそ
れぞれの分水管8aの中央部に半円状ノズルと扇状ノズル
で構成される細水粒ノズル5aを設け、その両側に同じく
半円状ノズルと扇状ノズルで構成される粗水粒ノズル6a
を設け、この粗水粒ノズル6aで形成される粗粒水幕S6に
よって、横風による影響を受けやすい細水粒ノズル5aで
形成される細粒水幕S5を保護するようにしてもよい。こ
の場合、第5図に示すように送水管の送水を分水管で分
水することなく、1本の細水粒ノズル5bと、その両側に
2本の粗水粒ノズル6bを、それぞれを送水管1a,b,cに取
付け、送水量の増大を計るようにしてもよい。
なお、本実施例では水幕Sを上方に吹上げる場合を示し
たが、送水管1を上部に設け水幕Sを下方に吹下げるよ
うにしてもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、細水粒ノズル列と粗水粒ノズル列とで
水幕を形成するので、横風の影響を抑制できるので、乱
れのない均一な水幕による映写スクリーンを形成するこ
とができ、このスクリーンに鮮明な映像を映し出すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる実施例の水幕形成装置の斜視
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図はこの実施例
にかかる装置で形成される水幕の説明図、第4図および
第5図は第1図の実施例の変形例の正面図、第6図は従
来提案されている水幕形成装置の側面図である。 図中、5は細水粒ノズル、6は粗水粒ノズル、15は細水
粒ノズル列、16は粗水粒ノズル列、Sは水幕である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青木 清 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)考案者 酒井 武志 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)考案者 荻野 政之 東京都江東区豊洲2丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水幕で形成される映写スクリーンの長手方
    向に沿って、細粒水幕を形成する細水粒ノズル列と粗粒
    水幕を形成する粗水粒ノズル列とを並列して設けたこと
    を特徴とする映写スクリーン用水幕形成装置
JP1989119107U 1989-10-13 1989-10-13 映写スクリーン用水幕形成装置 Expired - Lifetime JPH0723786Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989119107U JPH0723786Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 映写スクリーン用水幕形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989119107U JPH0723786Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 映写スクリーン用水幕形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0358632U JPH0358632U (ja) 1991-06-07
JPH0723786Y2 true JPH0723786Y2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=31667247

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989119107U Expired - Lifetime JPH0723786Y2 (ja) 1989-10-13 1989-10-13 映写スクリーン用水幕形成装置

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JPH0358632U (ja) 1991-06-07

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