JPH07237203A - 単板接合機における移動衝合装置 - Google Patents
単板接合機における移動衝合装置Info
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- JPH07237203A JPH07237203A JP5297894A JP5297894A JPH07237203A JP H07237203 A JPH07237203 A JP H07237203A JP 5297894 A JP5297894 A JP 5297894A JP 5297894 A JP5297894 A JP 5297894A JP H07237203 A JPH07237203 A JP H07237203A
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- veneers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単板接合部への精密な隙間の形成とその衝合
時の精密な側圧の印加を、それぞれ独立した二つの作動
機構のもとに安全確実に行うこと。 【構成】 後縁切断を終えた後の先行単板１の後縁部
を、一旦待機位置にある後続単板１ａの前縁部より所定
量前方位置に移動させて、両単板１，１ａの接合部に形
成した所定の隙間に溶融ホットメルト樹脂１４をスポッ
ト状に押出して注入した後、再び先行単板１の後縁部
を、所定量後方位置に移動し，両単板１，１ａの接合部
を粗く衝合可能に装着した先行単板後縁部の挟持移動体
２と、該挟持移動体２を所定量づつ往復動可能に装着し
たクランク３ａおよびエアーシリンダー３ｂ等からなる
先行単板後縁部の定量移動機構３と、該定量移動機構３
の往復動により一旦粗く衝合した両単板１，１ａの接合
部に所要の側圧を印加して更に密に衝合可能に定量移動
機構３に直列に連設した側圧印加機構４とからなるこ
と。
時の精密な側圧の印加を、それぞれ独立した二つの作動
機構のもとに安全確実に行うこと。 【構成】 後縁切断を終えた後の先行単板１の後縁部
を、一旦待機位置にある後続単板１ａの前縁部より所定
量前方位置に移動させて、両単板１，１ａの接合部に形
成した所定の隙間に溶融ホットメルト樹脂１４をスポッ
ト状に押出して注入した後、再び先行単板１の後縁部
を、所定量後方位置に移動し，両単板１，１ａの接合部
を粗く衝合可能に装着した先行単板後縁部の挟持移動体
２と、該挟持移動体２を所定量づつ往復動可能に装着し
たクランク３ａおよびエアーシリンダー３ｂ等からなる
先行単板後縁部の定量移動機構３と、該定量移動機構３
の往復動により一旦粗く衝合した両単板１，１ａの接合
部に所要の側圧を印加して更に密に衝合可能に定量移動
機構３に直列に連設した側圧印加機構４とからなるこ
と。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は合板製造の分野において
利用されるものであって、特にベニヤレース、ベニヤス
ライサー等によって切削された帯状に連ならないベニヤ
単板を対象にして、その有寸巾に切断した小幅単板の接
合部の上面および端面に溶融ホットメルト樹脂を断面Ｔ
字型に塗着投錨して、すだれ状に連なった接合単板を得
るに際し、最初に行われる単板接合部の精密な隙間の形
成と、次で行われる衝合時の精密な側圧の印加を、それ
ぞれ独立した二つの作動機構のもと安全確実に行えるよ
うに改良した、単板接合機における移動衝合装置に関す
るものである。
利用されるものであって、特にベニヤレース、ベニヤス
ライサー等によって切削された帯状に連ならないベニヤ
単板を対象にして、その有寸巾に切断した小幅単板の接
合部の上面および端面に溶融ホットメルト樹脂を断面Ｔ
字型に塗着投錨して、すだれ状に連なった接合単板を得
るに際し、最初に行われる単板接合部の精密な隙間の形
成と、次で行われる衝合時の精密な側圧の印加を、それ
ぞれ独立した二つの作動機構のもと安全確実に行えるよ
うに改良した、単板接合機における移動衝合装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種単板接合機の移動側圧印加
装置としては、例えば先願発明になる特公昭６３−４７
６０１号単板接合方法の公報中に開示されている如く、
搬入コンベヤに軸装されているエアーシリンダー等の往
復作動機構により後続単板の後退前進を行わしめ、前記
往復作動機構の後退量に対する前進量を、接合単板の板
厚、強度に応じて所要量余分に設定して相互の落差によ
り接合押圧力を調整自在に構成した移動衝合装置の技術
が開示されている。
装置としては、例えば先願発明になる特公昭６３−４７
６０１号単板接合方法の公報中に開示されている如く、
搬入コンベヤに軸装されているエアーシリンダー等の往
復作動機構により後続単板の後退前進を行わしめ、前記
往復作動機構の後退量に対する前進量を、接合単板の板
厚、強度に応じて所要量余分に設定して相互の落差によ
り接合押圧力を調整自在に構成した移動衝合装置の技術
が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
単板接合機の移動衝合装置では、搬入コンベヤに軸装し
た単一のエアーシリンダーやこれに代わるカム機構等の
往復作動機構により該搬入コンベヤ共々これを前進後退
させて溶融ホットメルト樹脂を断面Ｔ字型に注入するた
めの所要の隙間の形成と、その隙間の閉鎖による単板接
合部への更なる衝合動作とを単一の作動機構により搬入
コンベヤ共々繰り返していたものであるから、比較的大
型で慣性を伴う前記搬入コンベヤ共々往復移動操作では
０．５〜１ｍｍ程度の精密な隙間の形成が極めて困難で
あり、また１〜２ｍｍ程度の薄い板厚の端面を衝合する
際に接合部に挫屈やオーバーラップ現象を惹起させない
ための精密な側圧の印加が極めて困難なものであった。
単板接合機の移動衝合装置では、搬入コンベヤに軸装し
た単一のエアーシリンダーやこれに代わるカム機構等の
往復作動機構により該搬入コンベヤ共々これを前進後退
させて溶融ホットメルト樹脂を断面Ｔ字型に注入するた
めの所要の隙間の形成と、その隙間の閉鎖による単板接
合部への更なる衝合動作とを単一の作動機構により搬入
コンベヤ共々繰り返していたものであるから、比較的大
型で慣性を伴う前記搬入コンベヤ共々往復移動操作では
０．５〜１ｍｍ程度の精密な隙間の形成が極めて困難で
あり、また１〜２ｍｍ程度の薄い板厚の端面を衝合する
際に接合部に挫屈やオーバーラップ現象を惹起させない
ための精密な側圧の印加が極めて困難なものであった。
【０００４】よって本発明は前記単板接合部への精密な
隙間の形成とその衝合時の精密な側圧の印加を、それぞ
れ独立した二つの作動機構のもとに安全確実に行えるよ
うに改良した、単板接合機における移動衝合装置の開発
を目的としたものである。
隙間の形成とその衝合時の精密な側圧の印加を、それぞ
れ独立した二つの作動機構のもとに安全確実に行えるよ
うに改良した、単板接合機における移動衝合装置の開発
を目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、単板移送路の所定位置に設定した単板接合部
にて、先行単板の後縁切断と後続単板の前縁切断および
前記両単板接合部への溶融ホットメルト樹脂の塗着と押
圧冷却を行って単板をすだれ状に接合するようにした単
板接合機において、
するため、単板移送路の所定位置に設定した単板接合部
にて、先行単板の後縁切断と後続単板の前縁切断および
前記両単板接合部への溶融ホットメルト樹脂の塗着と押
圧冷却を行って単板をすだれ状に接合するようにした単
板接合機において、
【０００６】（ａ）前記後縁切断を終えた後の先行単板
の後縁部を、一旦待機位置にある前記後続単板の前縁部
より所定量前方位置に移動させて、前記両単板の接合部
に形成した所定の隙間に溶融ホットメルト樹脂をスポッ
ト状に押出して注入した後、再び前記先行単板の後縁部
を所定量後方位置に移動させて前記両単板の接合部を粗
く衝合可能に装着した前記先行単板後縁部の挟持移動体
と、
の後縁部を、一旦待機位置にある前記後続単板の前縁部
より所定量前方位置に移動させて、前記両単板の接合部
に形成した所定の隙間に溶融ホットメルト樹脂をスポッ
ト状に押出して注入した後、再び前記先行単板の後縁部
を所定量後方位置に移動させて前記両単板の接合部を粗
く衝合可能に装着した前記先行単板後縁部の挟持移動体
と、
【０００７】（ｂ）該挟持移動体を所定量づつ往復動可
能に装着したクランクおよびエアーシリンダー等からな
る前記先行単板後縁部の定量移動機構と、
能に装着したクランクおよびエアーシリンダー等からな
る前記先行単板後縁部の定量移動機構と、
【０００８】（ｃ）前記定量移動機構の往復動により一
旦粗く衝合した前記両単板の接合部に所要の側圧を印加
して更に密に衝合可能に前記定量移動機構に直列に連設
したエアーシリンダー等の側圧印加機構、
旦粗く衝合した前記両単板の接合部に所要の側圧を印加
して更に密に衝合可能に前記定量移動機構に直列に連設
したエアーシリンダー等の側圧印加機構、
【０００９】とから構成されている、先行単板後縁部の
移動衝合装置である。
移動衝合装置である。
【００１０】
【作用】本発明装置の要部を構成する、先行単板後縁部
の挟持移動体と、その定量移動機構と、その側圧印加機
構とによって行われる、先行単板後縁部と後続単板前縁
部との間の両単板接合部への精密な隙間の形成とその衝
合時の精密な側圧の印加をそれぞれ独立した二つの工程
操作のもとに先行単板後縁部を挾持して行う時の操作態
様は図３に例示した通りであって、先行単板１の後縁部
を挟持移動体２を構成する下部移動体２ａと上部押圧体
２ｂにより上下から挟持しながらクランク３ａおよびエ
アーシリンダー３ｂ等から構成された定量移動機構３に
より所定量往復移動させて、前記先行単板１の後縁部を
０．５〜１ｍｍ程度の定量づつ接合部の待機位置に静止
している後続単板１ａの前縁部に向けて精密に往復移動
可能に構成して、前記両単板の接合部に一旦形成した隙
間に溶融ホットメルト樹脂を押出して注入した後に余分
な押圧力を作用することなく前記隙間を閉鎖して注入し
た熔融ホットメルト樹脂を断面Ｔ字型に押潰した姿態に
して一旦これを粗く衝合するように動作させる。次で前
記一旦粗く衝合した前記両単板接合部に更に所要の側圧
を精密に印加可能に、前記定量移動機構３を構成するエ
アーシリンダー３ｂに直列にエアーシリンダー等の任意
圧と任意行程に調整可能な側圧印加機構４を連設して、
前記先行単板１の後縁部を側圧印加行程として０．５ｍ
ｍ程度更に余分に後続単板の前縁部の側に向けて押込む
ように操作して所要の側圧を発生させ、それにより前記
両単板接合部に自然に存在している切り曲がり，あばれ
等による局部的な接合部の微少な隙間を更に押潰してこ
れを精密に衝合させ、それにより接合強度を格段に強化
させるようにしたまま、次で行われる溶融ホットメルト
樹脂の押圧冷却動作による接合部の固着に備えるもので
ある。
の挟持移動体と、その定量移動機構と、その側圧印加機
構とによって行われる、先行単板後縁部と後続単板前縁
部との間の両単板接合部への精密な隙間の形成とその衝
合時の精密な側圧の印加をそれぞれ独立した二つの工程
操作のもとに先行単板後縁部を挾持して行う時の操作態
様は図３に例示した通りであって、先行単板１の後縁部
を挟持移動体２を構成する下部移動体２ａと上部押圧体
２ｂにより上下から挟持しながらクランク３ａおよびエ
アーシリンダー３ｂ等から構成された定量移動機構３に
より所定量往復移動させて、前記先行単板１の後縁部を
０．５〜１ｍｍ程度の定量づつ接合部の待機位置に静止
している後続単板１ａの前縁部に向けて精密に往復移動
可能に構成して、前記両単板の接合部に一旦形成した隙
間に溶融ホットメルト樹脂を押出して注入した後に余分
な押圧力を作用することなく前記隙間を閉鎖して注入し
た熔融ホットメルト樹脂を断面Ｔ字型に押潰した姿態に
して一旦これを粗く衝合するように動作させる。次で前
記一旦粗く衝合した前記両単板接合部に更に所要の側圧
を精密に印加可能に、前記定量移動機構３を構成するエ
アーシリンダー３ｂに直列にエアーシリンダー等の任意
圧と任意行程に調整可能な側圧印加機構４を連設して、
前記先行単板１の後縁部を側圧印加行程として０．５ｍ
ｍ程度更に余分に後続単板の前縁部の側に向けて押込む
ように操作して所要の側圧を発生させ、それにより前記
両単板接合部に自然に存在している切り曲がり，あばれ
等による局部的な接合部の微少な隙間を更に押潰してこ
れを精密に衝合させ、それにより接合強度を格段に強化
させるようにしたまま、次で行われる溶融ホットメルト
樹脂の押圧冷却動作による接合部の固着に備えるもので
ある。
【００１１】
【実施例】図１は本発明装置の実施の一例を示す側面
図、図２は同平面図である。上記図１および図２におい
て、１０ａ，１０ｂは単板移送路を構成する搬入および
搬出コンベヤである。１１は単板の前縁切断と後縁切断
を行うための、例えば固定刃１１ａと可動刃１１ｂと該
可動刃１１ｂを都度上下方向に間欠駆動させるＡＣサー
ボモーター，電磁クラッチブレーキ，エアーシリンダー
等からなる間欠駆動装置１１ｃ等からなる単板切断機で
ある。１２は単板の搬送方向の直交方向に一列状に配列
されている、単板接合部へ所定量の溶融ホットメルト樹
脂をスポット状に押出して塗着するためのヒーター，バ
ルブ等を内蔵したノズル１２ａと、該ノズル１２ａを往
復動自在に装置したエアーシリンダー等の往復作動装置
１２ｂ等からなる樹脂押出ブロックである。１３は前記
樹脂押出ブロック１２と同様に単板の搬送方向の直交方
向に一列状に配列されている、前記樹脂押出ブロック１
２により単板接合部へスポット状に塗着された溶融ホッ
トメルト樹脂を冷却固化するための、冷却水配管等を内
蔵した冷却ヘッド１３ａと、該冷却ヘッド１３ａを往復
動自在に装置したエアーシリンダー等の往復作動装置１
３ｂ等からなる樹脂冷却ブロックである。また図３に本
発明装置の要部を例示した側面図の挾持移動体２は、前
記搬出コンベヤ１０ｂ上まで搬送されてきた前記先行単
板１の後縁部を、クランク２ｃおよびエアーシリンダー
２ｄ等により上下動自在に装置された上部押圧体２ｂ
と、該上部押圧体２ｂに対峙した下部移動体２ａにより
挟持したまま搬送方向とその逆方向に所定量づつ往復動
可能に、例えば前記先行単板１の後縁部を０．５〜１ｍ
ｍ程度の定量づつ接合部の待機位置に静止している後続
単板１ａの前縁部に向けて精密に往復移動可能に、クラ
ンク３ａおよびエアーシリンダー３ｂ等から構成した定
量移動機構３である。また図１ないしは図３の４は、前
記定量移動機構３を構成するエアーシリンダー３ｂに直
列に連設された、前記先行単板１の後縁部を側圧印加行
程として０．５ｍｍ程度更に余分に後続単板の前縁部の
側に向けて押込むように操作して所要の側圧を発生さ
せ、それにより前記両単板接合部に自然に存在している
切り曲がり，あばれ等による局部的な接合部の微少な隙
間を更に押潰してこれを精密に衝合させ、それにより接
合強度を格段に強化させるように動作させるエアーシリ
ンダー等からなる独立した側圧印加機構である。尚、前
記定量移動機構３は前記クランク３ａおよびエア−シリ
ンダ３ｂの組合せに限定されることなく、例えばネジと
モ−タ−の組合せ等でも実施できることは勿論である。
図、図２は同平面図である。上記図１および図２におい
て、１０ａ，１０ｂは単板移送路を構成する搬入および
搬出コンベヤである。１１は単板の前縁切断と後縁切断
を行うための、例えば固定刃１１ａと可動刃１１ｂと該
可動刃１１ｂを都度上下方向に間欠駆動させるＡＣサー
ボモーター，電磁クラッチブレーキ，エアーシリンダー
等からなる間欠駆動装置１１ｃ等からなる単板切断機で
ある。１２は単板の搬送方向の直交方向に一列状に配列
されている、単板接合部へ所定量の溶融ホットメルト樹
脂をスポット状に押出して塗着するためのヒーター，バ
ルブ等を内蔵したノズル１２ａと、該ノズル１２ａを往
復動自在に装置したエアーシリンダー等の往復作動装置
１２ｂ等からなる樹脂押出ブロックである。１３は前記
樹脂押出ブロック１２と同様に単板の搬送方向の直交方
向に一列状に配列されている、前記樹脂押出ブロック１
２により単板接合部へスポット状に塗着された溶融ホッ
トメルト樹脂を冷却固化するための、冷却水配管等を内
蔵した冷却ヘッド１３ａと、該冷却ヘッド１３ａを往復
動自在に装置したエアーシリンダー等の往復作動装置１
３ｂ等からなる樹脂冷却ブロックである。また図３に本
発明装置の要部を例示した側面図の挾持移動体２は、前
記搬出コンベヤ１０ｂ上まで搬送されてきた前記先行単
板１の後縁部を、クランク２ｃおよびエアーシリンダー
２ｄ等により上下動自在に装置された上部押圧体２ｂ
と、該上部押圧体２ｂに対峙した下部移動体２ａにより
挟持したまま搬送方向とその逆方向に所定量づつ往復動
可能に、例えば前記先行単板１の後縁部を０．５〜１ｍ
ｍ程度の定量づつ接合部の待機位置に静止している後続
単板１ａの前縁部に向けて精密に往復移動可能に、クラ
ンク３ａおよびエアーシリンダー３ｂ等から構成した定
量移動機構３である。また図１ないしは図３の４は、前
記定量移動機構３を構成するエアーシリンダー３ｂに直
列に連設された、前記先行単板１の後縁部を側圧印加行
程として０．５ｍｍ程度更に余分に後続単板の前縁部の
側に向けて押込むように操作して所要の側圧を発生さ
せ、それにより前記両単板接合部に自然に存在している
切り曲がり，あばれ等による局部的な接合部の微少な隙
間を更に押潰してこれを精密に衝合させ、それにより接
合強度を格段に強化させるように動作させるエアーシリ
ンダー等からなる独立した側圧印加機構である。尚、前
記定量移動機構３は前記クランク３ａおよびエア−シリ
ンダ３ｂの組合せに限定されることなく、例えばネジと
モ−タ−の組合せ等でも実施できることは勿論である。
【００１２】次に、上記の構成になる単板接合機におけ
る移動衝合装置の作動態様を更に詳細に図解すれば図４
ないし図１５の通りであって、先ず先行単板１の後縁部
が接合部の切断位置に到来すると搬入コンベヤ１０ａお
よび搬出コンベヤ１０ｂが共に停止し、単板切断機１１
の可動刃１１ｂが作動して先行単板１の後縁部を切断す
る（図４〜図５参照）。次いで可動刃１１ｂの上昇と同
時に挟持移動体２と搬出コンベヤ１０ｂが共に開橋する
（図６参照）。次に搬入コンベヤ１０ａのみが搬送を再
開し、後続単板１ａを搬送しその前縁部で先行単板１の
後切りくず１ｃを落下させると共にその前縁部が接合部
の切断位置に到来すると再度搬入コンベヤ１０ａが停止
し、可動刃１１ｂが作動して後続単板１ｂの前縁部を切
断する（図７〜図８参照）。更に可動刃１１ｂの上昇と
共に挟持移動体２と搬出コンベヤ１０ｂが共に閉橋し、
次いで定量移動機構３を単板の搬送方向に作動して先行
単板１の後縁部と後続単板１ｂの前縁部との間に所定の
隙間、例えば０．５ｍｍ程度の隙間を形成する（図９〜
図１０参照）。次で引続き樹脂押出ブロック１２のノズ
ル１２ａを下降させて前記隙間上に溶融ホットメルト１
４を所要量押出して注入する（図１１参照）。次に樹脂
押出ブロック１２のノズル１２ａを上昇させると同時に
前記定量移動機構３を単板の搬送方向の逆方向に作動し
て、先行単板１の後縁部と後続単板１ｂの前縁部との隙
間に注入した熔融ホットメルト樹脂１４を断面Ｔ字型に
押潰した姿態にこれを粗く衝合し、更に側圧印加機構４
を加圧方向に作動して前記定量移送機構３を介して該側
圧印加機構４で設定された精密な側圧を接合部の全域に
印加すると共に、その側圧を印加した姿態のまま樹脂冷
却ブロック１３の冷却ヘッド１３ａを下降させて先行単
板１と後続単板１ｂの前縁部を接合する断面Ｔ字型に塗
着した溶融ホットメルト樹脂１４を急速に冷却固化する
（図１２〜図１４参照）。最後に樹脂冷却ブロック１３
の冷却ヘッド１３ａを上昇させると共に搬入および搬出
コンベヤ１０ａ，１０ｂを共に発動させて接合単板を搬
出する。この時同時に側圧印加機構４も搬送方向側に復
帰させて次の接合作業に備える（図１５参照）。
る移動衝合装置の作動態様を更に詳細に図解すれば図４
ないし図１５の通りであって、先ず先行単板１の後縁部
が接合部の切断位置に到来すると搬入コンベヤ１０ａお
よび搬出コンベヤ１０ｂが共に停止し、単板切断機１１
の可動刃１１ｂが作動して先行単板１の後縁部を切断す
る（図４〜図５参照）。次いで可動刃１１ｂの上昇と同
時に挟持移動体２と搬出コンベヤ１０ｂが共に開橋する
（図６参照）。次に搬入コンベヤ１０ａのみが搬送を再
開し、後続単板１ａを搬送しその前縁部で先行単板１の
後切りくず１ｃを落下させると共にその前縁部が接合部
の切断位置に到来すると再度搬入コンベヤ１０ａが停止
し、可動刃１１ｂが作動して後続単板１ｂの前縁部を切
断する（図７〜図８参照）。更に可動刃１１ｂの上昇と
共に挟持移動体２と搬出コンベヤ１０ｂが共に閉橋し、
次いで定量移動機構３を単板の搬送方向に作動して先行
単板１の後縁部と後続単板１ｂの前縁部との間に所定の
隙間、例えば０．５ｍｍ程度の隙間を形成する（図９〜
図１０参照）。次で引続き樹脂押出ブロック１２のノズ
ル１２ａを下降させて前記隙間上に溶融ホットメルト１
４を所要量押出して注入する（図１１参照）。次に樹脂
押出ブロック１２のノズル１２ａを上昇させると同時に
前記定量移動機構３を単板の搬送方向の逆方向に作動し
て、先行単板１の後縁部と後続単板１ｂの前縁部との隙
間に注入した熔融ホットメルト樹脂１４を断面Ｔ字型に
押潰した姿態にこれを粗く衝合し、更に側圧印加機構４
を加圧方向に作動して前記定量移送機構３を介して該側
圧印加機構４で設定された精密な側圧を接合部の全域に
印加すると共に、その側圧を印加した姿態のまま樹脂冷
却ブロック１３の冷却ヘッド１３ａを下降させて先行単
板１と後続単板１ｂの前縁部を接合する断面Ｔ字型に塗
着した溶融ホットメルト樹脂１４を急速に冷却固化する
（図１２〜図１４参照）。最後に樹脂冷却ブロック１３
の冷却ヘッド１３ａを上昇させると共に搬入および搬出
コンベヤ１０ａ，１０ｂを共に発動させて接合単板を搬
出する。この時同時に側圧印加機構４も搬送方向側に復
帰させて次の接合作業に備える（図１５参照）。
【００１３】
【発明の効果】本発明は叙上のように、後縁切断を終え
た後の先行単板の後縁部を一旦待機位置にある前記後続
単板の前縁部より所定量前方位置に移動させて、前記両
単板の接合部に形成した所定の隙間に溶融ホットメルト
樹脂をスポット状に押出して注入した後、再び前記先行
単板の後縁部を所定量後方位置に移動させて前記両単板
の接合部を衝合可能に装着した前記先行単板後縁部の挟
持移動体と、該挟持移動体を所定量づつ往復動可能に装
着したクランクおよびエアーシリンダー等からなる前記
先行単板後縁部の定量移動機構と、前記定量移動機構の
往復動により一旦粗く衝合した前記両単板接合部に所要
の側圧を印加して更に密に衝合可能に前記定量移動機構
に直列に連設したエアーシリンダー等の側圧印加機構と
からなる、単板接合部への精密な隙間の形成とその衝合
時の精密な側圧の印加を、それぞれ独立した二つの作動
機構のもとに安全確実に行えるように改良した単板接合
機における移動衝合装置であるから、従来の移動衝合装
置では困難であった溶融ホットメルト樹脂を断面Ｔ字型
に注入するための所要の隙間の形成と、その隙間の閉鎖
による単板接合部への更なる衝合動作とを単一の作動機
構により搬入コンベヤ共々繰り返していたものであるか
ら、前記搬入コンベヤは比較的大型で慣性を伴うのでそ
の往復移動での０．５〜１ｍｍ程度の精密な隙間の形成
は極めて困難であり、また１〜２ｍｍ程度の薄い板厚の
端面を衝合する際に接合部に挫屈やオーバーラップ現象
を惹起させないための精密な側圧の印加が極めて困難で
あったものを悉く払拭得たものであり、本発明装置のそ
れぞれに独立した二つの作動機構による移動衝合装置
は、長期間機能が安定し、安全確実に隙間の形成と側圧
の印加が行え、この種単板接合機における作業能率と製
品品質が格段に向上したものである。
た後の先行単板の後縁部を一旦待機位置にある前記後続
単板の前縁部より所定量前方位置に移動させて、前記両
単板の接合部に形成した所定の隙間に溶融ホットメルト
樹脂をスポット状に押出して注入した後、再び前記先行
単板の後縁部を所定量後方位置に移動させて前記両単板
の接合部を衝合可能に装着した前記先行単板後縁部の挟
持移動体と、該挟持移動体を所定量づつ往復動可能に装
着したクランクおよびエアーシリンダー等からなる前記
先行単板後縁部の定量移動機構と、前記定量移動機構の
往復動により一旦粗く衝合した前記両単板接合部に所要
の側圧を印加して更に密に衝合可能に前記定量移動機構
に直列に連設したエアーシリンダー等の側圧印加機構と
からなる、単板接合部への精密な隙間の形成とその衝合
時の精密な側圧の印加を、それぞれ独立した二つの作動
機構のもとに安全確実に行えるように改良した単板接合
機における移動衝合装置であるから、従来の移動衝合装
置では困難であった溶融ホットメルト樹脂を断面Ｔ字型
に注入するための所要の隙間の形成と、その隙間の閉鎖
による単板接合部への更なる衝合動作とを単一の作動機
構により搬入コンベヤ共々繰り返していたものであるか
ら、前記搬入コンベヤは比較的大型で慣性を伴うのでそ
の往復移動での０．５〜１ｍｍ程度の精密な隙間の形成
は極めて困難であり、また１〜２ｍｍ程度の薄い板厚の
端面を衝合する際に接合部に挫屈やオーバーラップ現象
を惹起させないための精密な側圧の印加が極めて困難で
あったものを悉く払拭得たものであり、本発明装置のそ
れぞれに独立した二つの作動機構による移動衝合装置
は、長期間機能が安定し、安全確実に隙間の形成と側圧
の印加が行え、この種単板接合機における作業能率と製
品品質が格段に向上したものである。
【図１】本発明装置の側面図。
【図２】図１に同じ平面図。
【図３】本発明装置の定量移動機構および側圧印加機構
の作動態様を示す側面図。
の作動態様を示す側面図。
１ 先行単板 ２ 挾持移動体 ３ 定量移動機構 ３ａ クランク ３ｂ エア−シリンダー ４ 側圧印加機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年４月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の側面図。
【図２】図１に同じ平面図。
【図３】本発明装置の定量移動機構および側圧印加機構
の作動態様を示す側面図。
の作動態様を示す側面図。
【図４】全体の作動順序を示す側面図。
【図５】全体の作動順序を示す側面図。
【図６】全体の作動順序を示す側面図。
【図７】全体の作動順序を示す側面図。
【図８】全体の作動順序を示す側面図。
【図９】全体の作動順序を示す側面図。
【図１０】全体の作動順序を示す側面図。
【図１１】全体の作動順序を示す側面図。
【図１２】全体の作動順序を示す側面図。
【図１３】全体の作動順序を示す側面図。
【図１４】全体の作動順序を示す側面図。
【図１５】全体の作動順序を示す側面図。
Claims (1)
- 【請求項１】 単板移送路の所定位置に設定した単板接
合部にて、先行単板の後縁切断と後続単板の前縁切断お
よび前記両単板接合部への溶融ホットメルト樹脂の塗着
と押圧冷却を行って単板をすだれ状に接合するようにし
た単板接合機において、前記後縁切断を終えた後の先行
単板の後縁部を、一旦待機位置にある前記後続単板の前
縁部より所定量前方位置に移動させて、前記両単板の接
合部に形成した所定の隙間に溶融ホットメルト樹脂をス
ポット状に押出して注入した後、再び前記先行単板の後
縁部を所定量後方位置に移動させて前記両単板の接合部
を粗く衝合可能に装着した前記先行単板後縁部の挟持移
動体と、該挟持移動体を所定量づつ往復動可能に装着し
たクランクおよびエアーシリンダー等からなる前記先行
単板後縁部の定量移動機構と、前記定量移動機構の往復
動により一旦粗く衝合した前記両単板の接合部に所要の
側圧を印加して更に密に衝合可能に前記定量移動機構に
直列に連設したエアーシリンダー等の側圧印加機構とか
らなることを特徴とする単板接合機における移動衝合装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5297894A JPH07237203A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 単板接合機における移動衝合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5297894A JPH07237203A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 単板接合機における移動衝合装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237203A true JPH07237203A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12929999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5297894A Pending JPH07237203A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 単板接合機における移動衝合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07237203A (ja) |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP5297894A patent/JPH07237203A/ja active Pending
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