JPH0723699U - ２枚のドーナツ型プロペラーを持つ飛行体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 リモコン操作により空中を飛行する事が出
来、また、中高層建築物の外壁調査、および航空写真撮
影等にも利用出来る飛行体。 【構成】 ２枚のドーナツ型プロペラー６、７をギヤー
ｆの上下に、それぞれ上昇方向に取り付け、主軸ギヤー
ｄによりギヤーｅを回転させると、ドーナツ型プロペラ
ーが同時に逆回転して胴体５が回転しないで上昇する。
また、ドーナツ型プロペラー６、７を固定する内外ガイ
ドレール３、３′及び上下補強板２、２′により胴体５
を一体化させる。プロペラーによる摩擦抵抗を小さくす
るために、ローラーａ、ａ′、ｂを取り付け、本体の水
平移動は方向蛇１２を方向蛇調整機ｉで操作し、上部上
蓋１と中蓋４を開閉出来るようにしたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、２枚のドーナツ型プロペラーにより空中を飛行する飛行体に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）従来、ヘリコプターのように回転軸を中心にした１枚プロペラーで飛 ぶ方法をとっているため、胴体が回転しないように胴体を長くしていた 。 （ロ）胴体上部にプロペラーを取り付けているため、プロペラーの上昇力が 胴体にあたり、上昇力を１００％の効果が望めないため、プロペラーの羽 を大きくしなければならなかった。 （ハ）プロペラーが露出していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

（イ）胴体を長くしなくても胴体が回転しないで飛行出来る飛行体。 （ロ）プロペラーの羽を短くしてコンパクトになる飛行体。 （ハ）プロペラーの上昇力を１００％利用出来る飛行体。 （ニ）プロペラーが露出しない飛行体。 （ホ）空中で旋回、後退が簡単に出来る飛行体。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）中央部の胴体（５）が回転しないように、上下２枚のドーナツ型プロペ ラー（６）、（７）を上昇方向に同時に逆回転させた。 （ロ）プロペラーの羽の長さを短くした。 （ハ）上昇力を１００％利用出来るように、ドーナツ型プロペラーとした。 （ニ）プロペラーが露出して危険のないように、外部プロペラーガイドレール （３）でプロペラーを覆った。 （ホ）旋回、後退が簡単に出来るように、プロペラー下部に方向蛇（１２）を 取り付けた。

【０００５】

【作用】

上下２枚のドーナツ型プロペラーが同時に逆回転して上昇し、方向蛇の操作に より前進、後退、左右に飛行する。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （１）主軸ギヤー（ｄ）補助ギヤー（ｄ′）の回転により、ギヤー（ｅ）が回 転し、プロペラー伝達ギヤーシャフト（ｈ）より上下プロペラー回転ギヤー （ｆ）が上部プロペラー内側ガイド板（ギヤー付き）（６″）及び、下部プ ロペラー内側ガイド板（ギヤー付き）（７″）を同時に同じ回転数で逆回転 させる。 （２）ドーナツ型プロペラーは、上下プロペラー、内側ガイド板、外側ガイド 板と一体していて、上部、下部、内側ガイド板（６″）、（７″）のギヤー により回転する。 （３）ドーナツ型プロペラーは、内側ガイド板レール（３′）と外側ガイド板 レール（３）で覆い、ドーナツ型プロペラーの上下を（ａ）、（ａ′）のロ ーラーで固定し、外側ガイド板を（ｂ）、（ｂ′）のローラーで固定、また 、外側ガイドの中間をローラー（ｃ）で固定する。 （４）上下プロペラー回転ギヤーの固定を回転ギヤー固定板（ｇ）で内側ガイ ド板レール（３′）に固定する。 （５）胴体（５）と内側ガイド板レール（３′）及び、外側ガイド板レール（ ３）を上部補強版（２）と下部補強版（２′）で固定する。 （６）下部補強版（２′）に取り付けた方向蛇（１２）は胴体内部機械室（１ ３）に取り付けた方向蛇調整機により操作する。 （７）胴体内部バッテリー室（１４）に中蓋（４）を設けて、バッテリー交換 等の為、開閉出来るようにする。 （８）胴体上部操作室（１５）の上蓋（１）は開閉出来るようにする。 （９）胴体底板（５′）の中央部にモーター（ｋ）のモーター受け台座（８） を取り付け、底板（５′）と台座（８）の間に、熱放出の為の隙間を設ける 。 本案は以上のような構造で、空中を自由自在に飛行することが出来る飛行体で ある。

【０００７】

【考案の効果】

この考案によって、次のような効果がある。 （イ）プロペラーが露出していないので、遊具としても安全に利用出来る。 （ロ）中高層建築物の外壁調査、航空写真撮影等が安全に出来る。 （ハ）プロペラーをドーナツ型にしたことによって、上昇力を１００％利用出 来る。 （ニ）胴体が中央部にあるため、全体にコンパクトになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の上面斜視図である。

【図２】 本考案の平面図である。

【図３】 本考案の下面斜視図である。

【図４】 本考案の背面図である。

【図５】 本考案の正面図である。

【図６】 本考案の縦断面図である。

【図７】 本考案の平断面図である。

【図８】 本考案の斜視断面図である

【符号の説明】 １ 上蓋 ａ プロペラー外側ガイド板上下固定ロ ２ 上部補強版 ーラー ２′下部補強版 ａ′プロペラー内側ガイド板上下固定ロ ３ 外部プロペラーガイドレール ーラー ３′内側プロペラーガイドレール ｂ 上下プロペラー外側ガイド板外側ガ ４ 中蓋 イドレール固定ローラー ５ 胴体 ｃ 上下プロペラー固定ローラー ５′胴体底板 ｄ 主軸ギヤー ６ 上部プロペラー ｄ′主軸補助ギヤー ６′上部プロペラー外側ガイド板 ｅ プロペラー伝達ギヤー ６″上部プロペラー内側ガイド板 ｆ 上下プロペラー回転ギヤー ７ 下部プロペラー ｇ 上下プロペラー回転ギヤー固定板 ７′下部プロペラー外側ガイド板 ｈ プロペラー伝達ギヤーシャフト ７″下部プロペラー内側ガイド板 ｉ 方向蛇調整機 ８ モーター受け台座 ｊ プロペラー伝達ギャーシャフト固定 ９ キャスター 板 １０ 方向蛇軸受け ｋ モーター １１ 方向蛇調整軸 １２ 方向蛇 １３ 機械室 １４ バッテリー室 １５ 操作室

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ドーナツ型プロペラー２枚をそれぞれ上
   昇方向上下に取り付け、プロペラーを同時に逆回転させ
   たことを特徴とする飛行体。
2. 【請求項２】 プロペラー下部に方向蛇を取り付けたこ
   とを特徴とする請求項１の飛行体。
3. 【請求項３】 ドーナツ型プロペラー２枚を同時に逆回
   転させる為に取り付けたギヤーを有することを特徴とす
   る請求項１の飛行体。