JPH07234101A - 曲率半径測定器 - Google Patents

曲率半径測定器

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JPH07234101A
JPH07234101A JP4798694A JP4798694A JPH07234101A JP H07234101 A JPH07234101 A JP H07234101A JP 4798694 A JP4798694 A JP 4798694A JP 4798694 A JP4798694 A JP 4798694A JP H07234101 A JPH07234101 A JP H07234101A
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JP
Japan
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probe
radius
curvature
sample
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP4798694A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Otsuka
弘明 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honshu Paper Co Ltd
Original Assignee
Honshu Paper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honshu Paper Co Ltd filed Critical Honshu Paper Co Ltd
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Publication of JPH07234101A publication Critical patent/JPH07234101A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リファイナのデスクリファイナプレートの刃
の摩耗量の検査に使用する曲率半径測定器を提供する。 【構成】 角度θで拡開した2辺を有する当接部材と、
この当接部材の中央から伸び出すプローブと、このプロ
ーブを精密に延び出させる繰出装置とからなり、試料を
当接部材の2辺により挟み込んで当接させ、この状態で
試料にプローブが当接するまでの押込長を測定すること
により、試料の曲率半径を測定するようにした曲率半径
測定器である。そして、繰出装置はマイクロメータの螺
子機構、ノギスのスライド機構およびダイヤルゲージの
押出機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製紙用原料であるパ
ルプの製造に使用される叩解機(リファイナ)の刃の摩
耗量の検査に使用する曲率半径測定器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】製紙用原料であるパルプをカッテングし
たり、膨潤させたりする装置として種々の叩解機(リフ
ァイナ)が使用されている。このような叩解機として
は、単一回転ディスクのディスクリファイナ,フローテ
ングディスクのディスクリファイナおよび二重回転ディ
スクのディスクリファイナ等があり、その大きさも種々
のものが使用されている。これらの装置はディスクリフ
ァイナプレートと呼ばれるディスク上に放射方向の多数
の刃列が形成されていて、これを回転させることにより
他の同様な固定側の刃(両方が逆方向に可動の場合もあ
る)と噛み合わせて叩解させるものである。
【0003】ところで、このディスクリファイナプレー
トの刃は使用中に繊維をカッテングする際にエッジが摩
耗して角が取れて丸く摩耗し、また、金属などの異物が
混入したときに刃欠けが生じ、叩解機の能力がだんだん
低下し、思うように原料の処理ができなくなってしま
う。
【0004】このため、刃の点検を常時行い、ディスク
リファイナプレートを再研磨したり、肉盛りすべきかど
うかの判定を行う必要がある。このとき用いられる従来
の測定器は、図5に示すようにプレートの隅に曲率半径
rとして0.1mmから1.0mmの曲率を設けた10
種のゲージ10を用い、これらの中から選択して刃の摩
耗部に当てがい、刃の曲率半径に近いゲージによりその
摩耗した刃の曲率半径を計測し、その摩耗量を判定する
ようにしている。
【0005】このような方法では、ディスクリファイナ
プレートの数多くある刃列の刃に押し当てながら刃の横
から覗いてちょうど隙間のなくなるゲージまで選択して
測定することはなかなか時間のかかるものであり、刃の
摩耗量を大ざっぱにしか測定することができなかった。
また、もっと簡単な確認方法としては、刃に爪を当て
て、爪に傷がついたら刃があると判断することも行われ
ているが、これでは数値化は困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した点
に鑑みてなされたもので、簡便で正確にディスクリファ
イナプレートの刃の曲率半径を測定し、摩耗量を確実に
把握することとができる曲率半径測定器を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、角度θで拡
開した2辺を有する当接部材と、この当接部材の中央か
ら伸び出すプローブと、このプローブを精密に延び出さ
せる繰出装置とからなり、試料を当接部材の2辺により
挟み込んで当接させ、この状態で試料にプローブが当接
するまでの押込長を測定することにより、試料の曲率半
径を測定するようにした曲率半径測定器である。
【0008】
【作用】プローブの押込長のみを測定することにより、
簡単に刃の曲率半径を高精度に計測することができ、刃
の摩耗量を確実に判定することが可能となる。
【0009】
【実施例】まずこの発明の原理を図面を参照して説明す
る。図3は、曲率半径rを有する円(試料)1にS点に
おいて角度θに折れ曲がった当接部材2の2辺を当接さ
せた状態を示す。このとき、当接部材2の中央のS点と
円1との間隔tと、当接部材2の2辺のなす角度θと円
1の半径rの関係は次式で示される。即ち、間隔tを測
定すれば刃の摩耗量である曲率半径rを導き出すことが
可能である。
【0010】
【数1】
【0011】
【数2】
【0012】このとき、当接部材2の2辺のなす角度θ
は鋭角でもあるいは鈍角でも良い。また、この角度θを
90度とした場合には、曲率半径r=(√2+1)×t
となる。当接部材2の2辺のなす角度θが既知のエッジ
の曲率半径rを求めるときには、図4に示すように曲率
半径測定器の当接部材2の1辺2aを試料1の一面に沿
わせて、もう1辺側は辺2bから突出した突起2cを点
接触させても曲率半径rを求めることが可能である。た
だし、この場合には中央部のS点と当接部材の1辺2a
と突起2cとのなす角度がθ度とするのである。
【0013】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を
説明する。図1は一実施例の曲率半径測定器を示す平面
図である。即ち、曲率半径測定器は、主に先端に両側に
角度θで拡開した2辺2a,2bを有する当接部材2
と、この当接部材2の中央部から上方に延び出すプロー
ブ3と、これを精密に繰り出す繰出装置4から構成され
ている。この繰出装置4はマイクロメータと同様に内部
にねじ機構を有し、ノブ5を回転させることによりプロ
ーブ3を繰り出して試料である刃に当接させる。この時
の繰出量tが押込長となる。従って、このときのプロー
ブ3の繰出量を目盛6で測定することにより、刃の摩耗
量である曲率半径rは上記(2)式から計算することが
できる。また、目盛を(2)式から計算した曲率半径に
置き換えた目盛を設けておくことにより、直ちに刃の摩
耗量を直読できるように形成しておくことも可能であ
る。
【0014】次に、図2は他の実施例の曲率半径測定器
を示す平面図である。即ち、曲率半径測定器は、図1に
示す実施例と同様に先端に拡開した2辺2a,2bを有
する当接部材2と、この当接部材2の中央部から上方に
延び出すプローブ3とから構成される。このとき、プロ
ーブ3を繰り出す機構は、この例の場合、ノギスと同様
に当接部材2のスケール部2dの両側を基準とし上下に
スライドできるように構成し、プローブ3を上端部に設
けた簡単なスライド機構7である。そして、繰出装置7
に基準の目盛8と副尺9が設けられていて、押込長tを
正確に計測することが可能となっている。目盛を(2)
式から計算した曲率半径に置き換えた目盛を設けておく
ことにより、直ちに刃の摩耗量を直読できるように形成
しておくことも可能である。
【0015】次に、上記構成の曲率半径測定器で測定す
る方法について、図6を参照して説明する。刃11の左
側の摩耗部11aに曲率半径測定器の当接部材2の2辺
2a,2bをしっかりと刃11の2面に当接する。そし
て、ノブ5を回転あるいはスライド機構7をスライドし
てプローブ3を刃先に当接するまで押し込み、押込長t
を測定するのである。この押込長tからは、前記式で予
め曲率半径と押込長をの関係をグラフにしておいたもの
から換算して出すことも可能であるが、曲率半径測定器
の目盛を換算した目盛を設けておき、直読できるように
しておくと便利である。このとき、当接部材の2辺のな
す角度θは、ディスクリファイナプレートの刃の形状に
対応した角度に形成しておく。また、刃の形状が特殊な
場合には、前述した当接部材の一辺に突起部を設けて計
測し易く形成すると良い。
【0016】上記の例では、押込長tをスケールで読み
取る形式のものについて説明したが、これはプローブを
測定前に0に合わせておき、試料にスプリングで押し当
てた後、緩めてプローブを飛び出させて読み取るダイヤ
ルゲージ式であっても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の曲率半
径測定器は、簡便にディスクリファイナプレートの数多
くある刃列の中の刃の曲率半径を高精度で測定すること
が可能である。従って、摩耗した刃の摩耗量を正確に判
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の曲率半径測定器を示す平面図、
【図2】他の実施例の曲率半径測定器を示す平面図、
【図3】曲率半径測定器の原理を説明するための線図、
【図4】曲率半径測定器の原理を説明するための線図、
【図5】従来の曲率半径を測定するためのゲージを示す
正面図、
【図6】測定方法を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1 円(試料) 2 当接部材 3 プローブ 4,7 プローブ繰出装置 5 ノブ 6,8 目盛 S 基準位置 10 ゲージ 11 刃

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角度θで拡開した2辺を有する当接部材
    と、この当接部材の中央から伸び出すプローブと、この
    プローブを精密に延び出させる繰出装置とからなり、試
    料を当接部材の2辺により挟み込んで当接させ、この状
    態で試料にプローブが当接するまでの押込長を測定する
    ことにより、試料の曲率半径を測定するようにしたこと
    を特徴とする曲率半径測定器。
  2. 【請求項2】 上記繰出装置はマイクロメータの螺子機
    構であることを特徴とする請求項1記載の曲率半径測定
    器。
  3. 【請求項3】 上記繰出装置はノギスのスライド機構で
    あることを特徴とする請求項1記載の曲率半径測定器。
  4. 【請求項4】 上記繰出装置はダイヤルゲージの押出機
    構であることを特徴とする請求項1記載の曲率半径測定
    器。
JP4798694A 1994-02-23 1994-02-23 曲率半径測定器 Pending JPH07234101A (ja)

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JP4798694A JPH07234101A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 曲率半径測定器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127477A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The 外径測定器
JP2010110807A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Ntn Corp 転動体接触幅測定ゲージ、パンチ成形方法、及びパンチ
CN107042872A (zh) * 2017-01-10 2017-08-15 江苏翔晟重工有限公司 一种锚角度的测量方法

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