JPH07233861A - 連続可変トランスミッション - Google Patents

連続可変トランスミッション

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Publication number
JPH07233861A
JPH07233861A JP6267973A JP26797394A JPH07233861A JP H07233861 A JPH07233861 A JP H07233861A JP 6267973 A JP6267973 A JP 6267973A JP 26797394 A JP26797394 A JP 26797394A JP H07233861 A JPH07233861 A JP H07233861A
Authority
JP
Japan
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wheel
continuously variable
variable transmission
transmission according
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP6267973A
Other languages
English (en)
Inventor
Gijsbertus C F Roovers
コルネリス フランシスカス ルーベルス ギュスベルタス
Herripon Bastiaan A D
アンドレアス デリポン バスティアーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Transmission Technology BV
Original Assignee
Van Doornes Transmissie BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Van Doornes Transmissie BV filed Critical Van Doornes Transmissie BV
Publication of JPH07233861A publication Critical patent/JPH07233861A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/16Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a conical friction surface
    • F16H15/18Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a conical friction surface externally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M11/00Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
    • B62M11/04Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
    • B62M11/12Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with frictionally-engaging wheels

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  • Transportation (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、トルク負荷作用下でも調整
が可能であり、高い変速比での効率が改善した、特に自
転車に有利なトランスミッションを提供することであ
る。 【構成】 このトランスミッションは、太陽ホイール1
1、66と、環状ホイール2、73と、前記両ホイール
と相互に作用する2つの円錐形の面30、31、64、
71、72を有する少なくとも1つの遊星ホイール3、
65とを含む。遊星ホイールは一側で太陽ホイールと、
また他側で遊星ホイールと相互に作用する中間ホイール
9、59を備える。遊星ホイールおよび環状ホイールが
螺旋路を描くように互いに対して回転できるような環状
ホイールに対する位置へ遊星ホイールが移動するよう
に、遊星ホイールの各々、および適当な場合には中間ホ
イール9、59が太陽ホイールの中心線を横断する仮想
軸線のまわりに調整可能とされ、これにより遊星ホイー
ルおよび太陽ホイールが軸線方向に異なる位置を得て、
異なる変速比を与えるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駆動側の太陽ホイール、
2つの本質的に円錐形の面を有して一方の側で太陽ホイ
ールと、また他方の側で環状ホイールと相互に作用する
少なくとも1つの遊星ホイール、並びに変速比を変化さ
せる調整手段を含んで構成される連続可変トランスミッ
ションに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車に特に好適なこの形式のトランス
ミッションは、NL−A−9001390に開示されて
いる。この知られたトランスミッションの欠点は、トル
ク負荷の作用下でその調整が不可能であること、および
高い変速比での効率が悪いことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題および達成するための手
段】それ故に本発明の目的は、前記欠点のない上述の形
式のトランスミッションを提供することである。この目
的は、遊星ホイールの各々が一方の側で太陽ホイール
と、また他方の側で前記遊星ホイールと相互に作用する
中間ホイールを備えることで、達成される。複数の遊星
ホイールを使用し、各遊星ホイールが組み合う中間ホイ
ールを有することが好ましく、例えば6個が注目され得
る。
【0004】中間ホイールは3重の効果を有する。第1
に中間ホイールは遊星ホイールと中間ホイールとの間の
接触において螺旋移動を可能にして、この結果として遊
星ホイールは負荷作用下で軸線方向に異なる位置をとる
ことかできるようになし、第2に中間ホイールは入力軸
および出力軸が同じ回転方向を有することを保証し、そ
して第3に太陽ホイールおよび中間ホイールの組み合わ
せが中間的な変速を達成可能にして、これにより特に自
転車で有利なチェーン駆動が選択できるようにする。
【0005】様々な変速比の付設に関連して、螺旋路を
描くように互いに対して転動できる位置に遊星ホイール
および環状ホイールが移動できるように、遊星ホイール
の各々および適当な場合に中間ホイールは太陽ホイール
の中心線を横断する仮想軸線のまわりに調整可能とされ
る。遊星ホイールが環状ホイールに対して螺旋を描くよ
うに転動すると、遊星ホイールは太陽ホイールに対して
軸線方向に転動され、この移動か変速比を変化させる。
【0006】前記移動を可能にするために、遊星ホイー
ルの各々はスライダーキャリヤに対して太陽ホイールの
中心線と平行にスライド可能なスライダーに取付けられ
る。
【0007】太陽ホイールは固定軸のまわりに回転可能
であり、遊星ホイールの各々はスライダーに取付けられ
た軸のまわりに回転可能であることが好ましい。
【0008】例え低速時または停止時であっても、調整
のために必要とされる力が小さく保持されることを保証
するために、軸は各遊星ホイールに関して一方の側に固
定取付け部を、また他方の側に可動取付け部を備え、遊
星ホイールの軸および環状ホイールの軸の間の角度は、
前記軸が1つの同じ平面内に位置される位置とそれらの
軸が互いに交差する位置との間で変化できるようになさ
れる。
【0009】前記軸が交差する位置となるように互いに
対して変位されるや否や、この結果として遊星ホイール
および環状ホイールは斜めの配置となり、前記ホイール
が回転すると遊星ホイールおよび環状ホイールの相互の
係合点における変位が生じる。このことは遊星ホイール
が円錐面を有するために、遊星ホイールおよび環状ホイ
ールの間で変速比に変化を生じることを意味する。
【0010】他の重要な概念は、軸が互いに対して枢動
するとき、生じることの全ては遊星ホイールおよび環状
ホイールが互いに転動して、この結果として軸を交差位
置に移動させるためにまさに小さな調整力が必要とされ
るということである。ホイールが回転されなければ、変
速比は実際に変化されず、遊星ホイールは環状ホイール
の面に直角な軸線のまわりを僅かに回転される。
【0011】しかしながら、前記ホイールが回転される
や否や、遊星ホイールは環状ホイールに対するその最初
の斜め配置によって決定される新しい位置へ転動するの
であり、この再位置決めは非常に迅速に行われることが
できる。この時点で、新しい変速比が有効となる。
【0012】適当な実施例によれば、スライダーは主軸
に本質的に平行なピボット上で枢動可能なアームを担持
し、取付け部は軸の相互の斜め配置を受入れることがで
きるように構成される。
【0013】スライドキャリヤは歯車変更手段を担持
し、この歯車変更手段にアームが相互作用して、アーム
を移動させるようにする。前記歯車変更手段は歯車変更
ハブを含み、このハブは主軸に対して本質的に同芯的で
あると共にそのまわりに回転可能である一方、アームは
主軸に対して本質的に半径方向に延在して、その半径方
向の最内端には歯車変更ハブに形成されているスロット
内に係合されるノーズを有する。
【0014】スロットはその幅がノーズの幅に一致する
ように細長くされており、また軸がスライダーおよびそ
れに連結されたアームの結果的な移動によって斜めの配
置となるように移動された後で、ノーズがスロット内を
スライドし、アームが枢動して戻り、軸がその結果とし
て斜めの配置から脱するように移動されるように、スロ
ットは主軸と交差する。
【0015】既に上述で説明したように、新しい変速比
は遊星ホイールを環状ホイールに対して或る角度に配置
し、次ぎにこのトランスミッションを回転させることに
よって選択できる。この新しい位置は環状ホイールに対
して遊星ホイールで螺旋路を描く結果として達成される
のであり、これは環状ホイールの2つのホイールが互い
に対して斜めに配置されている結果である。このような
変速比の変化は駆動トルクがトランスミッションに作用
する間に行うことができる。しかしながら本発明によれ
ば、遊星ホイールおよび環状ホイールの相関位置に変化
が生じるようなこのような転動を行わずに、新しい変速
比を選択することも可能である。しかしながらこのため
の必須要件はトランスミッションが駆動トルクの負荷を
受けていないことである。駆動トルクの作用しない状態
でのこのような新しい変速比の直接的な設定は、スロッ
トが主軸に対して延在する角度が、ノーズおよびスロッ
トの相互の作用自体が制動効果を生じることのないよう
に、またアームがその偏位を制限する2つのストップの
間を枢動できるように選定されるならば、可能である。
斜めのスロットは歯車変更ハブが回転されたときにスト
ップの一方に対してアームを押し付け、この後アーム
は、従ってそれに連結されたスライダーはスロットの移
動に追従せざるを得ず、この結果としてスロット内をス
ライドする。これはトランスミッションの変化が例え静
止時であっても行えることを意味する。
【0016】スリップを生じることなく大トルクの伝達
を可能にするために、太陽ホイールおよび中間ホイール
もまた中間ホイール要素を有することができる。
【0017】第1の可能な実施例によれば、中間ホイー
ルは円錐面および円筒形リングを有し、この円筒形リン
グは前記面に対して突出すると共に中間ホイールと協動
し、また太陽ホイールは前記円錐面と相互に作用すると
共に円周溝を備えた円錐面を有し、該円周溝の深さはリ
ングが中間ホイールの円錐面に対して突出する距離より
大きく、該リングが溝の中に嵌入される。
【0018】リングおよび円周溝が相互に作用する結果
として、中間ホイールおよび太陽ホイールはそれらの中
心線に沿う方向に遊びを殆どまたは全く有さない。遊星
ホイールおよび中間ホイールが互いに対して可動である
べきことから、中間ホイールの軸はスライダー上の取付
け点において前記軸の中心線に平行に枢動可能に取付け
られる。
【0019】太陽ホイールは主軸に回転可能に取付けら
れた駆動ハブ上を軸線方向に移動可能であり、また太陽
ホイールおよび駆動ハブは主軸の中心線と交差する規則
的に分散された少なくとも3つのスラストアームによっ
て連結され、駆動ハブに駆動トルクが付与されたとき、
太陽ホイールの円錐面がトルクの関数として中間ホイー
ルの円錐面に対して押し付けられるように、軸線方向に
太陽ホイールを押し離そうとする。
【0020】太陽ホイールが駆動ハブから離れる方向へ
ばねプレテンショニング(ばねで張力を付与する)の下
で押されるならば、駆動トルクが全く作用されないとき
に自由回転が保証され、この機構は正トルクが付与され
るや否や係合される。
【0021】他の可能性によれば、環状ホイールと相互
に作用する遊星ホイールの面は第1の円錐面を有し、該
円錐面は軸線方向外側に位置し且つまた前記第1の円錐
面に隣接して更に内側に位置された第2の円錐面の頂角
とは異なる頂角を有する。この構造により、ピンチ力が
最適に付与できる。
【0022】本発明によるトランスミッションは特に自
転車に好適である。その場合、一方の側で駆動ハブの外
側にて回転可能に支持され、他方の側でケージに回転可
能に支持された車輪ハブが備えられ、環状ホイールが前
記車輪ハブの内側に固定される。
【0023】本発明の第2の可能な実施例によれば、中
間ホイールは円筒面を有し、太陽ホイールは前記円筒面
と相互に作用する円筒面を有し、中間ホイールの最大直
径は遊星ホイールの面および太陽ホイールの面の間の最
小間隙より大きく、中間ホイールが遊星ホイールおよび
太陽ホイールの間の楔として押し付けることができるよ
うになされる。
【0024】中間ホイールはそのホイールの面に対して
突出した円筒リングを有し、また太陽ホイールの面が円
周溝を有し、その深さはリングが中間ホイールの円筒面
に対して突出する距離よりも大きくて、リングが該円周
溝に嵌入するようになされることが好ましい。
【0025】環状ホイールと相互に作用する遊星ホイー
ルの本質的に円錐形の面は僅かに凸状に彎曲されること
ができる。
【0026】遊星ホイールの僅かに凸状ではあるが本質
的に円錐形の面は太陽ホイール、中間ホイール、遊星ホ
イールおよび環状ホイールの相互に作用する様々な摩擦
面の間に必要な接触を形成する。この凸状面は太陽ホイ
ールおよび遊星ホイールの間の楔内での中間ホイール位
置の制御を必要とする。太陽ホイールおよび遊星ホイー
ルの中心線を結ぶ半径に近い位置に大きな押し付け力が
発生される。そこから離れた位置には小さな押し付け力
が発生される。遊星ホイールの位置に作用する押し付け
力(および、それ故に変速比)の最適な制御は、凸状面
に適当な曲率を選定することにより達成できる。この種
の曲率はまた例えば3つの円錐面を組み合わせて概算で
きる。
【0027】ばねプリテンショニングは、中間ホイール
を太陽ホイールおよび遊星ホイールの間の楔内に保持で
きるようにするために使用される。
【0028】中間ホイールの調整は、中間ホイールの軸
がヨークに取付けられ、その一方のアームはスライダー
キャリヤに取付けられ、他方のアームは主軸のまわりに
移動可能に支持されているので、可能となる。このため
に、主軸のまわりに移動可能に支持されたヨークのアー
ムは主軸に回転可能に取付けられた支持リングと協動
し、該支持リングはリップを有し、該リップは主軸に対
して本質的に軸線方向に延在すると共に本質的に軸線方
向のスロットを有しており、該スロット内にアームのノ
ーズが主軸の軸線方向にスライド可能となるように受入
れられる。
【0029】図5に示される実施例では、トルクの全て
はホイールを経て伝達され、また一緒に配置されたリン
グの単独の目的は、一方では半径方向の押圧力を吸収し
てホイールの負荷を解放し、他方では機構を安定させる
ことである。
【0030】既に上述で説明したように、スリップを生
じることなく大トルクを伝達するために、太陽ホイール
および中間ホイールは歯車によって互いに相互作用する
ことができる。更にこの実施例で太陽ホイールに対する
中間ホイールの角度の小さな調整ができるようにするた
めに、太陽ホイールは2つの歯車を備え、これらの歯車
は主軸に回転可能に取付けられると共に主軸に備えられ
ている固定されたカラーの何れか一方の側に位置決めさ
れ、該カラーを通して少なくとも1つのピンが横方向へ
延在されて、ピンの両端は何れの場合も1方の歯車の穴
の中に嵌入しており、該ピンは半径方向に整合された枢
動軸線のまわりに枢動でき、これにより歯車が等しい大
きさであるが反対方向の角度を通して移動されることが
できて、この歯車が中間ホイールに備えられている歯と
相互に作用するようになされる。
【0031】本発明はここで図示実施例を参照して更に
詳細に説明される。
【0032】図1および図2は自転車の車輪ハブ1に使
用されるトランスミッションを示している。前記車輪ハ
ブ1は図示されていないフレームに取付けられた主軸1
8のまわりに回転可能である。
【0033】駆動ハブ13は軸受32により主軸18に
回転可能に取付けられている。自転車駆動のためのチェ
ーンが取付けられるスプロケットホイール14が前記駆
動ハブ13に取付けられている。
【0034】フランジすなわちスライダーキャリヤ6が
主軸の反対端部に剛性的に固定されている。踏み込みス
テー17がスライダーキャリヤ6に取付けられ、スライ
ダーキャリヤは前記フレームに固定されている。完全体
の車輪1は前記スライダーキャリヤ6および駆動ハブ1
3上のそれぞれ軸受33、34により回転可能に受入れ
られる。
【0035】駆動ハブ13はプッシュバー12により太
陽ホイール11にリンク連結されている。トルクが駆動
ハブ13に付与されると、前記プッシュバー12が駆動
ハブ13から離れる方向へ太陽ホイール11を押すよう
にする(図3aを参照)。
【0036】ばね49は駆動ハブ13から離れる方向へ
太陽ホイール11を連続的に押すようにする。
【0037】図1および図2に示された実施例では太陽
ホイール11は円錐面28を有し、この円錐面は中間ホ
イール9の同様な円錐面26と摩擦の下で相互に作用す
る。溝29が太陽ホイール11の円錐面28に存在す
る。中間ホイール9の円筒リング27が前記溝29と相
互に作用する。溝29の深さは、円筒リング27が前記
溝の底に達さない程である。太陽ホイール11および中
間ホイール9は、円周溝129および円周リブ128に
よつて中心線の方向に且つまた互いに対して位置決めさ
れる。
【0038】中間ホイール9は軸受36により中間ホイ
ール軸10に回転可能且つまたスライド可能に取付けら
れている。前記中間ホイール軸10はアーム37、38
により全体を5で示されたスライダーに取付けられてお
り、アームには軸承20および22がそれぞれ取付けら
れている。前記スライダー5は主軸18の方向と平行に
スライドできるようにスライダーブッシュ35に取付け
られており、前記スライダーブッシュ35はスライダー
キャリヤ6の一部である。
【0039】遊星ホイール3もまたスライダー5に取付
けられている。前記遊星ホイール3は軸受39により遊
星軸4のまわりに回転可能、且つまたスライド可能とさ
れている。
【0040】スライダー5は円筒部分40を有し、これ
はスライダーブッシュ35上をスライドできる。一端に
て前記円筒部分はフランジ41を備えており、このフラ
ンジは半径方向内方および外方に延在している。他端に
て円筒部分40はフランジ42を備えており、このフラ
ンジは半径方向内方および外方に延在している。
【0041】アーム37のピン20がフランジ41、特
にその半径方向内方へ延在する部分に枢動可能に取付け
られている。軸4の端部19はフランジ41の半径方向
最外部に取付けられている。
【0042】フランジ42は環状凹部50を有し、その
凹部の内部にリング51が回転可能に取付けられてい
る。遊星軸4の端部21はリング51に取付けられてい
る。調整アーム7もまたピボット23によりフランジ4
2に枢動可能に取付けられている。調整アーム7はスロ
ット52を有し、その中にリング51に取付けられた軸
承53が嵌入している。前記軸承53はフランジ42の
スロット54を通して延在している。
【0043】調整アーム7はまたスロット55を有し、
その中にリング57に取付けられた軸承56が嵌入して
いる。前記リングは円筒部分40に対して半径方向内方
へ向いたフランジ42の部分の凹部58に受入れられて
いる。アーム38の軸承22はリングに枢動可能に取付
けられている。
【0044】アーム7の半径方向の最内端、すなわちノ
ーズ24は、斜めに延在し、且つまた歯車変更ハブ15
に作られたスロット25内にスライド可能に取付けられ
ている。前記歯車変更ハブ15は主軸18と同芯の円筒
部分43を含んで成る。スライダーブッシュ35内で回
転可能なフランジ44が円筒部分43に連結されてい
る。半径方向の最外端にてフランジ44はクラウン歯車
48を有し、この歯車はピニオン47と相互に作用し、
このピニオンは軸46を経て操作アーム16に連結され
ている。操作アームを回転させることで歯車変更ハブ1
5も回転され、これが調整アーム7に伝達されて該アー
ムが枢動される。
【0045】中間ホイール9および遊星ホイール3は、
中間ホイール9の環状面27が遊星ホイール3の面72
と相互に作用するように、互いに対して配置されてい
る。
【0046】最後に、環状ホイール2が車輪ハブ1の内
側に取付けられており、この環状ホイール2は何れの場
合も遊星ホイール3の円錐面30、31の一方と相互に
作用する。
【0047】本発明によるトランスミッションの構造
は、唯1対の中間ホイール9および遊星ホイール3を含
んで成る太陽ホイールを参照して上述で説明されたこと
が指摘される。しかしながら図2に示されるように、例
えば示されたように前部で6つのように多数の中間ホイ
ール9および遊星ホイール3が好ましく使用されるので
ある。
【0048】本発明によるトランスミッションは次のよ
うに機能する。駆動トルクはチェーンおよびスプロケッ
トホイール14を経て駆動ハブ13に伝達される。プッ
シュバー12(図3(a)を参照)により、付与される
トルクおよびそのときの変速比によって決まる或る軸線
方向の力の作用の下で、太陽ホイール11が駆動され
る。ばね49は太陽ホイールを中間ホイール9、遊星ホ
イール3および環状ホイール2に接触させるように押圧
する。このようにして自在回転作動が得られる。何故な
ら、摩擦ホイールは駆動トルクが解除されているときは
スリップできるからである。物体間の機械的な接触はば
ね49のばねプリテンショニングで保持され、それ故に
正のトルクが存在するならば、トルクにより決定される
関連する押圧力が直ちに発生される。
【0049】上述したトランスミッションの実施例は1
つの回転方向、すなわち軸線方向のスラストがプッシュ
バー12で得られる方向に駆動するのに適している。し
かしながら他の実施例によれば、トランスミッションは
両方向に駆動することにも使用できる。このためには、
図3(b)の変形例に示されるように、反対方向へ延在
する2組のプッシュバー12および12’が使用され、
各組はスロットホール119を有しており、このスロッ
トホールを経て太陽ホイールに取付けられているピン1
20と相互に作用する。図示状態で、駆動作用は矢印の
方向にて伝えられ、プッシュバー12’は駆動ハブ13
から太陽ホイール11へと伝達する。
【0050】破線で示された状態は矢印で示す方向と反
対の方向にて駆動力を駆動ハブ13から太陽ホイール1
1へと与える。自在回転は中間の領域、すなわち両方の
ピン120が組み合うスロットホール119の端部に接
触しない領域にて可能とされる。
【0051】遊星ホイール3は太陽ホイール11および
中間ホイール9を経て駆動され、移動IおよびIIの半
径が変化する結果として、遊星ホイールは変速比の変更
を可能にする。
【0052】変速比の変更、すなわち歯車変更は遊星軸
4および中間ホイール軸10を、それらが主軸18と交
差する位置に移動されるように、主軸に対して枢動させ
ることで行われる。
【0053】前記軸10および4は調整アーム7、歯車
変更ハブ15および歯車変更アーム16によって斜めの
配置に移動される。歯車変更アーム16は軸46により
スライダーキャリヤ6に枢動可能に取付けられている。
軸46はピニオン47を担持し、歯車変更ハブ15のク
ラウン歯車48と係合させる。例えば連結されたケーブ
ルによって歯車変更アーム16を回転させることによ
り、歯車変更ハブ15もまた回転される。
【0054】歯車変更ハブ15が回転されると、調整ア
ーム7もまた枢動される。何故ならこれはそのノーズを
歯車変更ハブ15の円筒部分43の斜めのスロット25
内に位置させて配置されているからである。軸10、4
が前述した斜めに配置される結果として、中間ホイール
9の円筒部分27もまた遊星ホイール3の円錐面30に
対して斜めの位置をとる。それ故にリング27は溝29
内で或る程度の遊びを有している。
【0055】前記斜めの配置の結果として生じるトラッ
キング力の結果、遊星ホイール3および中間ホイール9
は螺旋路に沿ってそれらの軸方向に互いに向かって移動
するようにされる。螺旋移動はまた遊星ホイール3にも
伝えられる。何故なら軸4および環状ホイール軸18が
互いに交差しているからである。遊星ホイール3を経て
環状ホイール2はスライダー5を軸線方向に押圧する。
環状ホイール2および中間ホイール9により生じる2つ
の移動は一緒になってスライダーを移動させるように働
く。しかしながら中間ホイール9は、太陽ホイール11
の溝29と中間ホイール9の環状面27との間の相互作
用の結果、その軸10の方向に保持される。このことは
中間ホイール9が所定位置に保持され、遊星ホイール3
が移動されることを意味する。
【0056】この結果、スライダー5はスライダーブッ
シュ35に対して軸線方向にスライドする。スロット2
5が歯車変更ハブ15の円筒部分43で斜めに延在して
いる事実の結果として、スライダー5のスライド移動も
また元の位置へ復帰する調整アーム7の枢動を伴う。こ
れは更に、軸10、4がそれらのクロス位置から、それ
らが互いに交差する位置へ戻る結果を見る。後者の位置
において中間ホイール9および遊星ホイール3はもはや
斜めの配置ではなく、新しい変速比が有効となる。
【0057】スライダー5がスライドするとき、遊星ホ
イール3もまたその軸4に対してスライドし、これは軸
受39によって可能とされる。
【0058】中間ホイール9もまた軸受36により軸1
0に対してスライド可能であり、スライダー5は中間ホ
イール9がその方向における所定位置に保持される間に
軸10で軸線方向の移動を実行できる。
【0059】歯車変更、すなわち調整アーム7の枢動に
は大きな力が発生せず、軸10、4は軸18に対して回
転されて非常に小さな摩擦力だけを遊星ホイール3およ
び中間ホイール9の間に互いに対して発生させる。次ぎ
に中間ホイール9および遊星ホイール3が互いに対して
回転されるときに発生される軸線方向の力はスライダー
5の変位をもたらす。中立位置となる調整アーム7の引
き続く枢動は新しい変速比を発生する。変速比の最終的
な変更は従って各種ホイールの互いに対する回転時に行
われる一方、変速比の変更の開始は既に前もって行われ
ている。
【0060】既に注目したように、トルクおよびトラン
スミッションにより決まるピンチ力はプッシュバー12
によって各種のホイールの間に発生される。図3
(a)、(,b)はプッシュバー12が駆動ハブ13お
よび太陽ホイール11の間で斜めの位置をとることを示
している。トルクが駆動ハブ13に付与されると、プッ
シュバー12は離れる方向へ太陽ホイール11を押すよ
うにするが、太陽ホイール11は中間ホイール9によっ
て戻る方向へ保持される。所望のピンチング力はこのよ
うにして得られる。
【0061】図8は駆動ハブの変形例を示している。こ
の変形例のねらいは、軸線方向の押圧力の結果として生
じる回転物体およびハブケーシングのトルクに依存した
弾性変形を補償して、プッシュバー12が大きすぎる作
動角度をとることができないようにすることであり、こ
れにより過負荷が防止され、トランスミッションの効率
に有利な効果のあることが意味される。この変形例の駆
動ハブ122は再び述べるがスプロケットホイール14
を担持している。駆動ハブ122はまた圧力部材124
を担持し、この部材は回転可能且つ軸線方向にスライド
可能である。前記圧力部材124は溝134および駆動
ハブ122に取付けられたボール135を経て駆動ハブ
122と相互に作用し、この溝およびボールは一緒にな
って一種のスクリュー連結127を形成する。
【0062】圧力部材124は、フランジ136に対し
て支持されるカップばねワッシャ126により太陽ホイ
ール11から離れる方向へ連続的に押圧される。
【0063】圧力部材124はまた多数のプッシュバー
137に連結され、プッシュバーは太陽ホイール11に
連結されている。ばね49により、太陽ホイール11は
フランジ136から、従ってハブ122から離れる方向
へ連続的に押圧される。
【0064】スプロケットホイール14により駆動トル
クが駆動ハブ122に付与されるや否や、プッシュバー
137は駆動ハブ122から離れる方向へ太陽ホイール
11を押圧するようにし、これにより前記プッシュバー
137は主軸18と小さな角度をなす。この角度が小さ
くなり過ぎると、駆動ハブ122に付与された特定のト
ルクに関して太陽ホイール11に伝達されたときに押圧
力が高くなり過ぎるという問題が生じる。このような高
い押圧力は避けねばならない。何故なら、そうでないと
トランスミッションの内部構造が過大応力に曝されるこ
とになるからである。
【0065】図8の変形例において、プッシュバー13
7および主軸18との間の小さ過ぎる角度は、太陽ホイ
ール11に作用する押圧力が或る閾値に達するや否や太
陽ホイール11に向かう方向へ移動を開始する圧力部材
124によって防止される。この移動はボール135お
よび溝134の間の相互作用によって生じる。前記移動
が開始される閾値はカップばねワッシャ126の強さに
よって決まる。圧力部材124が太陽ホイール11の方
向へ移動するや否や、プッシュバー137が主軸18に
対して形成する角度は再び増大され、この結果として過
大な押圧力は回避される。
【0066】図4に示されるように、遊星ホイールは第
1の円錐面30およびこの第1面30の頂角と異なる頂
角を有する第2の円錐面31を有することができる。変
速比の変更が行われるときのピンチング力はの増大は、
環状ホイール2が遊星ホイール3の第1円錐面30と相
互に作用する場合の方が、環状ホイール2が第2円錐面
31と相互に作用する場合よりも大きくなる。環状ホイ
ール2および第2円錐面31の間で交互に作用する場
合、異なる角度をプッシュバー12がとり、この結果ピ
ンチ力の最適調整が可能となる。
【0067】円筒面60を有する中間ホイール59が図
5から図7に示された本発明のトランスミッションの第
2の実施例に使用されている。ここでもまた、中間ホイ
ール59は突出リング61を有する。更に、太陽ホイー
ル66が備えられており、これもまた円筒面62を有
し、この面は中間ホイール59の円筒面60と相互に作
用する。円周溝63が太陽ホイールに形成されており、
前記溝の深さはリング61の高さよりも、前記リング6
1が溝63の底に接触しない程度に大きい。またV形円
周リブ128が一方の円筒面60に備えられており、こ
の円周リブは組み合う円筒面62の同形の円周溝129
の中に緊密に嵌合する。太陽ホイール66および中間ホ
イール59は円周リブ128および円周溝129により
互いに対して軸線方向に正確にいきされる。溝およびリ
ブがV形である結果として、軸は交差できる一方、同時
に最少限の遊びが満足され、この結果として非常に均等
な位置決めが様々な段階で達成できる。
【0068】中間ホイール59は第1円錐面71および
第2円錐面64を有する遊星ホイール65と相互に作用
し、この面は僅かに凸状である、すなわちほぼ凸状形に
なるように少数の円錐面を含んで構成される。この僅か
に凸状な面64は車輪ハブ98に取付けられた環状ホイ
ール73と相互に作用する。中間ホイール59は太陽ホ
イール66および遊星ホイール65の間の楔内にしっか
りと保持される。図6を参照すれば、中間ホイール59
が太陽ホイール66から関連する遊星ホイール65へ延
在する半径よりも多少外側に位置することが見られる。
中間ホイール59は張力ばね133によるプリテンショ
ニングの作用下で楔内に押圧される。
【0069】中間ホイール59は太陽ホイール66およ
び遊星ホイール65に対して駆動トルクにより強く押し
付けられ、この結果としてトルクに依存するピンチ力が
得られる。
【0070】中間ホイール59は太陽ホイール66の前
部を形成する歯車66aにより駆動される。駆動トルク
および太陽ホイール66と遊星ホイール65との間の楔
形の間隙にしっかり保持されている中間ホイールによっ
て発生される半径方向の押圧力は、駆動ハブのまわり
に、特にそのブッシュ130内で回転自在な支持リング
62aによって吸収される。歯車66aはヒンジピン1
21により互いに連結される。前記ヒンジピン121は
またブッシュ130と一体のカラー123を通過し、特
に前記カラーのホール131を通過する。ヒンジピン1
21は、主軸68に対して横断するように延在する仮想
枢動軸線のまわりに、中間ホイール59が或る角度のと
きに1つの歯車が駆動軸のまわりに前進回転すると共に
他の歯車が多少後退回転するようにして傾動でき、この
2つの歯車がトルクを中間ホイール59へ連続的に伝達
する。
【0071】太陽ホイール66は駆動ハブ69に剛性的
に固定され、これはボール軸受103により主軸68に
回転可能に支持される。前記主軸はまたスライダーキャ
リヤ76を担持し、これはスライダーブッシュ104を
備えている。スライダー軸受105により、スライダー
74は主軸68に対して軸線方向に前記スライダーブッ
シュ上をスライド可能である。前記スライダーは遊星ホ
イール65の軸75のための固定された取付け部77を
有する。
【0072】他端において、遊星ホイール65の軸75
はスライダーブッシュ104の中の回転可能なリング9
9により形成された移動可能な取付け部79を備えてい
る。前記リング99はアーム82と相互に作用する軸承
100を担持している。
【0073】アーム82は更にヒンジピン83でスライ
ダー74に枢動可能に取付けられている。
【0074】アーム82はノーズを有し、このノーズは
半径方向内方へ延在し、主軸68の中心線に対して横断
方向に延在するスロット87内に受入れられる。様々な
特徴が図1に示されている。スロット87は歯車変更ハ
ブ84内に配置され、この歯車変更ハブはスライダーキ
ャリヤ76のフランジ88により回転可能に取付けられ
ている。半径方向に更に内方のその端部において、前記
フランジ88はクラウン歯車91を有しており、これは
軸89に取付けられたピニオン90と相互に作用する。
軸89はレバー85で回転でき、レバー自体は再び述べ
るが図示していない操作部材に連結されている。
【0075】レバー85を操作すれば、アーム82は歯
車変更ハブ84を経て枢動される。アーム82は更に遊
星ホイール65の軸75をそれで取り、この結果として
前記遊星ホイールは斜めの位置に移動される。
【0076】ノーズ86は同様に支持リング95に固定
されたリップ96に配置されたスロット内に嵌入してい
る。前記支持リングは主軸68のまわりに回転可能とな
るように、また中間ホイール59が取付けられたヨーク
92のアーム94の1つを支持するように取付けられて
いる。ヨーク92は更にアーム93を有し、このアーム
はスポーク107によりスライダーキャリヤ76に固定
されたリング106に取付けられている。最後に、ヨー
ク92はアーム132および133を有し、その中に中
間ホイール59の軸81が取付けられている。
【0077】上述したようにアーム82がレバー85を
操作して枢動されると、リップ96がまた横方向に押さ
れ、この結果として支持リング95が回転される。支持
リング95は更にヨーク92のアーム94をそれで取
る。この結果、中間ホイール59の軸81は主軸68の
中心線に対して斜めの位置とされる。
【0078】アーム82の枢動点83からのスロット9
7の距離が前記枢動点83からの軸承100の距離より
大きいときは、アーム94、従って軸81はリング99
よりも、従って遊星ホイール65の軸75よりも大きな
角度にまで枢動される。この結果、遊星ホイール65お
よび環状ホイール73は斜めの配置をとり、これは遊星
ホイール65および環状ホイール73が互いに対して転
動して螺旋路を描くようになることを望むことになる。
しかしながら環状ホイール73は所定位置に保持される
一方、遊星ホイール65はそれ故に主軸68の軸線方向
に移動するように強制され、スライダーキャリヤ76の
上でスライダー74を取る。中間ホイール73はまた斜
めの配置であり、遊星ホイール65が移動するときに中
間ホイール59に対して転動して螺旋路を描くようにな
される。
【0079】上述で説明した実施例と同様に、螺旋移動
は先に説明したように遊星ホイール65上に押し付けら
れる。何故なら遊星ホイール65の軸75および環状ホ
イール73の軸68が互いに交差しているからである。
遊星ホイール65を経て環状ホイール73はスライダー
76を軸線方向に押す。環状ホイール73および中間ホ
イール59により生じる2つのこの移動は一緒になって
スライダー76を移動させるように作用する。
【0080】スロット87が或る角度で位置されると、
図1におけるのとまさに同じようにアーム82は前記移
動が生じたときに枢動して戻り、従って軸81および7
5は主軸68と交差するそれらの位置に復帰される。こ
の状態で中間ホイール59および遊星ホイール65は再
び互いに対して正常な円形路に沿って転動し、新しい変
速比が得られる。
【0081】ヨーク92は全体を108で示された位置
決め装置によって互いに対して同じ位置に保持されるの
であり、この装置は半径方向外方へ向いたフィンガー1
10を有する中央リング109を含んで構成されてい
る。前記フィンカー110は更にヨーク92の横断ビー
ム111に取付けられている。
【0082】ヨーク92のアーム94は比較的剛性であ
るのに対して、アーム94は比較的柔軟である。この結
果はつぎの通りである。
【0083】中間ホイール/遊星ホイールの組み合わせ
が高過ぎる変速比を有するのであれば、これは平均的な
力より大きい力を伝達する。この結果、中間ホイール5
9は太陽ホイール66と遊星ホイール65との間の楔内
に一層深く押し付けられる。この位置はフィンガー11
0に反作用力を生じ、これはヨーク92を小さな角度だ
け回転させる。この回転の結果として、復帰力が中間ホ
イール59および遊星ホイール65に伝えられ、その結
果、中間ホイール59/遊星ホイール65の組み合わせ
だけがその比率を下げる。スリップの問題はこの修正の
決かとして最少限に抑えられる。
【0084】結果として生じる遊動力は常に太陽ホイー
ルから環状ホイールへと半径方向に移動する。リング9
9に作用する負荷を減少させるためにこの結果として生
じた遊動力はその半径上に位置する支持ローラー102
に対して支えられる。支持ローラー102上を転動でき
るヨーク101、従って歯車変更に必要な角度だけ回転
できるヨークは、遊星軸75に固定されている。スライ
ダー74が軸線方向に移動するとき、支持ビーム138
はローラー102上を一緒に移動できる。ヨーク101
は保持ストリップ139を含み、このストリップは支持
ビームが支持ローラー102と接触されて保持されるこ
とを保証する。
【0085】車輪ハブ98は2つの半体112、113
を含んで構成され、これらの半体はボルト114で互い
に引き締めできる。車輪ハブ112は支持リング116
を担持し、このリングは楔を形成するように上方へ向け
てテーパーを付形される。ボルト114で緊締できるク
ランプリング115は車輪ハブの半体113に休止され
る。これは、クランプリング115および支持リング1
16の楔形面が互いに移動し、この結果として環状ホイ
ール73が半径方向内方へ押されることを意味する。こ
れにより、トランスミッションの各種要素を互いに接触
させて保持するための必要な力は非常に正確に調整でき
ることを意味する。
【0086】本発明は図示実施例に限定されず、多くの
更に他の実施例が本発明の範囲内で考えられることは明
白となろう。例えば、本発明によるトランスミッション
は機械的、電気的または電気機械的な調整手段を備え得
るのであり、このためにこのトランスミッションは小さ
な調整力が要求されること、およびあらゆる条件の下で
の歯車変更が可能であることに鑑みて著しく好適であ
る。
【0087】またここで、このトランスミッションの変
速比の調整のための制御信号が転動操作によって得られ
る(サイクリング操縦者による)が、例えばペダル回転
速度、走行速度、ペダルに作用する力、およびサイクリ
ング操縦者の心拍数および乳酸値の測定値に基づいて比
率を決定する制御ユニットによっても得られ、これによ
り人に対する適用が著しく好適な自動歯車ユニットを得
ることができることも注目される。
【0088】自転車での上述した使用に加えて、本発明
のトランスミッションの他の多くの応用が考えられる。
動力ユニットおよび風車での応用が例として注目され
る。更に、このトランスミッションはバスや大型自家用
車のような車両における発電器の速度を調整することに
好適である。
【0089】更に、特に自転車のトランスミッションに
使用するために、ブレーキがトランスミッションに組み
込まれ、または連結されることができることもまた指摘
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトランスミッションの第1の実施
例の部分的な横断面図。
【図2】図1に示された実施例の前面図。
【図3】(a)および(b)は駆動ハブの考えられる詳
細状態を示す説明図。
【図4】図1および図2のトランスミッションに使用さ
れた遊星ホイールを示す概略正面図。
【図5】本発明のトランスミッションの第2の実施例の
部分的な横断面図。
【図6】図1に示された実施例の前面図。
【図7】図5および図6のトランスミッションの遊星ホ
イール取付け部の詳細を示す説明図。
【図8】駆動ハブの変形例を示す部分的な横断面図。
【符号の説明】
2、73 環状ホイール 3、65 遊星ホイール 4、10、75、81 軸 5、74 スライダー 6 スライドキャリヤ 7、82 アーム 9、59 中間ホイール 11、66 太陽ホイール 15、84 歯車変更ハブ 16、85 操作アーム 18、68 主軸 19、21、77、79 取付け部 20、21、22 取付け部 23、83 ピボット 24、86 ノーズ 25、87 スロット 27 ばね 26、28、30、31、64、71、72 円錐面 29 円周溝 37、38 アーム 42、44、88 フランジ 51、57 リング 53、56 軸承 60 円筒面 63 円周溝 66a 歯車 76 スライダーキャリヤ 92 ヨーク 94 アーム 95 支持リング 96 リップ 100 軸承 101 ヨーク 102 支持ローラー 115 クランプリング 117、118 ストップ 122 駆動ハブ 124 圧力部材 125 ホール 126 ばねプリテンショニング 127 スクリュー連結 137 スラストアーム

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽ホイール(11、66)、2つの本
    質的に円錐形の面(30、31、64、71、72)を
    有して一方の側で太陽ホイール(11、66)と、また
    他方の側で環状ホイール(2、73)と相互に作用する
    少なくとも1つの遊星ホイール(3、65)、並びに変
    速比を変化させる調整手段(5、6、16)を含んで構
    成され、遊星ホイール(3、65)の各々は一方の側で
    太陽ホイール(11、66)と、また他方の側で前記遊
    星ホイール(3、65)と相互に作用する中間ホイール
    (9、59)を備えたことを特徴とする連続可変トラン
    スミッション。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトランスミッションで
    あって、遊星ホイール(3、65)および環状ホイール
    (2、59)が螺旋路を描くように互いに対して転動で
    きる環状ホイール(2、73)に対する位置へ遊星ホイ
    ール(3、65)が移動できるように、遊星ホイール
    (3、65)の各々および適当な場合に中間ホイール
    (9、59)が太陽ホイール(11、66)の中心線を
    横断する仮想軸線のまわりに調整可能である連続可変ト
    ランスミッション。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のトランスミッションで
    あって、遊星ホイール(3、65)の各々が太陽ホイー
    ル(11、66)の中心線に平行にスライド可能なスラ
    イダー(5、74)に取付けられた連続可変トランスミ
    ッション。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のトランスミッションで
    あって、太陽ホイール(11、66)が固定された主軸
    (18、68)のまわりに回転可能であり、遊星ホイー
    ル(6、65)の各々がスライダー(5、74)に取付
    けられた軸(4、75)のまわりに回転可能である連続
    可変トランスミッション。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のトランスミッションで
    あって、スライダー(5、74)が何れも1つの遊星ホ
    イール(3、65)のために一方の側に固定された取付
    け部(19、77)を、また他方の側に可動な取付け部
    (21、79)を備えており、遊星ホイール(3、6
    5)の軸(4、75)と環状ホイール(2、73)の軸
    (18、68)との間の角度は、前記軸が1つの同じ平
    面内に位置される位置と互いに交差する位置との間で変
    化できる連続可変トランスミッション。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のトランスミッションで
    あって、スライダー(5、74)が主軸(18、68)
    に本質的に平行なピボット(23、83)上で枢動可能
    なアーム(7、82)を担持し、取付け部(19、2
    1;77、79)は軸(4、75)の相互に斜めの配置
    を受入れることができるように構成された連続可変トラ
    ンスミッション。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のトランスミッションで
    あって、歯車変更手段(15、16、24、25、4
    4;84、85、86、87、88)がアーム(7、8
    2)を移動させるために相互に作用するアーム(7、8
    2)を備えた連続可変トランスミッション。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のトランスミッションで
    あって、歯車変更手段が主軸(18、68)に対して本
    質的に同芯で且つそのまわりに回転可能な歯車変更ハブ
    (15、84)を含む一方、アーム(7、82)は主軸
    (18、68)に対して本質的に半径方向に延在し、そ
    の半径方向内端部は歯車変更ハブ(15、84)のスロ
    ット(25、87)内に係合するノーズ(24、86)
    を有する連続可変トランスミッション。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のトランスミッションで
    あって、スロット(25、87)はその幅がノーズ(2
    4、86)の幅に一致するように細長くされており、ま
    た軸(4、10;75、81)がスライダー(5、7
    4)およびそれに連結されたアーム(7、82)の結果
    的な移動によって斜めの配置となるように移動された後
    で、ノーズ(24、86)がスロット(25、87)内
    をスライドし、アーム(7、82)が枢動して戻り、軸
    (4、10;75、81)がその結果として斜めの配置
    から脱するように移動されるように、スロット(25、
    87)が主軸(18、68)と交差する連続可変トラン
    スミッション。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載のトラ
    ンスミッションであって、スロット(25、87)が主
    軸(18、68)に対して延在する角度は、ノーズ(2
    4、86)およびスロット(25、87)の相互の作用
    自体が制動効果を生じることのないように、またアーム
    (7、82)がその偏位を制限する2つのストップ(1
    17、118)の間を枢動できるように選定された連続
    可変トランスミッション。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載のト
    ランスミッションであって、アーム(7、82)のピボ
    ット(23、83)が主軸(18、68)に対して半径
    方向最外位置の前記アーム(7、82)の端部に位置し
    た連続可変トランスミッション。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11までの何れか
    1項に記載のトランスミッションであって、遊星ホイー
    ル(3、65)の各々および(または)中間ホイール
    (9、59)の各々がその中心線に沿って移動可能なよ
    うに取付けられた連続可変トランスミッション。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12までの何れか
    1項に記載のトランスミッションであって、中間ホイー
    ル(9、59)が歯(9a、59a)で太陽ホイール
    (11、66)の対応する歯(11a、66a)と相互
    に作用する連続可変トランスミッション。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13までの何れか
    1項に記載のトランスミッションであって、円錐形のク
    ランプリング(115)がトランスミッションケーシン
    グを形成する2つのケーシング半体(112、113)
    の外側に備えられ、該クランプリング(115)は環状
    ホイール(2、73)の直径を調整するために同様に円
    錐形の支持リング(116)と相互に作用する連続可変
    トランスミッション。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14までの何れか
    1項に記載のトランスミッションであって、太陽ホイー
    ル(11、66)および中間ホイール(5、59)の各
    々が円周溝と相互に作用する円周リブによって互いに対
    して軸線方向に位置決めされる連続可変トランスミッシ
    ョン。
  16. 【請求項16】 請求項1から請求項15までの何れか
    1項に記載のトランスミッションであって、中間ホイー
    ル(9)が円錐面(26)および該面に対して突出した
    リング(27)を有し、また太陽ホイール(11)は前
    記円錐面(26)と相互に作用すると共に円周溝(2
    9)を備えた円錐面(28)を有し、該円周溝の深さは
    リング(27)が中間ホイール(9)の円錐面(26)
    に対して突出する距離より大きく、該リング(27)が
    溝(29)の中に嵌入する連続可変トランスミッショ
    ン。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のトランスミッショ
    ンであって、各中間ホイール(9)のためにスライダー
    (5)が固定された取付け部(20)および可動取付け
    部(22)を備えた連続可変トランスミッション。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のトランスミッショ
    ンであって、中間ホイール(9)の軸(10)がヨーク
    に取付けられ、そのアーム(37、38)はスライダー
    (5)の取付け部(20、22)に取付けられた連続可
    変トランスミッション。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のトランスミッショ
    ンであって、遊星ホイール(3)の可動取付け部(2
    1)がリング(51)に取付けられ、中間ホイールの可
    動取付け部(22)がリング(57)に取付けられ、こ
    れらのリング(51、57)はフランジ(42)に対し
    て同芯的に回転可能で、軸承(それぞれ53および5
    6)を介してアーム(7)に備えられたスロット(それ
    ぞれ52および55)と差語に作用する連続可変トラン
    スミッション。
  20. 【請求項20】 請求項16、請求項17、請求項18
    または請求項19に記載のトランスミッションであっ
    て、太陽ホイール(11)が主軸(18)に回転可能に
    取付けられた駆動ハブ(13)上を軸線方向に移動可能
    であり、また太陽ホイール(11)および駆動ハブ(1
    3)は主軸(18)の中心線と交差する規則的に分散さ
    れたスラストアーム(12)によって連結され、駆動ハ
    ブ(13)に駆動トルクが付与されたとき、太陽ホイー
    ル(11)の円錐面(28)がトルクの関数として中間
    ホイール(9)の円錐面(26)に対して押し付けられ
    るように、軸線方向に太陽ホイール(11)を押し離そ
    うとする連続可変トランスミッション。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のトランスミッショ
    ンであって、駆動ハブ(122)が回転可能且つ軸線方
    向にスライド可能な圧力部材(124)を担持し、スラ
    ストアーム(137)が前記圧力部材に連結され、該圧
    力部杓(124)はばねプレテンショニング(126)
    の下で太陽ホイール(11)から離れる方向へ押されて
    おり、また圧力部材(124)および駆動ハブ(12
    2)はねじ連結(127)を介して相互に作用し、該ね
    じ連結(127)は駆動トルクが駆動ハブ(122)に
    付与されたときに太陽ホイール(11)に向かう方向の
    ばねプレテンショニング(126)に抗して圧力部材
    (124)を移動させようとする連続可変トランスミッ
    ション。
  22. 【請求項22】 請求項21または請求項22に記載の
    トランスミッションであって、太陽ホイール(11)が
    駆動ハブ(13、122)から離れる方向へばねプレテ
    ンショニングの下で押される連続可変トランスミッショ
    ン。
  23. 【請求項23】 請求項20、請求項21または請求項
    22に記載のトランスミッションであって、車輪ハブ
    (1)が一方の側で駆動ハブ(13)に、また他方の側
    でスライダーキャリヤ(6)に支持されて備えられ、環
    状ホイール(2)は前記車輪ハブ(1)の内側に固定さ
    れた連続可変トランスミッション。
  24. 【請求項24】 請求項16から請求項23までの何れ
    か1項に記載のトランスミッションであって、環状ホイ
    ール(2)と相互に作用する遊星ホイール(3)の面が
    第1の円錐面(30)を有し、該円錐面は軸線方向外側
    に位置し且つまた前記第1の円錐面に隣接して更に内側
    に位置された第2の円錐面(31)の頂角とは異なる頂
    角を有する連続可変トランスミッション。
  25. 【請求項25】 請求項1から請求項15までの何れか
    1項に記載のトランスミッションであって、中間ホイー
    ル(59)は円筒面(60)を有し、太陽ホイール(6
    6)は前記円筒面(60)と相互に作用する円筒面(6
    2)を有し、中間ホイール(59)の最大直径は遊星ホ
    イール(65)の面および太陽ホイール(66)の面の
    間の最小間隙より大きく、中間ホイール(59)が遊星
    ホイール(65)および太陽ホイール(66)の間の楔
    として押し付けることができるようになされた連続可変
    トランスミッション。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載のトランスミッショ
    ンであって、中間ホイール(59)が該ホイールの面
    (60)に対して突出した円筒リング(61)を有し、
    また太陽ホイール(66)の面(62)が円周溝(6
    3)を有し、該円周溝の深さはリング(61)が中間ホ
    イール(59)の円筒面(60)に対して突出する距離
    よりも大きくて、リング(61)が該溝(63)に嵌入
    する連続可変トランスミッション。
  27. 【請求項27】 請求項25または請求項26に記載の
    トランスミッションであって、環状ホイール(73)と
    相互に作用する遊星ホイール(65)の本質的に円錐形
    の面(64)は僅かに凸状の彎曲を有する連続可変トラ
    ンスミッション。
  28. 【請求項28】 請求項25、請求項26または請求項
    27に記載のトランスミッションであって、中間ホイー
    ル(59)が太陽ホイール(66)と遊星ホイール(6
    5)との間の楔内にばねプレテンショニングの下で押し
    付けられることができる連続可変トランスミッション。
  29. 【請求項29】 請求項25、請求項26、請求項27
    または請求項28に記載のトランスミッションであっ
    て、中間ホイール(59)の軸(81)がヨーク(9
    2)に取付けられ、その一方のアーム(93)はスライ
    ダーキャリヤ(76)に取付けられ、他方のアーム(9
    4)は主軸(68)のまわりに移動可能に支持された連
    続可変トランスミッション。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載のトランスミッショ
    ンであって、主軸(68)のまわりに可動支持されたヨ
    ーク(92)のアーム(94)が主軸に回転可能に取付
    けられた支持リング(95)と協動し、該支持リング
    (95)はリップ(96)を有し、該リップは主軸(6
    8)に対して本質的に軸線方向に延在すると共にスロッ
    ト(97)を有しており、該スロット内にアーム(8
    2)のノーズ(86)が主軸(68)の軸線方向にスラ
    イド可能となるように受入れられた連続可変トランスミ
    ッション。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のトランスミッショ
    ンであって、遊星ホイール(65)の可動取付け部(7
    9)がリング(99)に取付けられ、該リングはスライ
    ダーキャリヤに対して同芯的に回転可能で且つまた軸承
    (100)を介してアーム(82)と相互に作用する連
    続可変トランスミッション。
  32. 【請求項32】 請求項25から請求項31までの何れ
    か1項に記載のトランスミッションであって、遊星ホイ
    ール(65)の軸(75)の各々は主軸(68)に対す
    る接線方向の移動に抗してヨーク(101)により保持
    され、該ヨーク(101)は支持ローラー(102)に
    抗して軸線方向にスライド可能となるようにスライダー
    キャリヤ(76)に取付けられた連続可変トランスミッ
    ション。
  33. 【請求項33】 請求項25から請求項32までの何れ
    か1項に記載のトランスミッションであって、太陽ホイ
    ール(66)が2つの歯車(66a)を備え、これらの
    歯車は主軸(68)に回転可能に取付けられ且つまた主
    軸に備えられている固定されたカラー(123)の何れ
    か一方の側に位置決めされ、該カラーを通して少なくと
    も1つのピン(121)が横方向へ延在しており、また
    ピン(121)の両端は何れの場合も1方の歯車(66
    a)の穴(125)の中に嵌入し、該ピン(121)は
    横方向に整合された枢動軸線のまわりに枢動でき、これ
    により歯車が等しい大きさであるが反対方向の角度を通
    して移動されることができ、この歯車(66a)は中間
    ホイール(59)に備えられている歯(59a)と相互
    に作用するようになされた連続可変トランスミッショ
    ン。
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