JPH0723311A

JPH0723311A - 映像機器と乗り物用シート

Info

Publication number: JPH0723311A
Application number: JP5164348A
Authority: JP
Inventors: Eiichiro Naito; 英一郎内藤; Hiroyuki Maeno; 博之前野; Hirofumi Takemasa; 廣文武政; Kaoru Shimizu; 薫志水
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1993-07-02
Filing date: 1993-07-02
Publication date: 1995-01-24

Abstract

(57)【要約】【目的】奥行き寸法または据えつけ面積の小さなディ
スクプレーヤ一体形テレビジョン受信機を提供し、壁掛
けまたは乗物用シートへの格納を可能にする。【構成】薄形表示部１の後面部に略平行にディスクプ
レーヤ５またはＶＴＲを平行移動可能に取り付けた構
成。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報担体ディスクを再
生または記録するディスクプレーヤ、またはビデオテー
プレコーダ（ＶＴＲ）を一体化してなる映像機器たとえ
ばモニターテレビやテレビジョン受信機と、前記映像機
器を背面に備えた乗り物用シート（座席）に関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】光ディスクまたはフロッピーディスクな
どの情報担体ディスクを再生するディスクプレーヤを一
体化（または内蔵）してなる映像機器としては、たとえ
ばゲーム用パーソナルコンピューター（ＰＣ）や見開き
形（ヒンジ形）の電子ブックやワードプロセッサ（Ｗ
Ｐ）が提案されている。

【０００３】また、テレビジョン受信機とビデオテープ
レコーダ（ＶＴＲ）とを一体化してなるビデオ一体形テ
レビが提案されている。

【０００４】さらに、背面に薄形表示部たとえば液晶パ
ネルからなるテレビジョン受信機を配設してなる乗り物
用シートが提案されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の映像機器においては、表示部とディスクプレ
ーヤ（またはＶＴＲ）とがほぼ直交する配置構成となっ
ている。

【０００６】すなわちＰＣなどにおいては、鉛直方向に
配置した薄形表示部と直交するＬ形の鉛直方向にフロッ
ピーディスクプレーヤが配設されている。また、鉛直方
向に配置した薄形表示部と直交するＬ形の水平方向にデ
ィスクプレーヤが配設されている場合も有る。

【０００７】ビデオ一体形テレビにおいても同じく、Ｃ
ＲＴからなる表示部に対しＬ形の水平方向にＶＴＲが配
設されている。

【０００８】さらに、電子ブックやワードプロセッサ
（ＷＰ）では、薄形表示部を閉じた状態において、薄形
表示部と平行する形で，かつ薄形表示部と対面するごと
くディスクプレーヤが配設されている。また、携帯形の
ビデオ一体形テレビにおいてもＶＴＲが同様の構成とな
っている。従って、従来の映像機器においては奥行き寸
法が大きく、据えつけ面積も広くなるという問題点を有
していた。

【０００９】また、乗り物用シートに備えた薄形テレビ
ジョン受信機の後面部にディスクプレーヤまたはＶＴＲ
を一体化した構成は提案されていない。

【００１０】本発明は上記課題を解決するもので、映像
機器の奥行き寸法を小さくコンパクトに構成し、また据
えつけ面積を少なくすることを目的とするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、テレビジョン受信機等を構成する映像機器
の薄形表示部たとえば液晶や薄型陰極線管からなる表示
部の後面部に、前記薄形表示部と略平行にディスクプレ
ーヤまたはＶＴＲを備えた構成としている。

【００１２】また、前記薄形表示部とディスクプレーヤ
とを個別の筐体でそれぞれ構成し、相対的に略平行移動
または取り外し可能に構成してなる。

【００１３】

【作用】本発明は上記した構成により、映像機器の奥行
き寸法を小さくコンパクトに構成し、また据えつけ面積
を少なくする。また、壁掛け型の映像機器を構成した
り、乗り物用シート背面への格納を容易にする。

【００１４】

【実施例】（実施例１）以下、本発明の一実施例につい
てスタンド型（直立型）のディスクプレーヤ付テレビジ
ョン受信機の例により図面を参照しながら説明する。

【００１５】図１はディスクプレーヤ付テレビジョン受
信機の正面方向から見た斜視図、図２は薄形表示部の筐
体（キャビネット）とディスクプレーヤの筐体（キャビ
ネット）とを相対的に略平行移動した（ズラせた）状態
の斜視図、図３は図２において光ディスク搭載部を引き
出した状態の斜視図、図４は薄形表示部の筐体とディス
クプレーヤの筐体とを取り外し分解した状態の斜視図を
示す。

【００１６】図１から図４に示すごとく、本発明のディ
スクプレーヤ一体形テレビジョン受信機２０は、薄形表
示部１とディスクプレーヤ５とからなり、それぞれ別個
の筐体２、３内に収納構成している。

【００１７】薄形表示部１は例えば液晶または薄型陰極
線管からなり、筐体２内にテレビジョン信号受信回路お
よびスピーカ（いずれも図示せず）と共に所定に組み込
まれている。

【００１８】筐体２の裏面側には図４に示すごとく、上
端側近傍の２箇所に鉤形の凹部１０を対称形に、中央部
に凹部１１を所定に配設している。凹部１０、１１は後
述のディスクプレーヤ５を収納した筐体３と一体的に係
止すると共に、略平行移動（ズラせる）ために配設して
いる。

【００１９】ディスクプレーヤ５は筐体３の上端側中央
部に格納され、光ディスク６搭載台が所定に出入するご
とく構成している。

【００２０】筐体３は前記筐体２の凹部１０、１１とそ
れぞれ対応するごとく２箇所の鉤形部７と１箇所の凹部
８とを配設している。

【００２１】本発明装置は前記筐体２、３を一体化する
手段としてさらに連繋部材１４が用意されている。

【００２２】連繋部材１４は矩形平板からなり、先端部
の両側端面に出入り可能に支軸１３を４箇所配設してい
る。支軸１３の出入り機構は支軸の嵌合する穴内に圧縮
コイルバネなどを所定に組み込むこと等により容易に構
成できる。

【００２３】連繋部材１４の一端側の支軸１３を、筐体
２の凹部１１内壁面に対称に設けた２箇所の穴１２にそ
れぞれ嵌合させる。嵌合に際し、支軸１３を矢印方向に
引っ込めて実施することは言うまでもない。

【００２４】次に、連繋部材１４のもう一方の支軸１３
を同じ方法により、ディスクプレーヤ５を収納してなる
筐体３の凹部８内に設けた２箇所の穴９に所定に嵌合さ
せる。この構成により筐体２、３はリンク機構を構成す
る連繋部材１４により一体的に連繋され、かつ相対的に
平行移動可能となる。図２に筐体２、３を相互に略平行
移動させた（ズラせた）状態を示す。

【００２５】この場合、筐体２の下端部は筐体３の折り
曲げ部４により支承される。図３に、ディスク搭載台を
引き出し、ディスクをセットした状態を示す。ディスク
搭載台を元の位置に格納しプレイを開始することによ
り、コンパクトディスクや、光ディスクの音楽と映像を
視聴できる。勿論この場合に、テレビジョン受信機をモ
ニタ機能に切り替えることは言うまでもない。

【００２６】図５、図６に本発明のもう一つの実施例の
ディスクプレーヤ一体形テレビジョン受信機３０を示
す。

【００２７】図５は正面方向から見た斜視図、図６は後
面方向から見た斜視図を示す。この場合のディスクプレ
ーヤ一体形テレビジョン受信機３０は、把手１６を筐体
１５の上端面側で、かつ筐体１５の背面側に格納可能
に、すなわち把手１６を出入り可能に構成した点が図１
の筐体２と異なる。

【００２８】把手１６はテレビジョン受信機３０の持ち
運びや、筐体２と筐体１５との組み立て、分解を容易に
するため備えている。

【００２９】また、筐体１５の背面側すなわち把手１６
の格納側面に、鉤形の凹部１７を２箇所対称形に所定に
配設することにより、本テレビジョン受信機３０を壁掛
け型テレビジョン受信機として活用することができる。

【００３０】なお、上記実施例においてテレビジョン受
信機の後面側に一体的に配設する装置としてディスクプ
レーヤの例を述べたが、ディスクプレーヤは別段任意の
機器・装置であってよいことは言うまでもない。例えば
フロッピーディスクドライバまたはＶＴＲなどを用い構
成してよい。

【００３１】（実施例２）図７は本発明の一実施例にお
ける乗り物用シート７５の側面図を示す。

【００３２】乗り物用シート７５は例えば航空機または
乗用車または車両用として用いることを目的とする。

【００３３】シート７５はシート（座席）の背もたれ背
面側に実施例１で述べたディスクプレーヤ一体形テレビ
ジョン受信機２０または３０を出入り可能に格納してな
る。液晶または薄型陰極線管からなる薄形表示部７１と
光ディスクなどのディスクプレーヤ収納筐体７２とから
構成してなる。

【００３４】ディスクプレーヤ収納筐体７２は背面側に
軸受部７３を備え、背もたれ部７６背面の凹部７７内に
配設した支柱７４に摺動可能に嵌合している。すなわ
ち、シート７５の背もたれ部７６にディスクプレーヤ一
体形テレビジョン受信機を出入り可能に格納してなる。

【００３５】ディスクプレーヤの代わりにＶＴＲを一体
化させてよいことは実施例１と同様である。

【００３６】

【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明は映像機器の奥行き寸法を小さくコンパクトに構成
し、また据えつけ面積を少なくする。また、壁掛け型の
映像機器を構成したり、乗り物用シート背面への格納を
可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例におけるテレビジョン受信機
の正面方向から見た斜視図

【図２】図１において薄形表示部の筐体とディスクプレ
ーヤの筐体とを相対的に略平行移動した状態の斜視図

【図３】図２において光ディスク搭載部を引き出した状
態の斜視図

【図４】薄形表示部の筐体とディスクプレーヤの筐体と
を分解した状態の斜視図

【図５】本発明のもうひとつの実施例におけるテレビジ
ョン受信機の正面方向から見た斜視図

【図６】図５の実施例におけるテレビジョン受信機の背
面方向から見た斜視図

【図７】本発明の一実施例におけるシートの側面図

【符号の説明】

１，７１薄形表示部２，３，１５筐体４折り曲げ部５ディスクプレーヤ６光ディスク７鉤形部８，１０，１１，１７，７７凹部９，１２穴１３支軸１４連繋部材１６把手２０，３０テレビジョン受信機７２ディスクプレーヤ収納筐体７３軸受部７４支柱７５シート７６背もたれ部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｎ 5/781 (72)発明者志水薫大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】概略鉛直方向に配置した薄形表示部の後
面部にこの薄形表示部と略平行にディスクが位置するよ
うディスクプレーヤを配設したことを特徴とする映像機
器。
【請求項２】前記ディスクをフロッピーディスクまた
は光ディスクとしたことを特徴とする請求項１記載の映
像機器。
【請求項３】前記薄形表示部を液晶または薄型陰極線
管としたことを特徴とする請求項２記載の映像機器。
【請求項４】概略鉛直方向に配置した薄形表示部の後
面部にこの薄形表示部と略平行にディスクが位置するよ
うディスクプレーヤを備え、前記薄形表示部の筐体と前
記ディスクプレーヤの筐体とを個別に構成し、一体化し
たことを特徴とする映像機器。
【請求項５】概略鉛直方向に配置した薄形表示部の後
面部にこの薄形表示部と略平行にディスクが位置するよ
うディスクプレーヤを一体的に連繋し、前記薄形表示部
と前記ディスクプレーヤとを相対的に略平行移動可能に
構成したことを特徴とする映像機器。
【請求項６】前記薄形表示部の後面部に前記ディスク
プレーヤを一体的に連繋する手段として、リンクを形成
する連繋部材を用い、前記薄形表示部と前記ディスクプ
レーヤとを相対的に略平行移動可能に構成したことを特
徴とする請求項５記載の映像機器。
【請求項７】前記連繋部材として矩形板の端部に４箇
所の支軸を出入り可能に配設したことを特徴とする請求
項６記載の映像機器。
【請求項８】前記薄形表示部と前記ディスクプレーヤ
とを分離可能に構成したことを特徴とする請求項７記載
の映像機器。
【請求項９】前記ディスクプレーヤの端部に把手を配
設したことを特徴とする請求項６記載の映像機器。
【請求項１０】前記把手をディスクプレーヤの筐体内
に格納可能に配設したことを特徴とする請求項９記載の
映像機器。
【請求項１１】概略鉛直方向に配置した薄形表示部の
後面部にこの薄形表示部と略平行に位置するようビデオ
テープレコーダを配設したことを特徴とする映像機器。
【請求項１２】背面に請求項１または５記載の映像機
器を配設したことを特徴とする乗り物用シート。
【請求項１３】背面に請求項１または５記載の映像機
器を格納可能に配設したことを特徴とする乗り物用シー
ト。