JPH07231960A - ボールゲーム用スティック - Google Patents

ボールゲーム用スティック

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Publication number
JPH07231960A
JPH07231960A JP6046515A JP4651594A JPH07231960A JP H07231960 A JPH07231960 A JP H07231960A JP 6046515 A JP6046515 A JP 6046515A JP 4651594 A JP4651594 A JP 4651594A JP H07231960 A JPH07231960 A JP H07231960A
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JP
Japan
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shaft
male screw
coupling
fixing
female screw
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Application number
JP6046515A
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English (en)
Inventor
Hideo Yasukawa
秀雄 安川
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YASUKAWA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YASUKAWA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド部へのシャフト先端のねじ込みによる
結合部やシャフト部間のねじ結合部が緩むことなく、長
時間の固定を可能にする。 【構成】 ヘッド部1に結合用雌ねじ孔41と、この雌
ねじ孔の入口側に結合用雌ねじ孔より内径の大きい固定
用雌ねじ孔42とを形成し、シャフト2には結合用雄ね
じ部62とは逆ねじ関係にある固定用雌ねじ部33を形
成した固定体3を移動自在に設け、シャフト2の先端部
に取付けた雄ねじ体6の結合用雄ねじ部62を結合用雌
ねじ孔41にねじ込んでシャフトとヘッド部とを結合
し、この結合状態は固定用雄ねじ部を固定用雌ねじ孔に
ねじ込んで、雄ねじ体の上面61aに固定体の下面34
を当接することにより固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゲートボール、マレ
ットゴルフ、パターゴルフ等のボールゲームに用いられ
るスティックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばゲートボールやマレットゴルフに
用いられるスティックとしては、実開昭63−3855
6号公報、実開昭60−25660号公報及び登録第6
74995号意匠公報に記載のものがある。これらのス
ティックは、いずれもヘッド部に形成された雌ねじ孔に
シャフトの先端に設けた雄ねじ部をねじ込むことによ
り、シャフトをヘッド部にねじ結合するものである。本
出願人に係る実開昭63−38556号公報記載のステ
ィックを図18を参照して説明する。中空のヘッド部1
101の中央部にブロック状の金属音抑制体1103を
設けてあり、この金属音抑制体には外側から内側に向け
て雌ねじ孔1103aを形成し、この雌ねじ孔にはシャ
フト1102の先端の雄ねじ部1102aがねじ込ま
れ、シャフトとヘッド部1101とは分離可能に結合さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヘッド部にシャフト先
端をねじ込んで結合する従来のスティックは、ヘッド部
とシャフトとを分離できる利点があるものの、打撃時に
生ずる振動(衝撃波)の繰返しによってねじ結合部の締
付け力を徐々に弱めて行き、使用頻度が増すことにつれ
てねじ結合が緩む不都合がある。同様の課題は、シャフ
トが複数のシャフト部に分解可能のものにおいても生
じ、シャフト部間のねじ結合部が緩む不都合がある。こ
の発明の目的は、ヘッド部へのシャフト先端のねじ込み
によるねじ結合部やシャフト部間のねじ結合部が緩むこ
となく、長時間の固定を可能にすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明においては、ヘ
ッド部とシャフトとを備えているボールゲーム用スティ
ックであって、上記シャフトは、その先端で上記ヘッド
部とねじ結合し、上記シャフトとヘッド部とのねじ結合
部は、固定体で固定されているものである。上記ヘッド
部には結合用雌ねじ孔と、この雌ねじ孔の入口側に結合
用雌ねじ孔より内径の大きい固定用雌ねじ孔とをそれぞ
れ形成してある。上記シャフトには先端部に結合用雄ね
じ部を備えた雄ねじ体を設けてあり、この雄ねじ体はシ
ャフトとは独立した部材またはシャフトとは一体形成の
ものである。上記固定体は、その軸心方向に挿通孔を貫
通してあり、外周部に固定用雄ねじ部を形成してある。
上記結合用雄ねじ部は、上記結合用雌ねじ孔にねじ込み
可能であり、上記固定用雄ねじ部は、上記固定用雌ねじ
孔にねじ込み可能である。結合用雄ねじ部と固定用雄ね
じ部とは、一方が左ねじであれば他方が右ねじであるよ
うに互いに逆ねじ関係にある。上記固定体の挿通孔は、
上記シャフトが挿通自在である。この発明において、雄
ねじ体に固定体が当接する当接部を設けることによっ
て、上記シャフトとヘッド部とのねじ結合部のねじの緩
みをより確実なものとすることができる。この発明にお
いて、固定体の挿入孔内にこの固定体とシャフトとの結
合を図るための筒状の連結体を上記シャフトに沿って移
動可能に設けることによって、上記シャフトと固定体と
の連結結合が強化され、必ずしも固定体と雄ねじ体とを
当接することが必要でなくなる。上記固定体と連結体と
のいずれか一方又は双方を雄ねじ体に当接する構成とす
ることにより、ヘッド部とシャフトとのねじ結合部のね
じの緩みをより確実なものとすることができる。
【0005】この発明においては、ヘッド部とシャフト
とを備えているボールゲーム用スティックであって、上
記シャフトは、少なくとも1個所に設けてあるねじ結合
部で分離可能に結合されるシャフト部からなるものであ
る。一方のシャフト部の一端に挿入孔とこの挿入孔の入
口側に結合用雌ねじ孔を設け、上記挿入孔の内周部に案
内部を設けてあり、挿入孔内にはばね体を配設してあ
る。他方のシャフト部の上記一端に対向する端部に雄ね
じ体を設けてあり、この雄ねじ体には結合用雄ねじ部
と、固定用雄ねじ部とをそれぞれ設けてある。軸心に上
記結合用雄ねじ部とねじ結合する固定用雌ねじ孔を備え
た固定体を備えている。上記結合用雄ねじ部と固定用雄
ねじ部とは逆ねじ関係(一方が左ねじの場合は他方は右
ねじとする関係)にあり、上記結合用雄ねじ部は上記結
合用雌ねじ孔にねじ込み可能である。上記固定体は、上
記挿入孔に嵌合可能であって、外周部に上記案内部と係
合する被案内部を設けてあり、一端で上記ばね体を押圧
可能である。この発明において、案内部と被案内部の構
成として、固定体の外周部と挿入孔の内周部との一方に
溝を他方にこの溝内を移動可能の案内ピンを設けて、固
定体の移動を円滑にしている。
【0006】
【作用】ヘッド部とシャフトとのねじ結合部やシャフト
部間のねじ結合部においては、結合用雄ねじ部と固定用
雄ねじ部とは互いに逆ねじ関係にすることにより、結合
用雄ねじ部が緩む方向は固定用雄ねじ部は締まる方向と
なり、繰返し打撃時に生ずる振動がねじ結合部に及んで
も結合用雄ねじ部の緩みが阻止される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1〜図12に示す各実施例はヘッド部とシャ
フトとのねじ結合部の緩みを防止するものであり、図1
2〜図17に示す実施例はシャフト部間のねじ結合部の
緩みを防止するものである。この発明の第1実施例を図
1〜図4に基づいて説明する。図1及び図2に示すよう
に、ボールゲーム用スティックは、ヘッド部1と、この
ヘッド部にその先端でねじ結合されるシャフト2と、両
者のねじ結合部を固定するための固定体3とを具備する
ものである。ヘッド部1,シャフト2及び固定体3はい
ずれもアルミニウム合金等の金属材からなるものであ
る。
【0008】ヘッド部1は、その本体1aがパイプから
なる中空体であって、中央部にシャフト保持部を兼用し
た金属音抑制体4、両端に打撃体5,5とがそれぞれ配
置されている。金属音抑制体4及び両打撃体5は、本体
1aに対してねじ込みで連結され、本体と金属音抑制体
と打撃体とがそれぞれ分離可能である。金属音抑制体4
には、図1に示すように結合用雌ねじ孔41及び固定用
雌ねじ孔42を設けてある。結合用雌ねじ孔41は左右
いずれか一方のねじ(この例では左ねじ)となってい
る。固定用雌ねじ孔42は、結合用雌ねじ孔41の入口
側に連続して設けられており、結合用雌ねじ孔よりも内
径を大きく形成されている。両雌ねじ孔41,42の境
界部43は結合用雌ねじ孔41に向けて細くなる孔とな
っている。固定用雌ねじ孔42は、結合用雌ねじ孔41
とは逆ねじ(この例では右ねじ)となっている。金属音
抑制体4は、図1の左右両側に内部形状がV字状の凹部
44,44を形成し、各凹部の開口は対向する打撃体
5,5の裏面にほぼ対応する大きさとしている。凹部4
4によって打撃体5における打撃音の金属音を抑制して
いる。
【0009】シャフト2は、その本体がパイプ材からな
り、先端に雄ねじ体6を取付けてある。雄ねじ体6は、
図1,図2及び図3に示すように、つば部61を挾んで
先端側(下端側)に結合用雄ねじ部62を、後端側(上
端側)に挿入部63をそれぞれ一体的に設けてある。つ
ば部61は雌ねじ孔の境界部43の下部側に嵌合する外
形を備えている。結合用雄ねじ部62は左ねじとし、結
合用雌ねじ孔41にねじ込まれる。挿入部63はシャフ
ト2の先端開口より挿入されて、接着剤でシャフトに固
定されている。つば部61の上面61aにはシャフト2
の先端開口端が当接されている。固定体3は、図1、図
2及び図4に示すように、軸心方向に挿通孔31を貫通
し、この挿通孔にはシャフト2が挿通自在である。また
固定体3の外周部にローレット32を形成し、下部外周
に固定用雄ねじ部33を形成してある。固定用雄ねじ部
33は、結合用雄ねじ部62とは逆ねじ関係にあり、こ
の例では右ねじとしてある。固定用雄ねじ部33はヘッ
ド部1の固定用雌ねじ孔42にねじ込まれる。このため
シャフト2の先端の結合用雄ねじ部62が結合用雌ねじ
孔41にねじ込まれることにより、ヘッド部1とシャフ
ト2との結合が行われ、この結合状態で固定用雄ねじ部
33が固定用雌ねじ孔42にねじ込まれ、固定体3の下
端面34は雄ねじ体6のつば部61の上面61aに当接
することにより、結合用雄ねじ部62の締付けが固定さ
れるから、この雄ねじ部62の緩み止めが図れる。
【0010】上記構成のボールゲーム用スティックは、
予めシャフト2に固定体3を挿通孔31を通じて移動自
在に挿通させておき、先端の雄ねじ部62をヘッド部1
の雌ねじ孔41にねじ込むと、ヘッド部1とシャフト2
とが結合される。この結合状態で固定体3をシャフト2
の先端側にスライド移動させて、下部を雌ねじ孔42内
に入れて、固定体3をねじ込むことにより、やがて図2
に示すように下端面34がつば部61の当接部を構成す
る上面61aに当接して、つば部を通じて雄ねじ部62
が固定される。雄ねじ部33,62同士は逆ねじ関係に
あるので、雄ねじ部62が緩もうとしても雄ねじ部33
の下端面34がつば部61に当接して雄ねじ部62の緩
む方向が雄ねじ部33の締まる方向となるために、雄ね
じ部62の緩みが阻止されることになる。
【0011】ヘッド部1からシャフト2を分離するに
は、まず、固定体3を逆に回して雄ねじ部33を雌ねじ
孔42から外してシャフトに沿って上方へ移動させて、
固定を解いて、次いでシャフトを逆に回して雄ねじ部6
2と雌ねじ孔41との結合を解く。上記構成によれば、
固定体3によってシャフト2のねじの緩み止めが図れる
他に、固定体3の重量の変化によってヘッド部1側の重
量も変わるから、使用者の使用時のコンディションや年
令、体力に応じて固定体を交換してヘッド部の重さを変
えてヘッド部がスムーズに振れるように調整できる。固
定体3は大きさや形状を変えることにより、また材質と
して、例えばアルミニウム合金、プラスチック、銅、ス
テンレス等を適宜なものを選択することにより、その重
量を変えることができる。さらに金属音抑制体4の凹部
41の存在により打撃体5の金属音を抑えることができ
る。
【0012】図5にこの発明の第2実施例を示す。この
例では、ヘッド部11を木製の中実体で構成し、シャフ
ト12の先端の雄ねじ体16の雄ねじ部162の上面1
62aを当接部として、上例のつば部61の上面61a
と同様の機能をさせている。その他の構成及び使用方法
は図1の例と同様である。結合用雌ねじ孔141と固定
用雌ねじ孔142とは一方が左ねじであれば、他方は右
ねじであるように逆ねじ関係にある。143は、雌ねじ
孔141と雌ねじ孔142との境界部である。13は固
定体、131は挿通孔、133は結合用雄ねじ部162
と逆ねじ関係にある固定用雄ねじ部であり、図示の例で
は右ねじである。134は固定体13の下端面である。
結合用雄ねじ部162は結合用雌ねじ孔141にねじ込
まれ、ねじ込まれた状態で固定体13を下方に移動し
て、その下端面134を結合用雄ねじ部162の上面1
62aに当接させて、その摩擦力と雄ねじ部162,1
33の逆ねじ関係とによって雄ねじ部162の緩みを防
止している。ヘッド部11の材質は、プラスチックや金
属部材でもよい。シャフト12と雄ねじ部162は一体
成形してある。
【0013】この発明の第3実施例を図6〜図9を参照
して説明する。この実施例の特徴は、シャフト22と固
定体23との連結を強固にするための連結体27を設け
ているところにある。連結体27は、図8,9に示すよ
うに軸心方向に貫通孔271を開けた筒状のもので、正
面外形は円錐台状となっている。貫通孔271内をシャ
フト2が挿通自在である。連結体27には、縦方向に全
長に亘って溝272を切ってあり、連結体を外周からの
押圧力に対して軸心部に向けて収縮可能としてある。ま
た固定体23は、図6,7に示すように内部の挿通孔2
31内に連結体23が挿入される。このために挿通孔2
31の内部形状は、連結体27が嵌合できるように上方
に向けて内径が小さくなるように正面円錐台状となって
いる。図6の状態で、固定体23を下方にシャフト22
に沿ってスライドさせると、連結体27は、その外周面
が固定体のスライドに伴って挿通孔231の内周面で内
方に押圧されて、貫通孔271は収縮され、挿通孔23
1内に連結体が納まることによって、くさびの役割をし
て固定体23とシャフト22との間を強固に連結固定す
る。連結体27の材質としては、アルミ合金等の金属材
やプラスチック等から適宜選択される。この実施例のそ
の他の構成は、図1に示す第1実施例と同様であり、ヘ
ッド部21,本体21a,結合用雌ねじ孔241,固定
用雌ねじ孔242,境界部243,凹部244,雄ねじ
体26,つば部261,上面261a,結合用雄ねじ2
62,固定用雄ねじ部233は、上述しているヘッド部
1,本体1a,結合用雌ねじ孔41,固定用雌ねじ孔4
2,境界部43,凹部44,雄ねじ体6,つば部61,
上面61a,結合用雄ねじ62,固定用雄ねじ部33に
それぞれに対応する。
【0014】ヘッド部21へのシャフト22の取付け方
法を説明する。図6の状態から、シャフト22の先端の
結合用雄ねじ部262をヘッド部の結合用雌ねじ孔24
1にねじ込み、ヘッド部とシャフトとを結合し、固定体
23を下方に移動させると、内部の連結体27も同一方
向に移動し、固定体の固定用雄ねじ部233をヘッド部
の固定用雌ねじ孔242内に入れてねじ込んでいくと、
やがて図7の状態に至ると、連結体の下端面273がつ
ば部261の上面261aに当接し、固定体によって、
ねじ結合状態が固定される。雄ねじ部262,233同
士は逆関係にあり、連結体27を介してシャフト22と
固定体23とが強固に連結されていることから、雄ねじ
部262の緩みが防止される。同時に連結体27は、シ
ャフト22と固定体23との結合位置に介在しているこ
とから両者の結合を強化する機能を果たしている。な
お、連結体27の下端面273は、必ずしもつば部26
1の上面261aに当接しなくてもよいが、当接するこ
とにより雄ねじ部262のねじの緩み防止が一層効果的
である。もちろん、連結体27に代えて固定体23の下
端面を上面261aに当接させるように構成してもよ
い。また連結体27及び固定体23の双方の下端面を当
接するようにしてもよく、その例を図10に示してい
る。この例では、雄ねじ体のつば部261´を大きく形
成し、その上面261´aに連結体27の下面273´
と固定体23の下面234´とが当接している。その他
の構成は、図7の例と実質的に同一であり、対応する部
分に同一符号を付してある。
【0015】図11及び図12は、それぞれヘッド部の
他の実施例を示すものである。図11の例の特徴は、シ
ャフト保持部34はパイプ状のヘッド部31内に挿入固
着されているところにある。本例では、図1の実施例の
ようにスティック保持部34の位置でヘッド部31が分
解可能としていない点で相違し、その他の構成はヘッド
部1と同一の構成である。結合用雌ねじ孔341,固定
用雌ねじ孔342及び境界部343は、ヘッド部1の結
合用雌ねじ孔41,固定用雌ねじ孔42及び境界部43
と対応する。図12の例では、シャフト保持部44をヘ
ッド部41の中間上部に突出しているところにあり、こ
の点で図1に示す実施例とは相違している。すなわち上
記実施例では、シャフト保持部4をヘッド部1内に設け
ているが、図12の例ではシャフト保持部44をヘッド
部41から上方へ突出した状態で一体的に形成してい
る。その他の構成は、前記実施例とは同様である。結合
用雌ねじ孔341,固定用雌ねじ孔342及び境界部3
43は第1実施例の結合用雌ねじ孔41,固定体雌ねじ
孔42及び境界部43にそれぞれ相当する。
【0016】図13〜図17はシャフトの他の実施例を
示す。この例ではシャフト52を複数のシャフト部52
a,52bに分離可能にするためのねじ結合部を設けて
いるところに特徴がある。一方(図示の例では下方)の
パイプ状のシャフト部52aの開口端から段付き保持体
58を挿入固着してある。保持体58は有底の筒状のも
ので、挿入孔58aの上方側に段部58bを形成してあ
る。保持体58は、挿入孔58aの底部にばね体59を
取付けてある。ばね体59はゴムやスプリング等からな
り、図示の例では板状のゴムを用いている。保持体58
の段部58bから開口端までは結合用雌ねじ孔541と
なっている。この雌ねじ孔541は左右いずれかのね
じ、この例では右ねじとしてある。また保持体58の段
部58bの下方の一側の内周面には案内部58bを突設
してある。案内部58cの構成として、図示の例では案
内ピン58cを採用している。他方のパイプ状のシャフ
ト部52bの開口端には、雄ねじ体56を取付けてあ
る。雄ねじ体56は結合用雄ねじ部562を挾んで上方
に挿入部563を下方に固定用雄ねじ部564を、さら
にこの雄ねじ部の下方に固定用雄ねじ部564をそれぞ
れ一体的に形成してある。結合用雄ねじ部562は左右
のいずれか一方のねじ(この例では右ねじ)となってお
り、一方のシャフト部52aの結合用雌ねじ孔541に
ねじ結合可能である。挿入部563はシャフト部52b
の下端開口内に挿着されている。固定用雄ねじ部564
は結合用雄ねじ部562とは逆ねじ関係にあり、左ねじ
としてある。固定用雄ねじ部564は、固定体53の軸
心部に開けてある軸心に固定用雌ねじ孔531がねじ結
合されている。固定体53は保持体58の挿入孔58a
内に挿入可能であって、その下端面で弾性体59を押圧
できる。固定体53は外周部に縦方向に全長に亘って被
案内部となる溝53aを形成してある。溝53aは保持
体58の案内ピン58cが移動可能である。案内手段5
8c,53aは固定体58内の保持体58への挿入を円
滑にすると共に、固定体がその軸心を中心として回転す
ることを阻止するためのものである。固定体53はアル
ミ合金等の金属材でもプラスチックでもよい。
【0017】シャフト部52a,52b間の連結操作を
説明する。図14の状態から上方のシャフト部52bの
固定体53側から下方のシャフト部52aの保持体58
の挿入孔58a内に挿入すると、固定体は溝53aに案
内ピン58bが嵌合するから、溝と案内ピンとによって
案内されて挿入孔内下部側に挿入され、やがて結合用雄
ねじ部562が結合用雌ねじ孔541と噛み合う。この
段階でシャフト52をまわして雄ねじ部562をねじ込
んでいくと、固定体53は案内ピン58bによって軸心
を中心とする回転が妨げられるので、下方に移動し、そ
の下端でばね体59を押圧し、やがて雄ねじ部562が
雌ねじ孔541に完全にねじ込まれると、ばね体59は
固定体によって押圧されるので、その反発力で固定体5
3は上方に押圧され、固定用雄ねじ部564と固定用雌
ねじ孔531とが固く結合され、同時に固定用雄ねじ部
564が固定体を介して上方へ押圧されるために結合用
雄ねじ部562と結合用雌ねじ孔541とが固く結合さ
れるので、結合用雄ねじ部562の緩みが防止される。
シャフト部52a,52b間を分離するには、シャフト
52を緩める方向に回すと、結合用雄ねじ部562は結
合用雌ねじ孔541から次第に抜け出て、固定体53も
固定用雄ねじ部564に沿って上方に上昇し、ばね体5
9の押圧が解かれて行き、雄ねじ部562が抜け出た段
階でシャフト52を上方へ引くと、固定体53の溝53
aから案内ピン58cが外れて、図14の状態でシャフ
ト部52a,52b間が分解される。上例において、案
内部58cは案内ピンに代えて、突条で構成しても突起
であってもよく、また上方のシャフト部52b側に溝5
3aを、下方のシャフト部52a側に案内ピン58bを
それぞれ配設したが、溝と案内ピンとの配置関係を逆と
してもよい。溝は、固定体53の内周に円周方向に間隔
を置いて設け、各溝に案内部58cが嵌合できる構成と
してもよい。案内手段として溝と案内ピンで構成すれ
ば、加工が容易である。
【0018】第1,第3実施例において、ヘッド部1,
21における本体1a,21a、金属音抑制体4,2
4、打撃体5の各材質は金属材の他に、プラスチック、
木材等あってもよく、またこれらのその適宜の組合わせ
でもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、シャフトの結合用雄
ねじ部と固定体の固定用雄ねじ部とが逆ねじ関係にある
から、固定体によってシャフトのねじ込み状態を固定で
き、このためシャフトの緩みを確実に防止できる。ま
た、固定体の重量を変えることにより使用者にとって好
ましい重量にヘッド部を調整できるから、ヘッド部の振
りを安定したものとすることができる。この発明によれ
ば、連結体を設けることによりシャフトと固定体との連
結が確実に固定される。この発明によれば、シャフトの
シャフト部間がねじ結合されているものであっては、結
合用雄ねじ部と固定体の固定用雄ねじ部とが逆ねじ関係
にあるので、ねじ結合の緩みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す要部の分解断面図
である。
【図2】この発明の第1実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図3】雄ねじ体の拡大正面図である。
【図4】固定体の拡大正面図である。
【図5】この本発明の第2実施例の要部を示す分解断面
図である。
【図6】この発明の第3実施例の要部を示す分解断面図
である。
【図7】この発明の第3実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図8】連結体の一部切欠拡大正面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】図6の変形例を示す要部の断面図である。
【図11】ヘッド部の他の実施例の要部を示す断面図で
ある。
【図12】ヘッド部の他のさらに他の実施例の要部を示
す断面図である。
【図13】シャフトの他の実施例の要部を示す拡大断面
図である。
【図14】図13の分解断面図である。
【図15】図13A−A線断面図である。
【図16】図14B−B線断面図である。
【図17】固定体の水平断面図である。
【図18】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 シャフト 3 固定体 31 挿通孔 33 固定用雄ねじ部 34 下端面 4 シャフト保持部(金属音抑制体) 41 結合用雌ねじ孔 42 固定用雌ねじ孔 6 雄ねじ体 11 ヘッド部 12 シャフト 13 固定体 131 挿通孔 133 固定用雄ねじ部 134 下端面 141 結合用雌ねじ孔 142 固定用雌ねじ孔 16 雄ねじ体 162 結合用雄ねじ部 162a 当接部(上面) 21 ヘッド部 22 シャフト 23 固定体 231 挿通孔 233 固定用雄ねじ部 24 シャフト保持部(金属音抑制体) 241 結合用雌ねじ孔 242 固定用雌ねじ孔 26 雄ねじ体 261 つば部 261a 当接部(上面) 261´ つば部 261´a 当接部(上面) 262 結合用雄ねじ部 27 連結体 271 貫通孔 272 溝 31 ヘッド部 34 シャフト保持部 341 結合用雌ねじ孔 342 固定用雌ねじ孔 41 ヘッド部 44 シャフト保持部 441 結合用雌ねじ孔 52 シャフト 52a シャフト部 52b シャフト部 53 固定体 53a 被案内部(溝) 531 固定用雌ねじ孔 541 結合用雌ねじ孔 56 雄ねじ体 562 結合用雄ねじ体 564 固定用雄ねじ体 58 保持体 58a 挿入孔 58c 案内部(案内ピン) 59 ばね体 61 つば部 61a 当接部(上面) 62 結合用雄ねじ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部とシャフトとを備えているボー
    ルゲーム用スティックであって、 上記シャフトは、その先端で上記ヘッド部とねじ結合
    し、上記シャフトとヘッド部とのねじ結合部は、固定体
    で固定されており、 上記ヘッド部には結合用雌ねじ孔と、この雌ねじ孔の入
    口側に結合用雌ねじ孔より内径の大きい固定用雌ねじ孔
    とをそれぞれ形成してあり、 上記シャフトには先端部に結合用雄ねじ部を備えた雄ね
    じ体を設けてあり、 上記固定体は、その軸心方向に挿通孔を貫通してあり、
    外周部に固定用雄ねじ部を形成してあり、 上記結合用雄ねじ部は、上記結合用雌ねじ孔にねじ込み
    可能であり、上記固定用雄ねじ部は、上記固定用雌ねじ
    孔にねじ込み可能であり、上記結合用雄ねじ部と固定用
    雄ねじ部とは互いに逆ねじ関係にあり、 上記固定体の挿通孔は、上記シャフトが挿通自在である
    ことを特徴とするボールゲーム用スティック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、雄ねじ体に固定体が
    当接する当接部を設けてあることを特徴とするボールゲ
    ーム用スティック。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、固定体の挿入
    孔内にこの固定体とシャフトとの結合を図るための筒状
    の連結体を上記シャフトに沿って移動可能に設けてある
    ことを特徴とするボールゲーム用スティック。
  4. 【請求項4】 請求項3において、固定体と連結体との
    いずれか少なくとも一方が雄ねじ体の当接部に当接して
    いることを特徴とするボールゲーム用スティック。
  5. 【請求項5】 ヘッド部とシャフトとを備えているボー
    ルゲーム用スティックであって、 上記シャフトは、少なくとも1個所に設けてあるねじ結
    合部で分離可能に結合されるシャフト部からなり、 一方のシャフト部の一端に挿入孔とこの挿入孔の入口側
    に結合用雌ねじ孔を設け、上記挿入孔内にばね体を配置
    してあり、上記挿入孔の内周部に案内部を設けてあり、 他方のシャフト部の上記一端に対向する端部に雄ねじ体
    を設けてあり、この雄ねじ体には結合用雄ねじ部と固定
    用雄ねじ部とをそれぞれ設けてあり、 軸心に上記結合用雄ねじ部とねじ結合する固定用雌ねじ
    孔を備えた固定体を備えており、 上記結合用雄ねじ部と固定用雄ねじ部とは逆ねじ関係に
    あり、上記結合用雄ねじ部は上記結合用雌ねじ孔にねじ
    込み可能であり、 上記固定体は、上記挿入孔に嵌合可能であって、外周部
    に上記案内部と係合する被案内部を設けてあり、一端で
    上記ばね体を押圧可能であること特徴とするボールゲー
    ム用スティック。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の案内部及び被案内部にお
    いて、固定体の外周部と挿入孔の内周部との一方に溝を
    他方にこの溝内を移動可能の案内ピンを設けてあること
    を特徴とするボールゲーム用スティック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008212220A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Daiwa Seiko Inc マレットゴルフ用スティック
JP2009254449A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフクラブ及びシャフト交換方法
US7955186B2 (en) 2008-09-01 2011-06-07 Bridgestone Sports Co., Ltd. Golf club and shaft replacing method

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