JPH07231464A - 無線呼出システム - Google Patents

無線呼出システム

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JPH07231464A
JPH07231464A JP6020854A JP2085494A JPH07231464A JP H07231464 A JPH07231464 A JP H07231464A JP 6020854 A JP6020854 A JP 6020854A JP 2085494 A JP2085494 A JP 2085494A JP H07231464 A JPH07231464 A JP H07231464A
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JP
Japan
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call
user
radio
radio paging
message
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Application number
JP6020854A
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English (en)
Inventor
Koichi Terada
光一 寺田
Masami Nishida
正巳 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】未着信メッセージがあるかもしれないという不
安感を持たずに、ユーザが安心して利用できる、無線呼
出システムを提供すること。また、未着信の緊急呼出メ
ッセージの存在を、早期にユーザが発見できる無線呼出
システムを提供すること。 【構成】無線呼出制御装置2は、ユーザに対して一定時
間毎に、過去に該ユーザを呼び出した回数情報を含んだ
着信確認信号を送信する。無線呼出受信装置は該情報を
受信し、自らがカウントしている着信回数情報と該情報
とを比較することによって、未着信のメッセージがある
かどうかを知る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線呼出システムに関
し、特にメッセージ伝送型の無線呼出システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線呼出システムは、移動体通信と総称
される様々なサービスの中でも、最も普及が進んでいる
システムの一つである。無線呼出システムは、他の移動
体通信サービス、例えば自動車電話などと比較して、情
報伝達が一方向であること、従って受信端末が簡易な構
成で済むこと、送達する情報量が比較的少ないこと、専
有する周波数が少なくてすむことなどの理由から、安価
でのサービス提供が行なわれている。このため、非常に
早く普及が進んでおり、サービス初期に提供された呼出
音だけの受信装置に代わって、最近ではメッセージ伝送
機能付きの無線呼出受信装置も徐々に増えてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来からの無
線呼出システムには、以下に示すような欠点がある。
【0004】無線呼出システムは、ホストシステムから
端末への片方向通信であるので、情報伝送が確実に行な
われたかどうかを調べるための手段を持っていない。双
方向通信による情報伝送システムであれば、例えばユー
ザが携帯する端末である無線呼出受信装置は、ホストシ
ステムである無線呼出制御装置からの呼出信号を正常に
受け取ると、無線呼出制御装置に対して受信完了信号を
送信することができる。無線呼出制御装置は、受信完了
信号によって、呼出信号を正常に伝送できたことを確認
する。受信完了信号が返送されてこない場合は、呼出信
号が正常に伝送できなかったと判断し、しばらくしてか
ら再び制御装置から呼出信号を送信するなどの対策を講
じることができる。
【0005】しかしながら、前述したように一般的に無
線呼出システムは片方向通信であり、このような受信完
了信号による正常伝送の確認は行なえないため、呼出信
号が正常に伝送されたかどうかを知ることは不可能であ
る。例えば、ユーザが呼出サービスのサービス範囲外に
いるときに呼出処理が行なわれると、無線呼出受信装置
は呼出信号を受信できないため、ユーザはメッセージを
受け取ることができない。そればかりでなく、無線呼出
制御装置もメッセージ伝送に失敗したことを認識できな
い。このような特性のため、ユーザは、もしかすると受
信できなかったメッセージがあるかも知れない、という
ことを常に意識していなくてはならない。この点が、無
線呼出システムを使用する上で、ユーザに大きな負担を
かけているといえる。
【0006】特に近年になって、メッセージ伝送型の無
線呼出受信装置が普及してきている。この装置は、単に
ユーザの呼出を行なうに留まらず、ユーザに対して短い
メッセージを送信できる。この装置は、従来からの呼出
専用の無線呼出受信装置と、異なる使い方で用いること
ができる。
【0007】呼出音が鳴るだけの呼出専用受信装置を使
用している場合、呼出信号によって呼び出されたユーザ
は、予め打ち合せておいた電話番号に対して公衆電話機
などから電話をかけ、呼出元のユーザと直接対話して用
件の伝達を行なっている。従って、無線呼出システムが
呼出信号の伝送に失敗した場合は、無線呼出受信装置を
持っているユーザから電話がかかってこないなどの現象
から、呼出元のユーザは、システムが信号伝送に失敗し
たらしい、ということを推測することができる。用件が
重要なものであったり、急を要するものであった場合
は、呼出元のユーザは、もう一度無線呼出システムによ
ってユーザを呼び出すなどの対策を講じることができ
る。
【0008】しかし、メッセージ伝送型の無線呼出受信
装置を使用している場合、用件の伝達は、公衆電話機に
よらず無線呼出システムのみによって完了することがあ
る。例えば、「交渉決裂。対策乞う。山田」のようなメ
ッセージを伝送する場合が考えられる。呼び出されたユ
ーザが、伝送されたメッセージを読むだけで用件が認識
できたならば、呼出元に対して公衆電話機などから電話
する必要性はない。この場合、呼出元のユーザは、該メ
ッセージが呼出先に確実に伝達されたかどうかを知る手
段がなくなってしまう。呼出元のユーザが、外出先から
メッセージを送った場合などは、なおさらである。この
ような理由のため、メッセージ伝送型の無線呼出受信装
置では、現在のところ重要なメッセージを送信して、そ
の確実な伝達を当てにすることはできない。このこと
が、メッセージ伝送型無線呼出受信装置の応用範囲を狭
めている一つの要因である。
【0009】さて、このような問題を回避するための考
案が従来からなされている。例えば、特開平4−240
928号公報に開示されている制御方式がある。この制
御方式は、次のようにして上記の問題を回避しようとし
ている。
【0010】無線呼出制御装置は、ユーザ毎に独立な発
呼カウンタを備え、ユーザに対して発呼を行なう度にカ
ウンタをインクリメントする。また、この発呼カウンタ
の値を、発呼の際に呼出信号に含めて送信する。無線呼
出受信装置は、直前に着信した呼出信号に含まれていた
発呼カウンタ値を記憶する手段を持つ。着信を行なう
と、呼出信号に含まれるカウンタ値と、記憶しているカ
ウンタ値とを比較する。このときの差分が1ならば正常
状態であり、差分が2以上であれば既に着信し損ねたメ
ッセージがあったことを示している。正常状態でないと
きには、無線呼出受信装置に未着信メッセージがあるこ
とを表示し、ユーザは無線呼出制御装置を別の手段でア
クセスして未着信メッセージを取り出すことができる。
【0011】このような手段を備えることによって、未
着信があった場合にユーザはそれを知ることができ、ま
た、未着信のメッセージを取り出すことも可能になる。
【0012】しかしながら、このような手段を備えた場
合、次に示すような問題が残る。
【0013】この手段では、未着信メッセージがあるこ
とをユーザが知ることが出来るのは、次回の正常な着信
があったときである。呼出がそれほど頻繁に行なわれな
い場合、着信の失敗があったことをユーザが知るのは、
相当時間が経過してからになる可能性がある。例えば、
ある緊急を要する呼出信号が送信され、なんらかの理由
で着信に失敗したとする。もし、そのユーザに対する呼
出が、翌日まで一件もなかった場合、先の呼出信号が未
着信となったことは、翌日まで誰にもわからないことに
なる。
【0014】本発明の目的は、未着信メッセージがある
かもしれないという不安感を持つことなく、ユーザが安
心して利用できる、無線呼出システムを提供することに
ある。
【0015】本発明の別の目的は、未着信の緊急メッセ
ージの存在を、可及的早期にユーザが発見できる無線呼
出システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は、公衆電話網
からの呼出情報を無線選択呼出信号とユーザメッセージ
信号とを含む無線呼出信号に変換する無線呼出制御装置
と、前記無線呼出信号を送信する送信装置と、前記無線
選択呼出信号を受信して自らが呼ばれた場合にユーザメ
ッセージ信号を受信・蓄積・表示する手段を持つ無線呼
出受信装置とから構成される無線呼出システムにおい
て、前記無線呼出制御装置は、呼出サービス登録ユーザ
への発呼回数を計測する発呼回数計数手段を登録ユーザ
毎に独立に備え、登録ユーザに対して発呼を行なう度に
該ユーザに対応する発呼回数計数手段の保持する値をイ
ンクリメントする手段を備え、無線呼出制御装置は、予
め設定された長さの単位時間毎に、該単位時間中の発呼
回数情報を無線呼出受信装置に向けて送信し、無線呼出
受信装置は、該送信信号に含まれる発呼回数情報をユー
ザに表示する手段を備えることによって解決される。
【0017】
【作用】無線呼出制御装置は、常時、ユーザに対する発
呼の回数を記録している。計時手段が予め設定された時
刻を示すと、それまでの発呼回数情報を含んだ発呼回数
確認信号を生成し、送信機を通じて無線呼出受信装置に
伝送する。
【0018】無線呼出受信装置は、常時、自分に対する
着信の回数を記録している。無線呼出制御装置からの発
呼回数確認信号を受信すると、該信号によって示される
発呼回数と、受信装置内部に記憶している着信回数とを
比較する。この結果が不一致であった場合、受信装置は
ユーザに警告を発する。この警告によって、ユーザは着
信し損なったメッセージの存在を知る。
【0019】未着信メッセージの存在を知ったユーザ
は、公衆電話網などを利用して未着信メッセージの再発
呼を要求する。無線呼出制御装置はこの要求を受け、記
憶してあるメッセージを取り出して無線呼出信号を生成
し、無線呼出受信装置に向けて送信を行なう。この信号
を受信することによって、ユーザは未着信となっていた
メッセージを受信することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0021】初めに、従来の無線呼出システムについて
説明する。図6は従来の無線呼出制御装置の構成図、図
7は従来の無線呼出受信装置の構成図である。
【0022】図6において、1は公衆網、2は無線呼出
制御装置、3は送信機である。公衆網1は、一般公衆電
話網やISDN,公衆パケット網,電子メール配信網な
どに相当し、ユーザからの呼出要求を伝達する。もちろ
ん、この呼出要求の伝達手段は、公衆網に限らず、専用
線や構内網などでもかまわない。無線呼出制御装置2
は、通常は無線呼出サービスを行なう中央制御局などの
内部に設置される。送信機3は、無線呼出制御装置2と
接続しており、空中線を通じて無線呼出信号を電波とし
て放射する。送信機3は、無線呼出サービス地域を覆う
ように、何箇所かに分散して設置される。無線呼出制御
装置2は、発呼受け付け手段101,呼出信号生成手段
109とからなる。発呼受け付け手段101は、公衆網
からの発呼要求を受け付ける。呼出先のユーザ番号や受
信装置の属性、メッセージ内容などを受取り、それらの
正当性の確認をする。受信装置の属性とは、該ユーザの
登録している受信装置が、呼出専用タイプであるか、文
字表示タイプであるか、といった情報である。また、メ
ッセージ内容は、単なる呼び出しに関わるメッセージだ
けでなく、例えば、ユーザに対する電子メール着信通知
や、第三者から送られてきた電子メール全文でもよい。
呼出信号生成手段109は、受け付けた発呼情報を元に
ユーザに送信する呼出信号を生成し、送信機3へ送り出
す。
【0023】次に図7において、4はユーザが携帯して
無線呼出信号を着信する無線呼出受信装置である。無線
呼出受信装置4は、受信機201,メッセージ記憶手段
203,メッセージ表示手段209とから構成されてい
る。受信機201は、電波として送られてくる無線呼出
信号を受信する機能を持つ。受信された信号は、メッセ
ージ記憶手段203に記録され、記録された信号はユー
ザの要求によってメッセージ表示手段209に出力され
る。ユーザは209に表示された情報を見て、送られて
きた用件を読み取ることができる。
【0024】次に、本発明の第一の実施例について説明
する。図1は、本発明による無線呼出制御装置の一実施
例の構成図である。無線呼出制御装置2は、発呼受け付
け手段101,再発呼受け付け手段102,発呼回数計
数手段103,メッセージ記録管理手段104,ユーザ
情報記憶手段105,計時手段108,呼出信号生成手
段109,着信確認信号生成手段110から構成されて
いる。また、ユーザ情報記憶手段105は、発呼回数記
憶領域106と、メッセージ記憶領域107とを含んで
いる。本実施例では、無線呼出受信装置は、図7に示し
たような、従来から使用されている装置をそのまま用い
る。
【0025】以下、図1と図7を用いて、本実施例の構
成と動作について説明する。
【0026】発呼受け付け手段101は、公衆網からの
発呼要求を受け付ける機能を持つ。呼出先のユーザ番号
や受信装置の属性、メッセージの内容などを受取り、そ
れらの正当性の確認をする。再発呼受け付け手段102
は、後で述べる再発呼要求を受け付ける機能を持つ。ユ
ーザ番号や受信装置の属性、及び再発呼メッセージ番号
などの受取りを行なう。発呼回数計数手段103は、発
呼受け付け手段101から信号を受取り、特定のユーザ
を呼び出した回数をカウントする。カウント結果は、ユ
ーザ情報記憶手段105の中の発呼回数記憶領域106
に保存される。ユーザ情報記憶手段105には、発呼回
数記憶領域106とメッセージ記憶領域107とが含ま
れており、これらの領域はそれぞれ無線呼出サービスに
登録されている全ユーザの数だけ存在する。また、メッ
セージ記録管理手段104は、発呼受け付け手段101
からメッセージ内容を受取り、特定のユーザに対するメ
ッセージ内容をユーザ情報記憶手段105の中のメッセ
ージ記憶領域に記録する。以上のようにしてユーザ情報
記憶手段105に記録された発呼メッセージは、呼出信
号生成手段109において、ユーザに送信するための呼
出信号に構成され、送信機3から電波として送り出され
る。
【0027】電波として送り出された呼出信号は、無線
呼出受信装置4の受信機201で受信される。受信した
信号が自分宛の呼出信号であった場合、該信号はメッセ
ージ記憶手段203に供給される。メッセージ記憶手段
203は、呼出信号中のメッセージ情報を記憶し、ユー
ザの要求に基づいてメッセージ表示手段209にメッセ
ージを表示する。
【0028】また、無線呼出制御装置2の計時手段10
8は、例えば、24時間に一回だけトリガ信号を発生す
る。着信確認信号生成手段110は該トリガ信号を検出
すると、その時点での各ユーザに対する発呼回数を、ユ
ーザ情報記憶手段105から読み取り、この情報を元に
着信確認メッセージ信号を生成して、送信機3を通じて
電波として送り出す。ユーザ情報記憶手段105に記憶
されていた発呼回数の情報は、この時点でゼロにクリア
され、次回のカウントに備える。無線呼出受信装置4
は、自分宛の着信確認メッセージ信号を受信すると、こ
の信号をメッセージ記憶手段203に記録し、ユーザの
要求に基づいてメッセージ表示手段209に着信確認信
号を表示する。このメッセージ表示を読むことによっ
て、ユーザは例えば最近24時間の間に、自分が呼び出
された回数を知ることができる。例えば、該メッセージ
表示では3回呼び出されたことになっているにも関わら
ず、ユーザはメッセージを2回しか受信していないとす
れば、未着信のメッセージが1つあるということにな
る。
【0029】未着信メッセージが存在することを知った
ユーザは、該メッセージをあらためて手に入れることが
できる。ユーザは、公衆網1を使って無線呼出制御装置
2にアクセスし、再発呼を要求できる。無線呼出制御装
置2の、再発呼受け付け手段102は、この再発呼要求
を受け付け、ユーザ番号やメッセージ番号などの情報を
ユーザから受け取る。これらの情報はメッセージ記録管
理手段104へ供給され、これを元にユーザ情報記憶手
段105に保存してある該当メッセージ情報が取り出さ
れて、呼出信号生成手段109を介して送信機3に送ら
れ、電波として送信される。このような手順によって、
ユーザは何等かの理由で着信できなかったメッセージ
を、あらためて受信し直すことが可能になる。
【0030】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。図2は、本発明による無線呼出受信装置の一実施
例の構成図である。無線呼出受信装置4は、受信機20
1,選択器202,メッセージ記憶手段203,着信回
数計数手段204,着信確認信号受信手段205,不一
致検出器206,メッセージ表示手段209,未着信警
告手段210とから構成されている。この図ではメッセ
ージ表示手段209と未着信警告手段210は別々の構
成要素としてあるが、これは同一手段を切り替えて使っ
てもよいし、同一の部品上に別々の手段を持つものでも
良い。本実施例では、無線呼出制御装置は、図1に示す
ような、第一実施例で示した装置を用いる。
【0031】以下、図1と図2を用いて、本実施例の構
成と動作について説明する。
【0032】発呼受け付け手段101は、公衆網からの
発呼要求を受け付ける機能を持つ。呼出先のユーザ番号
や受信装置の属性、メッセージの内容などを受取り、そ
れらの正当性の確認をする。再発呼受け付け手段102
は、後で述べる再発呼要求を受け付ける機能を持つ。ユ
ーザ番号や受信装置の属性、及び再発呼メッセージ番号
などの受取りを行なう。発呼回数計数手段103は、発
呼受け付け手段101から信号を受取り、特定のユーザ
を呼び出した回数をカウントする。カウント結果は、ユ
ーザ情報記憶手段105の中の発呼回数記憶領域106
に保存される。ユーザ情報記憶手段105には、発呼回
数記憶領域106とメッセージ記憶領域107とが含ま
れており、これらの領域はそれぞれ無線呼出サービスに
登録されている全ユーザの数だけ存在する。また、メッ
セージ記録管理手段104は、発呼受け付け手段101
からメッセージ内容を受取り、特定のユーザに対するメ
ッセージ内容をユーザ情報記憶手段105の中のメッセ
ージ記憶領域に記録する。以上のようにしてユーザ情報
記憶手段105に記録された発呼メッセージは、呼出信
号生成手段109において、ユーザに送信するための呼
出信号に構成され、送信機3から電波として送り出され
る。
【0033】電波として送り出された呼出信号は、無線
呼出受信装置4の受信機201で受信される。受信した
信号が自分宛の呼出信号であった場合、該信号は選択器
202によってメッセージ記憶手段203に供給され
る。メッセージ記憶手段203は、呼出信号中のメッセ
ージ情報を記憶し、ユーザの要求に基づいてメッセージ
表示手段209にメッセージを表示する。上記メッセー
ジの記憶と同時に、着信回数計数手段204は、着信の
回数をカウントするために、内部のカウンタを1だけ増
やす。
【0034】また、無線呼出制御装置2の計時手段10
8は、例えば、24時間に一回だけトリガ信号を発生す
る。着信確認信号生成手段110は該トリガ信号を検出
すると、その時点での各ユーザに対する発呼回数を、ユ
ーザ情報記憶手段105から読み取り、この情報を元に
着信確認信号を生成して、送信機3を通じて電波として
送り出す。ユーザ情報記憶手段105に記憶されていた
発呼回数の情報は、この時点でゼロにクリアされ、次回
のカウントに備える。無線呼出受信装置4は、自分宛の
着信確認信号を受信すると、該信号を選択器202によ
って着信確認信号受信手段205へ供給する。着信確認
信号受信手段205は、受信した信号から発呼回数の情
報を取りだす。不一致検出器206は、着信回数計数手
段204が保持しているその時点での着信回数と、着信
確認信号受信手段205が取り出したその時点での発呼
回数とを比較する。比較の結果、もし不一致が検出され
ると、不一致信号が未着信警告手段210へ供給され、
未着信メッセージが存在することをユーザに警告する。
【0035】未着信メッセージが存在することを知った
ユーザは、該メッセージをあらためて手に入れることが
できる。このときの手順は、第一実施例と同じ手順であ
る。ユーザは何等かの理由で着信できなかったメッセー
ジを、あらためて受信し直すことが可能になる。
【0036】次に、本発明の第三の実施例について説明
する。図3は、本発明による無線呼出受信装置の別の一
実施例の構成図である。本実施例は、第二実施例の無線
呼出受信装置に、計時手段207,着信確認信号検出手
段208、及び未着信検出不可能警告手段211を付け
加えた例である。これらの構成要素を付加することによ
って、着信確認信号の未着信をも検出することが可能に
なり、未着信メッセージの存在を見落とす可能性は完全
に排除される。
【0037】以下、図3と図1とを用いて、本実施例の
構成と動作について説明する。
【0038】無線呼出受信装置内の計時手段207は、
例えば、24時間に一回だけトリガ信号を発生する。無
線呼出制御装置内の計時手段108も同じ時間間隔でト
リガ信号を発生する。これら2つの計時手段は、互いに
同じ時間間隔でトリガ信号を発生する必要がある。そこ
で、ユーザが無線呼出サービスに登録を行なう際に、無
線呼出制御装置と無線呼出受信装置のそれぞれの計時手
段に対して、トリガを発生させる時間間隔を登録してお
く必要がある。通常、計時手段207がトリガを発生し
てから短い時間の間に、無線呼出制御装置2からの着信
確認信号が受信される。短い時間の間に該信号が検出で
きない場合は、着信確認信号の着信自体に失敗したとい
うことを示す。計時手段207がトリガ信号を発生して
から長い時間が経過しても、着信確認信号検出手段20
8が着信確認信号を検出できない場合、未着信検出不可
能警告手段211に信号が供給され、ユーザに対して警
告を発する。この警告を受けたユーザは、無線呼出制御
装置2を公衆網1を介して呼び出し、再発呼を要求する
ことによって、未着信メッセージを再送信させてそれを
受け取ることができる。
【0039】さて、第二及び第三実施例において、未着
信警告を早期に行なうためには、計時手段108によっ
て発生するトリガ信号の間隔を短くするのが有効であ
る。例えば、この間隔が24時間であった場合、ユーザ
は未着信メッセージの存在を、最大24時間は知ること
ができない可能性がある。この間隔を、例えば、1時間
に短縮した場合、ユーザが未着信メッセージの存在を知
らずにいる時間を、最大1時間に抑えることが可能にな
る。言うまでもないことだが、前者の例よりは後者の例
のほうがユーザにとって使いやすいものであることは確
実である。しかしながら、無線呼出サービスの登録ユー
ザ全員に対して、1時間毎に着信確認信号を送るために
は、現状と比較して全体の通信量、即ちトラフィックが
非常に増大することが予想される。トラフィックの大幅
な増加は、結果として、低廉なサービスを多数のユーザ
に提供できるという、無線呼出サービスの最大のメリッ
トを失うことになる。
【0040】この問題に対する解決方法の一つは、例え
ば、着信確認信号を24時間毎に受信するサービスと、
1時間毎に受信するサービスの2種類のサービスを提供
し、どちらのサービスの提供を受けるかはユーザに選択
させる方法である。この場合、1時間毎に受信するサー
ビスのほうは、利用料金を相当割高にすることを想定し
ている。この方法によれば、着信確認を頻繁に行なうこ
とを望むユーザは利用料金の割高な1時間毎確認サービ
スを選択し、そうでないユーザは低料金だが着信確認は
24時間毎のサービスを選択することになる。即ち、ト
ラフィックを増大させるような使用方法をするために
は、それに見合ったコスト負担を伴うという方法であ
る。
【0041】別の解決方法の一つは、通常の呼出サービ
スとは別に、緊急呼出サービスを提供するという方法で
ある。普段はそれほど頻繁な着信確認は必要としない
が、時には緊急な連絡を行なうことがあるユーザに対し
て有効である。このサービスの提供は、普段は低廉な料
金で無線呼出サービスを利用でき、緊急時にあっては多
少の割増し料金でもって緊急呼出を可能にするため、ユ
ーザにとって有利なサービスであるといえる。また、1
時間毎確認サービスを選択せざるを得なかった多くのユ
ーザが、緊急呼出付き24時間毎確認サービスへ移行す
ることが予想されることから、通信トラフィックの低減
に大きな効果があるという点で、無線呼出サービス提供
者にとっても、有利なサービスであるといえる。
【0042】次に、本発明の第四の実施例について説明
する。図4は、本発明による無線呼出制御装置の別の一
実施例の構成図である。また、図5は、本発明による無
線呼出受信装置のさらに別の一実施例の構成図である。
本実施例は、第三実施例に示した無線呼出制御装置及び
無線呼出受信装置に対して、緊急呼出信号の処理手段を
追加した例である。無線呼出制御装置2は、第三実施例
の無線呼出制御装置の構成要素に加えて、緊急呼出検出
手段111,緊急用計時手段112,緊急着信確認信号
生成手段113を備える。また、無線呼出受信装置4
は、第三実施例の無線呼出受信装置の構成要素に加え
て、緊急着信確認信号受信手段212,緊急用不一致検
出器213,緊急呼出未着信警告手段214を備える。
これらの構成要素を加えることによって、緊急呼出信号
を送信して、ユーザがこれを受信できなかったときに、
早期に警告を発することが可能になる。
【0043】以下、図4と図5とを用いて、本実施例の
構成と動作について説明する。
【0044】本実施例では、無線呼出制御装置,無線呼
出受信装置ともに、通常の呼出動作においては、第三実
施例と同じ動作をする。これらの装置が、第三実施例と
異なる動作をするには、緊急呼出が行なわれたときだけ
である。以下、緊急呼出が行なわれたときについて説明
する。ユーザからの緊急呼出の要求は、通常の呼出と同
じように公衆網を通じて受け付けられる。発呼受け付け
手段101が緊急呼出を受け付けると、通常の呼出と同
様にメッセージなどの情報が受け付けられて、ユーザ情
報記憶手段105がそれらの情報の記憶などを行ない、
呼出信号生成手段109で呼出信号を生成して、送信機
3からユーザへ向けて信号を送信する。このとき、緊急
呼出検出手段111が、緊急呼出が発せられたことを検
出し、緊急用計時手段112にトリガ信号を与えて、計
時を開始させる。緊急用計時手段112によって一定の
時間が経過したことが検出されると、緊急着信確認信号
生成手段113で緊急用の着信確認信号が生成され、送
信機3から送信される。緊急計時手段112から緊急着
信確認信号生成手段113へ送られるトリガ信号の時間
間隔は、通常の場合の計時手段108によるトリガ信号
の時間間隔よりも、相当短い時間であることを想定して
いる。例えば、通常は1時間毎に着信確認信号が発せら
れるユーザの場合、緊急着信確認信号は5分毎に発せら
れるような想定である。この緊急の確認信号は、通常の
着信確認信号を前回送信してからの発呼回数を、情報と
して伝送する。緊急用の着信確認信号は、通常の着信確
認動作に対しては影響を与えない。即ち、ユーザ情報記
憶手段に記録している発呼回数情報のゼロクリア動作
は、通常の着信確認動作に付随しては行なわれるが、緊
急の着信確認動作に対しては行なわれない。無線呼出受
信装置は、緊急用の着信確認信号を受信すると、緊急着
信確認信号受信手段212が、その信号を受け取る。続
いて緊急用不一致検出器213によって、緊急着信確認
信号に含まれている発呼回数情報と、無線呼出受信装置
内の着信回数計数手段204が記録している着信回数情
報とが比較される。この結果、不一致が検出されると、
緊急呼出メッセージまたは非緊急呼出メッセージが、少
なくとも1つは着信できていないことを示すことにな
る。この不一致検出信号は緊急呼出未着信警告手段21
4に送られて、ユーザに対して警告を与える。緊急用計
時手段112は、トリガ信号を1回だけではなく数回に
わたって生成し、従って緊急着信確認信号は数回送信さ
れる。このため、無線呼出受信装置が、1回目に送信さ
れた緊急着信確認信号を着信できなかったとしても、2
回目,3回目などの信号を着信できれば、なんら問題無
く緊急呼出メッセージの着信確認ができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、未着
信メッセージがあるかも知れないという不安感を持つこ
となくユーザが安心して利用できる、高品質な無線呼出
サービスを提供することができるという効果がある。こ
れは、無線呼出サービスを電子メールの着信先として利
用する場合に、特に有効な点である。
【0046】また本発明によれば、必要以上に通信トラ
フィックを増大させることなく、即ち利用料金を大幅に
値上げすることなしに、上記高品質な無線呼出サービス
を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線呼出制御装置の一実施例を示す図である。
【図2】無線呼出受信装置の一実施例を示す図である。
【図3】無線呼出受信装置の別の一実施例を示す図であ
る。
【図4】無線呼出制御装置の別の一実施例を示す図であ
る。
【図5】無線呼出受信装置のさらに別の一実施例を示す
図である。
【図6】従来の無線呼出制御装置を示す図である。
【図7】従来の無線呼出受信装置を示す図である。
【符号の説明】
1…公衆網、2…無線呼出制御装置、3…送信機、4…
無線呼出受信装置、101…発呼受け付け手段、102
…再発呼受け付け手段、103…発呼回数計数手段、1
04…メッセージ記録管理手段、105…ユーザ情報記
憶手段、106…発呼回数記憶領域、107…メッセー
ジ記憶領域、108…計時手段、109…呼出信号生成
手段、110…着信確認信号生成手段、111…緊急呼
出検出手段、112…緊急用計時手段、113…緊急着
信確認信号生成手段、201…受信機、202…選択
器、203…メッセージ記憶手段、204…着信回数計
数手段、205…着信確認信号受信手段、206…不一
致検出器、207…計時手段、208…着信確認信号検
出手段、209…メッセージ表示手段、210…未着信
警告手段、211…未着信検出不可警告手段、212…
緊急着信確認信号受信手段、213…緊急用不一致検出
器、214…緊急呼出未着信警告手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆電話網からの呼出情報を無線選択呼出
    信号とユーザメッセージ信号とを含む無線呼出信号に変
    換する無線呼出制御装置と、前記無線呼出信号を送信す
    る送信装置と、前記無線選択呼出信号を受信して自らが
    呼ばれた場合にユーザメッセージ信号を受信・蓄積・表
    示する手段を持つ無線呼出受信装置とから構成される無
    線呼出システムにおいて、 前記無線呼出制御装置は、呼出サービス登録ユーザへの
    発呼回数を計測する発呼回数計数手段を登録ユーザ毎に
    独立に備え、登録ユーザに対して発呼を行なう度に該ユ
    ーザに対応する発呼回数計数手段の保持する値をインク
    リメントする手段を備え、 無線呼出制御装置は、予め設定された長さの単位時間毎
    に、該単位時間中の発呼回数情報を無線呼出受信装置に
    向けて送信し、 無線呼出受信装置は、該送信信号に含まれる発呼回数情
    報をユーザに表示する手段を備えることを特徴とする無
    線呼出システム。
  2. 【請求項2】前記無線呼出受信装置は、自装置への着信
    の回数を計測する着信回数計数手段と、自装置へ着信が
    行なわれる度に前記着信回数計数手段の保持する値をイ
    ンクリメントする手段とを備え、 前記無線呼出制御装置は、予め設定された長さの単位時
    間毎に、該単位時間中の発呼回数情報を無線呼出受信装
    置に向けて送信し、 無線呼出受信装置は、該送信信号中の発呼回数情報と、
    自装置内の着信回数情報との値を比較する手段を備え、
    比較の結果が不一致である場合はユーザに警告を発する
    手段を備えることを特徴とする請求項1記載の無線呼出
    システム。
  3. 【請求項3】前記無線呼出制御装置は、予め設定された
    長さの単位時間毎に、該単位時間中の発呼回数情報を無
    線呼出受信装置に向けて送信し、 前記無線呼出受信装置は、予め設定された長さの単位時
    間毎に、前記送信信号が着信しているかどうかを確認す
    る手段を備え、 前記送信信号が未着信であることを確認した場合はユー
    ザに警告を発する手段を備えることを特徴とする請求項
    2記載の無線呼出システム。
  4. 【請求項4】前記無線呼出制御装置は、予め設定された
    長さの単位時間毎に、該単位時間中の発呼回数情報を無
    線呼出受信装置に向けて送信し、 前記無線呼出制御装置は、送信メッセージが緊急メッセ
    ージであった場合には、該メッセージを送信した後、前
    記単位時間よりも短い予め設定された時間間隔毎に、前
    記単位時間中の発呼回数情報を無線呼出受信装置に向け
    て送信し、 無線呼出受信装置は、該送信信号中の発呼回数情報と、
    自装置内の着信回数情報との値を比較する手段を備え、
    比較の結果が不一致である場合はユーザに警告を発する
    手段を備えることを特徴とする請求項1,2または3記
    載の無線呼出システム。
JP6020854A 1994-02-18 1994-02-18 無線呼出システム Pending JPH07231464A (ja)

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