JPH07230547A - 画像処理回路 - Google Patents

画像処理回路

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JPH07230547A
JPH07230547A JP2223394A JP2223394A JPH07230547A JP H07230547 A JPH07230547 A JP H07230547A JP 2223394 A JP2223394 A JP 2223394A JP 2223394 A JP2223394 A JP 2223394A JP H07230547 A JPH07230547 A JP H07230547A
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JP
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circuit
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calculating
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bit
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Withdrawn
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JP2223394A
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Inventor
Akihiko Matsuo
明彦 松尾
Tetsuo Yoshida
哲雄 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理回路の回路規模を小さくする。 【構成】 フィルタ対象画素信号Aの周辺の画素信号
i,j,k,lが予測値演算回路20及びアクティブ指
数演算回路30に入力される。予測値演算回路20で
は、予測値Bを算出し、出力信号生成回路50に出力す
る。アクティブ指数演算回路30の減算回路31a〜3
1eでは画像信号の差をとる。絶対回路32a〜32e
では各差の絶対値を夫々求める。OR回路33では、8
ビットの各ビットのORをとり、プライオリティエンコ
ーダ34では、その最上位のビットの位置のビット番号
をアクティブ指数p を求める。フィルタ制御係数演算回
路40では、外部入力端子2より入力される外部パラメ
ータq 、フィルタパラメータk 、及びアクティブ指数p
よりフィルタ制御係数βを算出する。出力信号生成回路
50では、(1−2β)A+2βBを算出し、出力信号
OUTを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル化した画像
信号を圧縮すること等により生じる歪みを除去する画像
処理回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献;「モーション ビデオ コーディング フォア
ビジュアル テレフォニー(Motion Video Coding for V
isual Telphony)}」(1989)PTT Neher Laboratori
es 発行、(米),Ronald Plompen著、P.198−2
02 この画像処理回路は、歪みを含んだ画像信号を入力する
画像入力端子及び外部パラメータ入力端子を有する。画
像入力端子は画像を記憶する記憶回路が接続されてい
る。記憶回路はフィルタ処理対象画素のデータを予測す
る予測回路、分散回路、及び信号生成回路に接続されて
いる。予測回路の出力側には、分散回路及び信号生成回
路が接続されている。ノイズの程度に応じた外部パラメ
ータQを入力するための外部パラメータ入力端子には除
算器が接続され、更に除算器の出力側には係数制限器が
接続されている。係数制限器の出力側には信号生成回路
が接続されている。次に、この画像処理回路の動作を説
明する。歪みを含んだ画像信号が画像入力端子に入力さ
れ、記憶回路に記憶され、その記憶結果が予測回路及び
分散回路へ送られる。予測回路では入力された画像信号
の平均値をとり、予測値Bとして、分散回路及び信号生
成回路に出力する。分散回路では、記憶回路から送られ
てきた各画像信号と予測値Bとの差をとり、この各差を
二乗回路で2乗し、更に各二乗回路の出力は加算回路で
加算することによって分散Vを求め、除算器に出力す
る。除算器では、分散Vを外部パラメータ入力端子より
入力される外部パラメータQで割り算し、係数α=V/
Qを係数制限器に入力する。係数制限器では、αと1と
を比較し、その小さい値を新たに係数αとして信号生成
回路に出力する。信号生成回路ではαB+(1−α)A
を出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像処
理回路の演算は、1画素単位に演算処理を実行する必要
かあり、特に動画像信号のリアルタイム処理を実行する
ためには、予測回路、分散回路、及び信号生成回路等が
ハードウェアの演算回路を構成することが多く、しかも
これらの演算回路には、除算器、二乗回路、乗算回路等
が必要となり、LSI化する場合などにハードウェア規
模が小さくできない問題点があった。特に、分散値はダ
イナミックレンジが大きくかつ除算回路においては分母
に使われるためハードウェア規模が大きくなるという問
題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、ディジタル入力画像信号に対してフ
ィルタ対象画素と該フィルタ対象画素の周辺画素より得
られた予測値との荷重平均値を出力とすることによりフ
ィルタ処理を行う画像処理回路において、以下の手段を
備えている。即ち、前記予測値とフィルタ対象画素の画
像信号及び該フィルタ対象画素の周辺画素の画像信号の
各々との差分値を算出する差分値算出手段と、前記差分
値算出手段により算出された各々の差分値の絶対値を求
める絶対値算出手段と、前記絶対値算出手段により求め
られた各々の絶対値の中で最大値を求め、該最大値のバ
イナリ表現における各ビットの中で1となる最上位ビッ
トのビット番号を算出する最上位ビット算出手段とを有
している。更に、フィルタを制御する制御パラメータを
入力する制御パラメータ入力手段と、前記制御パラメー
タ入力手段より入力される制御パラメータと前記最上位
ビットのビット番号の1とに基づきフィルタ制御係数の
指数を算出するフィルタ制御係数算出手段と、前記フィ
ルタ対象画素の画像信号と前記予測値との差を算出する
減算手段と、前記フィルタ制御係数の指数に基づき前記
減算手段の出力をビットシフトするシフト手段と、前記
シフト手段の出力と前記フィルタ対象画素の画像信号と
に基づき荷重平均値を出力する加算手段とを、備えてい
る。
【0005】第2の発明によれば、第1の発明と同様の
画像処理回路において以下の手段を備えている。即ち、
フィルタ対象画素の周辺画素の画素間の画像信号の差分
値を算出する差分値算出手段と、前記差分値算出手段に
より算出された各々の差分値の絶対値を求める絶対値算
出手段と、前記絶対値算出手段により求められた各々の
絶対値の中で最大値を求め、該最大値のバイナリ表現に
おける各ビットの中で1となる最上位ビットのビット番
号を算出する最上位ビット算出手段とを有している。更
に、フィルタを制御する制御パラメータを入力する制御
パラメータ入力手段と、前記制御パラメータ入力手段よ
り入力される制御パラメータと前記最上位ビットのビッ
ト番号とに基づきフィルタ制御係数の指数を算出するフ
ィルタ制御係数算出手段と、前記フィルタ対象画素の画
像信号と前記予測値との差を算出する減算手段と、前記
フィルタ制御係数の指数に基づき前記減算手段の出力を
ビットシフトするシフト手段と、前記シフト手段の出力
と前記フィルタ対象画素の画像信号に基づき荷重平均値
を出力する加算手段とを備えている。
【0006】
【作用】第1の発明によれば、以上のように画像処理回
路を構成したので、差分値算出手段は予測値とフィルタ
対象画素の画像信号及び該フィルタ対象画素の周辺画素
の画像信号の各々との差分値を算出し、絶対値算出手段
はこの差分値算出手段により算出された各々の差分値の
絶対値を求める。最上位ビット算出手段は絶対値算出手
段により求められた各々の絶対値の中で最大値のバイナ
リ表現における各ビットの中で1となる最上位ビットの
ビット番号を算出する。この最上位ビットのビット番号
はフィルタ対象画素及びその周辺の画素の画像信号の特
徴を示すものである。フィルタ制御係数算出手段はフィ
ルタを制御する制御パラメータと最上位ビットのビット
番号の1を含む定数倍に基づきフィルタ制御係数の指数
を算出する。シフト手段はフィルタ制御係数の指数に基
づき予測値とフィルタ対象画素の画像信号との差に対し
てビットシフトして、フィルタ対象画素の画像信号の補
正値を求める。加算手段はシフト手段の出力と前記フィ
ルタ対象画素の画像信号とに基づき荷重平均値を出力す
る。このように差分値の最大の絶対値の最上位ビットの
ビット番号に基づきフィルタ制御係数の指数を求めるた
め、補正値が減算及びビットシフトによって算出され
る。
【0007】
【実施例】第1の実施例 図1は本発明の第1の実施例の画像処理回路の構成ブロ
ック図である。この画像処理回路は、歪みを含んだ画像
信号を入力する画像入力端子1及びフィルタ制御係数入
力手段である外部パラメータ入力端子2を有する。画像
入力端子1は画像を記憶するデータフリップフロップ
(以下D−FFと呼ぶ)10に接続されている。D−F
F10にはフィルタ対象画像の予測値Bを算出する予測
値演算回路20、フィルタ対象画素の画像信号及び対象
画素周辺の画像信号と予測値Bとの差の絶対値の最大値
の1の最上位ビットの位置を算出するアクティブ指数演
算回路30、及び出力信号を生成する出力信号生成回路
50が接続されている。D−FF10は直列に接続され
た複数個の(例えば4個の)D−FFを有する。D−F
F11aの出力側にはD−FF11bの入力側、予測値
演算回路20、及びアクティブ指数演算回路30が接続
されている。画像信号jはD−FF11aの出力信号で
ある。D−FF11bの出力側にはD−FF11cの入
力側、及びアクティブ指数演算回路30が接続されてい
る。フィルタ対象画素の画像信号AはD−FF11bの
出力信号である。D−FF11cの出力側にはD−FF
11dの入力側、予測値演算回路20、及びアクティブ
指数演算回路30が接続されている。画像信号kはD−
FF11cの出力信号である。D−FF11dの出力側
には予測値演算回路20、及びアクティブ指数演算回路
30が接続されている。画像信号lはD−FF11dの
出力信号である。予測値演算回路20の出力側には、ア
クティブ指数演算回路30及び出力信号生成回路50が
接続されている。アクティブ指数演算回路30の出力側
にはフィルタ制御係数演算回路40が接続されている。
このフィルタ制御係数演算回路40にはアクティブ指数
p が入力される。フィルタ制御係数演算回路40は外部
パラメータ入力端子30に接続され、外部パラメータq
が入力される。フィルタ制御係数演算回路40の出力側
には、出力信号生成回路50が接続され、この出力信号
生成回路50にはフィルタ制御係数βが入力される。
【0008】図2は図1に示す画像処理回路中の予測値
演算回路20の構成図である。この予測値演算回路20
は、画像信号i,j,k及びlの和をとる加算器21を
有する。加算器21の出力側には2ビット右にシフトす
るシフト回路22が接続されている。図3は図1に示す
画像処理回路中のアクティブ指数演算回路30の構成図
である。アクティブ指数p とは、分散値計算値ではなく
フィルタ対象画素の画像信号A及びフィルタ対象画素の
周辺の画素と予測値との差の絶対値の最大値のプライオ
リティ、即ち、正論理の場合、1の最上位ビットをバイ
ナリ表現した値であり、フィルタ制御係数βを求めるた
めのパラメータである。このアクティブ指数演算回路3
0は、画像信号i,j,A,k,lと予測値Bとの差を
とる減算回路31a,31b,31c,31c,31d
を有している。これらの減算回路31a〜31dの出力
側には絶対値をとる絶対値回路31a〜31dが接続さ
れている。絶対値回路31a〜31dの出力側には絶対
値i´=|i−B|,j´=|j−B|,A´=|A−
B|,k´=|k−B|,l´=|l−B|の各ビット
のORをとり最上位ビット算出手段の一部を構成するO
R回路32が接続されている。OR回路32の出力側に
は絶対値の最大値のプライオリティp を算出しOR回路
32とより最上位ビット算出手段を構成するプライオリ
ティエンコーダ33が接続されている。
【0009】図4は図1に示す画像処理回路中のフィル
タ制御係数演算回路40の構成図である。フィルタ制御
係数算出手段としてのフィルタ制御係数演算回路40
は、加算回路41及びプライオリティp を1ビット左に
シフトするシフト回路42を有する。加算回路41の一
方の入力端子は特性パラメータ入力手段を構成する外部
パラメータ入力端子2に接続され、この入力端子には外
部パラメータq が入力される。加算器41の他方の入力
端子にはフィルタ特性パラメータk が入力される。外部
パラメータq はノイズに応じて画素毎に入力され、従来
技術で述べた外部パラメータQの指数部、即ち、Q=2
q の指数q に相当するパラメータである。加算回路41
及びシフト回路42の出力側には減算回路43が接続さ
れ、この減算器43からフィルタ制御係数βが出力され
る。図5は図1に示す画像処理回路中の出力信号生成回
路50の構成図である。この信号生成回路50は予測画
像Bから画像信号Aを引き算する減算回路51を有す
る。減算器51の出力側にはシフト回路52が接続さ
れ、更にその出力側には加算回路53が接続されてい
る。シフト回路52にはフィルタ制御係数βが入力され
る。加算回路53からは、出力信号OUTが出力され
る。
【0010】以上のように構成される画像処理回路の動
作を、以下説明する。水平方向に走査された、歪みを含
む画像信号が図1に示す画像入力端子1より入力され
て、D−FF10に入力される。D−FF10では、所
定のタイミングで入力されるクロック信号に同期して、
順次画像信号をラッチし、D−FF10a〜10dには
隣接した4画素の画像信号を記憶する。予測値演算回路
20には、フィルタ処理対象画素の画像信号A以外の画
像信号i,j,k,lが入力される。アクティブ指数演
算回路30には、フィルタ処理対象画素の画像信号及び
周辺の画像信号i,j,A,k,lが入力される。又、
画像信号i、j,k,lはフィルタ処理対象画素を中心
画素としてそれぞれ左右にそれぞれ2画素の画像信号で
ある。図2の予測値演算回路20では、画像信号i、
j,k,lを加算器21で加算する。この加算結果は、
シフト回路22で4個の画像信号の平均値(i+j+k
+l)/4を求めるために2ビット右シフトを行う。こ
れらの処理により得られる出力値が予測値Bである。こ
の予測値Bが図1におけるアクティブ指数演算回路30
及び出力信号生成回路50に出力される。
【0011】図3のアクティブ制御回路30では、画像
信号i、j,A,k,lと予測値Bとの差を減算器31
a〜31eで減算する。即ち、減算器31aでは画像信
号iとBの差(i−B),減算器31bでは画像信号j
とBの差(j−B),減算器31cでは画像信号AとB
の差(A−B),減算器31dでは画像信号kとBの差
(k−B),減算器31dでは画像信号lとBの差(l
−B)をそれぞれ求め、絶対値回路32a〜32dにそ
れぞれ出力する。絶対値回路32a〜32dでは、それ
ぞれの絶対値i´=|i−B|,j´=|j−B|,A
´=|A−B|,k´=|k−B|,l´=|l−B|
をとり、OR回路33に出力する。OR回路33では、
8ビットの画像信号i、j,A,k,lに対する差の絶
対値i´,j´,A´,k´,l´のORをとり、プラ
イオリティエンコーダ34に出力する。プライオリティ
エンコーダ34では、OR回路33から出力される8ビ
ットの最上位の1のビット位置p (p≦7)をアクティ
ブ指数p としてフィルタ制御係数演算回路40に出力す
る。アクティブ指数p は、絶対値i´=|i−B|,j
´=|j−B|,A´=|A−B|,k´=|k−B
|,l´=|l−B|の最大値をmとすると、2p ≦m
<2p+1 が成り立ち、フィルタ対象画像信号Aの周辺の
画像信号の画像特性を表すパラメータとなる。
【0012】図4のフィルタ制御係数演算回路40で
は、ノイズの程度に応じて画素単位に外部パラメータ制
御入力端子1より入力される外部パラメータq 及び画像
処理回路の回路の特性を示し、固定値である入力フィル
タ特性パラメータk とを入力し、これらの和(q+k)を加
算器41により算出する。ここで、外部パラメータq 及
び特性パラメータk はフィルタを制御する制御パラメー
タであり、指数表現されたパラメータの指数部である。
加算器41の加算結果は、減算器43に出力される。一
方、シフト回路42に入力されたアクティブ指数p は左
へ1ビットシフトされて、減算器43に入力される。ア
クティブ指数p の左への1ビットシフトは2pの演算に相
当し、これは従来技術で述べた分散を求める場合の二乗
した時のオーダ”2”である。減算器43では、q+k と
2pとの差をとりフィルタ制御係数β(=q+k-2p)をフィ
ルタ制御係数として、出力信号生成回路50に出力す
る。この時、減算器43では差分値が正であれば最上位
の符号ビットに0をセットし、負であれば1をセットす
る。このフィルタ制御係数βは、従来技術で述べたα=
Q/Vの演算におけるα=2βに相当する。
【0013】図5の出力信号生成回路50では、画像信
号Bと画像信号Aの差(B−A)を減算回路51により
求める。減算回路51は、この算出結果(B−A)をシ
フト回路52に出力する。シフト回路52では、フィル
タ制御係数βを用いて、βビット分ビットシフトを行
い、加算回路53に出力する。この時、シフト回路52
では、減算回路43から出力されるフィルタ係数βが正
の数であれば、左にβビット分シフトし、負の数であれ
ば、右にβビット分シフトする。加算回路53ではフィ
ルタ対象画素の画像信号Aとシフト回路52の出力との
加算を行い荷重平均値である出力OUTを出力する。こ
の時、フィルタ係数βの符号ビットを加算値の最下位ビ
ットに付加することにより該加算値を丸める処理を行
う。上記処理を入力画像信号分繰り返し行うことによっ
て、入力画像信号のフィルタ処理を完了する。以上説明
したように、この第1の実施例では、以下の利点があ
る。アクティブ指数、フィルタを制御するための外部パ
ラメータq 及びフィルタ特性パラメータk を指数で扱っ
ているので、フィルタ制御係数演算回路及び出力信号生
成回路で乗算器及び除算器を用いる必要がなくなり、回
路規模を小さくすることができる。特に、ダイナミック
レンジの大きい分散値を除算の分母に用いるような処理
を行う画像処理回路においては除算回路の削減だけでも
約6Kゲート程度のハードウェア規模の削減がはかれ、
フィルタ処理を行う画像処理回路全体のハードウェア規
模も数分の1程度に抑えることができる。
【0014】第2の実施例 図6は本発明の第2の実施例の画像処理回路の機能ブロ
ック図であり、第1の実施例と同一の要素には同一の符
号が付されている。この第2の実施例は、第1の実施例
のアクティブ指数演算回路30がフィルタ対象画素の画
像信号A及びフィルタ対象画素周辺の画像信号i,j,
k,lと予測値Aとの差を算出し、これらの差の絶対値
の最大値のプライオリティp をフィルタ制御係数演算回
路40へ入力したのに対して、フィルタ対象画素Aの周
辺の画像信号i,j,k,lの各画像信号間の差の絶対
値の最大値のプライオリティをフィルタ制御係数演算回
路40へ入力する。この第2の実施例の画像処理回路で
は、アクティブ指数演算回路60にはフィルタ対象画素
Aの周辺の画素の画像信号i,j,k,lが入力画像信
号を記憶するデータフリップフロップ10より入力され
る構成となっている。図7は図6に示す画像処理回路中
のアクティブ指数演算回路60の構成図である。このア
クティブ指数演算回路60は、フィルタ対象画素Aの周
辺の画素の画像信号i,j,k,lの各画像信号間の差
をとる減算回路61a〜61fを有している。これらの
減算回路61a〜61fの出力側には絶対値をとる絶対
値回路62a〜62fが接続されている。絶対値回路6
2a〜62dの出力側には絶対値abs(i,j)= |i−j
|,abs(k,l)=|k−l|,abs(i,k)= |i−k|,abs
(i,l)=|i−l|,abs(j,k)=|j−k|,abs(j,l)=|j
−l|の各ビットkのORをとり最上位ビット算出手段
の一部を構成するOR回路62が接続されている。OR
回路62の出力側には、これらの絶対値の最大値のプラ
イオリティp を算出し、OR回路62とにより最上位ビ
ット算出手段を構成するプライオリティエンコーダ63
が接続されている。
【0015】次に、この第2の実施例の画像処理回路の
動作を説明する。第1の実施例と同様にD−FF10に
記憶された画像信号のフィルタ対象画素信号Aの周辺の
画素信号i,j,k,lが予測値演算回路20及びアク
ティブ指数演算回路60に入力される。予測値演算回路
20では、予測値Bを算出し、出力信号生成回路50に
出力する。図7のアクティブ指数演算回路60では、画
像信号i、j,k,l間の差を減算器61a〜61fで
減算する。即ち、減算回路61aでは画像信号i,jの
差i−j、減算器61bでは画素信号k,lの差k−
l,減算回路61cでは画像信号i,kの差i−k,減
算器61dでは画像信号i,lの差i−l,減算器61
eでは画像信号j,kの差j−k,減算器61fでは画
像信号j,lの差j−lを夫々求めて、絶対値回路62
a〜62fにそれぞれ出力する。絶対値回路62a〜6
2fでは絶対値abs(i,j),abs(k.l) ,abs(i,k), abs(i,
l),abs(j,k) ,abs(j,l) を夫々求めて、OR回路63に
出力する。OR回路63では、8ビットの各ビットのO
Rをとり、プライオリティエンコーダ64に出力する。
プライオリティエンコーダ64では、OR回路63から
出力される8ビットに対して、その最上位のビットの位
置のビット番号をアクティブ指数p としてフィルタ制御
係数演算回路40に出力する。フィルタ制御係数演算回
路40では、外部入力端子より入力される外部パラメー
タq 、フィルタパラメータk 、及びアクティブ指数p よ
りフィルタ制御係数βを算出し、出力信号生成回路50
に出力する。出力信号生成回路50では、(1−2β
A+2βBを算出し、出力信号OUTを出力する。
【0016】以上説明したように、この第2の実施例で
は、アクティブ指数、フィルタを制御するための外部パ
ラメータq 及びフィルタ特性パラメータk を指数で扱っ
ているので、第1の実施例と同様の利点がある。なお、
本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が可能で
ある。その変形例としては、例えば次のようなものがあ
る。 (1) 第1及び第2実施例では、水平方向の画像信号
に基づき荷重平均値を求めたが、更に加重平均された垂
直方向の画素の画像信号に基づき荷重平均値を求めても
よい。この時、荷重平均された画素の画像信号を記憶す
るためにラインバッファが必要となる。 (2) フィルタ特性パラメータk は、外部パラメータ
q と同様に入力端子を制御パラメータ入力手段として設
けこの入力端子より入力してもよいし、記憶回路に予め
記憶しておき記憶回路より入力してもよい。 (3) 第2の実施例では、アクティブ指数算出部60
にフィルタ対象画素の周辺の画像信号間の差の絶対値に
基づいてアクティブ指数p を算出したが、フィルタ対象
画素の画像信号及び周辺の画像信号間の差の絶対値に基
づいてアクティブ指数p を算出してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、予測値とフィルタ対象画素の画像信号及び該フィ
ルタ対象画素の周辺画素の画像信号の各々との差分値を
算出する差分値算出手段と、絶対値算出手段と、最上位
ビット算出手段と、制御パラメータ入力手段と、フィル
タ制御係数の指数を算出するフィルタ係数算出手段と、
フィルタ対象画素の画像信号と予測値との差を算出する
減算手段と、ビットシフトするシフト手段とを備えてい
る。従って、画像処理回路に乗算器及び除算器を用いる
必要がなくなり、回路規模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像処理回路の構成ブ
ロック図である。
【図2】図1中の予測値演算回路20の構成図である。
【図3】図1中のアクチィブ指数演算回路30の構成図
である。
【図4】図1中のフィルタ制御係数演算回路40の構成
図である。
【図5】図1中の出力信号生成回路50の構成図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例の画像処理回路の構成ブ
ロック図である。
【図7】図6中のアクティブ指数演算回路60の構成図
である。
【符号の説明】
20 予測値演
算回路 30 アクティ
ブ指数演算回路 31a,31b,31c,31d,31e 減算回路 32a,32b,32c,32d,32e 絶対値回
路 33 OR回路 34 プライオ
リティエンコーダ 40 フィルタ
制御係数演算回路 41 加算回路 42 シフト回
路 43 減算回路 50 出力信号
生成回路 51 減算回路 52 シフト回
路 53 加算回路 60 アクティ
ブ指数演算回路 61a,61b,61c, 減算回路 61d,61e,61f 減算回路 62a,62b,62c, 絶対値回
路 62d,62e,62f 絶対値回
路 63 OR回路 64 プライオ
リティエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24 // H03H 17/02 F 8842−5J H04N 7/13 Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル入力画像信号に対してフィル
    タ対象画素と該フィルタ対象画素の周辺画素より得られ
    た予測値との荷重平均値を出力とすることによりフィル
    タ処理を行う画像処理回路において、 前記予測値とフィルタ対象画素の画像信号及び該フィル
    タ対象画素の周辺画素の画像信号の各々との差分値を算
    出する差分値算出手段と、 前記差分値算出手段により算出された各々の差分値の絶
    対値を求める絶対値算出手段と、 前記絶対値算出手段により求められた各々の絶対値の中
    での最大値のバイナリ表現における各ビットの中で1と
    なる最上位ビットのビット番号を算出する最上位ビット
    算出手段と、 フィルタを制御する制御パラメータを入力する制御パラ
    メータ入力手段と、 前記制御パラメータ入力手段より入力される制御パラメ
    ータと前記最上位ビットのビット番号とに基づきフィル
    タ制御係数の指数を算出するフィルタ制御係数算出手段
    と、 前記フィルタ対象画素の画像信号と前記予測値との差を
    算出する減算手段と、 前記フィルタ制御係数の指数に基づき前記減算手段の出
    力をビットシフトするシフト手段と、 前記シフト手段の出力と前記フィルタ対象画素の画像信
    号とに基づき加算し荷重平均値を出力する加算手段と
    を、 備えたことを特徴とする画像処理回路。
  2. 【請求項2】 ディジタル入力画像信号に対してフィル
    タ対象画素と該フィルタ対象画素の周辺画素より得られ
    た予測値との荷重平均値を出力とすることによりフィル
    タ処理を行う画像処理回路において、 フィルタ対象画素の周辺画素の画素間の画像信号の差分
    値を算出する差分値算出手段と、 前記差分値算出手段により算出された各々の差分値の絶
    対値を求める絶対値算出手段と、 前記絶対値算出手段により求められた各々の絶対値の中
    での最大値のバイナリ表現における各ビットの中で1と
    なる最上位ビットのビット番号を算出する最上位ビット
    算出手段と、 フィルタを制御する制御パラメータを入力する制御パラ
    メータ入力手段と、 前記制御パラメータ入力手段より入力される制御パラメ
    ータと前記最上位ビットのビット番号とに基づきフィル
    タ制御係数の指数を算出するフィルタ制御係数算出手段
    と、 前記フィルタ対象画素の画像信号と前記予測値との差を
    算出する減算手段と、 前記フィルタ制御係数の指数に基づき前記減算手段の出
    力をビットシフトするシフト手段と、 前記シフト手段の出力と前記フィルタ対象画素の画像信
    号とに基づき加算し荷重平均値を出力する加算手段と
    を、 備えたことを特徴とする画像処理回路。
JP2223394A 1994-02-21 1994-02-21 画像処理回路 Withdrawn JPH07230547A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7120294B2 (en) 2002-04-02 2006-10-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method

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US7120294B2 (en) 2002-04-02 2006-10-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method

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