JPH07230085A - 液晶表示装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法及び製造装置

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JPH07230085A
JPH07230085A JP2014594A JP2014594A JPH07230085A JP H07230085 A JPH07230085 A JP H07230085A JP 2014594 A JP2014594 A JP 2014594A JP 2014594 A JP2014594 A JP 2014594A JP H07230085 A JPH07230085 A JP H07230085A
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JP
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support
paint
coating
liquid crystal
crystal display
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JP2014594A
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Inventor
Masaru Watanabe
渡辺  勝
Tsumoru Ohata
積 大畠
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品コストを下げるための液晶表示装置の製
造方法および製造装置を提供することを目的とする。 【構成】 リップ先端部5に塗布幅方向に等ピッチの複
数の孔9からなる塗料吐出孔列2、3、4を、リップ先
端部に支持体走行方向に対して少なくとも3列以上設
け、各塗料吐出孔列を孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅
方向にずらせた位置に配し、各塗料吐出孔列はそれぞれ
固有の塗料供給配管6、7、8を有する塗布手段によ
り、走行する支持体上に少なくとも3種類以上の塗料を
ストライプ状のパターンで形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶カラーディスプレイ
等の液晶表示装置を製造するための製造装置及び製造方
法に関し、特にカラーフィルタを形成するためと、カラ
ーフィルタ及びその上もしくは下もしくは上下に形成さ
れる平滑層や粘着、接着層を同時に形成するための液晶
表示装置の製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶カラーディスプレイに用いられるカ
ラーフィルタは、透明基材(以下支持体と称す)上に
赤、青、緑からなる画素がマトリクス状に設けられてい
る。従来の製造方法としては染色法、顔料分散法、印刷
法、電着法等が知られいるが、いずれも工程が複雑で、
カラーフィルタの製造コストを下げるのは困難である。
特開平5−11105号公報によれば、複数のスリット
が形成されたダイから例えば赤の塗料を押し出して支持
体上へストライプ状に形成し、別のダイで緑や青の塗料
をストライプ状に形成する製造方法が開示されている。
また、粘着剤や塗料などをストライプ状に支持体へ塗布
するための塗布装置に関しては、特開昭62−2661
57号公報や特開平2−4471号公報で示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−11105
号公報によれば、赤、青、緑のストライプ状のパターン
を形成するための3つのダイが必要であり、さらに赤、
青、緑の3色を重ならないように支持体へ形成するため
には3つのダイの相互の位置決めをミクロンオーダーで
精度よく行わなければならず高精度の複雑な装置が必要
で、コストアップとなる。さらに特開平5−11105
号公報によれば、ダイの構造そのものに関しては何等示
されていない。また、特開昭62−266157号公報
や特開平2−4471号公報は、何れも1種類の塗料を
ストライプ状に支持体へ塗布するための塗布装置に関す
るものである。従って、特開平5−11105号公報と
同様、何れの場合にも3つの塗布装置が必要となり、前
述のように結果的にコストアップとなる。さらに、前記
ストライプ状のパターンの上に平滑層や、粘着層などを
縦横方向に均一に形成するためには、全く別の工程で形
成するため、製造コストが高くなってしまう。
【0004】本発明は、装置が簡単で、製品コストを下
げるための液晶表示装置の製造装置及び製造方法を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明の液晶表示装
置の製造方法は、リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチ
の複数の孔からなる塗料吐出孔列を、前記リップ先端部
に支持体走行方向に対して少なくとも3列以上設け、前
記各塗料吐出孔列を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布
幅方向にずらせた位置に配し、前記各塗料吐出孔列はそ
れぞれ固有の塗料供給路を有する塗布手段により、前記
走行する支持体上に少なくとも3種類以上の塗料をスト
ライプ状のパターンで形成することを特徴とする。
【0006】第2の発明の液晶表示装置の製造装置は、
フロントブロックには塗布幅方向に等ピッチの複数の溝
からなる第1塗料吐出溝列を設け、前記フロントブロッ
クと連接する第2ブロックには前記ピッチと同じ等ピッ
チの複数の溝からなり且つ前記第1塗料吐出孔列に対し
て前記溝のピッチの3分の1の寸法で塗布幅方向に位置
をずらせた第2塗料吐出溝列を設け且つ前記フロントブ
ロック側の面は平面とし、前記第2ブロックと連接する
第3ブロックには前記ピッチと同じ等ピッチの複数の溝
からなり且つ前記第2塗料吐出孔列に対して前記溝のピ
ッチの3分の1の寸法で塗布幅方向に位置をずらせた第
3塗料吐出溝列を設け且つ前記第2ブロック側の面は平
面とし、前記第3ブロックと連接するバックブロックの
前記第3ブロック側の面は平面とし、前記第1及び第
2、第3塗料吐出溝列はそれぞれ固有の塗料供給路を有
することを特徴とする。
【0007】第3の発明の液晶表示装置の製造方法は、
リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複数の孔からな
る塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支持体走行方向
に対して少なくとも3列以上設け、前記各塗料吐出孔列
を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方向にずらせた
位置に配し、さらに前記各塗料吐出孔列の支持体走行方
向下流側に塗布幅方向に連続したスリットを少なくとも
1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列及び前記スリットは
それぞれ固有の塗料供給路を有することを特徴とする塗
布手段により、前記走行する支持体上に少なくとも3種
類以上の塗料をストライプ状のパターンで形成すると同
時に前記パターンの反支持体側に塗布幅方向及び支持体
走行方向に連続した上層を形成することを特徴とする。
【0008】第4の発明の液晶表示装置の製造方法は、
リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複数の孔からな
る塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支持体走行方向
に対して少なくとも3列以上設け、前記各塗料吐出孔列
を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方向にずらせた
位置に配し、さらに前記各塗料吐出孔列の支持体走行方
向上流側に塗布幅方向に連続したスリットを少なくとも
1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列及び前記スリットは
それぞれ固有の塗料供給路を有する塗布手段により、前
記走行する支持体上に少なくとも3種類以上の塗料をス
トライプ状のパターンで形成すると同時に前記パターン
の支持体側に塗布幅方向及び支持体走行方向に連続した
下層を形成することを特徴とする。
【0009】第5の発明の液晶表示装置の製造方法は、
リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複数の孔からな
る塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支持体走行方向
に対して少なくとも3列以上設け、前記各塗料吐出孔列
を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方向にずらせた
位置に配し、さらに前記各塗料吐出孔列の支持体走行方
向上流側に塗布幅方向に連続したスリットを少なくとも
1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列の支持体走行方向下
流側に塗布幅方向に連続したスリットを少なくとも1つ
以上設け、前記各塗料吐出孔列及び前記スリットはそれ
ぞれ固有の塗料供給路を有する塗布手段により、前記走
行する支持体上に少なくとも3種類以上の塗料をストラ
イプ状のパターンで形成すると同時に前記パターンの支
持体側及び反支持体側に塗布幅方向及び支持体走行方向
に連続した上層と下層を形成することを特徴とする。
【0010】
【作用】第1の発明の構成によって、等ピッチの複数の
孔からなる各塗料吐出孔列をリップ先端部に支持体走行
方向に対して少なくとも3列以上設け、前記各塗料吐出
孔列を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方向にずら
せた位置に配してあるため、前記走行する支持体上に少
なくとも3種類以上の塗料を相互に重なり合うことなく
ストライプ状のパターンで形成することができる。
【0011】第2の発明の構成によって、各ブロックの
片側の面にのみ溝を加工するだけであり、その反対側の
面は平面加工だけでよいため、各ブロックの加工時間が
短くて済み、加工費用の削減と、各溝の幅やピッチを高
精度に加工するこが可能である。その結果、走行する支
持体上に少なくとも3種類以上の塗料を相互に重なり合
うことなくストライプ状のパターンで形成することがで
きる。
【0012】第3の発明の構成によって、走行する支持
体上に少なくとも3種類以上の塗料を相互に重なり合う
ことなくストライプ状のパターンで形成すると同時に、
スリットより押し出した第4の塗料を塗布幅方向及び支
持体走行方向に均一に塗布形成することができる。
【0013】第4の発明の構成によって、支持体上にス
リットより第4の塗料を塗布幅方向で連続的に押し出し
塗膜を形成した直後に、3種類以上の塗料を相互に重な
り合うことなくストライプ状のパターンで形成するた
め、塗料吐出孔列における各孔は常に第4の塗料で形成
された塗膜で密閉され空気と触れることが無いので、孔
のエッヂも空気と触れることがない。従ってエッヂ部分
には塗料の固形分が溜らず、安定した連続生産が可能と
なる。
【0014】第5の発明の構成によって、第4の発明の
構成によって、支持体上にスリットより第4の塗料を塗
布幅方向で連続的に押し出し塗膜を形成した直後に、3
種類以上の塗料を相互に重なり合うことなくストライプ
状のパターンで形成するため、塗料吐出孔列における各
孔は常に第4の塗料で形成された塗膜で密閉され空気と
触れることが無いので、孔のエッヂも空気と触れること
がない。従ってエッヂ部分には塗料の固形分が溜らず、
安定した連続生産が可能となる。また、前記第4の塗膜
とパターンの上に、第5の塗膜を同時に形成することが
可能である。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)第1実施例は、第1の発明の液晶表示装
置の製造方法の実施例に関する。(図1)に本実施例に
用いる塗布手段であるノズルを示す。ノズル1のリップ
先端部5には、塗布幅方向に等ピッチの複数且つ同型状
の孔9からなる第1塗料吐出孔列2、第2塗料吐出孔列
3、第3塗料吐出孔列4を設ける。塗料吐出孔列は、
(図2)に示すように、第1塗料吐出孔列2の孔のピッ
チがP1であるとすると、第2塗料吐出孔列3における
孔のピッチも同じくP1であるが、第1塗料吐出孔列2
に対してP2=P1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて
設け、さらに第3塗料吐出孔列4における孔のピッチも
同じくP1であるが、第2塗料吐出孔列3に対してP2
1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設けてある。
【0016】孔9の塗布幅方向寸法Wは、各塗料吐出孔
列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出した3
種類の塗料が重なり合わないようにするため、W≦P2
とする。また孔9の支持体走行方向寸法Lは、塗料吐出
の安定性から0.05mm以上、1mm以下とする。L
が0.05mmよりも小さい場合、孔9の内部を塗料が
流れるときの圧力損失が大きくなりすぎて、孔9から塗
料を吐出することが困難となるか、もしくは孔から吐出
される塗料の量が塗布幅方向で不均一となる。またLが
1mmよりも大きい場合、孔9より吐出される塗料が支
持体へ塗布されるときに塗布幅方向に広がり隣合うスト
ライプが重なってしまう。
【0017】孔9の形状は、(図3)に示す円形でもよ
い。この場合も、第1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP
1であるとすると、第2塗料吐出孔列3における孔のピ
ッチも同じくP1であるが、第1塗料吐出孔列2に対し
てP2=P1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設け、
さらに第3塗料吐出孔列4における孔のピッチも同じく
1であるが、第2塗料吐出孔列3に対してP2=P1
3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設けてある。この場
合、孔9の直径Dは、各塗料吐出孔列2、3、4からそ
れぞれストライプ状に押し出した3種類の塗料が重なり
合わないようにするため、D≦P2とする。
【0018】さらに孔9の形状は、(図4)に示すよう
に楕円もしくは、円弧と直線を組み合わせた形状でもよ
い。
【0019】(図1)及び(図5)に示すように、各塗
料吐出孔列2、3、4は、それぞれノズル1の内部の第
1塗料供給路14、第2塗料供給路15、第3塗料供給
路16に接続してあり、各塗料供給路14、15、16
はそれぞれ第1塗料供給配管6、第2塗料供給配管7、
第3塗料供給配管8と接続してある。
【0020】以上の構成とした本実施例の塗布であるノ
ズルにより、(図5)及び(図21)に示すように3種
類の異なる塗料を定量ポンプ等の送液手段(図示せず)
により、各塗料供給路14、15、16に供給すること
で、第1塗料吐出孔列2から第1の塗料11をストライ
プ状で押し出し、第2塗料吐出孔列3から第2の塗料1
2をストライプ状で押し出し、第3塗料吐出孔列4から
第3の塗料13をストライプ状で押し出すことにより、
走行する支持体10へ3種類の異なる塗料を相互に重な
り合うことなく、ストライプ状に塗布することができ
る。
【0021】リップ先端部5の形状は、支持体側へ突き
出した湾曲した形状であり、先端部の曲率半径Rは2m
m以上、30mm以下とする。本実施例に用いるノズル
は、(図5)に示すように支持体10をリップ先端部5
へ巻き付くようにしながら塗料を塗布するものである。
従って曲率半径Rが2mmよりも小さいと、支持体10
のテンションにより塗布装置から吐出された塗料に対す
る面圧力が大きくなりすぎて、ストライプ状に塗布でき
なくなる。またリップ曲率半径Rが30mmよりも大き
いと、逆に、支持体10のテンションにより塗布装置か
ら吐出された塗料に対する面圧力が小さくなりすぎて、
ストライプ状に塗布できなくなる。
【0022】以上の構成の本実施例における塗布手段で
あるノズルに関して、リップ先端部の曲率半径R=10
mm、孔9のピッチP1=300μm、孔9の形状は長
方形とし、W=100μm、Lの寸法は0.03mm、
0.05mm、1mm、1.2mmの4種類の塗布装置
を用いて、3種類の塗料、すなわち赤の顔料を含む第1
の塗料と、青の顔料を含む第2の塗料、緑の顔料を含む
第3の塗料をそれぞれ第1塗料吐出孔列、第2塗料吐出
孔列、第3塗料吐出孔列よりストライプ状に吐出させ、
支持体としてポリエチレンテレフタレートフイルム(以
下PETフイルムと略す)上に塗布した。その結果、L
=0.03mmの塗布装置では、各塗料吐出孔列から塗
料が吐出されにくくストライプ状の塗布が不可能であっ
た。また、L=1.2mmの塗布装置では、赤、青、緑
のストライプが重なり、所望のストライプ塗布が不可能
であった。L=0.05mmと1mmの塗布装置では、
赤、青、緑の各塗料を幅100μmでストライプ状に支
持体上に塗布形成することが可能であった。以上の結果
から、本実施例の液晶表示装置の製造方法によれば、支
持体の上に同時に赤、青、緑のパターンを形成すること
が可能であるため、液晶表示装置であるカラーフィルタ
の生産性が高く、その結果製品の製造コストを低くする
ことができるは明らかである。
【0023】(第2実施例)第2実施例は、第1の発明
の液晶表示装置の製造方法の別の実施例に関する。(図
6)に本実施例に用いる塗布手段であるノズルを示す。
以下では第1実施例と異なる部分についてのみ説明す
る。本実施例で用いるノズル1のリップ先端部5は平面
形状である。このような形状とすることで、(図7)に
示すように、ガラス基板17のようなフラットな支持体
上に、直接赤、青、緑の3色の塗料を同時にストライプ
状に塗布形成することが可能である。
【0024】(第3実施例)第3実施例は、第1の発明
の液晶表示装置の製造方法のさらに別の実施例に関す
る。(図8)及び(図9)に本実施例に用いる塗布手段
であるノズルを示す。以下では第1実施例と異なる部分
についてのみ説明する。本実施例のノズル1のリップ先
端部5は(図8)に示すような複数の直線で構成される
多角形リップ面18を有するか、(図9)に示すように
凹型円弧状リップ面を有する。このような形状とするこ
とで、(図10)に示すように、バックロール20と対
向する位置に塗布装置1を設け、支持体10をバックロ
ール20に巻付かせながら、支持体10上に、直接赤、
青、緑の3色の塗料を同時にストライプ状に塗布形成す
ることが可能である。
【0025】なお、(図9)における凹形円弧状リップ
19の曲率半径Rは、バックロール20の半径と等しく
することで、バックロール20と凹形円弧状リップ19
との隙間を一定に保ち、安定したストライプ塗布が可能
となる。
【0026】(第4実施例)第4実施例は、第2の発明
の液晶表示装置の製造装置の実施例に関する。(図11
(a)〜(f))に本実施例による液晶表示装置の製造
装置を示す。本発明の製造装置はフロントブロック2
1、第2ブロック22、第3ブロック23、バックブロ
ック24と左右のサイドブロック25とから構成され
る。それぞれのブロックは、ネジ(図示せず)により連
結する。
【0027】フロントブロック21(図11(b))に
は、塗布幅方向に等ピッチの複数且つ同型状の溝26か
らなる第1塗料吐出溝列30と、これに第1の塗料を供
給するための第1塗料供給路27を設ける。第2ブロッ
ク22(図11(c))には、塗布幅方向に前記ピッチ
と同じピッチで複数且つ同型状の溝26からなる第2塗
料吐出溝列31と、これに第2の塗料を供給するための
第2塗料供給路28を設け、さらにフロントブロック2
1側の面は平面とすることでフロントブロック21に設
けた第1塗料吐出溝列30と第1塗料供給路27の開放
した面を閉塞する。第3ブロック23(図11(d))
には、塗布幅方向に前記ピッチと同じピッチで複数且つ
同型状の溝26からなる第3塗料吐出溝列32と、これ
に第3の塗料を供給するための第3塗料供給路29を設
け、さらに第2ブロック22側の面は平面とすることで
第2ブロック22に設けた第2塗料吐出溝列31と第2
塗料供給路28の開放した面を閉塞する。バックブロッ
ク24(図11(e))は、第3ブロック23側の面は
平面とすることで第3ブロック23に設けた第3塗料吐
出溝列32と第3塗料供給路29の開放した面を閉塞す
る。
【0028】また、特に第2及び第3ブロックは前記塗
料吐出溝列と塗料供給路を設けた平板形状とすることが
好ましい。平板形状とすることで、加工時の各ブロック
の高さ合わせが容易に行え、精度向上ができる。また、
第2及び第3ブロックの支持体走行方向厚みX1とX2
は1mm以上、30mm以下とする。1mm以下の場
合、板厚みが薄すぎて、溝加工や塗料供給路の加工が困
難である。また30mm以上であると、例えば第2塗料
吐出溝列31から吐出されたストライプ状の塗料が第3
ブロックのリップ面上を流動するとき、距離が長すぎる
ため支持体走行方向の流れの抵抗が大きくなりその結
果、ストライプの流れが不安定となり、安定したストラ
イプ状のパターンは得られない。
【0029】以上の構成とすることで、各ブロック2
1、22、23、24の片側の面にのみ溝を加工するだ
けであり、その反対側の面は平面加工だけでよいため、
各ブロックの加工時間が短くて済み、加工費用の削減
と、高精度に加工するこが可能である。
【0030】また、各溝の塗布幅方向の幅は100μm
前後であるが、前記したブロック構造とすることで、各
溝を放電加工やワイヤー加工、研磨加工等で容易に加工
することができる。
【0031】なお、(図11)では、第1から第3まで
の各塗料供給路27、28、29はフロントブロック、
第2ブロック、第3ブロックに設けた図であるが、第1
塗料供給路27を第2ブロック22に、第2塗料供給路
28を第3ブロック23に、第3塗料供給路29をバッ
クブロック24に設けてもよい。
【0032】また、第1から第3までの各塗料供給路2
7、28、29の側面からみた形状は、(図11)では
長方形であるが、多角形状もしくは円弧状でもよい。
【0033】第1から第3までの各塗料供給路27、2
8、29はそれぞれ第1塗料供給配管6、第2塗料供給
配管7、第3塗料供給配管8と接続してある。
【0034】塗料吐出溝26は、(図12)に示すよう
に、第1塗料吐出溝列30の溝のピッチがP1であると
すると、第2塗料吐出溝列31における溝のピッチはP
1であるが、第1塗料吐出溝列30に対してP2=P1
3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設け、さらに第3塗
料吐出溝列32における溝のピッチはP1であるが、第
2塗料吐出溝列31に対してP2=P1/3だけ塗布幅方
向に位置をずらせて設けてある。
【0035】溝26の塗布幅方向寸法Wは、各塗料吐出
溝列30、31、32からそれぞれストライプ状に押し
出した3種類の塗料が重なり合わないようにするため、
W≦P2とする。また溝26の支持体走行方向寸法L
は、塗料吐出の安定性から0.05mm以上、1mm以
下とする。Lが0.05mmよりも小さい場合、溝26
の内部を塗料が流れるときの圧力損失が大きくなりすぎ
て、溝26から塗料を吐出することが困難か、もしくは
各溝から吐出される塗料の量が塗布幅方向で不均一とな
る。またLが1mmよりも大きい場合、溝26より吐出
される塗料が支持体へ塗布されるときに塗布幅方向に広
がり隣合うストライプが重なってしまう。
【0036】溝26の形状は、(図13)に示す直線と
円弧で構成される形状もしくは円弧状でもよい。この場
合も、第1から第3までの各塗料吐出溝列30、31、
32の溝のピッチがP1とP2及び溝寸法WとLの構成
は、(図12)で説明した構成と同じとする。
【0037】溝26の支持体方向長さYは、0.1mm
以上50mm以下とする。Yが0.1mm以下では、リ
ップ先端部の肉厚が薄くなりすぎて実用上使用できな
い。またYが50mm以上では、溝26の内部を塗料が
流れるときの圧力損失が大きくなりすぎて、溝26から
塗料を吐出することが困難か、もしくは各溝から吐出さ
れる塗料の量が塗布幅方向で不均一となる。
【0038】以上の構成とした本実施例の液晶表示装置
の製造装置により、(図14)に示すように3種類の異
なる塗料を定量ポンプ等の送液手段(図示せず)によ
り、各塗料供給路27、28、29に供給することで、
第1塗料吐出溝列30から第1の塗料11をストライプ
状で押し出し、第2塗料吐出溝列31から第2の塗料1
2をストライプ状で押し出し、第3塗料吐出溝列32か
ら第3の塗料13をストライプ状で押し出すことによ
り、走行する支持体10へ3種類の異なる塗料を相互に
重なり合うことなく、ストライプ状に塗布することがで
きる。
【0039】リップ先端部5の形状は、支持体側へ突き
出した湾曲した形状であり、先端部の曲率半径Rは2m
m以上、30mm以下とする。本実施例における液晶表
示装置の製造装置は、(図14)に示すように支持体1
0をリップ先端部5へ巻き付くようにしながら塗料をス
トライプ状にパターンで塗布するものである。従って曲
率半径Rが2mmよりも小さいと、支持体10のテンシ
ョンにより液晶表示装置の製造装置から吐出された塗料
に対する面圧力が大きくなりすぎて、ストライプ状に塗
布できなくなる。またリップ曲率半径Rが30mmより
も大きいと、逆に、支持体10のテンションにより液晶
表示装置の製造装置から吐出された塗料に対する面圧力
が小さくなりすぎて、ストライプ状に塗布できなくな
る。
【0040】以上の構成の本実施例における液晶表示装
置の製造装置で、リップ先端部の曲率半径R=10m
m、溝26のピッチP1=300μm、溝26の形状は
長方形とし、W=100μm、Yの寸法は2mm、Lの
寸法は0.03mm、0.05mm、1mm、1.2m
mの4種類の液晶表示装置の製造装置を用いて、3種類
の塗料、すなわち赤の顔料を含む第1の塗料と、青の顔
料を含む第2の塗料、緑の顔料を含む第3の塗料をそれ
ぞれ第1塗料吐出溝列、第2塗料吐出溝列、第3塗料吐
出溝列よりストライプ状に吐出させ、支持体としてポリ
エチレンテレフタレートフイルム(以下PETフイルム
と略す)上に塗布した。その結果、L=0.03mmの
液晶表示装置の製造装置では、各塗料吐出溝列から塗料
が吐出されにくくストライプ状の塗布が不可能であっ
た。また、L=1.2mmの液晶表示装置の製造装置で
は、赤、青、緑のストライプが重なり、所望のストライ
プ塗布が不可能であった。L=0.05mmと1mmの
液晶表示装置の製造装置では、赤、青、緑の各塗料を幅
100μmでストライプ状に塗布形成することが可能で
あった。
【0041】以上の結果から、本実施例の液晶表示装置
の製造装置によれば、支持体の上に同時に赤、青、緑の
パターンを形成することが可能であるため、液晶表示装
置であるカラーフィルタの生産性が高く、その結果製品
の製造コストを低くすることができ、さらに製造装置を
安価で且つ精度よく製作できることは明らかである。
【0042】(第5実施例)第5実施例は、第2の発明
の液晶表示装置の製造装置の別の実施例に関する。以下
では第4実施例と異なる部分についてのみ説明する。本
実施例の製造装置はリップ先端部5が平面形状である。
このような形状とすることで、(図7)に示したような
ガラス基板のようなフラットな支持体上に、直接赤、
青、緑の3色の塗料を同時にストライプ状に塗布形成す
ることが可能である。
【0043】(第6実施例)第6実施例は、第2の発明
の液晶表示装置の製造装置のさらに別の実施例に関す
る。以下では第4実施例と異なる部分についてのみ説明
する。本実施例の製造装置はリップ先端部5が複数の直
線で構成される多角形リップ面を有するか、凹型円弧状
リップ面を有する。このような形状とすることで、(図
10)に示したようなバックロール20と対向する位置
に本実施例の製造装置を設け、支持体10をバックロー
ル20に巻付かせながら、支持体10上に、直接赤、
青、緑の3色の塗料を同時にストライプ状に塗布形成す
ることが可能である。なお、凹形円弧状リップの曲率半
径Rは、バックロール20の半径と等しくすることで、
バックロール20と凹形円弧状リップとの隙間を一定に
保ち、安定したストライプ塗布が可能となる。
【0044】(第7実施例)第7実施例は、第3の発明
の液晶表示装置の製造方法の実施例に関する。(図1
5)に本実施例に用いる塗布手段であるノズルを示す。
ノズル33のリップ先端部5には、塗布幅方向に等ピッ
チの複数且つ同型状の孔9からなる第1塗料吐出孔列
2、第2塗料吐出孔列3、第3塗料吐出孔列4を設け、
さらに支持体走行方向に対して下流側には塗布幅方向に
連続したスリット34を設ける。
【0045】塗料吐出孔は、(図2)に示すように、第
1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP 1であるとすると、
第2塗料吐出孔列3における孔のピッチも同じくP1
あるが第1塗料吐出孔列2に対してP2=P1/3だけ塗
布幅方向に位置をずらせて設け、さらに第3塗料吐出孔
列4における孔のピッチも同じくP1であるが第2塗料
吐出孔列3に対してP2=P1/3だけ塗布幅方向に位置
をずらせて設けてある。
【0046】孔9の塗布幅方向寸法Wは、各塗料吐出孔
列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出した3
種類の塗料が重なり合わないようにするため、W≦P2
とする。また孔9の支持体走行方向寸法Lは、塗料吐出
の安定性から0.05mm以上、1mm以下とする。L
が0.05mmよりも小さい場合、孔9の内部を塗料が
流れるときの圧力損失が大きくなりすぎて、孔9から塗
料を吐出することが困難となるか、もしくは孔9から吐
出される塗料の量が塗布幅方向で不均一となる。またL
が1mmよりも大きい場合、孔9より吐出される塗料が
支持体へ塗布されるときに塗布幅方向に広がり隣合うス
トライプが重なってしまう。
【0047】孔9の形状は、(図3)に示す円形でもよ
い。この場合も、第1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP
1であるとすると、第2塗料吐出孔列3における孔のピ
ッチはP1であるが第1塗料吐出孔列2に対してP2=P
1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設け、さらに第
3塗料吐出孔列4における孔のピッチはP1であるが第
2塗料吐出孔列3に対してP2=P1/3だけ塗布幅方向
に位置をずらせて設けてある。孔9の直径Dは、各塗料
吐出孔列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出
した3種類の塗料が重なり合わないようにするため、D
≦P2とする。
【0048】孔9の形状は、(図4)に示すように楕円
もしくは、円弧と直線を組み合わせた形状でもよい。
【0049】またスリット34のギャップGは0.05
mm以上、1mm以下とする。Gが0.05mmよりも
小さい場合、スリット34の内部を塗料が流れるときの
圧力損失が大きくなりすぎて、スリット34から塗料を
吐出することが困難となるか、もしくは塗布幅方向で吐
出量が不均一となる。またGが1mmよりも大きい場
合、スリット34より吐出される塗料が支持体へ塗布さ
れるときに塗布幅方向に広がり所定の塗布幅よりも広が
ってしまい、製品スペックを満足することができなくな
る。
【0050】(図15)及び(図16)に示すように、
各塗料吐出孔列2、3、4とスリット34は、それぞれ
ノズル33の内部の第1塗料供給路14、第2塗料供給
路15、第3塗料供給路16、第4塗料供給路36に接
続してあり、各塗料供給路14、15、16、36はそ
れぞれ第1塗料供給配管6、第2塗料供給配管7、第3
塗料供給配管8、第4塗料供給配管35と接続してあ
る。
【0051】以上の構成とした本実施例の液晶表示装置
の製造方法に用いるノズルにより、(図16)に示すよ
うに4種類の異なる塗料を定量ポンプ等の送液手段(図
示せず)により、各塗料供給路14、15、16、36
に供給することで、第1塗料吐出孔列2から第1の塗料
11をストライプ状で押し出し、第2塗料吐出孔列3か
ら第2の塗料12をストライプ状で押し出し、第3塗料
吐出孔列4から第3の塗料13をストライプ状で押し、
さらにスリット34から第4の塗料を塗布幅方向で連続
的に押し出すことにより、走行する支持体10へ3種類
の異なる塗料を相互に重なり合うことなく、ストライプ
状に塗布すると同時にその上に第4の塗料を塗布幅方向
と支持体走行方向に均一に塗布することができる。
【0052】リップ先端部5の形状は、支持体側へ突き
出した湾曲した形状であり、先端部の曲率半径Rは2m
m以上、30mm以下とする。本実施例に用いるノズル
は、(図16)に示すように支持体10をリップ先端部
5へ巻き付くようにしながら塗料を塗布するものであ
る。従って曲率半径Rが2mmよりも小さいと、支持体
10のテンションにより塗布装置から吐出された塗料に
対する面圧力が大きくなりすぎて、ストライプ状に塗布
すると同時に第4の塗料を均一に塗布することができな
くなる。またリップ曲率半径Rが30mmよりも大きい
と、逆に、支持体10のテンションにより塗布装置から
吐出された塗料に対する面圧力が小さくなりすぎて、ス
トライプ状に塗布すると同時に第4の塗料を均一に塗布
することができなくなる。
【0053】以上の構成の本実施例におけるノズルに関
して、リップ先端部の曲率半径R=10mm、スリット
34のギャップG=0.3mm、孔9のピッチP1=3
00μm、孔9の形状は長方形とし、W=100μm、
Lの寸法は0.03mm、0.05mm、1mm、1.
2mmの4種類のノズルを用いて、4種類の塗料、すな
わち赤の顔料を含む第1の塗料と、青の顔料を含む第2
の塗料、緑の顔料を含む第3の塗料と、平滑層用の第4
の塗料をそれぞれ第1塗料吐出孔列、第2塗料吐出孔
列、第3塗料吐出孔列、スリット34より吐出させ、支
持体としてポリエチレンテレフタレートフイルム(以下
PETフイルムと略す)上に塗布した。その結果、L=
0.03mmのノズルでは、各塗料吐出孔列から塗料が
吐出されにくくストライプ状の塗布が不可能であった。
また、L=1.2mmのノズルでは、赤、青、緑のスト
ライプが重なり、所望のストライプ塗布が不可能であっ
た。L=0.05mmと1mmのノズルでは、赤、青、
緑の各塗料を幅100μmでストライプ状にパターンで
塗布形成すると同時に上層として平滑層を前記パターン
の上に形成することが可能であった。
【0054】なお、本実施例ではスリット34はひとつ
であるが、スリットを2列以上設けることで、赤、青、
緑のストライプと平滑層の上に保護層や接着層等を同時
に形成することも可能である。
【0055】以上の結果から、本実施例の液晶表示装置
の製造方法によれば、支持体の上に赤、青、緑のパター
ンを形成すると同時に、前記パターンの上に塗布幅方向
及び支持体走行方向に均一に平滑層など別の層を形成す
ることが可能であるため、液晶表示装置であるカラーフ
ィルタの生産性が高く、その結果製品の製造コストを低
くすることができることは明らかである。
【0056】(第8実施例)第8実施例は、第3の発明
の液晶表示装置の製造方法の別の実施例に関する。以下
では第7実施例と異なる部分についてのみ説明する。本
実施例で用いるノズル33のリップ先端部5は平面形状
である。このような形状とすることで、ガラス基板のよ
うなフラットな支持体上に、直接赤、青、緑の3色の塗
料を同時にストライプ状に塗布形成すると同時にその上
に保護層、接着層もしくは平滑層等を同時に形成するこ
とが可能である。
【0057】(第9実施例)第9実施例は、第3の発明
の液晶表示装置の製造方法のさらに別の実施例に関す
る。以下では第7実施例と異なる部分についてのみ説明
する。本実施例のノズル33はリップ先端部5が複数の
直線で構成される多角形リップ面を有するか、凹型円弧
状リップ面を有する。このような形状とすることで、バ
ックロールと対向する位置にノズル33を設け、支持体
をバックロールに巻付かせながら、支持体上に、直接
赤、青、緑の3色の塗料を同時にストライプ状に塗布形
成すると同時に、その上に保護層、接着層もしくは平滑
層等を同時に形成することが可能である。
【0058】(第10実施例)第10実施例は、第4の
発明の液晶表示装置の製造方法の実施例に関する。(図
17)に本実施例に用いる塗布手段であるノズルを示
す。ノズル42のリップ先端部5には、塗布幅方向に等
ピッチの複数且つ同型状の孔9からなる第1塗料吐出孔
列2、第2塗料吐出孔列3、第3塗料吐出孔列4を設
け、さらに支持体走行方向に対して上流側には塗布幅方
向に連続したスリット34を設ける。
【0059】塗料吐出孔は、(図2)に示すように、第
1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP 1であるとすると、
第2塗料吐出孔列3における孔のピッチはP1であるが
第1塗料吐出孔列2に対してP2=P1/3だけ塗布幅方
向に位置をずらせて設け、さらに第3塗料吐出孔列4に
おける孔のピッチはP1であるが第2塗料吐出孔列3に
対してP2=P1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設
けてある。
【0060】孔9の塗布幅方向寸法Wは、各塗料吐出孔
列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出した3
種類の塗料が重なり合わないようにするため、W≦P2
とする。また孔9の支持体走行方向寸法Lは、塗料吐出
の安定性から0.05mm以上、1mm以下とする。L
が0.05mmよりも小さい場合、孔9の内部を塗料が
流れるときの圧力損失が大きくなりすぎて、孔9から塗
料を吐出することが困難となる。またLが1mmよりも
大きい場合、孔9より吐出される塗料が支持体へ塗布さ
れるときに塗布幅方向に広がり隣合うストライプが重な
ってしまう。
【0061】孔9の形状は、(図3)に示す円形でもよ
い。この場合も、第1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP
1であるとすると、第2塗料吐出孔列3における孔のピ
ッチはP1であるが第1塗料吐出孔列2に対してP2=P
1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設け、さらに第
3塗料吐出孔列4における孔のピッチはP1であるが第
2塗料吐出孔列3に対してP2=P1/3だけ塗布幅方向
に位置をずらせて設けてある。孔9の直径Dは、各塗料
吐出孔列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出
した3種類の塗料が重なり合わないようにするため、D
≦P2とする。
【0062】孔9の形状は、(図4)に示すように楕円
もしくは、円弧と直線を組み合わせた形状でもよい。
【0063】またスリット34のギャップGは0.05
mm以上、1mm以下とする。Gが0.05mmよりも
小さい場合、スリット34の内部を塗料が流れるときの
圧力損失が大きくなりすぎて、スリット34から塗料を
吐出することが困難となる。またGが1mmよりも大き
い場合、スリット34より吐出される塗料が支持体へ塗
布されるときに塗布幅方向に広がり所定の塗布幅よりも
広がってしまい、製品スペックを満足することができな
くなる。
【0064】本実施例で特に重要なことは、塗布手段で
あるノズルにおいて塗布幅方向に連続したスリット34
を各塗料吐出孔列2、3、4に対して、支持体走行方向
上流側に設けたことである。第1から第9実施例では全
て、支持体へはまず塗料吐出孔列で塗料をストライプ状
に塗布する装置もしくは手段である。しかし、例えば第
1実施例の(図5)に示すように第1の塗料を第1塗料
吐出孔列2より吐出させて支持体10上に塗布した場
合、孔9の塗布幅方向のエッヂ部において空気と触れた
塗料の溶剤が蒸発して、エッヂに固形分が徐々に溜るた
め、連続生産においては、定期的にエッヂ部分を掃除し
なければならないという課題があった。この課題に関し
ては、本実施例に用いるノズルでは、まず支持体10上
にスリット34より第4の塗料を塗布幅方向で連続的に
押し出し塗膜を形成するために、塗料吐出孔列2、3、
4は常に第4の塗料で形成された塗膜で密閉され空気と
触れることが無いので、孔9のエッヂも空気と触れるこ
とがない。従ってエッヂ部分には塗料の固形分が溜ら
ず、安定した連続生産が可能となる。
【0065】(図17)及び(図18)に示すように、
各塗料吐出孔列2、3、4とスリット34は、それぞれ
ノズル33の内部の第1塗料供給路14、第2塗料供給
路15、第3塗料供給路16、第4塗料供給路36に接
続してあり、各塗料供給路14、15、16、36はそ
れぞれ第1塗料供給配管6、第2塗料供給配管7、第3
塗料供給配管8、第4塗料供給配管35と接続してあ
る。
【0066】以上の構成とした本実施例のノズルによ
り、(図18)に示すように4種類の異なる塗料を定量
ポンプ等の送液手段(図示せず)により、各塗料供給路
14、15、16、36に供給することで、まずスリッ
ト34から第4の塗料を塗布幅方向で連続的に押し出
し、その上に第1塗料吐出孔列2から第1の塗料11を
ストライプ状で押し出し、第2塗料吐出孔列3から第2
の塗料12をストライプ状で押し出し、第3塗料吐出孔
列4から第3の塗料13をストライプ状で押すことで、
走行する支持体10へ3種類の異なる塗料を相互に重な
り合うことなく、ストライプ状に塗布することができ
る。
【0067】リップ先端部5の形状は、支持体側へ突き
出した湾曲した形状であり、先端部の曲率半径Rは2m
m以上、30mm以下とする。本実施例におけるノズル
は、(図18)に示すように支持体10をリップ先端部
5へ巻き付くようにしながら塗料を塗布するものであ
る。従って曲率半径Rが2mmよりも小さいと、支持体
10のテンションにより塗布装置から吐出された塗料に
対する面圧力が大きくなりすぎて、ストライプ状に塗布
すると同時に第4の塗料を均一に塗布することができな
くなる。またリップ曲率半径Rが30mmよりも大きい
と、逆に、支持体10のテンションにより塗布装置から
吐出された塗料に対する面圧力が小さくなりすぎて、ス
トライプ状に塗布すると同時に第4の塗料を均一に塗布
することができなくなる。
【0068】以上の構成の本実施例におけるノズルで、
リップ先端部の曲率半径R=10mm、スリット34の
ギャップG=0.3mm、孔9のピッチP1=300μ
m、孔9の形状は長方形とし、W=100μm、Lの寸
法は0.03mm、0.05mm、1mm、1.2mm
の4種類のノズルを用いて、4種類の塗料、すなわち赤
の顔料を含む第1の塗料と、青の顔料を含む第2の塗
料、緑の顔料を含む第3の塗料と、平滑層用の第4の塗
料をそれぞれ第1塗料吐出孔列、第2塗料吐出孔列、第
3塗料吐出孔列、スリット34より吐出させ、支持体と
してポリエチレンテレフタレートフイルム(以下PET
フイルムと略す)上に塗布した。その結果、L=0.0
3mmのノズルでは、各塗料吐出孔列から塗料が吐出さ
れにくくストライプ状の塗布が不可能であった。また、
L=1.2mmのノズルでは、赤、青、緑のストライプ
が重なり、所望のストライプ塗布が不可能であった。L
=0.05mmと1mmのノズルでは、赤、青、緑の各
塗料を幅100μmでストライプ状に塗布形成すること
が可能であった。
【0069】なお、本実施例ではスリット34はひとつ
であるが、スリットを2列以上設けることで、赤、青、
緑のストライプの上に保護層や接着層、もしくは平滑層
等を同時に形成することも可能である。
【0070】以上の結果から、本実施例の液晶表示装置
の製造方法によれば、塗布幅方向及び支持体走行方向に
均一に平滑層などの層を形成すると同時に、その上に
赤、青、緑のパターンを形成するため、各孔のエッヂ部
分に固形分が堆積することがないため、安定した連続生
産が可能であるばかりでなく、液晶表示装置であるカラ
ーフィルタの生産性が高く、その結果製品の製造コスト
を低くすることができることは明らかである。
【0071】(第11実施例)第11実施例は、第4の
発明の液晶表示装置の製造方法の別の実施例に関する。
以下では第10実施例と異なる部分についてのみ説明す
る。本実施例で用いるノズル42はリップ先端部5が平
面形状である。このような形状とすることで、ガラス基
板のようなフラットな支持体上に、平滑層などを設ける
と同時に、その上に赤、青、緑の3色の塗料を同時にス
トライプ状に塗布形成することが可能である。
【0072】(第12実施例)第12実施例は、第4の
発明の液晶表示装置の製造方法のさらに別の実施例に関
する。以下では第10実施例と異なる部分についてのみ
説明する。本実施例で用いるノズル42は、リップ先端
部5が複数の直線で構成される多角形リップ面を有する
か、凹型円弧状リップ面を有する。このような形状とす
ることで、バックロールと対向する位置に塗布装置33
を設け、支持体をバックロールに巻付かせながら、支持
体上に、平滑層などを設けると同時にその上に、赤、
青、緑の3色の塗料を同時にストライプ状に塗布形成す
ることが可能である。
【0073】(第13実施例)第13実施例は、第5の
発明の液晶表示装置の製造方法の実施例に関する。(図
19)に本実施例に用いる塗布手段であるノズルを示
す。ノズル43のリップ先端部5には、塗布幅方向に等
ピッチの複数且つ同型状の孔9からなる第1塗料吐出孔
列2、第2塗料吐出孔列3、第3塗料吐出孔列4を設
け、さらに支持体走行方向に対して上流側には塗布幅方
向に連続した第1スリット38と、支持体走行方向に対
して下流側には塗布幅方向に連続した第2スリット39
を設ける。
【0074】塗料吐出孔は、(図2)に示すように、第
1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP 1であるとすると、
第2塗料吐出孔列3における孔のピッチはP1であるが
第1塗料吐出孔列2に対してP2=P1/3だけ塗布幅方
向に位置をずらせて設け、さらに第3塗料吐出孔列4に
おける孔のピッチはP1であるが第2塗料吐出孔列3に
対してP2=P1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設
けてある。
【0075】孔9の塗布幅方向寸法Wは、各塗料吐出孔
列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出した3
種類の塗料が重なり合わないようにするため、W≦P2
とする。また孔9の支持体走行方向寸法Lは、塗料吐出
の安定性から0.05mm以上、1mm以下とする。L
が0.05mmよりも小さい場合、孔9の内部を塗料が
流れるときの圧力損失が大きくなりすぎて、孔9から塗
料を吐出することが困難となる。またLが1mmよりも
大きい場合、孔9より吐出される塗料が支持体へ塗布さ
れるときに塗布幅方向に広がり隣合うストライプが重な
ってしまう。
【0076】孔9の形状は、(図3)に示す円形でもよ
い。この場合も、第1塗料吐出孔列2の孔のピッチがP
1であるとすると、第2塗料吐出孔列3における孔のピ
ッチはP1であるが第1塗料吐出孔列2に対してP2=P
1/3だけ塗布幅方向に位置をずらせて設け、さらに第
3塗料吐出孔列4における孔のピッチはP1であるが第
2塗料吐出孔列3に対してP2=P1/3だけ塗布幅方向
に位置をずらせて設けてある。孔9の直径Dは、各塗料
吐出孔列2、3、4からそれぞれストライプ状に押し出
した3種類の塗料が重なり合わないようにするため、D
≦P2とする。
【0077】孔9の形状は、(図4)に示すように楕円
もしくは、円弧と直線を組み合わせた形状でもよい。
【0078】また第1及び第2スリット38、39のギ
ャップG1、G2は0.05mm以上、1mm以下とす
る。G1とG2が0.05mmよりも小さい場合、スリ
ット38、39の内部を塗料が流れるときの圧力損失が
大きくなりすぎて、スリット38、39から塗料を吐出
することが困難となる。またG1とG2が1mmよりも
大きい場合、スリット38、39より吐出される塗料が
支持体へ塗布されるときに塗布幅方向に広がり所定の塗
布幅よりも広がってしまい、製品スペックを満足するこ
とができなくなる。なお、G1とG2の大きさは、吐出
する塗料の粘度に合わせて選択する。
【0079】本実施例で特に重要なことは、塗布幅方向
に連続した第1スリット38を各塗料吐出孔列2、3、
4に対して、支持体走行方向上流側に設け、塗布幅方向
に連続した第2スリット39を各塗料吐出孔列2、3、
4に対して、支持体走行方向下流側に設けたことであ
る。第1から第9実施例では全て、支持体へはまず塗料
吐出孔列で塗料をストライプ状に塗布するものである。
しかし、例えば第1実施例の(図5)に示すように第1
の塗料を第1塗料吐出孔列2より吐出させて支持体10
上に塗布した場合、孔9の塗布幅方向のエッヂ部におい
て空気と触れた塗料の溶剤が蒸発して、エッヂに固形分
が徐々に溜るため、連続生産においては、定期的にエッ
ヂ部分を掃除しなければならないという課題があった。
また第10、11、12実施例においては、各塗料吐出
孔列の上流側にスリットを設けて塗布幅方向に連続した
例えば平滑層となる塗膜を形成することで前記課題を解
決したが、赤、青、緑のパーターンと平滑層との反対面
に例えば接着層を設けるときには、別の工程が必要とな
り、製造原価が大きくなってしまう。これら課題に関し
ては、本実施例における液晶表示装置の製造方法で用い
るノズルでは、まず支持体10上に第1スリット38よ
り第4の塗料、例えば平滑層を塗布幅方向で連続的に押
し出し塗膜を形成するために、塗料吐出孔列2、3、4
は常に第4の塗料で形成された塗膜で密閉され空気と触
れることが無いので、孔9のエッヂも空気と触れること
がない。従ってエッヂ部分には塗料の固形分が溜らず、
安定した連続生産が可能となる。また、各塗料吐出孔列
の支持体走行方向下流側に設けた第2スリットにより、
赤、青、緑のパーターンと平滑層との反対面に例えば接
着層を設けることができるため、製造原価が低くするこ
とが可能で製品コストを安くすることができる。
【0080】(図19)及び(図20)に示すように、
各塗料吐出孔列2、3、4と第1スリット38、第2ス
リット39は、それぞれノズル43の内部の第1塗料供
給路14、第2塗料供給路15、第3塗料供給路16、
第4塗料供給路36、第5塗料供給路40に接続してあ
り、各塗料供給路14、15、16、36、40はそれ
ぞれ第1塗料供給配管6、第2塗料供給配管7、第3塗
料供給配管8、第4塗料供給配管35、第5塗料供給配
管44と接続してある。
【0081】以上の構成とした本実施例のノズルによ
り、(図20)に示すように5種類の異なる塗料を定量
ポンプ等の送液手段(図示せず)により、各塗料供給路
14、15、16、36、44に供給することで、まず
第1スリット38から第5の塗料を塗布幅方向で連続的
に押し出し、その上に第1塗料吐出孔列2から第1の塗
料11をストライプ状で押し出し、第2塗料吐出孔列3
から第2の塗料12をストライプ状で押し出し、第3塗
料吐出孔列4から第3の塗料13をストライプ状で押す
ことで、走行する支持体10へ3種類の異なる塗料を相
互に重なり合うことなく、ストライプ状に塗布した後、
第4の塗料37をその上に塗布幅方向に連続して塗布形
成することができる。
【0082】リップ先端部5の形状は、支持体側へ突き
出した湾曲した形状であり、先端部の曲率半径Rは2m
m以上、30mm以下とする。本実施例における液晶表
示装置の製造方法は、(図20)に示すように支持体1
0をリップ先端部5へ巻き付くようにしながら塗料を塗
布するものである。従って曲率半径Rが2mmよりも小
さいと、支持体10のテンションにより塗布装置から吐
出された塗料に対する面圧力が大きくなりすぎて、スト
ライプ状に塗布すると同時に各塗料を均一に塗布するこ
とができなくなる。またリップ曲率半径Rが30mmよ
りも大きいと、逆に、支持体10のテンションにより塗
布装置から吐出された塗料に対する面圧力が小さくなり
すぎて、ストライプ状に塗布することや塗布幅方向に連
続して塗布することができなくなる。
【0083】以上の構成の本実施例における液晶表示装
置の製造方法におけるノズルに関して、リップ先端部の
曲率半径R=10mm、第1スリット38のギャップG
1=0.3mm、第2スリット39のギャップG2=
0.3mm、孔9のピッチP1=300μm、孔9の形
状は長方形とし、W=100μm、Lの寸法は0.03
mm、0.05mm、1mm、1.2mmの4種類のノ
ズルを用いて、5種類の塗料、すなわち赤の顔料を含む
第1の塗料と、青の顔料を含む第2の塗料、緑の顔料を
含む第3の塗料と、接着層用の第5の塗料と、平滑層用
の第4の塗料をそれぞれ第1塗料吐出孔列、第2塗料吐
出孔列、第3塗料吐出孔列、第1スリット38、第2ス
リット39より吐出させ、支持体としてポリエチレンテ
レフタレートフイルム(以下PETフイルムと略す)上
に塗布した。その結果、L=0.03mmのノズルで
は、各塗料吐出孔列から塗料が吐出されにくくストライ
プ状の塗布が不可能であった。また、L=1.2mmの
ノズルでは、赤、青、緑のストライプが重なり、所望の
ストライプ塗布が不可能であった。L=0.05mmと
1mmのノズルでは、赤、青、緑の各塗料を幅100μ
mでストライプ状に塗布形成することが可能であった。
【0084】以上の結果から、本実施例の液晶表示装置
の製造方法によれば、塗布幅方向及び支持体走行方向に
均一に平滑層などの層を形成すると同時に、その上に
赤、青、緑のパターンを形成したと同時にさらにその上
に、別な層、例えば接着層などを形成することが可能な
ため、各孔のエッヂ部分に固形分が堆積することがない
ため、安定した連続生産が可能であるばかりでなく、液
晶表示装置であるカラーフィルタの生産性が高く、その
結果製品の製造コストを低くすることができることは明
らかである。
【0085】(第14実施例)第14実施例は、第5の
発明の液晶表示装置の製造方法の別の実施例に関する。
以下では第14実施例と異なる部分についてのみ説明す
る。本実施例におけるノズル43はリップ先端部5が平
面形状である。このような形状とすることで、ガラス基
板のようなフラットな支持体上に、直接接着層を塗布幅
方向で均一に形成し、その上に赤、青、緑の3色の塗料
を同時にストライプ状に塗布形成すると同時にその上に
平滑層等を同時に形成することが可能である。
【0086】(第15実施例)第15実施例は、第5の
発明の液晶表示装置の製造方法のさらに別の実施例に関
する。以下では第14実施例と異なる部分についてのみ
説明する。本実施例のノズル43はリップ先端部5が複
数の直線で構成される多角形リップ面を有するか、凹型
円弧状リップ面を有する。このような形状とすること
で、バックロールと対向する位置に塗布装置43を設
け、支持体をバックロールに巻付かせながら、支持体上
に、直接接着層を塗布幅方向で均一に形成し、その上に
赤、青、緑の3色の塗料を同時にストライプ状に塗布形
成すると同時にその上に平滑層等を同時に形成すること
が可能である。
【0087】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の塗布装置により、例えばカラーフィルタの
ような微細な線幅で且つ複数の色からなるパターンを容
易に形成することができ、さらに平滑層などを同時に前
記パターン上に形成することができ、また、安定した連
続生産ができ、その結果、製品コストを格段に下げるこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるノズルの斜視図
【図2】本発明の第1実施例における塗料吐出孔列の平
面図
【図3】本発明の第1実施例における塗料吐出孔列の平
面図
【図4】本発明の第1実施例における塗料吐出孔列の平
面図
【図5】本発明の第1実施例における液晶表示装置の製
造方法の側断面図
【図6】本発明の第2実施例におけるノズルの斜視図
【図7】本発明の第2実施例における液晶表示装置の製
造方法の側断面図
【図8】本発明の第3実施例におけるノズルの側断面図
【図9】本発明の第3実施例におけるノズルの側断面図
【図10】本発明の第3実施例における液晶表示装置の
製造方法の側断面図
【図11】本発明の第4実施例における液晶表示装置の
製造装置の分解斜視図で (a)はサイドブロック (b)はフロントブロック (c)は第2ブロック (d)は第3ブロック (e)はバックブロック (f)はサイドブロック
【図12】本発明の第4実施例における塗料吐出溝列の
平面図
【図13】本発明の第4実施例における塗料吐出溝列の
平面図
【図14】本発明の第4実施例における液晶表示装置の
製造装置の側断面図
【図15】本発明の第7実施例におけるノズルの斜視図
【図16】本発明の第7実施例における液晶表示装置の
製造方法の側断面図
【図17】本発明の第10実施例におけるノズルの斜視
【図18】本発明の第10実施例における液晶表示装置
の製造方法の側断面図
【図19】本発明の第13実施例におけるノズルの斜視
【図20】本発明の第13実施例における液晶表示装置
の製造方法の側断面図
【図21】本発明の第1実施例における液晶表示装置の
製造方法の斜視図
【符号の説明】
1 ノズル 2 第1塗料吐出孔列 3 第2塗料吐出孔列 4 第3塗料吐出孔列 5 リップ先端部 6 第1塗料供給配管 7 第2塗料供給配管 8 第3塗料供給配管 9 孔 10 支持体 11 第1の塗料 12 第2の塗料 13 第3の塗料 14 第1塗料供給路 15 第2塗料供給路 16 第3塗料供給路 17 支持体 18 多角形リップ面 19 凹形円弧状リップ面 20 バックロール 21 フロントブロック 22 第2ブロック 23 第3ブロック 24 バックブロック 25 サイドブロック 26 溝 27 第1塗料供給路 28 第2塗料供給路 29 第3塗料供給路 30 第1塗料吐出溝列 31 第2塗料吐出溝列 32 第3塗料吐出溝列 33 ノズル 34 スリット 35 第4塗料供給配管 36 第4塗料供給路 37 第4の塗料 38 第1スリット 39 第2スリット 40 第5塗料供給路 41 第5の塗料 42 ノズル 43 ノズル

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複
    数の孔からなる塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支
    持体走行方向に対して少なくとも3列以上設け、前記各
    塗料吐出孔列を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方
    向にずらせた位置に配し、前記各塗料吐出孔列はそれぞ
    れ固有の塗料供給路を有する塗布手段により、前記走行
    する支持体上に少なくとも3種類以上の塗料をストライ
    プ状のパターンで形成することを特徴とする液晶表示装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】フロントブロックには塗布幅方向に等ピッ
    チの複数の溝からなる第1塗料吐出溝列を設け、前記フ
    ロントブロックと連接する第2ブロックには前記ピッチ
    と同じ等ピッチの複数の溝からなり且つ前記第1塗料吐
    出孔列に対して前記溝のピッチの3分の1の寸法で塗布
    幅方向に位置をずらせた第2塗料吐出溝列を設け且つ前
    記フロントブロック側の面は平面とし、前記第2ブロッ
    クと連接する第3ブロックには前記ピッチと同じ等ピッ
    チの複数の溝からなり且つ前記第2塗料吐出孔列に対し
    て前記溝のピッチの3分の1の寸法で塗布幅方向に位置
    をずらせた第3塗料吐出溝列を設け且つ前記第2ブロッ
    ク側の面は平面とし、前記第3ブロックと連接するバッ
    クブロックの前記第3ブロック側の面は平面とし、前記
    第1及び第2、第3塗料吐出溝列はそれぞれ固有の塗料
    供給路を有することを特徴とする液晶表示装置の製造装
    置。
  3. 【請求項3】リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複
    数の孔からなる塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支
    持体走行方向に対して少なくとも3列以上設け、前記各
    塗料吐出孔列を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方
    向にずらせた位置に配し、さらに前記各塗料吐出孔列の
    支持体走行方向下流側に塗布幅方向に連続したスリット
    を少なくとも1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列及び前
    記スリットはそれぞれ固有の塗料供給路を有することを
    特徴とする塗布手段により、前記走行する支持体上に少
    なくとも3種類以上の塗料をストライプ状のパターンで
    形成すると同時に前記パターンの反支持体側に塗布幅方
    向及び支持体走行方向に連続した上層を形成することを
    特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複
    数の孔からなる塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支
    持体走行方向に対して少なくとも3列以上設け、前記各
    塗料吐出孔列を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方
    向にずらせた位置に配し、さらに前記各塗料吐出孔列の
    支持体走行方向上流側に塗布幅方向に連続したスリット
    を少なくとも1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列及び前
    記スリットはそれぞれ固有の塗料供給路を有する塗布手
    段により、前記走行する支持体上に少なくとも3種類以
    上の塗料をストライプ状のパターンで形成すると同時に
    前記パターンの支持体側に塗布幅方向及び支持体走行方
    向に連続した下層を形成することを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】リップ先端部に塗布幅方向に等ピッチの複
    数の孔からなる塗料吐出孔列を、前記リップ先端部に支
    持体走行方向に対して少なくとも3列以上設け、前記各
    塗料吐出孔列を前記孔のピッチの3分の1ずつ塗布幅方
    向にずらせた位置に配し、さらに前記各塗料吐出孔列の
    支持体走行方向上流側に塗布幅方向に連続したスリット
    を少なくとも1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列の支持
    体走行方向下流側に塗布幅方向に連続したスリットを少
    なくとも1つ以上設け、前記各塗料吐出孔列及び前記ス
    リットはそれぞれ固有の塗料供給路を有する塗布手段に
    より、前記走行する支持体上に少なくとも3種類以上の
    塗料をストライプ状のパターンで形成すると同時に前記
    パターンの支持体側及び反支持体側に塗布幅方向及び支
    持体走行方向に連続した上層と下層を形成することを特
    徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】リップ先端部が支持体方向に突き出た湾曲
    した形状であることを特徴とする請求項1もしくは3も
    しくは4もしくは5のいずれかに記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】リップ先端部が支持体方向に突き出た湾曲
    した形状であることを特徴とする請求項2記載の液晶表
    示装置の製造装置。
  8. 【請求項8】リップ先端部が平面形状であることを特徴
    とする請求項1もしくは3もしくは4もしくは5のいず
    れかに記載の液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】リップ先端部が平面形状であることを特徴
    とする請求項2記載の液晶表示装置の製造装置。
  10. 【請求項10】リップ先端部が支持体方向と反対方向に
    凹状に湾曲もしくは多角形の形状であることを特徴とす
    る請求項1もしくは3もしくは4もしくは5のいずれか
    に記載の液晶表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】リップ先端部が支持体方向と反対方向に
    凹状に湾曲もしくは多角形の形状であることを特徴とす
    る請求項2記載の液晶表示装置の製造装置。
  12. 【請求項12】孔の支持体方向に対する長さは、0.1
    mm以上、50mm以下であることを特徴とする請求項
    1もしくは3もしくは4もしくは5のいずれかに記載の
    液晶表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】溝の支持体方向に対する長さは、0.1
    mm以上、50mm以下であることを特徴とする請求項
    2記載の液晶表示装置の製造装置。
  14. 【請求項14】支持体をリップ先端部の湾曲面に巻き付
    かせながらストライプ状にパターンを形成することを特
    徴とする請求項1もしくは3もしくは4もしくは5のい
    ずれかに記載の液晶表示装置の製造方法。
  15. 【請求項15】第2ブロック、第3ブロックの支持体走
    行方向に対する長さが1mm以上、30mm以下である
    ことを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置の製造装
    置。
  16. 【請求項16】塗料吐出溝列の溝のピッチをP1とした
    とき、前記溝の支持体走行方向の寸法は0.05mm以
    上、1mm以下であり、前記溝の塗布幅方向長さはP1
    /3以下であることを特徴とする請求項2記載の液晶表
    示装置の製造装置。
  17. 【請求項17】塗料吐出孔列の孔のピッチをP1とした
    とき、前記孔の支持体走行方向の寸法は0.05mm以
    上、1mm以下であり、前記孔の塗布幅方向長さはP1
    /3以下であることを特徴とする請求項1もしくは3も
    しくは4もしくは5のいずれかに記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】リップ先端部が支持体方向に突き出た湾
    曲した形状であり、且つリップ先端部の曲率半径が3m
    m以上30mm以下であることを特徴とする請求項1も
    しくは3もしくは4もしくは5のいずれかに記載の液晶
    表示装置の製造方法。
  19. 【請求項19】リップ先端部が支持体方向に突き出た湾
    曲した形状であり、且つリップ先端部の曲率半径が3m
    m以上30mm以下であることを特徴とする請求項2記
    載の液晶表示装置の製造装置。
  20. 【請求項20】少なくとも第2ブロック及び第3ブロッ
    クは塗料吐出溝列と塗料供給路を設けた平板形状である
    ことを特徴とする請求項2記載の液晶表示装置の製造装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001185355A (ja) * 1999-10-13 2001-07-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 薄膜形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001185355A (ja) * 1999-10-13 2001-07-06 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 薄膜形成装置

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