JPH07229025A - 糸状物の切断装置 - Google Patents
糸状物の切断装置Info
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- JPH07229025A JPH07229025A JP4192994A JP4192994A JPH07229025A JP H07229025 A JPH07229025 A JP H07229025A JP 4192994 A JP4192994 A JP 4192994A JP 4192994 A JP4192994 A JP 4192994A JP H07229025 A JPH07229025 A JP H07229025A
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- Japan
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- yarn
- electromagnet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造簡単で、糸の走行方向の変更に対して一
部部品の変更で対応でき、また、簡単な操作で切断試験
を行うことを可能とした。 【構成】 ケース１内に電気部品１１、電磁石１０、吸
引板１２およびランナー１５等が収納されて蓋３７にて
覆いされ、走行している糸３４に異常が生じ、電磁石１
０に通電されると、吸引板１２が吸引されて切断用バネ
３１にて弾持されていたランナー１５が糸３４と直交す
る方向に摺動してその糸切断刃２７とこれと対向の刃受
台３２により糸３４が切断されると共に、ランナーの保
持突起２８とこれと対向の保持受台３３により挾持され
て糸端が保持される。また、蓋３７の小穴３８よりラン
ナーの丸穴２０を介して挿通のピン３９による吸引板１
２の押し下げ操作によって切断試験がなされる。
部部品の変更で対応でき、また、簡単な操作で切断試験
を行うことを可能とした。 【構成】 ケース１内に電気部品１１、電磁石１０、吸
引板１２およびランナー１５等が収納されて蓋３７にて
覆いされ、走行している糸３４に異常が生じ、電磁石１
０に通電されると、吸引板１２が吸引されて切断用バネ
３１にて弾持されていたランナー１５が糸３４と直交す
る方向に摺動してその糸切断刃２７とこれと対向の刃受
台３２により糸３４が切断されると共に、ランナーの保
持突起２８とこれと対向の保持受台３３により挾持され
て糸端が保持される。また、蓋３７の小穴３８よりラン
ナーの丸穴２０を介して挿通のピン３９による吸引板１
２の押し下げ操作によって切断試験がなされる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績機械等における糸
状物に対応して設置され、電気信号によるソレノイドの
動作を介して糸状物が切断されると共に、その切断動作
が表示される糸状物の切断装置に関するものである。
状物に対応して設置され、電気信号によるソレノイドの
動作を介して糸状物が切断されると共に、その切断動作
が表示される糸状物の切断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、紡績機械等により生成な
いしは加工される糸状物（以下、糸という）は、その工
程において、例えば糸の供給を停止するためこれを切断
する必要が発生する。そこで、この種の糸状物切断装置
としては、従来より、電磁石に電気信号を加え、これに
連動する刃に糸を当てて、こけを切断しており、また、
必要に応じ切断された糸端を抑えて保持し、更に表示す
る構造のものが一般的であった。
いしは加工される糸状物（以下、糸という）は、その工
程において、例えば糸の供給を停止するためこれを切断
する必要が発生する。そこで、この種の糸状物切断装置
としては、従来より、電磁石に電気信号を加え、これに
連動する刃に糸を当てて、こけを切断しており、また、
必要に応じ切断された糸端を抑えて保持し、更に表示す
る構造のものが一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、従来のも
のは、実用上の問題点として、先ず、糸の走行方向に対
応して、糸の保持具は切断用の刃の手前側に設置する必
要があり、かかる切断装置を機械に装着させる場合、そ
の設置場所の制約から糸の走行が逆方向となる場合があ
り、この場合は糸の走行方向に対し、刃が保持具の手前
となり、したがって、切断時に糸を保持することができ
ない。また、糸の切断試験を行う場合は、その都度、切
断装置の電磁石に電気信号を加えて、動作させる必要が
あり、このため、スイッチ等にて操作させるため、機械
等に装着後にこの操作を行うことに手間がかかったり、
更に不便である。また、切断装置を動作する際に、電磁
石に瞬間的に電流を流すため、コンデンサーの充電また
は放電電流を流す電気回路を外部回路として付加する必
要があった。
のは、実用上の問題点として、先ず、糸の走行方向に対
応して、糸の保持具は切断用の刃の手前側に設置する必
要があり、かかる切断装置を機械に装着させる場合、そ
の設置場所の制約から糸の走行が逆方向となる場合があ
り、この場合は糸の走行方向に対し、刃が保持具の手前
となり、したがって、切断時に糸を保持することができ
ない。また、糸の切断試験を行う場合は、その都度、切
断装置の電磁石に電気信号を加えて、動作させる必要が
あり、このため、スイッチ等にて操作させるため、機械
等に装着後にこの操作を行うことに手間がかかったり、
更に不便である。また、切断装置を動作する際に、電磁
石に瞬間的に電流を流すため、コンデンサーの充電また
は放電電流を流す電気回路を外部回路として付加する必
要があった。
【０００４】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、糸の走行方向の変更に
対して一部の部品の交換で対応できると共に、簡単な操
作で切断試験を行うことができる糸状物の切断装置を提
供することにある。
ので、その目的とするところは、糸の走行方向の変更に
対して一部の部品の交換で対応できると共に、簡単な操
作で切断試験を行うことができる糸状物の切断装置を提
供することにある。
【０００５】本発明のもう一つの目的は、コンデンサー
等の電気部品、表示灯等を一体的に組み込むことにより
構造簡単にして、堅牢で、かつ廉価に製作できる糸状物
の切断装置を提供することにある。
等の電気部品、表示灯等を一体的に組み込むことにより
構造簡単にして、堅牢で、かつ廉価に製作できる糸状物
の切断装置を提供することにある。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】これらの目的のため、
本発明は、糸が走行する糸道を規制するための一対のガ
イドが設けられた樹脂製ケースと、該ケース内に収納お
よび配線された電磁石および該電磁石を作動させるため
の電気部品と、電磁石の上方におけるケース内に、一対
のガイド内の糸走行方向と直交する方向に水平摺動可能
にして、かつ着脱可能として弾装され、その一端側には
並列に糸の切断刃と保持突起が突設されると共に、その
上面部には試験用押し下げピンの挿通孔が明けらけたラ
ンナーと、該ランナーと電磁石との間に設けられ、常時
は電磁石と離反してランナーを後退方向に押圧してお
り、電磁石の通電時においては、電磁石に吸引されて、
ランナーの押圧状態を解除する吸引板と、ランナーにお
ける糸の切断刃並びに保持突起にそれぞれ対応してケー
スに取り外し可能として設けられた各取付位置に互換性
を有する刃受台並びに保持受台と、上面部にランナーの
ピン挿通孔と連通する試験用押下げピン挿通孔が明けら
れた開閉可能なケース蓋と、該ケース蓋に設けられ、か
つケース内電気部品と配線された電磁石への通電時に点
灯する表示灯とを備えた構成を特徴とするものである。
本発明は、糸が走行する糸道を規制するための一対のガ
イドが設けられた樹脂製ケースと、該ケース内に収納お
よび配線された電磁石および該電磁石を作動させるため
の電気部品と、電磁石の上方におけるケース内に、一対
のガイド内の糸走行方向と直交する方向に水平摺動可能
にして、かつ着脱可能として弾装され、その一端側には
並列に糸の切断刃と保持突起が突設されると共に、その
上面部には試験用押し下げピンの挿通孔が明けらけたラ
ンナーと、該ランナーと電磁石との間に設けられ、常時
は電磁石と離反してランナーを後退方向に押圧してお
り、電磁石の通電時においては、電磁石に吸引されて、
ランナーの押圧状態を解除する吸引板と、ランナーにお
ける糸の切断刃並びに保持突起にそれぞれ対応してケー
スに取り外し可能として設けられた各取付位置に互換性
を有する刃受台並びに保持受台と、上面部にランナーの
ピン挿通孔と連通する試験用押下げピン挿通孔が明けら
れた開閉可能なケース蓋と、該ケース蓋に設けられ、か
つケース内電気部品と配線された電磁石への通電時に点
灯する表示灯とを備えた構成を特徴とするものである。
【０００７】
【実施例】実施例について図面を参照し、その作用と共
に説明する。図１は本発明に係る切断装置の一例での縦
断面図、図２は平面図であって、これら図において、合
成樹脂材による一体成形品として得られたケース１は収
納部２とガイド部３を有し、収納部２は上面開口の略函
型で、Ｌ形仕切壁４によって電磁石収納部５と電気部品
収納部６区分されている。ガイド部３は収納部２の外側
に一体形成されており、収納部２におけるＬ形仕切壁４
を有している側面壁７と、該壁７と対向する厚肉外側面
壁８および底面壁９とによって上向きコ字形状に形成さ
れている。電磁石収納部５には電磁石１０が収納される
と共に、電気部品収納部６には、後述する電気部品１１
等が収納配線されている。電磁石１０のやや上方には吸
引板１２が設けられている。該吸引板１２はその一端部
がケース側面壁７の孔１３を介してガイド部３の底面壁
９に設けられたバネ等の弾性部材１４に弾持されると共
に、その自由端はランナー１５の一部分に係止せられて
下向き斜向状に設けられ、常時は電磁石１０と離反した
状態で設けられている。ランナー１５は、合成樹脂材に
よる一体成形品であって、該ランナー１５は、図３およ
び図４に示されているように、先端部が円弧状とされた
水平摺動部１６と下面が開口した下向き函状部１７と上
面が開口した上向函状部１８を有している。函状部１７
を形成している上面部１９には丸穴２０が設けられてお
り、また、上面部１９の端縁部２１は函状部１８に亘っ
てやや延設されて、後述の切断用バネの係止部を形成し
ている。函状部１８を形成している厚肉底面部２２には
Ｌ形段部２３が形成されている。また、函状部１７を形
成している厚肉前面部２４には、その両端において上面
より厚み方向に形成された切欠部２５、２６に鋼板、セ
ラミック等の硬質材の糸切断刃２７と樹脂製の保持突起
２８がそれぞれの先端部を外方に突出させた状態で挿入
されて接着固装されている。なお、糸切断刃２７と保持
突起２８の挿入位置は形状的に互換性を有している。そ
して、ランナー１５は、その水平摺動部１６がケース側
面壁７とケース厚肉外側面壁８に穿設されたスリット２
９、３０内を貫通し、かつ函状底面部２２がケース内仕
切壁４の上端面に載置された状態で水平に、しかも図２
に実線矢印で示されたＡ⇔Ｂの左右方向に摺動自在とし
て設けられると共に、該ランナー１５の函状部１８には
切断用バネ３１が弾装されて、図２の実線矢印Ａ⇔Ｂの
Ａの方向に押す力が作用している。また吸引板１２の自
由端はランナー１５のＬ形段部２３に係止せられてい
て、電磁石１０に通電されていない時は、吸引板１２の
自由端と段部２３によるカム機構により切断用バネ３１
は圧縮状態に保持されている。ランナー１５における函
状部１７の丸穴２０の直径は、ランナー１５の図２に示
された実線矢印Ａ⇔Ｂ方向の移動範囲よりやや大きい値
となっている。
に説明する。図１は本発明に係る切断装置の一例での縦
断面図、図２は平面図であって、これら図において、合
成樹脂材による一体成形品として得られたケース１は収
納部２とガイド部３を有し、収納部２は上面開口の略函
型で、Ｌ形仕切壁４によって電磁石収納部５と電気部品
収納部６区分されている。ガイド部３は収納部２の外側
に一体形成されており、収納部２におけるＬ形仕切壁４
を有している側面壁７と、該壁７と対向する厚肉外側面
壁８および底面壁９とによって上向きコ字形状に形成さ
れている。電磁石収納部５には電磁石１０が収納される
と共に、電気部品収納部６には、後述する電気部品１１
等が収納配線されている。電磁石１０のやや上方には吸
引板１２が設けられている。該吸引板１２はその一端部
がケース側面壁７の孔１３を介してガイド部３の底面壁
９に設けられたバネ等の弾性部材１４に弾持されると共
に、その自由端はランナー１５の一部分に係止せられて
下向き斜向状に設けられ、常時は電磁石１０と離反した
状態で設けられている。ランナー１５は、合成樹脂材に
よる一体成形品であって、該ランナー１５は、図３およ
び図４に示されているように、先端部が円弧状とされた
水平摺動部１６と下面が開口した下向き函状部１７と上
面が開口した上向函状部１８を有している。函状部１７
を形成している上面部１９には丸穴２０が設けられてお
り、また、上面部１９の端縁部２１は函状部１８に亘っ
てやや延設されて、後述の切断用バネの係止部を形成し
ている。函状部１８を形成している厚肉底面部２２には
Ｌ形段部２３が形成されている。また、函状部１７を形
成している厚肉前面部２４には、その両端において上面
より厚み方向に形成された切欠部２５、２６に鋼板、セ
ラミック等の硬質材の糸切断刃２７と樹脂製の保持突起
２８がそれぞれの先端部を外方に突出させた状態で挿入
されて接着固装されている。なお、糸切断刃２７と保持
突起２８の挿入位置は形状的に互換性を有している。そ
して、ランナー１５は、その水平摺動部１６がケース側
面壁７とケース厚肉外側面壁８に穿設されたスリット２
９、３０内を貫通し、かつ函状底面部２２がケース内仕
切壁４の上端面に載置された状態で水平に、しかも図２
に実線矢印で示されたＡ⇔Ｂの左右方向に摺動自在とし
て設けられると共に、該ランナー１５の函状部１８には
切断用バネ３１が弾装されて、図２の実線矢印Ａ⇔Ｂの
Ａの方向に押す力が作用している。また吸引板１２の自
由端はランナー１５のＬ形段部２３に係止せられてい
て、電磁石１０に通電されていない時は、吸引板１２の
自由端と段部２３によるカム機構により切断用バネ３１
は圧縮状態に保持されている。ランナー１５における函
状部１７の丸穴２０の直径は、ランナー１５の図２に示
された実線矢印Ａ⇔Ｂ方向の移動範囲よりやや大きい値
となっている。
【０００８】図１および図２に示されているように、ケ
ースガイド部３における厚肉外側面壁８には、糸切断刃
２７と保持突起２８に相対してそれぞれ硬質材の刃受台
３２並びに合成ゴム等の弾性材の保持受台３３が着脱可
能として設けられている。刃受台３２は、例えば鉄製の
丸ネジで、その一端面は平滑であって、浸炭加工がなさ
れ、他の一端面には切り込み加工がなされており、該刃
受台３２は外側面壁８のネジ穴に螺入せられ取り付けら
れている。保持受台３３は、合成ゴム製の円形体で、そ
の断面は凸状を呈し、該凸部の突起部の直径は刃受台３
２の巾とほぼ同一寸法となっており、また、凸部の底部
は平滑となっている。そして該保持受台３３はその突起
部が刃受台３２と同様に外側面壁８のネジ穴に挿入せら
れて取り付けられている。しかして、刃受台３２と保持
受台３３の取り付け位置は互換性を有するもので、糸切
断刃２７と保持突起２８にそれぞれ対応して設置され
る。ケースガイド部３における外側面壁８の両端部に
は、糸切断刃２７と刃受台３２、並びに保持突起２８と
保持受台３３のそれぞれの間に、これらと直交する方向
に走行する糸３４の糸道を規制するための一対の糸ガイ
ド３５、３６が設けられている。ケース１には、ランナ
ー等の収納部材を覆う蓋３７が開閉可能として設けられ
ており、該蓋３７はその上面部位に、ランナー１５の丸
穴２０と連通する小穴３８を有している。該小穴３８と
丸穴２０は、吸引板１２を試験用押し下げピン３９によ
り押し下げて、その自由端をランナー１５の段部２３か
ら外す目的のもので、ピン３９は１m／mφ前後の例えば
虫ピン状の鉄線で、該ピン３９による外部操作で吸引板
１２とランナー段部２３のカム機構が解除されて、ラン
ナー１５は切断用バネ３１の作用により図２に示された
実線矢印Ａ⇔ＢのＡの方向に切断力が働くようになって
いる。蓋３７には、ケース内装の電気部品１１と配線さ
れて表示灯４０が付設され、電磁石１０への通電時に点
灯するようになっている。
ースガイド部３における厚肉外側面壁８には、糸切断刃
２７と保持突起２８に相対してそれぞれ硬質材の刃受台
３２並びに合成ゴム等の弾性材の保持受台３３が着脱可
能として設けられている。刃受台３２は、例えば鉄製の
丸ネジで、その一端面は平滑であって、浸炭加工がなさ
れ、他の一端面には切り込み加工がなされており、該刃
受台３２は外側面壁８のネジ穴に螺入せられ取り付けら
れている。保持受台３３は、合成ゴム製の円形体で、そ
の断面は凸状を呈し、該凸部の突起部の直径は刃受台３
２の巾とほぼ同一寸法となっており、また、凸部の底部
は平滑となっている。そして該保持受台３３はその突起
部が刃受台３２と同様に外側面壁８のネジ穴に挿入せら
れて取り付けられている。しかして、刃受台３２と保持
受台３３の取り付け位置は互換性を有するもので、糸切
断刃２７と保持突起２８にそれぞれ対応して設置され
る。ケースガイド部３における外側面壁８の両端部に
は、糸切断刃２７と刃受台３２、並びに保持突起２８と
保持受台３３のそれぞれの間に、これらと直交する方向
に走行する糸３４の糸道を規制するための一対の糸ガイ
ド３５、３６が設けられている。ケース１には、ランナ
ー等の収納部材を覆う蓋３７が開閉可能として設けられ
ており、該蓋３７はその上面部位に、ランナー１５の丸
穴２０と連通する小穴３８を有している。該小穴３８と
丸穴２０は、吸引板１２を試験用押し下げピン３９によ
り押し下げて、その自由端をランナー１５の段部２３か
ら外す目的のもので、ピン３９は１m／mφ前後の例えば
虫ピン状の鉄線で、該ピン３９による外部操作で吸引板
１２とランナー段部２３のカム機構が解除されて、ラン
ナー１５は切断用バネ３１の作用により図２に示された
実線矢印Ａ⇔ＢのＡの方向に切断力が働くようになって
いる。蓋３７には、ケース内装の電気部品１１と配線さ
れて表示灯４０が付設され、電磁石１０への通電時に点
灯するようになっている。
【０００９】一方、電磁石１０および表示灯４０に供給
される電力は電気部品１１に含まれる端子４１、４２に
接続される。これらの電気配線例を図５を参照して説明
すると、直流電源４３と信号スイッチ４４は外部で直列
状態で端子４１、４２と接続される。ケース１の内部に
おいては、端子４１、４２に対しコンデンサー４５と電
磁石１０が直列に接続され、コンデンサー４５には表示
灯４０と抵抗器４６を直列とした回路が並列に接続さ
れ、また、電磁石１０には逆起電力吸収用ダイオード４
７が並列に接続されている。そして、これら部品の内、
端子４１、４２とコンデンサー４５、抵抗器４６、ダイ
オード４７および表示灯４０のリード線はプリント基板
等に装着されて電気部品１１とされている。
される電力は電気部品１１に含まれる端子４１、４２に
接続される。これらの電気配線例を図５を参照して説明
すると、直流電源４３と信号スイッチ４４は外部で直列
状態で端子４１、４２と接続される。ケース１の内部に
おいては、端子４１、４２に対しコンデンサー４５と電
磁石１０が直列に接続され、コンデンサー４５には表示
灯４０と抵抗器４６を直列とした回路が並列に接続さ
れ、また、電磁石１０には逆起電力吸収用ダイオード４
７が並列に接続されている。そして、これら部品の内、
端子４１、４２とコンデンサー４５、抵抗器４６、ダイ
オード４７および表示灯４０のリード線はプリント基板
等に装着されて電気部品１１とされている。
【００１０】次ぎに、動作について説明すると、図５に
示された回路構成において、何らかの異常により信号ス
イッチ４４が閉路すると、コンデンサー４５を介して電
磁石１０には瞬間的に電流が流れ、吸引板１２を吸引
し、同時に表示灯４０が点灯する。吸引板１２が吸引さ
れると、その自由端がランナー段部２３から外れる。す
ると、ランナー１５は切断用バネ３１の復帰作用によっ
て図２に示されている実線矢印Ａ⇔ＢのＡの方向に瞬時
的に水平移動し、若し、糸３４が糸道に介在し、図２に
示されている実線矢印Ｃ⇔ＤのＣからＤの方向に走行し
ている場合は、糸切断刃２７と刃受台３２により糸３４
が切断されると共に、保持突起２８と保持受台３３によ
り挾持されてその糸端が保持される。異常箇所が修復さ
れると、信号スイッチ４４は開路され、表示灯４０は消
灯する。そこで、ランナー１５におけるケース外側面壁
８より突出している水平摺動部１６を手動により図２に
示されている実線矢印Ａ⇔ＢのＢの方向に押し戻すと、
ランナー１５の段部２３と吸引板１２の自由端が係合
し、カム機構がリセットされ、糸３４を糸道に通し走行
させると、元の状態に復帰する。
示された回路構成において、何らかの異常により信号ス
イッチ４４が閉路すると、コンデンサー４５を介して電
磁石１０には瞬間的に電流が流れ、吸引板１２を吸引
し、同時に表示灯４０が点灯する。吸引板１２が吸引さ
れると、その自由端がランナー段部２３から外れる。す
ると、ランナー１５は切断用バネ３１の復帰作用によっ
て図２に示されている実線矢印Ａ⇔ＢのＡの方向に瞬時
的に水平移動し、若し、糸３４が糸道に介在し、図２に
示されている実線矢印Ｃ⇔ＤのＣからＤの方向に走行し
ている場合は、糸切断刃２７と刃受台３２により糸３４
が切断されると共に、保持突起２８と保持受台３３によ
り挾持されてその糸端が保持される。異常箇所が修復さ
れると、信号スイッチ４４は開路され、表示灯４０は消
灯する。そこで、ランナー１５におけるケース外側面壁
８より突出している水平摺動部１６を手動により図２に
示されている実線矢印Ａ⇔ＢのＢの方向に押し戻すと、
ランナー１５の段部２３と吸引板１２の自由端が係合
し、カム機構がリセットされ、糸３４を糸道に通し走行
させると、元の状態に復帰する。
【００１１】なお、糸３４の走行方向が、図２に示され
ている実線矢印Ｃ⇔ＤのＤからＣの方向に走行している
箇所に本装置を設置する必要のある場合は、糸３４が切
断された場合に保持突起２８と保持受台３３による糸端
の保持がなされない。これに対応するため、ランナー１
５を、その糸切断刃２７と保持突起２８の取付位置を逆
とした別のランナー１５と交換し、かつ刃受台３２と保
持受台３３の位置を逆とすれば、糸３４の糸端を保持す
る構成に変換できる。
ている実線矢印Ｃ⇔ＤのＤからＣの方向に走行している
箇所に本装置を設置する必要のある場合は、糸３４が切
断された場合に保持突起２８と保持受台３３による糸端
の保持がなされない。これに対応するため、ランナー１
５を、その糸切断刃２７と保持突起２８の取付位置を逆
とした別のランナー１５と交換し、かつ刃受台３２と保
持受台３３の位置を逆とすれば、糸３４の糸端を保持す
る構成に変換できる。
【００１２】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、極めて簡単
な構成で、糸３４を確実に切断し得ると共に、その糸走
行方向に対応して糸端を保持することができる。したが
って、糸端が機械の駆動部や他の走行糸にからみ着くこ
とがない。更に、糸３４の走行方向に対してはランナー
１５の交換と、刃受台３２および保持受台３３の取付
（螺子込み）位置の交換で互換性を有し、また、切断試
験を行う際には、ケース蓋３７の小穴３８、ランナー１
５の丸穴２０に試験用押し下げピン３９を挿通して、そ
の下端で吸引板１２を押し下げる操作により行うことが
でき、その都度電磁石１０に通電する必要がない。一
方、本装置を動作させるための電気部品１１、並びに動
作通電状態を表示する表示灯４０等をケース１内と蓋３
７に一体的に構成してあるので、外部との電気配線が簡
単で、取り扱いが容易である。
な構成で、糸３４を確実に切断し得ると共に、その糸走
行方向に対応して糸端を保持することができる。したが
って、糸端が機械の駆動部や他の走行糸にからみ着くこ
とがない。更に、糸３４の走行方向に対してはランナー
１５の交換と、刃受台３２および保持受台３３の取付
（螺子込み）位置の交換で互換性を有し、また、切断試
験を行う際には、ケース蓋３７の小穴３８、ランナー１
５の丸穴２０に試験用押し下げピン３９を挿通して、そ
の下端で吸引板１２を押し下げる操作により行うことが
でき、その都度電磁石１０に通電する必要がない。一
方、本装置を動作させるための電気部品１１、並びに動
作通電状態を表示する表示灯４０等をケース１内と蓋３
７に一体的に構成してあるので、外部との電気配線が簡
単で、取り扱いが容易である。
【図１】本発明に係る糸状物の切断装置の一例での縦断
面図である。
面図である。
【図２】同上の平面図である。
【図３】ランナーの一例を示す平面図である。
【図４】同上の側面図である。
【図５】電気配線の回路図である。
１ ケース ２ 収納部 ３ ガイド部 １０ 電磁石 １１ 電気部品 １２ 吸引板 １５ ランナー ２０ 丸穴 ２３ 段部 ２７ 糸切断刃 ２８ 保持突起 ２９、３０ スリット ３１ 切断用バネ ３２ 刃受台 ３３ 保持受台 ３４ 糸 ３５、３６ 一対の糸ガイド ３７ ケース蓋 ３８ 小穴 ３９ 試験用押し下げピン ４０ 表示灯
Claims (4)
- 【請求項１】 糸が走行する糸道を規制するするための
一対のガイドが設けられた樹脂製ケースと、該ケース内
に収納および配線された電磁石および該電磁石を作動さ
せるための電気部品と、前記電磁石の上方における前記
ケース内に、前記一対のガイド内の糸走行方向と直交す
る方向に水平摺動可能として弾装され、かつその一端側
には並列に糸の切断刃と保持突起が突設されたランナー
と、該ランナーと前記電磁石との間に設けられ、常時は
該電磁石と離反してランナーを後退方向に押圧してお
り、前記電磁石の通電時においては、該電磁石に吸引さ
れて、前記ランナーの押圧状態を解除する吸引板と、前
記ランナーにおける糸の切断刃並びに保持突起にそれぞ
れ対応して前記ケースに取り外し可能として設けられた
刃受台並びに保持受台と、前記ランナー等のケース内の
収納部材を覆うケース蓋とを備えた構成を特徴とする糸
状物の切断装置。 - 【請求項２】 前記ケース蓋に、前記電気部品と配線さ
れ、前記電磁石への通電時に点灯する表示灯が設けられ
たことを特徴とする請求項１の糸状物の切断装置。 - 【請求項３】 前記ケース蓋と前記ランナーに、前記吸
引板によるランナーの押圧状態を試験的に解除させるた
めの吸引板の試験用押し下げピンの挿通孔が設けられた
ことを特徴とする請求項１または２の糸状物の切断装
置。 - 【請求項４】 前記刃受台と保持受台との取付位置は互
換性を有し、前記ケース蓋は開閉可能で、前記ランナー
も着脱可能として収納されていることを特徴とする請求
項１、２または３の糸状物の切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041929A JP2561892B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 糸状物の切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041929A JP2561892B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 糸状物の切断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07229025A true JPH07229025A (ja) | 1995-08-29 |
| JP2561892B2 JP2561892B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=12621935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6041929A Expired - Lifetime JP2561892B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 糸状物の切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2561892B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103184676B (zh) * | 2013-03-08 | 2016-01-27 | 宁波市东盛纺织有限公司 | 一种裁剪方便的台式布料裁剪机 |
| CN103924435B (zh) * | 2014-04-10 | 2016-08-17 | 刘骏 | 一种纺织换纱装置的自动切纱器 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP6041929A patent/JP2561892B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2561892B2 (ja) | 1996-12-11 |
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