JPH07228783A - 高濃度アスファルト水乳化物の製造方法 - Google Patents
高濃度アスファルト水乳化物の製造方法Info
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- JPH07228783A JPH07228783A JP4060494A JP4060494A JPH07228783A JP H07228783 A JPH07228783 A JP H07228783A JP 4060494 A JP4060494 A JP 4060494A JP 4060494 A JP4060494 A JP 4060494A JP H07228783 A JPH07228783 A JP H07228783A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 加熱により粘度を低下させた溶融アスファル
トと、界面活性剤を含む添加剤の水溶液(乳化液)を、
スリットを有する多段リング状固定子と、該多段リング
状固定子に組み合う同じくスリットを有する多段リング
状回転子とを同軸上に備えた乳化機に供給し、乳化機内
の流体の平均温度をアスファルトの粘度が20000c
p以下になる温度以上とし、かつ、乳化機の内部を加圧
し、沸騰を防止し得る圧力以上に保った状態で乳化さ
せ、その操作により得られたアスファルト水乳化物を、
急速に貯蔵温度まで冷却する。 【効果】 平均粒径が小さく安定性に優れたアスファル
ト微粒子を高濃度に含有したアスファルト水乳化物を、
大量に製造できる。
トと、界面活性剤を含む添加剤の水溶液(乳化液)を、
スリットを有する多段リング状固定子と、該多段リング
状固定子に組み合う同じくスリットを有する多段リング
状回転子とを同軸上に備えた乳化機に供給し、乳化機内
の流体の平均温度をアスファルトの粘度が20000c
p以下になる温度以上とし、かつ、乳化機の内部を加圧
し、沸騰を防止し得る圧力以上に保った状態で乳化さ
せ、その操作により得られたアスファルト水乳化物を、
急速に貯蔵温度まで冷却する。 【効果】 平均粒径が小さく安定性に優れたアスファル
ト微粒子を高濃度に含有したアスファルト水乳化物を、
大量に製造できる。
Description
【0001】
【0002】本発明はアスファルト水乳化物の製造方法
に関する。
に関する。
【0003】
【0004】オイルサンド油、天然ビチューメン、およ
び石油アスファルトなどの重質油は、軟化点が常温以上
で、常温では粘度が数万cp以上の固体ないしは半固体
なため、常温の輸送、取り扱いが困難のため、用途が制
限されている。
び石油アスファルトなどの重質油は、軟化点が常温以上
で、常温では粘度が数万cp以上の固体ないしは半固体
なため、常温の輸送、取り扱いが困難のため、用途が制
限されている。
【0005】資源的には、これら重質油は、カナダ、メ
キシコ、ベネズエラ、中国、ロシアなどに広く分布して
おり、石油以上の埋蔵量を有している。
キシコ、ベネズエラ、中国、ロシアなどに広く分布して
おり、石油以上の埋蔵量を有している。
【0006】また、石油自体も今後重質油化する傾向に
あり、さらに、原油精製工程から発生するアスファルト
も増加しているので、これらアスファルトの需要拡大が
求められている。
あり、さらに、原油精製工程から発生するアスファルト
も増加しているので、これらアスファルトの需要拡大が
求められている。
【0007】常温で取り扱いが困難なオイルサンド油、
天然ビチューメン、および石油アスファルトなどの重質
油は、乳化によって水中油滴型(O/W)の乳化物とす
ることにより、粘度が下がるので、常温でも取り扱いが
容易になる。
天然ビチューメン、および石油アスファルトなどの重質
油は、乳化によって水中油滴型(O/W)の乳化物とす
ることにより、粘度が下がるので、常温でも取り扱いが
容易になる。
【0008】例えば、アスファルトを水中に乳化分散さ
せた道路用のアスファルト乳剤は、既に商品化されてい
る。
せた道路用のアスファルト乳剤は、既に商品化されてい
る。
【0009】また、重質油を水乳化物にすることで、粘
度低下以外にも、燃料用として利用する場合に、燃焼排
出ガス中のNOx、ばいじんの低下に有効なことが知ら
れている。
度低下以外にも、燃料用として利用する場合に、燃焼排
出ガス中のNOx、ばいじんの低下に有効なことが知ら
れている。
【0010】従来より、道路用のアスファルト乳化剤
は、重質油と、水と界面活性剤を主体とする乳化液とを
混合し、ハレル型ホモジナイザーやコロイドミル等の乳
化機を用いて製造されている。
は、重質油と、水と界面活性剤を主体とする乳化液とを
混合し、ハレル型ホモジナイザーやコロイドミル等の乳
化機を用いて製造されている。
【0011】ハレル型ホモジナイザーやコロイドミル
は、ケーシング中に固定子と回転子とを供えたもので、
回転子を回転させて、固定子と回転子との間の微細な隙
間へ原料を流すことで、原料に強いせん断力とズリ応力
を与え、界面で原料を激しく引き裂くものである。
は、ケーシング中に固定子と回転子とを供えたもので、
回転子を回転させて、固定子と回転子との間の微細な隙
間へ原料を流すことで、原料に強いせん断力とズリ応力
を与え、界面で原料を激しく引き裂くものである。
【0012】コロイドミルやハレル型ホモジナイザーの
場合、平均粒子径10μm以下の安定性に優れた微粒子
を得るためには、固定子と回転子の空隙部の間隙を10
0μmより小さくすると同時に接触面積を大きくする必
要があるが、同時に処理量が低下してしまうので、装置
の処理能力を考慮すると、10トン/時間程度以上、製
造することは困難である。
場合、平均粒子径10μm以下の安定性に優れた微粒子
を得るためには、固定子と回転子の空隙部の間隙を10
0μmより小さくすると同時に接触面積を大きくする必
要があるが、同時に処理量が低下してしまうので、装置
の処理能力を考慮すると、10トン/時間程度以上、製
造することは困難である。
【0013】しかし、アスファルトを水乳化物として燃
料用途に供するには、アスファルトを高濃度で含有する
アスファルト水乳化物を安価で大量に製造する事が要求
され、この要求に答えられる経済的なアスファルト水乳
化物の製造方法は今まで開発されていなかった。
料用途に供するには、アスファルトを高濃度で含有する
アスファルト水乳化物を安価で大量に製造する事が要求
され、この要求に答えられる経済的なアスファルト水乳
化物の製造方法は今まで開発されていなかった。
【0014】燃料用、道路用いずれの用途においても、
アスファルトの含有量は大きいことが望ましい。勿論、
燃料用の場合特に水は燃焼を阻害し、かつ熱量を低下す
るので、少ないことが望ましい。アスファルト含有量が
増加すると油粒子の合体が起き易く、貯蔵安定性、輸送
安定性に問題が生じる。
アスファルトの含有量は大きいことが望ましい。勿論、
燃料用の場合特に水は燃焼を阻害し、かつ熱量を低下す
るので、少ないことが望ましい。アスファルト含有量が
増加すると油粒子の合体が起き易く、貯蔵安定性、輸送
安定性に問題が生じる。
【0015】道路用アスファルト乳剤の場合には、アス
ファルト含有量が65%以上のものが商品化されること
はなかった。
ファルト含有量が65%以上のものが商品化されること
はなかった。
【0016】一般に、液体燃料の噴霧燃焼における燃焼
速度は、油滴粒径に反比例することがわかっている。
速度は、油滴粒径に反比例することがわかっている。
【0017】バーナーで噴霧状にされた燃料中の油滴の
燃焼は、その中に含まれる成分の蒸発や熱分解によっ
て、油滴から可燃性気体が生成され、この気体が空気中
の酸素と結合して拡散燃焼を起こしている。
燃焼は、その中に含まれる成分の蒸発や熱分解によっ
て、油滴から可燃性気体が生成され、この気体が空気中
の酸素と結合して拡散燃焼を起こしている。
【0018】アスファルト水乳化物を燃料として使用す
る際には、乳剤製造段階において油滴粒径を出来る限り
小さくしておくことが重要であり、液体燃料として完全
燃焼させるための油滴粒径としては、10μm以下のい
わゆるエロゾル微粒子が最適であるといわれている。
る際には、乳剤製造段階において油滴粒径を出来る限り
小さくしておくことが重要であり、液体燃料として完全
燃焼させるための油滴粒径としては、10μm以下のい
わゆるエロゾル微粒子が最適であるといわれている。
【0019】また、一般に油滴粒子を小さくすると貯蔵
安定性、水安定性に優れたものが出来るといわれてい
る。
安定性、水安定性に優れたものが出来るといわれてい
る。
【0020】従って、平均粒径が小さく安定性に優れた
アスファルト微粒子を高濃度に含有したアスファルト水
乳化物を、大量に製造できる方法の開発が望まれてい
た。
アスファルト微粒子を高濃度に含有したアスファルト水
乳化物を、大量に製造できる方法の開発が望まれてい
た。
【0021】
【0022】本発明者らは、上記の課題を解決するため
に、アスファルトの供給温度、乳化液の供給温度、乳化
温度、乳化機の圧力、乳化機の構造、乳化機の種類、ア
スファルト水乳化物の冷却速度、温度等の要素につい
て、種々検討を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
に、アスファルトの供給温度、乳化液の供給温度、乳化
温度、乳化機の圧力、乳化機の構造、乳化機の種類、ア
スファルト水乳化物の冷却速度、温度等の要素につい
て、種々検討を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
【0023】すなわち、本発明の課題を解決するための
手段は、下記のとおりである。
手段は、下記のとおりである。
【0024】第1に、加熱により粘度を低下させた溶融
アスファルトと、界面活性剤を含む添加剤の水溶液(乳
化液)を、スリットを有する多段リング状固定子と、該
多段リング状固定子に組み合う同じくスリットを有する
多段リング状回転子とを同軸上に備えた乳化機に供給
し、乳化機内の流体の平均温度をアスファルトの粘度が
20000cp以下になる温度以上とし、かつ、乳化機
の内部を加圧し、沸騰を防止し得る圧力以上に保った状
態で乳化させ、その操作により得られたアスファルト水
乳化物を、急速に貯蔵温度まで冷却する事を特徴とす
る、高濃度アスファルト水乳化物の製造方法。
アスファルトと、界面活性剤を含む添加剤の水溶液(乳
化液)を、スリットを有する多段リング状固定子と、該
多段リング状固定子に組み合う同じくスリットを有する
多段リング状回転子とを同軸上に備えた乳化機に供給
し、乳化機内の流体の平均温度をアスファルトの粘度が
20000cp以下になる温度以上とし、かつ、乳化機
の内部を加圧し、沸騰を防止し得る圧力以上に保った状
態で乳化させ、その操作により得られたアスファルト水
乳化物を、急速に貯蔵温度まで冷却する事を特徴とす
る、高濃度アスファルト水乳化物の製造方法。
【0025】第2に、乳化機の操作により得られたアス
ファルト水乳化物のアスファルト含有量が、65重量%
以上である、上記第1に記載の高濃度アスファルト水乳
化物の製造方法。
ファルト水乳化物のアスファルト含有量が、65重量%
以上である、上記第1に記載の高濃度アスファルト水乳
化物の製造方法。
【0026】ここで、アスファルトとは、石油アスファ
ルトだけでなく、常温で取り扱いが困難なオイルサンド
油、天然ビチューメン、コールタールピッチ、改質アス
ファルトなどの重質油も含まれる。
ルトだけでなく、常温で取り扱いが困難なオイルサンド
油、天然ビチューメン、コールタールピッチ、改質アス
ファルトなどの重質油も含まれる。
【0027】スリットとは、溶融アスファルトと乳化液
の混合物(以下、混合液という)が通る空間(チェンバ
ー)を形成するものであればよいので、具体的形状がス
リット状である以外にも、細孔等のようにスリットの役
割を果たすものも含まれる。
の混合物(以下、混合液という)が通る空間(チェンバ
ー)を形成するものであればよいので、具体的形状がス
リット状である以外にも、細孔等のようにスリットの役
割を果たすものも含まれる。
【0028】また、アスファルトの粘度を20000c
p以下とするには、温度を85℃以上に設定することが
好ましい。
p以下とするには、温度を85℃以上に設定することが
好ましい。
【0029】乳化機としては、スリットまたは細孔によ
る空間(チャンバー)を有する多段リング状固定子と、
同じくチャンバーを有し、多段リング状固定子に組み合
う多段リング状回転子とを同軸上に備え、多段リング状
回転子が高速回転することで、混合液を軸心部からチャ
ンバーを経て遠心方向に流すことにより、多段リング状
回転子と多段リング状固定子との間に発生する高せん断
力と、高周波レベルの圧力変動(キャビテーション)
と、多段リング状回転子と多段リング状固定子との間の
微細な隙間へ混合液を流すことにより生ずる強いズリ応
力とを利用して乳化分散を行うものを利用する。
る空間(チャンバー)を有する多段リング状固定子と、
同じくチャンバーを有し、多段リング状固定子に組み合
う多段リング状回転子とを同軸上に備え、多段リング状
回転子が高速回転することで、混合液を軸心部からチャ
ンバーを経て遠心方向に流すことにより、多段リング状
回転子と多段リング状固定子との間に発生する高せん断
力と、高周波レベルの圧力変動(キャビテーション)
と、多段リング状回転子と多段リング状固定子との間の
微細な隙間へ混合液を流すことにより生ずる強いズリ応
力とを利用して乳化分散を行うものを利用する。
【0030】なお、上記の多段リング状固定子を備えた
乳化機は、従来のハレル型乳化機・コロイドミルでは平
均粒径10μm以下の粒子を得るために回転子と固定子
の隙間を100μm以下にせねばならないのに対し、2
50μm程度で済むので、製作上の問題が少なく大型化
が可能である。
乳化機は、従来のハレル型乳化機・コロイドミルでは平
均粒径10μm以下の粒子を得るために回転子と固定子
の隙間を100μm以下にせねばならないのに対し、2
50μm程度で済むので、製作上の問題が少なく大型化
が可能である。
【0031】
【実施例1】
【0032】以下、本発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0033】図1は、本発明に係るアスファルト水乳化
物の製造工程の概略図、図2は、本発明に係る乳化機の
縦断概略図、図3は、図2のY−Y線断面図、図4は、
本発明に係る乳化機の要部の拡大図である。
物の製造工程の概略図、図2は、本発明に係る乳化機の
縦断概略図、図3は、図2のY−Y線断面図、図4は、
本発明に係る乳化機の要部の拡大図である。
【0034】図1に示すように、アスファルト水乳化物
の製造装置は、溶融加熱されたアスファルトと加熱され
た乳化液とを混合し混合液とをする混合手段1と、混合
手段1による混合液を乳化しアスファルト水乳化物とす
る乳化機3と、乳化機3の内圧を調節する内圧調節手段
5と、乳化機3によって乳化されたアスファルト水乳化
物を冷却する冷却手段7とを備えたものである。
の製造装置は、溶融加熱されたアスファルトと加熱され
た乳化液とを混合し混合液とをする混合手段1と、混合
手段1による混合液を乳化しアスファルト水乳化物とす
る乳化機3と、乳化機3の内圧を調節する内圧調節手段
5と、乳化機3によって乳化されたアスファルト水乳化
物を冷却する冷却手段7とを備えたものである。
【0035】混合手段1は、アスファルト供給系統と乳
化液供給系統とを別々に設けたもので、アスファルト供
給系統の溶融されたアスファルトと乳化液供給系統の加
熱された乳化液とは、乳化機3に供給される直前で接触
混合される。
化液供給系統とを別々に設けたもので、アスファルト供
給系統の溶融されたアスファルトと乳化液供給系統の加
熱された乳化液とは、乳化機3に供給される直前で接触
混合される。
【0036】アスファルト供給系統は、加熱用ジャケッ
ト11付きアスファルトタンク12と、アスファルトポ
ンプ13と、アスファルト流量計14と、逆止弁15
と、縮流装置16とを、順次接続したものである。
ト11付きアスファルトタンク12と、アスファルトポ
ンプ13と、アスファルト流量計14と、逆止弁15
と、縮流装置16とを、順次接続したものである。
【0037】加熱用ジャケットタンク11は、加熱用循
環ポンプ17とヒータ18を介して閉回路を構成し、加
熱油を循環させるものである。
環ポンプ17とヒータ18を介して閉回路を構成し、加
熱油を循環させるものである。
【0038】また、乳化液供給系統は、投込みヒータ1
9付きの乳化液タンク20と、乳化液ポンプ21と、乳
化液流量計22と、逆止弁23と、縮流装置24とを、
順次接続したものである。
9付きの乳化液タンク20と、乳化液ポンプ21と、乳
化液流量計22と、逆止弁23と、縮流装置24とを、
順次接続したものである。
【0039】混合手段1で採用するポンプは、容積式ポ
ンプであり、通常、ロータリーポンプ、ベーンポンプ、
ギアポンプなどを使用する。
ンプであり、通常、ロータリーポンプ、ベーンポンプ、
ギアポンプなどを使用する。
【0040】アスファルト供給系統の逆止弁15及び乳
化液供給系統の逆止弁23は、アスファルト供給系統と
乳化液供給系統との相互干渉と、各系統における原料の
逆流を防止する。
化液供給系統の逆止弁23は、アスファルト供給系統と
乳化液供給系統との相互干渉と、各系統における原料の
逆流を防止する。
【0041】アスファルト供給系統の縮流装置16及び
乳化液供給系統の縮流装置24は、各系統における各原
料の流路を絞り、配管内における各原料の流通速度を大
きくすることで、アスファルトと乳化液とを、乳化機3
に供給する直前で急速に混合する。
乳化液供給系統の縮流装置24は、各系統における各原
料の流路を絞り、配管内における各原料の流通速度を大
きくすることで、アスファルトと乳化液とを、乳化機3
に供給する直前で急速に混合する。
【0042】上記の混合手段1では、アスファルトタン
ク12の温度によって、加熱用ジャケット11、加熱用
循環ポンプ17、ヒータ18のスイッチのオン・オフを
行うことで、溶融されたアスファルトの温度を調節す
る。
ク12の温度によって、加熱用ジャケット11、加熱用
循環ポンプ17、ヒータ18のスイッチのオン・オフを
行うことで、溶融されたアスファルトの温度を調節す
る。
【0043】また、乳化液タンク20内の乳化液の温度
によって、投込みヒータ19をオン・オフすることで、
乳化液の温度を調節する。
によって、投込みヒータ19をオン・オフすることで、
乳化液の温度を調節する。
【0044】そして、アスファルトと乳化液との比率及
び供給速度は、アスファルト水乳化物の製造量と比率を
設定した後、アスファルト流量計14と乳化液流量計2
2からの信号を受けて、各々のポンプの回転数を調節す
ることで行う。
び供給速度は、アスファルト水乳化物の製造量と比率を
設定した後、アスファルト流量計14と乳化液流量計2
2からの信号を受けて、各々のポンプの回転数を調節す
ることで行う。
【0045】乳化機3は、詳細には、図2〜図4に示す
ように、スリット31による空間(チャンバー)を有す
る櫛歯状の多段リング状固定子33と、同じくチャンバ
ーを有し、多段リング状固定子33に組み合う多段リン
グ状回転子34とを同軸上に備え、多段リング状回転子
34が高速回転することで、混合液を軸心部35からチ
ャンバーを経て遠心方向に流すことにより、多段リング
状回転子34と多段リング状固定子33との間に発生す
る高せん断力と、高周波レベルの圧力変動と、多段リン
グ状回転子34と多段リング状固定子33との間の微細
な隙間へ混合液を流すことにより生ずる強いズリ応力と
を利用して乳化分散を行うものである。
ように、スリット31による空間(チャンバー)を有す
る櫛歯状の多段リング状固定子33と、同じくチャンバ
ーを有し、多段リング状固定子33に組み合う多段リン
グ状回転子34とを同軸上に備え、多段リング状回転子
34が高速回転することで、混合液を軸心部35からチ
ャンバーを経て遠心方向に流すことにより、多段リング
状回転子34と多段リング状固定子33との間に発生す
る高せん断力と、高周波レベルの圧力変動と、多段リン
グ状回転子34と多段リング状固定子33との間の微細
な隙間へ混合液を流すことにより生ずる強いズリ応力と
を利用して乳化分散を行うものである。
【0046】多段リング状固定子33と多段リング状回
転子34は、円筒状函体36に納められている。
転子34は、円筒状函体36に納められている。
【0047】円筒状函体36には、軸心部35に、混合
手段1から供給される混合液の注入口37が形成され、
上部に、乳化処理後のアスファルト水乳化物の取出口3
8が形成されている。
手段1から供給される混合液の注入口37が形成され、
上部に、乳化処理後のアスファルト水乳化物の取出口3
8が形成されている。
【0048】軸心部35は、図示は省略するが、駆動部
によって回転するものである。
によって回転するものである。
【0049】図4に示すように、多段リング状固定子3
3は、各歯33aを所定間隙G、gで径の異なる環状に
配列したものであり、多段リング状回転子34は、円板
体の一側面に平面円弧状の歯34aを径の異なる環状に
形成したものであり、歯34aは多段リング状固定子3
3の半径方向の間隙G間に位置している。
3は、各歯33aを所定間隙G、gで径の異なる環状に
配列したものであり、多段リング状回転子34は、円板
体の一側面に平面円弧状の歯34aを径の異なる環状に
形成したものであり、歯34aは多段リング状固定子3
3の半径方向の間隙G間に位置している。
【0050】ここで、多段リング状固定子33の各歯3
3aの円周方向の間隙gは、極めて微少に設定されてお
り、また、隣接する段の歯33aとの間隙Gには、多段
リング状回転子34の歯34aが位置するので、半径方
向(軸方向)の間隙も極めて微少になっている。
3aの円周方向の間隙gは、極めて微少に設定されてお
り、また、隣接する段の歯33aとの間隙Gには、多段
リング状回転子34の歯34aが位置するので、半径方
向(軸方向)の間隙も極めて微少になっている。
【0051】多段リング状回転子34を高速回転させる
ことにより、該多段リング状回転子34のスリット31
の混合液は、遠心力により、一番内側の段の多段リング
状固定子33の歯33aに押しつけられた後、多段リン
グ状固定子33のスリット31に入り解放される。
ことにより、該多段リング状回転子34のスリット31
の混合液は、遠心力により、一番内側の段の多段リング
状固定子33の歯33aに押しつけられた後、多段リン
グ状固定子33のスリット31に入り解放される。
【0052】このとき混合液は、多段リング状回転子3
4と多段リング状固定子33とにより、強いせん断力を
加えられるとともに、高周波レベルの圧力変化を受け
る。
4と多段リング状固定子33とにより、強いせん断力を
加えられるとともに、高周波レベルの圧力変化を受け
る。
【0053】また、混合液の一部は、多段リング状固定
子33と多段リング状回転子34の軸方向、および半径
方向の空隙部に入り、ズリ応力が加えられた後、多段リ
ング状固定子33のスリット31に入る。
子33と多段リング状回転子34の軸方向、および半径
方向の空隙部に入り、ズリ応力が加えられた後、多段リ
ング状固定子33のスリット31に入る。
【0054】多段リング状固定子33の内側の段の歯3
3aのスリット31の混合液は、後に続く混合液により
押し込まれ、外側の段に位置する多段リング状回転子3
4のスリット31に入る。
3aのスリット31の混合液は、後に続く混合液により
押し込まれ、外側の段に位置する多段リング状回転子3
4のスリット31に入る。
【0055】これを繰り返しながら、混合液は円周方向
に移動し、乳化分散が完了する。
に移動し、乳化分散が完了する。
【0056】従って、注入口37から注入された混合液
は、多段リング状回転子34の高速回転による遠心力
で、流動が加えられ、多段リング状固定子33のスリッ
ト31を通過するとき、混合液が封じ込まれ、更に外側
の段の歯によって解放される圧力変化動作(キャビテー
ション)を瞬間的に繰り返し、両者の微少間隙により、
せん断乳化が行われる。
は、多段リング状回転子34の高速回転による遠心力
で、流動が加えられ、多段リング状固定子33のスリッ
ト31を通過するとき、混合液が封じ込まれ、更に外側
の段の歯によって解放される圧力変化動作(キャビテー
ション)を瞬間的に繰り返し、両者の微少間隙により、
せん断乳化が行われる。
【0057】このようにして、混合液の封じ込めと解放
によるせん断および圧力変化は、極めて効率的な乳化作
用を与える。
によるせん断および圧力変化は、極めて効率的な乳化作
用を与える。
【0058】なお、上記のような構成を備えた乳化機と
しては、例えば、日鉄鉱業(株)のキャビトロン(商品
名)がある。
しては、例えば、日鉄鉱業(株)のキャビトロン(商品
名)がある。
【0059】キャビトロン(商品名)CD1010型の
具体的仕様を、下記に示す。
具体的仕様を、下記に示す。
【0060】多段リング状回転子は、4段で外径35〜
74mmである。
74mmである。
【0061】多段リング状回転子のスリット数は、12
〜72で、スリット幅は3.0〜0.6mmである。
〜72で、スリット幅は3.0〜0.6mmである。
【0062】多段リング状固定子は、3段で外径46〜
68mmである。
68mmである。
【0063】多段リング状固定子のスリット数は、24
〜72で、スリット幅は2.0〜0.6mmである。
〜72で、スリット幅は2.0〜0.6mmである。
【0064】内圧調節手段5は、乳化機3によって乳化
されたアスファルト水乳化物の取出口38に接続された
配管の先端側に、背圧弁51とニードル弁52とを並列
管路でつないだものである。
されたアスファルト水乳化物の取出口38に接続された
配管の先端側に、背圧弁51とニードル弁52とを並列
管路でつないだものである。
【0065】背圧弁51は、乳化機3の内圧を設定値に
保持する能力を有するもので、圧力設定値は、連続的に
変化可能な構造である。
保持する能力を有するもので、圧力設定値は、連続的に
変化可能な構造である。
【0066】内圧の調節は、乳化機3の内圧が所定の圧
力以上になるように、乳化機3の処理量に応じてニード
ル弁52を絞っておいてから、背圧弁51の圧力を設定
することで行う。
力以上になるように、乳化機3の処理量に応じてニード
ル弁52を絞っておいてから、背圧弁51の圧力を設定
することで行う。
【0067】例えば、乳化機3の内圧が上がり過ぎた場
合には、背圧弁51から液状の混合物の一部を逃がすこ
とで、乳化機3の内圧を設定した一定値に保つ。
合には、背圧弁51から液状の混合物の一部を逃がすこ
とで、乳化機3の内圧を設定した一定値に保つ。
【0068】冷却手段7は、冷却水によって冷却される
冷却器71によってなる。
冷却器71によってなる。
【0069】冷却器71の一端は、乳化機3の取出口3
8に接続されている。
8に接続されている。
【0070】乳化機3によって乳化されたアスファルト
水乳化物は、冷却器71によって、50℃程度に冷却さ
れた後に、アスファルト水乳化物タンク72に入る。
水乳化物は、冷却器71によって、50℃程度に冷却さ
れた後に、アスファルト水乳化物タンク72に入る。
【0071】上記の乳化機3は、従来のコロイドミルや
ハレル型ホモジナイザーなどに比して、円筒状函体36
内の容積を立体的に活用できるため、接触部の面積を大
きくすることができ、また、ズリ応力だけでなくせん断
力、高周波レベルの圧力変化を併用できるので、接触部
の間隙を極端に小さくする必要がないため、製作上の問
題が少なく大型化が可能なものである。
ハレル型ホモジナイザーなどに比して、円筒状函体36
内の容積を立体的に活用できるため、接触部の面積を大
きくすることができ、また、ズリ応力だけでなくせん断
力、高周波レベルの圧力変化を併用できるので、接触部
の間隙を極端に小さくする必要がないため、製作上の問
題が少なく大型化が可能なものである。
【0072】なお、重質油、水乳化物の油滴の微粒化
は、原料の粘度が小さい方が容易となる。
は、原料の粘度が小さい方が容易となる。
【0073】一方、重質油の粘度は温度上昇により減少
するので、重質油の乳化分散は温度が高い方がよい。
するので、重質油の乳化分散は温度が高い方がよい。
【0074】もちろん水が蒸発するので、加圧下で乳化
分散を行うことが望ましい。
分散を行うことが望ましい。
【0075】上記の設定を基にして、次の条件により、
実際にアスファルト水乳化物を製造した。
実際にアスファルト水乳化物を製造した。
【0076】アスファルトとして、原油精製工程から得
たストレートアスファルトを用い、乳化液として、全乳
化物に対して、ノニオン系界面活性剤を0.4%、アニ
オン系界面活性剤を0.2%添加したものを用いた。
たストレートアスファルトを用い、乳化液として、全乳
化物に対して、ノニオン系界面活性剤を0.4%、アニ
オン系界面活性剤を0.2%添加したものを用いた。
【0077】また、アスファルトの性状は、比重1.0
3、粘度は85℃にて40000cp,100℃にて4
000cp,120℃にて1000cpであり、軟化点
46℃、引火点358℃であった。
3、粘度は85℃にて40000cp,100℃にて4
000cp,120℃にて1000cpであり、軟化点
46℃、引火点358℃であった。
【0078】原料比率は、アスファルト:乳化液=7
0:30であった。
0:30であった。
【0079】原料温度は、アスファルトが140℃、ア
スファルト混合前の乳化液が60℃であった。
スファルト混合前の乳化液が60℃であった。
【0080】そして、上記の乳化機3について、多段リ
ング状回転子と多段リング状固定子の間隙を、軸方向6
00μm(スリット間隔)、円周方向250μmとし、
回転数1120rpm(周速44mm/秒)で運転し
た。
ング状回転子と多段リング状固定子の間隙を、軸方向6
00μm(スリット間隔)、円周方向250μmとし、
回転数1120rpm(周速44mm/秒)で運転し
た。
【0081】この際、混合液の供給速度(処理量)は、
200kg/時間であり、乳化機3の内部圧力は、3.
2kg/cm2 であり、混合液の平均温度は100℃で
あり、アスファルトのこの温度における粘度は4000
cpであった。
200kg/時間であり、乳化機3の内部圧力は、3.
2kg/cm2 であり、混合液の平均温度は100℃で
あり、アスファルトのこの温度における粘度は4000
cpであった。
【0082】
【実施例2】
【0083】乳化機3の内部圧力を、3.0kg/cm
2 とし、混合液の平均温度が85℃となるようにする以
外は、上記実施例1と同様の条件で、アスファルト水乳
化物を製造した。
2 とし、混合液の平均温度が85℃となるようにする以
外は、上記実施例1と同様の条件で、アスファルト水乳
化物を製造した。
【0084】なお、混合液の温度85℃におけるアスフ
ァルトの粘度は、15000cpであった。
ァルトの粘度は、15000cpであった。
【0085】
【比較例1】
【0086】乳化機3の内部を加圧することなしに、混
合液の平均温度が100℃となるようにする以外は、上
記実施例1と同様の条件で、アスファルト水乳化物を製
造した。
合液の平均温度が100℃となるようにする以外は、上
記実施例1と同様の条件で、アスファルト水乳化物を製
造した。
【0087】
【比較例2】
【0088】乳化機3の内部を加圧することなしに、混
合液の平均温度が85℃となるようにする以外は、上記
実施例1と同様の条件で、アスファルト水乳化物を製造
した。
合液の平均温度が85℃となるようにする以外は、上記
実施例1と同様の条件で、アスファルト水乳化物を製造
した。
【0089】
【比較例3】
【0090】乳化機として、下記のハレル型ホモジナイ
ザーを使用し、下記の条件以外は、上記の実施例1と同
様の条件で、アスファルト水乳化物を製造した。
ザーを使用し、下記の条件以外は、上記の実施例1と同
様の条件で、アスファルト水乳化物を製造した。
【0091】回転子と固定子の間隙は、50μmであ
る。回転数は、10000rpm(周速65m/秒)で
ある。混合液の供給速度は、10kg/時間である。内
部圧力は、開放である。内部温度は、90℃である。
る。回転数は、10000rpm(周速65m/秒)で
ある。混合液の供給速度は、10kg/時間である。内
部圧力は、開放である。内部温度は、90℃である。
【0092】
【0093】上記実施例1で得たアスファルト水乳化物
(本発明品1)、実施例2で得たアスファルト水乳化物
(本発明品2)、比較例1〜比較例3で得たアスファル
ト水乳化物(比較品1〜比較品3)について、下記のよ
うな試験を行った。
(本発明品1)、実施例2で得たアスファルト水乳化物
(本発明品2)、比較例1〜比較例3で得たアスファル
ト水乳化物(比較品1〜比較品3)について、下記のよ
うな試験を行った。
【0094】各アスファルト水乳化物について、目開き
32μmと150μmの篩いによる篩分試験をした。
32μmと150μmの篩いによる篩分試験をした。
【0095】篩分試験の結果は、本発明品1,本発明品
2,比較品3については、32μm,150μmの両方
の篩を通過した。
2,比較品3については、32μm,150μmの両方
の篩を通過した。
【0096】比較品1は、150μmの篩は通過したが
32μmの篩は通過しなかった。
32μmの篩は通過しなかった。
【0097】比較品2は、150μm,32μmの両方
の篩を通過しなかった。
の篩を通過しなかった。
【0098】次に、32μmの篩を通過したもの、即
ち、本発明品1,本発明品2,比較品3について、レー
ザー回析式粒度測定装置により粒径分布を求めた。
ち、本発明品1,本発明品2,比較品3について、レー
ザー回析式粒度測定装置により粒径分布を求めた。
【0099】結果を表1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】表1の結果によると、本発明品1及び本発
明品2は、ハレル型ホモジナイザーを使用した比較品3
より、平均粒径が小さいものであることがわかる。
明品2は、ハレル型ホモジナイザーを使用した比較品3
より、平均粒径が小さいものであることがわかる。
【0102】
【0103】本発明によれば、平均粒径が小さく安定性
に優れたアスファルト微粒子を高濃度に含有したアスフ
ァルト水乳化物を、大量に製造できる。
に優れたアスファルト微粒子を高濃度に含有したアスフ
ァルト水乳化物を、大量に製造できる。
【図1】本発明に係るアスファルト水乳化物の製造工程
の概略図
の概略図
【図2】本発明に係る乳化機の縦断概略図
【図3】図2のY−Y線断面概略図
【図4】本発明に係る乳化機の要部の拡大図
1 混合手段 3 乳化機 5 内圧調節手段 7 冷却手段 11 加熱用ジャケット 12 アスファルトタンク 13 アスファルトポンプ 14 アスファルト流量計 15 逆止弁 16 縮流装置 17 加熱用循環ポンプ 18 ヒータ 19 投込みヒータ 20 乳化液タンク 21 乳化液ポンプ 22 乳化液流量計 23 逆止弁 24 縮流装置 31 スリット 33 多段リング状固定子 33a 歯 34 多段リング状回転子 34a 歯 35 軸心部 36 円筒状函体 37 注入口 38 取出口 51 背圧弁 52 ニードル弁 71 冷却器 72 アスファルト水乳化物タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 久夫 東京都東大和市向原3丁目816番地68号
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱により粘度を低下させた溶融アスフ
ァルトと、界面活性剤を含む添加剤の水溶液(乳化液)
を、スリットを有する多段リング状固定子と、該多段リ
ング状固定子に組み合う同じくスリットを有する多段リ
ング状回転子とを同軸上に備えた乳化機に供給し、乳化
機内の流体の平均温度をアスファルトの粘度が2000
0cp以下になる温度以上とし、かつ、乳化機の内部を
加圧し、沸騰を防止し得る圧力以上に保った状態で乳化
させ、その操作により得られたアスファルト水乳化物
を、急速に貯蔵温度まで冷却する事を特徴とする、高濃
度アスファルト水乳化物の製造方法。 - 【請求項2】 乳化機の操作により得られたアスファル
ト水乳化物のアスファルト含有量が、65重量%以上で
ある、請求項1記載の高濃度アスファルト水乳化物の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4060494A JPH07228783A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 高濃度アスファルト水乳化物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4060494A JPH07228783A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 高濃度アスファルト水乳化物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228783A true JPH07228783A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12585126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4060494A Pending JPH07228783A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 高濃度アスファルト水乳化物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228783A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0797122A1 (en) * | 1996-03-21 | 1997-09-24 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Manufacturing method for toner used in electrophotography |
WO2004094053A1 (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | 流体混合装置 |
JP2014050768A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Reika Kogyo Kk | 混合装置、混合物製造システム、及び混合物の製造方法 |
CN114381133A (zh) * | 2022-01-15 | 2022-04-22 | 湖北安捷路桥技术有限公司 | 一种高掺量橡胶乳化沥青、生产工艺及应用 |
CN116966774A (zh) * | 2023-08-22 | 2023-10-31 | 深圳市尚水智能股份有限公司 | 分散机构及制浆设备 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP4060494A patent/JPH07228783A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0797122A1 (en) * | 1996-03-21 | 1997-09-24 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Manufacturing method for toner used in electrophotography |
US5843614A (en) * | 1996-03-21 | 1998-12-01 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Manufacturing method for toner used in electrophotography |
WO2004094053A1 (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | 流体混合装置 |
US7810988B2 (en) | 2003-04-07 | 2010-10-12 | Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. | Fluid mixer for mixing fluids at an accurate mixing ratio |
JP2014050768A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Reika Kogyo Kk | 混合装置、混合物製造システム、及び混合物の製造方法 |
CN114381133A (zh) * | 2022-01-15 | 2022-04-22 | 湖北安捷路桥技术有限公司 | 一种高掺量橡胶乳化沥青、生产工艺及应用 |
CN116966774A (zh) * | 2023-08-22 | 2023-10-31 | 深圳市尚水智能股份有限公司 | 分散机构及制浆设备 |
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