JPH07228730A - 黄変を防ぐために、コートされたマイカ粒子を含むポリオレフィン組成物と、それがための方法 - Google Patents

黄変を防ぐために、コートされたマイカ粒子を含むポリオレフィン組成物と、それがための方法

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JPH07228730A
JPH07228730A JP6250193A JP25019394A JPH07228730A JP H07228730 A JPH07228730 A JP H07228730A JP 6250193 A JP6250193 A JP 6250193A JP 25019394 A JP25019394 A JP 25019394A JP H07228730 A JPH07228730 A JP H07228730A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 ポリオレフィンに酸化防止剤および二酸化チ
タンがコーティングされたマイカ粒子を含み、該マイカ
粒子は、二酸化チタンがコーティングされた層に、か焼
されたシリカとアルミナとからなる層が積層されてい
る。 【効果】 酸化防止剤含有のポリオレフィン組成物の黄
変を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリオレフィン組成
物の黄変を防ぐために、か焼されたシリカとアルミナの
皮膜をもつ、二酸化チタンがコーティングされているマ
イカ粒子を含む酸化防止剤含有のポリオレフィン組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの真珠光沢顔料は、金属酸化物層が
コーティングされた雲母基質をベースとしている。光線
の反射と屈折によって、これらの顔料は、真珠状の光沢
を呈し、金属酸化物の厚さに応じて、これらはまた干渉
色効果を示す。
【0003】真珠光沢顔料の内でも最も多く使用されて
いるのは、二酸化チタンでコーティングされたマイカ真
珠光沢顔料である。しかしながら、マイカ真珠光沢顔料
は、それらが組み込まれているポリオレフィン組成物と
相いれない場合が多い。例えば、二酸化チタンコーティ
ングのマイカ顔料のような無機顔料は、それらが含まれ
ている酸化防止剤含有のポリオレフィン組成物を黄変し
てしまうことが多い。
【0004】米国特許第4,209,430号には、燐
酸化ポリエンをポリオレフィンへ直接に添加するか、ま
たは、顔料におけるコーティングとして添加することに
よって、フェノール系酸化防止剤とTiO2 顔料を含む
熱可塑性ポリオレフィンの黄ばみを抑えるプロセスが開
示されている。
【0005】米国特許第4,357,170号において
は、フェノール系酸化防止剤のような添加剤の存在のも
とでの、ポリエチレンのようなポリマー組成物における
二酸化チタンの黄変の問題の解決策が検討されている。
【0006】米国特許第4,494,993号は、二酸
化チタン、二酸化シリコンおよび酸化アルミニウムを均
質に混合したものをマイカのフレークにコーティングし
た顔料に関したものである。
【0007】
【発明が解決すべき課題】酸化防止剤を含有したポリオ
レフィン組成物の黄変に対する従来の技術による解決策
は、全く効果的でないことが判明している。ポリオレフ
ィン組成物の黄変は、依然として未解決のままになって
いる。したがって、しばしばみられる黄変現象を本質的
に抑制できる、ポリオレフィン組成物における二酸化チ
タンコーティングのマイカ顔料を提供することが望まれ
ていて、これが、この発明の解決課題である。
【0008】このように、この発明の目指すところは、
ポリオレフィン組成物の黄変を防ぐためのシリカとアル
ミナがか焼された皮膜をもつ二酸化チタンコーティング
のマイカ粒子を含む酸化防止剤含有のポリオレフィン組
成物と酸化防止剤を含むポリオレフィン組成物の黄変防
止方法とを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための具体的手段】この発明は、前記
のように、酸化防止剤と二酸化チタンコーティングのマ
イカを含むポリオレフィン組成物に関し、さらに詳しく
は、二酸化チタンコーティングの雲母真珠光沢顔料がカ
ルサインされたシリカとアルミナのコーティングをもつ
顔料を含むポリオレフィン組成物に関する。
【0010】発明は、また、ポリオレフィン組成物の黄
変を抑止する方法を提供するものであり、その方法は、
シリカとアルミナとがか焼された皮膜をもつ二酸化チタ
ンコーティングのマイカ粒子を酸化防止剤とポリオレフ
ィンとに混合するものである。
【0011】二酸化チタンコーティングのマイカ真珠光
沢顔料は、よく知られている。それらは、雲母基質に水
和チタンコンパウンドをデポジットし、か焼して二酸化
チタンコーティングのマイカ顔料を作ることで形成され
る。これまで知られている二酸化チタンコーティングの
マイカ顔料は、いずれも、この発明に使用できる。
【0012】雲母基質は、水和二酸化チタンでコーティ
ングされているのが好ましい。そして、二酸化チタンコ
ーティングされた基質は、か焼される。
【0013】二酸化チタンコーティングのマイカ顔料
は、アナターゼ型とルチル型の二酸化チタンを含む。い
ずれのものも本発明によりシリカとアルミナのコーティ
ングで処理されて、それらが含まれているポリオレフィ
ン組成物の黄変を防ぐ。種々の粒径の二酸化チタンコー
ティングのマイカ顔料がシリカとアルミナコーティング
でコーティングされる。例えば平均粒径が10μから5
0μの顔料をシリカとアルミナのコーティングでコーテ
ィングできる。この範囲以外の粒径のものでも処理可能
である。
【0014】シリカとアルミナのコーティングで処理で
きる、二酸化チタンがコーティングされたマイカ顔料に
は、ホワイトパール二酸化チタンでコーティングされた
マイカが含まれる。また、干渉顔料も使用できる。干渉
顔料は、二酸化チタンの層の厚さが該層を光学フィルタ
ーとして作用させる顔料であり、干渉色が観察できる。
干渉黄色、干渉赤色、干渉青色および干渉緑色のような
顔料が使用でき、また、中間色彩のものも使用できる。
【0015】二酸化チタンがコーティングされたマイカ
顔料に他の成分を加えて、顔料の耐久性や他の特性を改
善することができる。このように、二酸化チタンがコー
ティングされたマイカ顔料は、酸化すず、酸化クロムな
どの種々の酸化物を含む。
【0016】ポリオレフィンは、種々のものが知られて
いて、この発明の皮膜をもつ二酸化チタンがコーティン
グされたマイカ顔料で着色されるのに適している。これ
らのポリオレフィンは、例えば、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブタジエンなどであって、ほかにも種々
のものが含まれる。
【0017】ポリオレフィン組成物に一般的に使用され
るコンベンショナルな酸化防止剤としては、例えば、ア
ルキレートされたフェノール類、置換ベンゾフェノン
類、チオビスフェノール類、ポリフェノール類などと、
これらの混合物である。酸化防止剤には、2,6-ジ- 第三
級- ブチル- パラ- クレゾール、2,2'- メチレンビス
(4-メチル-6- 第三級- ブチルフェノール)、4,4'- メ
チレンビス(2,6-ジ- 第三級- ブチルフェノール)、4,
4'- チオビス(6-第三級- ブチル- オルトクレゾール)
などが含まれる。
【0018】種々のコンベンショナルな添加物を必要に
応じ、所望に応じ、または、慣行でポリオレフィン組成
物に含有させてもよい。このような添加物としては、例
えば、触媒、反応開始剤、発泡剤、紫外線安定剤、着色
顔料を含む有機顔料、可塑剤、レベリング剤、難燃剤、
クレーター防止添加剤などである。
【0019】発明を実施するに当たり、二酸化チタンが
コーティングされたマイカ顔料は、ここに記載の方法に
より、シリカとアルミナのコーティングで処理される。
かくして、二酸化チタンがコーティングされたマイカ顔
料は、コーティング組成物の溶液でコーティングされる
か、または、表面処理され、ついで、該顔料は、乾燥さ
れる。
【0020】二酸化チタンがコーティングされたマイカ
顔料をコーティングした後、該コーティングは、か焼さ
れる。マイカ基質にコーティングされた二酸化チタン・
コーティングコンパウンドのか焼と、二酸化チタンがコ
ーティングされたマイカにコーティングされたコーティ
ング層のか焼は、チタン・コンパウンドのコーティング
層の上に直接にコーティング・コンパウンドを施した後
に、二つの別個のか焼工程で行われても、または、1回
のか焼工程で同時に行ってもよい。例えば、シリカとア
ルミナ・コーティングのためのコーティング組成物をマ
イカ基質の上のチタン・コンパウンドのコーティング層
に直接添加し、ついでか焼し、これで唯一つのか焼工程
で済ませてもよい。
【0021】二酸化チタン・コーティングのアナターゼ
モディフィケーションの場合、二つのか焼工程が望まし
い。ルチルモディフィケーションについては、シングル
のか焼工程と二つのか焼工程の両者が使用される。
【0022】この処理で重要なことは、最終処理された
無機顔料がその表面にか焼されたシリカとアルミナのコ
ーティング層を保持する点である。ついで、処理された
無機顔料にコンベンショナルな仕上げ操作が行われる。
【0023】二酸化チタンがコーティングされたマイカ
顔料にシリカとアルミナとをコーティングするには、S
iコンパウンドとAlコンパウンドとを同時にコーティ
ングしてもよく、また、先にAlコンパウンドをコーテ
ィングし、次いで、Siコンパウンドをコーティングし
たり、先にSiコンパウンドをコーティングし、次い
で、Alコンパウンドをコーティングしてもよい。
【0024】コーティング組成物のコーティングする量
は、二酸化チタンがコーティングされたマイカにシリカ
とアルミナとが以下のような量で与えられるに充分な量
であって、即ち、Alが約0.5重量%から約2.0重
量%、好ましくは、約0.8重量%から約1.5重量
%、そして、Siが約1.5重量%から約4.0重量
%、好ましくは、約1.5重量%から約3.0重量%で
ある。
【0025】二酸化チタンでコーティングされたマイカ
に対する二重のコーティングに用いられるシリカまたは
アルミナの濃度が高すぎると、顔料の光沢が著しく低下
し、許容範囲以下になってしまう。そのような場合は、
濃度を低下させなければならない。
【0026】シリカとアルミナのコーティングのための
コーティング組成物をか焼するか焼温度は、約800℃
から約950℃の温度が好ましい。さらに好ましい温度
範囲は、約825℃から約875℃である。シリカとア
ルミナのコーティング層のか焼時間は、数分から数時間
の多岐にわたる。一つの例であるが、100gの二酸化
チタンがコーティングされたマイカ顔料は、約850℃
の温度で、45分間の時間でか焼される。使用される量
が少なければ、か焼時間を短縮できる。一般的にいっ
て、顔料が短時間でか焼温度に達することが保証されれ
ば充分である。珪酸ナトリウム,Na2SiO3 .5H2Oをシリ
カの定着に使用することが好ましい。溶解性珪酸塩溶液
の他の形態のものも使用でき、例えば、第四級アンモニ
ウム・シリケート溶液などが使用できる。アルミナの析
出には、塩化アルミニウムの使用が好ましい。硝酸アル
ミニウム、酢酸アルミニウムまたは硫酸アルミニウムの
ようなアルミナの他のコンパウンドも使用できる。シリ
カとアルミナのコーティング組成物の添加の間のpH
は、通常、約7.0から約9.0であり、好ましいpH
は、約7.5から約8.5である。
【0027】二酸化チタンがコーティングされ、その上
にシリカとアルミナのか焼された層をもつマイカ粒子に
は、ついで、ポリオレフィン組成物を含む酸化防止剤が
添加される。本発明の二酸化チタンがコートされた雲母
製品は、これまでに二酸化チタンがコートされたマイカ
顔料が使用されてきたポリオレフィン組成物の用途のい
ずれにも使用が可能である。
【0028】この発明の処理された二酸化チタン顔料に
よる顔料特性の改善の顕著なものは、例えば、ポリエチ
レン、ポリプロピレンなどのようなポリオレフィン組成
物における黄ばみ(黄変)を抑制することである。
【0029】
【実施例】以下に、この発明の二酸化チタンでコーティ
ングされたマイカ粒子を有する、酸化防止剤含有のポリ
オレフィン組成物の例を実施例で述べるが、これらの実
施例は、発明の理解のためであり、この発明を制限する
ためのものではない。
【0030】実施例 1 商品名「Mearlin Satin White,9
130F」として、ザ・マール・コーポレーションから
入手可能な、平均粒径が10ミクロンの粒子をもつ真珠
反射色のTiO2 コーティングの完全にか焼されたマイ
カ100gを500mlの蒸留水に分散し、適当な容器
に入れた。温度を85℃まで上げ、その温度で維持し
た。コーティングプロセスの間は、攪拌がずっと行われ
た。ついで、蒸留水150ml中に9.6gのAlCl3.6H
2O を含む溶液を1.5ml/分のレートで添加した。
蒸留水150ml中に17.0gのNa2SiO3.5H2Oを含む
溶液を用いて、pHを8.0に維持した。添加後、濃縮
HCl:蒸留水が1:1の比率のものを用いてpHを3.5
に下げた。このスラリーを1時間攪拌した。ついで、こ
れをブフナー漏斗で濾過し、蒸留水で適切に洗浄して塩
類を除去し、120℃でオーバーナイトにわたり乾燥し
た。ついで、それを850℃の温度で45分間、か焼し
た。これによってTiO2 がコーティングされたマイカ
の表面に約2重量%のSiと約1重量%のAlの層が形
成された。
【0031】実施例 2 商品名「Mearlin Satin White,9
020C」として、ザ・マール・コーポレーションから
入手可能な、平均粒径が25ミクロンの粒子をもつ真珠
反射色のTiO2 コーティングのマイカを用いて、実施
例1と同じ手順が繰り返された。
【0032】実施例 3 商品名「MagnaPearl 2000」として、ザ
・マール・コーポレーションから入手可能な、平均粒径
が10ミクロンの粒子をもつ真珠反射色のTiO2 コー
ティングのマイカを用いて、実施例1と同じ手順が繰り
返された。
【0033】実施例 4 この実施例においては、アルミナとシリカの添加後、シ
ングルのか焼工程が用いられた。
【0034】フルにか焼された真珠反射色二酸化チタン
・コーティングのマイカの小片が使用されずに、「Me
arlin Satin White 9130F」の
小片を含水二酸化チタン添加後コーティング浴から直接
に用いて、実施例1の手順が繰り返された。使用された
小片の量は、フルにか焼の製品を100g作るのに充分
なものであった。母液における小片の温度は、85℃に
調節され、実施例1の手順が進行された。
【0035】コーティング浴から取り出された未処理の
小片のコントロールサンプルのイエローインデックス
は、38.1であった。アルミナとシリカで処理され、
900℃の温度でか焼されたサンプルのイエローインデ
ックスは、10.0であった。
【0036】酸化防止剤、ブチルヒドロキシトルエン
(BHT)をもった高密度ポリエチレン(HDPE)ス
テップチップスにシリカとアルミナとが被覆された二酸
化チタンでコーティングされたマイカを配合し、該ステ
ップチップスをQUVメーターに曝して、テストを行っ
た。ハンター・ラブスキャン(Hunter LabScan) メータ
ーで測定したイエローインデックスを得ることによっ
て、発生した黄変がモニターされた。
【0037】テストの顔料は、高密度ポリエチレン(H
DPE)のペレットの樹脂重量に基づく1%濃度におい
てP−K(パターソン・ケリー)ブレンダーで先ず最初
ブレンドされた。ついで、0.3%のブチルヒドロキシ
トルエンが添加され、ブレンドされた。200gのチャ
ージが用いられた。処理された二酸化チタン被覆のマイ
カとBHTとを含む樹脂がステップチップスへ射出成形
された。ついでハンターラブスキャン(Hunter LabSca
n) メーターでイエローインデックスが測定された。イ
エローインデックス(YI)が高ければ高いほど、黄変
の度合いが深まる。BHTが使用されなければ、黄変
は、全く発生しない。表1には、実施例1,2,3に、
このスタンダードのテスト方法を行って得た値がリスト
されている。
【0038】 表 1 平均粒径(μ) YI 目視観察 実施例1 パールTiO2被覆マイカ−未処理 10 37.4 黄変 実施例1 パールTiO2被覆マイカ−処理済み 10 8.9 黄変せず 実施例2 パールTiO2被覆マイカ−未処理 25 43.4 黄変 実施例2 パールTiO2被覆マイカ−処理済み 25 6.2 黄変せず 実施例3 パールTiO2被覆マイカ−未処理 10 29.9 黄変 実施例3 パールTiO2被覆マイカ−処理済み 10 1.5 黄変せず
【0039】前記した実施例は、この発明を限定するも
のではなく、他の多くの変形ならびに他の使用について
は、当業者の容易に推考し得るものであり、これらは、
すべて本発明の技術的範囲に含まれるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン ムラニー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ブルー ミングバーグ ストーン スクールハウス ロード 298 (72)発明者 リー アン ケルダーハウス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ヨーク タウン ハイツ キャロル コート 3485

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の組成からなる組成物:ポリオレ
    フィン;酸化防止剤;および複数のマイカ粒子であっ
    て、該粒子それぞれの面が二酸化チタンがコーティング
    されてなる第1の層と、シリカとアルミナとがコーティ
    ングされた層で、この層がか焼されている第2の層とを
    有する複数のマイカ粒子。
  2. 【請求項2】 酸化防止剤がブチルヒドロキシトルエ
    ンである請求項1の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィンがポリエチレンであ
    る請求項1の組成物。
  4. 【請求項4】 シリカとアルミナとからなる第2の
    層がコーティングされたマイカに対し、約1.5%から
    約4.0%のシリコン、約0.5%から約2.0%のア
    ルミニウムからなる請求項1による組成物。
  5. 【請求項5】 シリカとアルミナとからなる第2の
    層がコーティングされたマイカに対し、約1.5%から
    約3.0%のシリコン、約0.8%から約1.5%のア
    ルミニウムからなる請求項1による組成物。
  6. 【請求項6】 シリカとアルミナとの第2の層が温
    度約800℃から約950℃でか焼されている請求項1
    による組成物。
  7. 【請求項7】 シリカとアルミナとの第2の層が温
    度約825℃から約875℃でか焼されている請求項1
    による組成物。
  8. 【請求項8】 二酸化チタンの第1の層がルチル型
    である請求項1による組成物。
  9. 【請求項9】 二酸化チタンの第1の層がアナター
    ゼ型である請求項1による組成物。
  10. 【請求項10】 前記酸化防止剤に加え、二酸化チタ
    ンで被覆されたマイカ粒子を含み、該二酸化チタンでコ
    ーティングされたマイカ粒子がか焼されたシリカとアル
    ミナとの層を有している酸化防止剤含有組成物。
  11. 【請求項11】 表面全面に二酸化チタンのコーティ
    ング層からなる第1の層と、シリカおよびアルミナのコ
    ーティング層からなる第2の層とを有し、前記第2の層
    が前記第1の層の上にか焼されているマイカ顔料であっ
    て、酸化防止剤含有のポリオレフィン組成物における黄
    変を防ぐマイカ顔料。
  12. 【請求項12】 表面全面に二酸化チタンのコーティ
    ング層からなる第1の層と、シリカおよびアルミナのコ
    ーティング層からなる第2の層とを有し、前記第2の層
    が前記第1の層の上にか焼されているマイカ顔料と、酸
    化防止剤とをポリオレフィンに混合してなる酸化防止剤
    含有のポリオレフィンの黄変防止方法。
  13. 【請求項13】 酸化防止剤をポリオレフィンに添加
    してポリオレフィン組成物を調製する工程を含む請求項
    12による方法。
  14. 【請求項14】 酸化防止剤がブチルヒドロキシトル
    エン(BHT)である請求項12による方法
  15. 【請求項15】 二酸化チタンの前記第1の層の上に
    シリカとアルミナの第2の層を形成する工程を含む請求
    項12による方法。
  16. 【請求項16】 シリカとアルミナの第2の層をか焼
    する工程を含む請求項12による方法。
  17. 【請求項17】 二酸化チタンの層をマイカ粒子の表
    面に形成する工程を含む請求項12による方法。
  18. 【請求項18】 ポリオレフィンがポリエチレンであ
    るポリオレフィン組成物を調製する工程を含む請求項1
    2による方法。
  19. 【請求項19】 シリカとアルミナとからなる層を形
    成する工程を含む請求項12による方法。
  20. 【請求項20】 シリカとアルミナの層を形成する工
    程は、シリカ添加後にアルミナを添加することからなる
    請求項19による方法。
  21. 【請求項21】 シリカとアルミナの層を形成する工
    程は、アルミナを添加した後シリカを添加することから
    なる請求項19による方法。
  22. 【請求項22】 二酸化チタンのコーティング層から
    なる第1の層がシリカとアルミナとの第2の層をか焼す
    る前にか焼されている請求項12による方法。
  23. 【請求項23】 二酸化チタンのコーティング層から
    なる第1の層がシリカとアルミナとの第2の層と共にか
    焼されている請求項1による方法。
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