JPH07228567A - 含硫黄化合物およびその製造方法 - Google Patents
含硫黄化合物およびその製造方法Info
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- JPH07228567A JPH07228567A JP31617894A JP31617894A JPH07228567A JP H07228567 A JPH07228567 A JP H07228567A JP 31617894 A JP31617894 A JP 31617894A JP 31617894 A JP31617894 A JP 31617894A JP H07228567 A JPH07228567 A JP H07228567A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 分子内に反応性の高いアミノ基とメルカプト
基を有する新規な含硫黄化合物とその製造方法を提供す
る。 【構成】 芳香族アミノ化合物とチイラン類を反応させ
て得られる新規な含硫黄化合物である。
基を有する新規な含硫黄化合物とその製造方法を提供す
る。 【構成】 芳香族アミノ化合物とチイラン類を反応させ
て得られる新規な含硫黄化合物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な含硫黄化合物およ
びその製造方法に関するものである。更に詳しくは、分
子中に反応性の高いアミノ基とメルカプト基を有する芳
香族化合物およびその製造方法に関するものである。
びその製造方法に関するものである。更に詳しくは、分
子中に反応性の高いアミノ基とメルカプト基を有する芳
香族化合物およびその製造方法に関するものである。
【0002】また当該化合物の用途としては、例えばエ
ポキシ樹脂の硬化剤や、ポリマー改質剤、架橋剤、加硫
剤、重合用モノマー等に利用可能なものである。
ポキシ樹脂の硬化剤や、ポリマー改質剤、架橋剤、加硫
剤、重合用モノマー等に利用可能なものである。
【0003】
【従来の技術】本発明によって提供される芳香環が2個
以上の含硫黄化合物は、これまでに知られていない新規
な化合物である。
以上の含硫黄化合物は、これまでに知られていない新規
な化合物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、入手容易な
芳香族系ジアミン類を出発原料とし、チイラン類により
無触媒で分子内に反応性の高いアミノ基とメルカプト基
とを有する新規な含硫黄化合物を提供することである。
芳香族系ジアミン類を出発原料とし、チイラン類により
無触媒で分子内に反応性の高いアミノ基とメルカプト基
とを有する新規な含硫黄化合物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(2)
【0006】
【化5】
【0007】(ただし、一般式(2)において、Xは存
在しないか、またはXが存在する場合には、Xは酸素原
子、イオウ原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミ
ド基、および置換基を有していてもよい炭素数1〜4の
アルキレン基から成る群より選択された基を表し、
Z1、Z2、Z3およびZ4は、互いに同一または異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、炭素数1〜4を有する
アルキル基、炭素数1〜4を有するアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基およびトリフルオロメチ
ル基から成る群より選択された基である。)で表される
アミノ化合物に、一般式(3)
在しないか、またはXが存在する場合には、Xは酸素原
子、イオウ原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミ
ド基、および置換基を有していてもよい炭素数1〜4の
アルキレン基から成る群より選択された基を表し、
Z1、Z2、Z3およびZ4は、互いに同一または異なって
いてもよく、それぞれ水素原子、炭素数1〜4を有する
アルキル基、炭素数1〜4を有するアルコキシ基、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基およびトリフルオロメチ
ル基から成る群より選択された基である。)で表される
アミノ化合物に、一般式(3)
【0008】
【化6】
【0009】(ただし、一般式(3)において、R1、
R2、R3およびR4は、それぞれ互いに同一または異な
っていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基、また
は芳香族基である。)で表されるチイラン化合物を反応
させることを特徴とする一般式(1)
R2、R3およびR4は、それぞれ互いに同一または異な
っていてもよく、それぞれ水素原子、アルキル基、また
は芳香族基である。)で表されるチイラン化合物を反応
させることを特徴とする一般式(1)
【0010】
【化7】
【0011】(ただし、一般式(1)において、Xは存
在しないか、またはXが存在する場合には、Xは酸素原
子、イオウ原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミ
ド基、および置換基を有していてもよい炭素数が1〜4
のアルキレン基から成る群より選択された基を表し、R
1、R2、R3およびR4は、互いに同一または異なってい
てもよく、それぞれ水素原子、アルキル基または芳香族
基を表し、p、q、rおよびsは、それぞれ0または1〜1
0の整数で、一分子あたり平均して1≦p+q+r+s≦40
の関係を満たし、Z1、Z2、Z3およびZ4は、互いに同
一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、炭素
数1〜4を有するアルキル基、炭素数1〜4を有するア
ルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基および
トリフルオロメチル基から成る群より選択された基であ
る。)で表される含硫黄化合物およびその製造方法を提
供することを目的とする。このような含硫黄化合物は、
上記式を満たす幾つかの成分の混合物として通常生成さ
れ、より好ましくは一般式(1)において、p、q、r、s
が0または1であり、かつ一分子当たり平均して2≦p+
q+r+s≦4の関係を満たす含硫黄化合物よりなる。
在しないか、またはXが存在する場合には、Xは酸素原
子、イオウ原子、スルフィニル基、スルホニル基、アミ
ド基、および置換基を有していてもよい炭素数が1〜4
のアルキレン基から成る群より選択された基を表し、R
1、R2、R3およびR4は、互いに同一または異なってい
てもよく、それぞれ水素原子、アルキル基または芳香族
基を表し、p、q、rおよびsは、それぞれ0または1〜1
0の整数で、一分子あたり平均して1≦p+q+r+s≦40
の関係を満たし、Z1、Z2、Z3およびZ4は、互いに同
一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、炭素
数1〜4を有するアルキル基、炭素数1〜4を有するア
ルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基および
トリフルオロメチル基から成る群より選択された基であ
る。)で表される含硫黄化合物およびその製造方法を提
供することを目的とする。このような含硫黄化合物は、
上記式を満たす幾つかの成分の混合物として通常生成さ
れ、より好ましくは一般式(1)において、p、q、r、s
が0または1であり、かつ一分子当たり平均して2≦p+
q+r+s≦4の関係を満たす含硫黄化合物よりなる。
【0012】
【作用】上記製造方法で用いられるアミン化合物とは、
前記一般式(2)で表される分子中に少なくとも2個の
アミノ基を有し、かつ分子内に二つ以上の、置換基を有
していてもよいベンゼン環を有する芳香族系アミン化合
物であり、例えばジアニシジン、4,4’−ジアミノジ
フェニルアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジアミノベンズアニリド、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノスチルベン、2,2’−ジエチル−4,4’−
ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジエチル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2’−ジメチル
−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジ
メチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’−ジメチル−5,5’−ジエチル−4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラメ
チル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’,5,5’−テトラエチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、3,3’−ジメチルベンチジン、3,
3’−ジクロロベンチジン等を挙げることができる。
前記一般式(2)で表される分子中に少なくとも2個の
アミノ基を有し、かつ分子内に二つ以上の、置換基を有
していてもよいベンゼン環を有する芳香族系アミン化合
物であり、例えばジアニシジン、4,4’−ジアミノジ
フェニルアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジアミノベンズアニリド、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−
ジアミノスチルベン、2,2’−ジエチル−4,4’−
ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジエチル−4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2’−ジメチル
−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジ
メチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’−ジメチル−5,5’−ジエチル−4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラメ
チル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’,5,5’−テトラエチル−4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、3,3’−ジメチルベンチジン、3,
3’−ジクロロベンチジン等を挙げることができる。
【0013】チイラン化合物とは、前記一般式(3)で
表される3員環サルファイド化合物の総称であり、アル
キレンサルファイドやエピサルファイドとも呼ばれてい
る。チイラン化合物の中でも、入手が容易で、沸点が低
い、エチレンサルファイドやプロピレンサルファイドが
好ましい。
表される3員環サルファイド化合物の総称であり、アル
キレンサルファイドやエピサルファイドとも呼ばれてい
る。チイラン化合物の中でも、入手が容易で、沸点が低
い、エチレンサルファイドやプロピレンサルファイドが
好ましい。
【0014】アミノ化合物とチイラン化合物との反応モ
ル比は特に限定はないが、通常、アミノ化合物1モルに
対してチイラン化合物を1〜40モルの範囲、好ましく
はアミノ化合物1モルに対してチイラン化合物を2〜1
0モル反応させる。チイラン化合物の反応比が1より少
ないと、分子内に導入されるメルカプト基の割合が少な
くなり、メルカプト基の効果が認められない。逆にチイ
ラン化合物の反応比が40より大きいと、チオエーテル
結合部分が多くなり、分子内中の存在する反応性の高い
アミノ基とメルカプト基の割合が相対的に少なくなる。
ル比は特に限定はないが、通常、アミノ化合物1モルに
対してチイラン化合物を1〜40モルの範囲、好ましく
はアミノ化合物1モルに対してチイラン化合物を2〜1
0モル反応させる。チイラン化合物の反応比が1より少
ないと、分子内に導入されるメルカプト基の割合が少な
くなり、メルカプト基の効果が認められない。逆にチイ
ラン化合物の反応比が40より大きいと、チオエーテル
結合部分が多くなり、分子内中の存在する反応性の高い
アミノ基とメルカプト基の割合が相対的に少なくなる。
【0015】反応方法は特に限定されるわけではない
が、通常、アミノ化合物やチイラン化合物と無溶媒で行
われるが、反応出発物質とは反応しない不活性な有機溶
媒中適当な触媒を用いて行うこともできる。そのような
不活性な有機溶媒としては芳香族系有機溶媒やエーテル
系有機溶媒等が挙げられる。そのようなものとして、例
えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル化合物を挙げることができる。
が、通常、アミノ化合物やチイラン化合物と無溶媒で行
われるが、反応出発物質とは反応しない不活性な有機溶
媒中適当な触媒を用いて行うこともできる。そのような
不活性な有機溶媒としては芳香族系有機溶媒やエーテル
系有機溶媒等が挙げられる。そのようなものとして、例
えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル化合物を挙げることができる。
【0016】反応温度は特に限定されるわけではない
が、通常、室温から200℃の範囲である。さらに好ま
しくは50℃〜100℃の範囲である。反応温度が室温
より低いと反応温度が極端に遅くなり、逆に反応温度が
200℃より高いとチイラン類の開環重合物や副生成物
が多く生成してしまう。
が、通常、室温から200℃の範囲である。さらに好ま
しくは50℃〜100℃の範囲である。反応温度が室温
より低いと反応温度が極端に遅くなり、逆に反応温度が
200℃より高いとチイラン類の開環重合物や副生成物
が多く生成してしまう。
【0017】本発明の製造方法は、反応の制御が容易な
液相反応で、しかもアミノ基への3員環サルファイドの
開環付加反応に基づいているため、複雑な工程を要せず
に製造することができる。また悪臭を放つ硫黄化合物を
含んだ副生成物、廃棄物、廃水等を生成しない。したが
って、本発明の製造方法では廃棄物処理の必要がなく、
環境的にも、工業的にも有利に含硫黄化合物を製造でき
る。
液相反応で、しかもアミノ基への3員環サルファイドの
開環付加反応に基づいているため、複雑な工程を要せず
に製造することができる。また悪臭を放つ硫黄化合物を
含んだ副生成物、廃棄物、廃水等を生成しない。したが
って、本発明の製造方法では廃棄物処理の必要がなく、
環境的にも、工業的にも有利に含硫黄化合物を製造でき
る。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳述す
るが、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
るが、本発明の範囲がこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0019】<実施例1>撹拌装置、温度計およびジム
ロート型冷却器を備えた100mlの4つ口フラスコ
に、4,4’−ジアミノジフェニルメタン(以下MB
A)23.8gおよびエチレンスルフィド(以下ES)
36.2g(MBA/ES=1/5)を仕込み、無溶媒
で窒素雰囲気を維持しながら、55〜65℃で24時間
反応させた。反応終了後、反応液を減圧処理して未反応
のESを追い出し、淡黄白色透明の液状の生成物 5
9.5gを得た。(4モル−ES付加MBAとして収率
99.2%)得られた反応生成物(1)の元素分析、赤
外線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定(Ell
man法)の結果は表1であり、MBAのアミノ基の活
性水素1当量に対してESが平均して1.0モル、MB
A1分子当たりではESが平均して4.0モル付加した
化合物が得られていることが判った。なお、赤外線吸収
スペクトルを図1に、NMRスペクトルを図2に示す。
ロート型冷却器を備えた100mlの4つ口フラスコ
に、4,4’−ジアミノジフェニルメタン(以下MB
A)23.8gおよびエチレンスルフィド(以下ES)
36.2g(MBA/ES=1/5)を仕込み、無溶媒
で窒素雰囲気を維持しながら、55〜65℃で24時間
反応させた。反応終了後、反応液を減圧処理して未反応
のESを追い出し、淡黄白色透明の液状の生成物 5
9.5gを得た。(4モル−ES付加MBAとして収率
99.2%)得られた反応生成物(1)の元素分析、赤
外線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定(Ell
man法)の結果は表1であり、MBAのアミノ基の活
性水素1当量に対してESが平均して1.0モル、MB
A1分子当たりではESが平均して4.0モル付加した
化合物が得られていることが判った。なお、赤外線吸収
スペクトルを図1に、NMRスペクトルを図2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】<実施例2>MBA37.4g、ES2
2.6g(MBA/ES=1/2)を仕込んだ以外は実
施例1と同様の操作を行なった。反応終了後、反応液を
減圧処理して溶媒を追い出し、淡黄白色透明の液状の生
成物59.8gを得た。(2モル−ES付加MBAとし
て収率98.9%)得られた反応生成物(2)の元素分
析、赤外線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定
(Ellman法)の結果は表2であり、MBAのアミ
ノ基の活性水素1当量に対してESが平均して0.5モ
ル、MBA1分子当たりではESが平均して2.0モル
付加した化合物が得られていることが判った。なお、赤
外線吸収スペクトルを図3に、NMRスペクトルを図4
に示す。
2.6g(MBA/ES=1/2)を仕込んだ以外は実
施例1と同様の操作を行なった。反応終了後、反応液を
減圧処理して溶媒を追い出し、淡黄白色透明の液状の生
成物59.8gを得た。(2モル−ES付加MBAとし
て収率98.9%)得られた反応生成物(2)の元素分
析、赤外線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定
(Ellman法)の結果は表2であり、MBAのアミ
ノ基の活性水素1当量に対してESが平均して0.5モ
ル、MBA1分子当たりではESが平均して2.0モル
付加した化合物が得られていることが判った。なお、赤
外線吸収スペクトルを図3に、NMRスペクトルを図4
に示す。
【0022】
【表2】
【0023】<実施例3>容量300mlのオートクレ
ーブ中に、MBA40g、ES48.5gおよびトルエ
ン40g(MBA/ES=1/4)を仕込み、窒素雰囲
気で10kg/cm2の圧力をかけたまま、150℃の
油浴中で3時間反応させた。反応終了後、反応液を減圧
処理して溶媒を追い出し、淡黄白色透明の液状の生成物
87.5g を得た。(4モル−ES付加MBAとして
収率98.9%)得られた反応生成物(3)の元素分
析、赤外線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定
(Ellman法)の結果は表3であり、MBAのアミ
ノ基の活性水素1当量に対してESが平均して1.0モ
ル、MBA1分子当たりではESが平均して4.0モル
付加した化合物が得られていることが判った。
ーブ中に、MBA40g、ES48.5gおよびトルエ
ン40g(MBA/ES=1/4)を仕込み、窒素雰囲
気で10kg/cm2の圧力をかけたまま、150℃の
油浴中で3時間反応させた。反応終了後、反応液を減圧
処理して溶媒を追い出し、淡黄白色透明の液状の生成物
87.5g を得た。(4モル−ES付加MBAとして
収率98.9%)得られた反応生成物(3)の元素分
析、赤外線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定
(Ellman法)の結果は表3であり、MBAのアミ
ノ基の活性水素1当量に対してESが平均して1.0モ
ル、MBA1分子当たりではESが平均して4.0モル
付加した化合物が得られていることが判った。
【0024】
【表3】
【0025】<実施例4>実施例1において、ESに替
えてプロピレンスルフィド(以下PS)36.0gを用
い、MBAの使用量を24.0g(MBA/PS=1/
4)に変更した以外は、実施例1と同様にして反応を行
った。反応液を減圧処理して未反応のESを追い出し、
淡褐色透明の液状の生成物 53.4gを得た。(4モ
ル−PS付加MBAとして収率89.8%)得られた反
応生成物(4)の元素分析、赤外線吸光分析、NMR分
析およびSH基量測定(Ellman法)の結果は表4
であり、MBAのアミノ基の活性水素1当量に対してP
Sが平均して0.9モル、MBA1分子当たりではPS
が平均して3.6モル付加した化合物が得られているこ
とが判った。なお、赤外線吸収スペクトルを図5に、N
MRスペクトルを図6に示す。
えてプロピレンスルフィド(以下PS)36.0gを用
い、MBAの使用量を24.0g(MBA/PS=1/
4)に変更した以外は、実施例1と同様にして反応を行
った。反応液を減圧処理して未反応のESを追い出し、
淡褐色透明の液状の生成物 53.4gを得た。(4モ
ル−PS付加MBAとして収率89.8%)得られた反
応生成物(4)の元素分析、赤外線吸光分析、NMR分
析およびSH基量測定(Ellman法)の結果は表4
であり、MBAのアミノ基の活性水素1当量に対してP
Sが平均して0.9モル、MBA1分子当たりではPS
が平均して3.6モル付加した化合物が得られているこ
とが判った。なお、赤外線吸収スペクトルを図5に、N
MRスペクトルを図6に示す。
【0026】
【表4】
【0027】表4において、元素分析値の計算値は4モ
ルPS−付加物として計算した。
ルPS−付加物として計算した。
【0028】<実施例5>実施例1において、MBAに
替えて4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(以下O
BA)50.0gを用い、ES60.0g(OBA/E
S=1/4)およびTHF50gを仕込み、窒素雰囲気
を維持しながら反応させた以外は、実施例1と同様の操
作を行った。反応終了後、反応液を減圧処理して未反応
のESを追い出し、褐色透明の液状の生成物105.5
gを得た。(4mol−ES付加OBAとして収率9
5.9%)得られた反応生成物(5)の元素分析、赤外
線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定(Ellm
an法)の結果は表6であり、OBAのアミノ基の活性
水素1当量に対してESが平均して0.925モル、M
BA1分子当たりではESが平均して3.7モル付加し
た化合物が得られていることが判った。なお、赤外線吸
収スペクトルを図7に、NMRスペクトルを図8に示
す。
替えて4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(以下O
BA)50.0gを用い、ES60.0g(OBA/E
S=1/4)およびTHF50gを仕込み、窒素雰囲気
を維持しながら反応させた以外は、実施例1と同様の操
作を行った。反応終了後、反応液を減圧処理して未反応
のESを追い出し、褐色透明の液状の生成物105.5
gを得た。(4mol−ES付加OBAとして収率9
5.9%)得られた反応生成物(5)の元素分析、赤外
線吸光分析、NMR分析およびSH基量測定(Ellm
an法)の結果は表6であり、OBAのアミノ基の活性
水素1当量に対してESが平均して0.925モル、M
BA1分子当たりではESが平均して3.7モル付加し
た化合物が得られていることが判った。なお、赤外線吸
収スペクトルを図7に、NMRスペクトルを図8に示
す。
【0029】
【表5】
【0030】表5において、元素分析値の計算値は4モ
ルES−付加物として計算した。
ルES−付加物として計算した。
【0031】<実施例6>実施例5において、OBAに
替えて3,3’−ジメチルベンチジン(以下DMB)4
0.8gを用い、ES 69.2g(DMB/ES=1
/6)およびTHF50gを仕込み、窒素雰囲気を維持
しながら反応させた以外は、実施例1と同様の操作を行
った。反応終了後、反応液を減圧処理して未反応のES
を追い出し、褐色透明の液状の生成物84.8gを得
た。(4mol−ES付加DMBとして収率97.6
%)得られた反応生成物(6)の元素分析、赤外線吸光
分析、NMR分析およびSH基量測定(Ellman
法)の結果は表6であり、DMBのアミノ基の活性水素
1当量に対してESが平均して1.0モル、MBA1分
子当たりではESが平均して4.0モル付加した化合物
が得られていることが判った。
替えて3,3’−ジメチルベンチジン(以下DMB)4
0.8gを用い、ES 69.2g(DMB/ES=1
/6)およびTHF50gを仕込み、窒素雰囲気を維持
しながら反応させた以外は、実施例1と同様の操作を行
った。反応終了後、反応液を減圧処理して未反応のES
を追い出し、褐色透明の液状の生成物84.8gを得
た。(4mol−ES付加DMBとして収率97.6
%)得られた反応生成物(6)の元素分析、赤外線吸光
分析、NMR分析およびSH基量測定(Ellman
法)の結果は表6であり、DMBのアミノ基の活性水素
1当量に対してESが平均して1.0モル、MBA1分
子当たりではESが平均して4.0モル付加した化合物
が得られていることが判った。
【0032】
【表6】
【0033】<実施例7>実施例1と同様の装置を用
い、DMBに替えて4,4’−ジアミノジフェニルスル
フィド(DADPS)21.6gを用い、ES26.4
g(DADPS/ES=1/4.4)を仕込み、無溶媒
で窒素雰囲気を維持しながら55〜60℃で20時間反
応させた。反応終了後、反応液をTHF100mlに溶
解し、微量の不溶分をロ過により除いてからロ液を減圧
処理して未反応のESを追い出し、黄色透明の液状の生
成物36.8gを得た。(2.6モル−ES付加DAD
PSとして収率99.8%)得られた反応生成物(7)
の元素分析、赤外線吸光分析、NMR分析及びSH基量
測定(非水系銀滴定法)の結果は表7であり、DADP
Sのアミノ基の活性水素1当量に対してESが平均して
0.65モル、DADPS1分子当たりではESが平均
して2.6モル付加した化合物が得られていることが判
った。なお、赤外線吸収スペクトルを図9にNMRスペ
クトルを図10に示す。
い、DMBに替えて4,4’−ジアミノジフェニルスル
フィド(DADPS)21.6gを用い、ES26.4
g(DADPS/ES=1/4.4)を仕込み、無溶媒
で窒素雰囲気を維持しながら55〜60℃で20時間反
応させた。反応終了後、反応液をTHF100mlに溶
解し、微量の不溶分をロ過により除いてからロ液を減圧
処理して未反応のESを追い出し、黄色透明の液状の生
成物36.8gを得た。(2.6モル−ES付加DAD
PSとして収率99.8%)得られた反応生成物(7)
の元素分析、赤外線吸光分析、NMR分析及びSH基量
測定(非水系銀滴定法)の結果は表7であり、DADP
Sのアミノ基の活性水素1当量に対してESが平均して
0.65モル、DADPS1分子当たりではESが平均
して2.6モル付加した化合物が得られていることが判
った。なお、赤外線吸収スペクトルを図9にNMRスペ
クトルを図10に示す。
【0034】
【表7】
【0035】<実施例8>実施例1と同様の装置を用
い、DMBに替えて4,4’−ジアミノベンズアニリド
(DABA)10.0gを用い、ジオキサン20g、ジ
メチルホルムアミド10gを仕込み溶解させた。窒素雰
囲気を維持しながら95〜100℃で、ES7.9g
(DABA/ES=1/3)を2時間かけて滴下し、さ
らに5時間反応させた。反応終了後、反応液中の微量の
不溶分をロ過により除いてからロ液を減圧処理して未反
応のESと溶媒を追い出し、茶褐色透明の液状の生成物
15.1gを得た。(2モル−ES付加DABAとして
収率99%)得られた反応生成物(8)の元素分析、赤
外線吸光分析、NMR 分析及びSH 基量測定(非水
系銀滴定法)の結果は表8であり、DABAのアミノ基
の活性水素1当量に対してESが平均して0.5モル、
DABA1分子当たりではESが平均して2モル付加し
た化合物が得られていることが判った。
い、DMBに替えて4,4’−ジアミノベンズアニリド
(DABA)10.0gを用い、ジオキサン20g、ジ
メチルホルムアミド10gを仕込み溶解させた。窒素雰
囲気を維持しながら95〜100℃で、ES7.9g
(DABA/ES=1/3)を2時間かけて滴下し、さ
らに5時間反応させた。反応終了後、反応液中の微量の
不溶分をロ過により除いてからロ液を減圧処理して未反
応のESと溶媒を追い出し、茶褐色透明の液状の生成物
15.1gを得た。(2モル−ES付加DABAとして
収率99%)得られた反応生成物(8)の元素分析、赤
外線吸光分析、NMR 分析及びSH 基量測定(非水
系銀滴定法)の結果は表8であり、DABAのアミノ基
の活性水素1当量に対してESが平均して0.5モル、
DABA1分子当たりではESが平均して2モル付加し
た化合物が得られていることが判った。
【0036】
【表8】
【0037】
【発明の効果】本発明の含硫黄化合物は、分子内に反応
性の高いアミノ基とメルカプト基を有するため、エポキ
シ樹脂の硬化剤や、ポリマー改質剤、架橋剤、加硫剤、
重合用モノマー等の広範囲の用途に利用可能なものであ
る。また、分子中に芳香族環を有するため、電気絶縁作
用や耐熱性に優れた特性を示す。
性の高いアミノ基とメルカプト基を有するため、エポキ
シ樹脂の硬化剤や、ポリマー改質剤、架橋剤、加硫剤、
重合用モノマー等の広範囲の用途に利用可能なものであ
る。また、分子中に芳香族環を有するため、電気絶縁作
用や耐熱性に優れた特性を示す。
【0038】さらに、本発明の製造方法は、反応の制御
が容易で、悪臭を放つ硫黄化合物を含んだ副生成物、廃
棄物、廃水等を生成しないので、廃棄物処理の必要がな
く、環境的にも、工業的にも好ましい方法である。
が容易で、悪臭を放つ硫黄化合物を含んだ副生成物、廃
棄物、廃水等を生成しないので、廃棄物処理の必要がな
く、環境的にも、工業的にも好ましい方法である。
【図1】図1は、実施例1で得られた反応生成物(1)
の赤外線吸収スペクトルである。
の赤外線吸収スペクトルである。
【図2】図2は、実施例1で得られた反応生成物(1)
のNMRスペクトルである。
のNMRスペクトルである。
【図3】図3は、実施例2で得られた反応生成物(2)
の赤外線吸収スペクトルである。
の赤外線吸収スペクトルである。
【図4】図4は、実施例2で得られた反応生成物(2)
のNMRスペクトルである。
のNMRスペクトルである。
【図5】図5は、実施例4で得られた反応生成物(4)
の赤外線吸収スペクトルである。
の赤外線吸収スペクトルである。
【図6】図6は、実施例4で得られた反応生成物(4)
のNMRスペクトルである。
のNMRスペクトルである。
【図7】図7は、実施例5で得られた反応生成物(5)
の赤外線吸収スペクトルである。
の赤外線吸収スペクトルである。
【図8】図8は、実施例5で得られた反応生成物(5)
のNMRスペクトルである。
のNMRスペクトルである。
【図9】図9は、実施例7で得られた反応生成物(7)
の赤外線吸収スペクトルである。
の赤外線吸収スペクトルである。
【図10】図10は、実施例7で得られた反応生成物
(7)のNMRスペクトルである。
(7)のNMRスペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三井 均 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒機能開発研究所内 (72)発明者 上野 恒正 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒機能開発研究所内 (72)発明者 冨田 高史 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒機能開発研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (ただし、一般式(1)において、Xは存在しないか、
またはXが存在する場合には、Xは酸素原子、イオウ原
子、スルフィニル基、スルホニル基、アミド基、および
置換基を有していてもよい炭素数が1〜4のアルキレン
基から成る群より選択された基を表し、R1、R2、R3
およびR4は、互いに同一または異なっていてもよく、
それぞれ水素原子、アルキル基または芳香族基を表し、
p、q、rおよびsは、それぞれ0または1〜10の整数
で、一分子あたり平均して1≦p+q+r+s≦40の関係を
満たし、Z1、Z2、Z3およびZ4は、互いに同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、炭素数1〜4
を有するアルキル基、炭素数1〜4を有するアルコキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基およびトリフル
オロメチル基から成る群より選択された基である。)で
表される含硫黄化合物。 - 【請求項2】 一般式(1)において、p、q、r、sが0
または1であり、かつ一分子あたり平均して2≦p+q+r+
s≦4の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の
含硫黄化合物。 - 【請求項3】 一般式(2) 【化2】 (ただし、一般式(2)において、Xは存在しないか、
またはXが存在する場合には、Xは酸素原子、イオウ原
子、スルフィニル基、スルホニル基、アミド基、および
置換基を有していてもよい炭素数が1〜4のアルキレン
基から成る群より選択された基を表し、Z1、Z2、Z3
およびZ4は、互いに同一または異なっていてもよく、
それぞれ水素原子、炭素数1〜4を有するアルキル基、
炭素数1〜4を有するアルコキシ基、ハロゲン原子、シ
アノ基、ニトロ基およびトリフルオロメチル基から成る
群より選択された基である。)で表されるアミノ化合物
に、一般式(3) 【化3】 (ただし、一般式(3)において、R1、R2、R3およ
びR4は、それぞれ互いに同一または異なっていてもよ
く、それぞれ水素原子、アルキル基、または芳香族基で
ある。)で表されるチイラン化合物を反応させることを
特徴とする一般式(1) 【化4】 (ただし、一般式(1)において、Xは存在しないか、
またはXが存在する場合には、Xは酸素原子、イオウ原
子、スルフィニル基、スルホニル基、アミド基、および
置換基を有していてもよい炭素数が1〜4のアルキレン
基から成る群より選択された基を表し、R1、R2、R3
およびR4は、互いに同一または異なっていてもよく、
それぞれ水素原子、アルキル基または芳香族基を表し、
p、q、rおよびsは、それぞれ0または1〜10の整数
で、一分子あたり平均して1≦p+q+r+s≦40の関係を
満たし、Z1、Z2、Z3およびZ4は、互いに同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、炭素数1〜4
を有するアルキル基、炭素数1〜4を有するアルコキシ
基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基およびトリフル
オロメチル基から成る群より選択された基である。)で
表される含硫黄化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31617894A JPH07228567A (ja) | 1993-12-21 | 1994-12-20 | 含硫黄化合物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-321772 | 1993-12-21 | ||
JP32177293 | 1993-12-21 | ||
JP31617894A JPH07228567A (ja) | 1993-12-21 | 1994-12-20 | 含硫黄化合物およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228567A true JPH07228567A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=26568574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31617894A Pending JPH07228567A (ja) | 1993-12-21 | 1994-12-20 | 含硫黄化合物およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228567A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001009221A1 (de) * | 1999-07-28 | 2001-02-08 | Vantico Ag | Aminhärter für epoxidharze |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31617894A patent/JPH07228567A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001009221A1 (de) * | 1999-07-28 | 2001-02-08 | Vantico Ag | Aminhärter für epoxidharze |
JP2003506337A (ja) * | 1999-07-28 | 2003-02-18 | バンティコ アクチエンゲゼルシャフト | エポキシド樹脂用アミン硬化剤 |
AU766332B2 (en) * | 1999-07-28 | 2003-10-16 | Vantico Ag | Amine hardener for epoxy resins |
US6759506B1 (en) | 1999-07-28 | 2004-07-06 | Huntsman Advanced Materials Americas Inc. | Polymercaptopolyamines as epoxy resin hardeners |
KR100689991B1 (ko) * | 1999-07-28 | 2007-03-09 | 훈츠만 어드밴스트 머티리얼스(스위처랜드)게엠베하 | 에폭시수지용 아민경화제 |
US7223820B2 (en) | 1999-07-28 | 2007-05-29 | Huntsman Advanced Materials Americas, Inc. | Amine hardener for epoxy resins |
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