JPH0722808A - 複合フィルタ - Google Patents
複合フィルタInfo
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- JPH0722808A JPH0722808A JP16071193A JP16071193A JPH0722808A JP H0722808 A JPH0722808 A JP H0722808A JP 16071193 A JP16071193 A JP 16071193A JP 16071193 A JP16071193 A JP 16071193A JP H0722808 A JPH0722808 A JP H0722808A
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- filter
- dielectric
- saw
- composite filter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型で低損失,高減衰量を有する高周波フィ
ルタを実現し,かつ,フィルタの組み立て工数,製造コ
ストの削減を可能とする複合フィルタを提供する。 【構成】 片側にGND導体面104を有する誘電体基
板101,102上に,導体103となる導体パターン
を単一若しくは複数配置してなるトリプレ−トライン共
振器の上側を,誘電体基板101で覆う構造を有する誘
電体フィルタと,SAWフィルタ112との複合フィル
タであって,トリプレ−トライン共振器を構成する誘電
体基板102の一方にSAWフィルタ112が搭載され
ている複合フィルタにおいて,SAWフィルタ112は
トリプレ−トライン共振器を構成する誘電体基板102
の他方の誘電体フィルタ101により覆われている複合
フィルタ。
ルタを実現し,かつ,フィルタの組み立て工数,製造コ
ストの削減を可能とする複合フィルタを提供する。 【構成】 片側にGND導体面104を有する誘電体基
板101,102上に,導体103となる導体パターン
を単一若しくは複数配置してなるトリプレ−トライン共
振器の上側を,誘電体基板101で覆う構造を有する誘
電体フィルタと,SAWフィルタ112との複合フィル
タであって,トリプレ−トライン共振器を構成する誘電
体基板102の一方にSAWフィルタ112が搭載され
ている複合フィルタにおいて,SAWフィルタ112は
トリプレ−トライン共振器を構成する誘電体基板102
の他方の誘電体フィルタ101により覆われている複合
フィルタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトリプレ−トライン構造
誘電体フィルタと弾性表面波(SAW)フィルタとを備
えた複合フィルタに関する。
誘電体フィルタと弾性表面波(SAW)フィルタとを備
えた複合フィルタに関する。
【0002】
【従来技術】誘電体フィルタは,高Qな誘電体材料を用
いた低損失フィルタであり,移動通信装置用フィルタと
して多く用いられている。誘電体フィルタは,非常に無
負荷Q値が高く,温度依存性の少ない誘電体共振器を利
用したフィルタである。
いた低損失フィルタであり,移動通信装置用フィルタと
して多く用いられている。誘電体フィルタは,非常に無
負荷Q値が高く,温度依存性の少ない誘電体共振器を利
用したフィルタである。
【0003】また,弾性表面波フィルタ(以下,SAW
フィルタと呼ぶ)は,低損失で急峻な減衰特性が得ら
れ,特に移動通信装置用フィルタの小型化を期待されて
いるフィルタである。このSAWフィルタは,圧電体基
板上の表面を伝搬する表面波を利用するものである。表
面波の伝搬性質は,圧電体基板表面の状態に大きく影響
されるため,通常,SAWフィルタはパッケージングさ
れた状態で使用される。
フィルタと呼ぶ)は,低損失で急峻な減衰特性が得ら
れ,特に移動通信装置用フィルタの小型化を期待されて
いるフィルタである。このSAWフィルタは,圧電体基
板上の表面を伝搬する表面波を利用するものである。表
面波の伝搬性質は,圧電体基板表面の状態に大きく影響
されるため,通常,SAWフィルタはパッケージングさ
れた状態で使用される。
【0004】図9は,従来例に係る誘電体フィルタを示
す分解組立斜視図である。図9で示すように,誘電体フ
ィルタは,上側誘電体基板201と,下側誘電体基板2
02とを備えている。各々誘電体基板201,202の
外側の面には,アース導体(以下,GND導体と呼ぶ)
204が夫々形成されている。誘電体基板201,20
2の対向面の片方若しくは両方の面に,後端から前端に
向かって延出し前端手前で終止するトリプレ−トライン
誘電体共振器を構成するための内部導体203が,複数
並列に厚膜印刷されている。後端側に設けられた誘電体
共振器短絡端側GND導体205は,内部導体203の
後端と電気的に接続されている。又,前端面には,誘電
体共振器開放端側GND導体206,側面には,側面G
ND導体207が夫々形成されている。最外側の誘導体
共振器用の内部胴体203のうちの最外側のものの短絡
端面から所定長さの点より誘電体基板の両側に設けられ
た外部入出力端子まで入出力用伝送線路208,210
を設けることにより,外部回路との整合をしている。
す分解組立斜視図である。図9で示すように,誘電体フ
ィルタは,上側誘電体基板201と,下側誘電体基板2
02とを備えている。各々誘電体基板201,202の
外側の面には,アース導体(以下,GND導体と呼ぶ)
204が夫々形成されている。誘電体基板201,20
2の対向面の片方若しくは両方の面に,後端から前端に
向かって延出し前端手前で終止するトリプレ−トライン
誘電体共振器を構成するための内部導体203が,複数
並列に厚膜印刷されている。後端側に設けられた誘電体
共振器短絡端側GND導体205は,内部導体203の
後端と電気的に接続されている。又,前端面には,誘電
体共振器開放端側GND導体206,側面には,側面G
ND導体207が夫々形成されている。最外側の誘導体
共振器用の内部胴体203のうちの最外側のものの短絡
端面から所定長さの点より誘電体基板の両側に設けられ
た外部入出力端子まで入出力用伝送線路208,210
を設けることにより,外部回路との整合をしている。
【0005】これら誘電体基板201,202は,重ね
合わされ外周面に設けられた各GND導体205,20
6,207を半田付け等をすることにより接合され,一
端開放型の1/4波長誘電体結合共振器を構成する。
合わされ外周面に設けられた各GND導体205,20
6,207を半田付け等をすることにより接合され,一
端開放型の1/4波長誘電体結合共振器を構成する。
【0006】図10は,従来例に係るSAWフィルタを
示す側面断面図である。この従来例に係るSAWフィル
タ300は,セラミックからなる収容部309と,この
セラミック収容部309に収容された弾性表面波素子表
面保護用のキャップ304とを備えたパッケージ内に封
止されている。パッケージ内には,弾性表面波素子30
1と,弾性表面波素子301の裏面側をパッケージに固
定する為の接着剤302と,弾性表面波素子上のパッド
305,306とパッケージ内のパッケージ側パッド3
07,308とを電気的に接続する為のワイヤ303と
が設けられている。これらのパッド307,308は,
図示しない接続部を介して,外側に設けられた端子に接
続されている。
示す側面断面図である。この従来例に係るSAWフィル
タ300は,セラミックからなる収容部309と,この
セラミック収容部309に収容された弾性表面波素子表
面保護用のキャップ304とを備えたパッケージ内に封
止されている。パッケージ内には,弾性表面波素子30
1と,弾性表面波素子301の裏面側をパッケージに固
定する為の接着剤302と,弾性表面波素子上のパッド
305,306とパッケージ内のパッケージ側パッド3
07,308とを電気的に接続する為のワイヤ303と
が設けられている。これらのパッド307,308は,
図示しない接続部を介して,外側に設けられた端子に接
続されている。
【0007】ところで,これらのフィルタは,組合わせ
て用いる場合がある。その方法の一つは,誘電体フィル
タ及びSAWフィルタを縦続接続して多段フィルタを構
成する場合である。また,他の場合は,送受信装置の分
波器に用いる場合である。
て用いる場合がある。その方法の一つは,誘電体フィル
タ及びSAWフィルタを縦続接続して多段フィルタを構
成する場合である。また,他の場合は,送受信装置の分
波器に用いる場合である。
【0008】誘電体フィルタとSAWフィルタを送受信
兼用アンテナに共通に接続し,受信の際には,例えば,
誘電体フィルタを介して多重信号を受信機に取り込み,
送信の際には,送信機からアンテナに接続したSAWフ
ィルタを介して送信信号をアンテナに送出するものであ
る。
兼用アンテナに共通に接続し,受信の際には,例えば,
誘電体フィルタを介して多重信号を受信機に取り込み,
送信の際には,送信機からアンテナに接続したSAWフ
ィルタを介して送信信号をアンテナに送出するものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】誘電体共振器は今日,
著しく小型化の研究が成されてきた。しかし,これ以上
の小型化には導体抵抗の改善を必要とする。また,誘電
体フィルタは上記の様に,誘電体共振器を用いたフィル
タであるため,高減衰量を得るには誘電体共振器の段数
を増やす必要があり,大型化する欠点があった。更に,
この誘電体共振器は,製造時のばらつきが大きいため,
調整・検査が必要であった。
著しく小型化の研究が成されてきた。しかし,これ以上
の小型化には導体抵抗の改善を必要とする。また,誘電
体フィルタは上記の様に,誘電体共振器を用いたフィル
タであるため,高減衰量を得るには誘電体共振器の段数
を増やす必要があり,大型化する欠点があった。更に,
この誘電体共振器は,製造時のばらつきが大きいため,
調整・検査が必要であった。
【0010】一方,SAWフィルタのチップ面積は小さ
いにも拘らず,パッケージングが必要なため,小型化で
きなかった。また,SAWフィルタは,誘電体フィルタ
に比べ遥かに小型であり,さらに,通過帯域近傍のカッ
トオフ特性が急峻であるという特長がある。しかし,誘
電体のフィルタに比較すると,帯域外減衰量,帯域内挿
入損失の点で劣っている。また,更に誘電体フィルタに
比較すれば,製造時のばらつきは小さいが,SAWフィ
ルタの電極形成における,微細寸法の変動により,イン
ビ−ダンスがばらつくという欠点があった。
いにも拘らず,パッケージングが必要なため,小型化で
きなかった。また,SAWフィルタは,誘電体フィルタ
に比べ遥かに小型であり,さらに,通過帯域近傍のカッ
トオフ特性が急峻であるという特長がある。しかし,誘
電体のフィルタに比較すると,帯域外減衰量,帯域内挿
入損失の点で劣っている。また,更に誘電体フィルタに
比較すれば,製造時のばらつきは小さいが,SAWフィ
ルタの電極形成における,微細寸法の変動により,イン
ビ−ダンスがばらつくという欠点があった。
【0011】これらのフィルタを組合わせて多段フィル
タや分波器を構成する場合,個々のフィルタを回線基板
上に離して搭載し,それぞれの間を回路導体パターンや
回路素子を介して接続しなければならず,必然的に大型
化するという欠点を有した。
タや分波器を構成する場合,個々のフィルタを回線基板
上に離して搭載し,それぞれの間を回路導体パターンや
回路素子を介して接続しなければならず,必然的に大型
化するという欠点を有した。
【0012】例えば,これら誘電体フィルタとSAWフ
ィルタを縦続に接続する場合,誘電体共振器だけでフィ
ルタを構成するよりも,また,SAWフィルタだけでフ
ィルタを構成するよりも良好な特性を実現できるが,単
に誘電体フィルタとSAWフィルタとを縦続に配置して
いるだけでは,小型化は困難であった。また,ある仕様
に基づいたフィルタ特性を,前述の2つのフィルタのプ
リント基板上での縦続接続で行う場合,その部分での調
整は何らかの工夫が必要であり組み立てが困難であっ
た。更に,また,誘電体フィルタ及びSAWフィルタと
いう,調整が困難な2種の素子を接続する場合には,よ
り調整が複雑となっていた。
ィルタを縦続に接続する場合,誘電体共振器だけでフィ
ルタを構成するよりも,また,SAWフィルタだけでフ
ィルタを構成するよりも良好な特性を実現できるが,単
に誘電体フィルタとSAWフィルタとを縦続に配置して
いるだけでは,小型化は困難であった。また,ある仕様
に基づいたフィルタ特性を,前述の2つのフィルタのプ
リント基板上での縦続接続で行う場合,その部分での調
整は何らかの工夫が必要であり組み立てが困難であっ
た。更に,また,誘電体フィルタ及びSAWフィルタと
いう,調整が困難な2種の素子を接続する場合には,よ
り調整が複雑となっていた。
【0013】そこで,本発明の第1の技術的課題は,上
記欠点に鑑み,小型で低損失,高減衰量を有する高周波
フィルタを実現し,フィルタの組み立て工数,製造コス
トの削減を可能とする誘電体フィルタ及びSAWフィル
タを併用した複合フィルタを提供することにある。
記欠点に鑑み,小型で低損失,高減衰量を有する高周波
フィルタを実現し,フィルタの組み立て工数,製造コス
トの削減を可能とする誘電体フィルタ及びSAWフィル
タを併用した複合フィルタを提供することにある。
【0014】また,本発明の第2の技術的課題は,調整
が容易な複合フィルタを提供することにある。
が容易な複合フィルタを提供することにある。
【0015】更に,本発明の第3の技術的課題は,誘電
体フィルタ及びSAWフィルタ以外の回路素子をも同時
に備えた複合フィルタを提供することにある。
体フィルタ及びSAWフィルタ以外の回路素子をも同時
に備えた複合フィルタを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,互いに
対向した第1及び第2の誘電体基板の夫々の外側面にG
ND導体を配置するとともに,前記第1及び第2の誘電
体基板の対向面の少なくとも一方にトリプレ−トライン
共振器用の内部導体を配置して,前記内部導体を前記第
1及び第2の誘電体基板で挟み込んで形成された誘電体
フィルタ部と,弾性表面波フィルタ部とを有する複合フ
ィルタであって,前記弾性表面波フィルタ部は,前記第
1及び第2の誘電体基板のうちの少なくとも一方の誘電
体基板に配されていることを特徴とする複合フィルタが
得られる。
対向した第1及び第2の誘電体基板の夫々の外側面にG
ND導体を配置するとともに,前記第1及び第2の誘電
体基板の対向面の少なくとも一方にトリプレ−トライン
共振器用の内部導体を配置して,前記内部導体を前記第
1及び第2の誘電体基板で挟み込んで形成された誘電体
フィルタ部と,弾性表面波フィルタ部とを有する複合フ
ィルタであって,前記弾性表面波フィルタ部は,前記第
1及び第2の誘電体基板のうちの少なくとも一方の誘電
体基板に配されていることを特徴とする複合フィルタが
得られる。
【0017】本発明によれば,前記複合フィルタにおい
て,前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の
誘電体基板の内の一方の基板に配置され,他方の誘電体
基板に覆われていることを特徴とする複合フィルタが得
られる。
て,前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の
誘電体基板の内の一方の基板に配置され,他方の誘電体
基板に覆われていることを特徴とする複合フィルタが得
られる。
【0018】本発明によれば,前記複合フィルタにおい
て,前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の
誘電体基板の内の一方の基板の対向面側に露出して設け
られていることを特徴とする複合フィルタが得られる。
て,前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の
誘電体基板の内の一方の基板の対向面側に露出して設け
られていることを特徴とする複合フィルタが得られる。
【0019】本発明によれば,前記したいずれかの複合
フィルタにおいて,前記弾性表面波フィルタ部は,パッ
ケージ内に収容された弾性表面波フィルタ素子を有して
いることを特徴とする複合フィルタが得られる。
フィルタにおいて,前記弾性表面波フィルタ部は,パッ
ケージ内に収容された弾性表面波フィルタ素子を有して
いることを特徴とする複合フィルタが得られる。
【0020】本発明によれば,前記したいずれかの複合
フィルタにおいて,前記弾性表面波フィルタ部は,前記
一方の誘電体基板に配されたパッドに,バンプを介して
電気的に接続されていることを特徴とする複合フィルタ
が得られる。
フィルタにおいて,前記弾性表面波フィルタ部は,前記
一方の誘電体基板に配されたパッドに,バンプを介して
電気的に接続されていることを特徴とする複合フィルタ
が得られる。
【0021】本発明によれば,前記したいずれかの複合
フィルタにおいて,前記第1及び第2の誘電体基板の内
の少なくとも一方の誘電体基板上に,容量性素子,誘電
性素子,抵抗素子及び伝送線路のうちの少なくとも一種
が形成されていることを特徴とする複合フィルタが得ら
れる。
フィルタにおいて,前記第1及び第2の誘電体基板の内
の少なくとも一方の誘電体基板上に,容量性素子,誘電
性素子,抵抗素子及び伝送線路のうちの少なくとも一種
が形成されていることを特徴とする複合フィルタが得ら
れる。
【0022】
【実施例】次に,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0023】図1の(1)は,本発明の第1の実施例に
係る複合フィルタを示す分解組立斜視図である。図示の
ように,複合フィルタは,上側誘電体基板101及び下
側誘電体基板102を備え,各々誘電体基板101及び
102の外側の面はアース(GND)導体104が夫々
形成されている。両方の誘電体基板101,102の対
向面の後端側から前端方向に向かってトリプレ−トライ
ン誘導体共振器を構成する内部導体103が夫々対向す
るように厚膜印刷されて形成されている。また,誘電体
共振器短絡端側GND導体105は,内部導体103の
一端と接続されている。これらの誘電体基板101,1
02の前端外周には,誘電体共振器開放端側のGND導
体106が形成され,側面には側面GND導体107が
夫々形成されている。誘電体基板101,102の対向
面には,入力用伝送線路108が形成され,最外側の内
部導体103の短絡端面から所定長さの点より側面の外
部入力端子108aまで設けることにより,外部回路と
の整合を可能としている。誘電体基板102の片側の窪
み102´内には,チップ状態のSAWフィルタ112
が設けられ,誘電体基板102上にボンディングまたは
フェースダウン実装されている。上下誘電体基板10
1,102を合わせると,SAWフィルタは,誘電体板
内に封入されることになり,信頼性を高めることができ
る。
係る複合フィルタを示す分解組立斜視図である。図示の
ように,複合フィルタは,上側誘電体基板101及び下
側誘電体基板102を備え,各々誘電体基板101及び
102の外側の面はアース(GND)導体104が夫々
形成されている。両方の誘電体基板101,102の対
向面の後端側から前端方向に向かってトリプレ−トライ
ン誘導体共振器を構成する内部導体103が夫々対向す
るように厚膜印刷されて形成されている。また,誘電体
共振器短絡端側GND導体105は,内部導体103の
一端と接続されている。これらの誘電体基板101,1
02の前端外周には,誘電体共振器開放端側のGND導
体106が形成され,側面には側面GND導体107が
夫々形成されている。誘電体基板101,102の対向
面には,入力用伝送線路108が形成され,最外側の内
部導体103の短絡端面から所定長さの点より側面の外
部入力端子108aまで設けることにより,外部回路と
の整合を可能としている。誘電体基板102の片側の窪
み102´内には,チップ状態のSAWフィルタ112
が設けられ,誘電体基板102上にボンディングまたは
フェースダウン実装されている。上下誘電体基板10
1,102を合わせると,SAWフィルタは,誘電体板
内に封入されることになり,信頼性を高めることができ
る。
【0024】図1の(2),(3),及び(4)は,図
1の(1)で示したSAWフィルタ112の種々の固定
例を示している。図1の(2)は,SAWフィルタ11
2がはだかの状態で下側誘電体基板102上にバンプ1
14を介して固定されている場合,図1の(3)はSA
Wフィルタ112がバンプ114を介して接続され,樹
脂116により樹脂モールドされている場合,図1の
(4)はSAWフィルタがセラミックケース117によ
り簡易パッケージングされている場合の例をそれぞれ示
している。いずれの場合においても,図10のSAW素
子とは,表裏が互いに逆となるように接続されている。
図1の(4)に示すように,SAWフィルタ112が接
着材118を介してセラミックケース117を下側誘電
体基板102に固定されている。誘電体共振器とSAW
フィルタ115とは,導電膜からなる結合用伝送線路1
09で接続されている。また,整合素子110は,誘電
体フィルタとSAWフィルタ115,或いは,SAWフ
ィルタ115と出力側外部回路との整合をとるために設
けられている。誘電体基板101と,下側誘電体基板1
02とは,外周部分に設けられた各導体105,10
6,107を半田付け等をすることにより接合され,導
体103を有する一端開放型である1/4波長誘電体結
合共振器を有する誘電体フィルタとSAWフィルタ11
5を含む複合フィルタとなる。
1の(1)で示したSAWフィルタ112の種々の固定
例を示している。図1の(2)は,SAWフィルタ11
2がはだかの状態で下側誘電体基板102上にバンプ1
14を介して固定されている場合,図1の(3)はSA
Wフィルタ112がバンプ114を介して接続され,樹
脂116により樹脂モールドされている場合,図1の
(4)はSAWフィルタがセラミックケース117によ
り簡易パッケージングされている場合の例をそれぞれ示
している。いずれの場合においても,図10のSAW素
子とは,表裏が互いに逆となるように接続されている。
図1の(4)に示すように,SAWフィルタ112が接
着材118を介してセラミックケース117を下側誘電
体基板102に固定されている。誘電体共振器とSAW
フィルタ115とは,導電膜からなる結合用伝送線路1
09で接続されている。また,整合素子110は,誘電
体フィルタとSAWフィルタ115,或いは,SAWフ
ィルタ115と出力側外部回路との整合をとるために設
けられている。誘電体基板101と,下側誘電体基板1
02とは,外周部分に設けられた各導体105,10
6,107を半田付け等をすることにより接合され,導
体103を有する一端開放型である1/4波長誘電体結
合共振器を有する誘電体フィルタとSAWフィルタ11
5を含む複合フィルタとなる。
【0025】図2は,第2の実施例に係る複合フィルタ
を示す分解組立斜視図で,第1の実施例におけるトリプ
レ−トライン誘導体共振器用内部導体103を,下側誘
電体基板102の内側対向面にのみ厚膜印刷したもので
ある。
を示す分解組立斜視図で,第1の実施例におけるトリプ
レ−トライン誘導体共振器用内部導体103を,下側誘
電体基板102の内側対向面にのみ厚膜印刷したもので
ある。
【0026】図3は第3の実施例に係る複合フィルタを
示す分解組立斜視図で,第1の実施例とは,下側誘電体
基板122に窪みを設けず,下側誘電体基板122上に
直にSAWフィルタ112を配したことが異なる他は同
様の構成を有する。また,トリプレ−トライン誘導体共
振器内導体123を,誘電体基板121,122の両面
に厚膜印刷して構成されている。尚,130は整合素子
を形成するインダクター導体パターンであり,この導体
は,下側誘電体基板102に設けられているが,上側誘
電体基板101に設けてもその効果は変りない。
示す分解組立斜視図で,第1の実施例とは,下側誘電体
基板122に窪みを設けず,下側誘電体基板122上に
直にSAWフィルタ112を配したことが異なる他は同
様の構成を有する。また,トリプレ−トライン誘導体共
振器内導体123を,誘電体基板121,122の両面
に厚膜印刷して構成されている。尚,130は整合素子
を形成するインダクター導体パターンであり,この導体
は,下側誘電体基板102に設けられているが,上側誘
電体基板101に設けてもその効果は変りない。
【0027】図4は,第4の実施例に係る複合フィルタ
を示す分解組立斜視図で,第1の実施例とは,下側誘電
体基板122上にSAWフィルタ112を直に配し,ト
リプレ−トライン誘導体共振器用内部導体123を,下
側誘電体基板122の片面に厚膜印刷した他は同様の構
成を有する。
を示す分解組立斜視図で,第1の実施例とは,下側誘電
体基板122上にSAWフィルタ112を直に配し,ト
リプレ−トライン誘導体共振器用内部導体123を,下
側誘電体基板122の片面に厚膜印刷した他は同様の構
成を有する。
【0028】図1の(1)及び図2乃至図4において
は,SAWフィルタ112を,図示のように,はだかの
状態で固定する代わりに,図1の(2)乃至(4)で構
成しても良い。
は,SAWフィルタ112を,図示のように,はだかの
状態で固定する代わりに,図1の(2)乃至(4)で構
成しても良い。
【0029】図5は,第5の実施例に係る複合フィルタ
を示す分解組立斜視図で,図10に示されるパッケージ
ングされた状態のSAWフィルタ300を搭載したもの
である。
を示す分解組立斜視図で,図10に示されるパッケージ
ングされた状態のSAWフィルタ300を搭載したもの
である。
【0030】図6は,第6の実施例に係る複合フィルタ
を示す組立分解斜視図である。図6で示すように,複合
フィルタは,下側誘電体基板102上にSAWフィルタ
112を配し,トリプレ−トライン誘導体共振器用の内
部導体103を,誘電体基板101,102の両面に厚
膜印刷したものである。上側誘電体基板101は,下側
誘電体基板102よりも長さが短く形成され,SAWフ
ィルタ112が上側誘電体基板101には覆われてはい
ないこと以外は,第1の実施例と同様の構成を有する。
SAWフィルタ112が露出しているために,この基板
上または,別の基板に他の回路素子の接続が可能で,各
フィルタが独立な回路要素として働かせることができ,
モジュール化が容易であるとともに,SAWフィルタの
交換も容易で,特性に応じた複合フィルタを構成するこ
とができる。
を示す組立分解斜視図である。図6で示すように,複合
フィルタは,下側誘電体基板102上にSAWフィルタ
112を配し,トリプレ−トライン誘導体共振器用の内
部導体103を,誘電体基板101,102の両面に厚
膜印刷したものである。上側誘電体基板101は,下側
誘電体基板102よりも長さが短く形成され,SAWフ
ィルタ112が上側誘電体基板101には覆われてはい
ないこと以外は,第1の実施例と同様の構成を有する。
SAWフィルタ112が露出しているために,この基板
上または,別の基板に他の回路素子の接続が可能で,各
フィルタが独立な回路要素として働かせることができ,
モジュール化が容易であるとともに,SAWフィルタの
交換も容易で,特性に応じた複合フィルタを構成するこ
とができる。
【0031】図7は,第7の実施例に係る複合フィルタ
を示す組立分解斜視図である。図7に示すように,複合
フィルタは,下側誘電体基板102上にSAWフィルタ
112を配し,トリプレ−トライン誘導体共振器用内部
導体103を,下側誘電体基板102にのみ厚膜印刷し
たものである。第6の実施例とは,SAWフィルタ11
2が上側誘電体基板101に覆われていない他は同様の
構成を有する。
を示す組立分解斜視図である。図7に示すように,複合
フィルタは,下側誘電体基板102上にSAWフィルタ
112を配し,トリプレ−トライン誘導体共振器用内部
導体103を,下側誘電体基板102にのみ厚膜印刷し
たものである。第6の実施例とは,SAWフィルタ11
2が上側誘電体基板101に覆われていない他は同様の
構成を有する。
【0032】図8は,第8の実施例に係る複合フィルタ
を示す組立分解斜視図である。図8に示すように,複合
フィルタは,下側誘電体基板102上にSAWフィルタ
112を配している。トリプレ−トライン誘導体共振器
用内部導体103を,上側誘電体基板101にのみ厚膜
印刷しており,SAWフィルタ112は,上側誘電体基
板101に覆われていない以外は第7の実施例とは,同
様の構成を有する。
を示す組立分解斜視図である。図8に示すように,複合
フィルタは,下側誘電体基板102上にSAWフィルタ
112を配している。トリプレ−トライン誘導体共振器
用内部導体103を,上側誘電体基板101にのみ厚膜
印刷しており,SAWフィルタ112は,上側誘電体基
板101に覆われていない以外は第7の実施例とは,同
様の構成を有する。
【0033】尚,本発明の第1乃至第8の実施例におい
ては,共振周波数等の特性は,誘電体基板101,又は
誘電体基板101の,トリプレ−トライン誘導体共振器
用の内部導体103に対向する外側面のGND導体を少
しずつ削り取ることによって,SAWフィルタと誘導体
フィルタとを合わせて一度に調整できるので,調整が極
めて容易となる。
ては,共振周波数等の特性は,誘電体基板101,又は
誘電体基板101の,トリプレ−トライン誘導体共振器
用の内部導体103に対向する外側面のGND導体を少
しずつ削り取ることによって,SAWフィルタと誘導体
フィルタとを合わせて一度に調整できるので,調整が極
めて容易となる。
【0034】また,本発明の第1乃至第8の実施例で述
べたように,SAWフィルタ,誘電体フィルタ,及び誘
電体素子,以外にも,容量性素子及び線路素子等の他の
回路素子を誘電体基板101,102内に形成すること
もできる。
べたように,SAWフィルタ,誘電体フィルタ,及び誘
電体素子,以外にも,容量性素子及び線路素子等の他の
回路素子を誘電体基板101,102内に形成すること
もできる。
【0035】以上述べたように,本発明のSAWフィル
タにおいては,SAW素子は上述の実施例で示すよう
に,直接基板に搭載しているので,一層構造が簡単化す
る。この場合,SAW素子は,バンプを介して接続され
ても,簡単な樹脂モールドが施されても,あるいは簡単
なセラミックで覆っても良い。
タにおいては,SAW素子は上述の実施例で示すよう
に,直接基板に搭載しているので,一層構造が簡単化す
る。この場合,SAW素子は,バンプを介して接続され
ても,簡単な樹脂モールドが施されても,あるいは簡単
なセラミックで覆っても良い。
【0036】また,本発明の実施例においては,一端開
放型の誘電体共振器を形成したが,内部導体の終端側に
アース導体を形成しない両端開放型の1/2波長誘電体
共振器を形成してもその効果においては,変わらないこ
とは勿論である。
放型の誘電体共振器を形成したが,内部導体の終端側に
アース導体を形成しない両端開放型の1/2波長誘電体
共振器を形成してもその効果においては,変わらないこ
とは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り,本発明においては,
誘電体フィルタとSAWフィルタとを一対の誘電体基板
に作り込み,SAWフィルタと誘電体フィルタとを備え
た複合フィルタでありながら,部品点数を増やすことな
く単一フィルタとして取り扱うことができ,小型で減衰
量の大きなフィルタが実現される。また,誘電体フィル
タとSAWフィルタ及び外部回路との整合を行うリアク
タンス素子を同一誘電体基板上に設けるか,または,省
略できるため,一つのフィルタ素子によって,誘電体フ
ィルタとSAWフィルタとを,回路上においては独立に
プリント基板上に配置することが可能となり,フィルタ
素子を搭載した電子部品のより小型化が実現できる。
誘電体フィルタとSAWフィルタとを一対の誘電体基板
に作り込み,SAWフィルタと誘電体フィルタとを備え
た複合フィルタでありながら,部品点数を増やすことな
く単一フィルタとして取り扱うことができ,小型で減衰
量の大きなフィルタが実現される。また,誘電体フィル
タとSAWフィルタ及び外部回路との整合を行うリアク
タンス素子を同一誘電体基板上に設けるか,または,省
略できるため,一つのフィルタ素子によって,誘電体フ
ィルタとSAWフィルタとを,回路上においては独立に
プリント基板上に配置することが可能となり,フィルタ
素子を搭載した電子部品のより小型化が実現できる。
【0038】また,本発明においては,SAWフィルタ
の高さは誘電体フィルタの片側誘電体基板の厚さよりも
薄いため,誘電体基板上に配置しても大型化しない。
の高さは誘電体フィルタの片側誘電体基板の厚さよりも
薄いため,誘電体基板上に配置しても大型化しない。
【0039】また,本発明によれば,誘電体フィルタに
は調整が必要となるが,SAWフィルタ及び誘電体フィ
ルタの2つを縦続した構成の場合,SAWフィルタを接
続した状態で調整を行うために,SAWフィルタのばら
つきを含めて調整を行うことができる。すなわち,誘電
体共振器の調整とSAWフィルタの調整を同時に行える
ため,従来よりも安定に良好なフィルタ特性を実現する
ことができる。
は調整が必要となるが,SAWフィルタ及び誘電体フィ
ルタの2つを縦続した構成の場合,SAWフィルタを接
続した状態で調整を行うために,SAWフィルタのばら
つきを含めて調整を行うことができる。すなわち,誘電
体共振器の調整とSAWフィルタの調整を同時に行える
ため,従来よりも安定に良好なフィルタ特性を実現する
ことができる。
【0040】また,本発明によれば,SAW素子,誘電
体素子にも,LC部品等の一体化できるので,製造的に
大きさ的にも優位性がする。
体素子にも,LC部品等の一体化できるので,製造的に
大きさ的にも優位性がする。
【0041】また,本発明においては,張り合わせ構造
の誘電体フィルタを構成する誘電体基板により,SAW
フィルタを覆うことができるので,SAWフィルタの表
面波が伝搬する基板表面を保護することができる為,従
来の様にSAWフィルタをパッケージングする必要がな
い。この為,安価で小型の複合フィルタを提供すること
ができる。
の誘電体フィルタを構成する誘電体基板により,SAW
フィルタを覆うことができるので,SAWフィルタの表
面波が伝搬する基板表面を保護することができる為,従
来の様にSAWフィルタをパッケージングする必要がな
い。この為,安価で小型の複合フィルタを提供すること
ができる。
【0042】更に,本発明においては,SAWフィルタ
としては,パッケージングされた素子を使用しても効果
はあるが,更に,誘電体基板により覆うこともでき,S
AWフィルタは簡略された封止方法でも,高い信頼性が
得られる。
としては,パッケージングされた素子を使用しても効果
はあるが,更に,誘電体基板により覆うこともでき,S
AWフィルタは簡略された封止方法でも,高い信頼性が
得られる。
【図1】(1)は,本発明の第1の実施例を示す分解組
立斜視図である。(2)はSAWフィルタ112がはだ
かの状態で下側誘電体基板102上にバンプ114され
ている場合の例を示す図である。(3)はSAWフィル
タ112がバンプ接続され,樹脂116により樹脂モー
ルドされている場合の例を示す図である。(4)はセラ
ミックケース117により簡易パッケージングされてい
る場合の例を示す図である。
立斜視図である。(2)はSAWフィルタ112がはだ
かの状態で下側誘電体基板102上にバンプ114され
ている場合の例を示す図である。(3)はSAWフィル
タ112がバンプ接続され,樹脂116により樹脂モー
ルドされている場合の例を示す図である。(4)はセラ
ミックケース117により簡易パッケージングされてい
る場合の例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図5】本発明の第5の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図6】本発明の第6の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図7】本発明の第7の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図8】本発明の第8の実施例に係る複合フィルタを示
す分解組立斜視図である。
す分解組立斜視図である。
【図9】従来の誘電体フィルタの一例を示す分解組立斜
視図である。
視図である。
【図10】従来のSAWフィルタの一例を示す断面図で
ある。
ある。
101 上側誘電体基板 102 下側誘電体基板 103 内部導体 104,105,106 GND導体 107 側面導体 108 入力用伝送線路 109 結合用伝送線路 110 整合用素子 111 出力側伝送線路 112 SAWフィルタ 113 パッケージングされたSAWフィルタ 114 バンプ 116 樹脂 117 セラミックケース 118 接着材 121 上側誘電体基板 122 下側誘電体基板 123 内部導体 124,125,126 GND導体 127 側面導体 128 入力用伝送線路 129 結合用伝送線路 130 整合用素子 131 出力側伝送線路 132 SAWフィルタ 201 上側誘電体基板 202 下側誘電体基板 203 内部導体 204,205,206 GND導体 207 側面導体 208 入力用伝送線路 210 出力側伝送線路 300 SAWフィルタ 301 SAW素子 302 接着剤 303 電気的接続用ワイヤ 304 キャップ 305 SAW素子上のパッド 306 SAW素子上のパッド 307 パッケージ側パッド 308 パッケージ側パッド 309 セラミックパッケージ
Claims (6)
- 【請求項1】 互いに対向した第1及び第2の誘電体基
板の夫々の外側面にGND導体を配置するとともに,前
記第1及び第2の誘電体基板の対向面の少なくとも一方
にトリプレ−トライン共振器用の内部導体を配置して,
前記内部導体を前記第1及び第2の誘電体基板で挟み込
んで形成された誘電体フィルタ部と,弾性表面波フィル
タ部とを有する複合フィルタであって, 前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の誘電
体基板のうちの少なくとも一方の誘電体基板に配されて
いることを特徴とする複合フィルタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の複合フィルタにおいて,
前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の誘電
体基板の内の一方の基板に配置され,他方の誘電体基板
に覆われていることを特徴とする複合フィルタ。 - 【請求項3】 請求項1記載の複合フィルタにおいて,
前記弾性表面波フィルタ部は,前記第1及び第2の誘電
体基板の内の一方の基板の対向面側に露出して設けられ
ていることを特徴とする複合フィルタ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の内のいずれか記載の複
合フィルタにおいて,前記弾性表面波フィルタ部は,パ
ッケージ内に収容された弾性表面波フィルタ素子を有し
ていることを特徴とする複合フィルタ。 - 【請求項5】 請求項2又は3記載の複合フィルタにお
いて,前記弾性表面波フィルタ部は,前記一方の誘電体
基板に配されたパッドに,バンプを介して電気的に接続
されていることを特徴とする複合フィルタ。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の内のいずれか記載の複
合フィルタにおいて,前記第1及び第2の誘電体基板の
内の少なくとも一方の誘電体基板上に,容量性素子,誘
電性素子,抵抗素子及び伝送線路のうちの少なくとも一
種が形成されていることを特徴とする複合フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16071193A JPH0722808A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 複合フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16071193A JPH0722808A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 複合フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722808A true JPH0722808A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15720824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16071193A Pending JPH0722808A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 複合フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722808A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH104332A (ja) * | 1996-06-14 | 1998-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波フィルタ |
US7274129B2 (en) | 2003-04-08 | 2007-09-25 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave device and method of fabricating the same |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16071193A patent/JPH0722808A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH104332A (ja) * | 1996-06-14 | 1998-01-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波フィルタ |
US7274129B2 (en) | 2003-04-08 | 2007-09-25 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave device and method of fabricating the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021106 |