JPH07227580A - 洗浄脱液装置 - Google Patents

洗浄脱液装置

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JPH07227580A
JPH07227580A JP10751894A JP10751894A JPH07227580A JP H07227580 A JPH07227580 A JP H07227580A JP 10751894 A JP10751894 A JP 10751894A JP 10751894 A JP10751894 A JP 10751894A JP H07227580 A JPH07227580 A JP H07227580A
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cleaning
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Tadashi Kirisawa
忠 桐澤
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NIPPON ENVIRO KOGYO
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NIPPON ENBAIRO KOGYO KK
NIPPON ENVIRO KOGYO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は被処理物の洗浄と洗浄液の脱液とを効
率良く行なうことを目的とする。 【構成】洗浄脱液装置1において、外容器2内に駆動源
6によって回転される回転台3を取付け、該回転台3上
にワークの載置台4を回転自在に取付け、該載置台4を
公転および自転せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば油や表面処理材が
付着したワークを洗浄脱液するための洗浄脱液装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は例えば図7に示すような遠心分離
器型の洗浄脱液装置(31)が使用される。上記洗浄脱液装
置(31)は外容器(32)と、該外容器(32)内に回転可能に取
付けられた回転台(33)と、該回転台(33)上に載置される
多孔内槽(34)と、該回転台(34)を回転させるモーター(3
5)とからなり、該内槽(34)内に被処理物Wを入れ、外容
器(32)内には洗浄液を入れて回転台(33)を介して内槽(3
4)を回転せしめ、洗浄液を該回転によって騒乱してワー
クWの洗浄を行ない、洗浄後は外容器(32)から洗浄液を
抜いて更に内槽(34)を回転せしめ、遠心力によって脱液
を行なうものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の洗浄脱液装置(31)では、内槽(34)と共に洗浄液が回転
するようになり、洗浄液の騒乱が期待出来ず、洗浄効果
に乏しいものとなるし、また図7に示すように有底筒状
の被処理物Wでは、脱液の際に重量の大きな底部の方が
内槽(34)の外側に向き易く、中に溜まっている洗浄液が
被処理物Wから排出されにくいと云う問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決する手段として、外容器(2,22)と、該外容器(2,2
2)内に回転可能に取付けられた回転台(3,23)と、該回転
台(3,23)上に回転自在に取付けられたワークの載置台
(4,24)と該回転台(3,23)を回転させる駆動源(6,26)とか
らなる洗浄脱液装置(1,21)を提供するものであり、また
更に該回転台(23)を内歯歯車式とし、該載置台(24)を該
回転台(23)の内歯に噛合する外歯歯車式とした洗浄脱液
装置(21)を提供するものである。
【0005】
【作用】駆動源(6) によって回転台(3) を回転せしめる
と、載置台(4) も該回転台(3)の回転につれて回転する
が、更に載置台(4) は洗浄液の抵抗、あるいは正逆交番
回転や間欠回転の際の慣性によって該載置台(4) 自体も
回転する。したがって多孔内槽(5) は回転台(3) の回転
による公転と載置台(4) 自体の自転とが合併した回転運
動をする。また回転台(23)を内歯歯車式とし、載置台
(24) を該回転台(23)の内歯に噛合する外歯歯車式とし
た場合には、該回転台(23)の回転により載置台(24)は強
制的に自転せしめられる。上記載置台(4) の公転と回転
とによって外容器(2) 内の洗浄液Sは効果的に騒乱さ
れ、ワークWの洗浄が効率良く行なわれるが、更に有底
筒状の被処理物Wの場合、該処理物Wに及ぼされる遠心
力は載置台(4) の公転による遠心力と自転による遠心力
との合併したものになり、遠心力の作用方向が一定しな
いので、該ワークW内の洗浄液Sは遠心力が該ワークW
の開口部方向に一致した時外部へ排出される。
【0006】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明の第1実施例を図1〜図3に示
す。図に示す洗浄脱液装置(1) は外容器(2) と、該外容
器(2) 内に回転可能に取付けられた回転台(3) と該回転
台(3) 上に回転可能に取付けられたワークの載置台(4)
と、該回転台(3) を回転させる駆動源であるモーター
(6) とからなり、該載置台(4) は底部から差出されてい
る回転軸(4A)を該回転台(3) 上に突設されている軸受筒
(3A)に回転自在に嵌合することによって該回転台(3) 上
に取付けられ、更に該載置台(4) の底部からは邪魔板(4
B)が差出されている。該外容器(2) には蓋(7) が開閉可
能にヒンジ(8) を介して被着され、底部にはバルブ(9)
が介在する排出口(10)が連絡し、該外容器(2)は基台(1
1)上に載置されている。そして回転台(3) の回転軸(12)
は外容器(2) 底部から外出され、プーリ(13)、ベルト(1
4)、プーリ(15)を介してモーター(6) に接続している。
【0007】上記洗浄脱液装置(1) において例えばワー
クW1 が小型円筒状である場合には、籠(5) に入れてか
ら載置台(4) 上に載置し、例えばワークW2 が大型箱状
である場合にはそのまゝ載置台(4) 上に載置する。そし
て洗浄液Sを外容器(2) に充填して蓋(7) を閉じ、モー
ター(6) によって回転台(3) を回転させる。上記回転台
(3) の回転によって載置台(4) は該回転台(3) と同方向
に公転するが、同時に該載置台(4) は洗浄液の抵抗ある
いは正逆交番回転や間欠回転の際の慣性によって自転す
る。この場合載置台(4) に邪魔板(4B)を設けてあると該
洗浄液Sの抵抗を有効に受けることが出来る。したがっ
て外容器(2) 内の洗浄液Sは回転台(3) の公転と載置台
(4) の自転とによって効果的に攪拌され、ワークW1
2 の洗浄が効率良く行なわれる。
【0008】洗浄後はバルブ(9) を開いて排出口(10)か
ら外容器(2) 内の洗浄液Sを排出し、更にモーター(6)
によって回転台(3) を正逆交番回転あるいは間欠回転さ
せて脱液を行なう。この際にはワークW1 、W2 には公
転と自転に基づく二つの遠心力が作用し、該遠心力が合
併した遠心力によってワークW1 、W2 に付着した洗浄
液Sが脱液される。該ワークW1 、W2 が有底筒状であ
る場合には、図3に示すように公転と自転とに基づく二
つの遠心力が合併した遠心力の作用方向は一定しないの
で、該遠心力の作用方向がワークW1 、W2 の開口部方
向に一致した時、該ワークW1 、W2 内の洗浄液Sは外
部へ排出され、該ワークW1 、W2 内の洗浄液Sが残る
ことがなくなる。該洗浄液S脱液後は外容器(2) 内に清
水を入れ、同様に回転台(3) を正逆交番回転あるいは間
欠回転させて洗浄を行ない、その後該清水を抜いて同様
にして脱液を行なう。
【0009】〔第2実施例〕本発明の第2実施例を図4
〜図6に示す。図に示す洗浄脱液装置(21)は外容器(22)
と、該外容器(22)内に回転可能に取付けられた内歯歯車
式の回転台(23)と、該回転台(23)上に回転可能に取付け
られた該回転台(23)の内歯に噛合する外歯歯車式の載置
台(24)と、該回転台(23)を回転させる駆動源であるモー
ター(26)とからなり、該外容器(22)には蓋(27)が開閉可
能にヒンジ(28)を介して被着され、底部にはバルブ(29)
が介在する排出口(30)が連絡し、該外容器(22)は基台(3
1)上に設置されている。そして回転台(23)の回転軸(32)
は外容器(22)底部から外出され、プーリ(33)、ベルト(3
4)、プーリ(35)を介してモーター(26)に接続している。
【0010】上記洗浄脱液装置(21)において、例えば小
型円筒状のワークWの洗浄を行なう時には、籠(25)内に
ワークWを入れて載置台(24)上に載置し更に洗浄液Sを
外容器(22)に充填して蓋(27)を閉じ、モーター(26)によ
って回転台(23)を回転させる。上記回転台(23)の回転に
よって図5に示すように載置台(24)を介して内槽(25)は
矢印イ方向に公転するが、同時に該載置台(24)の外歯は
回転台(23)の内歯に噛合しているので該載置台(24)は矢
印ロ方向に自転する。したがって外容器(22)内の洗浄液
Sは回転台(23)の公転と載置台(24)の自転とによって効
果的に攪拌され、ワークWの洗浄が効率良く行なわれ
る。
【0011】洗浄後はバルブ(29)を開いて排出口(30)か
ら外容器(22)内の洗浄液Sを排出し、更にモーター(26)
によって回転台(23)を回転させて脱液を行なう。この際
にはワークWには公転と自転に基づく二つの遠心力が作
用し、該遠心力が合併した遠心力によってワークWに付
着した洗浄液Sが脱液される。該ワークWが有底筒状で
ある場合には、図6に示すように公転と自転とに基づく
二つの遠心力が合併した遠心力の作用方向は一定しない
ので、該遠心力の作用方向がワークWの開口部方向に一
致した時、該ワークW内の洗浄液Sは外部へ排出され、
該ワークW内の洗浄液Sが残ることがなくなる。洗浄後
は第1実施例と同様にして清水による洗浄および脱液を
行なう。
【0012】
【発明の効果】したがって本発明においてはワークの洗
浄および洗浄液の脱液が効率良く行なわれる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図3は本発明の第1実施例を示すものである。
【図1】側断面図
【図2】装置内部分解斜視図
【図3】脱液工程説明図図4〜図6は本発明の第2実施
例を示すものである。
【図4】側断面図
【図5】回転台平面図
【図6】脱液工程説明図
【図7】従来例の側断面図
【符号の説明】
1,21 洗浄脱液装置 2,22 外容器 3,23 回転台 4,24 載置台 6,26 モーター(駆動源)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外容器と、該外容器内に回転可能に取付け
    られた回転台と、該回転台上に回転自在に取付けられた
    ワークの載置台と、該回転台を回転させる駆動源とから
    なることを特徴とする洗浄脱液装置
  2. 【請求項2】該回転台は内歯歯車式であり、該載置台は
    該回転台の内歯に噛合する外歯歯車式である請求項1に
    記載の洗浄脱液装置
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