JPH0722693B2 - 流体注入装置のカセットおよび流体パッケージング方法 - Google Patents

流体注入装置のカセットおよび流体パッケージング方法

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JPH0722693B2
JPH0722693B2 JP63120778A JP12077888A JPH0722693B2 JP H0722693 B2 JPH0722693 B2 JP H0722693B2 JP 63120778 A JP63120778 A JP 63120778A JP 12077888 A JP12077888 A JP 12077888A JP H0722693 B2 JPH0722693 B2 JP H0722693B2
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cell
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サーギコス・インコーポレイテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は制御された量の液体を注入または分配するため
のシステムに関するもので、このシステムは非常に少量
の流体を、医療用器具のような物品に関する滅菌チャン
バ内に自動的に注入するのに特に有用である。
米国特許第4,643,876号は滅菌システムを開示してお
り、ここにおいて過酸化水素のような薬剤が減圧滅菌チ
ャンバ内に導入され、ここでその薬剤が揮発され、滅菌
すべき物品上に分散されるものである。所望時間の後、
電気的エネルギーをチャンバ内に加えてガスをイオン化
し、滅菌を達成するのに足るパワーレベルのプラズマを
生成する。これらの工程は異なったチャンバ内で行うこ
ともできる。
このシステムは非常に有効であることを示しており、ま
た他の公知のシステムを超える多くの利点を有してい
る。従って、このシステムは商業化されており、そして
装置に関して所望液体の適量を安全、便利かつ実用的な
方法において提供するという要求が存在している。さら
に、注入システムは望ましくない空気または他の物質の
滅菌チャンバへの導入に関するリークを生じることな
く、その機能を精確かつ信頼性を伴って果たさねばなら
ない。リークを阻止することの他に、その精度要件は注
入の間にシステム内に残留する液体の容量を最小にする
という要求も包含している。
システムが医学的雰囲気、たとえば病院において滅菌装
置と共に使用される際、それは装置を使用することにつ
いての理解に関しては広範囲に及ぶ職員により終日、反
復操作される傾向がある。従って、システムが簡単に操
作され、完全に自動化され、そして医療用物品の滅菌に
関する臨界的な性質に鑑みて人間のエラーに関する適切
な安全装置を有することが重要である。したがって、人
間のエラーの機会を最小にすることが重要となる。さら
に、この装置は長期間に亘る激しい取り扱いに関して適
切な信頼性を有さねばならない。
滅菌装置における従来の液体注入システムは所望の特性
を提供しない。或る公知のシステムにおいては、酸化エ
チレンガスが容器内でそれ自体の圧力下でシールされ、
次いで必要により分配される。このアプローチは、液体
の分配システムに関しては、液体中に含まれるガス状プ
ロペラント(propellant、フルオロホルムともいう)が
滅菌プロセスにおいて受け入れ不能であるという点で実
用的ではない。さらに、分配圧力が分配工程中に低下
し、これは送り出されない死蔵量(dead volume)をも
たらす可能性があり、そしてそれがチャンバ内に入る
際、液体霧化の品質に劣化をもたらす可能性がある。
したがって、改良されたシステムに関して要求が存す
る。
改良されたシステムの全体がここに記載されるが、基本
的には、液体分配カセットおよび流体パッケージ方法だ
けが請求の対象である。簡単に述べると、本発明は、区
画を形成する比較的硬い壁と、この区画内に封入された
流体収容セルとを備える。区画は分配壁に形成された穴
を有し、これを通して液体がセルの外に導かれる。また
区画の圧力壁に孔が形成され、これを通して、セルの外
に液体を押出すためにセルの可動壁に対して圧力が加え
られる。
好ましくは、セルの可動壁はフレキシブルであり、分配
壁の形状に沿う凹所を有するように形成され、これによ
ってこの可動壁は、実質的に全ての液体がセルから確実
に押出されるように分配壁に対して反転され、その結
果、この液体が使われる方法に望まれる精度が得られ
る。
好ましくは、カセットは複数の区画を形成する複数の壁
を有し、各区画内にそれぞれセルが配置される。有利に
は、これらのセルは、対をなす凹所を有する2つのプラ
スチックのシートから形成され、各凹所の周縁は、単一
のセルパックとして互いに保持された一連の区画を形成
するように互いに接着されている。このセルパックは、
カセットの対をなす部分間で保持され、従って各セルは
確実に把持され、そして各区画は他のものから分離され
ている。好ましくはこのカセットは、ほぼ平らな細長い
長方形の形をなし、これによって容易に取り扱うことが
できるとともに、ポンプ機構内に容易に挿入することが
できる。有利には、カセットのコストは、すべてのセル
が使用されたときにカセットを捨てるのに支障のない程
度のものである。
カセットは、多数の異なった機能を実行するために、種
々の指示機構を有する。セルのどれかにリークが生じた
場合には、指示ラベルがその外観を変え、これを見たユ
ーザーがこのカセットを廃棄する。またポンプ機構内で
読取られるコードがあり、これはセル内の物質を固定
し、包装された日付を示す。ポンプ機構は、適当な物質
についてのプログラムが設定され、そしてセル内の物質
が新しいものであると認識されるまで動作しない。カセ
ットの側面にある穴のような指標は、カセットを正しく
位置決めし、そしてポンプ装置内でカセットを動かすた
めの手段を制御するために、適当なセンサによって監視
される。セルがその使用中に突き刺されたとき、隣接す
るカセットの開口にある別の指示フォイルも突き刺さ
れ、特定の開口にフォイルがあるかどうかによって、組
み合わされたカセットがまだ完全であるかどうかが示さ
れる。すなわちフォイルは、次の流体注入操作のために
カセットを位置決めするのを助ける。
本発明方法によれば、分配すべき流体を、既知の量の流
体を封入した閉じたセルを形成することによってパッケ
ージし、このセルを収容するため区画を有するカセット
内にセルを位置させ、このセルから分配される流体が通
過するように区画の壁の穴を形成し、セルの外部に流体
を押出す圧力を与えるように区画の壁に開口を形成す
る。
このセルパック自体は、有利には、フレキシブルなシー
トに複数の狭い凹所を形成し、この狭い凹所が互いに向
き合うように2枚のシートを組み合わせ、互いに向き合
っている凹所の周縁に沿って2枚のシートを互いに接合
し、これによって互いに連結された狭い複数のセルを形
成することによってつくられる。さらに本発明の方法
は、各セルの周縁がカセット部分間でクランプされるよ
うに、カセットの対をなす部分間でシートを固定するこ
とを含む。
第1図を参照すると、一端にドア12を備える円筒形チャ
ンバ10が概略的に示されている。チャンバは導管14によ
って適当な真空源に接続されている。このチャンバは、
上に参照した特許中で概略を述べた方法に従って、滅菌
すべき物品、例えば外科手術用器具を収容するようにな
っており、ここに液体、例えば過酸化水素をチャンバ内
に導入する。本発明に従えば、この種の液体を送り出す
ために、円筒形チャンバ10に隣接して配置された液体注
入システム16が設けられている。
このシステムは、注入すべき液体を含有するカセットま
たはカートリッジ(以下、カセット18として説明す
る)、カセット収容、位置決めおよびクランプ機構20
(以下、カセット収容機構20と称する)、ならびにチャ
ンバ上に装架され、相互連結された液体注入バルブアセ
ンブリー22を含んでいる。液体注入システム16はポンプ
と考えることもでき、ここにおいてカセット18はカセッ
ト収容機構20内に挿入され、そしてカセット内に収容さ
れた投与量の液体が、自動化された滅菌サイクル中にチ
ャンバ内に自動的に注入される。
カセット カセット18は平らな長方形の硬質構造体の形状を有して
おり、好ましくはプラスチックまたはその他の適切な材
料から作られる。例示されたカセットの形状は上部ハウ
ジング部分または上部セクション24を含み、これは下部
セクション26と対をなし、セルストリップアセンブリー
またはセルパック(以下、セルパック28として説明す
る)を保持もしくは収容する。これらの上部セクション
24と下部セクション26は結合手段または他の適切な手段
により互いに保持される。パックアセンブリーは長方形
であり、第7図から理解されるように、パックが外部セ
クションの境界内に適合するように、上部セクション24
および下部セクション26の寸法よりも僅かに小さい寸法
を有している。
セルパック28は、2例の離間したセルの形態で整列され
た複数個の液体セル30を包含しており、1列は縦方向に
おいて隣接列のセルから位置がずれており、かつ隣接列
のセル間に部分的に配置されている。この種の配列はコ
ンパクトなスペースにおいて示されたこの例において10
個のセルを提供する。アセンブリーの長手方向における
セルの連続性を考慮すれば、これが第一セルを一列に、
そして第二セルを他の列に配置する。
第5図および第6図から理解されるように、各セルは、
一対の可撓性壁であって、分配壁または分配側面34(以
下、分配側面34として説明する)および圧力壁または側
面32(以下、圧力側面32として説明する)を含む一対の
フレキシブルな壁によって形成される。第5図から理解
されるように、これらの壁は球形の外面を有しており、
かつそれらの周縁の周りで互いに接合されており、ジョ
イントまたはシーム(以下、ジョイント36として説明す
る)を形成する。これらの分配側面32および圧力側面34
は好ましくは球形の半径上にプラスチックシートをもっ
てそれぞれ形成もしくは成形される。形成されたフィル
ム厚さに等しい量だけ、圧力側面32の半径35は分配側面
34の半径33よりも僅かに小さいので、セルが空になった
とき、圧力側面32は分配側面34中に完全に重ね合わされ
る。このことが送り出される液体量の精度に貢献し、か
つ死蔵量が回避される。これらのセルは精確に知られた
容量の液体31をもって充填される。リークの問題がある
ので、容量的な精度が簡潔化されるように、液体がセル
内で加圧されないことが有利である。好ましいのはセル
の充填が、そのセルの層の周縁を接合する作動に関連し
て行われることがある。上述の特許中で参照された滅菌
法の実施例においては、セル内にシールされた液体は過
酸化水素であるが、勿論他の物質も使用可能であり、ま
たカセットおよびセル構造体は、滅菌装置に関連する以
外の操作に関連し液体を送り出すためにも有用なもので
ある。
カセットの下部セクション26は複数の壁38を備えて形成
されており、この壁は液体セル30の分配側面34の形状に
つり合う複数の内部的に対面する球状凹所39を形成して
いる。カセットの上部セクション24は複数の円形壁40を
備えて形成され、それは壁38と協働して複数の円形のコ
ンパートメント42を形成し、各コンパートメントは液体
セル30を閉じ込める。下部セクション26は球状凹所39を
取り囲む平らな環状壁面44を有しており、これは円筒壁
40の下部円形端縁と共にセル接合のジョイント36を確り
と保持してその領域内でコンパートメント42をシールす
る。球状凹所39はこの方法において同様にシールされ
る。ジョイント36を形成するプラスチック材料の可撓性
はシールの生成を補助する。セルパックを形成する物質
が適切な可撓性または弾力性を示さなければ、適当なガ
スケットを付加してもよい。
図から明らかなように、セルの圧力側面32は上部セクシ
ョン24の平らな壁から離間しているので、スペースまた
は圧力くぼみがそれによって形成される。各コンパート
メント42の圧力側面は、コンパートメント42をカセット
の外部と相互に連結する穴46を備えて形成される。10個
のこれらの穴46を第2図中に見ることができる。各穴46
はコンパートメント42の、セルの他の列および他のコン
パートメントに隣接する側でそのコンパートメントの周
縁近傍に配置されている。この配置は一列の穴46を形成
する。
穴46の列はインジケータストリップ47によりカバーされ
ており、このストリップは下層47aを備えており、これ
はカセット表面と係合し、かつコンパートメント42に片
側で暴露される。この下層47aは、もしそれが過酸化水
素に暴露されれば、それは変色することになり、その結
果そのコンパートメントにおける液体セル30がリークし
ていることを示すように、化学的に処理されているもの
とする。勿論、もし過酸化水素以外の物質がセル内に閉
じ込められていれば、下層47aはその液体の存在を指示
する適当な物質により処理されることになる。上層47b
はプラスチックのフィルムであって、セル中の液体以外
の物質から下層47aを保護し、かつ漏れた液体を捕捉す
る。
カセットの下部セクション26は孔49を備えて形成され、
これは球状凹所39内で、かつコンパートメント42中のセ
ル30の中心に配置されている。これは2列の孔49を形成
する。これは第3図から理解することができる。さら
に、各孔49から横方向に離間して下部セクション26中に
ソケット50が形成され、その結果このソケットは隣接列
中の一対のコンパートメント間に配置されることにな
る。第3図から理解し得るように、同様なソケット50が
各ソケットにおける孔と横方向に整列しているので、こ
れが2列のソケット50を形成し、各ソケットは孔49の列
と整列する。これらのソケットはカセット内へその略中
程まで内方に延びており、ソケットの上面は、第7図に
見られるように、各コンパートメントを取り囲む環状壁
面44と略面一になる。
第2図および第7図中に見られるように、両カセットセ
クションは一列になった複数個の整列された開口部52を
有するように形成されており、これは直角の端縁から内
方へ短い距離をもって離間したカセットの長手方向端縁
に対して平行に延びている。さらに、この同じ列中に形
成されているのはスロット54であり、これは両セクショ
ンを通して延在している。このスロットは、開口部52の
列の端部におけるカセットの入口端に存在している。セ
ルパックのプラスチックシート56は開口部52およびスロ
ット54と交差している。より具体的には、カセットの上
部セクション24は一連の突出壁部58を有するように形成
され、これは上部セクションに存在するスロット54およ
び開口部52の部分を形成するものである。これらの突出
壁部58はプラスチックシート56と係合し、かつカセット
の下部セクション26の内表面に対してそれを保持する。
フォイル62の層はその場所においてプラスチックシート
56上に配置されており、そして透明なプラスチックを通
して見ることができる。このフォイルは以下に説明する
ように、関連する液体セル30が使用される際、インジケ
ータとして穴が開けられる。
カセットはさらに、カセットの上部セクション24の上面
の一端縁上に複数本の離間した溝64を有するように形成
され、これらの溝は開口部52と横断方向に整列され、か
つこの開口部の端縁からカセットの端縁まで延びてい
る。溝間の間隔ならびに開口部間の間隔は、カセット内
の穴46と孔49との間の間隔に等しい。そこには各コンパ
ートメント42と横断方向に整列している溝64が存在して
いる。しかしながら、それらは整列されるべきことを要
するものではなく、単に1本の溝が各コンパートメント
と関連すること、および(もし、有るときは)位置のず
れが一定であることを要するのである。さらに、第一の
コンパートメントから前方に離間しているカセットの入
口端部上に1本の溝が、そして最後のコンパートメント
42を超えて延びるカセットの終端上に3本の溝が存在し
ている。開示されている具体的なシステムにおいて、最
初の2本および最後の1本の溝は審美的な理由によって
のみ包含されているものである。
さらに、プラスチックシート56の表面上に配置されてい
るのは、カセットの入口端部に配置されたバーコード66
である。セルパックを同定し、かつ日付を確認するこの
バーコードはスロット54と整列されているので、バーコ
ードをスロットを介して読み取ることができる。好まし
いのは、この日付が液体をセルに充填した日あるいは液
体の安全使用期間満了日であることである。
インジケータストリップまたはラベル(以下、ラベル67
として説明する)はカセットの下面に取り付けられ、そ
して孔49ならびにソケット50、開口部52およびスロット
54の一部を覆う。ラベル67中の窓69はバーコード66の部
分的な検分を可能にする。ストリップ層67aはセルリー
クの存在を示し、かつプラスチック層67bはその領域を
シールし、かつインジケータ層を保護する。
第3図から理解されるように、カセットの終端近傍の端
縁上に感知孔68が設けられている。この孔は以下に説明
されるように、分配機構中のカセットの位置決めに関連
してストップまたはインジケータとして利用される。
カセット18は、分配すべき液体の測定された量を提供す
るための便利なパッケージを提供する。この構造体はユ
ニークな多くの特徴を包含するけれども、大量生産にお
いては安価であるので、実用的には使い棄て物品であ
る。分配すべき液体に関して便利な運搬手段を提供する
ことの他に、それは操作員がカセット内の液体に暴露さ
れることから保護されるものとなる。同様に、それは液
体に関して安全かつ保護された貯蔵手段を提供するの
で、汚染されることがない。
カセット収容およびクランプ機構 カセット18を収容するための機構は、第1図中で理解さ
れるように、外部中空フレーム70を包含しており、これ
は好ましくは液体注入バルブアセンブリー22上に配置さ
れることにより滅菌された円筒形チャンバ10上に装着さ
れている。このフレーム内に配置されているのはプラテ
ン72であって、第1図および第8図中で理解されるよう
に、これはカセット18を収容するのに適合している。プ
ラテンは適当なばね74により上方へ付勢されている。ク
ランププレート76はフレーム70の後部に枢着され、かつ
カセット18を収容するためにプラテン72と共にスペース
を形成するように適当なばね78によって上方へ付勢され
ている。サドルクランプ80はカセット18を跨いでおり、
そしてこれはクランププレートから垂れ下がるアーム76
a上に支持されたピン81によって枢着されている。
クランププレート76の頂部側に配置されているのはロー
ラ82であり、これは細長いカム84の前方セクション84a
を支持している。このカムはさらに、下方かつ後方へ傾
斜している中央セクション84b、前方セクション84aより
も低いレベルにあるおよび終端水平延長セクション84c
を含んでいる。カムはアクチュエータハウジング86から
延びるアクチュエータロッド85上に装着されており、ア
クチュエータハウジングは順次固定用構造体、例えば外
部中空フレーム70上に適切な手段(図示せず)により支
持されている。第1図に示すように、アクチュエータは
順次導管87により加圧流体源に接続されるが、勿論その
他の手段、例えば電気によって付勢することもできる。
サドルクランプ80上には、液体31を加圧もしくは液体セ
ル30から追い出すためのクランプアセンブリー83があ
る。このクランプアセンブリー83はほぼ円筒形状とした
クランプ88を包含し、これはサドルクランプ80を貫通し
て延び、かつカセット18の上面と係合させるようにした
フラットな下面を含んでいる。クランプ88の構内に捕捉
される環状ばねエレメント89は外方および下方へ延びれ
サドルクランプ80の頂面に抗して反発し、クランプ88を
サドル80上の所定の位置に保持する。クランプ88の面の
浅い凹所内に配置されたOリング90はこの面よりも僅か
に下方に延びている。筒状突き刺し針91は、クランプの
下面およびOリング90の下方へ僅かに延びている針の突
き刺し尖端と共にクランプ88の通路92内に装架されてい
る。ハウジング内の通路92は適当なフレキシブル導管93
によって順次加圧空気源に連結されている。
カセット18を位置決めするために、外部中空フレーム70
上に回転可能に装着された駆動ローラ94が設けられてお
り、これはカセットの上面と摩擦的に係合しており、こ
のローラは同じくフレーム70上に装着されたモータ95に
より駆動される。液体セル30に関して、カセットを適切
な位置に停止させるために、スプリングつきのつめ96が
設けられており、これはカセットの上面における溝64と
協働するものである。このつめは、外部中空フレーム70
上に装着されたソレノイド97によって可動である。さら
に、センサーまたは検知器(以下、検知器98として説明
する)が設けられ、これはカセットがカセット収容機構
20内に挿入されたとき、開口部52およびスロット54と整
列すべきプラテン72中の孔(図示せず)の下方に配置さ
れたカセット内のバーコード66を読み取るためのもので
ある。さらに外部中空フレーム70上に配置されているの
は、カセットがカセット位置決め機構内に移動する際、
その端縁を監視するために配置された検知器99(詳細は
示されていない)である。検知器に接続されている概略
的に示されたマイクロプロセッサ21がカセット収容機構
20の作動を制御する。
注入バルブアセンブリー 第9図、第10図、第11図および第12図に注目すると、液
体注入バルブアセンブリー22が本体100を含んでおり、
これはチャンバ10の壁11に溶接されるか、そうでなけれ
ば適切に固定されている。本体100は円筒形内部を有し
ており、この中にはバルブ本体またはハウジングを形成
する対をなす部分もしくは上方ハウジングセクション10
2および下方ハウジングセクション104が配置されてい
る。これらのセクションは本体100内にねじ込まれたス
パナーナット106もしくはその他の適当な手段によって
互いにクランプされている。上方ハウジングセクション
102上のスパナーナット106および外方へ延びるフランジ
間にワッシャ108が配置されている。
下方ハウジングセクション104は、中央に配置され、上
方に延びる環状バルブシート110を包含し、このバルブ
シートは下方ハウジングセクション104の細長いバルブ
出口通路の入口を囲んでいる。また下方ハウジングセク
ションは大きく、フラットな可撓性ダイアフラム112に
よりカバーもしくは閉じられており、ダイアフラムはバ
ルブを経由する流れを制御するための可動圧力応答バル
ブ要素を形成する。ダイアフラム112は、下方ハウジン
グセクション104内に形成された円形で、フラットなく
ぼみ114内に定位する。くぼみ114はバルブシート110と
面一である。くぼみ114の中央部に形成されているの
は、より小さい直径を有する浅い環状くぼみ116であっ
て、環状バルブシート110を取り囲み、かつ環状バルブ
シート110に対する入口通路の一部を形成している。く
ぼみ116の半径方向の寸法は、無視し得る程度の量の液
体によって大きなバルブ開放力が発生されるように、そ
の深さに関連して非常に大きいものがある。例えば、本
発明の一形態において、くぼみ116の深さは約0.1778m
m、そしてくぼみの直径は約22.86mmであって、容量約6
5.548mm3を 有するものである。
さらに、下方ハウジングセクション104中に形成されて
いるのは、半径方向に延び、円周方向に離間した浅い一
対の通路120であって、これは入口の環状くぼみ116に対
し、それらの半径方向の内方端部上で開放されている。
これらの通路の半径方向の外方端部は、可撓性ダイアフ
ラム112に形成され、かつ小直径通路122と整列している
開口部113と整列することになり、この小直径通路は中
央スペース131から半径方向外方へ向かう上方バルブハ
ウジングセクション102を経由して軸方向に延びてい
る。第9図に示した一対の位置決めピン124(その1個
のみが第12図中に示されている)は、上方ハウジングセ
クション102および下方ハウジングセクション104の半径
方向外部、可撓性ダイアフラム112の外周を経由し、そ
して本体100中のソケットに延びている。これらのピン1
24は上部ハウジングセクション102内に可撓性ダイアフ
ラム112を定位するので、ダイアフラム中の孔および上
部ハウジングセクション内の通路は通路120の半径方向
外方端部と整列される。それはまたカセット収容機構に
対し、全ての注入装置本体アセンブリーを整列させる。
上方ハウジングセクション102の溝内に配置された外方
Oリング126が、小直径通路122から半径方向外方へ向か
うバルブ入口通路をシールする。対応的に内方Oリング
128は、可撓性ダイアフラム112の上方側および上方ハウ
ジングセクション102間の液体の流れを阻止する。
可撓性ダイアフラム112の頂部に配置されているのは可
動ピストン130であり、これは周囲圧力に開放されてお
り、上方ハウジングセクション102に適切に形成され、
中央に配置されたスペース131内に配置されている。可
動性ピストン130の下方ヘッド部130aは、環状バルブシ
ート110から逆の可撓性ダイアフラム112の頂部側と係合
する。圧縮ばね132は可動性ピストン130の上方円筒形部
分を取り囲み、そしてショルダー130cに抗して反発し
て、可動性ピストン130を可撓性ダイアフラム112および
環状バルブシート110に抗するバルブ閉塞位置に付勢す
る。ばね132の他端は保持プレート136に対抗して反発す
る。この保持プレートは適当な結合手段138によって上
方ハウジングセクション102の上端部に取り付けられて
いる。
下方ハウジングセクション104下端に配置されているの
は、スリーブナット146によりフィルター142およびOリ
ング144に抗してクランプされた噴霧ノズル140である。
ノズル140に固定されている噴霧フィンガー148は、ノズ
ルを経由する開口部およびバルブ出口通路111と整列し
て、出口からの放出液体の霧化を容易にする。
セル突き刺し/フローティングシールアセンブリー 依然として第9図−第12図を参照すると、インジェクタ
ーバルブアセンブリーはさらに、セル開封アセンブリー
またはセル突き刺しおよびフローティングシールアセン
ブリー(以下、単にアセンブリー150として説明する)
を含んでいる。液体カプラーを形成するアセンブリー15
0は、チューブ状針152の形状の導管を含んでいる。この
針は、上方ハウジングセクション102の上面中に形成さ
れたソケット156内に配置された針支持部材154に固着さ
れている。ソケットの中央のスペース131に隣接してい
るが、これから半径方向外方へ離間している。針の下部
は入口の小直径通路122内に緊密に適合し、一方、針の
シャープな上端部は適所で上方に延びて液体セル30を突
き刺す。
軸方向の穴を有する弾性チューブ状のシール要素158は
チューブ状針152の上部を取り囲んでいる。シール158よ
りも硬質の材料から調製されたチューブ状フォロア160
はシール158の下部と係合する。チューブ状スリーブま
たは案内162はシール要素158を取り囲み、かつ保持プレ
ート136中の開口部161を経由して延びる。案内162は外
方へ延びるフランジを備えており、これは保持プレート
136の下面と係合し、そしてこのフランジの下面はシー
ル要素158の下方端部上の外方へ延びるフランジ158aと
係合する。
圧縮ばね164は、フォロア160上のフランジ160aおよび針
支持部材154の下端部上の上方へ延びるフランジ間に延
びている。このばねは保持プレート136に抗してフォロ
ア160、シール要素158および案内162を上方へ付勢す
る。このばねまた、小さなOリング166を上部ハウジン
グセクション102内の針を囲んでいる溝中に付勢して、
小直径通路122およびソケット156間の液体の流れを阻止
している。
シール要素158の上端は上方へ延びる環状面部158bを含
んでおり、これはカセット18の下面と係合してそれと共
にシールを形成する。シール要素158内の穴はその下方
端部上の内方へ延びるシール部158cを備えており、この
下方端部はチューブ状針152の外部と弾力的に係合して
その場所においてシールを形成する。シール部158cを囲
むシール要素158の下方端部上の中央突出部は円錐形状
を有しており、これはフォロア160の上面の円錐形くぼ
み中に定位する。ばね164の力と共にこれらの対をなす
面は、シール部158cを針と係合するように付勢して、良
好なスライドシールを形成する。
第9図および第11図から理解されるように、一対のアセ
ンブリー150が設けられており、これは上部ハウジング
セクション102上で円周方向に互いに離間している。
作 動 本発明のシステムが使用される場合には、ドア12でカバ
ーされた開口部を介して滅菌すべき物品を円筒形チャン
バ10内に配置し、その後、ドアを確りと閉じる。新鮮な
セルパック28を収容するカセット18を選択して、カセッ
ト収容機構20内に手で挿入する。カセットを挿入する前
に、インジケータストリップ47およびラベル67を観察し
て、いずれかのセルが過酸化水素をリークしていること
を示しているか否かを見る。もしリークが存在すれば、
リーク側のインジケータストリップはそのような状態を
示す色調を有することになり、従ってそのカセットは使
用するべきではない。もしカセットが適切な状態にあれ
ば、ラベル67は適当なプルタブ67cにより除去し、そし
てそのカセットが挿入される。
カセットが挿入されると、数多くの事象が生ずる。カセ
ットの端縁と整列する検知器99がカセットの存在を検知
する。マイクロプロセッサ21からの信号がモータ95をス
タートさせて駆動ローラ94を、カセットが機構内へ移動
する方向に回転させる。カセットが駆動状態に入ると、
バーコード66がスロット54を経由して検知器98により読
み取られ、そして情報がマイクロプロセッサ21に伝達さ
れる。もしカセットが後向きまたは転倒して挿入される
と、バーコード情報の不存在により機構はカセットを受
け入れない。カセットは適切に定位されているが、ラベ
ル67が除去されていなければ、コードの一部分のみがラ
ベル67内の窓69を介して見られ、これによってソレノイ
ド97によってつめ96を解除させ、そしてモータ95の方向
を逆転させてカセットをインジェクトする。
バーコードはカセット内の液体の性状を示すが、これは
必要なことである。それは、異なった容量の異なった滅
菌剤を収容するカセットを本発明の装置と共に使用する
可能性があるからである。さらに、バーコードは滅菌剤
用のセルパック28が充填された日付を示す。もし悪い物
質が使用されるか、日付がその物質に関する受容可能な
保存期間を超えていれば、分配機構は上述のようにカセ
ットをエジェクトし、そしてマイクロプロセッサ21は適
切な警告を提供して、オペレータに対して新しいカセッ
トを使用すべきことを指示することになる。
カセットが受容可能であれば、モータ95はカセットを機
構中へ駆動し続ける。カセットが完全に挿入位置に達す
ると、検知器99はカセットの端縁の感知孔68の位置でカ
セットの停止を検知する。検知器99は信号を発してモー
タ95を停止させ、そしてその方向を逆転させて駆動ロー
ラ94がカセットを機構の外に短い距離だけ移動させるよ
うに回転するようにし、これによってカセットの後端の
第一の液体セル30が突き刺されるのに適切な位置に置か
れる。スプリングのつめ96はこの運動を、それが溝64に
遭遇するまで許容する。カセットはつめによって第一の
セルの前の一つのステーションで停止される。検知器98
は、使用すべき第一のセルに関連する開口部52内のフォ
イル62が依然として損なわれていないか否かを検知す
る。もしフォイルが破損していれば、カセットは次のセ
ルに進むことになる。フォイルは再び検査され、そして
このプロセスは必要に応じ、無傷のセルが配置される
か、カセット全体が退けられるまで反復される。フォイ
ルが無損であると認定されると、次にカセットは第一の
セルの位置に進む。
過酸化水素が注入される前に、導管14により円筒形チャ
ンバ10に真空が与えられる。流体注入工程を開始させる
ために、加圧流体が導管87を介して加えられ、アクチュ
エータロッド85を伸長し、それによってカム84を、その
前方セクション84aがローラ82と係合している位置から
傾斜カムセクション84b上に、次いでセクション84cでロ
ーラ82と係合する位置に移動させる。
カム運動がスタートする前に、第13図に概略的に示すよ
うに、カセット18および隣接コンポーネントが配置され
る。若干のクリアランスがカセット18と隣接のシーリン
グ部材との間にあり、その結果筒状突き刺し針91および
チューブ状針152がカセットに貫入することはない。第1
4図に示すように、中央セクション84bのカム傾斜部の最
下部がローラ82と係合している位置へのカムの運動は、
クランププレート76を下方へ強制し、これは順次サドル
クランプ80を押圧し、クランプ88を下方へ移動させてカ
セット18の上面と係合状態に入る。この下方運動は、ば
ね74および78の上方への力に抗して生ずるものである。
さらに、カセットの下面がシール要素158の上部シール
リングである環状面部158bと係合すると、このシール要
素はばね164の力に抗して下方へ移動される。
この下方運動の結果、数種類の作用が生ずる。カセット
頂部側のOリング90はカセットに抗して圧縮されて、そ
の位置にシールを形成する。このOリングは、勿論穴46
を囲んでいる。さらに、筒状突き刺し針91はインジケー
タストリップ47を突き刺し、そして部分的に穴46に進入
する。このようにして筒状突き刺し針91は、セルの圧力
側面32上方のスペースを含むコンパートメント42と連通
状態となる。環状面部158bはカセットの下面において液
体セル30に至る孔49を囲み、環状面部158bの圧縮によっ
てその位置にシールを形成する。さらにシール部材は、
チューブ状針152が孔49内に延び、かつ液体セル30の分
配側面34を突き刺すことから十分に離れて下方へ移動さ
れている。シール部材の下方端部上の内部のシール部15
8cはチューブ状針152上をスライドするが、シールをそ
の位置に保持する。
一対のセル突き刺しアセンブリーが設けられているの
で、カセットはまた、他方の突き刺しアセンブリー上へ
移動される。これはその領域内にシールを生成し、そし
て針152bは害を及ぼすことなくソケット50内に延びる。
さらに、外部中空フレーム70上に配置され、一端縁に沿
うカセットの下方側に隣接するブレード168が整列され
て、開口部52に入り、そしてフォイル62を破って、その
開口部に関連するセルが突き刺されたという指示を提供
する。
アクチュエータロッド85の連続的な伸長は、カム84を中
央セクション84bから離し、終端水平延長セクション84c
上へと移動させるが、これは第15図に概略的に示される
ように、中央セクション84bまで依存するものではな
い。これによってばね74は、プラテン72を押圧し、そし
てカセット18を上方へ少量だけ復帰させることができる
ようになり、この量はセットをチューブ状針152から離
れて移動させるのに十分なので、最早液体セル30内に延
びることはない。カセット内の孔49および穴46の周囲に
形成されたシールは無傷のままであるが、それ以来カセ
ットは依然として下方圧力下にある。
完全に延びた位置へのカムの運動は、適切なセンサー
(図示せず)を始動させて、フレキシブル導管93を経由
し、筒状突き刺し針91を介してコンパートメント42内へ
流れる加圧空気の流れを開始させ、セルの圧力側面32に
抗して圧力を生成し、液体セル31内の液体に抗してそれ
を下方へ強制する。このようにして、液体は孔49を介し
てセルの外部へ押出され、そしてチューブ状針152内に
押し入れられる。セルの圧力側面32は、その分配側面34
の内面に対して完全に逆になっているので、セル内の液
体の全量が外部へ押出される。セルからの出口はその最
下方地点において形成されているので、たとえ空気がセ
ル中に存在するにしても、セル内に収容された全液体は
押出される。液体セル30を出た液体は下方へ強制され
て、チューブ状針152を介し、可撓性ダイアフラム112中
の開口部113を経由し、半径方向の通路120を介して環状
バルブシート110を囲むバルブ入口の浅い環状くぼみ116
に流入する。
セルの圧力側面32に抗して空気圧により加えられた圧力
は、可撓性ダイアフラム112上のバルブ閉止力に打ち勝
つのに十分であり、この閉止力はインジェクターバルブ
の圧縮ばね132の下方への強制力、周囲空気圧、そして
さらにダイアフラムの中央下流側に加えられた真空の小
さな効果をも包含している。入口圧力を受けるダイアフ
ラムの面積は比較的大きいものであることに留意される
べきである。可撓性ダイアフラム112は環状バルブシー
ト110から離れるように移動するので、液体は出口通路1
11および噴射ノズル140を介して円筒形チャンバ10内へ
流入することが可能である。この液体の注入は非常に迅
速に起こり、そして液体が注入されるや否や、ばね132
は可動性ピストン130に抗して直ちに反発し、バルブ要
素をその通常のバルブ閉塞位置に再び移動させる。バル
ブシートの上流側の通路は適切にシールされるけれど
も、チャンバ内の真空が影響を受ける可能性を最小とす
るように、できるだけ迅速にバルブを確実に閉じること
が望ましい。
次いで、フレキシブル導管93を経由する空気圧は取り去
られ、そしてカム84は引っ込められる。検知器98は開口
部52を介して、一列を成す次のセルが使用されていない
ことを観察する。このようにして、ソレノイド97が始動
されて、つめ96を開放し、そしてモータ95は付勢され
て、駆動ローラ94をしてカセットを外方の一位置に移動
させ、そのときつめ96はもう一度溝64と係合してそのカ
セットを次のサイクルのために適当な位置に保持する。
液体セル30内の液体が容量的に正確にチャンバ内に確実
かつ迅速に注入されたことを評価すべきである。注入さ
れない液体はセルの圧力側面32および環状バルブシート
110間の液体通路内に残留するもののみである。たとえ
セルの容量が小さいものであるとしても、この分量は液
体セル30の容量に対して非常に小さいものである。さら
に、この死蔵量は第一のセルに関して生じるのみであ
り、この点に関して第二セル内の液体の注入がこの少な
い残留量の大部分を注入することになり、そして同様な
残留量を残すことになるので、容量上の精度が得られ
る。
滅菌サイリスタの次の工程は、注入された過酸化水素を
滅菌される物品の全表面上に浸透させ、そしてプラズマ
を生成する電気エネルギーを最後に印加する工程であ
る。この工程に関する詳細は上に参照した特許中に述べ
られている。カセットおよび液体分配機構は適所にあっ
て、カムを移動させるアクチュエータに加えられる適当
な信号を受信することによりサイクルを反復する。カセ
ット内の全てのセルはこの方法により順次使用すること
ができる。セルが使用される際、作動を制御するマイク
ロプロセッサ21はセルの数をカウントし、そして全てが
使用されたとき、消費されたカセットは自動的にエジェ
クトされる。或いは感知孔68にフォイルが存在しないこ
とを、カセット内の全てのセルが使用されてしまったこ
とを示すために利用することができる。
本発明は滅菌サイクルに関するチャンバ内への注入液体
に関連して説明されたが、このシステムはチャンバ内へ
如何なるタイプの液体を注入させることに関しても有用
であることが理解されるべきである。さらに、この注入
は滅菌サイクルに関連しなければならないというもので
はない。またこの注入システムは液体を真空化したチャ
ンバ以外の容器中に注入するためにも有効に利用でき
る。ただし、注入バルブは真空チャンバと関連させて特
に有用なものである。
カセットおよびセルからの分配の好ましい形態について
説明されたが、勿論その他の代案もある。例えば、セル
突き刺しエレメトはチューブ状針であることを要しな
い。その代わりとして、液体は開封エレメントの周囲に
流れる。さらに、この種エレメントに関する必要性は、
セルを破裂させることにより不要となる。第7a図を参照
すれば、セルの分配壁34aは、所定の圧力において押し
破られるか、破裂されることになる、弱い、あるいは薄
くされた中央セレクション34bを有するように形成され
る。突き刺し尖端を排除することの他に、対応するシー
ルを要し、そしてカセット位置決め工程を簡略化するこ
とができる。壁セクション34bは普通の壁に凹凸を付け
るか、あるいは壁を薄く形成することにより形成しても
よい。先に述べたことに関連して、分配側面34はセルの
底部壁として球状凹所39を用いるセルを形成かつ充填す
ること、ならびに突き刺されるか、押し破られる出口位
置において薄いセクションを形成することにより排除す
ることが可能である。さらに、代替的に中央セクション
34bはカセットの球状凹所39に接合された別の層であっ
てもよい。
本発明の具体的な実施態様は次のとおりである。
(1) 前記可動壁および前記圧力壁間に空間が形成さ
れ、この空間に前記孔を介して空気圧を加えることによ
って、前記穴を通して前記セルの外に前記流体を押出す
ようになされた請求項1記載のカセット。
(2) 前記可動壁はフレキシブルなもので、流体を収
容する凹所を有するように形成され、さらに前記セル
は、前記可動壁の前記凹所の形状に適合する分配壁を有
し、これによって前記可動壁が前記分配壁に対して反転
されたときに前記流体のほとんど全部が前記セルの外に
押し出されるように成された前記(1)記載のカセッ
ト。
(3) 前記セルが、前記セルを形成する前記可動壁と
協働する可動分配壁を有している前記(1)記載のカセ
ット。
(4) 前記区画の分配壁は、前記セルの分配壁と適合
してその外側を支持する内面を有している前記(3)記
載のカセット。
(5) 前記カセットは、複数の区画を形成する複数の
壁と、複数のセルを有し、前記セルの一つが前記区画の
各々の中に位置している請求項1記載のカセット。
(6) 前記セルの各々はフレキシブルなシートによっ
て互いに連結されており、前記カセットは、両者間で前
記シートをクランプするように設けられた互いに対をな
す2つの部分を有し、前記セルが各区画内でシールされ
ている前記(5)記載のカセット。
(7) 前記カセットはその外部に形成された複数の溝
を有し、前記溝は前記流体を前記セルの外に押出すため
に設けられた機構の中に前記カセットを位置させるため
の爪と協働するように設けられている前記(5)記載の
カセット。
(8) 前記カセットはその一つの端部に、前記カセッ
トを自動的に位置決めするのに役立つ標識を有する前記
(5)記載のカセット。
(9) 前記カセットに形成され、その一つが各セルに
組合わされた複数の開口と、前記カセットの部分間でク
ランプされて前記開口を横切って延び、各開口に組合わ
されたセル内の流体が分配されていないことを示す指標
を与える指示シートとを有し、前記開口は、この開口と
組合わされたセル内の流体が分配されているときに前記
シートを破る要素を受け入れるようになされている前記
(5)記載のカセット。
(10) 前記穴を囲む前記カセットの外面は、セルの外
に流体を向かわせる手段を有するシールを形成するよう
になされ、また前記孔を囲む前記カセットの外面に、前
記区画に空気圧を加える手段を有するシールを形成する
ようになされている請求項2記載の装置。
(11) 前記カセットの外面に、位置決め手段と協働し
て前記カセットを自動的に動かし、前記セルから液体を
連続して分配するために位置決めする手段を有している
請求項2記載の装置。
(12) 前記加圧壁は、前記分配壁と係合するまで押さ
れて前記容器内の流体の実質的に全部を前記容器の外に
押し出すことができる程度にフレキシブルである請求項
3記載の容器。
(13) 前記凹んだ壁は球の半径上に形成され、前記分
配壁の半径は、前記容器が空になったときに前記加圧壁
が前記分配壁内に正確に収容される程度に、前記加圧壁
の半径よりもわずかに小さい前記(12)記載の装置。
(14) 前記各壁は、フレキシブルではあるが実質的に
弾性をもたないプラスチックから作られている前記(1
2)記載の装置。
(15) 前記各壁は、別の容器を形成するための別の1
以上の対をなす壁を有するプラスチックシートで作られ
ている前記(12)記載の装置。
(16) 前記手段は、複数の凹所をそれぞれ有する一対
のシートからなり、一方のシートの凹所が他方のシート
の凹所の周縁と結合されてセルの壁を形成するようにな
されている請求項4記載の装置。
(17) 前記セルは、シートによって互いに連結されて
おり、前記セルに封入された流体と、この流体の種類、
封入日あるいは最終使用可能期日に関する情報を示す機
械で読み取り可能な、前記シートに設けたコードとを有
している請求項4記載の装置。
(18) 前記セルが取付けられるシートと共に、互いに
離れて配置された1以上の別の同様のセルを有し、前記
カセットは、各々が前記セルの一つを受け入れる複数の
区画を有する請求項5記載のカセット。
(19) 前記セルの外に流体を押出すために設けられた
ポンプ機構内に前記カセットを位置させるために前記カ
セット上に形成された手段を有する前記(18)記載のカ
セット。
(20) 前記カセットを位置決めする機構と協働するよ
うに前記カセットに形成された感知手段を有する前記
(18)記載のカセット。
(21) 前記セル内の流体の種類および封入日を示す、
機械で読み取り可能な表示が前記カセットに設けられて
いる前記(18)記載のカセット。
(22) 前記シート上に設けたフォイルの層と、このフ
ォイルによって初めは閉じられている、カセットに設け
た複数の開口とを備え、前記フォイルは前記開口内に挿
入される要素によって破ることができるものであり、前
記開口の位置は前記セルの位置と関連しており、これに
よって前記開口内にフォイルが存在するかどうかによっ
て前記セルの一つに流体が存在するかどうかを示すよう
にした前記(18)記載のカセット。
(23) 前記カセット上を前記孔を越えて延びるラベル
を有し、前記ラベルは、前記セル内で前記流体にさらさ
れたときにその外観を変えるように設けられ、これによ
ってセル内での流体のリークを指示するようにした前記
(18)記載のカセット。
(24) 前記穴を越えて延びるラベルを前記カセット上
に有し、前記ラベルは、前記セル内の流体に接したとき
にその外観を変えるように設けられ、これによってセル
の流体のリークを指示するようになされている前記(1
8)記載のカセット。
(25) 前記穴および前記孔の周囲にシールを形成し、
前記開口を通して前記セルおよび区画に空気圧を供給す
ることによって前記セルから前記流体が押出されるよう
になされた請求項7記載の方法。
(26) 一つのフレキシブルシートに複数の狭い凹所を
形成する段階と、 他のフレキシブルシートに前記凹所の各々と対をなす複
数の凹所を形成する段階と、 対をなす各凹所の周縁に沿って前記フレキシブルシート
を互いに結合し、これによって複数のセルを形成する段
階と、 を含む請求項7記載の方法。
(27) 各カセット部分間で前記シートを、各セルの周
縁が各カセット部分間でクランプされるように互いに結
合する段階を含む前記(26)記載の方法。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシステムを例示する滅菌装置を概略的
に示す斜視図、第2図は分配すべき液体を含有する第1
図のカセットまたはカートリッジを示す頂部斜視図、第
3図は第2図のカセットを示す底部斜視図、第4図は第
2図および第3図のカセット内に収容される流体セルの
パックを示す頂部斜視図、第5図は第4図のセルパック
の前方端を示す頂部平面図、第6図は第5図の6−6線
上の横断面図、第7図は第2図の7−7線上のカセット
を示す横断面図、第7a図はセルパックの一部について別
の構造を示す一部省略斜視図、第8図は第1図のカセッ
ト位置決めおよび圧縮機構を示す頂部の部分破断斜視
図、第9図は本発明の注入バルブアセンブリーを示す分
解斜視図、第10図はセルの突き刺しおよびフローティン
グシール機構であって、第9図のアセンブリーの一部を
示す分解斜視図、第11図は注入バルブアセンブリーを示
す拡大斜視図、第12図は第11図の12−12線上の注入バル
ブアセンブリーを示す横断面図ならびにカセット内の液
体セルを圧縮するための空気分配システムを示す横断面
図、第13図,第14図および第15図は作動中の流体注入シ
ステムを示す概略図である。 10……円筒形チャンバ、11,38……壁、14,87……導管、
16……液体注入システム、18……カセット、22……流体
注入バルブアセンブリー、30……流体セル、31……液
体、42……コンパートメント、46……穴、49……孔、91
……筒状突き刺し針、93……フレキシブル導管、113,16
1……開口部、152……チューブ状針。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分配壁および圧力壁を有する区画を形成す
    る比較的硬い壁と、 前記区画内に位置し、前記各壁に対してシールされた液
    体収容セルとを備え、前記セルはその圧力壁側に可動壁
    を有し、前記区画は、前記流体を前記セルの外部に導く
    ために前記分配壁に設けられた穴と、前記流体を前記セ
    ルの外に押出すように前記可動壁に対して圧力を加える
    ために前記圧力壁に設けられた孔とを有している、流体
    分配カセット。
  2. 【請求項2】ほぼ平らな細長い長方形の形状を有し、か
    つ比較的狭い複数の区画を形成するように互いに対をな
    す壁を有する分配部および加圧部を備えたカセットと、 流体を収容する複数のセルを形成するように互いに結合
    されフレキシブルな壁を有するセルパックとを備え、前
    記セルパックは、各区画ごとに一つのセルが配置される
    ように、前記分配部および前記加圧部を包含し、前記カ
    セットは前記セルの外に流体を導くために各区画の分配
    側に設けた穴を有し、前記区画の各々は、前記セルの外
    に流体を押出すために前記セルに作用する圧力を受ける
    ように前記加圧側に設けられた孔をさらに有している、
    流体分配装置。
  3. 【請求項3】前記セルパックが、凹んだ内面をもつ分配
    壁と、 この分配壁の周縁と合致する寸法の周縁を有する凹んだ
    内面をもつ加圧壁とを備え、前記両壁の周縁は、各々の
    凹んだ面が互いに向き合って密封された容器を形成する
    ように互いに結合されていることを特徴とする特許請求
    の範囲第(2)項記載の流体分配装置。
  4. 【請求項4】前記セルが、対をなす凹んだ内面をもつ壁
    を有し、この壁の少なくとも一つは、前記セルの容積を
    実質的になくすように、その外側に与えられた圧力に応
    じて他方の壁に接するように反転できる程度にフレキシ
    ブルであることを特徴とする特許請求の範囲第(2)項
    記載の流体分配装置。
  5. 【請求項5】分配壁およびフレキシブルな加圧壁を有す
    る、液体を封入したセルと、 中に前記セルが配置される硬い区画を形成する手段とを
    備え、前記区画は、前記セルの分配壁を支持するように
    前記分配壁と適合して彎曲する分配壁を有し、前記区画
    はさらに、前記セルの加圧壁を含むか、加圧空所を形成
    するようにこの加圧壁から離されている、前記セルの周
    縁に関してシールされた加圧壁を有し、前記区画は、流
    体を前記セルの外に向けるために流体結合装置と協働す
    るように設けられた穴を有し、前記区画の加圧壁はさら
    に、前記セルの外に流体を押出すために前記空所に流体
    圧が供給されるように前記空所に連なる孔を有している
    流体分配カセット。
  6. 【請求項6】前記セルパックが、前記セル内に封入され
    た流体を備え、前記壁は可動壁および分配壁を含み、前
    記分配壁は、前記セルの外に前記流体を押出すために前
    記可動壁の外側に圧力が加えられたときに破れて前記流
    体のための出口を形成する弱い部分を有していることを
    特徴とする特許請求の範囲第(2)項記載の流体分配容
    器。
  7. 【請求項7】分配されるべき流体をパッケージする方法
    であって、 既知の量の流体を封入し、可動壁を有する閉じたセルを
    形成する段階と、 前記セルを収容するための区画を有するカセット内に前
    記セルを封入し、これによって加圧空所および分配空所
    を形成する段階と、 前記分配空所の壁に、前記セルから前記流体を分配する
    穴を形成する段階と、 前記加圧空所の壁に、前記セルから前記流体を押出すた
    めの圧力が供給される孔を形成する段階と、 を備えた方法。
  8. 【請求項8】セルを形成する段階が、一つのフレキシブ
    ルシートに複数の狭い凹所を形成する段階と、 他のフレキシブルシートに前記凹所と対をなす複数の凹
    所を形成する段階と、 対をなす前記凹所が互いに向き合うように各凹所の周縁
    に沿って前記フレキシブルシートを互いに結合し、これ
    によって、前記シートによって連結された互いに離れて
    配置されたセルのパックを形成する段階とからなること
    を特徴とする特許請求の範囲第(7)項記載の方法。
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