JPH0722641Y2 - 色分解光学系 - Google Patents

色分解光学系

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JPH0722641Y2
JPH0722641Y2 JP11370391U JP11370391U JPH0722641Y2 JP H0722641 Y2 JPH0722641 Y2 JP H0722641Y2 JP 11370391 U JP11370391 U JP 11370391U JP 11370391 U JP11370391 U JP 11370391U JP H0722641 Y2 JPH0722641 Y2 JP H0722641Y2
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JP
Japan
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prism
light
color separation
reflected
optical system
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JP11370391U
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English (en)
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JPH068902U (ja
Inventor
夏木 土屋
Original Assignee
株式会社飯山コシナ
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Publication date
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は色分解光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の色分解光学系における色分解プ
リズムは図3に示すような、いわゆるフィリップスタイ
プのものが一般的である。この色分解プリズムは、3つ
のプリズムを接合したもので、第1のプリズム10の第
3面11がB光の出射面、第2のプリズム12の第3面
13がR光の出射面、第3のプリズム14の第3面15
がG光の出射面に形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところでこの種色分解
プリズムを組み込むビデオカメラ等は報道用等、プロ用
の大型、高級機種に組み込まれるのが一般的であった
が、この種色分解プリズムを組み込む3管式あるいは3
板式のものは色バランスがよく、再現性のよい高画像が
得られることから、昨今は高画像を期待して一般の小型
機種のビデオカメラ等にも組み込みが要望されるように
なってきている。そこで考案者はバックフォーカスが2
0mm以下の小型化が可能なレンズ用の色分解プリズム
について検討したが、色分解プリズムが小型化するにつ
れて次のような問題が発生することが判明した。すなわ
ち、バックフォーカスが20mm以下の小型レンズに対
応させるとすると、その光学的設計上CCD素子と色分
解プリズムの各B光、G光、R光の出射面との間隔は狭
くなり、例えば0.5mm程度になってしまう。このよ
うにCCD素子と各出射面との間隔が0.5mm程度の
距離だと、出射面の例えば20μm程度の研摩の際の細
かい傷までみえてしまうことになり不都合が生じるので
ある。特にG光の出射面の傷が顕著に見えてしまい、実
際上製品化できないものであった。
【0004】そこで、本考案は上記問題点を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、バック
フォーカスが20mm以下の小型レンズにも十分対応で
き、また出射面の傷も見えにくくなる色分解光学系を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、バックフォーカ
スが20mm以下の小型レンズと、断面三角形をなし、
第1面が入光面、第2面がB光の反射面、第3面が第2
面で反射されさらに第1面で反射されたB光の出射面に
形成された第1のプリズム、断面三角形をなし、第1面
にて第1のプリズムの第2面に空気層を介して接合さ
れ、第2面がR光の反射面、第3面が第2面で反射され
さらに第1面で反射されたR光の出射面に形成された第
2のプリズム、第1面が斜めに切断された四角柱状をな
し、該四角柱の軸が第1のプリズムへ入光する光軸と一
致するよう第1面にて第2のプリズムの第2面に接合さ
れ、第1面と反対側の第3面がG光の出射面に形成され
た第3のプリズムの3つのプリズムを含む色分解プリズ
ムと、前記色分解プリズムの第1、第2、第3のプリズ
ムの出射面と対向して配設されたCCD等の撮像素子と
を具備する色分解光学系において、前記色分解プリズム
の第3のプリズムを光軸方向に短寸化して、G光の光路
長を他のB光、R光の光路長より短くして、第3のプリ
ズムの出射面と対向する撮像素子との間隔を1mm以上
に設定したことを特徴としている。
【0006】
【作用】用いるレンズがバックフォーカス20mm以下
の小型のもののばあい、その光学的設計上CCD素子と
色分解プリズムの各B光、G光、R光の出射面との間隔
は狭くなり、例えば0.5mm程度になってしまい、こ
の場合特にG光の出射面の傷が顕著に見えてしまう。す
なわち、画像の解像度はG光に負うところが大きいから
である。ところで第3のプリズム29は四角柱であるの
で、その第3面32を後退させてもプリズムのシステム
は成立する。そこで本考案では、光路長を等しくする点
は多少犠牲になるが、第3プリズム29の第3面32を
後退させてCCD素子との間隔を確保するようにしてい
る。これにより第3面の傷は見えにくくなり、画質を向
上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る色分解プリ
ズム20の一実施例を示す。21は第1のプリズムであ
る。第1のプリズムは断面三角形をなし、第1面22が
被写体からの光の入光面、第2面23がB光の反射面、
第3面24が第2面23で反射されさらに第1面22で
反射されたB光の出射面に形成されている。25は第2
のプリズムである。第2のプリズム25は断面三角形を
なし、第1面26にて第1のプリズム21の第2面23
に接合され、第2面27がR光の反射面、第3面28が
第2面27で反射されさらに第1面26で反射されたR
光の出射面に形成されている。29は第3のプリズムで
ある。第3のプリズムは第1面30が斜めに切断された
四角柱状をなし、該四角柱の軸が第1のプリズム21へ
入光する光軸と一致するよう第1面30にて第2のプリ
ズム25の第2面27に接合され、第1面30と反対側
の第3面32がG光の出射面に形成されている。第3の
プリズム29の第1面、第3面を含む回りの第2面3
1、第4面33には切れ込み34を形成してある(第2
面は図示せず)。なお第3のプリズム29の第2面3
1、第4面33は非研摩面となっている。35はB光用
のCCD素子、36はR光用のCCD素子、37はG光
用のCCD素子である。
【0008】また第3のプリズム29の第1面30と第
4面33の鋭角角部A(図2)が第1のプリズム21の
第2面23に突き当たらぬよう該鋭角角部Aを面取りし
て、前記第4面33の位置を前記第2のプリズム25の
第1面26と第2面27の鋭角角部より高くして第3の
プリズム29の第2面31と第4面33との間の厚みを
大きく設定してある。これにより、従来であれば図1に
tで示すしか第3のプリズム29の厚さが設定できなか
ったのが、本実施例ではTあるいはそれ以上の厚さに設
定できる。そしてこのように第3のプリズム29を厚く
設定できるので、第4面33あるいは第2面31に切れ
込み34を形成して有害光線を遮断できる。
【0009】本考案で特徴とする点は、通常の色分解プ
リズムでは、プリズム中の各色光の光路長が等しくなる
よう設定してあるが本考案では図面に示されるように、
第3のプリズムの全長を短くし、プリズム中でのG光の
光路長を短くして、かつその出射面とCCD素子との間
の距離を1mm以上例えば1.5mm程度と大きくなる
ように間隔をあけている。用いるレンズがバックフォー
カス20mm以下の小型のもののばあい、その光学的設
計上CCD素子と色分解プリズムの各B光、G光、R光
の出射面との間隔は狭くなり、例えば0.5mm程度に
なってしまい、この場合特にG光の出射面の傷が顕著に
見えてしまうものであった。ところで第3のプリズム2
9は四角柱であるので、その第3面32を後退させても
プリズムのシステムは成立する。そこで本考案では、光
路長を等しくする点は多少犠牲になるが、第3プリズム
29の第3面32を後退させてCCD素子との間隔を確
保するようにしている。これにより第3面の傷は見えに
くくなり、画質を向上させることができる。
【0010】以上本考案につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本考案はこの実施例に限定されるもので
はなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0011】
【考案の効果】本考案に係る色分解光学系によれば、上
述したように、20mm以下のバックフォーカスの小型
レンズを用い、これに対応させて色分解プリズムを小型
化させたものにおいて、G光の光路長を多少犠牲にして
第3のプリズムを短寸化し、第3の出射面と撮像素子と
の間に1mm以上の間隔を確保したことで、出射面の傷
を見えにくくでき、画質を向上させることができるもの
であり、20mm以下のバックフォーカスの小型レンズ
を用いた色分解光学系を初めて提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る色分解プリズムの一例を示す断面
図である。
【図2】図1の色分解プリズムの部分断面図である。
【図3】従来の色分解プリズムの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 色分解プリズム 21 第1のプリズム 22、26、30 第1面 23、27、31 第2面 24、28、32 第3面 25 第2のプリズム 29 第3のプリズム 34 切れ込み 35、36、37 CCD素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックフォーカスが20mm以下の小型
    レンズと、 断面三角形をなし、第1面が入光面、第2面がB光の反
    射面、第3面が第2面で反射されさらに第1面で反射さ
    れたB光の出射面に形成された第1のプリズム、断面三
    角形をなし、第1面にて第1のプリズムの第2面に空気
    層を介して接合され、第2面がR光の反射面、第3面が
    第2面で反射されさらに第1面で反射されたR光の出射
    面に形成された第2のプリズム、第1面が斜めに切断さ
    れた四角柱状をなし、該四角柱の軸が第1のプリズムへ
    入光する光軸と一致するよう第1面にて第2のプリズム
    の第2面に接合され、第1面と反対側の第3面がG光の
    出射面に形成された第3のプリズムの3つのプリズムを
    含む色分解プリズムと、 前記色分解プリズムの第1、第2、第3のプリズムの出
    射面と対向して配設されたCCD等の撮像素子とを具備
    する色分解光学系において、 前記色分解プリズムの第3のプリズムを光軸方向に短寸
    化して、G光の光路長を他のB光、R光の光路長より短
    くして、第3のプリズムの出射面と対向する撮像素子と
    の間隔を1mm以上に設定したことを特徴とする色分解
    光学系。
JP11370391U 1991-12-28 1991-12-28 色分解光学系 Expired - Lifetime JPH0722641Y2 (ja)

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JP11370391U JPH0722641Y2 (ja) 1991-12-28 1991-12-28 色分解光学系

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JP11370391U JPH0722641Y2 (ja) 1991-12-28 1991-12-28 色分解光学系

Publications (2)

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JPH068902U JPH068902U (ja) 1994-02-04
JPH0722641Y2 true JPH0722641Y2 (ja) 1995-05-24

Family

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