JPH0722578U - フレームアレスタの取付構造 - Google Patents

フレームアレスタの取付構造

Info

Publication number
JPH0722578U
JPH0722578U JP5465593U JP5465593U JPH0722578U JP H0722578 U JPH0722578 U JP H0722578U JP 5465593 U JP5465593 U JP 5465593U JP 5465593 U JP5465593 U JP 5465593U JP H0722578 U JPH0722578 U JP H0722578U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw member
arrester
screw
gap
mounting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5465593U
Other languages
English (en)
Inventor
良夫 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP5465593U priority Critical patent/JPH0722578U/ja
Publication of JPH0722578U publication Critical patent/JPH0722578U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームアレスタを収納するねじ部材とアレ
スタ取付孔との隙間を流路として利用し、圧力損失が小
さく大きな流量を得る。 【構成】 ねじ部材8に焼結金属からなるフレームアレ
スタ7を圧入嵌合し、防爆容器3の外壁3Aに形成した
アレスタ取付孔10にねじ部材8をねじ込む。ねじ部材
8の挿入側端面外周部はねじ取付孔10の段差面15に
当接する当接部16を形成している。ねじ部材8の挿入
側端部にはスリット17a,17bが形成されており、
これによって雌ねじ部12と雄ねじ部13との隙間18
をねじ部材8の内部に連通させる。このため、隙間18
は防爆容器3の内外を連通させる流路を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電空ポジショナ、電空変換器、工業用ガスクロマトグラフ等に適用 して好適なフレームアレスタの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から電空式の計器、例えば電空変換器、調節弁用電空ポジショナ等に用い られる電気/変位変換機構は、爆発ガス雰囲気中で使用される際、点火源となり 、雰囲気ガスが爆発するおそれがあるため、防爆基準により装置内部で生じた爆 発が外部へ逸走しない構造とすることが義務付けられている。そのため、電気/ 変位変換機構全体を格別に製作した十分な防爆性能を有する耐圧防爆容器内に収 納した構造を採っている。
【0003】 図7はこのような耐圧防爆構造を採用した調節弁用電空ポジショナの従来例を 示す概略構成図で、1はノズルフラッパ機構、電気回路等を含む電空変換部、2 はガスまたは空気の流路部分、3はこれらを収納する耐圧防爆容器、4は配管、 5はコード、6は電気端子、7,7はノズル背圧用と供給空気圧用のフレームア レスタである。フレームアレスタ7としては従来から種々のものが知られている が、一般にステンレス等の粉末を円柱状に焼成してなる焼結金属製フレームアレ スタが使用され、配管4の接続部に嵌挿されることにより、爆発時の火炎の逸走 を防止する。
【0004】 図8はこのようなフレームアレスタ7の従来例を示すもので、筒状のねじ部材 8に圧入嵌合された焼結金属で構成されている。ねじ部材8は、防爆容器3の外 壁3Aに貫通形成されたアレスタ取付孔10に外部からねじ込まれ、フィッティ ング取付ねじ11によって押圧固定されている。フレームアレスタ7は、焼結金 属の粉末間隙が防爆基準に適合すべく所定(例えば0、1mm)のスキ(防爆隙 間)を形成し、長さがスキの奥行(例えば10mm)を形成している。このよう にねじ部材8にフレームアレスタ7を圧入嵌合し、防爆容器3のアレスタ取付孔 10にねじ込むようにしたフレームアレスタの取付構造にあっては、スペースが 小さく、取付部品が不要で最も効率がよいという特長を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、電空ポジショナ、電空変換器、工業用ガスクロマトグラフ等におい ては、防爆容器3を流通するガスまたは空気の流量そのものが性能を大きく左右 するので、十分な防爆性能を維持しつつフレームアレスタ7を通過するガスまた は空気の流量をできるだけ多くすることが大きな課題とされている。 しかしながら、上記したような従来のフレームアレスタ7の取付構造にあって は、ねじ部材8をアレスタ取付孔10の雌ねじ部12にねじ込んでその挿入端側 外周部8aを雌ねじ部12の終端12aに押し付けると、雌ねじ部12と雄ねじ 部13との隙間を完全に塞いでしまうため、この隙間を流路として利用すること ができず、フレームアレスタ7が流路内の抵抗となり、機器の性能を満足させる ことができないという問題があった。
【0006】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、ねじ部材とアレスタ取付孔との隙間を流路として利用 することにより、圧力損失が小さく大きな流量を得ることができるようにしたフ レームアレスタの取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、耐圧防爆容器の外壁に内面に雌ねじが形成 されたアレスタ取付孔を貫通形成し、このアレスタ取付孔にフレームアレスタを 収納する筒状のねじ部材を螺合したフレームアレスタの取付構造において、前記 ねじ部材のいずれか一方端にアレスタ取付孔内へのねじ部材のねじ込み量を規定 する当接部を設けると共に、この当接部側周面に前記アレスタ取付孔の雌ねじと ねじ部材の雄ねじ部との隙間とねじ部材内部とを連通させる連通孔またはスリッ トを前記フレームアレスタにかからないように形成したものである。
【0008】
【作用】
本考案において、アレスタ取付孔の雌ねじ部と、この雌ねじ部にねじ込まれる ねじ部材の雄ねじ部との間には寸法公差の相違により微小な隙間が形成されてお り、この隙間は雄ねじ部に設けられた連通孔またはスリットを介してねじ部材の 内部と連通する。したがって、この隙間はねじ部材を雌ねじ部に所定量ねじ込ん でも閉鎖されることがなく、ガスまたは空気の流路を形成する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るフレームアレスタの取付構造を図面に示す実施例に基づい て詳細に説明する。 図1は本考案に係るフレームアレスタの取付構造の一実施例を示す断面図、図 2はねじ部材の右側面図である。なお、図中図7および図8と同一構成部材のも のに対しては同一符号をもって示す。本実施例は軸線方向にスペースがある場合 の例を示す。耐圧防爆容器3の外壁3Aにはアレスタ取付孔10が貫通形成され ている。このアレスタ取付孔10は、一端が防爆容器3の外部と連通し内周面に ねじ部材8がねじ込まれる雌ねじ12を有するねじ孔部10Aと、一端が防爆容 器3の内部と連通し他端が前記ねじ孔部10Aの他端と同軸に連通する小径孔部 10Bとで異径孔を形成している。
【0010】 フレームアレスタ7は、ねじ部材8に圧入嵌合された焼結金属で構成されてい る。ねじ部材8は、両端が開放する筒状体に形成され、外周面には前記雌ねじ部 12に螺合し得る雄ねじ13が形成されている。また、ねじ部材8のねじ孔部1 0Aにねじ込まれる挿入端側外周縁部は、ねじ部材8がねじ孔部10Aにねじ込 まれた際、ねじ孔部10Aと小径孔部10Bとの接合部に設けられたテーパ状の 段差面15に当接することでねじ部材8のねじ込み量を規定する当接部16を形 成している。さらにねじ部材8の挿入側端部外周面には雄ねじ12が形成されて おらず、代わりに複数個、例えば2つのスリット17a,17bが180°ずれ て軸線方向に形成されている。このように、ねじ部材8の挿入側端部にスリット 17a,17bを設けておくと、ねじ部材8を雌ねじ部12にねじ込み前記当接 部16が全周にわたって段差面15に突き当たっても、雌ねじ部12と雄ねじ部 13との隙間18をねじ部材8の内部と連通させることができる。フレームアレ スタ7は、前記スリット17a,17bを塞がないようねじ部材8の内部中央に 配置されている。 19はねじ部材8の反挿入側端面に形成された回転操作用のスリ割りである。
【0011】 かくしてこのような構成からなるフレームアレスタの取付構造にあっては、ね じ部材8をねじ孔部10Aにねじ込んでも、雌ねじ部12と雄ねじ部13の隙間 18がスリット17a,17bを介してねじ部材8の内部と連通し、防爆容器3 の内外のガスまたは空気の流通を可能にする流路を形成しているので、フレーム アレスタ7による圧力損失が小さく、流量の大きいフレームアレスタを実現する ことができる。 また、雌ねじ部12と雄ねじ部13の隙間18は、これらの寸法公差によって 決まるため、防爆基準に適合する防爆スキを満足させることは容易である。また この隙間18のスキの奥行は雄ねじ部13の長さによって決まるため、何等問題 ない。 なお、本実施例はスリット17a,17bを設けたが、これに限らず隙間18 とねじ部材8の内部を連通させる連通孔であってもよい。
【0012】 図3は本考案の他の実施例を示す断面図である。この実施例は円周方向にスペ ースがある場合の例を示す。ねじ部材8の反挿入側端部外周面にねじ孔部10A の開口端面21に当接する当接部としてのフランジ20を一体に設け、これによ ってねじ部材8のねじ込み量を規定すると共に、反挿入側端部に雌ねじ部12と 雄ねじ部13の隙間18とねじ部材8の内部を連通させる2つのスリット17a ,17bを形成したものである。ねじ部材8の挿入側端は、フランジ20がねじ 孔部10Aの開口端面21に当接しても段差面15に当接することはない。スリ ット17a,17bは雌ねじ部12と雄ねじ部13の隙間18を防爆容器3の外 部に連通させる機能と、ねじ部材8を回転操作する際のスリ割りとしての機能を 有している。 このような構成においても隙間18およびスリット17a,17bが防爆容器 3の内外を連通させる通路を形成しているので、上記実施例と同様な効果が得ら れる。
【0013】 図4は更に本考案の他の実施例を示すフレームアレスタの断面図、図5はねじ 部材の右側面図、図6はフレームアレスタの斜視図である。この実施例は焼結金 属の代わりに多重筒体からなるフレームアレスタ7をねじ部材8内に同軸に嵌挿 配置したものである。ねじ部材8は、挿入端側が開放する筒体からなり、閉塞端 側外周面にはねじ部材8のねじ込み量を規定する当接部としてのフランジ31が 一体に突設されており、また閉塞端面32の中央には六角形の開口33が形成さ れている。さらにねじ部材8の周面閉塞端部には上記実施例におけるスリット1 7a,17bと同一の機能を有する複数個の連通孔34が径方向に貫通形成され 、ねじ部材8の内外を連通させている。
【0014】 前記フレームアレスタ7は、適宜な外径を有する中心軸35と、この中心軸3 5の周りに略同軸に嵌装配置された例えば5つの円筒体36A〜36Eとからな る多重筒体とで構成されている。これらの円筒体36A〜36Eは、ステンレス 等の金属製パイプによって形成されて両端が開放しており、全て肉厚が一定で内 外径が異なり、円筒体同士の隙間が防爆基準に適合する防爆スキ(例:0.1m m)を形成し、長さがスキの奥行を形成している。この場合、円筒体36A〜3 6Eは互いに偏心して配置されるものであってもよく、その最大隙間が防爆スキ 以下であればよい。そして、このような多重筒体および中心軸35からなるフレ ームアレスタ7は、ねじ部材8の周面に打ち込まれた前後一対のピン37A,3 7B間に位置している。2本のピン37A,37Bのうち一方のピン37Aは、 中心軸35、多重筒体36A〜36Eおよびねじ部材8間の隙間40を前記開口 33に連通させるために打ち込まれ、他方のピン37Bはフレームアレスタ7が ねじ部材8から抜け出すのを防止している。
【0015】 このような構成においてもねじ部材8の雄ねじ部13とねじ孔部10Aの雌ね じ部12(図1,図3参照)との隙間18を開口33および連通孔34を介して 外部に連通させることができるため、上記実施例と同様の効果が得られる。 また、多重筒体36A〜36Eは、焼結金属と比較して目詰まりした場合、交 換が容易であるという利点を有する。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るフレームアレスタの取付構造によれば、防爆 容器の外壁に設けられたアレスタ取付孔と、アレスタ取付孔にねじ込まれるねじ 部材との隙間を、防爆容器の内外を連通させる流路として利用するように構成し たので、圧力損失が小さく、また小型で流量の大きいフレームアレスタを実現す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフレームアレスタの取付構造の一
実施例を示す断面図である。
【図2】ねじ部材の右側面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【図4】更に本考案の他の実施例を示すフレームアレス
タの断面図である。
【図5】ねじ部材の右側面図である。
【図6】フレームアレスタの斜視図である。
【図7】耐圧防爆構造を採用した調節弁用電空ポジショ
ナの従来例を示す概略構成図である。
【図8】フレームアレスタの取付構造の従来例を示す断
面図である。
【符号の説明】
3 防爆容器 7 フレームアレスタ 8 ねじ部材 10 アレスタ取付孔 10A ねじ孔部 12 雌ねじ部 13 雄ねじ部 15 隙間 16 当接部 17a,17b スリット 20 フランジ 31 フランジ 33 開口 34 連通孔 36A〜36E 多重筒体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐圧防爆容器の外壁に内面に雌ねじが形
    成されたアレスタ取付孔を貫通形成し、このアレスタ取
    付孔にフレームアレスタを収納する筒状のねじ部材を螺
    合したフレームアレスタの取付構造において、 前記ねじ部材のいずれか一方端にアレスタ取付孔内への
    ねじ部材のねじ込み量を規定する当接部を設けると共
    に、この当接部側周面に前記アレスタ取付孔の雌ねじと
    ねじ部材の雄ねじ部との隙間とねじ部材内部とを連通さ
    せる連通孔またはスリットを前記フレームアレスタにか
    からないように形成したことを特徴とするフレームアレ
    スタの取付構造。
JP5465593U 1993-09-16 1993-09-16 フレームアレスタの取付構造 Pending JPH0722578U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5465593U JPH0722578U (ja) 1993-09-16 1993-09-16 フレームアレスタの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5465593U JPH0722578U (ja) 1993-09-16 1993-09-16 フレームアレスタの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0722578U true JPH0722578U (ja) 1995-04-21

Family

ID=12976803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5465593U Pending JPH0722578U (ja) 1993-09-16 1993-09-16 フレームアレスタの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0722578U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117439A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 New Cosmos Electric Corp 防爆型ガス検知器
CN107701275A (zh) * 2017-11-08 2018-02-16 无锡双翼汽车环保科技有限公司 防爆机械式背压指示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013117439A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 New Cosmos Electric Corp 防爆型ガス検知器
CN107701275A (zh) * 2017-11-08 2018-02-16 无锡双翼汽车环保科技有限公司 防爆机械式背压指示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69015367T2 (de) Druckübertrager mit flammensperrendem einsatzteil.
JPH0291432U (ja)
US4206904A (en) Ball valve
JP5384542B2 (ja) 改良されたリング密封体
US4319734A (en) Valve
JP2809399B2 (ja) ボール弁
JP2005503745A (ja) ケーブル差込用、管挿入用、またはそれと同様な用途用のシール
CA2162755A1 (en) Fluid cylinder end cap assembly
CA2172292A1 (en) Bleed Valve
US2642261A (en) Vent valve
JPH0722578U (ja) フレームアレスタの取付構造
JPS6182133A (ja) センサ
US7049734B2 (en) Structure of spark plug achieving high degree of air-tightness
US3563512A (en) Tamperproof rotary valve assembly
US2845282A (en) Pipe connector having adjustable elbow
EP0118503A1 (en) Condensation eliminator
EP1559885A2 (en) Rotary-body throttle valve for spark ignition internal combustion engine
JP4179582B2 (ja) 細径配管接続用コネクターおよび該コネクターを用いた細径配管接続方法
JP4566131B2 (ja) ガス配管用ブロックと、このブロックを用いたガス配管およびこのガス配管に用いられるガス開閉用部品
US1060791A (en) Stop-cock or valve for vacuum pipes systems.
CN218266064U (zh) 一种套管密封组件以及发动机
CN214222136U (zh) 出墙阀及燃气热水器
CN210003893U (zh) 一种用于水龙头主体装置
JPH0717204A (ja) ブリーザプラグ
JPH0456191B2 (ja)