JPH07224645A - 排気ガス浄化用触媒担体の固定構造 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒担体の固定構造Info
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- JPH07224645A JPH07224645A JP6041994A JP4199494A JPH07224645A JP H07224645 A JPH07224645 A JP H07224645A JP 6041994 A JP6041994 A JP 6041994A JP 4199494 A JP4199494 A JP 4199494A JP H07224645 A JPH07224645 A JP H07224645A
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Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気ガス浄化用金属製触媒担体の外筒への固
定作業を容易にするとともに固定を確実にし、触媒担体
の生産性を向上させることである。 【構成】 金属製の平板1Aと波板1Bとを交互に積層
したハニカム状の触媒担体1を金属製の外筒2に収納
し、一端を外筒2に溶接等で固定した金属製の係止部材
5の外筒2内へ突出する他端で触媒担体1を係止する構
造とする。より具体的には例えば外筒2から触媒担体1
の外周部にかけて穴4aを設け、これに棒状の係止部材
5を嵌め込んで係止部材5の外端を外筒2に溶接する構
造とする。
定作業を容易にするとともに固定を確実にし、触媒担体
の生産性を向上させることである。 【構成】 金属製の平板1Aと波板1Bとを交互に積層
したハニカム状の触媒担体1を金属製の外筒2に収納
し、一端を外筒2に溶接等で固定した金属製の係止部材
5の外筒2内へ突出する他端で触媒担体1を係止する構
造とする。より具体的には例えば外筒2から触媒担体1
の外周部にかけて穴4aを設け、これに棒状の係止部材
5を嵌め込んで係止部材5の外端を外筒2に溶接する構
造とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気ガス浄化用触媒担
体、特に金属製ハニカム状の触媒担体を、これを収納す
る金属製の外筒に強固に固定する構造に関するものであ
る。
体、特に金属製ハニカム状の触媒担体を、これを収納す
る金属製の外筒に強固に固定する構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンから排出される窒化酸
化物、一酸化炭素、炭化水素等の有害物質を浄化する手
段として、白金等の触媒が用いられており、この触媒を
担持した触媒担体を排気ガス通路に設置している。
化物、一酸化炭素、炭化水素等の有害物質を浄化する手
段として、白金等の触媒が用いられており、この触媒を
担持した触媒担体を排気ガス通路に設置している。
【0003】触媒担体としては、図11に示すように、
耐熱金属製薄板の平板1Aと波板1Bとを交互に渦巻状
に巻回して多数の排気ガス流通用のセル11を有するハ
ニカム構造の触媒担体1が知られており、これを耐熱金
属製の外筒2内に収納固定して用いている。
耐熱金属製薄板の平板1Aと波板1Bとを交互に渦巻状
に巻回して多数の排気ガス流通用のセル11を有するハ
ニカム構造の触媒担体1が知られており、これを耐熱金
属製の外筒2内に収納固定して用いている。
【0004】触媒担体1は、巻回し時あるいは巻回し後
に前後の両端面で平板1Aと波板1Bとをろう付け、レ
ーザ溶接、放電加工等の手段で溶接し、かつ外周を外筒
2に溶接固定している。そして、触媒担体1の外周部は
特に、外筒2との結合強度を確保する必要から数層にわ
たって平板1Aと波板1Bの積層当接部を接合して5〜
20mm程度の強化層を形成している。
に前後の両端面で平板1Aと波板1Bとをろう付け、レ
ーザ溶接、放電加工等の手段で溶接し、かつ外周を外筒
2に溶接固定している。そして、触媒担体1の外周部は
特に、外筒2との結合強度を確保する必要から数層にわ
たって平板1Aと波板1Bの積層当接部を接合して5〜
20mm程度の強化層を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの強化層を
形成するには、平板と波板を巻回し積層する過程で複雑
なパターンでのろう付けおよび複雑な溶接を行なわなけ
ればならず生産性に問題があった。そこで本発明は、使
用侍に、触媒担体外周部で平板と波板相互間で、また触
媒担体と外筒間で、ずれが生じないように強固に、かつ
生産性良好に係止固定することができる触媒担体の固定
構造を提供することを課題としてなされたものである。
形成するには、平板と波板を巻回し積層する過程で複雑
なパターンでのろう付けおよび複雑な溶接を行なわなけ
ればならず生産性に問題があった。そこで本発明は、使
用侍に、触媒担体外周部で平板と波板相互間で、また触
媒担体と外筒間で、ずれが生じないように強固に、かつ
生産性良好に係止固定することができる触媒担体の固定
構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属製の触媒
担体を収納する外筒に、一端を外筒に固定し他端が外筒
の内部へ突出する金属製の係止部材を設け、該係止部材
の他端側で触媒担体の外周部または端面を係止せしめた
ことを特徴とする。
担体を収納する外筒に、一端を外筒に固定し他端が外筒
の内部へ突出する金属製の係止部材を設け、該係止部材
の他端側で触媒担体の外周部または端面を係止せしめた
ことを特徴とする。
【0007】触媒担体をその側面部で係止する場合は、
例えば図1に示すように平板1Aと波板1Bを交互に巻
回した触媒担体1およびこれを収納する外筒2に、これ
等を貫通する同心の穴4aを形成し、これに係止部材5
を嵌入して係止部材5の外端を外筒2に溶接する構造と
する。
例えば図1に示すように平板1Aと波板1Bを交互に巻
回した触媒担体1およびこれを収納する外筒2に、これ
等を貫通する同心の穴4aを形成し、これに係止部材5
を嵌入して係止部材5の外端を外筒2に溶接する構造と
する。
【0008】触媒担体1をその端面で係止する場合は、
例えば図4に示すように係止部材5Pを外筒2の端部内
に設け、その突出部で触媒担体1の端面を係止する。
例えば図4に示すように係止部材5Pを外筒2の端部内
に設け、その突出部で触媒担体1の端面を係止する。
【0009】また図10に示すように、触媒担体1の外
周に鉢巻き状にリング部材7を設け、このリング部材7
を介して外筒2および触媒担体1の外周部を係止部材5
により係止固定する構造としてもよい。
周に鉢巻き状にリング部材7を設け、このリング部材7
を介して外筒2および触媒担体1の外周部を係止部材5
により係止固定する構造としてもよい。
【0010】係止部材は、棒材あるいは板材など、適宜
の形状とすることができる。係止部材には触媒担体の外
周部への挿入部分に排気ガスの流通抵抗を少なくするた
めの貫通孔を設けてもよい。
の形状とすることができる。係止部材には触媒担体の外
周部への挿入部分に排気ガスの流通抵抗を少なくするた
めの貫通孔を設けてもよい。
【0011】
【作用】触媒担体の外周部で平板と波板とを層間で接合
することなく、触媒担体を、一端が外筒に固定され他端
が外筒内部へ突出する係止部材で係止することにより、
触媒担体の外周部で平板と波板とが前後方向にずれた
り、また触媒担体が外筒に対して後方向にずれたりする
スコーピング現象が発生するおそれのない強固な触媒担
体の固定構造を作業性良好に実現することができる。
することなく、触媒担体を、一端が外筒に固定され他端
が外筒内部へ突出する係止部材で係止することにより、
触媒担体の外周部で平板と波板とが前後方向にずれた
り、また触媒担体が外筒に対して後方向にずれたりする
スコーピング現象が発生するおそれのない強固な触媒担
体の固定構造を作業性良好に実現することができる。
【0012】また、触媒担体と外筒とをリング部材を介
して固定することにより、固定部以外の両者間の隙間で
両者の熱膨張差を吸収することができる。
して固定することにより、固定部以外の両者間の隙間で
両者の熱膨張差を吸収することができる。
【0013】
【実施例】本発明による触媒担体の固定構造の実施例を
触媒担体の製造方法と併せて説明する。
触媒担体の製造方法と併せて説明する。
【0014】図1に示す第1の実施例において、平板1
Aおよび波板1Bはフィエライト系耐熱ステンレス鋼よ
りなる厚さ50μm 程度の薄板で、図1(A)に示すよ
うにこれ等を交互に渦巻き状に巻回して多数の排気ガス
通路用のセル11を有するハニカム体として、排気ガス
入口側(上流側)および出口側(下流側)の端面で平板
1Aと波板1Bとを放電加工あるいはTIG溶接等で溶
接することにより触媒担体1が構成される。
Aおよび波板1Bはフィエライト系耐熱ステンレス鋼よ
りなる厚さ50μm 程度の薄板で、図1(A)に示すよ
うにこれ等を交互に渦巻き状に巻回して多数の排気ガス
通路用のセル11を有するハニカム体として、排気ガス
入口側(上流側)および出口側(下流側)の端面で平板
1Aと波板1Bとを放電加工あるいはTIG溶接等で溶
接することにより触媒担体1が構成される。
【0015】触媒担体1に触媒を担持させ、図1
(B),(C)に示すように担体1をこれと同材質金属
の外筒2に収納する。外筒2および触媒担体1の外周部
に、これ等を貫く穴4aをドリルあるいは放電加工機に
より形成する。穴4aは触媒担体1および外筒2の両端
に沿い周方向に3〜4個所形成する。穴4aの触媒担体
1側の深さは触媒担体1の直径の5〜20%程度とす
る。また穴4aは触媒担体1と外筒2とで別個に形成
し、触媒担体1を外筒2に収納するときに心合わせして
もよい。
(B),(C)に示すように担体1をこれと同材質金属
の外筒2に収納する。外筒2および触媒担体1の外周部
に、これ等を貫く穴4aをドリルあるいは放電加工機に
より形成する。穴4aは触媒担体1および外筒2の両端
に沿い周方向に3〜4個所形成する。穴4aの触媒担体
1側の深さは触媒担体1の直径の5〜20%程度とす
る。また穴4aは触媒担体1と外筒2とで別個に形成
し、触媒担体1を外筒2に収納するときに心合わせして
もよい。
【0016】上記各穴4aに、これ等の深さの全長より
も若干長い上記と同材質の金属製棒材5を嵌め込む。そ
して、外筒2から突出する棒材5の外端で棒材5と外筒
2とをTIG溶接機等により溶接する。
も若干長い上記と同材質の金属製棒材5を嵌め込む。そ
して、外筒2から突出する棒材5の外端で棒材5と外筒
2とをTIG溶接機等により溶接する。
【0017】かくして、触媒担体1の外周部の平板1A
と波板1Bとは、たとえ使用中に触媒担体1の端面で溶
接剥がれが生じても前後にずれが発生しないように係止
され、かつ触媒担体1と外筒2も、前後のずれが発生し
ないように係止される。
と波板1Bとは、たとえ使用中に触媒担体1の端面で溶
接剥がれが生じても前後にずれが発生しないように係止
され、かつ触媒担体1と外筒2も、前後のずれが発生し
ないように係止される。
【0018】棒材の形状は、図1(B),(C)に示す
ような丸棒5に限らず、図1(D)に示すようなH形棒
5Aや角棒5Bとすることができる。また棒材は、触媒
担体外周部に挿入される先端部分に通孔51を形成する
ことが望ましい。通孔51を有する棒材5C,5D,5
Eを用いることにより、棒材を触媒担体1に挿入したこ
とによる排気ガス流通抵抗の増加が低減される。
ような丸棒5に限らず、図1(D)に示すようなH形棒
5Aや角棒5Bとすることができる。また棒材は、触媒
担体外周部に挿入される先端部分に通孔51を形成する
ことが望ましい。通孔51を有する棒材5C,5D,5
Eを用いることにより、棒材を触媒担体1に挿入したこ
とによる排気ガス流通抵抗の増加が低減される。
【0019】図2は本発明の第2の実施例を示すもの
で、係止部材として板材を用いている。以下、第1の実
施例との相違点を中心に説明すると、図2(A)におい
て、外筒2およびこれに収納された触媒担体1の外周部
には、共通の扇形の穴4bが複数個所に設けてあり、こ
れに複数の通孔52を有する板材5Fを嵌め込み、板材
5Fの外縁と外筒2とを溶接することで、触媒担体1が
外筒2に固定せしめてある。他の構造は第1の実施例と
実質的に同一であり説明を省略する。
で、係止部材として板材を用いている。以下、第1の実
施例との相違点を中心に説明すると、図2(A)におい
て、外筒2およびこれに収納された触媒担体1の外周部
には、共通の扇形の穴4bが複数個所に設けてあり、こ
れに複数の通孔52を有する板材5Fを嵌め込み、板材
5Fの外縁と外筒2とを溶接することで、触媒担体1が
外筒2に固定せしめてある。他の構造は第1の実施例と
実質的に同一であり説明を省略する。
【0020】板材は図2(B)に示すように短冊形状の
板材5G,5H,5Jとすることができ、通孔52の形
状は適宜選択できる。なお、外筒2および触媒担体1の
穴4bと、これに嵌め込む板材とは合致した形状とす
る。
板材5G,5H,5Jとすることができ、通孔52の形
状は適宜選択できる。なお、外筒2および触媒担体1の
穴4bと、これに嵌め込む板材とは合致した形状とす
る。
【0021】図3は本発明の第3の実施例を示すもの
で、排気ガスの流通をよくし、圧力損失を少なくする固
定構造としている。図3(A)に示すように係止部材と
して半円形の板材5Kを用い、触媒担体1の外周部およ
びこれを収納する外筒2には同じく半円形の穴4cを触
媒担体1の長手方向に形成する。そしてこれに上記板材
5Kを嵌め込み、外筒2に溶接する構造とする。板材5
Kは排気ガス流に沿う方向に配置されるから圧力損失は
小さい。
で、排気ガスの流通をよくし、圧力損失を少なくする固
定構造としている。図3(A)に示すように係止部材と
して半円形の板材5Kを用い、触媒担体1の外周部およ
びこれを収納する外筒2には同じく半円形の穴4cを触
媒担体1の長手方向に形成する。そしてこれに上記板材
5Kを嵌め込み、外筒2に溶接する構造とする。板材5
Kは排気ガス流に沿う方向に配置されるから圧力損失は
小さい。
【0022】なお、板材は、図3(B)に示すように扇
形の板材5L、三角形の板材5Mの他、四角形状等とし
てもよい。板厚は1.5〜3mm程度が適当である。
形の板材5L、三角形の板材5Mの他、四角形状等とし
てもよい。板厚は1.5〜3mm程度が適当である。
【0023】図4は本発明の第4の実施例を示すもの
で、触媒担体1はその端面で係止せしめられている。外
筒2に収納された触媒担体1の長さは外筒2よりも短く
してあり、外筒2の排気ガス入口側および出口側の両端
内部に、山形の板材5Pの複数を触媒担体1の端面に当
接するように配し、各板材5Pの両端末を外筒2の内面
に接合して、触媒担体1を係止する構造としてある。各
板材5Pの頂端の外筒2内面からの突出度は担体1の5
〜10層分程度とする。なお、各板材5Pは排気ガス流
に沿う方向としてある。
で、触媒担体1はその端面で係止せしめられている。外
筒2に収納された触媒担体1の長さは外筒2よりも短く
してあり、外筒2の排気ガス入口側および出口側の両端
内部に、山形の板材5Pの複数を触媒担体1の端面に当
接するように配し、各板材5Pの両端末を外筒2の内面
に接合して、触媒担体1を係止する構造としてある。各
板材5Pの頂端の外筒2内面からの突出度は担体1の5
〜10層分程度とする。なお、各板材5Pは排気ガス流
に沿う方向としてある。
【0024】図5に示す第5の実施例では、上記山形の
板材5Pに代えて、直線状の板材5Qを用い、その両端
末が外筒2の内面に接合してある。
板材5Pに代えて、直線状の板材5Qを用い、その両端
末が外筒2の内面に接合してある。
【0025】図6に示す第6の実施例では、触媒担体1
をその端面で係止する板材として、円周部5R1 と、円
周部5R1 を3個所で径方向につなぐ連結部5R2 を備
えた板材5Rを用い、円周部5R1 が外筒2の両端内周
に接合してある。板材5Rは排気ガス流と対面する配置
となっており、板材5Rには圧力損失を小さくするため
に多数の通孔53が形成してある。
をその端面で係止する板材として、円周部5R1 と、円
周部5R1 を3個所で径方向につなぐ連結部5R2 を備
えた板材5Rを用い、円周部5R1 が外筒2の両端内周
に接合してある。板材5Rは排気ガス流と対面する配置
となっており、板材5Rには圧力損失を小さくするため
に多数の通孔53が形成してある。
【0026】図7に示す第7の実施例では、金属製の芯
棒6まわりに平板1Aと波板1Bとを巻回して触媒担体
1が形成してある。そして、排気ガスの入口側および出
口側には、両端末をそれぞれ外筒2の内面および芯棒6
に接合せしめた複数の波形の板材5Sが設けてあり、触
媒担体1をその端面で係止している。芯棒6には、圧力
損失低減のために軸心に通孔61が形成してある。
棒6まわりに平板1Aと波板1Bとを巻回して触媒担体
1が形成してある。そして、排気ガスの入口側および出
口側には、両端末をそれぞれ外筒2の内面および芯棒6
に接合せしめた複数の波形の板材5Sが設けてあり、触
媒担体1をその端面で係止している。芯棒6には、圧力
損失低減のために軸心に通孔61が形成してある。
【0027】図8に示す第8の実施例および図9に示す
第9の実施例では第7の実施例における波形の板材5S
に代えて、それぞれ直線状の板材5Tおよび棒材5Uが
設けてある。
第9の実施例では第7の実施例における波形の板材5S
に代えて、それぞれ直線状の板材5Tおよび棒材5Uが
設けてある。
【0028】以上、第2〜第9の実施例においても、第
1の実施例と同様に、使用時において触媒担体1の外周
部で平板1Aと波板1Bにずれが生じないように、かつ
触媒担体1と外筒2との間にずれが生じないように触媒
担体1を強固に固定することができる。第4〜第9の実
施例において、触媒担体1をその排気ガス出口側の端面
のみで係止することもできるが、両端面に係止すれば固
定がより確実となる。
1の実施例と同様に、使用時において触媒担体1の外周
部で平板1Aと波板1Bにずれが生じないように、かつ
触媒担体1と外筒2との間にずれが生じないように触媒
担体1を強固に固定することができる。第4〜第9の実
施例において、触媒担体1をその排気ガス出口側の端面
のみで係止することもできるが、両端面に係止すれば固
定がより確実となる。
【0029】図10は本発明の第10の実施例を示すも
ので触媒担体1の外周に耐熱金属製の薄板のリング部材
7を配し、該部材7を触媒担体1と外筒2との間に介在
せしめている。そして、外筒2およびリング部材7から
触媒担体1の外周部にかけて穴4dを形成し、各穴4d
に第1の実施例と同様に棒材5を嵌め込んでその外端を
外筒2に溶接する構造としている。リング部材7は細い
帯状で厚さは0.5〜1.5mm程度とする。
ので触媒担体1の外周に耐熱金属製の薄板のリング部材
7を配し、該部材7を触媒担体1と外筒2との間に介在
せしめている。そして、外筒2およびリング部材7から
触媒担体1の外周部にかけて穴4dを形成し、各穴4d
に第1の実施例と同様に棒材5を嵌め込んでその外端を
外筒2に溶接する構造としている。リング部材7は細い
帯状で厚さは0.5〜1.5mm程度とする。
【0030】排気ガスにより過大な熱が加えられて触媒
担体1が膨張すると、その外周部でセル11につぶれが
生じる。しかも次に冷やされると触媒担体1の外周は外
筒2から離れようとし、従来のように両者が溶接で接合
されている場合には溶接剥がれが生じるおそれがある。
担体1が膨張すると、その外周部でセル11につぶれが
生じる。しかも次に冷やされると触媒担体1の外周は外
筒2から離れようとし、従来のように両者が溶接で接合
されている場合には溶接剥がれが生じるおそれがある。
【0031】本実施例によれば、触媒担体1と外筒2と
の間は、細いリング部材7以外の部分では空隙が存在
し、この空隙により触媒担体1と外筒2との熱膨張差が
吸収されるから、セル11のつぶれは生じず、かつ固定
は安定に保持される。リング部材7は図例のように1個
所でもよいし、触媒担体1の排気ガスの入口側および出
口側の2個所に設けてもよい。
の間は、細いリング部材7以外の部分では空隙が存在
し、この空隙により触媒担体1と外筒2との熱膨張差が
吸収されるから、セル11のつぶれは生じず、かつ固定
は安定に保持される。リング部材7は図例のように1個
所でもよいし、触媒担体1の排気ガスの入口側および出
口側の2個所に設けてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、触媒担体の外周部は数
層にわたって、一端が外筒に固定された係止部材の、外
筒内へ突出する他端例で機械的に係止固定される。従っ
て、従来のように触媒担体の外周部の平板と波板とを溶
接して外周部を強化する必要がなく、触媒担体の生産性
が向上する。また従来のように、排気ガスの冷熱による
触媒担体と外筒との溶接剥がれのおそれがなく、触媒担
体の耐久性が向上する。
層にわたって、一端が外筒に固定された係止部材の、外
筒内へ突出する他端例で機械的に係止固定される。従っ
て、従来のように触媒担体の外周部の平板と波板とを溶
接して外周部を強化する必要がなく、触媒担体の生産性
が向上する。また従来のように、排気ガスの冷熱による
触媒担体と外筒との溶接剥がれのおそれがなく、触媒担
体の耐久性が向上する。
【図1】本発明の第1の実施例を示すもので、図1
(A)は触媒担体の製造工程を示す図、図1(B)は触
媒担体の固定工程を示す図、図1(C)は触媒担体の固
定構造の縦断面図、図1(D)は触媒担体固定用の係止
部材の変形例を示す図である。
(A)は触媒担体の製造工程を示す図、図1(B)は触
媒担体の固定工程を示す図、図1(C)は触媒担体の固
定構造の縦断面図、図1(D)は触媒担体固定用の係止
部材の変形例を示す図である。
【図2】図2(A)は本発明の第2の実施例の触媒担体
の固定工程を示す図、図2(B)は係止部材の変形例を
示す図である。
の固定工程を示す図、図2(B)は係止部材の変形例を
示す図である。
【図3】図3(A)は本発明の第3の実施例の触媒担体
の固定工程を示す図、図3(B)は係止部材の変形例を
示す図である。
の固定工程を示す図、図3(B)は係止部材の変形例を
示す図である。
【図4】本発明の第4の実施例の触媒担体の固定構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】本発明の第5の実施例の触媒担体の固定構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図6】本発明の第6の実施例の触媒担体の固定構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】本発明の第7の実施例の触媒担体の固定構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】本発明の第8の実施例の触媒担体の固定構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図9】本発明の第9の実施例の触媒担体の固定構造を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図10】本発明の第10の実施例の触媒担体の固定構
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
【図11】従来の触媒担体の固定構造を示す斜視図であ
る。
る。
1 触媒担体 1A 平板 1B 波板 2 外筒 4a〜4d 係止用の穴 5A〜5H,5J〜5M,5P〜5U 係止部材 51〜53 係止部材の通孔 6 芯棒 61 芯棒の通孔 7 リング部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 35/04 321 A (72)発明者 松尾 清貴 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 市川 宏明 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 杉浦 民生 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 伊藤 啓司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 横井 政雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 金属製の平板と波板とを交互に積層して
ハニカム状に構成した排気ガス浄化用触媒担体を金属製
の外筒に収納固定する固定構造において、一端を上記外
筒に固定し、他端が外筒の内部へ突出する金属製の係止
部材を設け、該係止部材の他端側で上記触媒担体の外周
部または端面を係止せしめたことを特徴とする排気ガス
浄化用触媒担体の固定構造。 - 【請求項2】 上記係止部材を棒材または板材で構成
し、該係止部材を、上記外筒および触媒担体の外周部に
同心状に貫通形成した穴に外筒側から嵌入せしめ、係止
部材の外端を外筒に固定した請求項1記載の排気ガス浄
化用触媒担体の固定構造。 - 【請求項3】 上記係止部材を棒材または板材で構成
し、該係止部材の一端を上記外筒に固定し、外筒の内部
へ突出する他端側で上記触媒担体の端面を係止した請求
項1記載の排気ガス浄化用触媒担体の固定構造。 - 【請求項4】 上記触媒担体を、そのまわりに設けたリ
ング部材を介在せしめて上記外筒に収納し、上記外筒、
リング部材および触媒担体の外周部に同心状に貫通形成
した穴に、棒材または板材の係止部材を外筒側から嵌入
せしめ、係止部材の外端を外筒に固定した請求項1記載
の排気ガス浄化用触媒担体の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6041994A JPH07224645A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 排気ガス浄化用触媒担体の固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6041994A JPH07224645A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 排気ガス浄化用触媒担体の固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224645A true JPH07224645A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12623760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6041994A Pending JPH07224645A (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 排気ガス浄化用触媒担体の固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224645A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5866077A (en) * | 1996-02-06 | 1999-02-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure for supporting honeycomb unit of electrically-heated catalyst apparatus |
US5902557A (en) * | 1995-05-30 | 1999-05-11 | Nippon Steel Corporation | Device for purifying exhaust gas of internal combustion engine |
JP2013078767A (ja) * | 2006-01-23 | 2013-05-02 | Baldwin Filters Inc | 溝付きフィルタ装置における圧縮を排除するための方法および装置 |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP6041994A patent/JPH07224645A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5902557A (en) * | 1995-05-30 | 1999-05-11 | Nippon Steel Corporation | Device for purifying exhaust gas of internal combustion engine |
US5866077A (en) * | 1996-02-06 | 1999-02-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Structure for supporting honeycomb unit of electrically-heated catalyst apparatus |
JP2013078767A (ja) * | 2006-01-23 | 2013-05-02 | Baldwin Filters Inc | 溝付きフィルタ装置における圧縮を排除するための方法および装置 |
JP2015166085A (ja) * | 2006-01-23 | 2015-09-24 | ボールドウィン フィルターズ,インコーポレイティド | 溝付きフィルタ装置における圧縮を排除するための方法および装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |