JPH07224587A - 超大断面矩形シールドトンネルの施工方法 - Google Patents

超大断面矩形シールドトンネルの施工方法

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JPH07224587A
JPH07224587A JP6018264A JP1826494A JPH07224587A JP H07224587 A JPH07224587 A JP H07224587A JP 6018264 A JP6018264 A JP 6018264A JP 1826494 A JP1826494 A JP 1826494A JP H07224587 A JPH07224587 A JP H07224587A
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勝稔 浅井
Hiroyoshi Tagawa
弘義 田川
Tsuneyasu Oonishi
常康 大西
Yoshimaro Ishibashi
義麿 石橋
Atsushi Yoshizawa
敦 吉澤
Nobuaki Kon
信明 近
Toshiaki Ishise
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 超大断面の矩形道路トンネルを非開削のシー
ルド工法により短工期に施工する方法を提供する。 【構成】 超大断面矩形トンネルをその水平なスラブ部
分1′,2′,3′毎に分割し、各スラブ部分を一つの
矩形シールド10,11,12により先行して施工し、
水平なスラブ1,2,3を構築する段階と、次に上下の
水平なスラブの間をつなぐ垂直躯体部分4′,5′及び
6′,7′毎に分割し、各垂直躯体部分を一つの矩形シ
ールド13,14,15,16により施工し、各垂直躯
体4,5及び6,7を構築し、前記の各水平なスラブ
1,2,3と一体的構造とする段階とより成る。 【効果】 超大断面トンネル8,9を、非開削のシール
ド工法により、短工期で安価に合理的に施工することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば換気ダクト部
分を含む2車線道路用で、しかも往路と復路が上下2層
に構成された超大断面の矩形道路トンネルを非開削のシ
ールド工法により短工期に合理的に施工する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述した2車線道路用で、しかも上下2
層に構成された道路トンネルは、幅員が15〜20m、
高さは30〜40m位の超大断面矩形トンネルになる。
上述の如き超大断面矩形トンネルを、都市近郊の活線路
又は活道路の地下に構築しようとすると、勿論、開削工
法は採用できない。従来、大断面トンネルを非開削で施
工する場合の方法は、大別して次の2通りが考えられて
いる。 大断面トンネルの全部を一度に施工可能な大断面矩
形シールド機を使用して施工する方法。 図9に例示したように直径が4m〜5m程度に小さ
い円形シールドトンネルa(子トンネル)を本体トンネ
ルの外周に沿って一連に連ねて仮設の止水及び山留め壁
を構築し、しかる後に大断面トンネルを施工する方法。
これに類似する施工法としてパイプルーフ工法がある。 図10に例示したように一辺が4m〜5m程度の小
さい矩形シールドトンネルbを本体トンネルの外周躯体
部分に沿って一連に連ねて空間を形成した上で、その空
間内部に本体トンネルの鉄筋コンクリート躯体を構築し
て大断面トンネルを施工する方法。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
I. 上記の施工方法は、必要とされる大断面矩形シ
ールド機の製作は不可能ではないが、総重量が数100
0トンにも達し、その製作、組立て、運搬などに多くの
規制を受ける。しかも多大な手間と長い工期、多大な工
費を必要として、非現実的な方法である。更に、断面が
変化するトンネル、例えば道路の分岐部分、合流部分な
どの施工には対応できないという問題もある。 II. 上記の施工方法は、小さいシールドトンネルa
を連ねて本体トンネルの仮設山留めとする方法であるた
め、施工手順の工夫により、上記の方法よりも工費は
安くなるし、また、断面が変化するトンネルの施工にも
容易に対応できると考えられている。しかし、円形シー
ルドトンネルaの外径分だけ本体トンネルの実質幅より
も実際の施工幅寸が大きくなり、無駄が大きいという欠
点がある。 III. 上記の施工方法も、上記の方法よりも工費は
安く、トンネル断面の変化に対応できるが、施工手順が
複雑となって工数が多くなる。特に各矩形シールドb,
b間をつないで本体トンネルの躯体構造物を一つのスラ
ブ、一つの側壁として構築する手段に時間と工夫を要す
るほか、躯体の継手箇所が多くなって力学上不利という
問題が大きい。そして、上記及びの施工方法は共に
工期が10年、20年のオーダーで長期化するという大
きな欠点もある。 IV. 従って、本発明の目的は、大幅な短工期化とコス
トダウンが可能で、仮設物が少なく、矩形シールド機の
転用性に富み、トンネル断面の変化、特に左右方向の幅
寸の変化、及び上下方向の層数の変化に対しても合理的
に対応できる、超大断面矩形シールドトンネルの施工方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するための手段として、第1の発明に係る超大断
面矩形シールドトンネルの施工方法は、超大断面矩形ト
ンネルをその水平なスラブ部分1′,2′,3′毎に分
割し、各スラブ部分を一つの矩形シールド10,11,
12により先行して施工し、水平なスラブ1,2,3を
構築する段階と、次に上下の水平なスラブの間をつなぐ
垂直躯体部分4′,5′及び6′,7′毎に分割し、各
垂直躯体部分を一つの矩形シールド13,14,15,
16により施工し、各垂直躯体4,5及び6,7を構築
して前記の各水平なスラブ1,2,3と一体的構造とす
る段階とより成ることを特徴とする。
【0005】また、第2の発明に係る超大断面矩形シー
ルドトンネルの施工方法は、逆に、超大断面矩形トンネ
ルをその上下の水平な各スラブの間をつなぐ垂直躯体部
分4′,5′及び6′,7′毎に分割し、各垂直躯体部
分を一つの矩形シールド13,14,15,16により
先行して施工し、各垂直躯体4,5及び6,7を構築す
る段階と、次に前記の各垂直躯体とつながれる上下の水
平なスラブ部分1′,2′,3′毎に分割し、各スラブ
部分を一つの矩形シールド10,11,12により施工
し、水平な各スラブ1,2,3を構築して前記の各垂直
躯体と一体的構造とする段階とより成ることを特徴とす
る。
【0006】上記第1,2の発明において、水平なスラ
ブ1,2,3及び垂直躯体4,5及び6,7の構築は、
本体トンネルの構造部材として利用可能なシールドセグ
メントはそのまま坑内現場打ちコンクリートで巻きなが
ら本体躯体の一部として利用し、利用できないシールド
セグメントは用済後に仮設材と同様に撤去することを特
徴とする。
【0007】上記第1,2の発明はまた、水平なスラブ
1,2,3を構築する矩形シールド10,11,12の
施工及び上下の水平なスラブの間をつなぐ垂直躯体4,
5及び6,7を構築する矩形シールド13,14,1
5,16の施工は、各々下位レベルの施工を先行させ、
上位レベルの施工を後に行なうことを特徴とする。上記
第1,2の発明は、上下のスラブの間をつなぐ垂直躯体
4,5及び6,7を構築する矩形シールド13,14,
15,16の施工と並行して、又は水平なスラブ1,
2,3を構築する矩形シールド10,11,12の施工
と前後して、前記矩形シールドの外隅部分の周囲の地盤
及び同矩形シールドの内側地盤に薬液注入を施工して止
水及び補強の処理を行なうことも特徴とする。
【0008】
【作用】超大断面矩形トンネルを、その水平なスラブ部
分1′,2′,3′毎に分割して、各スラブ部分を一つ
の矩形シールド10,11,12により施工してスラブ
1,2,3の構築を進めるので、トンネル断面の変化、
特に本体トンネル8,9の層数の増減は、スラブ1,
2,3の数の増減として容易に対応できる。
【0009】同様に、各スラブ1,2,3の間をつなぐ
垂直躯体部分(側壁)4′,5′及び6′,7′毎に分
割して、各垂直躯体部分を一つの矩形シールド13,1
4,15,16により施工して垂直躯体4,5及び6,
7の構築を進める場合も、トンネル断面の変化、特に本
体トンネル8,9の幅寸の変化は、各垂直躯体4,5及
び6,7を構築する各矩形シールドの位置の変更として
容易に対応できる。
【0010】仮設の止水壁や山留め壁は格別採用せず、
そして、水平及び垂直な矩形シールドの各セグメント
は、本体トンネルの躯体構造物として利用できるもの
は、可能なかぎり利用し、また、形状の共通化を図って
シールド機の転用も行なうので、工期の短縮とコストダ
ウンを図れる。因みに工期は、図9又は図10の従来例
で10年程度かかる工事を4〜5年程度にまで短縮可能
である。
【0011】本体トンネルのスラブ及び垂直躯体を構築
する手順として、各々下位レベルの施工を先行させ、上
位レベルの施工を後にする、1′→2′→3′及び4′
→6′,5′→7′の順序で行なうと、地盤及び構造物
の沈下による不具合は未然に防止できる。各矩形シール
ドの外隅部分の地盤及び内側地盤に薬液注入を施工する
ので、止水処理及び沈下防止が達成させる。
【0012】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1は、最終的には図8のように構築される上下2層構
造の超大断面矩形トンネル8,9を、上下三つの水平な
スラブ部分1′,2′,3′毎に分割して、まず最下位
のスラブ部分1′について底床版矩形シールド10を先
行して施工し、次いで次上位のスラブ部分2′について
中床版矩形シールド11を施工した段階を示している。
因みに、底床版シールド10の大きさは、たて×よこが
4.8m×15.15mぐらい、中床版シールド11の
大きさはたて×よこが3.5m×15.15mぐらいで
ある。
【0013】図2では、ひき続き本体トンネルの最上位
に位置するスラブ部分3′について上床版矩形シールド
12を施工し、次に、上記底床版シールド10と中床版
シールド11の間をつなぐ図中左側の下部側壁に相当す
る垂直躯体部分4′について左下部側壁矩形シールド1
3を先行して施工し、その後に同じく図中左側の上部側
壁に相当する垂直躯体部分6′について左上部側壁矩形
シールド14を施工した段階を示している。また、図2
では前記次上位のスラブ部分2′に関して、中床版シー
ルド11のセグメントを全て本体躯体構造に利用し、し
かも側壁部分には補強用の鉄筋17を配筋した上で坑内
現場打ちコンクリートを打設してトンネル本体の本設ス
ラブ2が施工され、同時に換気ダクト22も形成されて
いる。以後の施工時には、この本設スラブ2がトンネル
断面の中間部支持梁の働きをして、構造的安定性を保
つ。なお、上述した各水平スラブ部分1′,2′,3′
を施工する矩形シールド10,11,12は、各々の中
間部に垂直な切梁10a,11a,12aをそれぞれ設
けて構造上の安定性が図られている。また、最上位のス
ラブ部分3′を施工する上床版矩形シールド12は、本
体トンネル断面形状の上下の対称性(共通性)を応用
し、先に最下位のスラブ部分1′を施工した底床版矩形
シールド機を転用して施工し、コストダウンを図ること
が行なわれる。
【0014】次に、図3は、図中右側の下部側壁に相当
する垂直躯体部分5′について右下部側壁矩形シールド
15を先行して施工し、その後、右側の上部側壁に相当
する垂直躯体部分7′について右上部側壁矩形シールド
16を施工した段階を示している。なお、左右の下部側
壁矩形シールド13と15、及び左右の上部側壁矩形シ
ールド14と16は、トンネル断面形状の左右の対称性
(共通性)を応用して各々のシールド機を転用して施工
しコストダウンを図ることが行なわれる。左右の上部側
壁矩形シールド14と16に関しては、各々のセグメン
トの組立てと同時に同セグメント内に仮受け用の水平切
梁14a及び16aが複数段施工され、土圧に対する安
定性が図られる。更に、先行して施工された左側の上下
部側壁矩形シールド13,14からは、その外隅部分に
打ち込んだ注入管18を通じて薬液注入が行なわれ、シ
ールドセグメント相互間の止水処理及び地山の崩壊防止
処理が施工される。また、右側の上下部側壁矩形シール
ド15,16の施工に先立ち、左側の上下部側壁矩形シ
ールド13,14から打ち込んだ注入管19を通じて内
側地盤20にも薬液注入による補強処理が行なわれ、も
って左右の垂直躯体部分の矩形シールド13と15及び
14と16が施工された場合に、内側地盤20の圧密沈
下により水平なスラブ2及び3が中垂れする不都合が未
然に防止される。底床版矩形シールド10の内部及び上
床版矩形シールド12の空間内部には、本体トンネルの
躯体補強用の鉄筋26が配筋されている。
【0015】次に、図4では、左側の下部側壁矩形シー
ルド13のセグメント内に仮受け用の水平な切梁13a
が施工され、土圧に対する安定性が図られている。右側
の上下部側壁矩形シールド15,16からその外隅部分
に打ち込まれた注入管21を通じて薬液注入が行なわ
れ、シールドセグメント相互間の止水処理、及び地山の
崩壊防止が行なわれている。また、上記した底床版シー
ルド10及び上床版シールド12に関しては、各々のシ
ールドセグメントを本体トンネルの躯体構造部材に利用
するべく坑内現場打ちコンクリートを巻きながら打設し
て水平な本設スラブ1及び3が構築されている。同時
に、最上位の本設スラブ3に関しては換気ダクト23も
形成されている。但し、底床版矩形シールド10に関し
ては、上辺のシールドセグメント10b及び中間部の垂
直な切梁10aの一部は仮設材としてのみ利用されてい
る。
【0016】図5では、右側の下部側壁矩形シールド1
5のセグメント内に仮受け用の水平な切梁15aが複数
段設置され、土圧に対する安定性が図られている。左側
の上下部側壁矩形シールド13,14に関しては、各々
の上辺部及び下辺部のセグメントが仮設材として撤去さ
れ、その空間内部に躯体補強用の鉄筋24が配筋されて
いる。
【0017】図6では、右側の上下部側壁矩形シールド
15,16それぞれの上辺部及び下辺部のセグメントも
撤去され、その空間内部に躯体補強用の鉄筋25が配筋
され、まず左側の、次いで右側の側壁用現場打ちコンク
リートが打設され、本設の垂直躯体4と6及び5と7が
構築され、本体トンネルの躯体がほぼ完成された段階を
示している。
【0018】図7では、左右上下の側壁矩形シールドの
うち、残っている内側部分のセグメント及び水平な切梁
を全て撤去しつつ内側地盤20の掘削を進め、云わば底
床版シールド10のうち仮設材として利用するセグメン
ト10bと切梁10aのみを残した状況を示している。
最後に前記セグメント10bと切梁10aを全て撤去す
ると、図8のように上下2層構造で換気ダクト22,2
3が付属した超大断面の矩形トンネル8,9が完成す
る。道路用の場合には、この後トンネル内の底部に路床
を施工して完成する。
【0019】
【本発明が奏する効果】本発明に係る超大断面矩形シー
ルドトンネルの施工方法によれば、換気ダクト22,2
3を備えた超大断面トンネル8,9を、非開削のシール
ド工法により、短工期で安価に合理的に施工することが
できる。即ち、仮設物が少なく、シールド機を転用する
施工が可能であると共に、トンネル断面の変化にも自在
に対応できる。例えば2車線用又は3車線用の道路トン
ネルの施工、あるいは単層のトンネル又は複数層のトン
ネルの施工、更には幅員が急激に変化する分岐道路トン
ネル、又は合流道路トンネルの施工にも自在に対応可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】底床版矩形シールド及び中床版矩形シールドの
施工を行なった初期段階の断面図である。
【図2】上床版矩形シールド、及び左側の上下部側壁矩
形シールドの施工を行なった段階の断面図である。
【図3】右側の上下部側壁矩形シールドの施工及び薬液
注入を行なった段階の断面図である。
【図4】水平な各本設スラブの構築を行なった段階の断
面図である。
【図5】左側の上下部側壁シールドの上下辺のセグメン
トを撤去した段階の断面図である。
【図6】左右の側壁躯体の構築を行なった段階の断面図
である。
【図7】左右の上下部側壁シールドの内側部分のセグメ
ントを撤去した段階の断面図である。
【図8】完成した上下2層構造の超大断面矩形シールド
トンネルの断面図である。
【図9】従来の工法によるシールドトンネルの施工例を
示した断面図である。
【図10】従来の小さい矩形シールドの連続による施工
例を示した断面図である。
【符号の説明】
1′,2′,3′ 水平なスラブ部分 10,11,12 矩形シールド 1,2,3 スラブ 4′,5′,6′,7′ 垂直躯体部分 13,14,15,16 矩形シールド 4,5,6,7 垂直躯体(側壁部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 弘義 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 大西 常康 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 石橋 義麿 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 吉澤 敦 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 近 信明 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会 社竹中土木内 (72)発明者 石瀬 俊明 千葉県印旛郡印西町大塚一丁目5番 株式 会社竹中工務店技術研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超大断面矩形トンネルをその水平なスラ
    ブ部分毎に分割し、各スラブ部分を一つの矩形シールド
    により先行して施工し、水平な各スラブを構築する段階
    と、次に上下の水平なスラブの間をつなぐ垂直躯体部分
    毎に分割し、各垂直躯体部分を一つの矩形シールドによ
    り施工し、各垂直躯体を構築して前記の各水平なスラブ
    と一体的構造とする段階とから成ることを特徴とする、
    超大断面矩形シールドトンネルの施工方法。
  2. 【請求項2】 超大断面矩形トンネルをその上下の水平
    な各スラブの間をつなぐ垂直躯体部分毎に分割し、各垂
    直躯体部分を一つの矩形シールドにより先行して施工
    し、各垂直躯体を構築する段階と、次に前記の各垂直躯
    体とつながれる上下の水平なスラブ部分毎に分割し、各
    スラブ部分を一つの矩形シールドにより施工し、水平な
    各スラブを構築して前記の各垂直躯体と一体的構造とす
    る段階とから成ることを特徴とする、超大断面矩形シー
    ルドトンネルの施工方法。
  3. 【請求項3】 水平なスラブ及び垂直躯体の構築は、本
    体トンネルの構造部材として利用可能なシールドセグメ
    ントをそのまま坑内現場打ちコンクリートで巻きながら
    本体躯体の一部として利用し、利用できないシールドセ
    グメントは用済後に仮設材と同様に撤去することを特徴
    とする、請求項1又は2に記載した超大断面矩形シール
    ドトンネルの施工方法。
  4. 【請求項4】 水平なスラブを構築する矩形シールドの
    施工及び上下の水平な各スラブの間をつなぐ垂直躯体を
    構築する矩形シールドの施工は、各々下位レベルの施工
    を先行させ、上位レベルの施工を後に行なうことを特徴
    とする、請求項1又は2に記載した超大断面矩形シール
    ドトンネルの施工方法。
  5. 【請求項5】 上下のスラブの間をつなぐ垂直躯体部分
    を構築する矩形シールドの施工と並行して、又は水平な
    スラブを構築する矩形シールドの施工と前後して、前記
    矩形シールドの外隅部分の周囲の地盤及び同矩形シール
    ドの内側地盤に薬液注入を施工して止水及び補強処理を
    行なうことを特徴とする、請求項1又は2に記載した超
    大断面矩形シールドトンネルの施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104314572A (zh) * 2014-09-17 2015-01-28 江苏广泓重工设备有限公司 一种由外侧倒角两半矩形管节构筑的隧道的施工方法
CN107387092A (zh) * 2017-07-27 2017-11-24 广州市市政工程设计研究总院 一种多个矩形顶管并联在复杂环境下形成地下空间的工法

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