JPH07224420A - 地下水非遮断土留壁構築工法 - Google Patents

地下水非遮断土留壁構築工法

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JPH07224420A
JPH07224420A JP1758594A JP1758594A JPH07224420A JP H07224420 A JPH07224420 A JP H07224420A JP 1758594 A JP1758594 A JP 1758594A JP 1758594 A JP1758594 A JP 1758594A JP H07224420 A JPH07224420 A JP H07224420A
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信幸 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下水分断による問題を生じさせない土留壁
構築工法を提供する。 【構成】 鋼管1の所定の位置にバイパス取り付け部材
20を設ける。鋼管1に切り込み2を形成し、内側にチ
ューブ3を仮止めする。このような元水路管10をSM
W削孔に建て込み、スラリー硬化前にチューブ3を膨ら
ませ鋼管1内からスラリーを押し出し、スラリー硬化後
チューブ3を引き抜き、代わりに砂利を投入し、バイパ
ス取り付け部材20にバイパス管を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下鉄工事等において
地下水の流れを遮断せずに地下水の自由な流れを確保し
て止水用の土留壁を構築することのできる工法(SNF
(Subterranean Water Natur
e Flow)工法と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、溝等を掘る工事において土留壁を
構築する工法として、止水性が高い、工期が短い、廉価
である、壁深を深くできる等の理由からSMW(Soi
l Mixing Wall)工法が好んで用いられ
る。この工法は、攪拌と掘削とを同時に行うことができ
る機械を用いて現場の土とセメントミルク等を混合して
スラリーを形成し、平面図である図13に示すように複
数の孔101を互いに連通して地山と溝(溝を掘る部
分)との間に孔列を形成するように削孔し、スラリーの
硬化前に補強用のH鋼102などを建て込みスラリーを
硬化させて土留壁を構築する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにして土留壁
を構築すると、例えば地山から溝の方向に地下水が流れ
ている場合、少なくとも工事期間中、地下水の流れが分
断されてしまう。そのために、地山側では浸水,井戸水
の水位上昇などの問題が発生し、溝側では井戸枯れ等の
問題が発生する。工事終了後は土留壁を崩してH鋼を抜
かなくてはならないが土留壁は地中深くまで至ってお
り、硬化しているので、その作業は困難を極めると共に
費用がかかる。土留壁の除去が不完全であると前述の地
下水分断による問題が残される。
【0004】本発明は前記問題点に鑑み成されたもので
あり、その目的は、工事期間中または工事終了後に地下
水の流れを分断することのない土留壁構築方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を達
成するために鋭意検討した結果、土留壁を構成するスラ
リーの硬化前に地下水の水路を確保しておくことにより
地下水のバイパスを容易に設け得ることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、建築現場において地山
と掘削溝との間に止水のための土留壁を構築する工法で
あって、(a)土留壁を構築する位置に削孔してスラリ
ーが溜まった互いに並列して連通している複数の孔から
なる孔列を形成する第一工程、(b)この第一工程の
後、所定の位置に地下水用のバイパス取り付け部材を設
けた補強用長尺基材を、バイパス取り付け部材が前記掘
削溝側に向くように前記孔列内に建て込む第二工程、
(c)この第二工程の後、少なくとも前記補強用長尺基
材の上端部からバイパス取り付け部材まで達する長さを
有するチューブを、前記スラリー中においてその補強用
長尺基材の地山側に沿わせて膨らませることにより、少
なくともその補強用長尺基材の上端部からバイパス取り
付け部材の間のスラリーを押しのける第三工程、(d)
この第三工程の後、スラリー硬化後にチューブを取り外
し、チューブが押しのけていた空間に砂利を投入する第
四工程、および(e)この第四工程の後、前記バイパス
取り付け部材に地下水用のバイパス管を前記砂利の入っ
た空間に連通するように取り付ける第五工程を具えるこ
とを特徴とする地下水非遮断土留壁構築工法に関する。
【0007】この工法において、前記補強用長尺基材と
して、例えば、バイパス取り付け部材を設けた壁面に対
向する壁に切り込みが入った鋼管、H鋼、矢板等を用い
ることができる。また、前記第四工程と前記第五工程と
の間に、地山側にできた硬化スラリー壁をジェット噴出
により崩す工程を介在させることができる。
【0008】
【作用】本発明によれば、スラリーが硬化する前にSM
W削孔した孔に空間を設け、この空間にバイパス管を連
通させるので、その空間およびバイパス管を通って地下
水が自由に流れることができ、地下水分断による問題が
生じない。補強用長尺基材として、例えば、バイパス取
り付け部に対向する壁に切り込みが入った鋼管を用いる
ことができるが、このような鋼管は不要になったものを
簡単に加工することにより得られるので、廉価な工事を
行い得る。また、補強用長尺基材としてH鋼や矢板を用
いた場合も、H鋼や矢板は土木工事において通常使用さ
れるものなので特別の費用をかけることなく工事を行い
得る。さらに、地山側にできた硬化スラリー壁をジェッ
ト噴出により崩す工程を設けることにより、地下水がよ
り自由に流れることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明による地下水非遮断土留壁構築
工法の具体的実施例について図面を参照しつつ説明す
る。
【0010】(実施例1)本発明により土留壁を構築す
るために、地下水用のバイパス取り付け部材を設けた補
強用長尺基材としての図1に示すような元水路管10が
作製される。この元水路管10は、図1(a)および図
1(a)を背面から見た図である図1(b)に示すよう
に、上端部から下部の途中まで切り込み2を設けた鋼管
1を主体としてなり、切り込み2に対向する壁面のバイ
パス取り付け位置A,Bにバイパス取り付け部材20,
20が設けられている。このようにバイパス取り付け部
材20は二つ設けられているが、一つまたは三つ以上設
けられてもよい。
【0011】バイパス取り付け部材20が鋼管1に設け
られている状態を図3に拡大して示す。図3(b)に示
すようにバイパス取り付け部材20は管部21とフラン
ジ22と仮封鎖板24とからなる。そして管部21が鋼
管1を貫通するように溶接などによって取り付けられて
いる。仮封鎖板24は、元水路管をスラリー中に沈める
ときにスラリーや周囲の土砂が鋼管1の内側に浸入する
ことを防止する。フランジ22には図3(a)に示すよ
うに複数個(この例では4個)のネジ穴23が設けられ
ている。
【0012】このバイパス取り付け部材20にバイパス
管を取り付ける途中の段階を示す断面図を図4に示す。
バイパス管30は、図4(a)に示すように、本体管部
35、本体管部35に固定されたバイパスフランジ33
および先端部32を主体としてなる。また、本体管部3
5内にはバルブ31が設けられる。図示するように、バ
ルブ31を閉めた状態でバイパス管30の先端部32が
バイパス取り付け部材20の管部21に挿入され、バイ
パス取り付け部材20のフランジ22とバイパスフラン
ジ33とがネジ34で締め合わされることにより先端部
32が管部21内を仮封鎖板24側に押し動かされる。
先端部32が仮封鎖板24を押し破り先端部32が管部
21からとび出たところでバイパス管30の取り付けが
完了する。その後、バルブ31を開く。先端部32には
図4(b)に示すように多数のスリットが設けられてお
り水が通過することができる。
【0013】また、図1(a)に示すように、前記元水
路管10の内側には、鋼管1の上方から下側のバイパス
取り付け部材20にまで至る長さのチューブ3がセット
されている。このチューブ3を取り出して広げた平面図
を図2に示す。この図2に示されているように、チュー
ブ3は流体を送り込むことにより膨らむ膨張部11を主
体としてなり、その両端部には流体が入らない平坦部1
2が設けられている。また、上端部には注入パイプ4、
下端部には抜出パイプ5が挿入されており、膨張部11
への流体の注入、流体の抜き出しが成される。また平坦
部12にはひっかけ孔6,7が設けられている。
【0014】図1(a)に示すように、チューブ3が元
水路管10にセットされた状態においてチューブ3のひ
っかけ孔6にはワイヤー8がひっかけられている。ワイ
ヤー8はチューブ3を膨らませた後に鋼管1からチュー
ブ3を引き出すためのものである。従って、チューブ3
はワイヤー8で引き出すのに支障のない程度に鋼管1に
仮止めされる。また、チューブ3を膨らませた後にチュ
ーブ3を鋼管1から引き出す際に鋼管内のチューブ3の
下側が減圧され地山が崩壊したりチューブ3が引き出し
にくくなることがあるので、チューブ3を引き出すとき
にチューブ3の下側に水を供給して地山の崩壊を防止し
チューブ3を引き出しやすくするための水チューブ9が
図1(a)に示すように設けられている。
【0015】次に、前記元水路管10を用いて本発明の
土留壁構築工法を実施する工程を図5〜図10を用いて
説明する。
【0016】まず、SMW工法により掘削を行って、断
面図である図5(b)に示すように現場の土砂とセメン
トミルク等が混合されてなるスラリー45が溜まった孔
41が掘られる。この孔41は上から見た平面図である
図5(a)に示すように並列して複数掘られ、それぞれ
が連通した孔列が形成される(図5(a)では簡単のた
めに三つの孔を描いているが実際にはもっと多数掘られ
る)。この孔列が土留壁となる部分である。図5(a)
において、その孔列の上側が掘削されない地山となり下
側が地下鉄工事等が行われる溝となる。図5(b)は図
5(a)の孔列を左側から見た断面図であり、図5
(b)においては左側が地山となる。このように形成さ
れた孔列の所定の孔に図5(a)に示すように通常のH
鋼42が建て込まれる。
【0017】次に、図6(a)に示すように、前記作製
したチューブが仮止めされた元水路管10が、そのバイ
パス取り付け部材21が溝側に向くように建て込まれ
る。図示するように元水路管10の直径は掘削される孔
41の直径より僅かに小さい程度とされる。この建て込
みにより、図6(b)に示すように孔41の所定の深さ
の位置A,Bにバイパス取り付け部材21が存在するこ
とになる(図6(b)において元水路管本体は図示して
いない)。
【0018】次に、注入パイプ4からチューブ3に水が
注入されることにより、図7(a)に示すように、チュ
ーブ3が膨らまされて元水路管の内側からスラリーが押
し出される。その断面図を図7(b)に示す。このよう
に、チューブ3は元水路管の上端から下側のバイパス取
り付け部材21の少し下方部までのスラリーを追い出し
ている。スラリー硬化後、抜出パイプ5から水が抜き出
されることによりチューブ3が縮められ、図1(a)に
示すような水パイプ9を通してチューブ3の下側に水を
供給しつつワイヤー8を引き上げることによりチューブ
3が元水路管10から引き出される。
【0019】次に、図8(a),(b)に示すようにチ
ューブ3を引き抜いた空間に砂利46が投入される。こ
の砂利は地下水が通過できるようなものであり、たとえ
ば工事現場の土砂を用いることができる。砂利の下には
硬化スラリー49が存在する。
【0020】次に、図9(a)において黒点48で示す
位置に形成された硬化スラリー壁をジェット噴出により
崩壊させる。この硬化スラリー壁は、チューブ3により
元水路管10から押し出されたスラリー等などが硬化し
て形成されたものである。硬化スラリー壁の崩壊は、図
9(b)に示すようにジェット供給管48を上から挿入
しつつ、その先端部47からジェットを噴出させること
により行われる。
【0021】次に、図10(a),(b)に示すよう
に、バイパス取り付け部材21にバイパス管30が図4
に示すような方法で取り付けられて土留壁の構築が完了
する。このバイパス管取り付け工程までには、孔列のバ
イパス取り付け部材側の土砂が取り除かれている、すな
わち工事の目的である溝が掘られていることが好まし
い。
【0022】以上の工程を経た結果、地山中の地下水が
元水路管10内の砂利46中を流通し、その地下水がバ
ルブ31を開いたバイパス管30内に流れ込む。溝の反
対側には同様の元水路管を用いた施工がなされており、
その反対側の元水路管中の砂利にバイパス管30を通っ
て地下水が流れ込む。これにより、地下水が自由に流
れ、地下水を分断することなく工事中の溝の止水が行わ
れ得る。
【0023】(実施例2)実施例1では鋼管を加工した
元水路管を用いたが、本実施例では、鋼管の代わりにH
鋼が使用されH鋼の所定の位置に図3に示すような構造
を特徴とするバイパス取り付け部材が設けられ、そのH
鋼に図2に示すようなチューブが沿わされて、実施例1
と同様の工程を経ることにより土留壁が構築される。
【0024】その工程を図11(a)〜(f)を用いて
説明する。まず、図11(a)に示すように、SMW工
法によりスラリーが溜まった孔61の列が形成され、そ
こに通常のH鋼62が建て込まれる。次に、図11
(b)に示すように、前述のようにバイパス取り付け部
材64を設けチューブを沿わせた特殊H鋼63が、バイ
パス取り付け部材が溝が掘られる側を向くように建て込
まれる。図示するようにバイパス取り付け部材64は孔
61の壁面まで達する長さを有する。すなわち図3で示
す管部21が鋼管の実施例よりも長いものである。次
に、図11(c)に示すように、バイパス取り付け部材
64の反対側に沿わせておいたチューブ65が水で膨ら
まされてそこに存在していたスラリーが押し出される。
スラリー硬化後、チューブ65が実施例1と同様の方法
により引き出される。チューブ65が除かれた空間に、
図11(d)に示すように砂利66を投入する。次に、
図11(e)において黒点67で示す位置に形成されて
いる硬化スラリー壁が実施例1と同様のジェット噴出に
より崩壊される。次に、バイパス管67をバイパス取り
付け部材64に図4で示すように取り付けられて土留壁
の構築が完了する。
【0025】(実施例3)本実施例では、鋼管の代わり
に矢板を使用し矢板の所定の位置に図3に示すような構
造を特徴とするバイパス取り付け部材が設けられ、その
矢板に図2に示すようなチューブが沿わされて、実施例
1と同様の工程を経ることにより土留壁が構築される。
【0026】その工程を図12(a)〜(f)を用いて
説明する。まず、図12(a)に示すように、SMW工
法によりスラリーが溜まった孔51の列が形成され、そ
こに通常の矢板52が建て込まれる。次に、図12
(b)に示すように、前述のようにバイパス取り付け部
材54が設けられチューブが沿わされた特殊矢板53
が、バイパス取り付け部材が溝が掘られる側を向くよう
に建て込まれる。次に、図12(c)に示すように、チ
ューブ55が膨らまされてそこに存在していたスラリー
が押し出される。スラリー硬化後、チューブ55が実施
例1と同様の方法により引き出される。チューブ55が
除かれた空間に、図12(d)に示すように砂利56が
投入される。次に、図12(e)において黒点57で示
す位置に形成されている硬化スラリー壁が実施例1と同
様のジェット噴出により崩壊される。次に、バイパス管
57がバイパス取り付け部材54に図4で示すように取
り付けられて土留壁の構築が完了する。
【0027】以上の実施例においては、チューブが予め
鋼管などに仮止めされて一緒にSMW削孔に建て込まれ
た、すなわちチューブが鋼管と一緒にスラリー中に沈め
られたものについて説明したが、チューブに重しを付け
て後で沈めてもよい。また、チューブへの水の注入は上
からでも下からでもよい。いずれにしてもスラリーより
水の方が比重が軽いのでチューブは上から膨らんでゆ
く。また、水の代わりに空気が送り込まれてもよい。ま
た、土留壁は地下鉄等の工事後に除去されてもされなく
てもよい。さらに、前述の元水路管、H鋼、特殊H鋼、
矢板、特殊矢板は任意に組み合わせて、任意の順番でS
MW削孔された孔列中に建て込まれてよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の工法によれば、地下水を分断し
ないので井戸水の水位上昇や井戸枯れを防止することが
できる。また、工事期間中のみならず工事完了後も止水
しつつ、地下水は自由に流すことができる。また、従来
のように不要になった土留壁を崩す必要もなく、工期を
短縮できるとともに経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の工法に用いた元水路管の模式側面図
である。
【図2】実施例1で用いたチューブの平面図である。
【図3】実施例1で用いたバイパス取り付け部材の模式
図である。
【図4】実施例1におけるバイパス取り付け状態を示す
模式図である。
【図5】実施例1の工法の一工程を示す図である。
【図6】実施例1の工法の一工程を示す図である。
【図7】実施例1の工法の一工程を示す図である。
【図8】実施例1の工法の一工程を示す図である。
【図9】実施例1の工法の一工程を示す図である。
【図10】実施例1の工法の一工程を示す図である
【図11】実施例2の工法を説明する工程図である。
【図12】実施例3の工法を説明する工程図である。
【図13】従来のSMW工法を説明する図である。 1 鋼管 2 切り込み 3 チューブ 4 注入パイプ 5 抜出パイプ 6,7 ひっかけ孔 8 ワイヤー 9 水パイプ 10 元水路管 11 膨張部 12 平坦部 20,64 バイパス取り付け部材 21 管部 22 フランジ 23 ネジ孔 24 仮封鎖板 30,57,67 バイパス管 31 バルブ 32 先端部 33 バイパスフランジ 34 ネジ 35 本体管部 42,62 H鋼 45 スラリー 46,56,66 砂利 48 ジェット供給管 52 矢板 53 特殊矢板 63 特殊H鋼

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築現場において地山と掘削溝との間に
    止水のための土留壁を構築する工法であって、(a)土
    留壁を構築する位置に削孔してスラリーが溜まった互い
    に並列して連通している複数の孔からなる孔列を形成す
    る第一工程、(b)この第一工程の後、所定の位置に地
    下水用のバイパス取り付け部材を設けた補強用長尺基材
    を、バイパス取り付け部材が前記掘削溝側に向くように
    前記孔列内に建て込む第二工程、(c)この第二工程の
    後、少なくとも前記補強用長尺基材の上端部からバイパ
    ス取り付け部材まで達する長さを有するチューブを、前
    記スラリー中においてその補強用長尺基材の地山側に沿
    わせて膨らませることにより、少なくともその補強用長
    尺基材の上端部からバイパス取り付け部材の間のスラリ
    ーを押しのける第三工程、(d)この第三工程の後、ス
    ラリー硬化後にチューブを取り外し、チューブが押しの
    けていた空間に砂利を投入する第四工程、および(e)
    この第四工程の後、前記バイパス取り付け部材に地下水
    用のバイパス管を前記砂利の入った空間に連通するよう
    に取り付ける第五工程を具えることを特徴とする地下水
    非遮断土留壁構築工法。
  2. 【請求項2】 前記補強用長尺基材が、バイパス取り付
    け部材に対向する壁に切り込みが入った鋼管であること
    を特徴とする請求項1に記載の地下水非遮断土留壁構築
    工法。
  3. 【請求項3】 前記補強用長尺基材が、H鋼であること
    を特徴とする請求項1に記載の地下水非遮断土留壁構築
    方法。
  4. 【請求項4】 前記補強用長尺基材が、矢板であること
    を特徴とする請求項1に記載の地下水非遮断土留壁構築
    方法。
  5. 【請求項5】 前記第四工程と前記第五工程との間に、
    地山側にできた硬化スラリー壁をジェット噴出により崩
    す工程を介在させることを特徴とする請求項1乃至4の
    うちのいずれかに記載の地下水非遮断土留壁構築方法。
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