JPH0722335Y2 - 自動車用折り畳み傘 - Google Patents

自動車用折り畳み傘

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JPH0722335Y2
JPH0722335Y2 JP1989070810U JP7081089U JPH0722335Y2 JP H0722335 Y2 JPH0722335 Y2 JP H0722335Y2 JP 1989070810 U JP1989070810 U JP 1989070810U JP 7081089 U JP7081089 U JP 7081089U JP H0722335 Y2 JPH0722335 Y2 JP H0722335Y2
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JP
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hinges
hinge
bone
automobile
storage casing
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JP1989070810U
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JPH039919U (ja
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正志 吉岡
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正志 吉岡
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の乗降口に取り付け、そのドアーの開
閉に伴い展開・収納する自動車用折り畳み傘に関する。
【従来の技術】
従来提案されているこの種の折り畳み傘は、例えば実開
昭57-39819号公報に記載されているように、扇子状の傘
の両側縁の一方を車体、他方をドアーに支持し、ドアー
の開閉に伴い傘を単に真っ直ぐ展開・折り畳みできるよ
うにしたものであった。
【考案が解決しようする課題】
そのため、傘を開いたとき及び閉じたときの支持が十分
でなく、車体とドアーの間で下方へ湾曲して垂れ下がり
乗降にあたり邪魔になるとか、風に煽られて破損し易い
等の問題があった。 本考案はこのような問題点を解決し、開いたときに防水
シートを安定した状態で保持できるとともに、その安定
保持を簡単な構成で行えるようにすることを目的とす
る。
【課題を解決するための手段】
本考案の自動車用折り畳み傘は、自動車の車体に取り付
けられる横長の収納ケーシング2に、その長手方向に沿
って出入口5を設け、この収納ケーシング2内の枢支部
に複数本の骨杆7の一端を、出入口5から出入できるよ
うに回動自在にかつ放射状に枢着し、これら骨杆7上に
防水シート14を張設する。そして、正面台形の第1の蝶
番91とこれと対称な台形の第2の蝶番92とを、それぞれ
複数個ずつ縦長の長短2種のピン101・102によって交互
に折り畳み自在に蛇腹状にかつその上縁高さが中間の蝶
番より両端の蝶番に向かって徐々に低くなって全体とし
て山形になるように連結し、そのうちの一端の蝶番を上
記収納ケーシング2内の中間部に固定し、これら蝶番の
長ピン101の上縁に設けられた軸受部11に各骨杆7の中
間部をそれぞれ摺動自在に貫通させて自在軸受けし、先
端の蝶番又はこれに軸受けされた先端の骨杆を自動車の
ドアーに接続してなるものである。
【作用】
従って、ドアーを閉めたときには複数本の骨杆、連結さ
れた複数個の蝶番及び防水シートは折り畳まれて収納ケ
ース内に収納される。ドアーを開くと、骨杆が放射状に
展開されるとともに、複数個の蝶番が伸長し、防水シー
トが上弦の円弧を描いて展張される。このような展張状
態を保持するのに、一般の傘のような上向きに傾斜する
補助骨杆を使用しないで、折り畳み及び伸長される複数
個の蝶番を使用しているため、防水シートが展張された
ときその下方に広範囲に突出する邪魔物がなく、従って
自動車の乗降の際に乗降者の頭部が当たって怪我をする
ようなことなく安心して乗降できる。 骨杆の中間部を保持する蝶番は、正面台形の第1の蝶番
とこれと対称な台形の第2の蝶番とからなり、これらは
縦長の長短2種のピンによって交互に折り畳み自在に連
結されているため、伸長状態でも上下方向の保持力が強
く、また全体としては対称な台形が交互になって全蝶番
の上縁の稜線が凹凸交互の波状となるため、その凹部に
おいて防水シートの折り畳みを許容することができる。 複数本の骨杆はその一端を放射状に枢着されているが、
その枢支点は共通の一点ではなくバラバラとなるのに対
し、このような各骨杆を保持する蝶番は上記のように互
いに連結され、しかもそのうちの一端の一つは収納ケー
シング内の中間部に固定されているため、骨杆の回動と
これを保持する蝶番の運動とは骨杆相互においてバラバ
ラになる。しかし、各骨杆の中間部は、蝶番に対し固定
しないで、蝶番の長ピンの上縁に設けられた軸受部にそ
れぞれ摺動自在に貫通させて自在軸受けしてあるので、
上記のようなバラバラの動きを許容できる。従って、骨
杆の回動による防水シートの開閉をスムーズに行える。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。 第1図は本考案による折り畳み傘1を普通乗用自動車に
装着した使用例を示す。その使用に当たっては、該折り
畳み傘1の収納ケーシング2を車体3の乗降口の上縁部
外側にネジ等を使用して取り付け、またこの収納ケーシ
ング2から引き出し展開される部分の先端部をドアー4
の上縁部に着脱自在に連結する。 第2図はこの折り畳み傘1の中間部分の断面図、第3図
は同図におけるI−I線断面図、第4図は展開状態の一
部の平面図である。収納ケーシング2は横長筒状で、そ
のほぼ全長にわたる長い出入口5を形成している。この
収納ケーシング2内の前端に設けられた枢支台6に、複
数本の骨杆7の基端が、個々には回動自在にかつ全体と
しては放射状に展開・折り畳み自在に枢着されている。
これら骨杆7は蛇腹状の伸縮アーム8によって中間部を
後述のように支承されている。 伸縮アーム8は、第5図に示すように正面台形の第1の
蝶番91とこれと対称な台形の第2の蝶番92とを、長短2
種のピン101・102によって交互に折り畳み自在に蛇腹状
に連結したものである。これら蝶番91・92は、伸縮アー
ム8の全長について同じ大きさのものが使用されている
のではなく、伸縮アーム8の中間部には高さが高い蝶番
91・92が使用され、これから伸縮アーム8の両端に向か
っては高さが段々と低くなる蝶番91・92が使用され、そ
れに従って長ピン101も段々と長さが短くなるものが使
用されている。 各長ピン101の上端には、各骨杆7をその軸線方向に摺
動自在に貫通させて自在軸受けする環状軸受部11が一体
に設けられ、また下端には、球形膨大部12が一体に設け
られている。環状軸受部11の全内周面は、骨杆7を揺動
自在に自在軸受けするため球面になっている。球形膨大
部12は、収納ケーシング2の底部2aに設けられた案内溝
13内に摺動自在に嵌合するようになっている。この案内
溝13は、収納ケーシング2内からその外方への蝶番91
92の伸長、及び収納ケーシング2外からその内方への折
り畳みが安定して行えるようにするためのものである。 上記のように基端及び中間部を支承された複数本の骨杆
7上には防水シート14が張設されている。また、伸縮ア
ーム8の先端の蝶番91又はこの蝶番91に軸受けされた先
端の骨杆7には、ドアー4の上縁部に着脱自在に掛止め
る掛止め具15が取り付けられている。なお、この掛止め
具15はドアー4のガラス面に吸着させる吸盤などであっ
ても良い。伸縮アーム8の中間部と収納ケーシング2の
内周面との間には、第4図に示すように引張バネ16が張
架されている。この引張バネ16は、収納ケーシング2寄
りの一部の蝶番について、これらがドアー4によらなく
とも先行して自動的に折り畳めるようにするためのもの
である。 従って、ドアー4を閉じた状態では、複数本の骨杆7、
伸縮アーム8の蝶番91・92、防水シート14は折り畳まれ
て収納ケース2内に収納されている。ドアー4を開く
と、それに伴い伸縮アーム8が出入口5の外方へと伸長
してその蝶番91・92が互いに開いていくとともに、骨杆
7が放射状に開いて防水シート14が車体3とドアー4と
の間で展張される。この場合、伸縮アーム8の蝶番91
92の高さが上記のような関係になっているため、防水シ
ート14は上弦の円弧を描いて安定した状態で展張する。
ドアー4を閉じると、骨杆7、防水シート14が収納ケー
シング2内へと折り畳まれ、また同時に伸縮アーム8が
収縮してその蝶番91・92が収納ケーシング2内へと折り
畳まれる。このとき、伸縮アーム8の長ピン101の膨大
部12は案内溝13に嵌合してこれに沿って摺動する。ま
た、収納ケーシング2の出入口5から突出することなく
収納ケーシング2内に入ったままの蝶番91・92は引張バ
ネ16によって折り畳まれる。
【考案の効果】
本考案の自動車用折り畳み傘によれば次のような効果が
ある。 ドアーを閉めたときには複数本の骨杆、連結された
複数個の蝶番及び防水シートは折り畳まれて収納ケース
内に収納され、ドアーを開くと、骨杆が放射状に展開さ
れるとともに、複数個の蝶番が伸長し、防水シートが上
弦の円弧を描いて展張されるので、傘を開いたときもま
た閉じたときも安定した状態で支持でき、また車体とド
アーの間で下方へ湾曲して垂れ下がり乗降にあたり邪魔
になるとか、風に煽られて破損し易い等の問題もない。 防水シートを上記のような展張状態に保持するの
に、一般の傘のような上向きに傾斜する補助骨杆を使用
しないで、折り畳み及び伸長される複数個の蝶番を使用
しているため、防水シートが展張されたときその下方に
広範囲に突出する邪魔物がなく、従って自動車の乗降の
際に乗降者の頭部が当たって怪我をするようなことなく
安心して乗降できる。 骨杆の中間部を保持する蝶番は、正面台形の第1の
蝶番とこれと対称な台形の第2の蝶番とからなり、これ
らは縦長の長短2種のピンによって交互に折り畳み自在
に連結されているため、伸長状態でも上下方向の保持力
が強く、また全体としては対称な台形が交互になって全
蝶番の上縁の稜線が凹凸交互の波状となるため、その凹
部において防水シートの折り畳みを許容することができ
る。 蝶番は、骨杆相互を連結すると同時に、防水シート
が上弦の円弧を描いて展張されるように骨杆を押し上げ
るので、これら2つの機能をする部材を別々に備える必
要はなく、部品点数を削減できる。 複数本の骨杆はその一端を放射状に枢着されている
が、その枢支点は共通の一点ではなくバラバラとなるの
に対し、このような各骨杆を保持する蝶番は上記のよう
に互いに連結され、しかもそのうちの一端の一つは収納
ケーシング内の中間部に固定されているため、骨杆の回
動とこれを保持する蝶番の運動とは骨杆相互においてバ
ラバラになる。しかし、各骨杆の中間部は、蝶番に対し
固定しないで、蝶番の長ピンの上縁に設けられた軸受部
にそれぞれ摺動自在に貫通させて自在軸受けしてあるの
で、上記のようなバラバラの動きを許容できる。従っ
て、骨杆の回動による防水シートの開閉をスムーズに行
える。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の自動車用折り畳み傘を示し、
第1図はその使用状態の斜視図、第2図はこの折り畳み
傘の中間部分の断面図、第3図は同図におけるI−I線
断面図、第4図は展開状態の一部の平面図、第5図は伸
縮アームの一部の拡大正面図である。 1……折り畳み傘、2……収納ケーシング、3……車
体、4……ドアー、5……出入口、6……枢支台、7…
…骨杆、8……伸縮アーム、91・92……第1及び第2の
蝶番、101・102……長短のピン、11……軸受部、14……
防水シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車体に取り付けられる横長の収納
    ケーシング2に、その長手方向に沿って出入口5を設
    け、この収納ケーシング2内の枢支部に複数本の骨杆7
    の一端を、上記出入口5から出入できるように回動自在
    にかつ放射状に枢着し、これら骨杆7上に防水シート14
    を張設し、また正面台形の第1の蝶番91とこれと対称な
    台形の第2の蝶番92とを、それぞれ複数個ずつ縦長の長
    短2種のピン101・102によって交互に折り畳み自在に蛇
    腹状にかつその上縁高さが中間の蝶番より両端の蝶番に
    向かって徐々に低くなって全体として山形になるように
    連結し、そのうちの一端の蝶番を上記収納ケーシング2
    内の中間部に固定し、これら蝶番の長ピン101の上縁に
    設けられた軸受部11に各骨杆7の中間部をそれぞれ摺動
    自在に貫通させて自在軸受けし、先端の蝶番又はこれに
    軸受けされた先端の骨杆を自動車のドアーに接続してな
    ることを特徴とする自動車用折り畳み傘。
JP1989070810U 1989-06-19 1989-06-19 自動車用折り畳み傘 Expired - Lifetime JPH0722335Y2 (ja)

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JPH039919U JPH039919U (ja) 1991-01-30
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ID=31607284

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Families Citing this family (2)

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JP2018131131A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社石井 荷室扉用雨よけ

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