JPH07223073A - 鋼管補修溶接装置 - Google Patents

鋼管補修溶接装置

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JPH07223073A
JPH07223073A JP1825594A JP1825594A JPH07223073A JP H07223073 A JPH07223073 A JP H07223073A JP 1825594 A JP1825594 A JP 1825594A JP 1825594 A JP1825594 A JP 1825594A JP H07223073 A JPH07223073 A JP H07223073A
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英治 松田
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信男 北村
Atsushi Kawaguchi
敦史 川口
Noriaki Uchitomi
則明 内富
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鋼管内を自走し、被補修部に複雑な形状の開
先加工を行い、加工された開先に補修溶接を行うことが
でる装置を提供する。 【構成】 鋼管1内を自走する走行台車3に搭載され、
被補修部のガウジングを行うガウジング部7及びグライ
ンダー砥石41を取り付けたグラインダー部40並びに
補修線に対し補修溶接を行う溶接部9を備えたロッド5
を支持するハウジング4よりなる。ロッドはハウジング
に支持されたロッド駆動機構21とロッド回転駆動機構
27により前後方向移動及び回転自在に支持されてい
る。ガウジンク部は昇降機構6を備え、下部のグライダ
取付部の旋回機構42及び砥石回転駆動機構45を備え
る。補修溶接を行う溶接部はロッドの他方の先端に設け
られトーチ9aを昇降させる溶接部昇降機構51とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばUOE鋼管の被補
修部を研削して船底形状の開先を形成し、その船底形状
の開先に補修溶接を行う鋼管補修溶接装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、UOE鋼管の被補修部の開先加工
並びに開先整形はガスガウジング法、およびグラインダ
ーを用いいた手作業で行われており、自動化は全く行わ
れていない。自動化が行われていない大きな理由は、開
先加工形状が複雑なためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、鋼管内を自
走し、鋼管の被補修部に複雑な形状の開先加工を行い、
かつ加工された開先に補修溶接を行うことができる鋼管
補修溶接装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋼管補修溶
接装置は、被補修部を有する鋼管内を自走する走行台車
と、走行台車に搭載され、ロッドを被補修部の補修溶接
線の前後方向に移動自在で、且つ回転自在に支持するロ
ッド支持ハウジングと、ロッド支持ハウジングに支持さ
れたロッドを前後方向に駆動するロッド駆動機構と、ロ
ッド支持ハウジングに支持されたロッドを回転駆動する
ロッド回転駆動機構と、ロッドの一方の先端に設けられ
た被補修部の開先加工を行うガウジング部と、ガウジン
グ部を昇降させるガウジング部昇降機構と、ガウジング
部に水平旋回自在に設けられ、下部にグラインダー砥石
が取り付けられたグラインダー取付部と、ガウジング部
に設けられ、グラインダー取付部を旋回駆動するグライ
ンダー取付部旋回駆動機構と、グラインダー取付部に設
けられ、グラインダー砥石を回転駆動するグラインダー
回転駆動機構と、ロッドの他方の先端に設けられた被補
修部の溶接線に対して溶接トーチを揺動させて補修溶接
を行う溶接部と、溶接部を昇降させる溶接部昇降機構と
を備えてなるものである。また、前記走行台車はその前
部に走行用モータによって回転駆動される2個の走行駆
動輪を有し、その後部に操舵用モータによって操舵方向
に旋回駆動される1個の操舵輪を有してなる。
【0005】
【作用】本発明においては、鋼管補修溶接装置を鋼管内
を自走させ、鋼管の被補修部にきたところで停止させ
る。そして、ガウジング部昇降機構を動作させてガウジ
ング部を昇降させ、ロッド駆動機構を動作させて走行台
車に搭載されているロッド支持ハウジングに支持されて
いるロッドを被補修部の補修溶接線の前後方向に移動さ
せたり、ロッド回転駆動機構を動作させてロッドを回転
させたり、グラインダー取付部旋回駆動機構を動作させ
てガウジング部に水平旋回自在に設けられているグライ
ンダー取付部を水平旋回させたりし、グラインダー回転
駆動機構を動作させてグラインダー取付部の下部に取り
付けられたグラインダー砥石を回転させることにより、
鋼管の被補修部に複雑な形状の開先を形成する。
【0006】しかる後に、鋼管補修溶接装置を鋼管内を
少し自走させ、形成された開先位置に溶接部の溶接トー
チがきたとこで停止させ、溶接部昇降機構を動作させて
溶接トーチが開先に対して所定の溶接距離にくるように
溶接部を下降させ、溶接部の溶接トーチを揺動させなが
らロッド駆動機構を動作させてロッドを被補修部の歩数
溶接線の前後方向に移動させて補修溶接を行う。従っ
て、鋼管補修溶接装置は、鋼管内を自走して鋼管の被補
修部に複雑な形状の開先を形成し、その開先に補修溶接
を自動的に行うことができる。また、鋼管補修溶接装置
は走行台車の後部に設けられた操舵輪を操舵用モータに
よって操舵方向に旋回駆動することにより、鋼管内を自
走するときに、走行方向を調整することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る鋼管補修溶接
装置の構成を示す正面図、図2は同鋼管補修溶接装置の
構成を示す一部を破断した平面図、図3は同鋼管補修溶
接装置の駆動輪の構成を示す断面図、図4は同鋼管補修
溶接装置のシステムを示す構成図である。1は被補修部
を有するUOE鋼管である。2はUOE鋼管1内を自走
し、UOE鋼管1の被補修部に開先を形成し、その開先
に補修溶接を自動的に行う鋼管補修溶接装置である。こ
の鋼管補修溶接装置2は主に走行台車3と、走行台車3
に搭載されたロッド支持ハウジング4と、ロッド支持ハ
ウジング4に前後方向に移動自在で、且つ回転自在に支
持されたロッド5と、ロッド5の一方の先端に設けられ
た被補修部の開先加工を行うガウジング部7と、ガウジ
ング部7を昇降させる昇降機構6と、ロッド5の他方の
先端に設けられた溶接トーチ9aを揺動させて補修溶接
を行う溶接部9と、溶接部9を昇降させる溶接部昇降機
構8とから構成されている。10はケーブルは制御ケー
ブル、エアーホース、溶接用キャップタイヤケーブル、
溶接用ガスホース等を収納する中継ボックスである。
【0008】11は走行台車3の前部両側に設けられた
2個の走行用駆動輪、12は走行用駆動輪11を回転駆
動する走行用モータ、13は走行台車3の後部中央に設
けられた1個の操舵輪、14は操舵輪13を操舵方向に
旋回駆動する操舵用モータ、15はロッド支持ハウジン
グ4の上部中央に設けられたを2個の固定用エアシリン
ダである。21はロッド支持ハウジング4に支持された
ロッド5を前後方向に駆動するロッド駆動機構で、ロッ
ド支持ハウジング4に回転自在に支持され、ロッド5の
両側に位置する一対の雄ネジ22と、一対の雄ネジ22
に螺合すると共にロッド5を支承するボールネジ機構2
3と、一対の雄ネジ22の一端に設けられた平歯車24
と、平歯車24に歯合する平歯車25と、平歯車25を
回転させるロッド出入用モータ26とからなる。27は
ロッド支持ハウジング4に支持されたロッド5を回転駆
動するロッド回転駆動機構で、ロッド5の外周に設けら
れた歯車28と、歯車28に歯合する平歯車29と、平
歯車29を回転させるロッド回転用モータ30とからな
る。
【0009】ロッド5の一方の先端に設けられるガウジ
ング部昇降機構6はロッド5の先端に取り付けられた両
側にそれぞれスライダ受け32を有するスライダ受け部
材31と、ガウジング部7に取り付けられ、これらスラ
イダ受け32をスライドするスライダ33と、ガウジン
グ部7の上部と下部にそれぞれ取り付けられた軸受け3
4に回転自在に支持された縦雄ネジ35と、スライダ受
け部材31に取り付けられ、縦雄ネジ35と螺合するボ
ールネジ機構36と、縦雄ネジ35の上端に設けられた
ウオーム歯車機構37と、ウオーム歯車機構37に設け
られた傘歯車37aに歯合する傘歯車38を回転させる
ガウジング部昇降用モータ39とからなる。
【0010】40はガウジング部7に水平旋回自在に設
けられたグラインダー取付部で、下部にグラインダー砥
石41が回転自在に取り付けられている。42はグライ
ンダー取付部40を旋回駆動するグラインダー取付部旋
回駆動機構で、グラインダー取付部40の上端に設けら
れたウオーム歯車機構43と、ウオーム歯車機構43を
駆動するグラインダー旋回用モータ44とからなる。4
5はグラインダー取付部40に設けられ、グラインダー
砥石41を溶接線方向に回転駆動するグラインダー回転
駆動機構であるグラインダー回転用モータである。な
お、ガウジング部7の下部に照明47、カメラ48及び
エア吹き出しノズル49が設けられている。
【0011】ロッド5の他方の先端に設けられけられる
溶接部昇降機構51はロッド5の先端に取り付けられた
両側にそれぞれスライダ受け53を有するスライダ受け
部材52と、溶接部9に取り付けられ、これらスライダ
受け53をスライドするスライダ54と、スライダ受け
部材52の上部と下部にそれぞれ取り付けられた軸受け
55に回転自在に支持された縦雄ネジ56と、溶接部9
に取り付けられ、縦雄ネジ56と螺合するボールネジ機
構57と、縦雄ネジ56の上端に設けられた傘歯車58
と、傘歯車58に歯合する傘歯車59を回転させる溶接
部昇降用モータ60とからなる。なお、溶接部9の下部
にも照明47及びカメラ48が設けられている。61は
ロッド支持ハウジング4の上部に設けられたワイヤリー
ル、62はワイヤ送給モータ、63はコンジットケーブ
ルである。
【0012】100は鋼管補修溶接装置1にUOE鋼管
1内を自走し、UOE鋼管1の被補修部に開先を形成
し、その開先に補修溶接を行わせるために制御盤101
に制御ケーブル102を介して各種の指令を送る操作
盤、103は溶接電源で、制御盤101と制御ケーブル
102で接続されていると共に補修溶接装置1と溶接ケ
ーブル104で接続されている。105はガスボンベ
で、補修溶接装置1とホース106で接続されている。
また、制御盤101に供給される空気はエアホース10
7で補修溶接装置1に送給される。108は制御盤10
1に電源を供給する電源コードである。
【0013】次に、本発明の鋼管補修溶接装置1を用い
てUOE鋼管1内の被補修部を補修する場合について説
明するが、その前に被補修部の開先形状に要求される特
性について図5,6により説明する。図5に示すよう
に、開先横断面形状が、I字型、又はシャープなV字型
になると、矢印で示す部位に融合不良による溶接欠陥が
生じる。そこで、開先の横断面は、開先底部に滑らかな
局率を持ったV字型でなければならない。そして、始終
端部では徐々に開先幅を狭めていかなければならない。
また、図6に示すように、開先の縦断面の始終端部を鋼
管の内表面から垂直に切り込むと、矢印で示す部位に融
合不良による溶接欠陥が生じる。そこで、開先の縦断面
においては、その始終端部を鋼管の内表面から徐々に開
先底部に削り込まなくてはいけない。従って、所望の被
補修部の補修溶接用開先形状は、図7に示すような船型
の開先形状にする必要がある。
【0014】次に、本発明の鋼管補修溶接装置1を用い
てUOE鋼管1内の被補修部を補修する場合の開先を加
工する手順を図8〜図10により説明する。使用するグ
ラインダー砥石41は、オフセット砥石で、片面にのみ
研削砥石が塗布された砥石を使用する。まず、鋼管補修
溶接装置1をUOE鋼管1内を自走させ、UOE鋼管1
の被補修部にきたところで鋼管補修溶接装置1を停止さ
せる。次に、ガウジング部昇降機構6を動作させてガウ
ジング部7を下降させ、グラインダー砥石41を図8に
示すように、UOE鋼管1の被補修部の被補修面に垂直
に立てる。その後、グラインダー取付部旋回駆動機構4
2を動作させてガウジング部7に水平旋回自在に設けら
れているグラインダー取付部40を水平旋回させ、グラ
インダー砥石41の砥石面を補修溶接線方向から約30
°傾けた状態に設定する。
【0015】しかる後に、ロッド駆動機構21を動作さ
せてロッド支持ハウジング4に支持されているロッド5
を補修溶接線方向に前進させ、ロッド5にガウジング部
昇降機構6を介して取り付けられているガウジング部7
のグラインダー砥石41を補修溶接線方向に前進させ
る。このとき、グラインダー砥石41はグラインダー回
転駆動機構であるグラインダー回転用モータ45の回転
により、回転させられている。
【0016】これにより、開先の断面形状は、開先底部
に滑らかな曲率を盛ったV字状になる。開先幅は図9に
示すように、砥石を傾ける角度により調整できる。開先
の終点近傍まで来たら、図10に示すように、グライン
ダー取付部旋回駆動機構42を動作させてグラインダー
砥石41の傾きを徐々に0°にする。そして、後退時に
はグラインダー砥石41を前進時とは反対側に徐々に傾
ける。これによって、開先終端部の開先幅は徐々に狭ま
ったものとなり、かつ開先の横断面を見ると、終端部は
板表面から徐々に開先底部に削り込まれた形状を有し、
溶接する上で、適当な開先形状を得ることができる。開
先始端部での砥石の操作方法も、開先終端部と同様に行
うことで、開先終端部と同じ開先を得ることができる。
なお、上記実施例では、研削にグラインダー砥石41を
使用したが、切削用カッターを使用してもよい。
【0017】ところで、鋼管1の被補修溶接部の溶接部
の長さは10mm以下と短いものがほとんどである。こ
れを補修溶接するには、研削後の成形された開先の長さ
は50mmあれば十分である。しかし、上記のグライン
ダー砥石41を用いる方法によれば、船底形の開先を作
製するには開先の長さは最低でも150mm(砥石径が
180mmの場合)となり、不必要な部分まで研削する
ことになり、補修溶接時間の増大をもたらす、かといっ
て、砥石径を小さくすれば(例えば、50mm)、研削
時間は大幅に増大(10倍以上)する。
【0018】そこで、この問題を解決するための他の開
先加工方法がある。この方法は、図11に示すように、
グラインダー砥石41を被補修面に垂直に立て、かつ砥
石の研削面を補修溶接線方向と同一方向とした状態で、
砥石先端をV字状に連続動作させつつ、徐々に砥石を加
工させて被補修部に開先加工を行うものである。この方
法を実施するときは、ロッド回転駆動機構27を動作さ
せてロッドを正方向又は逆方向に回転させると共にガウ
ジング部昇降機構6を動作させてガウジング部7を昇降
させて行う。
【0019】これにより、長さの短い船底形状の開先を
得ることができる。そして、ある程度の長さを持った開
先加工部が必要な場合には、図12に示すように、上記
加工方法により所定の深さまで研削後、砥石先端をV字
状に連続動作させつつ、ロッド駆動機構21を動作させ
てグラインダー砥石41を補修溶接線方向に前進/後退
させて被補修部の開先加工を行う。こうして所望の長さ
の開先を加工することができる。
【0020】このようにしてUOE鋼管1内の被補修部
を補修するための開先加工が終了すれば、その開先に溶
接を行う必要がある。次に、鋼管補修溶接装置1を用い
てUOE鋼管1内の被補修部に形成された開先に溶接を
する場合を説明する。まず、ロッド5の他方の先端であ
る後端に溶接部昇降機構5を介して設けられ溶接部9の
溶接トーチ9aがUOE鋼管1の被補修部に形成された
開先に位置するように鋼管補修溶接装置2をUOE鋼管
1内を自走させる。次に、溶接部昇降機構51を動作さ
せて溶接トーチ9aが開先に対して所定の溶接距離にく
るように溶接部9を下降させる。しかる後に、溶接部9
が溶接トーチ9aを揺動させながらロッド駆動機構21
を動作させてロッド5を被補修部の補修溶接線の方向に
移動させて補修溶接を行う。このようにしてUOE鋼管
1内の被補修部を補修するための開先への溶接が終了す
る。このように、本発明の鋼管補修溶接装置2を用いれ
ば、1台でUOE鋼管1の被補修部に対してUOE鋼管
1内を自走してUOE鋼管1の被補修部に複雑な形状の
開先を形成し、その開先に補修溶接を自動的に行うこと
ができる。
【0021】上記実施例では、本発明の鋼管補修溶接装
置2がUOE鋼管1に適用される例を説明したが、補修
が必要とされる鋼管はUOE鋼管に限らず、他の種類の
鋼管であってもよいことはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鋼管補修
溶接装置を鋼管内を自走させ、鋼管の被補修部にきたと
ころで停止させ、ガウジング部昇降機構を動作させてガ
ウジング部を昇降させ、ロッド駆動機構を動作させて走
行台車に搭載されているロッド支持ハウジングに支持さ
れているロッドを被補修部の補修溶接線の前後方向に移
動させたり、ロッド回転駆動機構を動作させてロッドを
回転させたり、グラインダー取付部旋回駆動機構を動作
させてガウジング部に水平旋回自在に設けられているグ
ラインダー取付部を水平旋回させたりし、グラインダー
回転駆動機構を動作させてグラインダー取付部の下部に
取り付けられたグラインダー砥石を回転させることによ
り、鋼管の被補修部に複雑な形状の開先を形成すること
ができ、しかる後に、鋼管補修溶接装置を鋼管内を少し
自走させ、形成された開先位置に溶接部の溶接トーチが
きたところで停止させ、溶接部昇降機構を動作させて溶
接トーチが開先に対して所定の溶接距離にくるように溶
接部を下降させ、溶接部の溶接トーチを揺動させながら
ロッド駆動機構を動作させてロッドを被補修部の歩数溶
接線の前後方向に移動させて補修溶接を行うから、鋼管
内を自走して鋼管の被補修部に複雑な形状の開先を形成
し、その開先に補修溶接を自動的に行うことができると
いう効果を有する。
【0023】また、鋼管補修溶接装置は走行台車の後部
に設けられた操舵輪を操舵用モータによって操舵方向に
旋回駆動することにより、鋼管内を自走するときに、走
行方向を調整することができるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る鋼管溶接部の補修溶接
装置の構成を示す正面図である。
【図2】同補修溶接装置の構成を示す一部を破断した平
面図である。
【図3】同補修溶接装置の駆動輪の構成を示す断面図で
ある。
【図4】同補修溶接装置のシステムを示す構成図であ
る。
【図5】開先横断面形状と溶接欠陥との関係を示す説明
図である。
【図6】開先横断面形状と溶接欠陥との関係を示す説明
図である。
【図7】補修溶接部の望ましい開先形状の説明図であ
る。
【図8】開先中央部の加工方法の説明図である。
【図9】砥石の傾き角度と開先形状との関係を示す説明
図である。
【図10】開先始終端部の加工方法の説明図である。
【図11】他の開先加工方法の説明図である。
【図12】開先作製長さの調整方法の説明図である。
【符号の説明】
1 UOE鋼管 2 補修溶接装置 3 走行台車 4 ロッド支持ハウジング 5 ロッド 6 ガウジング部昇降機構 7 ガウジング部 8 溶接部昇降機構8 9 溶接部 9a 溶接トーチ 11 走行用駆動輪 12 走行用モータ 13 操舵輪 14 操舵用モータ 21 ロッド駆動機構 27 ロッド回転駆動機構 40 グラインダー取付部 41 グラインダー砥石 42 グラインダー取付部旋回駆動機構 45 グラインダー回転用モータ(グラインダー回転駆
動機構) 51 溶接部昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B24B 27/00 M (72)発明者 内富 則明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被補修部を有する鋼管内を自走する走行
    台車と、 走行台車に搭載され、ロッドを被補修部の補修溶接線の
    前後方向に移動自在で、且つ回転自在に支持するロッド
    支持ハウジングと、 ロッド支持ハウジングに支持されたロッドを前後方向に
    駆動するロッド駆動機構と、 ロッド支持ハウジングに支持されたロッドを回転駆動す
    るロッド回転駆動機構と、 ロッドの一方の先端に設けられた被補修部の開先加工を
    行うガウジング部と、 ガウジング部を昇降させるガウジング部昇降機構と、 ガウジング部に水平旋回自在に設けられ、下部にグライ
    ンダー砥石が取り付けられたグラインダー取付部と、 ガウジング部に設けられ、グラインダー取付部を旋回駆
    動するグラインダー取付部旋回駆動機構と、 グラインダー取付部に設けられ、グラインダー砥石を回
    転駆動するグラインダー回転駆動機構と、 ロッドの他方の先端に設けられた被補修部の溶接線に対
    して溶接トーチを揺動させて補修溶接を行う溶接部と、 溶接部を昇降させる溶接部昇降機構とを、 備えてなることを特徴とする鋼管補修溶接装置。
  2. 【請求項2】 前記走行台車はその前部に走行用モータ
    によって回転駆動される2個の走行駆動輪を有し、その
    後部に操舵用モータによって操舵方向に旋回駆動される
    1個の操舵輪を有することを特徴とする請求項1記載の
    鋼管補修溶接装置。
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